JP2933141B2 - エンベロープ波形発生装置 - Google Patents

エンベロープ波形発生装置

Info

Publication number
JP2933141B2
JP2933141B2 JP2180668A JP18066890A JP2933141B2 JP 2933141 B2 JP2933141 B2 JP 2933141B2 JP 2180668 A JP2180668 A JP 2180668A JP 18066890 A JP18066890 A JP 18066890A JP 2933141 B2 JP2933141 B2 JP 2933141B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
envelope waveform
state
waveform signal
envelope
timing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2180668A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0468399A (ja
Inventor
宏一 神月
和久 岡村
哲二 市来
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP2180668A priority Critical patent/JP2933141B2/ja
Priority to US07/727,548 priority patent/US5256831A/en
Publication of JPH0468399A publication Critical patent/JPH0468399A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2933141B2 publication Critical patent/JP2933141B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、電子楽器用として好適なエンベロープ波
形発生装置に関する。
[従来の技術] 従来、電子楽器用のエンベロープ波形発生装置とし
て、アタック、ディケイ等複数のステートからなるエン
ベロープ波形を発生させるものが知られている(例えば
特公昭63−39072号)。
しかしながら、従来のエンベロープ波形発生装置にお
いては、どのような弾き方をしてもエンベロープ波形の
キーオフ後の減衰特性が変化せず、演奏音が単調になる
という不都合があった。例えば、キーオフ時にサステイ
ンをかける場合、あるいはリリース時間を長くする場合
に、例えばアタックステートにおいてエンベロープ波形
のレベルが大きくなった瞬間にキーオフがあると、そこ
からエンベロープ波形にサステインがかかったり、リリ
ースされるため、高レベルのエンベロープ波形が長時間
持続してしまい、このエンベロープ波形に従って楽音の
音量制御等を行なうと、演奏音が不自然になるという不
都合があった。
[発明が解決しようとする課題] この発明の目的は、前記従来技術の欠点に鑑み、エン
ベロープ波形発生装置において、キーオフ後のエンベロ
ープ波形を適切なものとすることにより、演奏音の単調
さや不自然さを除去することにある。
[課題を解決するための手段] この目的を達成するため本発明のエンベロープ波形発
生装置は、複数のステートからなるエンベロープ波形信
号を形成するエンベロープ波形信号形成手段と、エンベ
ロープ波形の所定のステートを演奏に先立って予め指定
するステート指定手段と、エンベロープ波形の発生終了
指示を受けて、前記エンベロープ波形信号形成手段に対
してエンベロープ波形の減衰特性を指示する制御手段を
具備する。この制御手段は、前記エンベロープ波形発
生終了指示のタイミングにおいて前記エンベロープ波形
信号形成手段が形成しているエンベロープ波形信号のス
テートが前記ステート指定手段で指定された所定のステ
ートである場合であって、前記エンベロープ波形発生終
了指示のタイミングにおいて前記エンベロープ波形信号
形成手段が形成しているエンベロープ波形信号のレベル
が所定値以上である場合には、第1の減衰特性を指示
し、前記エンベロープ波形発生終了指示のタイミング
において前記エンベロープ波形信号形成手段が形成して
いるエンベロープ波形信号のステートが前記ステート指
定手段で指定された所定のステートである場合であっ
て、前記エンベロープ波形発生終了指示のタイミングに
おいて前記エンベロープ波形信号形成手段が形成してい
るエンベロープ波形信号のレベルが所定値以上でない場
合には、前記第1減衰特性とは異なる第2の減衰特性を
指示し、前記エンベロープ波形発生終了指示のタイミ
ングにおいて前記エンベロープ波形信号形成手段が形成
しているエンベロープ波形信号のステートが前記ステー
ト指定手段で指定された所定のステートでない場合に
は、前記エンベロープ波形発生終了指示のタイミングに
おいて前記エンベロープ波形信号形成手段が形成してい
るエンベロープ波形信号のレベルが所定値以上であるか
否かにかかわらず、同一の減衰特性を指示するものであ
る。ここで、前記第1の減衰特性として、前記第2の特
性、あるいは前記第1および第2の減衰特性とは異なる
第3の減衰特性を指示するようにしてもよい。
[作用] この発明を具体例により説明すると、前記エンベロー
プ波形は、一例として、振幅が急激に増大するアタック
ステート、振幅が急激に減衰するディケイステート、振
幅が一定であるかまたは同一のエンベロープ波形を繰り
返すホールドステート、および振幅が緩やかに減衰する
リリースまたはサスティンステートの順序で配列された
各ステートからなる。このエンベロープ波形上に任意位
置としてのディケイポイントを設定し、このディケイポ
イントの属するステートよりも前でキーオフがあり、か
つその時のエンベロープ波形の信号のレベルが所定値以
上でない場合はエンベロープを第2の減衰特性例えばリ
リースまたはサスティンレートで減衰させ、その時のエ
ンベロープ波形の信号のレベルが所定値以上の場合は前
記第1の減衰特性で減衰させ、一方、ディケイポイント
の属するステートより後のステートでキーオフがあった
場合は、その時のエンベロープ波形の信号のレベルに関
係なく同一の特性例えば前記第2の減衰特性で減衰させ
るようにしているので、弾き方を変えることによって減
衰が変わる(第8図、第9図参照)。例えば、前記第1
の減衰特性の減衰レートを前記第2の減衰レートよりも
大きく設定すれば、スタッカート気味に強いタッチで弾
いたときは素早く減衰し、その他のときは残響感を持た
せるというような弾き分けが可能である。また、ディケ
イポイントの属するステートより後のステートでキーオ
フがあった場合は、タッチが強かったとしても、前記第
2の減衰特性例えばリリースまたはサスティンレートで
減衰するため、減衰の不自然さが防止される。このた
め、この装置を用いた電子楽器によれば、演奏者はより
好みに合った演奏を行なうことができる。なお、前記第
1、第2または第3の減衰特性として、エンベロープの
レベルがキーオフとともに一旦上昇し、その後減衰する
ような特性とすれば、楽音にキーオフ時のクリック感を
付与することもできるが、この点は本発明において重要
なことではない。
[効果] このように、本願発明によれば、エンベロープ波形発
生終了指示時のエンベロープ波形のステートおよびレベ
ルの双方を考慮して減衰特性を指示するようにしたた
め、キーオフ後のエンベロープ波形を適切なものとし、
演奏音の単調さや不自然さを除去することができる。例
えば、柔らかなタッチで鍵盤を弾くときは、スタッカー
トの場合でも、比較的減衰を遅らせて、音の伸びを重視
し、力強いタッチで弾くときは、歯切れの良いスタッカ
ートを可能にする等、より自由度の高い表現による演奏
を可能にするとともに、比較的長めでかつ力強いタッチ
で弾いた場合でも、急峻で不自然な減衰による音の終了
を防止することができる。
さらに、エンベロープ波形信号の立下り部分の特性
(形状)を複雑に制御することができ、これにより種々
の態様のエンベロープ波形信号を容易に形成することが
できる。
[実施例] 以下、図面によりこの発明の実施例を説明する。
第1図は、この発明の一実施例に係る電子楽器のハー
ドウェア構成を示す。
同図の電子楽器は、中央処理装置(CPU)10を用いて
その全体動作を制御するように構成したものである。CP
U10には双方向バスラインBUSを介してリードオンリメモ
リ(ROM)11、ランダムアクセスメモリ(RAM)12、キー
検出回路13、EG設定スイッチ群14、その他のスイッチ群
15、および音源回路16が接続されている。さらに、CPU1
0には信号ラインLを介してタイマ回路17が接続され、
キー検出回路13には鍵盤回路18が接続され、音源回路16
にはサウンドシステム19が接続されている。
ROM11には、プログラムエリアとパラメータエリアが
設けられている。プログラムエリアには、第2〜7図に
示すフローチャートに対応するメインルーチン処理、お
よびタイマインタラプト処理等の各種制御プログラムが
格納されている。この電子楽器において発生する楽音の
エンベロープ波形は、第8〜11図に示されるように、ア
タック、ディケイ、ホールド、およびリリースまたはサ
スティン等の各ステートを有している。前記パラメータ
エリアには、このようなエンベロープ波形の各ステート
(ホールドステートを除く)の傾きを表わすレートデー
タおよび目標(最終)レベルを表わすレベルデータが、
音色ごとのテーブルとして格納されている。
RAM12には、CPU10が前記制御プログラムを実行する際
に発生する各種のデータを一時記憶するため下記のよう
なレジスタ群が設定されている。なお、以下において
は、レジスタ等とその内容とは同一のラベルで表わすも
のとする。また、i(=0〜7)はステートナンバであ
り、例えばステート0はアタックステート、ステート1
はディケイステートを表わす。j(=0〜15)は発音チ
ャンネルナンバである。
Li:ステートiの目標レベル 0〜95.25(0.75ステップ、7ビット) Ri:ステートiのレート 0〜95.25(0.75ステップ、7ビット) RR:リリースレート 0〜95.25(0.75ステップ、7ビット) SUSR:サスティンレート 0〜95.25(0.75ステップ、7ビット) EGj:チャンネルjの現エンベロープレベル 0〜95.25(0.75ステップ、7ビット) INTj:チャンネルjのイニシャルタッチ 0〜127(7ビット) KCDj:チャンネルjに発音割当されたキーコード MP:マスクポイント 0〜7(3ビット) DP:ディケイポイント 0〜7(3ビット) HP:ホールドポイント 0〜7(3ビット) SUSON:サスティンフラグ 1:サスティンオン、0:サスティンオフ SYNM:シンセフラグ 1:シンセモード、0:ノーマルモード DPINH:DPインヒビットフラグ 1:DPインヒビット、0:DPイネーブル HOLDJ:チャンネルjのホールドフラグ 1:ホールド KONj:チャンネルjのキーオンフラグ 1:キーオン中 KOFFj:チャンネルjのキーオフフラグ 1:エンベロープ波形形成終了 キー検出回路13は、鍵盤18における各鍵(キー)の操
作状態を検出し、各鍵ごとの押鍵、離鍵およびキータッ
チ(イニシャルタッチ)を表わすキー情報を発生する。
EG設定スイッチ群14は、サシティンオン/オフスイッ
チ、シンセモード設定スイッチおよびDPインヒビットス
イッチ等により構成され、これらのスイッチごとのオン
/オフまたは設定状態を表わすスイッチ情報を発生す
る。
その他のスイッチ群15としては、音色選択スイッチ、
音量設定スイッチや各種効果スイッチが設けられてい
る。
音源回路16は、EG設定スイッチ群14およびその他のス
イッチ群15のオン・オフまたは設定状態、ならびに鍵盤
18の操作に応じてCPU10から送出されるエンベロープレ
ベル情報EGj、ならびにノートオン/オフ指令、キーコ
ード情報KCDj、およびイニシャルタッチ情報INTj等の楽
音制御情報に基づいて楽音信号を形成する。この楽音信
号は、サウンドシステム19に供給される。ここで、音源
回路16は、ナンバj(=0〜15)で表わされる16個の時
分割発音チャンネルを形成されており、この電子楽器
は、16個の楽音を同時発音可能となっている。
サウンドシステム19は、音源回路16から供給される楽
音信号を音響に変換して放音する。
次に、第2図〜第7図のフローチャートを参照しなが
ら、第1図の電子楽器におけるCPU10の動作を説明す
る。
第1図の電子楽器において図示しない電源が投入され
ると、CPU10はROM11に格納された制御プログラムに従っ
て動作を開始する。先ず、第2図ステップ100以下のメ
