JP2717804B2 - 現像装置付きカメラ - Google Patents

現像装置付きカメラ

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JP2717804B2
JP2717804B2 JP63165742A JP16574288A JP2717804B2 JP 2717804 B2 JP2717804 B2 JP 2717804B2 JP 63165742 A JP63165742 A JP 63165742A JP 16574288 A JP16574288 A JP 16574288A JP 2717804 B2 JP2717804 B2 JP 2717804B2
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伸隆 五嶋
重治 小星
雅行 榑松
朋紀 河村
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  • Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ロール状ないしシート状の写真感光材料
(ダイレクトポジカラーペーパー、以下、単にフィルム
と称する)に撮影し、これを内蔵した現像装置で処理す
る現像装置付きカメラに関し、更に詳しくは、処理液の
保存安定性を図ること、しかも少量の処理液で現像処理
すること、に適した現像装置付きカメラに関する。
[従来の技術] 従来、フィルムの現像処理を行うには、浸漬法、塗布
法、噴霧ないし吹き付け法等々各種の方法があるが、一
般的には、処理槽に処理液を溜めておき、この処理液の
中にフィルムを浸漬させながら搬送して順次処理する浸
漬処理法によって行われている。
また、浸漬処理法の中でも、多槽式が普通である。こ
のような浸漬処理法による自動現像機では、特開昭51−
60526号、同56−554号、実開昭57−90438号等に記載の
如く、小型のものでも容量が数程度の複数の処理槽に
処理液が別々に溜められ、各々はヒーター等による加熱
手段によって温度調整されており、フィルムは、ローラ
搬送方式或いはベルト搬送方式等によって搬送され、各
処理槽に案内されるように構成されている。処理槽中の
処理液は、例えば発色現像槽の場合、還流パイプにより
少しずつ外部に引出され再生処理されて再び処理槽に戻
されるようになっている。
また、処理の進行に伴って処理液が減量したことが、
例えば液面センサー等により検出されたり、或いは処理
液が疲労したりすると、補充液の補充が行われる。
ところが、各処理槽に溜められたフィルムの処理液成
分は空気酸化を受け易く、長期に亘って処理しなかった
りすると、現像後の写真性能に悪影響を与えることとな
る。
一方、近年ではミニラボと呼ばれる小型自動現像機の
普及により、申し込みから1時間以内でプリントを手に
することが可能に至っているが、該ミニラボシステムの
場合でも、依然として自動現像機はかなりの大型であ
り、設置スペースが狭溢である我が国の事情を考慮する
と、より小型であり、より軽量である自動ないし半自動
現像機が待望されている。また、家庭用やホビー用等の
場合、少量の処理液で現像処理することができる現像装
置付きカメラの開発が望まれている。
[発明が解決しようとする課題] このような要望に応じ、かつ少量の処理液を用いるこ
とによる処理液の安定性を保持する上で、家庭で処理さ
れるか又は小規模に業者が処理する殆んどの写真フィル
ムは、所謂螺旋現像タンクで処理される。かかるタンク
を使用するには、フィルムをカセットから取出してその
前縁をトリミングした後、この前縁を螺旋の口中に挿入
し、次いでフィルムを螺旋中に収めて、フィルムの全長
を螺旋中に螺旋状に巻付けて保持し、そして、この螺旋
を、そこに処理液を加えることのできる光を通さぬ容器
に入れる。すべてのこの作業はフィルムのかぶりを避け
るために完全な暗所(暗室)で実施する必要がある。従
って、暗黒(暗室)中での螺旋への適性取付けを満足の
ゆくように実施するのが困難である。フィルムがガイド
部材系から滑り出るとしばしば重なって曲がることとな
り、これが不均一な処理の原因となり、その結果として
いくつかのコマ(駒)が駄目になったりすることすらあ
った。即ちフィルムが螺旋中に正しく巻かれているか否
かをチェックすることは不可能であった。
上記したような処理方法では、現像装置付きカメラに
応用することができない。本発明の目的は少量の処理液
によってフィルムが極めて効率的に処理できる処理方式
を明らかにし、携帯可能な現像装置付き小型カメラを実
現することである。
[課題を解決するための手段] 本願発明に係る現像装置付きカメラは、写真感光材料
としてダイレクトポジカラーペーパーを用い、これをロ
ール状に収納する手段、該写真感光材料に像様露光を行
なう光学手段、該写真感光材料を前記光学手段並びに処
理部を経て外部に搬送する手段、搬送の途中で現像など
の処理を行なう処理手段、とから成り、該処理手段は少
なくとも、発色現像処理部並びに漂白定着処理部を備え
ており、それぞれの処理部では、前記写真感光材料の乳
剤面側を該写真感光材料に沿って走行される処理シート
に接合すると共に、該写真感光材料の乳剤面側と反対の
側を、ヒータ及び/又はガイド部材とにより支持し、且
つ、前記処理シートの裏面側には、該処理シートを該写
真感光材料側に押圧する圧着ローラを配置し、処理部入
口において該写真感光材料と該処理シートとの間に供給
された処理液を均一薄層状態に拡散する手段を設け、更
に、処理部後段には、ベルト状に走行して該写真感光材
料に付着した処理液を吸着するスクイーズ手段が設けら
れていること、を特徴とする。
[実施例] 次に、本発明に係る現像装置付きカメラの実施例を添
付の図面に従って説明する。
第1図は、本発明に係る現像装置付きカメラの一実施
例を示す概略正面図である。
図中において、1は枠体であり、内部を遮光構造とし
ているこの枠体1内には、本発明に係る処理部が配置さ
れている。
元巻きロール2にロール状に巻かれているフィルムF
の駆動搬送系3は、処理部の出口や搬送路の途中に取り
付けられた駆動ないし遊動ローラ3A、3B、3C及び駆動ロ
ーラ3Dから形成されている。
処理部の出口にある搬送系ローラ3Dに対し、フィルム
はそのままで、又は必要に応じて、フィルムの先端には
一定の長さのリーダーが取り付けられ、搬送系3への取
り込みが行われるように構成される。尚、3A〜3Cも駆動
ローラとすることもできるのは勿論である。
第1図の如く、フィルムをそのまま、又はそのリーダ
ーをローラ3Dまで導き、該駆動搬送ローラ3Dを駆動する
と、フィルムは遊動ローラ(ないし駆動ローラ)3A、3
B、3Cとガイド部材4A、4B、4Cに導かれて各処理部5A、5
Bに搬送される。
図示の実施例のものでは、処理部は、現像処理部(C
D)5A、漂白定着処理部(BF)5Bに別けられているが、
必要に応じて該BFの次に水洗処理部(ST)を設けてもよ
いし、他の処理方式であってもよい。即ち、例えばかぶ
り剤を含む現像部(KCD)−ST−定着部(Fix)、KCD−
停止−BF、KCD−BF−ST、或いはCD−BF−Fix−ST、CD−
漂白部(BLix)−BF−ST、CD−BF−BF−ST等である。
尚、各処理部における処理時間の調節は、後記処理シー
ト6A、6BのフィルムFに対する圧着接触距離によって行
えばよい。
尚、前記搬送ローラ3A〜3Dはフィルムの両側部にのみ
係合する構成であってもよい。
本発明の一実施例では、処理部5A、5Bの各処理液は、
該処理部5A、5Bの入口において、処理に要するだけの量
がノズル7A、7Bから各々供給される。該処理液は、少な
くとも現像処理液は、望ましくは各々の処理液は処理適
温に調整されていることが好ましい。例えば発色現像部
5Aにおいては、ヒーター8がフィルムのバッキング層側
に設置されている構成である。
本発明の処理部5Aの一実施例では、元巻きロール9Aに
巻かれている処理シート6Aは、巻取ロール9Bによって巻
取られるが、ガイドローラ10A、10B間を通過する間にフ
ィルムFに重ねられ、圧着ローラの如き圧着手段11によ
って、ヒーター8側に押圧され、フィルムFと処理シー
ト6Aの間に供給された処理液CDは、均一薄層状態に拡散
させられる。
次工程の処理部5Bにおいても同様で、元巻きロール12
Aに巻かれている処理シート6Bは、巻取ロール12Bによっ
て巻取られるが、ガイドロール13A、13B間を通過する間
にフィルムFに重ねられ、2つの相対向する圧着ローラ
14A、14Bの如き圧着手段14によって、フィルムFと処理
シート6Bの間に供給された処理液BF(処理部5Bの入口で
ノズル7Bから供給された処理液BFのこと)を均一薄層状
態に拡散する。尚、フィルムFと処理シート6A、6Bの搬
送速度は異なっても同一でもよい。またフィルムF及び
/又は処理シート6A、6Bは連続搬送でも間欠搬送でもよ
い。
尚、各処理部5A、5Bにおける処理は処理液(CD又はBF
等)を供給され処理シート6A、6Bと重ねられたときから
該シート6A、6Bを離れるまで行われる。
本発明においては方形状にフィルムを移行させてスム
ースな搬送ができるようにすることが好ましい。このよ
うな要請から、処理部5A、5Bの間には、隣接する処理部
5A、5Bを連続的に搬送できるように、搬送ローラ3A〜3D
が配置され、且つガイド部材4A〜4Cによって搬送経路が
形成されている。
しかるに、15A及び15Bは各々処理部5A、5Bの出口側に
設けられたスクイズ手段を示しており、例えば、元巻き
ロール16A、16Bに巻かれた吸水シート17A、17Bをガイド
ローラ18A、18Bを通して巻取ロール19A、19Bに巻取り、
フィルムFの乳剤面上の処理液を吸水除去する構成を採
用すればよい。その他スクイズローラーの使用等、その
構成は問わない。
尚、図中20はフィルムがダイレクトポジカラーフィル
ムである場合であって処理部5Aの処理液CDがかぶり剤を
含有しないときに用いるかぶり露光手段であり、21は像
様露光手段を示す。
本発明に用いられる処理シート6A、6Bの材質は問わな
いが合成樹脂フィルムないしシートや金属の薄膜等が用
いられるのが好ましい。また圧着手段11、14は処理シー
ト6A、6Bに沿って往復動させる構成にしてもよい。
[発明の効果] 本発明によれば、螺旋を使用することの無い、少量の
処理液によってフィルムが極めて効率的に処理できるフ
ィルムの処理方法及び該方法の実施に用いて好適な処理
装置を提供できる。特に撮影カメラ内での現像処理さえ
も可能とする。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る現像装置付きカメラの一実施例
を示す概略正面図である。 図中において、各符号は下記を指示する。 1:枠体 2:元巻ロール 3:駆動搬送系 3A、3B、3C、3D:搬送ローラ 4A、4B、4C:ガイド部材 5A、5B:処理部 6A、6B:処理シート 7A、7B:ノズル 8:ヒーター 9A、12A、16A、16B:元巻ロール 9B、12B、19A、19B:巻取ロール 10A、10B、13A、13B、18A、18B:ガイドローラ 11、14:圧着手段 14A、14B:圧着ローラ 15A、15B:スクイズ手段 17A、17B:吸水シート 20:かぶり露光手段 21:像様露光手段 F:フィルム
フロントページの続き (72)発明者 河村 朋紀 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株 式会社内 (56)参考文献 特開 昭51−40130(JP,A) 特開 昭61−90157(JP,A) 実開 昭48−94067(JP,U) 特公 昭51−21584(JP,B1)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】写真感光材料としてダイレクトポジカラー
    ペーパーを用い、これをロール状に収納する手段、該写
    真感光材料に像様露光を行なう光学手段、該写真感光材
    料を前記光学手段並びに処理部を経て外部に搬送する手
    段、搬送の途中で現像などの処理を行なう処理手段、と
    から成り、該処理手段は少なくとも、発色現像処理部並
    びに漂白定着処理部を備えており、それぞれの処理部で
    は、前記写真感光材料の乳剤面側を該写真感光材料に沿
    って走行される処理シートに接合すると共に、該写真感
    光材料の乳剤面側と反対の側を、ヒータ及び/又はガイ
    ド部材とにより支持し、且つ、前記処理シートの裏面側
    には、該処理シートを該写真感光材料側に押圧する圧着
    ローラを配置し、処理部入口において該写真感光材料と
    該処理シートとの間に供給された処理液を均一薄層状態
    に拡散する手段を設け、更に、処理部後段には、ベルト
    状に走行して該写真感光材料に付着した処理液を吸着す
    るスクイーズ手段が設けられていることを特徴とする処
    理装置付きカメラ。
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JPS5228863Y2 (ja) * 1972-02-10 1977-07-01
JPS599593B2 (ja) * 1974-08-16 1984-03-03 アデカ ア−ガスカガク カブシキガイシヤ 有機材料用安定剤

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