JP2715972B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
- Publication number
- JP2715972B2 JP2715972B2 JP7070877A JP7087795A JP2715972B2 JP 2715972 B2 JP2715972 B2 JP 2715972B2 JP 7070877 A JP7070877 A JP 7070877A JP 7087795 A JP7087795 A JP 7087795A JP 2715972 B2 JP2715972 B2 JP 2715972B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- etching
- groove
- oxide layer
- silicon
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L21/00—Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
- H01L21/70—Manufacture or treatment of devices consisting of a plurality of solid state components formed in or on a common substrate or of parts thereof; Manufacture of integrated circuit devices or of parts thereof
- H01L21/71—Manufacture of specific parts of devices defined in group H01L21/70
- H01L21/76—Making of isolation regions between components
- H01L21/762—Dielectric regions, e.g. EPIC dielectric isolation, LOCOS; Trench refilling techniques, SOI technology, use of channel stoppers
- H01L21/76224—Dielectric regions, e.g. EPIC dielectric isolation, LOCOS; Trench refilling techniques, SOI technology, use of channel stoppers using trench refilling with dielectric materials
- H01L21/76232—Dielectric regions, e.g. EPIC dielectric isolation, LOCOS; Trench refilling techniques, SOI technology, use of channel stoppers using trench refilling with dielectric materials of trenches having a shape other than rectangular or V-shape, e.g. rounded corners, oblique or rounded trench walls
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Computer Hardware Design (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Element Separation (AREA)
- Local Oxidation Of Silicon (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は半導体装置の製造方
法、特に、溝型の微細素子分離領域の製造方法に関す
る。
法、特に、溝型の微細素子分離領域の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の溝型の素子分離領域の製造方法を
図5〜図6を参照して説明する。なお、Aは活性領域、
Iは分離領域を示す。
図5〜図6を参照して説明する。なお、Aは活性領域、
Iは分離領域を示す。
【0003】図5の(A)を参照すると、P型シリコン
基板1を熱酸化してシリコン酸化層2を形成し、次い
で、シリコン窒化層3を形成する。その後、フォトレジ
スト層4を形成し、分離領域Iを開孔する。
基板1を熱酸化してシリコン酸化層2を形成し、次い
で、シリコン窒化層3を形成する。その後、フォトレジ
スト層4を形成し、分離領域Iを開孔する。
【0004】次に、図5の(B)を参照すると、フォト
レジスト層4をマスクとして熱りん酸等によりシリコン
窒化層3をエッチングし、さらに、このフォトレジスト
層4をマスクとしてシリコン酸化層2をエッチングす
る。さらに続けて、シリコン基板1をSF6等による化
学的な等方性エッチングによりエッチングして溝5を形