インルーチンで示される処理を実行し、それとともに第
5図AおよびBに示されるタイマ割込処理を実行する。
第2図を参照して、先ず、ステップ201ではRAM12内に
設定されている各ステートごとの目標レベルレジスタL0
〜L7およびレートレジスタR0〜R7、リリースレートレジ
スタRR、サスティンレートレジスタSUSR、各発音チャン
ネルごとのエンベロープレベルレジスタEG0〜EG15、イ
ニシャルタッチレジスタINT0〜INT15、キーコードレジ
スタKCD0〜KCD15、キーオンフラグKON0〜KON15およびホ
ールドフラグHOLD0〜HOLD15、マスクポイントレジスタM
P、ディケイポイントレジスタDP、ホールドポイントレ
ジスタHP、サスティンフラグSUSON、シンセフラグSYN
M、ならびにDPインヒビットフラグDPINHをクリアし、か
つ各発音チャンネルのキーオフフラグKOFF0〜KOFF15を
それぞれ1にセットする等の初期設定を行なう。その
後、ステップ202の押鍵処理、ステップ203のEG設定処
理、およびステップ204のその他の処理からなる循環処
理を実行する。
第3図は、第2図における押鍵処理(ステップ202)
の詳細を示す。
第3図を参照して、ステップ301ではキー検出回路13
の出力に基づき鍵盤18における押鍵による鍵状態の変化
があった(キーオンイベント有)か否かを判定する。キ
ーオンイベント有りならば、ステップ302にてオンイベ
ントの発生した鍵に対応する楽音(キーコード)の発音
チャンネル割当を行ない、ステップ303にてその割当ら
れた発音チャンネルjのキーオンフラグKONjを1にセッ
トし、かつその鍵のキーコードおよびイニシャルタッチ
データをそれぞれキーコードレジスタKCDjおよびイニシ
ャルタッチレジスタINTjに格納し、ステップ304にて音
源回路16のjチャンネルへノートオン(発音開始)指
令、前記キーコードKCDjおよびイニシャルタッチデータ
INTjを送出した後、ステップ305に処理を進める。これ
により、音源回路16は、これらのキーコードKCDjおよび
イニシャルタッチデータINTjならびに後述するエンベロ
ープレベルデータEGjに基づく楽音形成処理を開始す
る。
一方、前記ステップ301の判定が「NO」、すなわちキ
ーオンイベントが発生していなければ、ステップ302〜3
04の処理をスキップしてステップ301から直接ステップ3
05に処理を進める。
ステップ305では前記キー検出回路13の出力より、鍵
盤18における離鍵操作(キーオフイベント)の有無を判
定する。キーオフイベント有りならば、ステップ306に
てキーオフイベントのあった鍵に対応するキーコードが
割り当てられている発音チャンネルを検索する。該当す
るチャンネルjが見付かれば、次のステップ307からス
テップ308へ分岐して該当チャンネルjのキーオンフラ
グKONjをリセットし、続くステップ309にて音源回路16
の該当チャンネルjにノートオフ(発音停止)指令を送
出した後、この押鍵処理を終了してメイン処理(第2図
ステップ203)に戻る。これにより、音源回路16は、該
当チャンネルjにおいてキーオフ後の楽音信号の形成処
理を行なう。
一方、前記ステップ307の判定が「NO」、すなわちキ
ーオフされた鍵と同じキーコードが割り当てられている
発音チャンネルが見付からない場合には、ステップ308
〜309の処理をスキップしてステップ307からそのままこ
の押鍵処理を終了してメイン処理(第2図ステップ20
3)に戻る。
また、前記ステップ305の判定が「NO」、すなわちキ
ーオフイベントが発生していない場合には、ステップ30
6〜309の処理をスキップしてステップ305からそのまま
この押鍵処理を終了してメイン処理(第2図ステップ20
3)に戻る。
第4図は、第2図におけるEG設定処理(ステップ20
3)の詳細を示す。
このEG設定処理において、CPU10は、EG設定スイッチ
群14を構成する各スイッチの設定状態を読み取り、その
設定状態に対応するパラメータをRAM12内に対応するレ
ジスタに格納する。例えば、各ステートの目標レベルL0
〜L7、各ステートのレベル変化レートR0〜R7、リリース
レートRR:およびサスティンレートSUSRは、音色選択ス
イッチによって選択された音色に対応してROM11内のテ
ーブルから読み込まれるデータをそれぞれ対応するレジ
スタL0〜L7、R0〜R7、RRおよびSUSRに格納する。また、
マスクポイントMP、ディケイポイントDP、ホールドポイ
ントHP、サスティンオン/オフSUSON、シンセモードオ
ン/オフSYNM、およびDPインヒビットオン/オフDPINH
の各パラメータは、EG設定スイッチ群14における各設定
スイッチの状態に基づいて作成し、それらをそれぞれ対
応するレジスタMP、DPおよびHP、フラグSUSON、SYNMお
よびDPINHに格納する。
CPU10は、タイマ17から信号ラインLを介して固定周
期(例えば50μS)のクロックが入力されると、これを
割込信号として第5〜7図に示すタイマインタラプト処
理を実行する。ここでは、一回のタイマインタラプト処
理によって、チャンネルナンバjで表わされる1個の発
音チャンネルについてのエンベロープ波形形成処理が実
行される。
第5図Aを参照して、ステップ501では、このタイマ
インタラプト処理がjチャンネルを発音チャンネルとし
て割り当てた後、当該チャンネルについての最初の割込
処理であるか否かを判定する。最初の割込処理であれ
ば、ステップ502にてアタックレートR0が最大値(95.2
5)であるか否かを判定する。最大値であれば、ステッ
プ503にてステートナンバiを1に設定し、エンベロー
プレベルEGjをアタックステート(i=0)の目標レベ
ルL0に設定した後、ステップ505に進む。この場合、エ
ンベロープ波形は、初期値がアタック目標値L0となって
瞬時にアタックステートを終了するという極めて急峻な
アタック波形を有するものとなる。一方アタックレート
R0が最大値でなければステップ504にてステートナンバ
iを0に設定し、エンベロープレベルEGjを最大値の1/2
の値(47.25)に設定した後、ステップ505に進む。この
場合、エンベロープ波形は、初期値が47.25となり、こ
こからアタックステートが開始される。次に、ステップ
505にてキーオフフラグKOFFjをリセットすると、ステッ
プ551(第5図B)へ処理を進める。
前記ステップ501の判定結果が「NO」、すなわちこの
インタラプト処理がキーオンイベントによるjチャンネ
ルへの発音割当後、当該チャンネルについて2回目以降
のものである場合、処理はステップ511へ進む。
ステップ511ではキーオフフラグKOFFjを検査する。フ
ラグKOFFjが1となるのは、エンベロープ波形信号の形
成が終了したとき(第6図ステップ615および第7図ス
テップ707参照)である。したがって、この場合は、そ
れ以上エンベロープに関する処理を行なうことなく、ス
テップ511から直接ステップ551(第5図B)へ進む。
前記ステップ511の判定結果がKOFFj=0であれば、ス
テップ512にてキーオンフラグKONjを検査する。キーオ
ン中(KONj=1)であれば、続くステップ513にてホー
ルドフラグHOLDjを検査する。フラグHOLDjが0であれ
ば、ステップ514にて後述するサブルーチン(第6
図)を実行して現ステートiのレートRiでエンベロープ
レベルEGjを増減した後、前記したステップ551(第5図
B)へ進む。
一方、ステップ513の判定結果がHOLDj=1であれば、
ステップ521にてシンセモードフラグSYNMを検査し、シ
ンセモード(SYNM=1)であれば、さらにステップ522
にてDPインヒビットフラグDPINHを検査する。そして、D
Pインヒビットモード(DPINH=1)であれば、ステップ
523にてステートナンバiをディケイポイントDPを設定
されているステートの次のステートであるDP+1にジャ
ンプ(ステートジャンプ)させ、続くステップ524にて
ホールドフラグHOLDjをリセットし、さらにステップ514
にてサブルーチン(第6図)のエンベロープレベル増
減処理を実行した後、ステップ551(第5図B)へ進
む。前記ステップ521〜524の処理を経由する場合、DP<
HPであれば、前記ステップ523のステートジャンプ処理
によって、エンベロープ波形としてステートナンバDP+
1からHPまでの波形が繰り返される。
前記ステップ521の判定結果がノーマルモード(SYNM
=0)である場合、およびステップ522の判定結果がDP
イネーブル(DPINH=0)である場合には、これらのス
テップ521または522からステップ525へ進み、音源回路1
6へエンベロープレベルデータEGjを送出した後、前記ス
テップ551(第5図B)へ処理を進める。
第6図を参照して、ステップ601ではエンベロープレ
ベルEGjと現ステートiの目標レベルLiとの大小を比較
してエンベロープ波形の現時点における傾きが正である
か負であるかを判定する。傾きが正(EGj<Li)であれ
ばステップ602にてレベルEGjにレートRiを加算し、負
(EGj≧Li)であればステップ603にてレベルEGjからレ
ートRiを減算した後、ステップ604または605にてエンベ
ロープレベルEGjが目標レベルLiに達したか否かを判定
する。目標レベルLiに達していなければ、ステップ606
または607にて音源回路16へエンベロープレベルデータE
Gjを送出した後、もとのルーチン(第5図Bステップ55
1)へ戻る。
一方、目標レベルLiに達していれば、ステップ609に
進み、エンベロープレベルEGjを目標レベルLiに設定し
た後、ステップ610にて現ステートiがホールドポイン
トHPを設定されたステートであるか否かを判定する。ホ
ールドポイントHPを設定されたステート(i=HP)であ
れば、ステップ611にてホールドフラグHOLDjをセットし
た後、そうでなければステップ612にてステートナンバ
iをインクリメントした後、ステップ613にて音源回路1
6へエンベロープレベルデータEGjを送出し、さらにステ
ップ614にてステートナンバiが8に達したか否かを判
定する。この電子楽器において、エンベロープのステー
ト数は0〜7の8個に設定してある。したがって、ステ
ートナンバiが8に達していれば、それはエンベロープ
波形形成処理を終了したことを意味する。この場合は、
ステップ615にてキーオフフラグKOFFjをセットした後、
もとのルーチン(第5図Bステップ551)へ戻る。ま
た、ステートナンバiが8に達していなければ、ステッ
プ614からそのまま、もとのルーチン(第5図Bステッ
プ551)へ戻る。
第5図Aに戻って、前記ステップ512の判定がキーオン
フラグKONj=0であれば、これは鍵盤18において当該チ
ャンネルjに割り当てられたキーが離鍵(キーオフ)さ
れていることを意味する(第2図ステップ308参照)。
この場合には、第5図Bに示すキーオフ後処理を実行す
る。
第5図Bを参照して、ステップ530ではホールドフラ
グHOLDjをクリアし、続くステップ531では現ステートi
がマスクポイントMPを設定されたステート以後のステー
ト(i≧MP)であるか否かを判定する。マスクポイント
MPは、それより前に生じたキーオフを直ちには受け付け
ず、エンベロープ波形がマスクポイントMPまで形成され
た後、キーオフエンベロープを形成するためのものであ
る。したがって、現ステートiがマスクポイントMPを設
定されたステートMPより前のステート(i<MP)であれ
ば、ステップ532にて前記サブルーチン(第6図)の
エンベロープレベル増減処理を実行した後、ステップ55
1へ処理を進める。この場合には、キーオン中と同様の
エンベロープ形成処理が続行される。
前記ステップ531の判定結果が「YES」、すなわち現ス
テートiがマスクポイントMPを設定されたステート以後
のステート(i≧MP)であれば、今度はステップ533に
て現ステートiがディケイポイントDPを設定されたステ
ート以後のステート(i>DP)であるか否かを判定す
る。ディケイポイントDPは、キーオフがそれより前であ
るか後であるかによってキーオフ後のエンベロープ波形
を異ならせるために設けられている。現ステートiがデ
ィケイポイントDPを設定されたステート以前のステート
(i≦DP)であれば、ステップ534にてDPインヒビット
フラグDPINHを検査する。DPインヒビットモード(DPINH
=1)はディケイポイントDPを無視することを意味す
る。したがって、DPインヒビットフラグDPINHが1であ
れば、後述するステップ541以下においてシンセモード
およびノーマルモードのそれぞれに応じて設定された標
準のキーオフエンベロープ波形を形成する。一方、DPイ
ンヒビットフラグDPINHが0であれば、ディケイポイン
トDP前のキーオフに対応した、前記標準のキーオフエン
ベロープ波形とは異なるキーオフエンベロープ波形を形
成する。すなわち、ステップ537にてステートナンバi
をDPに設定(ステートジャンプ)した後、ステップ538
にてエンベロープレベルEGjがステートDPの目標レベルL
i(i=DP)に達しているか否かを判定する。目標レベ
ルLiに達していなければ(EGj≦Li)、ステップ536にて
後述する第7図のサブルーチンによるリリース/サス
ティン処理を実行した後、ステップ551へ処理を進め
る。また、目標レベルLiに達していれば(EGj>i)、
ステップ539にてステートDPのレートであるディケイレ
ートRi(i=DP)によるエンベロープ減衰処理を行な
い、ステップ540にて音源回路16へエンベロープレベル
データEGjを送出した後、ステップ551へ処理を進める。
第7図を参照して、ステップ701ではサスティンフラ
グSUSONを検査する。サスティンオン(SUSON=1)であ
れば、エンベロープレベルEGjをサスティンレートSUSR
だけ減衰させた後、一方、サスティンオフ(SUSON=
0)であれば、エンベロープレベルEGjをリリースレー
トRRだけ減衰させた後、ステップ704にて音源回路16へ
エンベロープレベルデータEGjを送出し、さらにステッ
プ705にてエンベロープレベルEGjが0より大きいか否か
を判定する。エンベロープレベルEGjが0以下(EGj≦
0)であれば、ステップ706にてレベルEGjを0にセット
し、ステップ707にてキーオフフラグKOFFjを1にセット
した後、一方、エンベロープレベルEGjが0より大(EGj
>0)であればそのまま、もとのルーチン(第5図Bス
テップ551)へ戻る。前記ステップ706でレベルEGjが0
にセットされ、ステップ707でキーオフフラグがKOFFj=
1にセットされた場合、当該チャンネルについては、以
後、第5図Aのタイマインタラプト処理がステップ511
から525を通る経路で、エンベロープレベルEGjの増減処
理(前記サブルーチンおよび後述のステップ538)
を経由することなく実行される。このため、エンベロー
プレベルEGjは0のまま一定となる。すなわち、当該チ
ャンネルのエンベロープ波形形成は終了する。
一方、前記ステップ533の判定結果がディケイポイン
トDP後(i>DP)である場合には、ステップ541以下の
標準キーオフエンベロープ波形形成処理を実行する。す
なわち、ステップ541ではシンセモードフラグSYNMを検
査する。ノーマルモード(SYNM=0)であれば、ステッ
プ542にてサブルーチン(第7図)のリリース/サス
ティン処理を実行した後、ステップ551へ処理を進め
る。したがって、ノーマルモード(SYNM=0)でディケ
イポイントDPより後にキーオフされた(i>DP)場合、
キーオフエンベロープ波形は、サブルーチン(第7
図)の処理で形成されるリリースまたはサスティン波形
となる。つまり、ノーマルモード(SYNM=0)の標準キ
ーオフエンベロープ波形はリリースまたはサスティン波
形である。
一方、前記ステップ541の判定結果がシンセモード(S
YNM=1)であれば、ステップ543にて現ステートナンバ
iがホールドポイントHPより後であるか否かを判定す
る。ホールドポイントHP以前(i≦HP)であれば、ステ
ップ544にてステートナンバiをホールドポイント直後
のステートナンバであるHP+1に設定(ステートジャン
プ)した後、ホールドポイントHPより後(i>HP)であ
ればそのまま、ステップ545へ処理を進める。ステップ5
45では、前記サブルーチン(第6図)のエンベロープ
レベル増減処理を実行した後、ステップ551へ処理を進
める。
ステップ551〜553では、発音チャンネルを次のチャン
ネルに切り換える。すなわち、ステップ551にてチャン
ネルナンバjをインクリメントした後、ステップ552で
てチャンネルナンバjが16に達したか否かを判定する。
この電子楽器において、発音チャンネルは、ナンバj=
0〜15の16個である。したがって、チャンネルナンバj
が16でなければそのまま、チャンネルナンバjが16にな
ったときはステップ553にてチャンネルナンバをj=15
の次のナンバであるj=0に設定した後、このタイマイ
ンタラプトを解除してメインルーチンに復帰する。
以上の動作によって、第8〜11図に示すようなエンベ
ロープ波形を形成することができる。
第8〜11図は、ディケイポイントDPを1に、ホールド
ポイントHPを3に設定した場合のエンベロープ波形図を
示す。各図ともアタックレートR0を最大値(95.25)よ
り小さな値に設定された場合のものである。
このようなエンベロープ波形は、キーオンイベントが
検出されて(第3図ステップ301)発音チャンネル割当
が行なわれ(ステップ302)、キーオンフラグKONjがセ
ットされる(ステップ303)ことにより形成処理が開始
され、キーオフイベントが検出されて(ステップ30
5)、キーオンフラグKONjがリセットされる(ステップ3
08)ことにより減衰消音処理される。
先ず、キーオン検出直後の当該発音チャンネルのタイ
マインタラプト処理(第5図A)において、エンベロー
プレベルEGjおよびステートナンバiの初期値は、前記
ステップ504にてそれぞれ47.25および0(アタックステ
ート)に設定される。これにより、エンベロープ波形は
これらの初期値で指定された初期位置から開始する。
そして、第8〜11図のエンベロープ波形における、リ
リースまたはサスティンステートRR/SUSRを除く傾斜部
は、前記ステップ602または603(第6図)の処理がタイ
マインタラプトの都度実行されることにより形成され
る。また、前記ステップ612の処理により、第8〜11図
のエンベロープ波形における傾きの切換(ステート切
換)が行なわれ、かつ前記ステップ610からステップ612
をスキップすることにより、第8〜10図の平坦部(ホー
ルドステート)が形成される。さらに、前記ステップ61
1にてホールドフラグHOLDjをセットすることによって、
前記ステップ523のステートジャンプが実行され、第11
図におけるステートナンバ2と3の繰返しが実現され
る。
次に、キーオフ時のエンベロープ形成を説明する。以
下において、丸付の項番号は、図中のキーオフエンベロ
ープ波形を示す破線の付番と一致させてある。
第8図に示すノーマルモード(SYNM=0)、マスクポ
イント無し(MP=0)の場合、 デイケイポイントDPの属するステートよりも前のステ
ートであるステート0(アタックステート)でDPのレベ
ル(レベルL1)よりも低い状態でキーオフになったとき
は、タイマインタラプトの都度、第5図Bのステップ53
8からステップ536に進んで第7図のサブルーチンを実
行するので、リリースまたはサスティンレートで減衰す
る。そして、エンベロープレベルEGjが0以下になる
(ステップ705)と、レベルEGjを0にセットし、キーオ
フフラグKOFFjをセットする。これにより、以後のタイ
マインタラプトではステップ511から525へ抜ける経路で
処理が行なわれるため、エンベロープレベルEGjは0の
まま増減はされない。すなわち、エンベロープ波形形成
処理は終了する。
DPの属するステート(ステート1)よりも前のステー
ト(ステート0)のDPレベルLi(i=DP)よりも高い状
態でキーオフされたときは、エンベロープレベルEGjがD
Pレベルに下がるまで、タイマインタラプトの都度、ス
テップ539にてDPのレートRi(i=DP)による減衰処理
が実行され、その後ステップ538,536にてサブルーチン
が実行されることによりリリースまたはサスティンレ
ートで減衰する。
DPの属するステート(ステート1)でキーオフされた
ときは、前記と同様に、DPレベルまでDPレートで減衰
し、その後リリースまたはサスティンレートで減衰す
る。
DPの属するステートより後のステート(ステート2以
降)でキーオフされたときは、ステップ542にてサブル
ーチンが実行されることにより、リリースまたはサス
ティンレートで減衰する。
キーオフされることなくホールドポイントHPまで達す
ると、前記したようにそこからホールドステートとな
る。そして、キーオフがあったら、前記と同様に、タ
イマインタラプトの都度ステップ542にてサブルーチン
が実行されることにより、リリースまたはサスティン
レートで減衰する。
第9図に示すシンセモード(SYNM=1)、マスクポイ
ント無し(MP=0)の場合、 およびは、それぞれ前記ノーマルモード時(第8
図)のおよびと同様の減衰波形である。また、DPの
属するステート(ステート1)でキーオフされたときも
第8図の破線と同様の減衰波形になる。
および′のDPの属するステートより後のステート
(ステート2以降)でキーオフされたときは、ホールド
ポイントHP(=3)の直後のステートHP+1(=4)ま
でジャンプし(ステップ544)、その後はタイマインタ
ラプトの都度、ステップ514にて第6図のサブルーチン
を実行する。これにより、ホールドポイントHPの直後
のステート4からステート7までの各ステートに対して
設定されたレートRiおよび目標レベルLiに基づくキーオ
フエンベロープ波形(キーオフEG)が形成される。すな
わち、キーオフされたレベルからレートR4で目標レベル
L4へ向かい、その後はレートR5でレベルL5へ、レートR6
でレベルL6へ向かい、レートR7でレベルL7まで減衰す
る。このエンベロープ波形はキーオフ時の音にクリック
感を与えることができる。ステートナンバiが8になる
(ステップ614)と、キーオフフラグKOFFjをセットする
(ステップ615)。これにより、以後のタイマインタラ
プトではステップ511から525へ抜ける経路で処理され、
エンベロープレベルEGjの増減はない。すなわち、エン
ベロープ波形形成処理は終了する。
キーオフされることなくホールドポイントHPまで達す
ると、そのレベルでホールドされ、キーオフがあったら
前記キーオフEGで減衰する。
第10図に示すノーマルモード(SYNM=0)、マスクポ
イントMP=1の場合、 マスクポイントMPよりも前のステート(ステート0、
例えば点)でキーオフしたときは、マスクポイントMP
に達するまで、タイマインタラプトの都度、ステップ53
1からステップ532へ分岐するため、ステップ532にてエ
ンベロープレベルEGjの増減処理(第6図のサブルーチ
ン)は実行するが、キーオフ動作に移らない。そし
て、ステートナンバiがステップ612にてインクリメン
トされてマスクポイントMPに達したら、前記第8図と
同様に、前記ディケイポイントDP(=1)のレートR1で
ディケイポイントDPまで減衰し、その後リリースまたは
サスティンレートで減衰する。
DPINH=1のときは、ディケイポイントDPの位置にか
かわらず、どこでキーオフされてもリリースまたはサス
ティンレートで減衰する。
第11図に示すシンセモード(SYNM=1)、マスクポイ
ントMP=1の場合、 DPINH=1のときは、ディケイポイントDPの位置にか
かわらず、どこでキーオフされてもステップ533または5
34からテップ541へ進むので、第9図〜の場合と同
様に、キーオフEG波形を形成する。
DPINH=1のときは、ホールドポイントHP(=3)に
達する(ステップ610)と、デイケイポイントDP(=
1)の直後のステートDP+1(=2)までジャンプし
(ステップ611,523)、ステート2および3の波形を繰
返す(ループ)。キーオフされると、第9図の場合と
同様に、キーオフEG波形を形成する。
[発明の適用例] なお、この発明は、上記実施例に限定されることなく
適宜変形して実施することができる。
例えば、上述の実施例においては、ソフトウエアで制
御したが、専用のハードウェアを用いて制御してもよ
い。
上述においては、電子鍵盤楽器にこの発明を適用した
例を示したが、この発明は鍵盤の内音源ユニットのよう
なものにも適用可能である。
前記マスクポイント、ディケイポイント、およびホー
ルドポイントは任意の位置に設定可能である。あるい
は、音色に対応して自動的に設定するようにしてもよ
い。
前記リリースとサスティンをフットペダル等で演奏時
に切り換えるようにしてもよい。
エンベロープ波形は、前記実施例のように、複数の直
線からなるものに限らず、曲線等を自由に組み合わせた
ものであってもよい。また、レベルとレートを指定して
エンベロープを形成するものに限らず、波形をメモリに
記憶してあるようなものでもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例に係る電子楽器のハード
ウェア構成図、 第2図〜第7図は、第1図におけるCPUが実行する処理
を示すフローチャート図、 第8〜11図は、第1図における音源回路で形成されるエ
ンベロープ波形図である。 10:中央処理装置(CPU) 13:キー検出回路 14:EG設定スイッチ 16:音源回路 18:鍵盤
フロントページの続き (72)発明者 市来 哲二 静岡県浜松市中沢町10番1号 ヤマハ株 式会社内 (56)参考文献 特開 昭53−25416(JP,A)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のステートからなるエンベロープ波形
    信号を形成するエンベロープ波形信号形成手段と、 エンベロープ波形の所定のステートを演奏に先立って予
    め指定するステート指定手段と、 エンベロープ波形の発生終了指示を受けて、前記エンベ
    ロープ波形信号形成手段に対してエンベロープ波形の減
    衰特性を指示する制御手段であって、 前記エンベロープ波形発生終了指示のタイミングにお
    いて前記エンベロープ波形信号形成手段が形成している
    エンベロープ波形信号のステートが前記ステート指定手
    段で指定された所定のステートである場合であって、前
    記エンベロープ波形発生終了指示のタイミングにおいて
    前記エンベロープ波形信号形成手段が形成しているエン
    ベロープ波形信号のレベルが所定値以上である場合に
    は、第1の減衰特性を指示し、 前記エンベロープ波形発生終了指示のタイミングにお
    いて前記エンベロープ波形信号形成手段が形成している
    エンベロープ波形信号のステートが前記ステート指定手
    段で指定された所定のステートである場合であって、前
    記エンベロープ波形発生終了指示のタイミングにおいて
    前記エンベロープ波形信号形成手段が形成しているエン
    ベロープ波形信号のレベルが所定値以上でない場合に
    は、前記第1の減衰特性とは異なる第2の減衰特性を指
    示し、 前記エンベロープ波形発生終了指示のタイミングにお
    いて前記エンベロープ波形信号形成手段が形成している
    エンベロープ波形信号のステートが前記ステート指定手
    段で指定された所定のステートでない場合には、前記エ
    ンベロープ波形発生終了指示のタイミングにおいて前記
    エンベロープ波形信号形成手段が形成しているエンベロ
    ープ波形信号のレベルが所定値以上であるか否かにかか
    わらず、同一の減衰特性を指示する ものと を具備することを特徴とするエンベロープ波形発生装
    置。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、 前記エンベロープ波形発生終了指示のタイミングにお
    いて前記エンベロープ波形信号形成手段が形成している
    エンベロープ波形信号のステートが前記ステート指定手
    段で指定された所定のステートである場合であって、前
    記エンベロープ波形発生終了指示のタイミングにおいて
    前記エンベロープ波形信号形成手段が形成しているエン
    ベロープ波形信号のレベルが所定値以上である場合に
    は、第1の減衰特性を指示し、 前記エンベロープ波形発生終了指示のタイミングにお
    いて前記エンベロープ波形信号形成手段が形成している
    エンベロープ波形信号のステートが前記ステート指定手
    段で指定された所定のステートである場合であって、前
    記エンベロープ波形発生終了指示のタイミングにおいて
    前記エンベロープ波形信号形成手段が形成しているエン
    ベロープ波形信号のレベルが所定値以上でない場合に
    は、前記第1の減衰特性とは異なる第2の減衰特性を指
    示し、 前記エンベロープ波形発生終了指示のタイミングにお
    いて前記エンベロープ波形信号形成手段が形成している
    エンベロープ波形信号のステートが前記ステート指定手
    段で指定された所定のステートでない場合には、前記エ
    ンベロープ波形発生終了指示のタイミングにおいて前記
    エンベロープ波形信号形成手段が形成しているエンベロ
    ープ波形信号のレベルが所定値以上であるか否かにかか
    わらず前記第2の減衰特性を指示する ものであることを特徴とする請求項1記載のエンベロー
    プ波形発生装置。
  3. 【請求項3】前記制御手段は、 前記エンベロープ波形発生終了指示のタイミングにお
    いて前記エンベロープ波形信号形成手段が形成している
    エンベロープ波形信号のステートが前記ステート指定手
    段で指定された所定のステートである場合であって、前
    記エンベロープ波形発生終了指示のタイミングにおいて
    前記エンベロープ波形信号形成手段が形成しているエン
    ベロープ波形信号のレベルが所定値以上である場合に
    は、第1の減衰特性を指示し、 前記エンベロープ波形発生終了指示のタイミングにお
    いて前記エンベロープ波形信号形成手段が形成している
    エンベロープ波形信号のステートが前記ステート指定手
    段で指定された所定のステートである場合であって、前
    記エンベロープ波形発生終了指示のタイミングにおいて
    前記エンベロープ波形信号形成手段が形成しているエン
    ベロープ波形信号のレベルが所定値以上でない場合に
    は、前記第1の減衰特性とは異なる第2の減衰特性を指
    示し、 前記エンベロープ波形発生終了指示のタイミングにお
    いて前記エンベロープ波形信号形成手段が形成している
    エンベロープ波形信号のステートが前記ステート指定手
    段で指定された所定のステートでない場合には、前記エ
    ンベロープ波形発生終了指示のタイミングにおいて前記
    エンベロープ波形信号形成手段が形成しているエンベロ
    ープ波形信号のレベルが所定値以上であるか否かにかか
    わらず前記第1および第2の減衰特性とは異なる第3の
    減衰特性を指示する ものであることを特徴とする請求項1記載のエンベロー
    プ波形発生装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載のエンベロープ波形発生装置
    において、さらに、第1のモードまたは第2のモードを
    選択的に指定するモード指定手段を設け、 前記制御手段は、前記第1のモードにおいては、前記エ
    ンベロープ波形発生終了指示のタイミングにおいて前記
    エンベロープ波形信号形成手段が形成しているエンベロ
    ープ波形信号のステートが前記ステート指定手段で指定
    された所定のステートであるか否かおよび前記エンベロ
    ープ波形発生終了指示のタイミングにおいて前記エンベ
    ロープ波形信号形成手段が形成しているエンベロープ波
    形信号のレベルが所定値以上であるか否かに応じて減衰
    特性を指示し、前記第2のモードにおいては、前記エン
    ベロープ波形発生終了指示のタイミングにおいて前記エ
    ンベロープ波形信号形成手段が形成しているエンベロー
    プ波形信号のステートが前記ステート指定手段で指定さ
    れた所定のステートであるか否かおよび前記エンベロー
    プ波形発生終了指示のタイミングにおいて前記エンベロ
    ープ波形信号形成手段が形成しているエンベロープ波形
    信号のレベルが所定値以上であるか否かにかかわらず同
    一の減衰特性を指示するものであることを特徴とする請
    求項1記載のエンベロープ波形発生装置。
JP2180668A 1990-07-10 1990-07-10 エンベロープ波形発生装置 Expired - Fee Related JP2933141B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2180668A JP2933141B2 (ja) 1990-07-10 1990-07-10 エンベロープ波形発生装置
US07/727,548 US5256831A (en) 1990-07-10 1991-07-09 Envelope waveform generation apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2180668A JP2933141B2 (ja) 1990-07-10 1990-07-10 エンベロープ波形発生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0468399A JPH0468399A (ja) 1992-03-04
JP2933141B2 true JP2933141B2 (ja) 1999-08-09

Family

ID=16087224

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2180668A Expired - Fee Related JP2933141B2 (ja) 1990-07-10 1990-07-10 エンベロープ波形発生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2933141B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5265941B2 (ja) * 2008-02-21 2013-08-14 株式会社河合楽器製作所 電子楽器

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5325416A (en) * 1976-08-20 1978-03-09 Nippon Gakki Seizo Kk Control waveform generator of electronic musical instruments
JPH0160274U (ja) * 1987-10-14 1989-04-17
JPH0769694B2 (ja) * 1988-12-27 1995-07-31 ヤマハ株式会社 エンベロープ波形発生装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0468399A (ja) 1992-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2743680B2 (ja) 自動演奏装置
US7470855B2 (en) Tone control apparatus and method
JPH0656552B2 (ja) 自動演奏装置
JPH09127941A (ja) 電子楽器
US5502275A (en) Automatic accompaniment apparatus implementing smooth transition to fill-in performance
JP2933141B2 (ja) エンベロープ波形発生装置
JPH0916172A (ja) 演奏練習装置
US5786541A (en) Musical tone synthesizing apparatus
JP2967787B2 (ja) 楽音発生装置
US5256831A (en) Envelope waveform generation apparatus
JP3642130B2 (ja) 電子楽器
US5300728A (en) Method and apparatus for adjusting the tempo of auto-accompaniment tones at the end/beginning of a bar for an electronic musical instrument
JPS648355B2 (ja)
JPH03242697A (ja) 電子楽器
US5635659A (en) Automatic rhythm performing apparatus with an enhanced musical effect adding device
JP3235160B2 (ja) 楽音制御装置
JP4214845B2 (ja) 自動アルペジオ装置および同装置に適用されるコンピュータプログラム
JP2990780B2 (ja) 楽音信号形成装置
JP2646812B2 (ja) 電子楽器
JP3646611B2 (ja) 楽音発生装置
JPH05173551A (ja) ピアノの自動演奏装置
JP2513308B2 (ja) 電子楽器
JP2770770B2 (ja) 電子楽器
JP2578327B2 (ja) 自動演奏装置
JP3047431B2 (ja) 電子楽器

Legal Events

Date Code Title Description
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090528

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees