JP2714954B2 - 発音制御装置 - Google Patents
発音制御装置Info
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- JP2714954B2 JP2714954B2 JP63153652A JP15365288A JP2714954B2 JP 2714954 B2 JP2714954 B2 JP 2714954B2 JP 63153652 A JP63153652 A JP 63153652A JP 15365288 A JP15365288 A JP 15365288A JP 2714954 B2 JP2714954 B2 JP 2714954B2
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- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10H—ELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
- G10H1/00—Details of electrophonic musical instruments
- G10H1/02—Means for controlling the tone frequencies, e.g. attack or decay; Means for producing special musical effects, e.g. vibratos or glissandos
- G10H1/04—Means for controlling the tone frequencies, e.g. attack or decay; Means for producing special musical effects, e.g. vibratos or glissandos by additional modulation
- G10H1/053—Means for controlling the tone frequencies, e.g. attack or decay; Means for producing special musical effects, e.g. vibratos or glissandos by additional modulation during execution only
- G10H1/057—Means for controlling the tone frequencies, e.g. attack or decay; Means for producing special musical effects, e.g. vibratos or glissandos by additional modulation during execution only by envelope-forming circuits
-
- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10H—ELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
- G10H1/00—Details of electrophonic musical instruments
- G10H1/18—Selecting circuits
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、少なくとも1個の、鍵盤装置、シーケンサ
などの演奏情報発生装置と、複数個の音源装置とを有す
るとともに、前記演奏情報発生装置からの演奏制御情報
を共通に前記音源装置それぞれに入力して楽音発生を行
なう電子楽器システムにおいて使用される音源装置に適
用される発音制御装置に関するものである。より詳しく
は、各音源装置を順次に発音させる技術に関するもので
ある。
などの演奏情報発生装置と、複数個の音源装置とを有す
るとともに、前記演奏情報発生装置からの演奏制御情報
を共通に前記音源装置それぞれに入力して楽音発生を行
なう電子楽器システムにおいて使用される音源装置に適
用される発音制御装置に関するものである。より詳しく
は、各音源装置を順次に発音させる技術に関するもので
ある。
(従来の技術) 最近の電子楽器の発音数は限られているものが多くて
(例えば16個)、こうした電子楽器においては、例えば
ホールドペダルを踏みながら多くの音を演奏すると発音
数が不足し、発音されない音があったり必要な音が途中
で消えてしまったりするという問題があった。
(例えば16個)、こうした電子楽器においては、例えば
ホールドペダルを踏みながら多くの音を演奏すると発音
数が不足し、発音されない音があったり必要な音が途中
で消えてしまったりするという問題があった。
一方、最近では、電子楽器における単位機能間で演奏
制御情報の通信を行なういわゆるMIDI(ミュージカル・
インストゥルメント・ディジタル・インターフェース)
の普及にともない、電子楽器を演奏情報発生装置と音源
装置とに分離して、これらの演奏情報発生装置と音源装
置との間をMIDIで接続する電子楽器システムが採用され
るようになってきている。この場合において、発音数が
不足する場合には、MIDIにより演奏情報発生装置に接続
される音源装置あるいは音源装置を含む電子楽器を増設
して発音数を補う手段が採られている。
制御情報の通信を行なういわゆるMIDI(ミュージカル・
インストゥルメント・ディジタル・インターフェース)
の普及にともない、電子楽器を演奏情報発生装置と音源
装置とに分離して、これらの演奏情報発生装置と音源装
置との間をMIDIで接続する電子楽器システムが採用され
るようになってきている。この場合において、発音数が
不足する場合には、MIDIにより演奏情報発生装置に接続
される音源装置あるいは音源装置を含む電子楽器を増設
して発音数を補う手段が採られている。
ところで、従来においては、1台の鍵盤装置に対して
2台の音源装置A,B夫々がMIDIによって接続され、音源
装置Aは入力されたノート番号のうちの奇数のノート番
号のみを、音源装置Bは偶数のノート番号のみを受信す
るような電子楽器システムが提案されている。このよう
な電子楽器システムによれば、通常鍵盤装置においては
奇数あるいは偶数のノート番号のみが演奏されることは
ないために、演奏制御情報がノート番号により各音源装
置A,Bに振分けられるようになって実質的に発音数が増
加する効果が期待される。なお、これら音源装置A,Bで
生成される楽音信号は共通の増巾器およびスピーカを介
して出力される。
2台の音源装置A,B夫々がMIDIによって接続され、音源
装置Aは入力されたノート番号のうちの奇数のノート番
号のみを、音源装置Bは偶数のノート番号のみを受信す
るような電子楽器システムが提案されている。このよう
な電子楽器システムによれば、通常鍵盤装置においては
奇数あるいは偶数のノート番号のみが演奏されることは
ないために、演奏制御情報がノート番号により各音源装
置A,Bに振分けられるようになって実質的に発音数が増
加する効果が期待される。なお、これら音源装置A,Bで
生成される楽音信号は共通の増巾器およびスピーカを介
して出力される。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、前述されたものにおいては、実際には
演奏される偶数のノート番号の数と奇数のノート番号の
数とは通常どちらかが多いために、この場合に片方の音
源装置のみ多く発音することになり、発音数が片寄って
全ての音源装置を平均化して発音させることができない
という問題点がある。
演奏される偶数のノート番号の数と奇数のノート番号の
数とは通常どちらかが多いために、この場合に片方の音
源装置のみ多く発音することになり、発音数が片寄って
全ての音源装置を平均化して発音させることができない
という問題点がある。
(課題を解決するための手段) 前述された課題を解決するために、本発明による発音
制御装置の構成上の特徴は、第1図に示されるように、 演奏情報発生装置から出力される演奏制御情報を複数
の音源装置にそれぞれ共通に入力して楽音発生を行う電
子楽器システムにおいて使用される音源装置における発
音制御装置において、 順次に入力される押鍵を示す複数の演奏制御情報を各
音源装置間において巡回的に有効と判断するための優先
順位を定める優先順位データを記憶した記憶手段(1)
と、 上記記憶手段(1)に記憶された優先順位データに従
って、順次に入力される上記押鍵を示す複数の演奏制御
情報のうち有効であるものを判断する判断手段(2)
と、 上記判断手段(2)により有効であると判断された押
鍵を示す演奏制御情報に応じて楽音の発生を制御する楽
音発生制御手段(3)と を備えることである。
制御装置の構成上の特徴は、第1図に示されるように、 演奏情報発生装置から出力される演奏制御情報を複数
の音源装置にそれぞれ共通に入力して楽音発生を行う電
子楽器システムにおいて使用される音源装置における発
音制御装置において、 順次に入力される押鍵を示す複数の演奏制御情報を各
音源装置間において巡回的に有効と判断するための優先
順位を定める優先順位データを記憶した記憶手段(1)
と、 上記記憶手段(1)に記憶された優先順位データに従
って、順次に入力される上記押鍵を示す複数の演奏制御
情報のうち有効であるものを判断する判断手段(2)
と、 上記判断手段(2)により有効であると判断された押
鍵を示す演奏制御情報に応じて楽音の発生を制御する楽
音発生制御手段(3)と を備えることである。
(作用) 本発明によれば、順次に入力される押鍵を示す複数の
演奏制御情報のうち、優先順位データに従って各音源装
置間において巡回的に有効であると判断したものに応じ
て楽音の発生を制御するようにしたので、各音源装置に
記憶された優先順位データが異なることにより各音源装
置が順番に発音するようになり、特定の音源装置に発音
が片寄らず平均化されるようになる。
演奏制御情報のうち、優先順位データに従って各音源装
置間において巡回的に有効であると判断したものに応じ
て楽音の発生を制御するようにしたので、各音源装置に
記憶された優先順位データが異なることにより各音源装
置が順番に発音するようになり、特定の音源装置に発音
が片寄らず平均化されるようになる。
(発明の効果) 従って、本発明によれば、どのようなノート番号の押
鍵を示す演奏制御情報を受け取った場合でも、受け取っ
た演奏制御情報については併設した複数の音源装置間で
巡回的に楽音の発生の制御が行われるので、その結果、
各音源装置間で平均化して発音処理が行われるようにな
って、電子楽器システム全体として発音数を増やす効果
が充分に得られる。
鍵を示す演奏制御情報を受け取った場合でも、受け取っ
た演奏制御情報については併設した複数の音源装置間で
巡回的に楽音の発生の制御が行われるので、その結果、
各音源装置間で平均化して発音処理が行われるようにな
って、電子楽器システム全体として発音数を増やす効果
が充分に得られる。
(実施例) 次に、本発明による発音制御装置が適用された音源装
置を含む電子楽器システムの具体的実施例につき、図面
を参照しながら説明する。
置を含む電子楽器システムの具体的実施例につき、図面
を参照しながら説明する。
第1実施例:(第1の発明) 第2図には、1個の演奏情報発生装置の一例である鍵
盤装置11に対してMIDI12によりそれぞれが接続された複
数個の音源装置Sによって生成される各楽音信号が加算
され、増巾器13を介してスピーカ14より楽音として出力
される電子楽器システムの全体概略が示されている。ま
た、第3図には、この電子楽器システムに用いられる音
源装置Sの1個が概略的に示されている。この第3図に
おいて、MIDI規格に適合された入力インターフェース20
から入力された本発明における演奏制御情報であるデー
タは受信検出回路21によって検出され、この受信検出回
路21により入力されたデータのうちの音源装置Sに必要
なデータが選択されて、第4図に示されているように3
バイト(1バイト目STAT、2バイト目DAT1、3バイト目
DAT2とする。)を1組とする受信データRCVDとしてその
受信検出回路21に内蔵されているバッファに蓄積され
る。この蓄積された受信データRCVDはマイコン22の制御
のもとに、受信データRCVDの組の総数BSTNとともにバス
23を介してそのマイコン22に供給される。
盤装置11に対してMIDI12によりそれぞれが接続された複
数個の音源装置Sによって生成される各楽音信号が加算
され、増巾器13を介してスピーカ14より楽音として出力
される電子楽器システムの全体概略が示されている。ま
た、第3図には、この電子楽器システムに用いられる音
源装置Sの1個が概略的に示されている。この第3図に
おいて、MIDI規格に適合された入力インターフェース20
から入力された本発明における演奏制御情報であるデー
タは受信検出回路21によって検出され、この受信検出回
路21により入力されたデータのうちの音源装置Sに必要
なデータが選択されて、第4図に示されているように3
バイト(1バイト目STAT、2バイト目DAT1、3バイト目
DAT2とする。)を1組とする受信データRCVDとしてその
受信検出回路21に内蔵されているバッファに蓄積され
る。この蓄積された受信データRCVDはマイコン22の制御
のもとに、受信データRCVDの組の総数BSTNとともにバス
23を介してそのマイコン22に供給される。
なお、必要なデータとは、第4図に示されているよう
に押鍵・離鍵データおよび楽音の減衰を早めるダンプ処
理を踏込み操作により禁止して減衰時間を長くするダン
パーデータである。また、必要ならば、アフタータッチ
データ、プログラムチェンジデータ、コントロールチェ
ンジデータ、モードメッセージデータあるいはシステム
エクスクルーシブデータなどのデータを選択して、前記
バッファに蓄積するのも良い。さらに、第4図には押鍵
・離鍵データ、およびダンパーデータの値が2進表示に
より示してある。各データの1バイト目STATの下位4ビ
ットnnnnは受信チャンネル番号n、2バイト目DAT1の下
位7ビットkkkkkkkはキーコードに対応するノート番
号、3バイト目DAT2の下位7ビットvvvvvvvはベロシテ
ィーを表わす。
に押鍵・離鍵データおよび楽音の減衰を早めるダンプ処
理を踏込み操作により禁止して減衰時間を長くするダン
パーデータである。また、必要ならば、アフタータッチ
データ、プログラムチェンジデータ、コントロールチェ
ンジデータ、モードメッセージデータあるいはシステム
エクスクルーシブデータなどのデータを選択して、前記
バッファに蓄積するのも良い。さらに、第4図には押鍵
・離鍵データ、およびダンパーデータの値が2進表示に
より示してある。各データの1バイト目STATの下位4ビ
ットnnnnは受信チャンネル番号n、2バイト目DAT1の下
位7ビットkkkkkkkはキーコードに対応するノート番
号、3バイト目DAT2の下位7ビットvvvvvvvはベロシテ
ィーを表わす。
(以後において10進表示ではそれぞれn,k,vそれぞれで
表わし、nは0〜15、k,vそれぞれ0〜127の値を採るこ
とができる。)また、受信チャネル番号nは4ビットで
あるためにnは0〜15までの値を採ることができるが、
音源装置Sの受信検出回路21は説明の便宜上受信チャネ
ル番号0〜7を受信し、受信チャネル番号8〜15は受信
できないものとする。そして、受信チャネル番号0〜7
に対応して、例えばピアノ、ハープシコードなど8種類
の音色が割当てられているものとする。
表わし、nは0〜15、k,vそれぞれ0〜127の値を採るこ
とができる。)また、受信チャネル番号nは4ビットで
あるためにnは0〜15までの値を採ることができるが、
音源装置Sの受信検出回路21は説明の便宜上受信チャネ
ル番号0〜7を受信し、受信チャネル番号8〜15は受信
できないものとする。そして、受信チャネル番号0〜7
に対応して、例えばピアノ、ハープシコードなど8種類
の音色が割当てられているものとする。
また、使用者があらかじめ設定しておく、併設状態設
定スイッチ24を構成する併設総数スイッチTOTLSW24Aお
よび優先順位スイッチPRIOSW24Bの設定状態がスイッチ
検出回路25に検出されて、併設総数TOTL、優先順位の初
期値PRIOとして同様にマイコン22に供給される。使用者
は併設総数スイッチTOTLSW24Aにより併設総数TOTLの値
を音源装置Sの合計総数に、優先順位スイッチPRIOSW24
Bにより優先順位の初期値PRIOの値を“1"より併設総数T
OTLの値まで重複がないように各音源装置Sに順番に割
当てて設定すれば良い。
定スイッチ24を構成する併設総数スイッチTOTLSW24Aお
よび優先順位スイッチPRIOSW24Bの設定状態がスイッチ
検出回路25に検出されて、併設総数TOTL、優先順位の初
期値PRIOとして同様にマイコン22に供給される。使用者
は併設総数スイッチTOTLSW24Aにより併設総数TOTLの値
を音源装置Sの合計総数に、優先順位スイッチPRIOSW24
Bにより優先順位の初期値PRIOの値を“1"より併設総数T
OTLの値まで重複がないように各音源装置Sに順番に割
当てて設定すれば良い。
さらには、このマイコン22には、各音色および発生さ
れる各音量等を切換えもしくは調節する操作子群26の操
作状態が操作子検出回路27に検出されて操作子データMN
Phとして供給される。これら併設総数TOTL、優先順位の
初期値PRIOおよび操作子データMNPhなどは、マイコン22
の制御におけるそのマイコン22への供給時点での操作状
態を表わしている。
れる各音量等を切換えもしくは調節する操作子群26の操
作状態が操作子検出回路27に検出されて操作子データMN
Phとして供給される。これら併設総数TOTL、優先順位の
初期値PRIOおよび操作子データMNPhなどは、マイコン22
の制御におけるそのマイコン22への供給時点での操作状
態を表わしている。
前記マイコン22は、所定プログラムを実行する中央処
理装置(CPU)22Aと、このプログラムを記憶する読出し
専用メモリ(ROM)22Bと、このプログラムを実行するの
に必要なワーキングメモリとして、また前述された受信
データRCVD、併設総数TOTL、優先順位の初期値PRIO、お
よび操作子データMNPhなどを記憶するのに割当てられる
各種レジスタとしての書込み可能メモリ(RAM)22Cと、
このプログラム中で各種の時間を計測するタイマ群を含
むタイマ回路22Dとより構成されている。そして、前述
された受信データRCVD、併設総数TOTL、優先順位の初期
値PRIOおよび操作子データMNPhなどにもとづき前記プロ
グラムを実行することにより、本第1実施例においては
16個の楽音発生チャネルを有する楽音発生回路28を制御
して、所定の割当てられた楽音発生チャネルにより所望
の楽音信号を生成し出力させている。
理装置(CPU)22Aと、このプログラムを記憶する読出し
専用メモリ(ROM)22Bと、このプログラムを実行するの
に必要なワーキングメモリとして、また前述された受信
データRCVD、併設総数TOTL、優先順位の初期値PRIO、お
よび操作子データMNPhなどを記憶するのに割当てられる
各種レジスタとしての書込み可能メモリ(RAM)22Cと、
このプログラム中で各種の時間を計測するタイマ群を含
むタイマ回路22Dとより構成されている。そして、前述
された受信データRCVD、併設総数TOTL、優先順位の初期
値PRIOおよび操作子データMNPhなどにもとづき前記プロ
グラムを実行することにより、本第1実施例においては
16個の楽音発生チャネルを有する楽音発生回路28を制御
して、所定の割当てられた楽音発生チャネルにより所望
の楽音信号を生成し出力させている。
次に、前述のように構成された音源装置Sの基本的動
作について、第5図のマイコンの基本プログラムのフロ
ーチャートにもとづき各ステップ毎に詳述する。
作について、第5図のマイコンの基本プログラムのフロ
ーチャートにもとづき各ステップ毎に詳述する。
A 電源の投入により所定のプログラムの実行を開始す
る。まず各種レジスタとして割り当てられるなどのマイ
コン22におけるRAM22Cの内容をクリヤするとともに、受
信検出回路21、スイッチ検出回路25および操作子検出回
路27に対して初期設定を指令する。
る。まず各種レジスタとして割り当てられるなどのマイ
コン22におけるRAM22Cの内容をクリヤするとともに、受
信検出回路21、スイッチ検出回路25および操作子検出回
路27に対して初期設定を指令する。
B 操作子検出回路27から操作子データMNPhを読込み、
この操作子データMNPhによりROM22Bに記憶されている所
定のテーブルから前述した8種類の音色に対応するパラ
メータを読出して各音色の楽音発生に関するパラメータ
群GTEm(0)〜GTEm(7)に変換し、この変換されたパ
ラメータ群GTEm(0)〜GTEm(7)を所定のレジスタGT
Em(0)R〜GTEm(7)Rに書込む。
この操作子データMNPhによりROM22Bに記憶されている所
定のテーブルから前述した8種類の音色に対応するパラ
メータを読出して各音色の楽音発生に関するパラメータ
群GTEm(0)〜GTEm(7)に変換し、この変換されたパ
ラメータ群GTEm(0)〜GTEm(7)を所定のレジスタGT
Em(0)R〜GTEm(7)Rに書込む。
なお、パラメータ群GTEm(n)は受信チャネル番号n
に対応する音色のパラメータ群を指す。前述のように、
受信データRCVDには受信チャネル番号nが含まれてお
り、後述されるように発音時に、受信チャネル番号nを
対応するパラメータ群GTEm(n)を使って楽音発生を行
ない、対応する音色を発生する。このようにして受信チ
ャネル番号nにより1台の音源装置Sで異なる音色を発
生させることができる。
に対応する音色のパラメータ群を指す。前述のように、
受信データRCVDには受信チャネル番号nが含まれてお
り、後述されるように発音時に、受信チャネル番号nを
対応するパラメータ群GTEm(n)を使って楽音発生を行
ない、対応する音色を発生する。このようにして受信チ
ャネル番号nにより1台の音源装置Sで異なる音色を発
生させることができる。
C スイッチ検出回路25から併設総数TOTLおよび優先順
位の初期値PRIOを読込み、レジスタTOTLR,PRIORに書込
まれている古い併設総数TOTLおよび優先順位の初期値PR
IOの値と新しく読込んだ併設総数TOTLおよび優先順位の
初期値PRIOの値とを比較して異なっている場合には新し
い値をレジスタTOTLR,PRIORに書込むとともに、レジス
タPRIRに優先順位データとして優先順位の初期値PRIOを
セットする。電源投入時にはRAM22Cがクリアされ、レジ
スタTOTLR,PRIOR,PRIRもクリアされていることにより、
レジスタPRIRに書込まれる優先順位データPRIは読込ま
れた優先順位の初期値PRIOに初期設定されることにな
る。
位の初期値PRIOを読込み、レジスタTOTLR,PRIORに書込
まれている古い併設総数TOTLおよび優先順位の初期値PR
IOの値と新しく読込んだ併設総数TOTLおよび優先順位の
初期値PRIOの値とを比較して異なっている場合には新し
い値をレジスタTOTLR,PRIORに書込むとともに、レジス
タPRIRに優先順位データとして優先順位の初期値PRIOを
セットする。電源投入時にはRAM22Cがクリアされ、レジ
スタTOTLR,PRIOR,PRIRもクリアされていることにより、
レジスタPRIRに書込まれる優先順位データPRIは読込ま
れた優先順位の初期値PRIOに初期設定されることにな
る。
D 受信検出回路21より1バイト目STAT、2バイト目DA
T1、3バイト目DAT2の組である受信データRCVDを読込
み、レジスタRCVDRの対応する領域に生起した時間順序
にしたがって書込む。また、受信データRCVDの総数BSTN
を読込み、レジスタSTNRに新たな処理待ちデータの数ST
Nとして書込む。
T1、3バイト目DAT2の組である受信データRCVDを読込
み、レジスタRCVDRの対応する領域に生起した時間順序
にしたがって書込む。また、受信データRCVDの総数BSTN
を読込み、レジスタSTNRに新たな処理待ちデータの数ST
Nとして書込む。
E レジスタSTNRに書込まれている処理待ちデータの数
STNが“0"であるか否かによって受信データRCVDの処理
が終了したか否かを判断する。処理待ちデータの数STN
が“1"以上で受信データRCVDの処理が終了していない場
合にはステップGに行く。
STNが“0"であるか否かによって受信データRCVDの処理
が終了したか否かを判断する。処理待ちデータの数STN
が“1"以上で受信データRCVDの処理が終了していない場
合にはステップGに行く。
F ステップEにおける判断において処理待ちデータの
数STNが“0"で受信データRCVDの処理が終了している場
合には、各楽音発生チャネルに対応する各エンベロープ
波形生成チャネルにおいて、順次に次のように所定のエ
ンベロープの処理を行なう。
数STNが“0"で受信データRCVDの処理が終了している場
合には、各楽音発生チャネルに対応する各エンベロープ
波形生成チャネルにおいて、順次に次のように所定のエ
ンベロープの処理を行なう。
I)ROM22Bに記憶されたエンベロープ波形の所定テーブ
ルを読出し、各楽音発生チャネルに対応するレジスタnR
に書込まれている受信チャネル番号nに対応するレジス
タGTEm(n)Rに書込まれている楽音発生に関するパラ
メータ群GTEm(n)、さらには後述されるレジスタKYC
R,KTDRに書込まれているキーコードKYCおよびタッチレ
スポンスデータKTDにもとづいて、所定時間当りのエン
ベロープの変化値(エンベロープの増盛および減衰に応
じて正負を含む。)を示すレートRTおよび累算されるそ
のレートRT値が変わるエンベロープの傾きの変化点を示
すブレークポイントレベルLBPのそれぞれより構成され
るレートRTj群およびブレークポイントレベルLBPj群を
演算生成する。さらに、第6図に示されているタッチレ
スポンスデータKTD−アタックレベルLATK変換グラフに
対応してROM22Bに前もって記憶されているその変換テー
ブルによりアタックレベルLATKを生成する(以後におい
てはレートRTj群、ブレークポイントレベルLBPj群およ
びアタックレベルLATKを「エンベロープパラメータ」と
称する。)。
ルを読出し、各楽音発生チャネルに対応するレジスタnR
に書込まれている受信チャネル番号nに対応するレジス
タGTEm(n)Rに書込まれている楽音発生に関するパラ
メータ群GTEm(n)、さらには後述されるレジスタKYC
R,KTDRに書込まれているキーコードKYCおよびタッチレ
スポンスデータKTDにもとづいて、所定時間当りのエン
ベロープの変化値(エンベロープの増盛および減衰に応
じて正負を含む。)を示すレートRTおよび累算されるそ
のレートRT値が変わるエンベロープの傾きの変化点を示
すブレークポイントレベルLBPのそれぞれより構成され
るレートRTj群およびブレークポイントレベルLBPj群を
演算生成する。さらに、第6図に示されているタッチレ
スポンスデータKTD−アタックレベルLATK変換グラフに
対応してROM22Bに前もって記憶されているその変換テー
ブルによりアタックレベルLATKを生成する(以後におい
てはレートRTj群、ブレークポイントレベルLBPj群およ
びアタックレベルLATKを「エンベロープパラメータ」と
称する。)。
II)算出された所定のレートRTj群およびブレークポイ
ントレベルLBPj群にもとづきエンベロープレベルLEVを
演算、言い換えればエンベロープ波形を演算する(この
エンベロープレベルLEVの演算は、次のようにして行な
う。レジスタLBPjRに書込まれているブレークポイント
レベルLBPj群のうちのレジスタjRに書込まれているエン
ベロープステップjに対応した部分をレジスタLBPRに書
込むとともに、レジスタRTjRに書込まれているレートRT
j群のうちのレジスタjRに書込まれているエンベロープ
ステップjに対応した部分をレジスタRTRに書込む。次
に、エンベロープレベルLEVにレジスタRTRに書込まれて
いるレートRTを累算して、この累算値がレジスタLBPRに
書込まれているブレークポイントレベルLBPに到達した
ならばエンベロープステップjに1を加算して、この加
算後の数を新たなエンベロープステップjとしてレジス
アjRに書込むなどを繰り返すことによって行なう。)。
ントレベルLBPj群にもとづきエンベロープレベルLEVを
演算、言い換えればエンベロープ波形を演算する(この
エンベロープレベルLEVの演算は、次のようにして行な
う。レジスタLBPjRに書込まれているブレークポイント
レベルLBPj群のうちのレジスタjRに書込まれているエン
ベロープステップjに対応した部分をレジスタLBPRに書
込むとともに、レジスタRTjRに書込まれているレートRT
j群のうちのレジスタjRに書込まれているエンベロープ
ステップjに対応した部分をレジスタRTRに書込む。次
に、エンベロープレベルLEVにレジスタRTRに書込まれて
いるレートRTを累算して、この累算値がレジスタLBPRに
書込まれているブレークポイントレベルLBPに到達した
ならばエンベロープステップjに1を加算して、この加
算後の数を新たなエンベロープステップjとしてレジス
アjRに書込むなどを繰り返すことによって行なう。)。
III)前項のようにして生成されるエンベロープ波形に
おいて、第7図に示されるようにいわゆるADSR表現にお
けるアタック部Aを終了(アタック部Aの終了に対応す
るブレークポイントレベルLBPat(アタックレベルLATK
と同じである。)にエンベロープレベルLEVが到達した
か否かによって判断)するとアタック終了フラグEV−AT
を“0"に設定し、またリリース部Rを終了(リリース部
Rの終了に対応するブレークポイントレベルLBPendにエ
ンベロープレベルLEVが到達したか否かによって判断)
するとエンベロープ終了クラブEV−ENDを“0"に設定す
る。このエンベロープ終了フラグEV−ENDの“0"によっ
て対応する楽音発生チャネルが解放される。
おいて、第7図に示されるようにいわゆるADSR表現にお
けるアタック部Aを終了(アタック部Aの終了に対応す
るブレークポイントレベルLBPat(アタックレベルLATK
と同じである。)にエンベロープレベルLEVが到達した
か否かによって判断)するとアタック終了フラグEV−AT
を“0"に設定し、またリリース部Rを終了(リリース部
Rの終了に対応するブレークポイントレベルLBPendにエ
ンベロープレベルLEVが到達したか否かによって判断)
するとエンベロープ終了クラブEV−ENDを“0"に設定す
る。このエンベロープ終了フラグEV−ENDの“0"によっ
て対応する楽音発生チャネルが解放される。
(これらレートRTj群、ブレークポイントレベルLBPj
群、アタックレベルLATK、演算対象のレートRT、ブレー
クポイントレベルLBP、エンベロープレベルLEV、エンベ
ロープステップjおよび各種フラグEV−AT,EV−ENDは各
エンベロープ波形生成チェネル毎に対応して設定され
る。したがって、これらのデータを書込みおよび/また
は読出すレジスタRTjR,LBPjR,RTR,LBPR,LEVR,jR,EV−AT
R,EV−ENDRも各エンベロープ波形生成チャネル毎に設け
られている。そして、これらは各エンベロープ波形生成
チャネル毎に一群を構成し、一群として取り扱われ
る。) レジスタRKOFRに書込まれる離鍵エンベロープの処理
中フラグRKOFが“1"に設定されて後述される離鍵の処理
(ステップM)が開始される場合に、各楽音発生チャネ
ルの受信チャネル番号nに対応するレジスタFCDS(n)
Rに書込まれているダンパー状態フラグFCDS(n)がダ
ンパーペダルの踏込み状態にない“0"を示している場合
には、対応するレジスタEV−ATRに書込まれているアタ
ック終了クラブEV−ATがアタック部Aの終了“0"を示し
た後において、離鍵エンベロープ処理中フラグPKOFを
“0"に設定し直してエンベロープ波形を所定の離鍵エン
ベロープに変更する。離鍵エンベロープの生成方法は前
述された生成方法に準じている。
群、アタックレベルLATK、演算対象のレートRT、ブレー
クポイントレベルLBP、エンベロープレベルLEV、エンベ
ロープステップjおよび各種フラグEV−AT,EV−ENDは各
エンベロープ波形生成チェネル毎に対応して設定され
る。したがって、これらのデータを書込みおよび/また
は読出すレジスタRTjR,LBPjR,RTR,LBPR,LEVR,jR,EV−AT
R,EV−ENDRも各エンベロープ波形生成チャネル毎に設け
られている。そして、これらは各エンベロープ波形生成
チャネル毎に一群を構成し、一群として取り扱われ
る。) レジスタRKOFRに書込まれる離鍵エンベロープの処理
中フラグRKOFが“1"に設定されて後述される離鍵の処理
(ステップM)が開始される場合に、各楽音発生チャネ
ルの受信チャネル番号nに対応するレジスタFCDS(n)
Rに書込まれているダンパー状態フラグFCDS(n)がダ
ンパーペダルの踏込み状態にない“0"を示している場合
には、対応するレジスタEV−ATRに書込まれているアタ
ック終了クラブEV−ATがアタック部Aの終了“0"を示し
た後において、離鍵エンベロープ処理中フラグPKOFを
“0"に設定し直してエンベロープ波形を所定の離鍵エン
ベロープに変更する。離鍵エンベロープの生成方法は前
述された生成方法に準じている。
エンベロープ処理後はステップBに戻る。
G ステップEにおける判断において処理待ちデータの
数STNが“1"以上で鍵操作の処理が終了していない場合
には、まず処理待ちデータの数STNから“1"を減算し
て、この減算後の数を新たな処理待ちデータの数STNと
してレジスタSTNRに書込む、次に、レジスタRCVDRに書
込まれている受信データRCVDのうちの最も古い受信デー
タRCVDを読出して(先入先出法)、この受信データRCVD
に含まれる1バイト目STATの下位4ビットの値が示す受
信チャネル番号nを受信チャネルバッファBnRに書込
む。さらに、この1バイト目STATの上位4ビットの値が
“BH"(Hは16進数を示す)でかつ2バイト目DAT1の値