成する。そして、フォトレジスト層4を除去する。
レジスト層4をマスクとして熱りん酸等によりシリコン
窒化層3をエッチングし、さらに、このフォトレジスト
層4をマスクとしてシリコン酸化層2をエッチングす
る。さらに続けて、シリコン基板1をSF6等による化
学的な等方性エッチングによりエッチングして溝5を形
成する。そして、フォトレジスト層4を除去する。
【0005】次に、図5の(C)を参照すると、全面に
CVD法によりボロン入りりんガラス(BPSG)層6
を形成してシリコン基板1の溝5を完全に埋め込む。さ
らに、アニール処理等によりBPSG層6の表面を平坦
化する。
CVD法によりボロン入りりんガラス(BPSG)層6
を形成してシリコン基板1の溝5を完全に埋め込む。さ
らに、アニール処理等によりBPSG層6の表面を平坦
化する。
【0006】次に、図6の(A)を参照すると、シリコ
ン窒化層3をストッパとして全面をエッチバックし、こ
れにより、BPSG層6をシリコン基板1の溝5内に残
す。
ン窒化層3をストッパとして全面をエッチバックし、こ
れにより、BPSG層6をシリコン基板1の溝5内に残
す。
【0007】最後に、図6の(B)を参照すると、シリ
コン窒化層3及びシリコン酸化層2をエッチング除去す
ると、溝5のみにBPSG層6が残る。これにより、B
PSG層6が設けられた溝型の分離領域Iによって活性
領域A間は分離されることになる。
コン窒化層3及びシリコン酸化層2をエッチング除去す
ると、溝5のみにBPSG層6が残る。これにより、B
PSG層6が設けられた溝型の分離領域Iによって活性
領域A間は分離されることになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、図
5、図6に示す従来の溝型分離領域の製造方法において
は、フォトリソグラフィ技術により定める最小解像寸法
より小さい幅の溝5を得ることができない。たとえば、
図5の(A)に示すごとく、最小解像寸法であるフォト
レジスト層4の開孔の長さをL=0.5μmとすれば、
溝5の幅は0.5μm程度が限度である。従って、半導
体装置の高集積化を達成できないという課題がある。
5、図6に示す従来の溝型分離領域の製造方法において
は、フォトリソグラフィ技術により定める最小解像寸法
より小さい幅の溝5を得ることができない。たとえば、
図5の(A)に示すごとく、最小解像寸法であるフォト
レジスト層4の開孔の長さをL=0.5μmとすれば、
溝5の幅は0.5μm程度が限度である。従って、半導
体装置の高集積化を達成できないという課題がある。
【0009】また、シリコン基板1の溝エッチングはフ
ォトレジスト層4をマスクとして行う等方性エッチング
であるので、溝深さ等の溝形状が不安定となる。たとえ
ば、図7、図8に示すごとく、溝形状が鈍角となり、B
PSG層6を溝5に埋め込む際には、ボイドVが生じ、
最悪の場合、図8の(B)に示すごとく、BPSG層6
を溝5に完全に埋め込むことができない。この結果、や
はり、溝型分離領域を小さくできず、半導体装置の高集
積化を達成できないという課題がある。
ォトレジスト層4をマスクとして行う等方性エッチング
であるので、溝深さ等の溝形状が不安定となる。たとえ
ば、図7、図8に示すごとく、溝形状が鈍角となり、B
PSG層6を溝5に埋め込む際には、ボイドVが生じ、
最悪の場合、図8の(B)に示すごとく、BPSG層6
を溝5に完全に埋め込むことができない。この結果、や
はり、溝型分離領域を小さくできず、半導体装置の高集
積化を達成できないという課題がある。
【0010】従って、本発明の目的は、フォトリソグラ
フィ技術により定まる最小解像寸法よりも小さい幅の溝
型分離領域を安定的に形成するようにして半導体装置の
高集積化を図ることにある。
フィ技術により定まる最小解像寸法よりも小さい幅の溝
型分離領域を安定的に形成するようにして半導体装置の
高集積化を図ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに本発明は、選択酸化法いわゆるLOCOS法により
形成された絶縁層のパターンをマスクとして半導体基板
をエッチングして半導体基板内に分離領域用の溝を形成
する。また、このエッチングは異方性エッチングによっ
て行う。
めに本発明は、選択酸化法いわゆるLOCOS法により
形成された絶縁層のパターンをマスクとして半導体基板
をエッチングして半導体基板内に分離領域用の溝を形成
する。また、このエッチングは異方性エッチングによっ
て行う。
【0012】
【作用】上述の手段によれば、LOCOS法による絶縁
層のバーズビークによりフォトリソグラフィ技術による
定まる最小解像寸法より小さい幅の溝が半導体基板内に
形成される。また、異方性エッチングによる溝形成によ
り溝形状を安定にできる。
層のバーズビークによりフォトリソグラフィ技術による
定まる最小解像寸法より小さい幅の溝が半導体基板内に
形成される。また、異方性エッチングによる溝形成によ
り溝形状を安定にできる。
【0013】
【実施例】図1、図2は本発明に係る溝型分離領域の製
造方法の第1の実施例を示す断面図である。
