JP2006149415A - 揺動型運動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 使用者が着座した座部を揺動させることで、使用者に乗馬を模した運動負荷を付与する揺動型運動装置において、使用者に所望とする運動効果を付与できるようにする。
【解決手段】 座部2に着座した使用者の体重を体重計測部51で取得し、体重表示部53は、その計測結果を記憶するとともに、過去のデータとともに表示して、使用者にフィードバックする。したがって、使用者は、過去(時系列)の体重データと比較すれば、どれだけの期間にどれだけの体重が減少したのかの運動効果を、正確、かつより詳細に確認することができる。これによって、使用者の運動意欲を向上させ、継続性を高めることができる。また、期待通りの効果が得られていないときには、使用者を促したりすることもできる。こうして、使用者に所望とする運動効果を付与することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、使用者が着座した座部を揺動させることで、前記使用者に乗馬を模した運動負荷を付与する揺動型運動装置に関する。
上記のように、使用者が着座した座部を揺動させることで、前記使用者に乗馬を模した運動負荷を付与する揺動型運動装置は、子供から老人まで利用可能な手軽な運動器具として、当初のリハビリ目的の医療施設から、一般家庭へと普及してきている。そのような揺動型運動装置の典型的な従来技術としては、たとえば特許文献1〜4がある。
特許文献1は、6軸パラレルメカニズムなどを用いて、一連の滑らかな揺動パターンを実現するようにした腰痛予防訓練装置である。
また、特許文献2は、1モータとリンクとで、前後回転往復、左右回転動作を実現するようにしたバランス訓練装置である。
さらにまた、特許文献3は、筋電図やモーションキャプチャ技術によって運動を分析し、運動目的に適した揺動を実現するようにした運動分析方法および運動補助装置である。
また、特許文献4は、使用者が乗っている揺動型の乗り物の動きと表示器に表示される画像とを連動させることで、訓練の動機付けを行う運動機能賦活方法および運動機能賦活装置であり、使用者の生理情報や加速度情報をセンシングするアイデアがごく簡単に記述されている。
特許第3394890号明細書 特開2001−286578号公報 特開平11−155836号公報 特開平10−127713号公報
上述の各従来技術には、揺動を作り出す機構や、揺動による運動状態を検出する技術については開示されているが、運動効果を確認しておらず、使用者に所望とする運動効果を付与できているかどうか不明である。
本発明の目的は、運動効果を確認し、使用者に所望とする運動効果を付与することができる揺動型運動装置を提供することである。
本発明の揺動型運動装置は、使用者が着座した座部を揺動させることで、前記使用者に乗馬を模した運動負荷を付与する揺動型運動装置において、前記座部に着座した使用者の前記乗馬を模した運動の効果が現れる体のパラメータを取得する取得手段と、前記取得手段で得られたパラメータを記憶してゆく記憶手段と、前記記憶手段の記憶内容を表示することで、適切な運動が行われるように前記使用者の調整操作を導く運動表示手段とを含むことを特徴とする。
上記の構成によれば、使用者が着座した座部を揺動させることで、前記使用者に乗馬を模した運動負荷を付与する揺動型運動装置において、座部に着座した使用者の前記乗馬を模した運動の効果が現れる体のパラメータ(体脂肪、体水分量、筋肉量、骨量等の体成分情報や体重など)を取得手段で取得し、その取得されたパラメータを記憶手段に記憶してゆく。そして、その記憶内容を表示手段で表示して、使用者にフィードバックし、適切な運動が行われるように使用者の調整操作を導く。
したがって、使用者は、過去(時系列)のパラメータと比較すれば、運動効果、具体的には体重や体脂肪の減少による痩身効果、筋肉量や骨量の増加による腰痛予防効果などを、正確、かつより詳細に確認することができる。これによって、使用者の運動意欲を向上させ、継続性を高めることができる。また、期待通りの効果が得られていないときには、使用者に運動量を増加したりするように促したりすることもできる。こうして、使用者に所望とする運動効果を付与することができる。
また、本発明の揺動型運動装置は、使用者が着座した座部を揺動させることで、前記使用者に乗馬を模した運動負荷を付与する揺動型運動装置において、前記座部に着座した使用者の前記乗馬を模した運動の効果が現れる体のパラメータを取得する取得手段と、前記取得手段で得られたパラメータを記憶してゆく記憶手段と、前記記憶手段の記憶内容に応じて、前記座部を駆動する駆動手段を制御する制御手段とを含むことを特徴とする。
上記の構成によれば、使用者が着座した座部を揺動させることで、前記使用者に乗馬を模した運動負荷を付与する揺動型運動装置において、座部に着座した使用者の前記乗馬を模した運動の効果が現れる体のパラメータを取得手段で取得し、その取得されたパラメータを記憶手段に記憶してゆく。そして、その記憶内容に応じて、制御手段が座部を駆動する駆動手段を制御する。
したがって、使用者の現在まで(時系列)のパラメータの変化に応じて、運動強度や運動時間などをフィードバック制御することができる。具体的には、体重や体脂肪の減少による痩身効果、筋肉量や骨量の増加による腰痛予防効果などが、目標通り得られているときには次のステップの運動に移ったり、目標通り得られていないときには前記運動強度や運動時間を長くしたりすることができる。これによって、使用者に所望とする運動効果を付与することができる。
さらにまた、本発明の揺動型運動装置では、前記取得手段は、前記パラメータとして、座部に着座した使用者の少なくとも体重を計測し、前記計測手段での計測結果が予め定める閾値以下である場合には、前記座部を駆動する駆動手段の動作を禁止する動作禁止手段をさらに備えることを特徴とする。
上記の構成によれば、使用者の体重の計測結果が閾値以下である場合に揺動を開始しないようにすることで、小児が誤って騎乗しても安全である。
本発明の揺動型運動装置は、以上のように、使用者が着座した座部を揺動させることで、前記使用者に乗馬を模した運動負荷を付与する揺動型運動装置において、座部に着座した使用者の前記乗馬を模した運動の効果が現れる体のパラメータ(体脂肪、体水分量、筋肉量、骨量等の体成分情報や体重など)を取得手段で取得し、その取得されたパラメータを記憶手段に記憶してゆき、その記憶内容を表示手段で表示して、使用者にフィードバックし、適切な運動が行われるように使用者の調整操作を導く。
それゆえ、使用者は、過去(時系列)のパラメータと比較すれば、運動効果、具体的には体重や体脂肪の減少による痩身効果、筋肉量や骨量の増加による腰痛予防効果などを、正確、かつより詳細に確認することができる。これによって、使用者の運動意欲を向上させ、継続性を高めることができる。また、期待通りの効果が得られていないときには、使用者に運動量を増加したりするように促したりすることもできる。こうして、使用者に所望とする運動効果を付与することができる。
また、本発明の揺動型運動装置は、以上のように、使用者が着座した座部を揺動させることで、前記使用者に乗馬を模した運動負荷を付与する揺動型運動装置において、座部に着座した使用者の前記乗馬を模した運動の効果が現れる体のパラメータを取得手段で取得し、その取得されたパラメータを記憶手段に記憶してゆき、その記憶内容に応じて、制御手段が座部を駆動する駆動手段を制御する。
それゆえ、使用者の現在まで(時系列)のパラメータの変化に応じて、運動強度や運動時間などをフィードバック制御することができる。具体的には、体重や体脂肪の減少による痩身効果、筋肉量や骨量の増加による腰痛予防効果などが、目標通り得られているときには次のステップの運動に移ったり、目標通り得られていないときには前記運動強度や運動時間を長くしたりすることができる。これによって、使用者に所望とする運動効果を付与することができる。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の第1の形態に係る揺動型運動装置1の全体構成を示す側断面図である。この揺動型運動装置1は、大略的に、馬の背や鞍を模した形状で使用者が着座する座部2と、前記座部2内に設けられ、座部2を揺動させる駆動手段である駆動装置3と、前記座部2および駆動装置3を支える脚部50とを備えて構成される。
図2は前記駆動装置3を拡大して示す側面図であり、図3はその平面図であり、図4はその背面図である。図1、図2および図4において、該駆動装置3が揺動した状態を仮想線で示す。座部2が取付けられる台座4は、左右を一対とする連結リンク5を介して可動架台6に前後に揺動可能に支持され、可動架台6はベース8に左右に揺動可能に支持されているとともに、台座4と可動架台6との間には駆動部13が収納されている。前記連結リンク5は、前リンク5aと、後リンク5bとから成る。前リンク5aの上端部は、台座4の前端部に設けた上軸ピン4aに軸着され、前リンク5aの下端部は可動架台6の側板16の前端部に設けた下軸ピン7aに軸着されている。また、後リンク5bの上端部は台座4の後端部に設けた上軸ピン4bに軸着され、後リンク5bの下端部は可動架台6の側板16の後端部に設けた下軸ピン7bに軸着されている。前後の各下軸ピン7a,7bは、連結リンク5を左右方向Yの軸線回りに回動可能に支持する左右軸7を構成しており、これによって、台座4は左右軸7回りに図2の矢印Mで示す前後方向に往復回転移動可能となっている。
前記ベース8の前後方向Xの両端部には、図2および図4に示すように、軸支板24がそれぞれ立設され、可動架台6の前後方向Xの両端部には前記軸支板24と対向する連結板25がそれぞれ垂設され、軸支板24に対して連結板25が前後軸9によって回動可能に連結されている。前後軸9はベース8の中央部の前後2箇所に配置されて可動架台6を前後軸9回りに回動可能に支持するものであり、これによって台座4は前後軸9回りに図4の矢印Nで示す左右方向に回転往復移動可能となっている。
一方、駆動部13は、単体のモータ10と、モータ10の出力回転軸12の回転力を台座4の前後方向Xの往復直進移動、左右軸7回りの回転往復移動、前後軸9回りの回転往復移動にそれぞれ変換して、これら3動作を組合わせて座部2を駆動可能とする2つの駆動部13a,13bとを備えている。本例のモータ10はベース8上に縦据え置きされ、出力回転軸12の突出方向は上向きとされる。
前記第1駆動部13aは、前後方向Xの往復直進移動および左右軸7回りの回転往復移動用であり、前記第2駆動部13bは、前後軸9回りの回転往復移動用である。第1駆動部13aは、図2および図3で示すように、前記出力回転軸12にモータギア11および第1ギア14を介して連結される第1シャフト17と、第1シャフト17の一端部に偏心して連結される偏心クランク19と、一端部が偏心クランク19に連結され、他端部が前リンク5aに設けた軸ピン5cに軸着されるアームリンク20とから成る。第1シャフト17の両端部は台座4側にそれぞれ回動可能に支持されており、偏心クランク19が第1シャフト17に対して偏心円運動を行なうことによって、アームリンク20を介して前リンク5aが前後方向Xに往復移動し、これにより連結リンク5に連結されている台座4、すなわち座部2が図1および図2の矢印Mで示す方向に揺動可能となっている。
また、第2駆動部13bは、図3および図4で示すように、前記第1シャフト17の連動ギア22と第2ギア15を介して連結された第2シャフト18と、一端部が第2シャフト18の一端部に偏心して連結され、他端部がベース8に回動可能に連結される偏心ロッド21とを備えて構成される。第2シャフト18の両端部は台座4側に回動可能に支持されている。偏心ロッド21は、台座4の左側或いは右側のいずれか一方に配置され(図3および図4では右側)、偏心ロッド21の上端部21aが図4に示す軸ピン29により第2シャフト18の一端部に対して偏心して連結され、偏心ロッド21の下端部21bはベース8に固定したL形連結金具27に対して軸ピン28により回動可能に連結されている。したがって、第2シャフト18の回転により、偏心ロッド21の上端部が偏心円運動を行なうことによって、台座4、すなわち座部2が図4の矢印Nで示すように、前後軸9回りの回転往復移動可能となっている。
上記構成によれば、モータ10の一方向に突出する出力回転軸12が回転すると、モータギア11と第1ギア14との噛み合いによって第1シャフト17が回転すると同時に、第1シャフト17の連動ギア22と第2ギア15との噛み合いによって第2シャフト18が回転する。第1シャフト17が回転すると該第1シャフト17の一端部に連結された偏心クランク19が偏心円運動を行ない、アームリンク20を介して前リンク5aが前側の左右軸7aを中心に前後方向Xに回動する。このとき後リンク5bが協働して後側の左右軸7b回りに回動することから、台座4、すなわち座部2は前後方向Xに往復移動および揺動する。一方、第2シャフト18の回転によって、偏心ロッド21の上端部が偏心円運動を行ない、台座4、すなわち座部2は前後軸9回りに回転往復移動する。
このようにして、使用者が座部2に着座した状態で、座部2は図5に示す前後方向X、左右方向Y、上下方向Zへの運動、およびθX方向、θY方向、θZ方向の揺動を行なうことから、身体のバランス機能や運動機能を訓練することができる。しかも、1個のモータ10を用いて3動作を行なうことができるので、モータ10の数が減り、制御が簡単になるとともに、低コスト化およびコンパクト化を図ることができる。さらに、モータ10の出力回転軸12は一方向に突出していればよく、2方向に突出させる場合には横置きとなるのに対して、縦置きが可能となり、これによって該モータ10を含む駆動装置3全体の設置スペースを狭めてコンパクト化を図ることができ、駆動装置3を座部2内部に格納して、乗馬を模した狙い通りの動作を忠実に再現することが可能になる。
上述のように構成される揺動型運動装置1において、注目すべきは、本発明の実施の第1の形態では、図1で示すように、座部2と台座4との間に、取得手段である体重計測部51を備えているとともに、鞍部52において、着座した使用者に正対する体重表示部53を備えていることである。前記体重計測部51は、座部2にかかる荷重を、アーム54を用いて一点に集め、ストレンゲージなどから成るセンサ55によって、前記座部2に着座した使用者の前記乗馬を模した運動の効果が現れる体のパラメータである体重を計測する。
体重計測部51において、前記台座4に取付けられる基台56と、前記座部2が取付けられる支持台57との間には、前記アーム54およびセンサ55が介在されるとともに、固定台58が介在されており、体重計測時には前記固定台58は縮小して、前記支持台57は前記アーム54およびセンサ55によって基台56からフローティング支持されて体重計測が可能になり、揺動運動時には前記固定台58は伸長して、前記支持台57は前記固定台58によって基台56に支持されて、該支持台57は基台56と一体で揺動する。
使用者の体重を正確に計測するためには、座部2に着座した使用者の両足が床面から離れている必要があり、そのように使用者の両足を床面から自然に離すには、座部2を高く設計する以外に、座部2から下方へ吊り下げられるあぶみを用意し、あぶみに足をかけさせるようにしてもよい。計測結果は、着座した使用者が見易い位置にある体重表示部53へ送られ、該体重表示部53内に記憶されている予め定める期間もしくは予め定めるサンプル数の計測結果と合わせて表示される。その表示の一例を、図6で示す。
この図6では、約2ヶ月間の計測値を記憶部から取り出し、時系列グラフで表示させた例を示している。この図のように、予め所定の痩身目標値を表示させれば、より運動意欲や運動の継続性を高める支援策に利用することができる。前記痩身目標値は、使用者が自身で設定してもよく、あるいは該体重表示部53側で、初期の体重値から、運動を継続することで得られる一般的な体重減少のグラフを表示してもよい。
図7は、このような時系列グラフの表示を実現する前記体重表示部53の電気的構成を示すブロック図である。この体重表示部53は、記憶部53aと、比較演算部53bと、表示部53cと、操作部53dと、制御部53eとを備えて構成される。前記の図6にも示すように、操作部53dから計測指示が入力されると、制御部53eは、前記体重計測部51に計測指示を与え、これに応答して体重計測部51では、前記固定台58を縮小して、センサ55によって使用者の体重が計測される。計測結果の体重情報は、体重表示部53に返信され、記憶部53aに記憶されてゆく。このとき、表示部53cに、計測結果が表示されてもよい。
前記図6にも示す操作部53dから時系列表示が指示入力されると、制御部53eは、比較演算部53bにおいて、今回の計測結果と過去の計測結果とを比較させ、表示部53cに、前述の図6で示すように表示させる。これによって、使用者は、たとえば座部2の揺動速度を変化したり、継続時間を延長したりして、運動効果を増加するなどの調整を行うことができる。また、上述のように使用者の操作によるのではなく、前記制御部53eは、比較演算部53bによる比較の結果から、駆動装置3を自動的に駆動して、運動強度や運動時間を変化するようにしてもよい。前記比較演算部53bでは、過去の計測結果との比較に加えて、平均値の演算や、増減量の演算、さらには最大最小値の抽出など、他の演算処理が行われてもよい。
このように今回の計測結果と合わせて、記憶されている過去の計測結果とを比較表示し、使用者にフィードバックすることで、使用者は、過去(時系列)の体重と比較すれば、運動効果、具体的には体重の減少による痩身効果を、正確、かつより詳細に確認することができる。これによって、使用者の運動意欲を向上させ、継続性を高めることができる。また、体重表示部53が計測結果を演算し、期待通りの効果が得られていないときには、使用者を促したりするような表示を行うこともできる。こうして、使用者に所望とする運動効果を付与することができる。
さらにまた、座部2に体重計測部51を備えることで、駆動装置3などの重量が体重計測部51に加わらないので、該体重計測部51を構成する部品の軽量化を図ることができる。
[実施の形態2]
図8および図9は、本発明の実施の第2の形態に係る揺動型運動装置61,71の全体構成を示す側断面図である。これらの揺動型運動装置61,71は、上述の揺動型運動装置1に類似し、対応する部分には同一の参照符号を付して示し、その説明を省略する。注目すべきは、これらの揺動型運動装置61,71では、体重計測部51a,72を、運動装置本体の下部に設けていることである。
図8で示す揺動型運動装置61では、前述の体重計測部51に類似した構造のアーム式の体重計測部51aを、前記脚部50の下に備えたものである。この体重計測部51aにおいて、前述の体重計測部51に対応する部分には、同一の参照符号に添字aを付して示す。この体重計測部51aには、使用者の体重に加えて、運動装置本体の重量も加わるので、前述の体重計測部51に比べて、各部の構造は強固であり、また対応荷重範囲も大きい。前記運動装置本体にかかる荷重は、アーム54aを用いて一点に集められ、ストレンゲージなどのセンサ55aによって計測される。このように体重計測部51aを揺動する座部2から独立させ、運動装置本体の下部(脚部50)に取付けることで、座部2の傾斜の影響がなくなり、計測精度を高めることができる。
また、図9で示す揺動型運動装置71では、運動装置本体の各脚部に、ロードセル(荷重変換器)から成る体重計測部72を配置している。使用者が座部2に着座しない状態でゼロ点をとり、使用者が座部2に着座した状態で各脚部にかかる荷重の合計値が体重値となる。このようにしてもまた、座部2の傾斜の影響がなくなり、計測精度を高めることができる。このロードセルから成る体重計測部72の場合、アーム式の体重計測部51,51aに比べて変位量が小さく、前記固定台58のような運動装置本体を床面に固定するような構造は、省略されてもよい。
[実施の形態3]
図10および図11は、本発明の実施の第3の形態に係る揺動型運動装置81の構成を模式的に示す側面図および斜視図である。この揺動型運動装置81は、揺動のための構成は、上述の揺動型運動装置1と同様である。注目すべきは、この揺動型運動装置81では、上述の体重表示部53に代えて、体成分表示部83が設けられるとともに、体重計測部51に代えて、前記座部2に着座した使用者82の前記乗馬を模した運動の効果が現れる体のパラメータである使用者82の体成分情報(体脂肪、体水分量、筋肉量、骨量)を取得する手段である電極84;85,86が設けられることである。前記電極84はたずな87に設けられ、前記電極85は左側のあぶみ88に設けられ、前記電極86は右側のあぶみ89に設けられる。
この揺動型運動装置81は、生体インピーダンス法を用いて前記体成分情報を計測するものであり、たとえば100Hz、300Hz、400Hz等の周波数で、1または複数種類の微弱な交流電流を任意の電極間に流すことで、前記体成分情報を計測する。たとえば、両足91,92の電極85,86間に流したり、両手93,94間に電極84の左側の区間84aから右側の区間84bに流したり、左手の区間84aから右足の電極86に流したり、右手の区間84bから左足の電極85に流したりする。そして、各区間のインピーダンスを求め、そこから体水分量、筋肉量、骨量、脂肪量を推測する。たずな87とあぶみ88,89とをそれぞれ電極84;85,86にすることで、それぞれ上半身と下半身との体組成を計測することができる。
具体的には、あぶみ88,89の電極84;85間に微弱な交流電流(100Hz)を流すことで、下半身のインピーダンスを計測することができる。インピーダンス値は、体水分比率と相関することが知られている。ただし、年齢や体格によって比率は異なることが知られているので、予め入力された性別・年齢・体重・身長などの情報を用いて、体水分比率を補正する式を持たせたり、データベースを参照することで、体水分量を算出する。
また、筋肉量は、特定の周波数で計測して得られるインピーダンス値と相関する。これも同様に、年齢や体格によって比率は異なることが知られているので、前記の性別・年齢・体重・身長などの情報を用いて、筋肉比率を補正する式を持たせたり、データベースを参照することで、筋肉量を算出する。
さらにまた、骨量は、たとえば計測した上記体水分量および筋肉量と、前記性別・年齢・体重・身長などの情報によって参照することができるデータベースを用いることで、求めることができる。また、脂肪量は、体重から、前記の体水分量+筋肉量+骨量を減算することで、求めることができる。
図12は、前記体成分表示部83の電気的構成を示すブロック図である。この図12では、電極として前記あぶみ88,89の電極85,86を代表として示す。この体成分表示部83は、電源部83aと、発信回路83bと、受信回路83cと、インピーダンス演算部83dと、データベース83eと、体成分指標演算部83fと、操作部83gと、表示部83hと、制御部83iとを備えて構成される。
操作部83gからは、前記の性別・年齢・体重・身長などの個人情報が入力され、データベース83eの参照時のパラメータとして使用される。その操作部83gから計測指示が入力されると、制御部83iは、前記電源部83aを駆動し、発信回路83bから電極85を経て、使用者82に予め定める周波数の微弱な交流電流を与える。この電流は、電極86で検出され、受信回路83cを経てインピーダンス演算部83dに入力され、前記インピーダンス値が求められる。そのインピーダンス値から、体成分指標演算部83fは、データベース83eを参照して体成分の評価結果を求めるとともに、データベース83eに記憶させてゆく。
そして、表示部83hで今回の評価結果と過去の評価結果とを比較表示することで、使用者82の現在まで(時系列)の体成分情報に応じて、運動強度や運動時間などをフィードバック制御することができる。また、使用者82の操作によるのではなく、前記制御部83iが自動的に運動強度や運動時間を変化するようにしてもよい。
[実施の形態4]
図13は、本発明の実施の第4の形態に係る揺動型運動装置における体重表示部93の電気的構成を示すブロック図である。この体重表示部93は、前述の図7で示す体重表示部53に類似し、対応する部分には同一の参照符号を付して示し、その説明を省略する。注目すべきは、この体重表示部93では、動作禁止手段である制御部93eが、前記体重計測部51による計測結果に応じて、前記駆動装置3の制御を行うことである。
具体的には、体重計測部51の計測結果において、体重が重い使用者や、前記体成分表示部83のようにして求められた筋肉量が多い使用者に対しては、揺動の負荷を上げて体格の違いのために運動効果が出にくいといった問題を防ぐことができる。また、体脂肪の多い使用者に対しては揺動時間を長くして脂肪を燃えやすくするといった制御が可能である。
さらにまた、使用者の体重が、予め定める最小の第1の閾値以下である場合、座部2の揺動の開始を禁止し、前記第1の閾値よりも大きい第2の閾値以下である場合、座部2の揺動を緩くし、前記第2の閾値よりも大きい第3の閾値以下である場合、座部2の揺動を規定の強度とし、前記第3の閾値よりも大きい第4の閾値以下である場合、座部2の揺動を強くし、前記第4の閾値よりも大きい場合、座部2の揺動を最強にするという具合である。
このように構成することで、自動的に体格に応じた運動効果を得ることができるとともに、小児が誤って騎乗しても安全である。
本発明の実施の第1の形態に係る揺動型運動装置の全体構成を示す側断面図である。 図1で示す揺動型運動装置における駆動装置を拡大して示す側面図である。 図2で示す駆動装置の平面図である。 図2で示す駆動装置の背面図である。 図1で示す揺動型運動装置の座部の動きを説明するための図である。 体重表示部での所定期間の体重計測結果の表示例を示す図である。 前記体重表示部の電気的構成を示すブロック図である。 本発明の実施の第2の形態に係る揺動型運動装置の全体構成を示す側断面図である。 本発明の実施の第2の形態に係る揺動型運動装置の全体構成を示す側断面図である。 本発明の実施の第3の形態に係る揺動型運動装置の構成を模式的に示す側面図である。 本発明の実施の第3の形態に係る揺動型運動装置の構成を模式的に示す斜視図である。 体成分表示部の電気的構成を示すブロック図である。 本発明の実施の第4の形態に係る揺動型運動装置における体重表示部の電気的構成を示すブロック図である。
符号の説明
1,61,71,81 揺動型運動装置
2 座部
3 駆動装置
4 台座
5 連結リンク
6 可動架台
8 ベース
10 モータ
13;13a,13b 駆動部
50 脚部
51,51a,72 体重計測部
52 鞍部
53,93 体重表示部
54,54a アーム
55,55a センサ
56 基台
57 支持台
58 固定台
53a 記憶部
53b 比較演算部
53c,83h 表示部
53d,83g 操作部
53e,83i,93e 制御部
72 体重計測部
82 使用者
83 体成分表示部
84;85,86 電極
87 たずな
88,89 あぶみ
83a 電源部
83b 発信回路
83c 受信回路
83d インピーダンス演算部
83e データベース
83f 体成分指標演算部

Claims (3)

  1. 使用者が着座した座部を揺動させることで、前記使用者に乗馬を模した運動負荷を付与する揺動型運動装置において、
    前記座部に着座した使用者の前記乗馬を模した運動の効果が現れる体のパラメータを取得する取得手段と、
    前記取得手段で得られたパラメータを記憶してゆく記憶手段と、
    前記記憶手段の記憶内容を表示することで、適切な運動が行われるように前記使用者の調整操作を導く運動表示手段とを含むことを特徴とする揺動型運動装置。
  2. 使用者が着座した座部を揺動させることで、前記使用者に乗馬を模した運動負荷を付与する揺動型運動装置において、
    前記座部に着座した使用者の前記乗馬を模した運動の効果が現れる体のパラメータを取得する取得手段と、
    前記取得手段で得られたパラメータを記憶してゆく記憶手段と、
    前記記憶手段の記憶内容に応じて、前記座部を駆動する駆動手段を制御する制御手段とを含むことを特徴とする揺動型運動装置。
  3. 前記取得手段は、前記パラメータとして、座部に着座した使用者の少なくとも体重を計測し、
    前記計測手段での計測結果が予め定める閾値以下である場合には、前記座部を駆動する駆動手段の動作を禁止する動作禁止手段をさらに備えることを特徴とする請求項1または2記載の揺動型運動装置。
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