が“40H"であるか否かによってダンパーデータであるか
否かを判断する。1バイト目STATの上位4ビットの値が
“BH"でなく、または2バイト目DAT1の値が“40H"でな
く、この受信データRCVDがダンパーデータでない場合に
はステップ1に行く。
数STNが“1"以上で鍵操作の処理が終了していない場合
には、まず処理待ちデータの数STNから“1"を減算し
て、この減算後の数を新たな処理待ちデータの数STNと
してレジスタSTNRに書込む、次に、レジスタRCVDRに書
込まれている受信データRCVDのうちの最も古い受信デー
タRCVDを読出して(先入先出法)、この受信データRCVD
に含まれる1バイト目STATの下位4ビットの値が示す受
信チャネル番号nを受信チャネルバッファBnRに書込
む。さらに、この1バイト目STATの上位4ビットの値が
“BH"(Hは16進数を示す)でかつ2バイト目DAT1の値
が“40H"であるか否かによってダンパーデータであるか
否かを判断する。1バイト目STATの上位4ビットの値が
“BH"でなく、または2バイト目DAT1の値が“40H"でな
く、この受信データRCVDがダンパーデータでない場合に
はステップ1に行く。
H ステップGにおける判断において受信データRCVDに
含まれる1バイト目STATの上位4ビットの値が“BH"
(Hは16進数を示す。)でかつ2バイト目DAT1の値が
“40H"を示して、この受信データRCVDがダンパーデータ
である場合には、ステップHのダンパー処理ルーチンに
行く。詳しくは第8図に示されているフローチャートに
より後述する。このリーチンを終えるとステップEに戻
る。
含まれる1バイト目STATの上位4ビットの値が“BH"
(Hは16進数を示す。)でかつ2バイト目DAT1の値が
“40H"を示して、この受信データRCVDがダンパーデータ
である場合には、ステップHのダンパー処理ルーチンに
行く。詳しくは第8図に示されているフローチャートに
より後述する。このリーチンを終えるとステップEに戻
る。
I ステップGにおける判断において受信データRCVDが
ダンパーデータでない場合には、まずレジスタBKYCRに
受信データRCVDの2バイト目DAT1の値kをキーコードBK
YCとして書込み、レジスタBKTDRに受信データRCVDの3
バイト目DAT2の値vをタッチレスポンスデータBKTDとし
て書込む。次に、受信データRCVDに含まれる1バイト目
STATの上位4ビットの値が“8H"であるか否かによっ
て、この受信データRCVDが離鍵データであるか否かを判
断する。1バイト目STATの上位4ビットの値が“8H"を
示して、この受信データRCVDが離鍵データであればステ
ップMに行く。
ダンパーデータでない場合には、まずレジスタBKYCRに
受信データRCVDの2バイト目DAT1の値kをキーコードBK
YCとして書込み、レジスタBKTDRに受信データRCVDの3
バイト目DAT2の値vをタッチレスポンスデータBKTDとし
て書込む。次に、受信データRCVDに含まれる1バイト目
STATの上位4ビットの値が“8H"であるか否かによっ
て、この受信データRCVDが離鍵データであるか否かを判
断する。1バイト目STATの上位4ビットの値が“8H"を
示して、この受信データRCVDが離鍵データであればステ
ップMに行く。
J ステップIにおける判断において受信データRCVDに
含まれる1バイト目STATの上位4ビットの値が“8H"で
ない場合には、3バイト目DAT2の値が“00H"である否か
によって、この受信データRCVDが離鍵データであるか否
かを判断する。3バイト目DAT2の値が“00H"を示し、こ
の受信データRCVDが離鍵データの場合にはステップMに
行く。
含まれる1バイト目STATの上位4ビットの値が“8H"で
ない場合には、3バイト目DAT2の値が“00H"である否か
によって、この受信データRCVDが離鍵データであるか否
かを判断する。3バイト目DAT2の値が“00H"を示し、こ
の受信データRCVDが離鍵データの場合にはステップMに
行く。
K ステップjにおける判断において受信データRCVDに
含まれる3バイト目DAT2の値が“00H"でなく受信データ
RCVDが押鍵データである場合には、レジスタPRIRに記憶
されている優先順位データPRIの値が“1"であるか否か
を判断する。優先順位データPRIの値が“1"でない場合
にはステップNに行く。このステップKにおける判断
は、優先順位にデータPRIの値が“1"でない場合には、
この押鍵データによる楽音の発音は行なわれないように
するものである。
含まれる3バイト目DAT2の値が“00H"でなく受信データ
RCVDが押鍵データである場合には、レジスタPRIRに記憶
されている優先順位データPRIの値が“1"であるか否か
を判断する。優先順位データPRIの値が“1"でない場合
にはステップNに行く。このステップKにおける判断
は、優先順位にデータPRIの値が“1"でない場合には、
この押鍵データによる楽音の発音は行なわれないように
するものである。
L ステップKにおける判断において優先順位データPR
Iの値が“1"の場合には、次のように押鍵処理をする。
Iの値が“1"の場合には、次のように押鍵処理をする。
(楽音の割当ては、各楽音発生チャネルそれぞれに対応
させて設けられている楽音割当チャネル毎に設定される
キー状態フラグKYS、キーコードKYC、タッチレスポンス
データKTD、ピッチデータFQYおよび音色パラメータ群TN
pに所定のデータを書込むことで行なわれる。言い換え
れば、レジスタKYSRにキー状態フラグKYSの押鍵状態を
示す“1"を書込む、レジスタKYCRにレジスタBKYCRの値
をキーコードKYCとして書込み、レジスタKTDRにレジス
タBKTDRの値をタッチレスポンスデータKTDとして書込
み、さらにレジスタFQYRへ受信チャネルバッファBnRに
書込まれている受信チャネル番号nに対応するレジスタ
GTEm(n)Rに書込まれている楽音発生に関するパラメ
ータ群GTEm(n)とレジスタKYCRに書込まれているキー
コードKYCとにより演算生成されたピッチデータFQYを書
込むことで行なわれ、また前記楽音発生に関するパラメ
ータGTEm(n)より音色パラメータ群TNpを演算生成し
てその音色パラメータ群TNpを音色パラメータレジスタ
群TNpRに書込むことで行なわれる。これにより、受信チ
ャネル番号nに対応する音色が楽音割当てチャネルに設
定される。さらに、対応するエンベロープ波形生成チャ
ネルに対応して、離鍵エンベロープ処理中フラグRKOFを
“0"に設定し直してレジスタRKOFRに書込み、エンベロ
ープステップjが書込まれるレジスタjRおよびエンベロ
ープレベルLEVが書込まれるレジスタLEVRをクリヤする
ことで行なわれる。また、前述されたレジスタRTjR,LBP
jR,LATKRに、レートRTj群、ブレイクポイントLBPj群、
第1変更レートRTS、第2変更レートRTA、アタックレベ
ルLATKを書込み、レジスタEV−ATR,EV−ENDRおよび各種
フラグを“1"に設定することで行なわれる。) 楽音発生チャネルへの割当て、言い換えれば楽音割当
チャネルへの割当ては、次のように行なう。
させて設けられている楽音割当チャネル毎に設定される
キー状態フラグKYS、キーコードKYC、タッチレスポンス
データKTD、ピッチデータFQYおよび音色パラメータ群TN
pに所定のデータを書込むことで行なわれる。言い換え
れば、レジスタKYSRにキー状態フラグKYSの押鍵状態を
示す“1"を書込む、レジスタKYCRにレジスタBKYCRの値
をキーコードKYCとして書込み、レジスタKTDRにレジス
タBKTDRの値をタッチレスポンスデータKTDとして書込
み、さらにレジスタFQYRへ受信チャネルバッファBnRに
書込まれている受信チャネル番号nに対応するレジスタ
GTEm(n)Rに書込まれている楽音発生に関するパラメ
ータ群GTEm(n)とレジスタKYCRに書込まれているキー
コードKYCとにより演算生成されたピッチデータFQYを書
込むことで行なわれ、また前記楽音発生に関するパラメ
ータGTEm(n)より音色パラメータ群TNpを演算生成し
てその音色パラメータ群TNpを音色パラメータレジスタ
群TNpRに書込むことで行なわれる。これにより、受信チ
ャネル番号nに対応する音色が楽音割当てチャネルに設
定される。さらに、対応するエンベロープ波形生成チャ
ネルに対応して、離鍵エンベロープ処理中フラグRKOFを
“0"に設定し直してレジスタRKOFRに書込み、エンベロ
ープステップjが書込まれるレジスタjRおよびエンベロ
ープレベルLEVが書込まれるレジスタLEVRをクリヤする
ことで行なわれる。また、前述されたレジスタRTjR,LBP
jR,LATKRに、レートRTj群、ブレイクポイントLBPj群、
第1変更レートRTS、第2変更レートRTA、アタックレベ
ルLATKを書込み、レジスタEV−ATR,EV−ENDRおよび各種
フラグを“1"に設定することで行なわれる。) 楽音発生チャネルへの割当て、言い換えれば楽音割当
チャネルへの割当ては、次のように行なう。
I)各楽音割当チャネルのレジスタKYSRに書込まれてい
るキー状態フラグKYSおよび各エンベロープ波形生成チ
ャネルのレジスタEV−ENDRに書込まれているエンベロー
プ終了フラグEV−ENDにより発音を終了し解放されてい
る楽音発生チャネルを検出し、前述のように割当て、発
音の開始を指示してステップNに行く。
るキー状態フラグKYSおよび各エンベロープ波形生成チ
ャネルのレジスタEV−ENDRに書込まれているエンベロー
プ終了フラグEV−ENDにより発音を終了し解放されてい
る楽音発生チャネルを検出し、前述のように割当て、発
音の開始を指示してステップNに行く。
II)解放されている楽音発生チャネルが検出されなかっ
た場合には、エンベロープ波形生成チャネルのレジスタ
LEVR,EV−ATRそれぞれに書込まれているエンベロープレ
ベルLEVおよびアタック終了フラグEV−ATにもとづき発
音中でアタック部Aを終了してそのエンベロープレベル
LEVの最も小さい楽音発生チャネルを検出する。そし
て、前述のように割当て、発音の開始を指示してステッ
プNに行く。なお、この場合にはレジスタLEVRをリセッ
トして発音を停止する処理を行なったが、急速減衰処理
を施すのが望ましい。
た場合には、エンベロープ波形生成チャネルのレジスタ
LEVR,EV−ATRそれぞれに書込まれているエンベロープレ
ベルLEVおよびアタック終了フラグEV−ATにもとづき発
音中でアタック部Aを終了してそのエンベロープレベル
LEVの最も小さい楽音発生チャネルを検出する。そし
て、前述のように割当て、発音の開始を指示してステッ
プNに行く。なお、この場合にはレジスタLEVRをリセッ
トして発音を停止する処理を行なったが、急速減衰処理
を施すのが望ましい。
M ステップIにおける判断において受信データRCVDに
含まれる1バイト目STATの上位4ビットの値が“8H"の
場合およびステップJにおける判断において3バイト目
DAT2の値が“00H"である場合には、この受信データRCVD
は離鍵データであるので次のように離鍵処理を行なう。
含まれる1バイト目STATの上位4ビットの値が“8H"の
場合およびステップJにおける判断において3バイト目
DAT2の値が“00H"である場合には、この受信データRCVD
は離鍵データであるので次のように離鍵処理を行なう。
レジスタBKYRに書込まれているキーデータBKYDに含ま
れるキーコードBKYCおよび受信チャネルバッファBmRに
書込まれている受信チャネル番号nにより、各楽音割当
チャネルにおけるレジスタKYCR,KYSR,nRそれぞれ書込ま
れているキーコードKYC、キー状態フラグKYSおよび受信
チャネル番号nにおいてキーコードBKYC,KYCが同じでキ
ー状態フラグKYSが押鍵状態の“1"を示して、受信チャ
ネル番号nが一致する楽音割当チャネルを検出して、離
鍵エンベロープ処理中フラグRKOFを離鍵エンベロープ処
理中を示す“1"に設定するとともに、キー状態フラグKY
Sを離鍵状態を示す“0"に変更して、離鍵処理の開始を
指示してステップEに戻る。
れるキーコードBKYCおよび受信チャネルバッファBmRに
書込まれている受信チャネル番号nにより、各楽音割当
チャネルにおけるレジスタKYCR,KYSR,nRそれぞれ書込ま
れているキーコードKYC、キー状態フラグKYSおよび受信
チャネル番号nにおいてキーコードBKYC,KYCが同じでキ
ー状態フラグKYSが押鍵状態の“1"を示して、受信チャ
ネル番号nが一致する楽音割当チャネルを検出して、離
鍵エンベロープ処理中フラグRKOFを離鍵エンベロープ処
理中を示す“1"に設定するとともに、キー状態フラグKY
Sを離鍵状態を示す“0"に変更して、離鍵処理の開始を
指示してステップEに戻る。
前述のような楽音発生チャネルが検出されない場合に
は、そのままステップEに戻る。
は、そのままステップEに戻る。
N 優先順位変更ルーチン。詳しくは第9図に示されて
いるフローチャートにより後述する。このルーチンを終
えるとステップEにもどる。
いるフローチャートにより後述する。このルーチンを終
えるとステップEにもどる。
次に、ダンパー処理ルーチン(ステップH)につい
て、第8図を参照しつつステップ毎に詳述する。
て、第8図を参照しつつステップ毎に詳述する。
H−1 レジスタRCVDRに書込まれている受信データRCV
Dに含まれる3バイト目DAT2の値が“40H"未満であるか
どうかを判断する。3バイト目DAT2の値が“40H"未満で
ある場合にはステップH−3に行く。
Dに含まれる3バイト目DAT2の値が“40H"未満であるか
どうかを判断する。3バイト目DAT2の値が“40H"未満で
ある場合にはステップH−3に行く。
H−2 ステップH−1における判断において、3バイ
ト目DAT2の値が“40H"未満でなくて受信データRCVDがダ
ンパーON(ダンパーペダルを踏込んだ状態)である場合
には、受信チャネルバッファBnRに書込まれている受信
チャネル番号nに対応するレジスタFCDS(n)Rにダン
パー状態フラグFCDS(n)のダンパーペダルの踏込み状
態を示す“1"を書込み、ルーチンを終了する。
ト目DAT2の値が“40H"未満でなくて受信データRCVDがダ
ンパーON(ダンパーペダルを踏込んだ状態)である場合
には、受信チャネルバッファBnRに書込まれている受信
チャネル番号nに対応するレジスタFCDS(n)Rにダン
パー状態フラグFCDS(n)のダンパーペダルの踏込み状
態を示す“1"を書込み、ルーチンを終了する。
H−3 ステップH−1における判断において、3バイ
ト目DAT2の値が“40H"未満で受信データRCVDがダンパー
OFF(ダンパーペダルを離した状態)である場合には、
受信チャネル番号nに対応するレジスタFCDS(n)Rに
ダンパー状態フラグFCDS(n)のダンパーペダルの踏込
み状態を示さない“0"を書込み、ルーチンを終了する。
次に、優先順位変更ルーチン(ステップN)について、
第9図を参照しつつステップ毎に詳述する。
ト目DAT2の値が“40H"未満で受信データRCVDがダンパー
OFF(ダンパーペダルを離した状態)である場合には、
受信チャネル番号nに対応するレジスタFCDS(n)Rに
ダンパー状態フラグFCDS(n)のダンパーペダルの踏込
み状態を示さない“0"を書込み、ルーチンを終了する。
次に、優先順位変更ルーチン(ステップN)について、
第9図を参照しつつステップ毎に詳述する。
N−1 優先順位データPRIの値に“1"を加算して、こ
の加算後の数を新しい優先順位データPRIの値としてレ
ジスタPRIRに書込む。
の加算後の数を新しい優先順位データPRIの値としてレ
ジスタPRIRに書込む。
N−2 レジスタPRIRに書込まれている優先順位データ
PRIの値がレジスタTOTLRに書込まれている併設総数TOTL
の値を超えているか否かを判断する。優先順位データPR
Iの値が併設総数TOTLの値を超えていない場合にはルー
チンを終了する。
PRIの値がレジスタTOTLRに書込まれている併設総数TOTL
の値を超えているか否かを判断する。優先順位データPR
Iの値が併設総数TOTLの値を超えていない場合にはルー
チンを終了する。
N−3 ステップN−2における判断において優先順位
データPRIの値が併設総数TOTLの値を超えている場合に
は、優先順位データPRIの値を“1"に戻してレジスタPRI
Rにその“1"を書込み、ルーチンを終了する。
データPRIの値が併設総数TOTLの値を超えている場合に
は、優先順位データPRIの値を“1"に戻してレジスタPRI
Rにその“1"を書込み、ルーチンを終了する。
以上のリーチンは要するに、押鍵データが受信される
毎に優先順位データPRIを増加させ、併設総数の値TOTL
まで達したらまた“1"に戻すことを行なっている。した
がって、例えば本第1実施例の音源装置Sを3台併設し
た場合には、第10図に示すように押鍵データが受信され
る毎に併設した各音源装置Sの受信チャネル番号nに対
応する優先順位データPRIの値が順番に変化し、優先順
位データPRIの値が“1"を示している音源装置Sのみが
受信した押鍵データを有効であると判断し発音すること
により、併設した音源装置Sが順番に発音することにな
り、発音が一つの音源装置Sに片寄らず、各音源装置S
を平均化して発音させることができる。これにより、ど
のようなキーコードが受信された場合でも併設した音源
装置Sの合計発音数まで発音できるので、発音数を増や
す効果が充分に得られる。
毎に優先順位データPRIを増加させ、併設総数の値TOTL
まで達したらまた“1"に戻すことを行なっている。した
がって、例えば本第1実施例の音源装置Sを3台併設し
た場合には、第10図に示すように押鍵データが受信され
る毎に併設した各音源装置Sの受信チャネル番号nに対
応する優先順位データPRIの値が順番に変化し、優先順
位データPRIの値が“1"を示している音源装置Sのみが
受信した押鍵データを有効であると判断し発音すること
により、併設した音源装置Sが順番に発音することにな
り、発音が一つの音源装置Sに片寄らず、各音源装置S
を平均化して発音させることができる。これにより、ど
のようなキーコードが受信された場合でも併設した音源
装置Sの合計発音数まで発音できるので、発音数を増や
す効果が充分に得られる。
また、全ての鍵が離鍵された場合には、レジスタPRIR
に優先順位データPRIとして優先順位の初期値PRIOをセ
ットし直すようにすれば、万一演奏中に使用者が併設総
数TOTLや優先順位の初期値PRIOの値を変更するなどして
優先順位が狂っても正常に戻すことができる。また、併
設総数TOTLおよび優先順位の初期値PRIOの設定は併設状
態設定スイッチ24によって設定するのみならず、入力イ
ンターフェース20より設定データを入力しマイコン22に
記憶させても良い。さらに、MIDIにより併設した音源装
置Sの中でも相互通信が可能なようにいわゆるディジー
チェインを組めば、接続に関するデータを接続された各
音源装置Sに次々に送信し、併設総数TOTLを自動的に検
出して併設総数TOTLと優先順位の初期値PRIOとを自動設
定することもできる。
に優先順位データPRIとして優先順位の初期値PRIOをセ
ットし直すようにすれば、万一演奏中に使用者が併設総
数TOTLや優先順位の初期値PRIOの値を変更するなどして
優先順位が狂っても正常に戻すことができる。また、併
設総数TOTLおよび優先順位の初期値PRIOの設定は併設状
態設定スイッチ24によって設定するのみならず、入力イ
ンターフェース20より設定データを入力しマイコン22に
記憶させても良い。さらに、MIDIにより併設した音源装
置Sの中でも相互通信が可能なようにいわゆるディジー
チェインを組めば、接続に関するデータを接続された各
音源装置Sに次々に送信し、併設総数TOTLを自動的に検
出して併設総数TOTLと優先順位の初期値PRIOとを自動設
定することもできる。
本第1実施例においては、音色に対応する受信チャネ
ル番号nはあらかじめ定めてあったが、音色に対応して
受信チャネル番号nを設定できるようにするのも良い。
このような音源装置Sを本第1実施例のように複数個併
設して使用する場合には、各音源装置Sの同一の各音色
に対応する受信チャネルを同一に設定しておけば良い。
なお、本第1実施例においえは8種類の音色があらかじ
め設定されていたが、その数を変更するのも良い。
ル番号nはあらかじめ定めてあったが、音色に対応して
受信チャネル番号nを設定できるようにするのも良い。
このような音源装置Sを本第1実施例のように複数個併
設して使用する場合には、各音源装置Sの同一の各音色
に対応する受信チャネルを同一に設定しておけば良い。
なお、本第1実施例においえは8種類の音色があらかじ
め設定されていたが、その数を変更するのも良い。
本第1実施例においては、押鍵の毎に優先順位データ
PRIの値を変化させ、優先順位データPRIの値が“1"であ
る音源装置Sが発音するように構成したが、優先順位デ
ータPRIの値と使用者によって設定された優先順位の初
期値PRIOとを比較し、一致した音源装置が発音するよう
にするのも良い。この場合には、電源投入時や、全ての
鍵が離鍵された時、全ての音源装置の優先順位データPR
Iがクリアされるように初期設定されるようにする。さ
らに、この場合優先順位の初期値PRIOはRAM22Cに記憶設
定されるものではなく、ロータリースイッチなどにより
ハード的に設定されても良い。
PRIの値を変化させ、優先順位データPRIの値が“1"であ
る音源装置Sが発音するように構成したが、優先順位デ
ータPRIの値と使用者によって設定された優先順位の初
期値PRIOとを比較し、一致した音源装置が発音するよう
にするのも良い。この場合には、電源投入時や、全ての
鍵が離鍵された時、全ての音源装置の優先順位データPR
Iがクリアされるように初期設定されるようにする。さ
らに、この場合優先順位の初期値PRIOはRAM22Cに記憶設
定されるものではなく、ロータリースイッチなどにより
ハード的に設定されても良い。
なお、本第1実施例においては、受信チャネル0〜7
を受信し、8〜15は受信しない音源装置Sのみを組合せ
たシステムとしたが、例えば、受信チャネル0〜7を受
信する音源装置Sを3台、受信チャネル8〜15を受信す
る音源装置S′を3台、計6台の音源装置S,S′を組合
せるようにするのも良い。この場合には、前者3台をグ
ループA、後者3台をグループBとすると、グループA
の音源装置Sに対して併設総数TOTLを“3"に、また優先
順位の初期値PRIOを各音源装置Sに順番に“1"“2"“3"
と設定し、グループBの音源装置S′に対しても併設総
数TOTLと優先順位の初期値PRIOとを同様に設定すること
により、受信チャネル0〜7のノートオン情報によって
はグループAの音源装置Sが順番に発音し、受信チャネ
ル8〜15のノートオン情報によってはグループBの音源
装置S′が発音することになる。
を受信し、8〜15は受信しない音源装置Sのみを組合せ
たシステムとしたが、例えば、受信チャネル0〜7を受
信する音源装置Sを3台、受信チャネル8〜15を受信す
る音源装置S′を3台、計6台の音源装置S,S′を組合
せるようにするのも良い。この場合には、前者3台をグ
ループA、後者3台をグループBとすると、グループA
の音源装置Sに対して併設総数TOTLを“3"に、また優先
順位の初期値PRIOを各音源装置Sに順番に“1"“2"“3"
と設定し、グループBの音源装置S′に対しても併設総
数TOTLと優先順位の初期値PRIOとを同様に設定すること
により、受信チャネル0〜7のノートオン情報によって
はグループAの音源装置Sが順番に発音し、受信チャネ
ル8〜15のノートオン情報によってはグループBの音源
装置S′が発音することになる。
なお、本第1実施例においては、楽音発生回路を含む
音源装置Sについて本第1の発明を適用したが、演奏制
御情報を選択して外部の楽音発生回路に供給するような
システムにするのも良い。
音源装置Sについて本第1の発明を適用したが、演奏制
御情報を選択して外部の楽音発生回路に供給するような
システムにするのも良い。
第2実施例:(第1および第2の発明) 次に、発音数を増やすために前記第1実施例のような
音源装置Sが複数個併設して用いられる場合において、
さらに一旦離鍵された鍵の押鍵データに対応する発音に
その発音が重なるように再度同一鍵の押鍵データが入力
されるような同一鍵の連打を処理する場合について説明
する。なお、前記第1実施例と同一符号は同一内容を示
すとともに、特にその第1実施例と異なる部分について
のみ説明して重複する部分などの説明などは省略する。
また、本第2実施例は、減衰音系(パーカッシブ系)の
楽音を発生する音源装置Sに関したものである。
音源装置Sが複数個併設して用いられる場合において、
さらに一旦離鍵された鍵の押鍵データに対応する発音に
その発音が重なるように再度同一鍵の押鍵データが入力
されるような同一鍵の連打を処理する場合について説明
する。なお、前記第1実施例と同一符号は同一内容を示
すとともに、特にその第1実施例と異なる部分について
のみ説明して重複する部分などの説明などは省略する。
また、本第2実施例は、減衰音系(パーカッシブ系)の
楽音を発生する音源装置Sに関したものである。
本第2実施例における音源装置Sの概略図は第1実施
例と同様に第2図に示されている通りである。第1実施
例と異なる点は楽音発生回路28が32個の楽音発生チャネ
ルを有する点である。
例と同様に第2図に示されている通りである。第1実施
例と異なる点は楽音発生回路28が32個の楽音発生チャネ
ルを有する点である。
なお、本第2実施例においては、発音される楽音がピ
アノ音のように、a)ハンマー音と打鍵直後の高調波成
分の多い打弦音とより成る初期部分(第7図に示されて
いる、ADSR表現におけるアタック部分Aおよびディケイ
部分D)を主として構成する第1構成音Aと、b)この
初期部分に続く高調波成分の少ない音色変化の少ない弦
音より成る接続部分(サステイン部Sおよびリリース部
R)を主として構成して音量感を与える第2構成音Bと
より構成されているとする。また、本第2実施例におい
ては、楽音信号の生成が第1構成音Aおよび第2構成音
Bそれぞれが別個の楽音発生チャネルによって行なわれ
るとする。言い換えれば、楽音発生回路28の第1番目か
ら第32番目までの32個の楽音発生チャネルは、第1番目
と第2番目、第3番目と第4番目、…、第31番目と第32
番目それぞれが所望の楽音を発生するように組分けられ
ている。そして、偶数番目の楽音発生チャネルには第1
構成音Aが、奇数番目の楽音発生チャネルには第2構成
音Bが割当てられて楽音信号を生成する。
アノ音のように、a)ハンマー音と打鍵直後の高調波成
分の多い打弦音とより成る初期部分(第7図に示されて
いる、ADSR表現におけるアタック部分Aおよびディケイ
部分D)を主として構成する第1構成音Aと、b)この
初期部分に続く高調波成分の少ない音色変化の少ない弦
音より成る接続部分(サステイン部Sおよびリリース部
R)を主として構成して音量感を与える第2構成音Bと
より構成されているとする。また、本第2実施例におい
ては、楽音信号の生成が第1構成音Aおよび第2構成音
Bそれぞれが別個の楽音発生チャネルによって行なわれ
るとする。言い換えれば、楽音発生回路28の第1番目か
ら第32番目までの32個の楽音発生チャネルは、第1番目
と第2番目、第3番目と第4番目、…、第31番目と第32
番目それぞれが所望の楽音を発生するように組分けられ
ている。そして、偶数番目の楽音発生チャネルには第1
構成音Aが、奇数番目の楽音発生チャネルには第2構成
音Bが割当てられて楽音信号を生成する。
次に、前述のように構成された本第2実施例の音源装
置Sの基本的動作について、第11図のマイコンの基本プ
ログラムのフローチャートにもとづき各ステップの第1
実施例と異なる点を詳述する。A′〜E′は第1実施例
におけるステップA〜E と同一である。
置Sの基本的動作について、第11図のマイコンの基本プ
ログラムのフローチャートにもとづき各ステップの第1
実施例と異なる点を詳述する。A′〜E′は第1実施例
におけるステップA〜E と同一である。
F′ステップFのI)に加えてさらに、楽音発生に関す
るパラメータ群GTEm(n)からエンベロープの変更に際
しての所定時間当りの負の変化値を示す第1変更レート
RTSを演算生成する点が異なる。この第1変更レートRTS
もエンベロープパラメータであり、各エンベロープ波形
生成チャネル毎に対応して設定される。したがって、こ
の第1変更レートRTSを書込みおよび/または読出すレ
ジスタRTSRは各エンベロープ波形生成チャネル毎に設け
られるようになる。
るパラメータ群GTEm(n)からエンベロープの変更に際
しての所定時間当りの負の変化値を示す第1変更レート
RTSを演算生成する点が異なる。この第1変更レートRTS
もエンベロープパラメータであり、各エンベロープ波形
生成チャネル毎に対応して設定される。したがって、こ
の第1変更レートRTSを書込みおよび/または読出すレ
ジスタRTSRは各エンベロープ波形生成チャネル毎に設け
られるようになる。
なお、アタックレベルLATKの生成は第6図に替えて第
12図に示されているタッチレスポンスデータKTD−アタ
ックレベルLATK変換グラフに対応してROM22Bに前もって
記憶されている変換テーブルにより行なう。
12図に示されているタッチレスポンスデータKTD−アタ
ックレベルLATK変換グラフに対応してROM22Bに前もって
記憶されている変換テーブルにより行なう。
G′〜J′は第1実施例におけるステップG〜Jと同一
である。
である。
K′はステップKにおける判断の前に、レジスタBCHRを
クリアして割当て済みチャネル番号BCHを割当てのない
状態にする点においてステップKと異なる。
クリアして割当て済みチャネル番号BCHを割当てのない
状態にする点においてステップKと異なる。
L′ステップLと異なる点は次の通りである。
楽音発生チャネルへの割当て、言い換えれば楽音割当
チャネルへの割当ては、前述された楽音発生チャネルに
関するように第1番目と第2番目、第3番目と第4番
目、…、第31番目と第32番目それぞれに分けられた組単
位に行なうとともに、楽音の割当てはステップLの内容
に加えてレジスタRTSRに第1変更レートRTSを書込むこ
とである。そして、楽音を楽音発生チャネルの組に割当
てて発音の開始を指示し、割当チャネルのうちの第2構
成音Bを割り当てたチャネル番号を割当て済みチャネル
番号BCHとしてレジスタBCHRに書込みことである。さら
に、楽音割当チャネルに対応してタイマ回路22D内にそ
れぞれ設けられているレジスタTSTRに書込まれる、楽音
割当てよりカウントする時間タイマTSTをリセットして
ステップN′に行くことである。
チャネルへの割当ては、前述された楽音発生チャネルに
関するように第1番目と第2番目、第3番目と第4番
目、…、第31番目と第32番目それぞれに分けられた組単
位に行なうとともに、楽音の割当てはステップLの内容
に加えてレジスタRTSRに第1変更レートRTSを書込むこ
とである。そして、楽音を楽音発生チャネルの組に割当
てて発音の開始を指示し、割当チャネルのうちの第2構
成音Bを割り当てたチャネル番号を割当て済みチャネル
番号BCHとしてレジスタBCHRに書込みことである。さら
に、楽音割当チャネルに対応してタイマ回路22D内にそ
れぞれ設けられているレジスタTSTRに書込まれる、楽音
割当てよりカウントする時間タイマTSTをリセットして
ステップN′に行くことである。
M′は第1実施例のステップMと同一である。
N′ステップNの優先順位変更ルーチンと同一である
が、このステップN′を終えるとステップOに行く点が
異なる。
が、このステップN′を終えるとステップOに行く点が
異なる。
O 連打検出ルーチン。連打が検出された場合には、レ
ジスタDMPFRに変更処理開始フラグDMPFの変更処理開始
を示す“1"を書込む。詳細は第13図に示されているフロ
ーチャートにより後述する。
ジスタDMPFRに変更処理開始フラグDMPFの変更処理開始
を示す“1"を書込む。詳細は第13図に示されているフロ
ーチャートにより後述する。
P レジスタDMPFRに書込まれている変更処理開始フラ
グDMPFが変更処理開始を示す“1"であるか否かを判断し
て連打を判断する。変更処理開始フラグDMPFが“0"で変
更処理開始が示されておらず連打でない場合にはステッ
プE′に戻る。
グDMPFが変更処理開始を示す“1"であるか否かを判断し
て連打を判断する。変更処理開始フラグDMPFが“0"で変
更処理開始が示されておらず連打でない場合にはステッ
プE′に戻る。
Q ステップPにおける判断において変更処理開始フラ
グDMPFが“1"で変更処理開始が示されて連打である場合
には、連打処理ルーチンに入る。この連打処理ルーチン
の詳細は、第14図に示されているフローチャートにより
後述する。
グDMPFが“1"で変更処理開始が示されて連打である場合
には、連打処理ルーチンに入る。この連打処理ルーチン
の詳細は、第14図に示されているフローチャートにより
後述する。
なお、この連打処理ルーチンが終了すればステップ
E′に戻る。
E′に戻る。
次に、連打検出ルーチン(ステップO)について、第
13図を参照しつつステップ毎に詳述する。
13図を参照しつつステップ毎に詳述する。
なお、連打検出は、第2構成音Bにもとづき同一鍵の
有効発音中の楽音発生チャネルを検索することにより行
なう。
有効発音中の楽音発生チャネルを検索することにより行
なう。
O−1 レジスタiRに書込まれるループ数iを“1"に、
またレジスタDMPFRに書込まれる連打検出フラグDMPFを
連打検出されていない状態を示す“0"に、さらにレジス
タeRに書込まれる連打処理の対象となる旧押鍵の総数e
を“0"にして初期設定する。
またレジスタDMPFRに書込まれる連打検出フラグDMPFを
連打検出されていない状態を示す“0"に、さらにレジス
タeRに書込まれる連打処理の対象となる旧押鍵の総数e
を“0"にして初期設定する。
O−2 レジスタBKYCRに書込まれている適切な連打関
係にある新たに押鍵された同一鍵の新押鍵(以後におい
ては「新押鍵」と称する。)のキーコードBKYCと、レジ
スタiRに書込まれているループ数iに対応するチャネル
番号の楽音発生チャネルのレジスタKYCRに書込まれてい
るキーコードKYCとが一致し、かつ受信チャネルバッフ
ァBnRに書込まれている受信チャネル番号nとループ数
iに対応するチャネル番号の楽音発生チャネルのレジス
タnRに書込まれている受信チャネル番号nとが同一であ
るか、つまり同じ音色であるか否かを判断する。新押鍵
のキーコードBKYCとキーコードKYCとが一致し、受信チ
ャネル番号nが同一である場合には、ステップO−5に
行く。
係にある新たに押鍵された同一鍵の新押鍵(以後におい
ては「新押鍵」と称する。)のキーコードBKYCと、レジ
スタiRに書込まれているループ数iに対応するチャネル
番号の楽音発生チャネルのレジスタKYCRに書込まれてい
るキーコードKYCとが一致し、かつ受信チャネルバッフ
ァBnRに書込まれている受信チャネル番号nとループ数
iに対応するチャネル番号の楽音発生チャネルのレジス
タnRに書込まれている受信チャネル番号nとが同一であ
るか、つまり同じ音色であるか否かを判断する。新押鍵
のキーコードBKYCとキーコードKYCとが一致し、受信チ
ャネル番号nが同一である場合には、ステップO−5に
行く。
O−3 ステップO−2における判断において新押鍵の
キーコードBKYCとキーコードKYCが一致しない、または
受信チャネル番号nが同一でない場合には、ループ数i
に“2"を加算して、この加算後の数を新たなループ数i
としてレジスタiRに書込む。
キーコードBKYCとキーコードKYCが一致しない、または
受信チャネル番号nが同一でない場合には、ループ数i
に“2"を加算して、この加算後の数を新たなループ数i
としてレジスタiRに書込む。
O−4 レジスタiRに書込まれているループ数iがROM2
2Bに記憶されている本第2実施例においては32の楽音発
生チャネル数Nを超えているか否かを判断する。ループ
数iが楽音発生チャネル数Nを超えていない場合にはス
テップO−2に戻って繰り返し、またループ数iが楽音
発生チャネル数Nを超えている場合には全ての楽音発生
チャネルに対応して連打先の検出が終了したことにより
ルーチンを終了する。
2Bに記憶されている本第2実施例においては32の楽音発
生チャネル数Nを超えているか否かを判断する。ループ
数iが楽音発生チャネル数Nを超えていない場合にはス
テップO−2に戻って繰り返し、またループ数iが楽音
発生チャネル数Nを超えている場合には全ての楽音発生
チャネルに対応して連打先の検出が終了したことにより
ルーチンを終了する。
O−5 ステップO−2における判断において新押鍵の
キーコードBKYCとキーコードKYCとが一致し、受信チャ
ネル番号nが同一である場合には、ループ数iとレジス
タBCHRに書込まれている割当て済みチャネル番号BCHと
が一致しているか否かを判断する。ループ数iと割当て
済みチャネル番号BCHとが一致する場合にはそのループ
数iに対応するチャネル番号の前記楽音発生チャネルは
既にステップL′で割当てが済んでいる連打検出された
自体のものであるので、検出対象からはずしてステップ
O−3に行く。なお、ステップL′の押鍵の処理におけ
る楽音発生チャネルへの割当てにおいてII)の急速減衰
処理をする場合に、急速減衰処理中である場合には同様
に連打の検出対象からはずす。
キーコードBKYCとキーコードKYCとが一致し、受信チャ
ネル番号nが同一である場合には、ループ数iとレジス
タBCHRに書込まれている割当て済みチャネル番号BCHと
が一致しているか否かを判断する。ループ数iと割当て
済みチャネル番号BCHとが一致する場合にはそのループ
数iに対応するチャネル番号の前記楽音発生チャネルは
既にステップL′で割当てが済んでいる連打検出された
自体のものであるので、検出対象からはずしてステップ
O−3に行く。なお、ステップL′の押鍵の処理におけ
る楽音発生チャネルへの割当てにおいてII)の急速減衰
処理をする場合に、急速減衰処理中である場合には同様
に連打の検出対象からはずす。
O−6 ステップO−5における判断においてループ数
iとレジスタBCHRに書込まれている割当て済みチャネル
番号BCHとが一致していない場合には、まず旧押鍵の総
数eに“1"を加算して、この加算後の数を新たな旧押鍵
の総数eとしてレジスタeRに書込む。次に、適切な連打
関係にある先に押鍵された同一鍵の旧押鍵(以後におい
ては「旧押鍵」と称する)としてその旧押鍵のチャネル
番号を表わすループ数iを旧押鍵のチャネル番号AOCH
(e)としてレジスタAOCH(e)Rに書込む。このeは
ルーチンを終了した時には連打として検出された旧押鍵
の総数を示すが、ルーチン内では連打として検出された
旧押鍵が割当てられている複数個の楽音発生チャネルの
うちのe番目の楽音発生チャネルを示す。また、連打検
出フラグDMPFを連打検出状態を示す“1"に設定して、レ
ジスタ DMPFRに書込む。ステップO−6を終えるとステ
ップO−3に行く。
iとレジスタBCHRに書込まれている割当て済みチャネル
番号BCHとが一致していない場合には、まず旧押鍵の総
数eに“1"を加算して、この加算後の数を新たな旧押鍵
の総数eとしてレジスタeRに書込む。次に、適切な連打
関係にある先に押鍵された同一鍵の旧押鍵(以後におい
ては「旧押鍵」と称する)としてその旧押鍵のチャネル
番号を表わすループ数iを旧押鍵のチャネル番号AOCH
(e)としてレジスタAOCH(e)Rに書込む。このeは
ルーチンを終了した時には連打として検出された旧押鍵
の総数を示すが、ルーチン内では連打として検出された
旧押鍵が割当てられている複数個の楽音発生チャネルの
うちのe番目の楽音発生チャネルを示す。また、連打検
出フラグDMPFを連打検出状態を示す“1"に設定して、レ
ジスタ DMPFRに書込む。ステップO−6を終えるとステ
ップO−3に行く。
以上の連打検出ルーチンは、要するに全ての楽音発生
チャネルのうち、第2構成音Bにもとづいて同じ受信チ
ャネルに対応する同じ音色の同一鍵が既に割当てられて
いる楽音発生チャネルで、かつ有効発音中の楽音発生チ
ャネルを検索して、この楽音発生チャネルのチャネル番
号を旧押鍵のチャネル番号AOCH(e)としてレジスタAO
CH(e)Rに書込み、連打検出フラグDMPFを連打検出状
態を示す“1"に設定することである。したがって、同一
鍵であっても発音継続時間の短い、連打処理においては
既に急速減衰処理の開始が指示された楽音発生チャネル
は除かれる。
チャネルのうち、第2構成音Bにもとづいて同じ受信チ
ャネルに対応する同じ音色の同一鍵が既に割当てられて
いる楽音発生チャネルで、かつ有効発音中の楽音発生チ
ャネルを検索して、この楽音発生チャネルのチャネル番
号を旧押鍵のチャネル番号AOCH(e)としてレジスタAO
CH(e)Rに書込み、連打検出フラグDMPFを連打検出状
態を示す“1"に設定することである。したがって、同一
鍵であっても発音継続時間の短い、連打処理においては
既に急速減衰処理の開始が指示された楽音発生チャネル
は除かれる。
次に、連打処理ルーチン(ステップQ)について、第
14図を参照しつつステップ毎に詳述する。なお、この連
打処理ルーチン(ステップQ)において処理対象となる
旧押鍵の第2構成音Bの割当てられている楽音発生チャ
ネルは、連打検出ルーチン(ステップO)において検出
され、レジスタAOCH(e)Rに書込まれている旧押鍵の
チャネル番号AOCH(e)の楽音発生チャネルである、言
い換えれば、次の処理において用いる旧押鍵の第2構成
音Bに関連するレジスタなどは、レジスタAOCH(e)R
に書込まれている旧押鍵のチャネル番号AOCH(e)の楽
音発生チャネルに対応するレジスタなどである。
14図を参照しつつステップ毎に詳述する。なお、この連
打処理ルーチン(ステップQ)において処理対象となる
旧押鍵の第2構成音Bの割当てられている楽音発生チャ
ネルは、連打検出ルーチン(ステップO)において検出
され、レジスタAOCH(e)Rに書込まれている旧押鍵の
チャネル番号AOCH(e)の楽音発生チャネルである、言
い換えれば、次の処理において用いる旧押鍵の第2構成
音Bに関連するレジスタなどは、レジスタAOCH(e)R
に書込まれている旧押鍵のチャネル番号AOCH(e)の楽
音発生チャネルに対応するレジスタなどである。
Q−1 レジスタiRに書込まれるループ数iを“1"にし
て初期設定するとともに、処理対象となる旧押鍵の第2
構成音Bの割当てられている楽音発生チャネルを、レジ
スタAOCHRに書込まれている旧押鍵のチャネル番号AOCH
の楽音発生チャネルに代えてレジスタAOCH(1)R(AO
CH(i)R,i=1)に書込まれている旧押鍵のチャネル
番号AOCH(1)の楽音発生チャネルに割当てる。
て初期設定するとともに、処理対象となる旧押鍵の第2
構成音Bの割当てられている楽音発生チャネルを、レジ
スタAOCHRに書込まれている旧押鍵のチャネル番号AOCH
の楽音発生チャネルに代えてレジスタAOCH(1)R(AO
CH(i)R,i=1)に書込まれている旧押鍵のチャネル
番号AOCH(1)の楽音発生チャネルに割当てる。
Q−2 旧押鍵のチャネル番号AOCH(i)に対応する楽
音発生チャネルのレジスタKYSRに書込まれているキー状
態フラグKYSが離鍵状態を示す“0"であっても押鍵状態
を示す“1"に変更して、レジスタKYSRに書込む。この処
理は、第15図に示されているように、ダンパーペダルが
踏まれた状態で同一鍵を2回連打して押鍵したままダン
パーペダルを離す場合には(第15図)(1)および
(2)に示されている。)、1回目の押鍵により発音し
た音源装置Sは2回目の押鍵では発音しないために1回
目の押鍵に対応する楽音は離鍵状態になっており、この
楽音は押鍵されているにもかかわらず急速に減衰してし
まい不自然になる(第15図(3)の1台目の楽音のエン
ベロープ波形の破線に示されている。)のを避ける処理
である。したがって、連打検出時に離鍵状態にある楽音
発生チャネルがある場合には、この楽音発生チャネルを
押鍵状態に戻しておくことにより、ダンパーペダルが離
されても急速に減衰することが避けられる。
音発生チャネルのレジスタKYSRに書込まれているキー状
態フラグKYSが離鍵状態を示す“0"であっても押鍵状態
を示す“1"に変更して、レジスタKYSRに書込む。この処
理は、第15図に示されているように、ダンパーペダルが
踏まれた状態で同一鍵を2回連打して押鍵したままダン
パーペダルを離す場合には(第15図)(1)および
(2)に示されている。)、1回目の押鍵により発音し
た音源装置Sは2回目の押鍵では発音しないために1回
目の押鍵に対応する楽音は離鍵状態になっており、この
楽音は押鍵されているにもかかわらず急速に減衰してし
まい不自然になる(第15図(3)の1台目の楽音のエン
ベロープ波形の破線に示されている。)のを避ける処理
である。したがって、連打検出時に離鍵状態にある楽音
発生チャネルがある場合には、この楽音発生チャネルを
押鍵状態に戻しておくことにより、ダンパーペダルが離
されても急速に減衰することが避けられる。
Q−3 受信チャネルバッファBnRに書込まれている受
信チャネル番号nに対応するレジスタFCDS(n)Rに書
込まれているダンパー状態フラグFCDS(n)により、離
鍵されてもダンパーペダルが踏込まれてダンプ処理が禁
止されているか否かを判断する。ダンパーペダルが踏込
み状態にあり(ダンパーON)ダンパー状態フラグFCDS
(n)が“1"を示してダンプ処理が禁止されている場合
には、ステップQ−8に行く。
信チャネル番号nに対応するレジスタFCDS(n)Rに書
込まれているダンパー状態フラグFCDS(n)により、離
鍵されてもダンパーペダルが踏込まれてダンプ処理が禁
止されているか否かを判断する。ダンパーペダルが踏込
み状態にあり(ダンパーON)ダンパー状態フラグFCDS
(n)が“1"を示してダンプ処理が禁止されている場合
には、ステップQ−8に行く。
Q−4 ステップQ−3における判断においてダンパー
状態フラグFCDS(n)が“0"を示してダンパーペダルが
踏込み状態になく(ダンパーOFF)、ダンプ処理が禁止
されていない場合には、レジスタjRにアタックレベルLA
TKと等しい所定のブレークポイントレベルLBPiに対応し
たアタック部Aの最終エンベロープステップjを書込
む。
状態フラグFCDS(n)が“0"を示してダンパーペダルが
踏込み状態になく(ダンパーOFF)、ダンプ処理が禁止
されていない場合には、レジスタjRにアタックレベルLA
TKと等しい所定のブレークポイントレベルLBPiに対応し
たアタック部Aの最終エンベロープステップjを書込
む。
Q−5 レジスタAOCH(i)Rに書込まれている旧押鍵
のチャネル番号AOCH(i)に対応する楽音発生チャネル
のレジスタLEVRから読出される旧押鍵の第2構成音Bの
エンベロープレベルLEVが、レジスタjRに書込まれてい
るエンベロープステップjに対応するレジスタLBPjRに
書込まれている所定のブレークポイントレベルLBPiを超
えているか否かを判断する。エンベロープレベルLEVが
ブレークポイントレベルLBPjを超えている場合には、ス
テップQ−7に行く。
のチャネル番号AOCH(i)に対応する楽音発生チャネル
のレジスタLEVRから読出される旧押鍵の第2構成音Bの
エンベロープレベルLEVが、レジスタjRに書込まれてい
るエンベロープステップjに対応するレジスタLBPjRに
書込まれている所定のブレークポイントレベルLBPiを超
えているか否かを判断する。エンベロープレベルLEVが
ブレークポイントレベルLBPjを超えている場合には、ス
テップQ−7に行く。
Q−6 ステップQ−5における判断において旧押鍵の
第2構成音BのエンベロープレベルLEVがエンベロープ
ステップjに対応する所定のブレークポイントレベルLB
Pjを超えていない場合には、エンベロープステップjに
“1"を加算して、この加算後の数を新たなエンベロープ
ステップjとしてレジスタjRに書込み、ステップQ−5
に戻る。
第2構成音BのエンベロープレベルLEVがエンベロープ
ステップjに対応する所定のブレークポイントレベルLB
Pjを超えていない場合には、エンベロープステップjに
“1"を加算して、この加算後の数を新たなエンベロープ
ステップjとしてレジスタjRに書込み、ステップQ−5
に戻る。
Q−7 ステップQ−5における判断において旧押鍵の
第2構成音BのエンベロープレベルLEVがエンベロープ
ステップjに対応する所定のブレークポイントレベルLB
Pjを超えている場合には、このブレークポイントレベル
LBPjをレジスタLBPRに、またレートRTjをレートRTとし
てレジスタRTRに書込み、ステップQ−20に行く。
第2構成音BのエンベロープレベルLEVがエンベロープ
ステップjに対応する所定のブレークポイントレベルLB
Pjを超えている場合には、このブレークポイントレベル
LBPjをレジスタLBPRに、またレートRTjをレートRTとし
てレジスタRTRに書込み、ステップQ−20に行く。
これらステップQ−4〜Q−7の処理により、リリー
ス状態にある楽音のエンベロープが現在到達しているエ
ンベロープレベルLEVをもとに、サステイン状態のエン
ベロープに変更される。これら、旧押鍵が離鍵により減
衰終了してしまわないうちに新押鍵があると、この新押
鍵によって弦のダンパーが離れるために再び長い減衰状
態になるのをシミュレートするもので、例えば第16図に
示すように、強い押鍵の直後に同一鍵を弱く連打した場
合に、急に楽音が小さくなってしまう不自然さを避ける
ためである。
ス状態にある楽音のエンベロープが現在到達しているエ
ンベロープレベルLEVをもとに、サステイン状態のエン
ベロープに変更される。これら、旧押鍵が離鍵により減
衰終了してしまわないうちに新押鍵があると、この新押
鍵によって弦のダンパーが離れるために再び長い減衰状
態になるのをシミュレートするもので、例えば第16図に
示すように、強い押鍵の直後に同一鍵を弱く連打した場
合に、急に楽音が小さくなってしまう不自然さを避ける
ためである。
Q−8 ステップQ−3における判断においてダンパー
状態フラグFCDS(n)が“1"を示してダンパーペダルが
踏込み状態にあり(ダンパーON)、ダンプ処理が禁止さ
れている場合には、新押鍵を発音したと仮定して第2構
成音Bのエンベロープ波形をシミュレートし、次のよう
に旧押鍵の第2構成音Bの発音量WOLを演算し、また第
2構成音Bの残存発音量WELを演算する。なお、エンベ
ロープ波形のシミュレートは、ROM22Bのテーブルからキ
ーコードBKYC(KYC)、タッチレスポンスデータBKTD(K
TD)および、この第2構成音Bに対応するレジスタnRに
書込まれている受信チャネル番号nに対応する楽音発生
に関するパラメータ群GTEm(n)にもとづき、所定のエ
ンベロープ波形の生成に必要なエンベロープパラメータ
を演算生成し、エンベロープ波形の生成動作を高速にシ
ミュレートすることで行なう。
状態フラグFCDS(n)が“1"を示してダンパーペダルが
踏込み状態にあり(ダンパーON)、ダンプ処理が禁止さ
れている場合には、新押鍵を発音したと仮定して第2構
成音Bのエンベロープ波形をシミュレートし、次のよう
に旧押鍵の第2構成音Bの発音量WOLを演算し、また第
2構成音Bの残存発音量WELを演算する。なお、エンベ
ロープ波形のシミュレートは、ROM22Bのテーブルからキ
ーコードBKYC(KYC)、タッチレスポンスデータBKTD(K
TD)および、この第2構成音Bに対応するレジスタnRに
書込まれている受信チャネル番号nに対応する楽音発生
に関するパラメータ群GTEm(n)にもとづき、所定のエ
ンベロープ波形の生成に必要なエンベロープパラメータ
を演算生成し、エンベロープ波形の生成動作を高速にシ
ミュレートすることで行なう。
1)旧押鍵の発音されるべき第2構成音Bのエンベロー
プ波形をシミュレートして、新押鍵の第2構成音Bのエ
ンベロープ波形がアタック部Aを終了した時点t=T1+
T2における旧押鍵の第2構成音B、言い換えればレジス
タAOCH(i)Rに書込まれている旧押鍵のチャネル番号
AOCH(i)の楽音発生チャネルのエンベロープれべるLE
V(t)を求め、このエンベロープレベルLEV(t)をレ
ジスタWOLRに旧押鍵の第2構成音Bの発音量WOLとして
書込む。
プ波形をシミュレートして、新押鍵の第2構成音Bのエ
ンベロープ波形がアタック部Aを終了した時点t=T1+
T2における旧押鍵の第2構成音B、言い換えればレジス
タAOCH(i)Rに書込まれている旧押鍵のチャネル番号
AOCH(i)の楽音発生チャネルのエンベロープれべるLE
V(t)を求め、このエンベロープレベルLEV(t)をレ
ジスタWOLRに旧押鍵の第2構成音Bの発音量WOLとして
書込む。
WOL=LEV(t),t=T1+T2 なお、近似処理としてエンベロープレベルLEV(t)
に代えてレジスタLEVRに書込まれている旧押鍵の第2構
成音BのエンベロープレベルLEVの現在値を用いても良
い。この場合において、旧押鍵の第2構成音Bのエンベ
ロープ波形がアタック部Aを終了していない場合には、
エンベロープレベルLEV(t)に代えてその第2構成音
BのアタックレベルLATKを用いる。
に代えてレジスタLEVRに書込まれている旧押鍵の第2構
成音BのエンベロープレベルLEVの現在値を用いても良
い。この場合において、旧押鍵の第2構成音Bのエンベ
ロープ波形がアタック部Aを終了していない場合には、
エンベロープレベルLEV(t)に代えてその第2構成音
BのアタックレベルLATKを用いる。
なお、 T1:新押鍵の楽音割当てからその第2構成音Bのエンベ
ロープ波形がアタック部Aを終了するまでの時間 T2:旧押鍵の楽音割当てから新押鍵を楽音割当てするま
での時間 (時間T1は第2構成音Bのエンベロープ波形をシミュレ
ートして求め、時間T2は旧押鍵の楽音割当てよりの経過
時間を示す対応するレジスタTSTRに書込まれている、楽
音割当てよりカウントした時間タイマTSTの現在値を読
取ることにより得る。) 2)旧押鍵の第2構成音Bの残存発音量WEL旧押鍵のエ
ネルギーは新押鍵時に一部失われるために新押鍵時以降
の旧押鍵の第2構成音Bの発音量(残存発音量WEL)は
旧押鍵の第2構成音Bの発音量WOLに残存係数KDを乗じ
た値まで減少する。
ロープ波形がアタック部Aを終了するまでの時間 T2:旧押鍵の楽音割当てから新押鍵を楽音割当てするま
での時間 (時間T1は第2構成音Bのエンベロープ波形をシミュレ
ートして求め、時間T2は旧押鍵の楽音割当てよりの経過
時間を示す対応するレジスタTSTRに書込まれている、楽
音割当てよりカウントした時間タイマTSTの現在値を読
取ることにより得る。) 2)旧押鍵の第2構成音Bの残存発音量WEL旧押鍵のエ
ネルギーは新押鍵時に一部失われるために新押鍵時以降
の旧押鍵の第2構成音Bの発音量(残存発音量WEL)は
旧押鍵の第2構成音Bの発音量WOLに残存係数KDを乗じ
た値まで減少する。
WEL=WOL×KD なお、残存係数KDは、発音体をどのように打撃する
か、発音体の制動のされやすさ、打撃の強さ等、すなわ
ちキーコードBKYC(KYC)、タッチレスポンスデータBKT
D(KTD)および操作子データMNPhによって異なる。例え
ば、ピアノの場合に、強押鍵時にはハンマーが弦に強く
押しつけられ、弱押鍵時には弱く触れるのでタッチ(打
鍵)の強弱によって残存係数KDは異なる。また、高音の
弦と低音の弦とでは制動のされやすさが異なる。言い換
えれば、音高によっても異なるが、発音の濁りを防止す
るためにハンマーと弦との接触時間が必要以上に長くな
らないように、高音部のハンマーは低音部のハンマーに
比して頭部の丸みを小さくし、またハンマーの頭部を覆
っているフェルトも高音部は低音部よりも薄くするなど
の工夫がされているので、残存係数KDの変化は少なくは
なっている。さらに、低域ではハンマーの動きに対して
弦の振動状態が無視できず弦の動きを相殺するようない
わゆる迎え打ちも起きるので音高と押鍵間隔とにより変
化させても良いし、簡単にするためにランダムな要素を
付加しても良い。また、高調波の次数によって受ける影
響も異なるので多くの構成音で構成する場合には構成音
毎に変更しても良い。
か、発音体の制動のされやすさ、打撃の強さ等、すなわ
ちキーコードBKYC(KYC)、タッチレスポンスデータBKT
D(KTD)および操作子データMNPhによって異なる。例え
ば、ピアノの場合に、強押鍵時にはハンマーが弦に強く
押しつけられ、弱押鍵時には弱く触れるのでタッチ(打
鍵)の強弱によって残存係数KDは異なる。また、高音の
弦と低音の弦とでは制動のされやすさが異なる。言い換
えれば、音高によっても異なるが、発音の濁りを防止す
るためにハンマーと弦との接触時間が必要以上に長くな
らないように、高音部のハンマーは低音部のハンマーに
比して頭部の丸みを小さくし、またハンマーの頭部を覆
っているフェルトも高音部は低音部よりも薄くするなど
の工夫がされているので、残存係数KDの変化は少なくは
なっている。さらに、低域ではハンマーの動きに対して
弦の振動状態が無視できず弦の動きを相殺するようない
わゆる迎え打ちも起きるので音高と押鍵間隔とにより変
化させても良いし、簡単にするためにランダムな要素を
付加しても良い。また、高調波の次数によって受ける影
響も異なるので多くの構成音で構成する場合には構成音
毎に変更しても良い。
本第2実施例では処理を簡単にするために固定的に10
%減少するものとして、 KD=0.9とする。
%減少するものとして、 KD=0.9とする。
Q−9 変更後の旧押鍵の第2構成音Bのエンベロープ
レベルWLEVを演算してレジスタWLEVRに書込む。変更後
の旧押鍵の第2構成音BのエンベロープレベルWLEVは旧
押鍵の第2構成音Bの残存発音量WELに等しいとする。
レベルWLEVを演算してレジスタWLEVRに書込む。変更後
の旧押鍵の第2構成音BのエンベロープレベルWLEVは旧
押鍵の第2構成音Bの残存発音量WELに等しいとする。
WLEV=WEL Q−10 レジスタWLEVRに書込まれている変更後の旧押
鍵の第2構成音BのエンベロープレベルWLEVがレジスタ
LEVRに書込まれている旧押鍵の第2構成音Bの現在のエ
ンベロープレベルLEVを超えているか否かを判断する。
変更後の旧押鍵の第2構成音Bのエンベロープレベルが
現在のエンベロープレベルLEVを超えていない場合に
は、ステップQ−15に行く。
鍵の第2構成音BのエンベロープレベルWLEVがレジスタ
LEVRに書込まれている旧押鍵の第2構成音Bの現在のエ
ンベロープレベルLEVを超えているか否かを判断する。
変更後の旧押鍵の第2構成音Bのエンベロープレベルが
現在のエンベロープレベルLEVを超えていない場合に
は、ステップQ−15に行く。
Q−11 ステップQ−10の判断において変更後の旧押鍵
の第2構成音BのエンベロープレベルWLEVが旧押鍵の第
2構成音Bの現在のエンベロープレベルLEVを超えてい
る場合には、旧押鍵の構成音Bのエンベロープはアタッ
ク部Aを終了していないので、この第2構成音Bのエン
ベロープを第2構成音Bの残存発音量WELに対応させる
ために、第2構成音Bのエンベロープパラメータの演算
を、次のように変更後の旧押鍵の第2構成音Bのタッチ
レスポンスデータWKTDにもとづいて行なう。
の第2構成音BのエンベロープレベルWLEVが旧押鍵の第
2構成音Bの現在のエンベロープレベルLEVを超えてい
る場合には、旧押鍵の構成音Bのエンベロープはアタッ
ク部Aを終了していないので、この第2構成音Bのエン
ベロープを第2構成音Bの残存発音量WELに対応させる
ために、第2構成音Bのエンベロープパラメータの演算
を、次のように変更後の旧押鍵の第2構成音Bのタッチ
レスポンスデータWKTDにもとづいて行なう。
1)変更後の旧押鍵の第2構成音BのアタックレベルWA
TKは第2構成音Bの残存発音量WELに等しいとする。
TKは第2構成音Bの残存発音量WELに等しいとする。
WATK=WEL なお、新押鍵の第2構成音BのアタックレベルWATKが
アタックレベルの最大値LATKmaxを超える場合には、 WATK=LATKmaxとする。
アタックレベルの最大値LATKmaxを超える場合には、 WATK=LATKmaxとする。
2)変更後の新押鍵の第2構成音Bのタッチレスポンス
データWKTD 変更後の新押鍵の第2構成音Bのタッチレスポンスデ
ータWKTDは、変更後の旧押鍵の第2構成音Bのアタック
レベルWATKをタッチレスポンスデータKTD−アタックレ
ベルLATK変換グラフに対応して、前もってROM22Bに記憶
されているその逆変換テーブルによって変換することに
より得る。そして、このタッチレスポンスデータWKTDに
もとづきエンベロープパラメータを演算生成する。
データWKTD 変更後の新押鍵の第2構成音Bのタッチレスポンスデ
ータWKTDは、変更後の旧押鍵の第2構成音Bのアタック
レベルWATKをタッチレスポンスデータKTD−アタックレ
ベルLATK変換グラフに対応して、前もってROM22Bに記憶
されているその逆変換テーブルによって変換することに
より得る。そして、このタッチレスポンスデータWKTDに
もとづきエンベロープパラメータを演算生成する。
さらに、エンベロープステップiが書込まれるレジス
タjRをクリヤする。
タjRをクリヤする。
Q−12 レジスタAOCH(i)Rに書込まれている旧押鍵
のチャネル番号AOCH(i)に対応する楽音発生チャネル
のレジスタLEVRから読出される旧押鍵の第2構成音Bの
エンベロープレベルLEVが、レジスタjRに書込まれてい
るエンベロープステップjに対応するレジスタLBPjRに
書込まれている所定のブレークポイントレベルLBPjを超
えているか否かを判断する。旧押鍵の第2構成音Bのエ
ンベロープレベルLEVがエンベロープステップjに対応
する所定のブレークポイントレベルLBPjを超えていない
場合には、ステップQ−14に行く。
のチャネル番号AOCH(i)に対応する楽音発生チャネル
のレジスタLEVRから読出される旧押鍵の第2構成音Bの
エンベロープレベルLEVが、レジスタjRに書込まれてい
るエンベロープステップjに対応するレジスタLBPjRに
書込まれている所定のブレークポイントレベルLBPjを超
えているか否かを判断する。旧押鍵の第2構成音Bのエ
ンベロープレベルLEVがエンベロープステップjに対応
する所定のブレークポイントレベルLBPjを超えていない
場合には、ステップQ−14に行く。
O−13 ステップQ−12における判断において旧押鍵の
第2構成音BのエンベロープレベルLEVがエンベロープ
ステップjに対応するブレークポイントレベルLBPjを超
えている場合には、エンベロープステップjに“1"を加
算して、この加算後の数を新たなエンベロープステップ
jとしてレジスタjRに書込み、ステップQ−12に戻る。
第2構成音BのエンベロープレベルLEVがエンベロープ
ステップjに対応するブレークポイントレベルLBPjを超
えている場合には、エンベロープステップjに“1"を加
算して、この加算後の数を新たなエンベロープステップ
jとしてレジスタjRに書込み、ステップQ−12に戻る。
Q−14 ステップQ−12における判断において旧押鍵の
第2構成音BのエンベロープレベルLEVがエンベロープ
ステップjに対応する所定のブレークポイントレベルLB
Pjを超えていない場合には、このブレークポイントレベ
ルLBPjをレジスタLBPRに、対応するレートRTjをレジス
タRTRに設定してレジスタEV−ATRに書込み、ステップQ
−20に行く。
第2構成音BのエンベロープレベルLEVがエンベロープ
ステップjに対応する所定のブレークポイントレベルLB
Pjを超えていない場合には、このブレークポイントレベ
ルLBPjをレジスタLBPRに、対応するレートRTjをレジス
タRTRに設定してレジスタEV−ATRに書込み、ステップQ
−20に行く。
Q−15 ステップQ−10における判断において変更後の
旧押鍵の第2構成音BのエンベロープレベルWLEVが現在
のエンベロープレベルLEVを超えていない場合には、レ
ジスタRTRに負の値をもつ第1変更レートRTSをレートRT
として書込むとともに、アタック終了フラグEV−ATをア
タック状態を示さない。“0"に設定してレジスタEV−AT
Rに書込む。
旧押鍵の第2構成音BのエンベロープレベルWLEVが現在
のエンベロープレベルLEVを超えていない場合には、レ
ジスタRTRに負の値をもつ第1変更レートRTSをレートRT
として書込むとともに、アタック終了フラグEV−ATをア
タック状態を示さない。“0"に設定してレジスタEV−AT
Rに書込む。
Q−16 レジスタjRにアタックレベルLATKと等しい所定
のブレークポイントレベルLBPjに対応したアタック部A
の最終エンベロープステップjを書込む。
のブレークポイントレベルLBPjに対応したアタック部A
の最終エンベロープステップjを書込む。
Q−17 レジスタWLEVRに書込まれている変更後の旧押
鍵の第2構成音BのエンベロープレベルWLEVが、レジス
タjRに書込まれているエンベロープステップjに対応す
るレジスLBPjRに書込まれている所定のブレークポイン
トレベルLBPjを超えているか否かを判断する。変更後の
旧押鍵の第2構成音BのエンベロープレベルWLEVがエン
ベロープステップjに対応する所定のブレークポイント
レベルLBPjを超えている場合には、ステップQ−19に行
く。
鍵の第2構成音BのエンベロープレベルWLEVが、レジス
タjRに書込まれているエンベロープステップjに対応す
るレジスLBPjRに書込まれている所定のブレークポイン
トレベルLBPjを超えているか否かを判断する。変更後の
旧押鍵の第2構成音BのエンベロープレベルWLEVがエン
ベロープステップjに対応する所定のブレークポイント
レベルLBPjを超えている場合には、ステップQ−19に行
く。
Q−18 ステップQ−17における判断において変更後の
旧押鍵の第2構成音BのエンベロープレベルWLEVがエン
ベロープステップjに対応する所定のブレークポイント
レベルLBPjを超えていない場合には、エンベロープステ
ップjに“1"を加算して、この加算後の数を新たなエン
ベロープステップjとしてレジスタjRに書込み、ステッ
プQ−17に戻る。
旧押鍵の第2構成音BのエンベロープレベルWLEVがエン
ベロープステップjに対応する所定のブレークポイント
レベルLBPjを超えていない場合には、エンベロープステ
ップjに“1"を加算して、この加算後の数を新たなエン
ベロープステップjとしてレジスタjRに書込み、ステッ
プQ−17に戻る。
Q−19 ステップQ−17における判断において変更後の
旧押鍵のエンベロープレベルWLEVがエンベロープステッ
プjに対応する所定のブレークポイントレベルLBPjを超
えている場合には、エンベロープステップjより“1"を
減算して、この減算後の数を新たなエンベロープステッ
プjとしてレジスタjRに書込むとともに、レジスタLBPR
に変更後の旧押鍵の第2構成音Bのエンベロープレベル
WLEVを書込む。
旧押鍵のエンベロープレベルWLEVがエンベロープステッ
プjに対応する所定のブレークポイントレベルLBPjを超
えている場合には、エンベロープステップjより“1"を
減算して、この減算後の数を新たなエンベロープステッ
プjとしてレジスタjRに書込むとともに、レジスタLBPR
に変更後の旧押鍵の第2構成音Bのエンベロープレベル
WLEVを書込む。
Q−20 レジスタiRに書込まれて、旧押鍵が割当てられ
ている複数個の楽音発生チャネルのうちにおいて第何番
目の楽音発生チャネルに割当てられている旧押鍵かを示
す数iに“1"を加算し、この加算後の数を新たな第何番
目の楽音発生チャネルに割当てられている旧押鍵かを示
す数iとしてレジスタiRに書込むとともに、処理対象と
なる旧押鍵の第2構成音Bが割当てられている楽音発生
チャネルを、第何番目の楽音発生チャネルに割当てられ
ている旧押鍵かを示す数iに対応するレジスタAOCH
(i)Rに書込まれている旧押鍵のチャネル番号AOCH
(i)の楽音発生チャネルに割当る。
ている複数個の楽音発生チャネルのうちにおいて第何番
目の楽音発生チャネルに割当てられている旧押鍵かを示
す数iに“1"を加算し、この加算後の数を新たな第何番
目の楽音発生チャネルに割当てられている旧押鍵かを示
す数iとしてレジスタiRに書込むとともに、処理対象と
なる旧押鍵の第2構成音Bが割当てられている楽音発生
チャネルを、第何番目の楽音発生チャネルに割当てられ
ている旧押鍵かを示す数iに対応するレジスタAOCH
(i)Rに書込まれている旧押鍵のチャネル番号AOCH
(i)の楽音発生チャネルに割当る。
Q−21 レジスタiRに書込まれて、旧押鍵が割当てられ
ている複数個の楽音発生チャネルのうちにおいて第何番
目の楽音発生チャネルに割当てられている旧押鍵かを示
す数iがレジスタeRに書込まれている旧押鍵の総数eを
超えているか否かを判断する。第何番目の楽音発生チャ
ネルに割当てられている旧押鍵かを示す数iが旧押鍵の
総数eを超えていない場合にはステップQ−2に戻ると
ともに、超えている場合はルーチンを終了する。
ている複数個の楽音発生チャネルのうちにおいて第何番
目の楽音発生チャネルに割当てられている旧押鍵かを示
す数iがレジスタeRに書込まれている旧押鍵の総数eを
超えているか否かを判断する。第何番目の楽音発生チャ
ネルに割当てられている旧押鍵かを示す数iが旧押鍵の
総数eを超えていない場合にはステップQ−2に戻ると
ともに、超えている場合はルーチンを終了する。
以上の連打処理ルーチンは、旧押鍵の第2構成音Bの
エンベロープ波形をシミューレートし、旧押鍵の第2構
成音Bの残存発音量WOLを演算し、第2構成音Bのエン
ベロープを残存発音量WOLに対応して変更するものであ
る。
エンベロープ波形をシミューレートし、旧押鍵の第2構
成音Bの残存発音量WOLを演算し、第2構成音Bのエン
ベロープを残存発音量WOLに対応して変更するものであ
る。
したがって、要するに基本的には、第2構成音Bにも
とづいて、同一鍵の有効発音中の楽音発生チャネルを検
索することにより連打検出を行ない、エンベロープの変
更処理を行なうことにある。
とづいて、同一鍵の有効発音中の楽音発生チャネルを検
索することにより連打検出を行ない、エンベロープの変
更処理を行なうことにある。
なお、本第2実施例では説明が煩雑になるのを避ける
ために第1変更レートRTSは前もって設定した値を用い
たが、エンベロープがT1後(ステップQ−8を参照)
に、次のブレークポイントLBPに到達するように演算設
定するのが望ましい。
ために第1変更レートRTSは前もって設定した値を用い
たが、エンベロープがT1後(ステップQ−8を参照)
に、次のブレークポイントLBPに到達するように演算設
定するのが望ましい。
本第2実施例によれば、変更後の旧押鍵の第2構成音
BのエンベロープレベルWLEVが現在のエンベロープレベ
ルLEVを超えていない場合には、第17図に示されるよう
に発音され、また変更後の旧押鍵の第2構成音Bのエン
ベロープレベルWLEVが現在のエンベロープレベルLEVを
超えている場合には、第18図に示されるように発音され
る。なお、第17図および第18図における新押鍵の発音は
組合された音源装置Sのうち旧押鍵を発音した音源装置
Sとは別の音源装置Sによって発音されるものを示して
いる。また、第18図においては図面が繁雑になるのを避
けるために新押鍵の第2構成音Bは明示していない。さ
らに、第17図および第18図それぞれの下部に示されてい
る矩形波形は同一鍵に対する旧押鍵および新押鍵の押鍵
・離鍵状態を示している。
BのエンベロープレベルWLEVが現在のエンベロープレベ
ルLEVを超えていない場合には、第17図に示されるよう
に発音され、また変更後の旧押鍵の第2構成音Bのエン
ベロープレベルWLEVが現在のエンベロープレベルLEVを
超えている場合には、第18図に示されるように発音され
る。なお、第17図および第18図における新押鍵の発音は
組合された音源装置Sのうち旧押鍵を発音した音源装置
Sとは別の音源装置Sによって発音されるものを示して
いる。また、第18図においては図面が繁雑になるのを避
けるために新押鍵の第2構成音Bは明示していない。さ
らに、第17図および第18図それぞれの下部に示されてい
る矩形波形は同一鍵に対する旧押鍵および新押鍵の押鍵
・離鍵状態を示している。
また、処理を簡単にするために、ステップQ−3にお
ける判断においてダンパー状態フラグFCDS(n)が“0"
を示してダンパーペダルが踏み込み状態になく(ダンパ
ーOFF)、ダンプ処理が禁止されていない場合の処理を
省略しても良い。言い換えれば、ステップQ−4〜Q−
7の処理を行なわずにステップQ−20に行っても良い。
また、より正確に処理するには、。ダンパーペダルの状
態にかかわらず残存発音量の変更処理を行なうと良い。
すなわち、ステップQ−2からステップQ−8に行くよ
うにして、ステップQ−3からステップQ−7へは行か
ないようにすれば良い。
ける判断においてダンパー状態フラグFCDS(n)が“0"
を示してダンパーペダルが踏み込み状態になく(ダンパ
ーOFF)、ダンプ処理が禁止されていない場合の処理を
省略しても良い。言い換えれば、ステップQ−4〜Q−
7の処理を行なわずにステップQ−20に行っても良い。
また、より正確に処理するには、。ダンパーペダルの状
態にかかわらず残存発音量の変更処理を行なうと良い。
すなわち、ステップQ−2からステップQ−8に行くよ
うにして、ステップQ−3からステップQ−7へは行か
ないようにすれば良い。
なお、付言すれば、発音される楽音のエンベロープ波
形は、第19図のエンベロープ波形図において示されてい
るように、第1構成音Aのエンベロープ波形と第2構成
音Bのエンベロープ波形との合成波形になる。これらエ
ンベロープ波形それぞれを対数表現で表わした第20図か
ら明らかなように、第2構成音Bに関して言えば、ディ
ケイ部D以降のエンベロープ波形における所定時間当り
のエンベロープの変化値はほぼ同じとなり、同一鍵にお
いては第2構成音Bのディケイ部D以降のエンベロープ
波形は相似形状であると見做される。
形は、第19図のエンベロープ波形図において示されてい
るように、第1構成音Aのエンベロープ波形と第2構成
音Bのエンベロープ波形との合成波形になる。これらエ
ンベロープ波形それぞれを対数表現で表わした第20図か
ら明らかなように、第2構成音Bに関して言えば、ディ
ケイ部D以降のエンベロープ波形における所定時間当り
のエンベロープの変化値はほぼ同じとなり、同一鍵にお
いては第2構成音Bのディケイ部D以降のエンベロープ
波形は相似形状であると見做される。
本第2実施例において、楽音発生チャネルを組に形成
して、この組の楽音発生チャネルに第1構成音Aおよび
第2構成音Bを割当てたが、第1構成音Aが割当てられ
た楽音発生チャネルが第20図から明らかなように第2構
成音Bが割当てられた楽音発生チャネルより早く解放さ
れるために、組を形成せずに個別に割当て処理などを行
なえば楽音発生チャネルを有効に利用できる。
して、この組の楽音発生チャネルに第1構成音Aおよび
第2構成音Bを割当てたが、第1構成音Aが割当てられ
た楽音発生チャネルが第20図から明らかなように第2構
成音Bが割当てられた楽音発生チャネルより早く解放さ
れるために、組を形成せずに個別に割当て処理などを行
なえば楽音発生チャネルを有効に利用できる。
なお、本第1および第2実施例においては、受信チャ
ネル毎に異なる音色を発音させているが、音色は1音色
であっても良い。この場合には、各音源装置SをMIDI規
格でいうオムニ・モード・オンにしておいて受信チャネ
ル情報を無視して全てのデータ(演奏制御情報)を取込
むとともに、全ての押鍵で順次発音し、優先順位を変更
するようにするのも良い。また、所定の受信チャネルの
データのみを受信し、そのデータを受信チャネルを含ま
ないようなデータに変換して各音源装置Sに送出するよ
うな変換装置を用いて、各音源装置Sでは受信チャネル
を含まないデータによって発音制御をするようにするの
も良い。
ネル毎に異なる音色を発音させているが、音色は1音色
であっても良い。この場合には、各音源装置SをMIDI規
格でいうオムニ・モード・オンにしておいて受信チャネ
ル情報を無視して全てのデータ(演奏制御情報)を取込
むとともに、全ての押鍵で順次発音し、優先順位を変更
するようにするのも良い。また、所定の受信チャネルの
データのみを受信し、そのデータを受信チャネルを含ま
ないようなデータに変換して各音源装置Sに送出するよ
うな変換装置を用いて、各音源装置Sでは受信チャネル
を含まないデータによって発音制御をするようにするの
も良い。
次に、本第2実施例の変形例を説明する。
−変形例1− 発音される楽音の持続部分の音色変化をさらに豊かに
するために、複数個の第2構成音Bにより持続部分を構
成する場合に、例えば第21図に示されているように強打
鍵時の持続部分の高調波成分が多くエンベロープの比較
的短い音の第2構成音B1と、弱打鍵時の持続部分の高調
波成分が少なくエンベロープの比較的長い音の第2構成
音B2とより構成される場合の変形例について説明する。
するために、複数個の第2構成音Bにより持続部分を構
成する場合に、例えば第21図に示されているように強打
鍵時の持続部分の高調波成分が多くエンベロープの比較
的短い音の第2構成音B1と、弱打鍵時の持続部分の高調
波成分が少なくエンベロープの比較的長い音の第2構成
音B2とより構成される場合の変形例について説明する。
本変形例1においては、楽音発生回路28は第1番目か
ら第48番目までの48個の楽音発生チャネルから構成さ
れ、第1番目から第3番目まで、第4番目から第6番目
まで、…、第46番目から第48番目までそれぞれが所望の
楽音を発音する組を形成する。また、第1番目、第4番
目、…には第2構成音B2が、第2番目、第5番目、…に
は第2構成音B1が、第3番目、第6番目、…には第1構
成音Aが割当てられて楽音信号を生成する。こうして、
このエンベロープの比較的長い音の第2構成音B2にもと
づいて、同一鍵の有効発音中の楽音発生チャネルを検索
することにより連打検出を行ない、またエンベロープの
変更を第2構成音B1および第2構成音B2の発音量の和に
もとづいて行なう。また、連打検出ルーチンのステップ
O−3においてループ数iに“2"を加算するのに代えて
“3"を加算することである。他に基本的には前述した本
第2実施例と同様である。
ら第48番目までの48個の楽音発生チャネルから構成さ
れ、第1番目から第3番目まで、第4番目から第6番目
まで、…、第46番目から第48番目までそれぞれが所望の
楽音を発音する組を形成する。また、第1番目、第4番
目、…には第2構成音B2が、第2番目、第5番目、…に
は第2構成音B1が、第3番目、第6番目、…には第1構
成音Aが割当てられて楽音信号を生成する。こうして、
このエンベロープの比較的長い音の第2構成音B2にもと
づいて、同一鍵の有効発音中の楽音発生チャネルを検索
することにより連打検出を行ない、またエンベロープの
変更を第2構成音B1および第2構成音B2の発音量の和に
もとづいて行なう。また、連打検出ルーチンのステップ
O−3においてループ数iに“2"を加算するのに代えて
“3"を加算することである。他に基本的には前述した本
第2実施例と同様である。
−変形例2− 発音される楽音を前述のように第1構成音Aと、第2
構成音Bとに分けずに合成した1つの楽音として、1つ
の楽音発生チャネルより発生する場合について説明す
る。
構成音Bとに分けずに合成した1つの楽音として、1つ
の楽音発生チャネルより発生する場合について説明す
る。
第19図のエンベロープ波形図において、発音される楽
音のエンベロープ波形は、第1構成音Aのエンベロープ
波形と第2構成音Bのエンベロープ波形との合成波形に
なる。
音のエンベロープ波形は、第1構成音Aのエンベロープ
波形と第2構成音Bのエンベロープ波形との合成波形に
なる。
本第2実施例との異なる点は、連打検出ルーチンのス
テップO−3においてループ数iに“2"を加算するのに
代えて“1"を加算することである。
テップO−3においてループ数iに“2"を加算するのに
代えて“1"を加算することである。
また、連打処理ルーチンのステップQ−8において、
旧押鍵の発音されるべき第2構成音Bの発音量WOLを、
第19図のエンベロープ波形図に対応した変換テーブル等
によって発音される楽音(合成音)のエンベロープレベ
ルLEVから求めた第1構成音Aのエンベロープレベル
と、同様に第12図のエンベロープ波形図に対応した変換
テーブル等によって発音される楽音(合成音)のエンベ
ロープレベルLEVから求めた第2構成音Bのエンベロー
プレベルに残存係数KDを乗じた値とを加算して得ること
である。
旧押鍵の発音されるべき第2構成音Bの発音量WOLを、
第19図のエンベロープ波形図に対応した変換テーブル等
によって発音される楽音(合成音)のエンベロープレベ
ルLEVから求めた第1構成音Aのエンベロープレベル
と、同様に第12図のエンベロープ波形図に対応した変換
テーブル等によって発音される楽音(合成音)のエンベ
ロープレベルLEVから求めた第2構成音Bのエンベロー
プレベルに残存係数KDを乗じた値とを加算して得ること
である。
なお、簡易な処理として旧押鍵の発音されるべき第2
構成音Bの発音量WOLを発音される楽音(合成音)のエ
ンベロープレベルLEVで代えても良い。
構成音Bの発音量WOLを発音される楽音(合成音)のエ
ンベロープレベルLEVで代えても良い。
−変形例3− 持続部分の音色変化が得られるように、また構成音数
を少なくするために、発音される楽音が前述されたよう
な第1構成音Aおよび第2構成音Bで構成されるのでは
なくて、第1構成音Aおよび第2構成音Bにおいて初期
部分の音と持続部分の音とが異なる割合で含まれる変形
例について説明する。
を少なくするために、発音される楽音が前述されたよう
な第1構成音Aおよび第2構成音Bで構成されるのでは
なくて、第1構成音Aおよび第2構成音Bにおいて初期
部分の音と持続部分の音とが異なる割合で含まれる変形
例について説明する。
第22図に示されているように発音される楽音は、タッ
チの強弱によってあまり音質が変わらなく、高調波成分
の少ない丸い感じの弱い押鍵の初期部分を主として構成
する第1構成音A′と、強いタッチの時により多く発音
され、ピアノの場合には高調波成分を多く含んだ固い感
じの強い押鍵の持続部分を主として構成する第2構成音
B′とよりなる。ところで、前述した第12図に相当する
タッチレスポンスデータKTDとアタックレベルLATKとの
関係を示すタッチレスポンスデータKTD−アタックレベ
ルLATK変換テーブルは第23図に示されるようになる。し
たがって、弱押鍵時には第2構成音B′は発音されずに
第1構成音A′に支配されることになる。
チの強弱によってあまり音質が変わらなく、高調波成分
の少ない丸い感じの弱い押鍵の初期部分を主として構成
する第1構成音A′と、強いタッチの時により多く発音
され、ピアノの場合には高調波成分を多く含んだ固い感
じの強い押鍵の持続部分を主として構成する第2構成音
B′とよりなる。ところで、前述した第12図に相当する
タッチレスポンスデータKTDとアタックレベルLATKとの
関係を示すタッチレスポンスデータKTD−アタックレベ
ルLATK変換テーブルは第23図に示されるようになる。し
たがって、弱押鍵時には第2構成音B′は発音されずに
第1構成音A′に支配されることになる。
本第2実施例と異なる点は、連打処理ルーチンのステ
ップQ−8において、旧押鍵の発音されるべき発音量WO
Lを、第1構成音A′および第2構成音B′それぞれに
ついて変形例2と同様にして求めた発音量を加算して得
ることである。
ップQ−8において、旧押鍵の発音されるべき発音量WO
Lを、第1構成音A′および第2構成音B′それぞれに
ついて変形例2と同様にして求めた発音量を加算して得
ることである。
なお、変形例2および変形例3においては構成音の比
率が変わるので音色を変更しても良い。
率が変わるので音色を変更しても良い。
本第2実施例における減衰音系の楽音には、鍵盤楽器
以外の減衰音系の他の楽器、例えば同一発音体(膜、打
面等)を連打するドラム音なども含まれることはいうま
でもない。
以外の減衰音系の他の楽器、例えば同一発音体(膜、打
面等)を連打するドラム音なども含まれることはいうま
でもない。
各実施例では、音響システム(増幅器13、スピーカ1
4)は併設した音源装置S,S′の音響出力を加算し1つの
音響システムで放音しているように説明しているが、付
随的な効果として、その音響出力を異なる音響システム
で放音してスピーカを空間的に離された位置に設置する
と、押鍵するたびに発音される位置が変化して音が空間
的に飛びかうといった特殊効果を演出することもでき
る。この場合は、優先順位データは各受信チャネル毎に
すなわち各音色毎に設けると良い。
4)は併設した音源装置S,S′の音響出力を加算し1つの
音響システムで放音しているように説明しているが、付
随的な効果として、その音響出力を異なる音響システム
で放音してスピーカを空間的に離された位置に設置する
と、押鍵するたびに発音される位置が変化して音が空間
的に飛びかうといった特殊効果を演出することもでき
る。この場合は、優先順位データは各受信チャネル毎に
すなわち各音色毎に設けると良い。
また、各実施例では鍵盤部を有さない音源装置になっ
ているが、鍵盤部を有する音源装置であっても良い。こ
の場合、鍵盤部で演奏された演奏情報を外部の音源装置
に送信して、外部の音源装置と内部の音源を使用して発
音数を増加させるように動作させても良い。
ているが、鍵盤部を有する音源装置であっても良い。こ
の場合、鍵盤部で演奏された演奏情報を外部の音源装置
に送信して、外部の音源装置と内部の音源を使用して発
音数を増加させるように動作させても良い。
なお、各実施例等中に用いられている全てのレジスタ
は前述されたようにマイコン22のRAM22Cに仮想的に割当
てられた領域によって設けられている。
は前述されたようにマイコン22のRAM22Cに仮想的に割当
てられた領域によって設けられている。
第1図は特許請求の範囲に記載した本発明の構成に対応
するブロック図であるとともに、 第2図乃至第10図は第1の発明に対応する本発明による
電子楽器システムの第1実施例を説明するための図面で
あって、 第2図は全体概略図、 第3図は音源装置の概略図、 第4図は受信検出回路より供給される受信データの値を
2進表示した説明図、 第5図、第8図および第9図はそれぞれマイコンで実行
される本第1実施例のプログラムの基本ルーチン、ダン
パー処理ルーチンおよび優先順位変更ルーチンのフロー
チャート図、 第6図は本第1実施例に関するタッチレスポンスデータ
ーアタックレベル変換グラフ図、 第7図は本第1実施例の楽音のエンベロープ波形におけ
るADSR表現の波形図、 第10図は本第1実施例の音源装置を3台併設した場合
に、押鍵データが受信されるたびに優先順位データが順
番に変っていく様子を示す説明図、 第11図乃至第23図は第1および第2の発明に対応する本
発明による電子楽器システムの第2実施例を説明するた
めの図面であって、 第11図、第13図および第14図はそれぞれマイコンで実行
される本第2実施例のプログラムの基本ルーチン、連打
検出処理ルーチンおよび連打処理ルーチンのフローチャ
ート図、 第12図は本第2実施例に関するタッチレスポンスデータ
ーアタックレベル変換グラフ図、 第15図はダンパーペダルが踏まれた状態で同一鍵を2回
連打し押鍵したままダンパーペダルを離した時の楽音の
エンベロープ波形図、 第16図はダンパーペダルが離された状態で、旧押鍵の離
鍵による減衰が終了しないうちに、同一鍵の新押鍵が連
打された時の楽音のエンベロープ波形図、 第17図および第18図はそれぞれは第11図、第13図および
第14図のフローチャートにもとづいて処理された楽音の
発音のエンベロープを示す波形図、 第19図および第20図それぞれは本第2実施例に関するエ
ンベロープ波形図、 第21図は本第2実施例の変形例1に関する第1構成音
A、第2構成音B1および第2構成音B2のエンベロープ波
形図、 第22図および第23図はそれぞれ本第2実施例の変形例3
における第1構成音A′および第2構成音B′のエンベ
ロープ波形、並びに第12図に対応するタッチレスポンス
データーアタックレベル変換グラフ図である。 11…鍵盤装置、12…MIDI 13…増幅器、14…スピーカ 20…入力インターフェース、21…受信検出回路 22…マイコン、22A…中央処理装置 22B…読出し専用メモリ、22C…書込み可能メモリ 22D…カウンタ、23…バス 24…併設状態設定スイッチ、24A…併設総数スイッチ 24B…優先順位スイッチ、25…スイッチ検出回路 26…操作子群、27…操作子検出回路 28…楽音発生回路
するブロック図であるとともに、 第2図乃至第10図は第1の発明に対応する本発明による
電子楽器システムの第1実施例を説明するための図面で
あって、 第2図は全体概略図、 第3図は音源装置の概略図、 第4図は受信検出回路より供給される受信データの値を
2進表示した説明図、 第5図、第8図および第9図はそれぞれマイコンで実行
される本第1実施例のプログラムの基本ルーチン、ダン
パー処理ルーチンおよび優先順位変更ルーチンのフロー
チャート図、 第6図は本第1実施例に関するタッチレスポンスデータ
ーアタックレベル変換グラフ図、 第7図は本第1実施例の楽音のエンベロープ波形におけ
るADSR表現の波形図、 第10図は本第1実施例の音源装置を3台併設した場合
に、押鍵データが受信されるたびに優先順位データが順
番に変っていく様子を示す説明図、 第11図乃至第23図は第1および第2の発明に対応する本
発明による電子楽器システムの第2実施例を説明するた
めの図面であって、 第11図、第13図および第14図はそれぞれマイコンで実行
される本第2実施例のプログラムの基本ルーチン、連打
検出処理ルーチンおよび連打処理ルーチンのフローチャ
ート図、 第12図は本第2実施例に関するタッチレスポンスデータ
ーアタックレベル変換グラフ図、 第15図はダンパーペダルが踏まれた状態で同一鍵を2回
連打し押鍵したままダンパーペダルを離した時の楽音の
エンベロープ波形図、 第16図はダンパーペダルが離された状態で、旧押鍵の離
鍵による減衰が終了しないうちに、同一鍵の新押鍵が連
打された時の楽音のエンベロープ波形図、 第17図および第18図はそれぞれは第11図、第13図および
第14図のフローチャートにもとづいて処理された楽音の
発音のエンベロープを示す波形図、 第19図および第20図それぞれは本第2実施例に関するエ
ンベロープ波形図、 第21図は本第2実施例の変形例1に関する第1構成音
A、第2構成音B1および第2構成音B2のエンベロープ波
形図、 第22図および第23図はそれぞれ本第2実施例の変形例3
における第1構成音A′および第2構成音B′のエンベ
ロープ波形、並びに第12図に対応するタッチレスポンス
データーアタックレベル変換グラフ図である。 11…鍵盤装置、12…MIDI 13…増幅器、14…スピーカ 20…入力インターフェース、21…受信検出回路 22…マイコン、22A…中央処理装置 22B…読出し専用メモリ、22C…書込み可能メモリ 22D…カウンタ、23…バス 24…併設状態設定スイッチ、24A…併設総数スイッチ 24B…優先順位スイッチ、25…スイッチ検出回路 26…操作子群、27…操作子検出回路 28…楽音発生回路
Claims (1)
- 【請求項1】演奏情報発生装置から出力される演奏制御
情報を複数の音源装置にそれぞれ共通に入力して楽音発
生を行う電子楽器システムにおいて使用される音源装置
における発音制御装置において、 順次に入力される押鍵を示す複数の演奏制御情報を各音
源装置間において巡回的に有効と判断するための優先順
位を定める優先順位データを記憶した記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された優先順位データに従って、順
次に入力される前記押鍵を示す複数の演奏制御情報のう
ち有効であるものを判断する判断手段と、 前記判断手段により有効であると判断された押鍵を示す
演奏制御情報に応じて楽音の発生を制御する楽音発生制
御手段と を有することを特徴とする発音制御装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63153652A JP2714954B2 (ja) | 1988-05-25 | 1988-06-23 | 発音制御装置 |
US07/356,308 US5009147A (en) | 1988-05-25 | 1989-05-23 | Sound generating unit system for electronic instruments |
EP89305251A EP0343958B1 (en) | 1988-05-25 | 1989-05-24 | Electronic musical instrument system |
DE89305251T DE68907648T2 (de) | 1988-05-25 | 1989-05-24 | Elektronisches musikinstrument. |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63-127486 | 1988-05-25 | ||
JP12748688 | 1988-05-25 | ||
JP63153652A JP2714954B2 (ja) | 1988-05-25 | 1988-06-23 | 発音制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0250195A JPH0250195A (ja) | 1990-02-20 |
JP2714954B2 true JP2714954B2 (ja) | 1998-02-16 |
Family
ID=26463439
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63153652A Expired - Lifetime JP2714954B2 (ja) | 1988-05-25 | 1988-06-23 | 発音制御装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5009147A (ja) |
EP (1) | EP0343958B1 (ja) |
JP (1) | JP2714954B2 (ja) |
DE (1) | DE68907648T2 (ja) |
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JP2525853B2 (ja) * | 1988-03-17 | 1996-08-21 | ローランド株式会社 | 電子楽器の連打処理装置 |
US5079984A (en) * | 1989-03-02 | 1992-01-14 | Victor Company Of Japan, Ltd. | MIDI signal processor |
JPH0449588A (ja) * | 1990-06-18 | 1992-02-18 | Pioneer Electron Corp | 情報記録媒体演奏装置 |
JP2694041B2 (ja) * | 1990-08-07 | 1997-12-24 | 株式会社ケンウッド | 音響機器 |
US5471008A (en) * | 1990-11-19 | 1995-11-28 | Kabushiki Kaisha Kawai Gakki Seisakusho | MIDI control apparatus |
DE4039396A1 (de) * | 1990-12-10 | 1992-06-11 | Ibm | Gehaeuse fuer die aufnahme zumindest einer, insbesondere papiergeld enthaltende kassette |
US5406024A (en) * | 1992-03-27 | 1995-04-11 | Kabushiki Kaisha Kawai Gakki Seisakusho | Electronic sound generating apparatus using arbitrary bar code |
JP3344544B2 (ja) * | 1996-10-22 | 2002-11-11 | 株式会社東芝 | コンピュータシステム |
US5789689A (en) * | 1997-01-17 | 1998-08-04 | Doidic; Michel | Tube modeling programmable digital guitar amplification system |
JP2000322063A (ja) * | 1999-05-11 | 2000-11-24 | Mitsubishi Electric Corp | 音声信号加算装置および音源再生方法 |
US6362410B1 (en) * | 1999-09-28 | 2002-03-26 | Kabushiki Kaisha Kawai Gakki Seisakusho | Electronic musical instrument |
US6760276B1 (en) * | 2000-02-11 | 2004-07-06 | Gerald S. Karr | Acoustic signaling system |
US7332669B2 (en) * | 2002-08-07 | 2008-02-19 | Shadd Warren M | Acoustic piano with MIDI sensor and selective muting of groups of keys |
JP5188050B2 (ja) * | 2006-10-06 | 2013-04-24 | 株式会社河合楽器製作所 | 電子鍵盤楽器 |
US20080238448A1 (en) * | 2007-03-30 | 2008-10-02 | Cypress Semiconductor Corporation | Capacitance sensing for percussion instruments and methods therefor |
JP5699558B2 (ja) * | 2010-11-17 | 2015-04-15 | ヤマハ株式会社 | 楽音生成装置及びプログラム |
FR3019917B1 (fr) * | 2014-04-15 | 2016-04-29 | Guy Daurelle | Dispositif electronique comprenant au moins une unite electronique de commande adaptee pour recevoir des ordres d'activation et d'arret |
KR102398315B1 (ko) * | 2015-08-11 | 2022-05-16 | 삼성전자주식회사 | 전자 장치 및 전자 장치에서 음을 재생하기 위한 방법 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3844379A (en) * | 1971-12-30 | 1974-10-29 | Nippon Musical Instruments Mfg | Electronic musical instrument with key coding in a key address memory |
FR2449935A1 (fr) * | 1979-02-23 | 1980-09-19 | Balazuc Thierry | Systeme d'enregistrement et de transmission numerique relatif aux instruments de musique utilisant l'electricite |
DE2948769A1 (de) * | 1979-12-04 | 1981-06-11 | Siemens AG, 1000 Berlin und 8000 München | Digitale halbleiterschaltung fuer eine elektronische orgel |
JPH032958Y2 (ja) * | 1984-11-14 | 1991-01-25 | ||
JPS61283274A (ja) * | 1985-06-08 | 1986-12-13 | Canon Inc | 画像記録装置 |
JPH0634169B2 (ja) * | 1985-12-10 | 1994-05-02 | ヤマハ株式会社 | 発音割当て機能付電子楽器 |
US4882964A (en) * | 1987-05-27 | 1989-11-28 | Yamaha Corporation | Percussive musical tone generator system |
-
1988
- 1988-06-23 JP JP63153652A patent/JP2714954B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1989
- 1989-05-23 US US07/356,308 patent/US5009147A/en not_active Expired - Lifetime
- 1989-05-24 EP EP89305251A patent/EP0343958B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1989-05-24 DE DE89305251T patent/DE68907648T2/de not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0343958A3 (en) | 1991-01-02 |
JPH0250195A (ja) | 1990-02-20 |
DE68907648D1 (de) | 1993-08-26 |
US5009147A (en) | 1991-04-23 |
EP0343958A2 (en) | 1989-11-29 |
EP0343958B1 (en) | 1993-07-21 |
DE68907648T2 (de) | 1993-11-04 |
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---|---|---|---|
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