造方法の第1の実施例を示す断面図である。
【0014】図1の(A)を参照すると、P型シリコン
基板1を熱酸化して厚さ約50〜200Åのシリコン酸
化層2を形成し、次いで、CVD法により厚さ約0.1
〜0.3μmのシリコン窒化層3を形成する。その後、
フォトレジスト層4を形成し、活性領域A’を開孔す
る。
基板1を熱酸化して厚さ約50〜200Åのシリコン酸
化層2を形成し、次いで、CVD法により厚さ約0.1
〜0.3μmのシリコン窒化層3を形成する。その後、
フォトレジスト層4を形成し、活性領域A’を開孔す
る。
【0015】次に、図1の(B)を参照すると、フォト
レジスト層4をマスクとしてかつシリコン酸化層2をス
トッパとして熱りん酸等によりシリコン窒化層3をエッ
チングする。そして、フォトレジスト層4を除去して図
1の(C)に示すごとくなる。
レジスト層4をマスクとしてかつシリコン酸化層2をス
トッパとして熱りん酸等によりシリコン窒化層3をエッ
チングする。そして、フォトレジスト層4を除去して図
1の(C)に示すごとくなる。
【0016】次に、図1の(D)を参照すると、選択酸
化法いわゆるLOCOS法によりシリコン窒化層3をマ
スクとしてシリコン基板1を熱酸化して厚さ約0.2〜
0.5μmのフィールド酸化層11を形成する。その
後、シリコン窒化層3を熱りん酸等によりエッチング除
去し、また、残りのシリコン酸化層2をエッチング除去
すると、図2の(A)ごとくなる。
化法いわゆるLOCOS法によりシリコン窒化層3をマ
スクとしてシリコン基板1を熱酸化して厚さ約0.2〜
0.5μmのフィールド酸化層11を形成する。その
後、シリコン窒化層3を熱りん酸等によりエッチング除
去し、また、残りのシリコン酸化層2をエッチング除去
すると、図2の(A)ごとくなる。
【0017】次に、図2の(B)を参照すると、フィー
ルド酸化層11をマスクとして塩素及び窒素の混合ガス
を用いて異方性エッチングを行い、シリコン基板1内に
深さ約0.1〜1.0μmの溝5’を形成する。この場
合、図1の(B)に示すごとく、最小解像寸法であるフ
ォトレジスト層4の幅Lを0.5μmとすれば、図2の
(A)に示すフィールド酸化層11のバーズビークの長
さαが0.1μmのときに、分離領域I’の幅は、 L−2α =0.5μm−2×0.1μ =0.3μm となり、大幅に減少し、その分、活性領域A’の幅は大
きくなる。また、フィールド酸化層11をマスクとする
異方性エッチングにより溝5’を形成しているので、溝
深さ等は安定する。さらに、この異方性エッチングの選
択比をたとえば10以下にすると、フィールド酸化層1
1のバーズビーク先端部分を削りながらエッチングが進
行することになり、この結果、溝5’は図示のごとくテ
ーパ形状となる。
ルド酸化層11をマスクとして塩素及び窒素の混合ガス
を用いて異方性エッチングを行い、シリコン基板1内に
深さ約0.1〜1.0μmの溝5’を形成する。この場
合、図1の(B)に示すごとく、最小解像寸法であるフ
ォトレジスト層4の幅Lを0.5μmとすれば、図2の
(A)に示すフィールド酸化層11のバーズビークの長
さαが0.1μmのときに、分離領域I’の幅は、 L−2α =0.5μm−2×0.1μ =0.3μm となり、大幅に減少し、その分、活性領域A’の幅は大
きくなる。また、フィールド酸化層11をマスクとする
異方性エッチングにより溝5’を形成しているので、溝
深さ等は安定する。さらに、この異方性エッチングの選
択比をたとえば10以下にすると、フィールド酸化層1
1のバーズビーク先端部分を削りながらエッチングが進
行することになり、この結果、溝5’は図示のごとくテ
ーパ形状となる。
【0018】 次に、図2の(C)を参照すると、全面
にCVD法により厚さ約0.4〜2.0μmのBPSG
層6を形成して、シリコン基板1の溝5’を完全に埋め
込む。さらに、約800〜1000°Cの水蒸気もしく
は窒素雰囲気のアニールによって、BPSG層6の表面
を平坦化する。なお、この場合、フィールド酸化層11
のバーズビーク部分の滑らかな傾斜及び溝5’のテーパ
形状により、BPSG層6は溝5’へ容易に埋め込ま
れ、従って、従来発生したボイドは発生しない。
にCVD法により厚さ約0.4〜2.0μmのBPSG
層6を形成して、シリコン基板1の溝5’を完全に埋め
込む。さらに、約800〜1000°Cの水蒸気もしく
は窒素雰囲気のアニールによって、BPSG層6の表面
を平坦化する。なお、この場合、フィールド酸化層11
のバーズビーク部分の滑らかな傾斜及び溝5’のテーパ
形状により、BPSG層6は溝5’へ容易に埋め込ま
れ、従って、従来発生したボイドは発生しない。
【0019】次に、図2の(D)を参照すると、化学的
機械研磨(CMP)法により全面をエッチバックし、こ
れにより、BPSG層6をシリコン基板1の溝5’内に
残す。この場合、フィールド酸化層11の一部はシリコ
ン基板1上に残される。従って、シリコン基板1の活性
領域A’はCMP法によるエッチバックのダメージを受
けることはない。
機械研磨(CMP)法により全面をエッチバックし、こ
れにより、BPSG層6をシリコン基板1の溝5’内に
残す。この場合、フィールド酸化層11の一部はシリコ
ン基板1上に残される。従って、シリコン基板1の活性
領域A’はCMP法によるエッチバックのダメージを受
けることはない。
【0020】最後に、図2の(E)を参照すると、残さ
れたフィールド酸化層11を希沸酸によりエッチング除
去すると、溝5’のみにBPSG層6が残る。なお、こ
の場合、希沸酸のBPSG層6に対するエッチング速度
はフィールド酸化層11に対するエッチング速度に比較
して著しく小さいので、BPSG層6はほとんどエッチ
ングされない。このように、BPSG層6が設けられた
溝型の分離領域I’によって活性領域A’間は分離され
ることになる。
れたフィールド酸化層11を希沸酸によりエッチング除
去すると、溝5’のみにBPSG層6が残る。なお、こ
の場合、希沸酸のBPSG層6に対するエッチング速度
はフィールド酸化層11に対するエッチング速度に比較
して著しく小さいので、BPSG層6はほとんどエッチ
ングされない。このように、BPSG層6が設けられた
溝型の分離領域I’によって活性領域A’間は分離され
ることになる。
【0021】図3、図4は本発明に係る溝型分離領域の
製造方法の第2の実施例を示す断面図である。第2の実
施例においては、ポリシリコン層を付加し、このポリシ
リコン層にフィールド酸化層を形成したものである。
製造方法の第2の実施例を示す断面図である。第2の実
施例においては、ポリシリコン層を付加し、このポリシ
リコン層にフィールド酸化層を形成したものである。
【0022】図3の(A)を参照すると、P型シリコン
基板1を熱酸化して厚さ約50〜200Åのシリコン酸
化層2を形成し、その上に、CVD法によりポリシリコ
ン層12を形成する。次いで、CVD法により厚さ約
0.1〜0.3μmのシリコン窒化層3を形成する。そ
の後、フォトレジスト層4を形成し、活性領域A’を開
孔する。
基板1を熱酸化して厚さ約50〜200Åのシリコン酸
化層2を形成し、その上に、CVD法によりポリシリコ
ン層12を形成する。次いで、CVD法により厚さ約
0.1〜0.3μmのシリコン窒化層3を形成する。そ
の後、フォトレジスト層4を形成し、活性領域A’を開
孔する。
【0023】次に、図3の(B)を参照すると、フォト
レジスト層4をマスクとしてかつポリシリコン層12を
ストッパとして熱りん酸等によりシリコン窒化層3をエ
ッチングする。そして、フォトレジスト層4を除去して
図3の(C)に示すごとくなる。
レジスト層4をマスクとしてかつポリシリコン層12を
ストッパとして熱りん酸等によりシリコン窒化層3をエ
ッチングする。そして、フォトレジスト層4を除去して
図3の(C)に示すごとくなる。
【0024】 次に、図3の(D)を参照すると、選択
酸化法いわゆるLOCOS法によりシリコン窒化層3を
マスクとしてポリシリコン層12を熱酸化して厚さ約
0.2〜0.5μmのフィールド酸化層11を形成す
る。その後、シリコン窒化層3を熱りん酸等によりエッ
チング除去し、残りのポリシリコン層12をエッチング
除去すると、図4の(A)ごとくなる。
酸化法いわゆるLOCOS法によりシリコン窒化層3を
マスクとしてポリシリコン層12を熱酸化して厚さ約
0.2〜0.5μmのフィールド酸化層11を形成す
る。その後、シリコン窒化層3を熱りん酸等によりエッ
チング除去し、残りのポリシリコン層12をエッチング
除去すると、図4の(A)ごとくなる。
【0025】次に、図4の(B)を参照すると、フィー
ルド酸化層11’をマスクとして塩素及び窒素の混合ガ
スを用いて異方性エッチングを行い、シリコン基板1内
に深さ約0.1〜1.0μmの溝5’を形成する。この
場合も、図3の(B)に示すごとく、最小解像寸法であ
るフォトレジスト層4の幅Lを0.5μmとすれば、図
4の(A)に示すフィールド酸化層11’のバーズビー
クの長さαが0.1μmのときに、分離領域I’の幅
は、 L−2α =0.5μm−2×0.1μ =0.3μm となり、大幅に減少し、その分、活性領域A’の幅は大
きくなる。また、フィールド酸化層11’をマスクとす
る異方性エッチングにより溝5’を形成しているので、
溝深さ等は安定する。さらに、この異方性エッチングの
選択比をたとえば10以下にすると、フィールド酸化層
11’のバーズビーク先端部分を削りながらエッチング
が進行することになり、この結果、溝5’は図示のごと
くテーパ形状となる。
ルド酸化層11’をマスクとして塩素及び窒素の混合ガ
スを用いて異方性エッチングを行い、シリコン基板1内
に深さ約0.1〜1.0μmの溝5’を形成する。この
場合も、図3の(B)に示すごとく、最小解像寸法であ
るフォトレジスト層4の幅Lを0.5μmとすれば、図
4の(A)に示すフィールド酸化層11’のバーズビー
クの長さαが0.1μmのときに、分離領域I’の幅
は、 L−2α =0.5μm−2×0.1μ =0.3μm となり、大幅に減少し、その分、活性領域A’の幅は大
きくなる。また、フィールド酸化層11’をマスクとす
る異方性エッチングにより溝5’を形成しているので、
溝深さ等は安定する。さらに、この異方性エッチングの
選択比をたとえば10以下にすると、フィールド酸化層
11’のバーズビーク先端部分を削りながらエッチング
が進行することになり、この結果、溝5’は図示のごと
くテーパ形状となる。
【0026】次に、図4の(C)を参照すると、全面に
CVD法により厚さ約0.4〜2.0μmのBPSG層
6を形成して、シリコン基板1の溝5’を完全に埋め込
む。さらに、約800〜1000°Cの水蒸気もしくは
窒素雰囲気のアニール処理等によりBPSG層6の表面
を平坦化する。なお、この場合も、フィールド酸化層1
1’のバーズビーク部分の滑らかな傾斜及び溝5’のテ
ーパ形状により、BPSG層6は溝5’へ容易に埋め込
められ、従って、従来発生したボイドは発生しない。
CVD法により厚さ約0.4〜2.0μmのBPSG層
6を形成して、シリコン基板1の溝5’を完全に埋め込
む。さらに、約800〜1000°Cの水蒸気もしくは
窒素雰囲気のアニール処理等によりBPSG層6の表面
を平坦化する。なお、この場合も、フィールド酸化層1
1’のバーズビーク部分の滑らかな傾斜及び溝5’のテ
ーパ形状により、BPSG層6は溝5’へ容易に埋め込
められ、従って、従来発生したボイドは発生しない。
【0027】最後に、図4の(D)を参照すると、CM
P法により全面をエッチバックし、これにより、BPS
G層6をシリコン基板1の溝5’内に残す。この場合、
フィールド酸化層11’の一部をシリコン基板1上に残
し、シリコン基板1の活性領域A’をCMP法によるエ
ッチバックのダメージを受けにくくする。そして、残さ
れたフィールド酸化層11’を希沸酸によりエッチング
除去すると、溝5’にのみBPSG層6が残ることにな
る。なお、この場合も、希沸酸のBPSG層6に対する
エッチング速度はフィールド酸化層11に対するエッチ
ング速度に比較して著しく小さいので、BPSG層6は
ほとんどエッチングされない。このように、第2の実施
例においても、第1の実施例と同様に、BPSG層6が
設けられた溝型の分離領域I’によって活性領域A’間
は分離されることになると共に、第1の実施例と異な
り、シリコン基板1が酸化されないので、半導体装置の
表面はより平坦化する。
P法により全面をエッチバックし、これにより、BPS
G層6をシリコン基板1の溝5’内に残す。この場合、
フィールド酸化層11’の一部をシリコン基板1上に残
し、シリコン基板1の活性領域A’をCMP法によるエ
ッチバックのダメージを受けにくくする。そして、残さ
れたフィールド酸化層11’を希沸酸によりエッチング
除去すると、溝5’にのみBPSG層6が残ることにな
る。なお、この場合も、希沸酸のBPSG層6に対する
エッチング速度はフィールド酸化層11に対するエッチ
ング速度に比較して著しく小さいので、BPSG層6は
ほとんどエッチングされない。このように、第2の実施
例においても、第1の実施例と同様に、BPSG層6が
設けられた溝型の分離領域I’によって活性領域A’間
は分離されることになると共に、第1の実施例と異な
り、シリコン基板1が酸化されないので、半導体装置の
表面はより平坦化する。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、フ
ォトリソグラフィ技術により定まる最小解像寸法よりも
小さい幅の溝型分離領域を形成でき、この結果、活性領
域を大きくでき、従って、半導体装置の高集積化に役立
つものである。
ォトリソグラフィ技術により定まる最小解像寸法よりも
小さい幅の溝型分離領域を形成でき、この結果、活性領
域を大きくでき、従って、半導体装置の高集積化に役立
つものである。
【図1】本発明に係る半導体装置の製造方法の第1の実
施例を示す断面図である。
施例を示す断面図である。
【図2】本発明に係る半導体装置の製造方法の第1の実
施例を示す断面図である。
施例を示す断面図である。
【図3】本発明に係る半導体装置の製造方法の第2の実
施例を示す断面図である。
施例を示す断面図である。
【図4】本発明に係る半導体装置の製造方法の第2の実
施例を示す断面図である。
施例を示す断面図である。
【図5】従来の半導体装置の製造方法を示す断面図であ
る。
る。
【図6】従来の半導体装置の製造方法を示す断面図であ
る。
る。
【図7】課題を説明するための図5の変更例を示す断面
図である。
図である。
【図8】課題を説明するための図6の変更例を示す断面
図である。
図である。
1…P型シリコン基板 2…シリコン酸化層 3…シリコン窒化層 4…フォトレジスト層 5、5’…溝 6’…BPSG層 11、11’…フィールド酸化層 12…ポリシリコン層 A、A’…活性領域 I、I’…分離領域
Claims (8)
- 【請求項1】 半導体基板(1)上にフォトリソグラフ
ィ技術により形成された耐酸化層(3)をマスクとして
用いた選択酸化(LOCOS)法により第1の絶縁層
(11、11’)のパターンを形成する第1の工程と、 該第1の絶縁層をマスクとして前記半導体基板をエッチ
ングして溝(5’)を形成する第2の工程と、 該溝を含む前記半導体基板及び前記第1の絶縁層の上に
第2の絶縁層(6)を形成する第3の工程と、 該第2の絶縁層をエッチバックして該第2の絶縁層を前
記溝に残存せしめると共に前記第1の絶縁層を残存させ
る第4の工程と、 該残存した前記第1の絶縁層のみを選択的にエッチング
除去する第5の工程と、 を具備する半導体装置の製造方法。 - 【請求項2】 前記第4の工程はCMP法によるエッチ
バックを行う請求項1に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項3】 シリコン基板(1)上にフォトリソグラ
フィ技術により形成された耐酸化層(3)をマスクとし
て用いた選択酸化(LOCOS)法により第1のシリコ
ン酸化層(11、11’)のパターンを形成する第1の
工程と、 該第1のシリコン酸化層をマスクとして前記シリコン基
板をエッチングして溝(5’)を形成する第2の工程
と、 該溝を含む前記シリコン基板及び前記第1のシリコン酸
化層上に絶縁層(6)を形成する第3の工程と、 該絶縁層をエッチバックして該絶縁層を前記溝に残存せ
しめると共に前記第1のシリコン酸化層を残存せしめる
第4の工程と、 該残存した前記第1のシリコン酸化層のみを選択的にエ
ッチング除去する第5の工程とを具備する半導体装置の
製造方法。 - 【請求項4】 前記第1の工程は、 前記シリコン基板を熱酸化して第2のシリコン酸化層
(2)を形成する工程と、 該第2のシリコン酸化層上にシリコン窒化層(3)を形
成する工程と、 該シリコン窒化層上にレジストパターン(4)を形成す
る工程と、 該レジストパターンをマスクとして前記シリコン窒化層
をエッチングする工程と、 該エッチング後に前記レジストパターンを除去する工程
と、 該レジストパターン除去後に前記シリコン窒化層をマス
クとして前記シリコン基板を熱酸化して前記第1のシリ
コン酸化層を形成する工程とを具備する請求項3に記載
の半導体装置の製造方法。 - 【請求項5】 前記第1の工程は、 前記シリコン基板を熱酸化して第2のシリコン酸化層
(2)を形成する工程と、 該第2のシリコン酸化層上にポリシリコン層(12)を
形成する工程と、 該ポリシリコン層上にシリコン窒化層(3)を形成する
工程と、 該シリコン窒化層上にレジストパターン(4)を形成す
る工程と、 該レジストパターンをマスクとして前記シリコン窒化層
をエッチングする工程と、 該エッチング後に前記レジストパターンを除去する工程
と、 該レジストパターン除去後に 前記シリコン窒化層をマス
クとして前記ポリシリコン層を熱酸化して前記第1のシ
リコン酸化層を形成する工程とを具備する請求項3に記
載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項6】 前記第2の工程は異方性エッチングによ
り前記溝をエッチングする請求項3に記載の半導体装置
の製造方法。 - 【請求項7】 前記4の工程はCMP法によるエッチバ
ックを行う請求項3に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項8】 前記絶縁層はBPSG層であり、 前記第5の工程は希沸酸により前記第1のシリコン酸化
層のみを選択的にエッチングする請求項3に記載の半導
体装置の製造方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7070877A JP2715972B2 (ja) | 1995-03-04 | 1995-03-04 | 半導体装置の製造方法 |
US08/609,953 US5795814A (en) | 1995-03-04 | 1996-03-04 | Method for manufacturing semiconductor device having groove-type isolation area |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7070877A JP2715972B2 (ja) | 1995-03-04 | 1995-03-04 | 半導体装置の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08241922A JPH08241922A (ja) | 1996-09-17 |
JP2715972B2 true JP2715972B2 (ja) | 1998-02-18 |
Family
ID=13444227
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7070877A Expired - Fee Related JP2715972B2 (ja) | 1995-03-04 | 1995-03-04 | 半導体装置の製造方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5795814A (ja) |
JP (1) | JP2715972B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5994216A (en) * | 1998-04-23 | 1999-11-30 | Vanguard International Semiconductor Corporation | Method of forming a reduced size contact in a dielectric layer by using bird's beak of oxidized polysilicon to create an etching mask |
TW396508B (en) * | 1999-01-05 | 2000-07-01 | Mosel Vitelic Inc | A method for forming trench isolation |
JP2003158205A (ja) | 2001-11-26 | 2003-05-30 | Hitachi Ltd | 半導体装置及び製造方法 |
JP2011129760A (ja) * | 2009-12-18 | 2011-06-30 | Elpida Memory Inc | 半導体装置の製造方法及び半導体装置 |
KR102435855B1 (ko) | 2015-08-06 | 2022-08-25 | 삼성전자주식회사 | 하드 마스크 패턴의 형성 방법 및 이를 이용한 반도체 소자의 제조 방법 |
JP2019140225A (ja) * | 2018-02-09 | 2019-08-22 | 株式会社東芝 | エッチング方法、半導体チップの製造方法及び物品の製造方法 |
Family Cites Families (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5779642A (en) * | 1980-11-06 | 1982-05-18 | Toshiba Corp | Manufacture of semiconductor device |
NL8105559A (nl) * | 1981-12-10 | 1983-07-01 | Philips Nv | Werkwijze voor het aanbrengen van een smalle groef in een substraatgebied, in het bijzonder een halfgeleidersubstraatgebied. |
IT1200725B (it) * | 1985-08-28 | 1989-01-27 | Sgs Microelettronica Spa | Struttura di isolamento in dispositivi mos e procedimento di preparazione della stessa |
JPS62145833A (ja) * | 1985-12-20 | 1987-06-29 | Toshiba Corp | 半導体装置の製造方法 |
EP0232748A1 (de) * | 1986-01-22 | 1987-08-19 | Siemens Aktiengesellschaft | Verfahren zur Auffüllung von Isolationsgräben in integrierten Halbleiterschaltungen |
JPH0687481B2 (ja) * | 1986-11-21 | 1994-11-02 | 富士写真フイルム株式会社 | アイソレ−シヨンの製造方法 |
US5004703A (en) * | 1989-07-21 | 1991-04-02 | Motorola | Multiple trench semiconductor structure method |
JP2641781B2 (ja) * | 1990-02-23 | 1997-08-20 | シャープ株式会社 | 半導体素子分離領域の形成方法 |
US5120675A (en) * | 1990-06-01 | 1992-06-09 | Texas Instruments Incorporated | Method for forming a trench within a semiconductor layer of material |
JPH0442948A (ja) * | 1990-06-06 | 1992-02-13 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体装置の製造方法 |
US5290396A (en) * | 1991-06-06 | 1994-03-01 | Lsi Logic Corporation | Trench planarization techniques |
JP3308556B2 (ja) * | 1991-05-08 | 2002-07-29 | 日本電気株式会社 | 半導体装置の製造方法 |
US5169491A (en) * | 1991-07-29 | 1992-12-08 | Micron Technology, Inc. | Method of etching SiO2 dielectric layers using chemical mechanical polishing techniques |
US5229316A (en) * | 1992-04-16 | 1993-07-20 | Micron Technology, Inc. | Semiconductor processing method for forming substrate isolation trenches |
US5449314A (en) * | 1994-04-25 | 1995-09-12 | Micron Technology, Inc. | Method of chimical mechanical polishing for dielectric layers |
-
1995
- 1995-03-04 JP JP7070877A patent/JP2715972B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1996
- 1996-03-04 US US08/609,953 patent/US5795814A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08241922A (ja) | 1996-09-17 |
US5795814A (en) | 1998-08-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0407047B1 (en) | Method of planarization of topologies in integrated circuit structures | |
EP0459397B1 (en) | Method of fabricating a semiconductor device having a trench for device isolation | |
US6251734B1 (en) | Method for fabricating trench isolation and trench substrate contact | |
EP0540277B1 (en) | Method for planarized isolation for CMOS devices | |
US5004703A (en) | Multiple trench semiconductor structure method | |
US6143623A (en) | Method of forming a trench isolation for semiconductor device with lateral projections above substrate | |
JP2715972B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JP2000031262A (ja) | 半導体装置及びシャロ―・トレンチ・アイソレ―ションの形成方法 | |
JPH0521591A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JP3719854B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JP3178416B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
US6599812B1 (en) | Manufacturing method for a thick oxide layer | |
JP3773785B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
GB2333644A (en) | A method of forming void free trench isolation | |
JPH09289245A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JP2812013B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
US6239001B1 (en) | Method for making a semiconductor device | |
JPH07111288A (ja) | 素子分離の形成方法 | |
JP2671359B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JP3190144B2 (ja) | 半導体集積回路の製造方法 | |
JPH0396249A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JP3923584B2 (ja) | 半導体装置の素子分離膜形成方法 | |
JPH09153542A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JP3233149B2 (ja) | 半導体装置の製法 | |
JPH10209263A (ja) | 半導体装置及びその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |