JP2717023B2 - アントラサイクリノンの製造方法 - Google Patents

アントラサイクリノンの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、一般式(I): [式中、Rは、水素原子またはCOOR1基(式中、R1は、
水素原子または、炭素原子1個〜10個を有する直鎖若し
くは分枝のアルキル基であり得、場合により鎖中の1個
以上の炭素がアリール基、アルコキシ基、エステル若し
くはアミド基などの不活性基で置換されている)を表
す] のアントラサイクリノンの製造方法に関する。
従って、本発明は、 (i)(a)式(V): [式中、R′は、炭素原子1個〜10個のアルキル基(場
合により1個以上のハロゲ原子で置換されている)また
は、アリール基(場合によりハロゲン、アルキル、アル
コキシ若しくはニトロ基で置換されている)を表す]の
4−デメチル−4−スルホニル−7−デオキシ−13−ジ
オキソラニルダウノマイシノンと、式(VIII): MLnL′ (式中、Mは、遷移金属原子を表し、L及びL′は、同
一でも異なっていてもよく、各々アニオンまたは中性分
子を表し、n及びmは、0〜4であり得る)の化合物の
触媒量とを、還元雰囲気下で反応させ、式(VII): (式中、Rは水素を表す)の化合物を得る段階、または (b)先に定義した式(V)の4−デメチル−4−スル
ホニル−7−デオキシ−13−ジオキソラニルダウノマイ
シノンを、求核性のR1OH(式中、R1は、上記定義の通
り)、有機若しくは無機塩基及び触媒として先に定義さ
れた式(VIII)の化合物の存在下に一酸化炭素によりカ
ルボニル化し、上述の式(VII)(式中、Rは、COOR1
を表す)の化合物を得る段階、及び (ii)得られた式(VII)の化合物の7−位にα−ヒド
ロキシ基を導入し、13−オキソ保護基を酸加水分解によ
って除去する段階 からなる式(I)のアントラサイクリノンの製造方法を
提供する。
本発明の定義に於いては、C1〜C10のアルキル基など
のアルキル基は、一般にC1〜C4のアルキル(例えば、メ
チル)である。アリール基は、フェニル基であるのが好
ましい。アルコキシ基は、一般にC1〜C4のアルコキシ基
である。エステル基は、例えば、(C1〜C4のアルコキ
シ)カルボニルである。アミド基は、通常カルバモイル
基である。ハロゲンは、F、Cl及びBrが挙げられる。通
常m+nは、少なくとも1(例えば、1、2、3または
4)である。
一般式(I)の化合物の製造方法は、以下の反応スキ
ーム1に示されている。出発物質、即ち4−デメチル−
7−デオキシダウノマイシノン(II): は、US−A−4046878に記載の全化学合成によって製造
し得る。
より簡便には、式(II)の化合物は、天然のダウノマ
イシノン(III): をC4−OCH4デメチル化し、次いで7α−ヒドロキシ基を
水添分解して得ることができる。
化合物(II)を、C13ケト基で、エチレングリコール
と反応させて保護し、式(IV): を得、次いでC−OH位で選択的にスルホン化して式
(V): を得る。
スルホン化剤は、式(VI): R′SC2X (VI) [式中、Xは、ハロゲン原子、OSOR′基、イミダゾリ
ド、NH(C6H5)(R′SO2)またはフェノールと反応し
てスルホネートとなり得る基であり得、R′は、炭素原
子1個〜10個を有するアルキル基、ハロ若しくはポリハ
ロアルキル基またはアリール基(場合によりハロゲン原
子(1個または複数)、アルキル、アルコキシ若しくは
ニトロ基で置換されている)である]のスルホニル化合
物である。R′が、トリフルオロメチル、4−フルオロ
フェニル及び4−トリル基であるのが好ましい。
本発明の方法により、式(V)の化合物は、好適な溶
媒中、式(VIII): MLnL′ (VIII) (式中、Mは、遷移金属原子を表し、L及びL′は、同
一でも異なっていてもよく、Cl-若しくはCH3COO-などの
アニオンまたは、溶媒分子、モノ若しくはジ−ホスフィ
ン、ホスファイト若しくはジアミンなどの中性分子であ
り得、n及びmは0〜4を表し得る)の化合物(以下、
触媒と記載する)で処理することによって式(VII): の化合物となる。Mは、パラジウムまたはニッケルの遷
移金属であるのが好ましい。L及び/またはL′は、ト
リアリールホスフィン類(例えば、トリフェニルホスフ
ィン及びトリトリルホスフィンなど)または錯化ジホス
フィン類[例えば、1,3−ジフェニルホスフィノプロパ
ン及び1,1′−ビス−(ジフェニルホスフィノ)フェロ
センなど]の基であるのが好ましい。
特に、4−デメトキシ−7−デオキシ−13−ジオキソ
ラニルダウノマイシノン[式(VII);R=H]は、式
(V)を不活性雰囲気下、ホルマール水素化物供与体と
して作用し得る還元系の存在下、予め形成してある触媒
または好適な前駆体からin situで生成した触媒と処理
することによって得られる。本発明の条件下での好適な
還元系とは、蟻酸及びトリアルキルアミンの添加により
in situで形成したトリアルキルアンモニウムホルメー
トである。反応は通常60℃で実施する。
あるいは、式(VII)(R=COOR1)の化合物は、一酸
化炭素雰囲気下、式(V)と、予め形成してある触媒ま
たは好適な前駆体からin situで生成した触媒と共に、
求核性のR1OH(式中、R1は、上記定義の通り)と塩基の
存在下に処理することによって得られる。適当な塩基は
トリアルキルアミン類及びアルカリ若しくはアルカル土
類金属の炭酸塩または水酸化物である。
反応温度は、通常0〜150℃である。式(VIII)の触
媒は、一般に式(V)に対しモル比1:1〜1:10000、好ま
しくは1:20〜1:1000で使用する。CO圧は、1〜100気
圧、好ましくは1〜10気圧である。
次いで、7α−ヒドロキシ基を式(VII)の化合物に
導入し、ケタール基を除去すると、式(I)の最終化合
物が得られる。7α−ヒドロキシ基の導入は、C.M.Wong
ら.,Can.J.Chem.51,446,(1973)に記載された方法に従
って実施し得、式(VII)の化合物をC7位で臭素化し、
次いで7−臭素と13−ケタール基を加水分解すると、式
(I)の化合物が得られる。
通常α−ヒドロキシ基を、式(VII)の化合物の7−
位に導入し、13−ジオキソラニル保護基を、0℃でトリ
フルオロ酢酸で酸加水分解により除去し、得られた粗生
成物をシリカゲルのクロマトグラフィーで、クロロホル
ム−アセトンの溶離系を用いて精製する。Rが水素のと
き、溶離系はクロロホルム−アセトン(9:1v/v)であり
得る。RがCOOR1であるとき、系はクロロホルム−アセ
トン(95:5v/v)であってもよい。
アリールスルホネートの水添分解及びカルボニル化の
両方に遷移金属触媒を使用することは、古くから公知で
あったが、アントラサイクリン化学に於いては、初めて
である。式(V)の慣用のスルホネートから出発する本
発明により、一般式(I)の幾つかの貴重な中間体(こ
れらは本発明方法以外ならば個々の全合成によってしか
入手し得ない)が得られる。さらには、出発物質[式
(II)]を、天然のダウノマイシノン[式(V)]から
得る場合、本発明により一般式(I)の目的分子を光学
分割段階なしに高収率で合成し得る。式(I)の化合物
は、抗腫瘍性アントラサイクリングリコシドの製造に於
ける中間体である。
本発明を以下の実施例によってより詳細に説明する
が、これは本発明の限定を意図するものではない。
実施例1 4−デメチル−7−デオキシ−13−ジオキソラニルダウ
ノマイシン 式(IV) 4−デメチル−7−デオキシダウノマイシノン13g(3
5.3mmol)のベンゼン400mL中懸濁液に、エチレングリコ
ール30mLとp−トルエンスルホン酸0.3gを添加した。反
応混合物を、約6時間還流して水を共沸除去し、次いで
室温に冷却した。固体を過して回収し、水とエタノー
ルで洗浄し乾燥すると、式(IV)の化合物13.1gが得ら
れた。生成物は、HPLC分析によると純度98.6%であっ
た。
HPLC分析: カラム:MERCK RP18/7μm(250×4.2mm), 移動相: A−0.01Mヘプタンスルホン酸ナトリウム/0.02Mリン酸 6 アセトニトリル 4 B−メタノール 7 アセトニトリル 3 勾配:B20%〜B70%(25分) 流速:1.5mL/分 検出器:UV(254nm)1 H−NMR 300MHz(CDCl3):δ=1.46(3H,s),1.50−2.
20(3H,m),2.71−3.22(4H,m),4.08(4H,s),7.28(1
H,dd,J=8.2,1.2Hz),7.67(1H,t,J=8.2Hz),7.86(1
H,dd,J=8.2,1.2Hz),12.31(1H,s),12.84(1H,s),1
3.67(1H,s). M.S.:m/z=412(M+,ベースピーク). [α]20 D(c=0.1ジオキサン)=−76゜. U.V.(エターノール):λ=528,514,492,293,255,236,
204nm;λmax=255nm. I.R.(ヌジョールマル):3420,1590,1518cm-1. TLC(Kielselgel plate F 254,Merck上クロロホルム/
アセトン(9/1容積比)を使用する):Rf=0.62 実施例2 4−デメチル−4−トリフルオロメタンスルホニル−7
−デオキシ−13−ジオキソラニルダウノマイシノン[式
(V);R′=CF3] 0℃に冷却した、式(IV)の化合物1.1g(2.7mmo
l)、ジイソプロピルエチルアミン2.3mL(13.2mmol)及
び4−ジメチルアミノピリジン0.33g(2.7mmol)のピリ
ジン(110mL)溶液に、トリフルオロメタンスルホン酸
無水物1.4mL(8.3mmol)を添加し、反応混合物を室温で
1時間撹拌した。反応混合物を0℃に冷却し、塩化メチ
レン500mLと10%塩酸300mLを添加した。有機層を水で洗
浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒を減圧下に蒸発さ
せると、固体が残った。これをメタノール(35mL)中で
15分間還流し、過すると式(V)の化合物(R′=CF
3)0.95g[式(IV)から65%の収率]が得られた。
(HPLC:94%,条件は実施例1に記載);1 H−NMR 200MHz(CDCl3):δ=1.46(3H,s),1.50−2.
20(3H,m),2.68−3.27(4H,m),4.08(4H,s),7.60(1
H,d,J=8.1Hz),7.88(1H,t,J=8.0Hz),8.48(1H,dd,J
=1.2,8.0Hz),13.45(2H,s). M.S.:m/z=544(M+,ベースピーク). U.V.(エターノール):λ=531,496,255,206nm;λmax
=255nm. I.R.(ヌジョールマル):ν=3525,1615,1585cm-1. [α]20 D(c=0.1ジオキサン)=−62.5゜ TLC(Kielselgel plate F 254,Merck上クロロホルム/
アセトン(9/1容積比)を使用する):Rf=0.58 実施例3 4−デメチル−4−(4′フルオロベンゼンスルホニ
ル)−7−デオキシ−13−ジオキソラニルダウノマイシ
ノン[式(V);R′=4−F(C6H4)] 0℃に冷却した、式(IV)の化合物1.1g(2.7mmo
l)、ジイソプロピルエチルアミン2.3mL(13.2mmol)及
び4−ジメチルアミノピリジン0.33g(2.7mmol)のピリ
ジン(110mL)溶液に、4−フルオロベンゼンスルホニ
クロリド0.58g(3.0mmol)を添加し、反応混合物を室温
で1時間撹拌した。反応混合物を0℃に冷却し、塩化メ
チレン500mL及び10%塩酸300mLを添加した。有機層を水
で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒を減圧下に蒸
発させた。残渣をシリカゲルのクロマトグラフィーにか
けると(溶離剤:トルエン/アセトン8:2容積比)、式
(V)の化合物[R′=4−F(C6H4)]1.0g(式(I
V)から70.0%の収率]が得られた。(HPLC:98.3%)1 H−NMR 300MHz(CDCl3):δ=1.46(3H,s),1.50−1.
87(2H,m),2.05(1H,dd,J=2.4;6.1Hz),2.70−3.18
(4H,m),4.08(4H,s),7.10−7.25(2H,m),7.63(1H,
d,J=8.0Hz),7.78(1H,t,J=8.0Hz),7.96−8.01(2H,
m),8.37(1H,dd,J=1.3;7.8Hz),13.39(1H,s),13.45
(1H,s). M.S.:m/z=570(M+,ベースピーク). [α]20 D(c=0.1ジオキサン)=−34.4゜. U.V.(メターノール):λ=528,493,254,206nm;λmax
=254nm. I.R.(ヌジョールマル):ν=3500,1610,1580cm-1 TLC(Kieselgel plate F 254,Merck上クロロホルム/ア
セトン(9/1容積比)を使用する):Rf=0.61 実施例4 4−デメチル−4−(4′トルエンスルホニル)−7−
デオキシ−13−ジオキソラニルダウノマイシノン[式
(V);R′=4−CH3(C6H4)] 4−トルエンスルホニルクロリドをスルホン化剤とし
て使用した以外には、実施例3の記載通りに合成を実施
した。反応粗生成物を、シリカゲルのクロマトグラフィ
ーにかけると(溶離剤:トルエン/アセトン8:2容積
比)、式(V)の化合物[R′=4−CH3(C6H4)]1.0
gが得られた[式(IV)から67.0%の収率]。
(HPLC:97.5%)1 H−NMR 300MHz(CDCl3):δ=1.46(3H,s),1.50−1.
85(2H,m),2.05(1H,dd,J=2.4;6.1Hz),2.40(3H,
s),2.70−3.14(4H,m),4.08(4H,s),7.30(2H,d,J=
8.4Hz),7.59(1H,d,J=7.5Hz),7.76(1H,t,J=7.9H
z),7.80(2H,d.J=8.4Hz),8.36(1H,dd,J=1.2;7.8H
z),13.40(1H,s),13.42(1H,s). M.S.:m/z=566(M+,ベースピーク). [α]20 D(c=0.1ジオキサン)=−68.1゜. U.V.(EtOH):λ=528,493,254,228,205nm;λmax=254
nm. I.R.(ヌジョールマル):ν=3430,1610,1575cm-1 TLC(Kieselgel plate F 254,Merck上クロロホルム/ア
セトン(9/1容積比)を使用する):Rf=0.57 実施例5 4−デメトキシダウノマイシノン[式(I),R=H] 不活性雰囲気下、式(V)の化合物(R′=CF3)2g
(3.6mmol)のジメチルホルムアミド50mL溶液に、トリ
エチルアミン2mL、蟻酸0.6mL、1,1′−ビス−(ジフェ
ニルホスフィノ)フェロセン110mg(0.178mmol)、次い
で酢酸パラジウム40mg(0.178mg)を順に添加した。反
応混合物を60℃で30分撹拌し、0℃に冷却し、10%塩酸
で酸性にして、塩化メチレンで抽出した。有機層を蒸発
乾涸させて、残渣をシリカゲルのクロマトグラフィーに
かけると(溶離剤:トルエン/アセトン8:2容積比)、
4−デメトキシ−7−デオキシ−13−ジオキソラニルダ
ウノマイシノン[式(VII);R=H]1.24g(86.9%)が
得られた。(HPLC:98.4%).1 H−NMR 200MHz(CDCl3):δ=1.45(3H,s),1.6−2.1
5(3H,m),2.70−3.16(4h,m),4.08(4H,s),7.76−7.
85(2H,m),8.3−8.36(2h,m),13.52(1h,s),13.54
(1H,s) M.S.:m/z=396(M+,ベースピーク). [α]20 D(c=0.1ジオキサン)=−52.5゜ U.V.(EtOH):λ=516,482,288,252,204nm;λmax=252
nm. I.R.(ヌジョールマル):ν=3415,1612,1580cm-1 TLC(Kieselgel plate F 254,Merck上クロロホルム/ア
セトン(9/1容積比)を使用する):Rf=0.59 上記の化合物[式(VII),R=H](1g,2.5mmol)
を、四塩化炭素160mLに溶解させ、還流温度に加熱し、
2,2′−アゾ−イソブチロニトリル(0.55g)及び水160m
Lを添加した。激しく撹拌したこの反応混合物に、四塩
化炭素中0.6M臭素溶液4.8mLを30分かけて滴下添加し
た。1時間後、混合物を冷却し、有機層を水で洗浄し、
1N水酸化ナトリウムで抽出した。アルカリ性水溶液のpH
を2N塩酸で8.2に調節し、混合物を塩化メチレンで抽出
した。溶液を硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒を減圧下に
蒸発させた。残渣をトリフルオロ酢酸30mL及び水3mLに
0℃で溶解させ、1時間撹拌した。反応混合物を水50mL
で希釈し、塩化メチレンで抽出した。有機層を炭酸水素
ナトリウム水溶液、次いで水を洗浄し、硫酸ナトリウム
で脱水した。溶媒を減圧下で蒸発させ、残渣をシリカゲ
ルのクロマトグラフィーにかけると(溶離剤:クロロホ
ルム/アセトン9.1容積比)、式(I)の化合物(R=
H)0.52g[式(VII)(R=H)から56.5%の収率]が
得られた。(HPLC:99.1%).1 H−NMR 300MHz(CDCl3):δ=2.19(1H,dd,J=4.8,1
4.5Hz),2.37(1H,ddd,J=2.0,2.0,14.5Hz),2.43(3H,
s),2.95(1H,d,J=18.6Hz),3.20(1H,dd,J=2.0,18.6
Hz),3.83(1H,d,J=4.8Hz),4.55(1H,s),5.32(1H,d
dd,J=2.0,4.8,4.8Hz),7.84−7.86(2H,m),8.33−8.3
6(2H,m),13.30(1H,s),13.60(1H,s). U.V.(EtOH):λ=208,252,257,285,480,500,514nm; λmax=252nm. I.R.(KBr錠剤):ν=3450,1715,1652,1585cm-1. [α]20 D(c=0.1ジオキサン)=+159゜ M.S.:m/z=(M+,ベースピーク). TLC(Kieselgel plate F 254,Merck上クロロホルム/ア
セトン(8:2容積比)を使用する):Rf=0.70 実施例6 4−デメトキシダウノマイシノン[式(I);R=H] 溶媒としてジオキサン(50mL)、パラジウムの配位子
として1,3−ジフェニルホスフィノプロパン(74mg,0.17
8mmol)を使用した以外には、実施例5の記載通りに反
応を実施した。
60℃で1時間後、反応混合物を実施例5の記載通りに
操作すると、4−デメトキシ−7−デオキシ−13−ジオ
キソラニルダウノマイノシン[式(VII);R=H]1.17
(82.0%)が得られた。
(HPLC99.1%) 化合物[式(VII);R=H]を、実施例5の記載通り
に4−デメトキシダウノマイシノン[式(I);R=H]
に転換させた。
実施例7 4−デメトキシダウノマイシノン[式(I);R=H] パラジウムの配位子としてトリ−p−トリホスフィン
(108mg,0.356mmol)を使用した以外には、実施例5の
記載通りに反応を実施した。60℃で1時間後、反応混合
物を実施例5の記載通りに操作すると、4−デメトキシ
−7−デオキシ−13−ジオキソラニルダウノマイシノン
[式(VII);R=H]1.21g(84.8%)が得られた。(HP
LC98.9%). 化合物[式(VII);R=H]を、実施例5の記載通り
に4−デメトキシダウノマイシノン[式(I);R=H]
に転換させた。
実施例8 4−デメトキシダウノマイシノン[式(I);R=H] 基質として4−デメチル−4−(4′フルオロベンゼ
ンスルホニル)7−デオキシ−13−ジオキソラニルダウ
ノマイシノン[式(V);R′=4−F(C6H4)](2.07
g,3.6mmol)を使用した以外には、実施例5の記載通り
に反応を実施した。反応混合物を90℃で7時間撹拌後、
実施例5の記載通りに操作すると、4−デメトキシ−7
−デオキシ−13−ジオキソラニルダウノマイシノン[式
(VII);R=H]1.05g(73.6%)が得られた。(HPLC:9
8.7%). 化合物[式(VII);R=H]を、実施例5の記載通り
に4−デメトキシダウノマイシノン[式(I);R=H]
に転換させた。
実施例9 4−デメトキシダウノマイシノン[式(I);R=H] 基質として4−デメチル−4−(4′トルエンスルホ
ニル)−7−デオキシ−13−ジオキソラニルダウノマイ
シノン[式(V);R′=4−CH3(C6H4)](2.04g,3.6
mmol)、溶媒としてジオキサン(50mL)、パラジウムの
配位子として1,3−ジフェニルホスフィノプロパン(74m
g,0.178mmol)を使用した以外には、実施例5の記載通
りに反応を実施した。反応混合物を90℃で7時間撹拌
し、次いで実施例5の記載通りに操作すると、4−デメ
トキシ−7−デオキシ−13−ジオキソラニルダウノマイ
シノン[式(VII);R=H]1.0g(70%)が得られた。
(HPLC:99.0%). 化合物[式(VII);R=H]を、実施例5の記載通り
に4−デメトキシダウノマイシノン[式(I);R=H]
に転換させた。
実施例10 4−デメトキシ−4−メトキシカルボニルダウノマイシ
ノン[式(I);R=COOCH3] 式(V)の化合物(R=CF3)2g(3.6mmol)のジオキ
サン50mL溶液に、一酸化炭素雰囲気下、トリエチルアミ
ン1mL、メタノール3mL、1,3−ジフェニルホスフィノプ
ロパン74mg(0.178mmol)及び酢酸パラジウム40mg(0.1
78mmol)を順に添加した。反応混合物を、CO吸収が停止
するまで60℃で撹拌し、次いで0℃に冷却し、そして10
%塩酸で酸性として、塩化メチレンで抽出した。有機層
を蒸発乾涸させると、粗な4−デメトキシ−4−メトキ
シカルボニル−7−デオキシ−13−ジオキソラニルダウ
ノマイシノン[式(VII);R=COOCH3]1.44g(88.1%)
が得られた。(HPLC:95.1%).1 H−NMR 300MHz(CDCl3):δ=1.46(3H,s),1.58−1.
91(2H,m),2.00−2.08(1H,m),2.75−3.12(4H,m),
4.02(3H,s),4.06(4H,s),7.68(1H,dd,J=7.5,1.3H
z),7.28(1H,t,J=7.6Hz),8.41(1H,dd,J=7.8,1.3H
z),13.07(1H,s),13.40(1H,s). U.V.(EtOH):λ=523,489,256,206nm;λmax=206nm. I.R.(ヌジョールマル):ν=3490,1725,1615,1570cm
-1. [α]20 D(c=0.1ジオキサン)=−51゜. M.S.:m/z=454(M+,ベースピーク). TLC(Kieselgel plate F 254,Merck上クロロホルム/ア
セトン(9/1容積比)を使用する):Rf=0.54 上述の式(VII)(R=COOCH3)の化合物(1.4g;3.08
mmol)を、四塩化炭素200mLに溶解し、還流温度に加熱
し、2,2′−アゾ−イソブチロニトリル(0.68g)及び水
200mLを添加した。激しく撹拌しながら、この反応混合
物に四塩化炭素中0.6M臭素溶液5.9mLを30分間かけて滴
下添加した。1時間後、混合物を冷却し、有機層を水で
洗浄し、1N水酸化ナトリウムで抽出した。アルカリ性水
溶液のpHを、2N塩酸で8.2に調整し、次いで、混合物を
塩化メチレンで抽出した。溶液を硫酸ナトリウムで脱水
し、溶媒を減圧下蒸発させた。残渣をトリフルオロ酢酸
37mL及び水4mLに0℃で溶解させ、1時間撹拌した。反
応混合物を水60mLで希釈し、塩化メチレンで抽出した。
有機層を炭酸水素ナトリウム水溶液、水で洗浄し、硫酸
ナトリウムで脱水した。溶媒を減圧下に除去し、残渣を
シリカゲルのクロマトグラフィーにかけると(溶離剤:
クロロホルム/アセトン95:5容積比)、式(I)(R=
COOCH3)の化合物0.71g[式(VII)(R=COOCH3)から
54.1%の収率]が得られた。(HPLC:98.7%)1 H−NMR 300MHz(CDCl3):δ=2.04(1H,dd.J=14.5;
4.7Hz),2.32(1H,d,J=14.5Hz),2.45(3H,s),2.87
(1H,d,J=19Hz),3.08(1H,dd,J=19;1.8Hz),4.02(3
H,s),4.21(1H,bs),4.76(1H,s),5.21(1H,bs),7.7
1(1H,dd,J=7.7;1.2Hz),7.87(1H,t,J=7.7Hz),8.38
(1H,dd.J=7.7;1.2Hz),12.88(1H,s),12.98(1H,
s). U.V.(EtOH):λ=522,489,461,285,253,206nm;λmax
=253nm. I.R.(ヌジョールマル):ν=3440,1735,1713,1622,15
76cm-1. [α]20 D(c=0.1ジオキサン)=+145゜ M.S.:m/z=426(M+,ベースピーク) TLC(Kieselgel plate F 254,Merck上クロロホルム/ア
セトン(9:1容積比)を使用する):Rf=0.40 実施例11 4−デメトキシダウノマイシノン−4−カルボン酸[式
(I);R=COOH] メタノールのかわりに4−メトキシベンジルアルコー
ル(9.8g:72mmol)を使用した以外には、実施例10の記
載通りに反応を実施した。CO吸収停止後、反応混合物を
実施例10の記載通りに操作すると、粗な4−デメトキシ
−4−(4′−メトキシベンジル)カルボニル−7−デ
オキシ−13−ジオキソラニルダウノマイシノン[式(VI
I);R=COOCH2(C6H4)OCH3]1.65g(81.8%)が得られ
た。(HPLC:96.3%).1 H−NMR 300MHz(CDCl3):δ=1.45(3H,s),1.60−2.
10(3H,m),2.75−3.22(4H,m),3.95(3H,s),4.08(4
H,s),5.32(2H,s),6.86(2H,d,J=8.7Hz),7.39(2H,
d,J=8.7Hz),7.69(1H,dd,J=7.5,1.3Hz),7.81(1H,
t,J=7.6Hz),8.38(1H,dd,J=7.8,1.3Hz),13.03(1H,
s),13.42(1H,s). U.V.(EtOH):λ=522,488,257,206nm;λmax=206nm. I.R.(ヌジョールマル):ν=3400,1730,1610,1570cm
-1. [α]20 D(c=0.1ジオキサン)=−58゜ M.S.m/z=560(M+,ベースピーク) TLC(Kieselgel plate F 254,Merck上クロロホルム/ア
セトン(9:1容積比)を使用する):0.55 上記式(VII)の化合物[R=COOCH2(C6H4)OCH3
を、実施例10の記載通りに4−デメトキシダウノマイシ
ノン−4−カルボン酸[式(I);R=COOH]に転換させ
た。1 H−NMR 300MHz(DMSO d6):δ=1.90−208(1H,m),
2.20−2.28(1H,m),2.38(3H,s),2.96(1H,d,J=18.7
Hz),3.08(1H,d,J=18.7Hz),5.10(1H,bs),5.38(1
H,d,J=6.6Hz),6.17(1H,bs),7.94(1H,d,J=7.3H
z),8.07(1H,t,J=7.6Hz),8.39(1H,d,J=7.5Hz),1
3.15(1H,s),13.25(1H,s),13.40(1H,bs). U.V.(EtOH):λ=486,287,251,205nm;λmax=251nm. I.R.(ヌジョールマル):ν=3340,1695,1610,1565cm
-1 [α]20 D(c=0.1ジオキサン)=+146゜ M.S.m/z=412(M+,ベースピーク).
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デ・ベルナルデイニス,シルビア イタリー国、20100・ミラン(ミ)、ビ ア・エツフエ・アルマーテ、253 (72)発明者 フランカランチ,フランコ イタリー国、28100・ノバラ、ビア・ ジ・フエラーリス、7 (56)参考文献 特開 平4−500956(JP,A) 特開 平1−308243(JP,A) 特開 昭63−313796(JP,A)

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式(I): [式中、Rは、水素原子またはCOOR1基(式中、R1は、
    水素原子または炭素原子1個〜10個を有する直鎖若しく
    は分枝のアルキル基であり、場合により鎖中の1個以上
    の炭素が不活性基で置換されている)を表す]のアント
    ラサイクリノンの製造方法であって、 (i)(a)式(V): [式中、R′は、場合により1個以上のハロゲン原子で
    置換した炭素原子1個〜10個のアルキル基または、場合
    によりハロゲン、アルキル、アルコキシ若しくはニトロ
    基で置換したアリール基を表す]の4−デメチル−4−
    スルホニル−7−デオキシ−13−ジオキソラニルダウノ
    マイシノンと、式(VIII): MLnL′ (式中、Mは、遷移金属原子を表し、L及びL′は、同
    一でも異なっていてもよく、各々アニオンまたは中性分
    子を表し、n及びmは、0〜4を変動し得る)の化合物
    の触媒量とを、還元雰囲気下で反応させ、式(VII): (式中、Rは水素を表す)の化合物を得る段階、または (b)先に定義した式(V)の4−デメチル−4−スル
    ホニル−7−デオキシ−13−ジオキソラニルダウノマイ
    シノンを、求核性のR1OH(式中、R1は、上記定義の通
    り)、有機若しくは無機塩基及び触媒として先に定義し
    た式(VIII)の化合物の存在下に一酸化炭素によりカル
    ボニル化し、上述の式(VII)(式中、Rは、COOR1基を
    表す)の化合物を得る段階、及び (ii)得られた式(VII)の化合物の7−位にα−ヒド
    ロキシ基を導入し、13−オキソ保護基を酸加水分解によ
    って除去する段階 からなる式(I)のアントラサイクリノンの製造方法。
  2. 【請求項2】段階(i)(a)で、好適な溶媒に不活性
    雰囲気下で、溶解させた式(V)のダウノマイシノン
    を、蟻酸とトリアルキルアミンを添加することによって
    in situで形成したトリアルキルアンモニウムホルメー
    トを含んでなる還元系と60℃で反応させることを特徴と
    する請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】段階(i)(b)で、カルボニル化に使用
    する一酸化炭素の圧力が1〜100気圧であることを特徴
    とする請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】圧力が1〜10気圧であることを特徴とする
    請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】段階(i)(b)で、使用する塩基がトリ
    アルキルアミンまたはアルカリ若しくはアルカリ土類金
    属の炭酸塩若しくは水酸化物であることを特徴とする請
    求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】式(VIII)の触媒が、 MLnL′ (VIII) (式中、Mは、パラジウムまたはニッケルを表し、L及
    びL′は、各々独立してCl-、CH3COO-、溶媒分子、モノ
    若しくはジ−ホスフィン、ホスファイトまたはジアミン
    を表し、m及びnは、1〜4を変動し得る)であること
    を特徴とする請求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】式(VIII)の触媒を、式(V)の出発物質
    に対し、1:1〜1:10000のモル比で使用することを特徴と
    する請求項1に記載の方法。
  8. 【請求項8】モル比が1:20〜1:1000であることを特徴と
    する請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】α−ヒドロキシ基を式(VII)の化合物の
    7−位に導入し、13−ジオキソラニル保護基を、0℃で
    トリフルオロ酢酸で酸加水分解して除去し、次いで得ら
    れた粗生成物をシリカゲルカラムで溶離系クロロホルム
    −アセトンを用いるクロマトグラフィーによって精製す
    ることを特徴とする請求項1に記載の方法。
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