JPH0916172A - 演奏練習装置 - Google Patents
演奏練習装置Info
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- JPH0916172A JPH0916172A JP7180606A JP18060695A JPH0916172A JP H0916172 A JPH0916172 A JP H0916172A JP 7180606 A JP7180606 A JP 7180606A JP 18060695 A JP18060695 A JP 18060695A JP H0916172 A JPH0916172 A JP H0916172A
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Abstract
で段階的に徐々に技術を向上させることができ、しかも
複音楽器のパートにおいても音符単位の制御を可能とし
た演奏練習装置を提供する。 【構成】 例えば同時に複数のキーが押鍵された場合に
は、それぞれのキーのキーオンタイミングが発音許可期
間内にあり且つ押鍵されたキーのキーコードが演奏デー
タのノート番号と一致するという条件が満たされるか否
かが判別され(S72,S73)、満たされるときは発
音処理及び得点加算が行われる(S81,S82)。ま
た、キーコードが一致しない場合でも、キーオンタイミ
ングが発音許可期間内にあり且つキーコードが演奏デー
タのノート番号を中心とした所定範囲内(ノート番号±
ノート範囲数の範囲内))にあれば(S77,S7
8)、発音処理及び得点加算が行われる(S81,S8
2)。発音許可期間又はノート範囲数を変更すること等
により、演奏の難易度を変更して練習することができ
る。
Description
奏データに基づいて、演奏者の演奏操作を補助しながら
演奏技能の上達を図るための演奏練習装置に関する。
を、演奏者のトリガー操作に応じて順次読み出し、楽音
を発音する自動演奏装置が従来より知られている。この
ような装置においてトリガー操作は、例えば鍵盤の中の
特定のキーを押下することにより行われ、演奏者は正確
な音高を指定しなくても特定のキーを押下するだけで演
奏することができるが、演奏者が演奏する曲を完全に知
っていなければ演奏が困難であり、また曲の途中からト
リガー操作を行うことはできなかった。
動演奏装置を既に提案している(特開平6−27416
0号公報)。
数のトラックのうち少なくとの1つのトラック(トリガ
ー駆動トラック)をトリガー操作に応じて制御し、他の
トラック(ノーマルトラック)を周知の自動演奏の処理
により再生するように構成し、演奏者がノーマルトラッ
クの演奏を聴きながら、演奏曲の各小節の先頭付近のタ
イミングでトリガー操作を行うと、トリガー駆動トラッ
クの当該小節の1小節分の演奏データを読み出して再生
するものが示されている。
ックを単音楽器のパートとし、記憶されている音符毎の
発音タイミング付近でトリガー操作がなされると、その
音符に対応する楽音を再生するものが示されている。
1実施例の装置は、簡単な操作で演奏を楽しめるという
利点があるが、小節単位などの決まった単位でしか演奏
ができないため、演奏動作が単調になってそれ以上の技
術の向上が望めないという欠点があった。
パートでしか演奏できないため、複音楽器の技術向上に
は適さないものであった。
であり、簡単な演奏動作から難易度の高い演奏動作まで
段階的に徐々に技術を向上させることができ、しかも複
音楽器のパートにおいても音符単位の制御を可能とした
演奏練習装置を提供することを目的とする。
本発明は、音符単位の演奏データを記憶する複数の音符
単位データ記憶手段と、演奏者が演奏操作を行うための
演奏操作手段と、該演奏操作手段からの演奏情報と前記
複数の音符単位データ記憶手段に記憶された演奏データ
とを比較する比較手段と、該比較手段による比較の結果
が所定の条件を満たす前記音符単位データ記憶手段に記
憶された演奏データによる演奏を指示する演奏指示手段
とを備えることを特徴とする演奏練習装置を提供するも
のである。
ータを記憶する演奏データ記憶手段と、演奏者が演奏操
作を行うための演奏操作手段と、該演奏操作手段からの
演奏情報と前記演奏データ記憶手段に記憶された発音す
べき演奏データとを比較する比較手段と、該比較手段に
よる比較の結果が所定の条件を満たす前記発音すべき演
奏データによる演奏を指示する演奏指示手段とを備える
ことを特徴とする演奏練習装置を提供するものである。
手段と、該難易度に応じて前記所定の条件を変更する条
件変更手段とをさらに備えることが望ましい。
は、発音処理の停止及び演奏者に対する警告の少なくと
も一方を実行することが望ましい。
演奏データが複数の音符単位データ記憶手段に記憶さ
れ、演奏者の演奏情報と比較される。そして、その比較
結果が所定の条件を満たす演奏データによる演奏が指示
される。
の演奏情報と予め記憶された発音すべき演奏データとが
比較され、その比較結果が所定の条件を満たす演奏デー
タによる演奏が指示される。
難易度に応じて前記所定の条件が変更される。
定の条件が満たされない場合は、発音処理の停止及び演
奏者に対する警告の少なくとも一方が実行される。
る。
装置の構成を示すブロック図であり、この装置は、演奏
者がトリガー操作を行うトリガー発生器としての機能を
有し、一般的な電子楽器と同様に複数のキーが設けられ
た鍵盤1と、演奏データ等が記憶されるRAM2と、本
装置全体の制御を行うCPU4と、CPU4で実行され
るプログラムやプログラムの実行に必要なテーブル等が
記憶されるROM3と、曲のテンポ設定、演奏の開始、
終了の指示等を行うための各種スイッチ等で構成される
操作子5と、演奏中の曲の楽譜等を表示するディスプレ
イ6と、CPU4の制御のもとに楽音信号を発生させる
音源回路7と、この楽音信号をD/A変換し増幅してス
ピーカから出力するサウンドシステム8と、上記構成要
素1〜7を相互の接続するバス9とを備えている。
ティを検出する検出部を有し、その検出信号がCPU4
に入力される。本実施例では、キーオン/キーオフがそ
れぞれトリガーオン/トリガーオフに対応する。
に示すようにイベントデータE1,E2,…及びデュレ
ーションデータD1,D2,…からなる。イベントデー
タは、発音すべき楽音のイベントの内容を示すものであ
り、例えば発音開始を示すノートオンデータや発音終了
を示すノートオフデータ等がある。さらに、キーオンデ
ータには、発音すべき楽音の音高を示すノートデータや
音の強弱を示すベロシティデータ等が付随する。このよ
うなイベントデータは、曲中のイベントの数だけ順次記
憶されている。また、デュレーションデータは、イベン
トとイベントの間隔を後述する割り込み処理の回数(以
下「クロック数」という)で示すデータである。
オン、キーオフ)と、予め記憶された演奏データとを比
較するための複数のイベントバッファ12として使用さ
れる。イベントバッファ12は例えば16個設け、そこ
に記憶されるデータは図3に示すような構成を有する。
すなわち、1つのイベントバッファには、当該バッファ
が使用中であるとき「1」に設定され、空のとき「0」
に設定される使用フラグ12aと、発音データ12b
と、消音データ12cとが記憶される。ここで、発音デ
ータ12bは、発音開始位置(タイミング)を示す位置
データと、発音許可期間の前端及び後端を示す前データ
及び後データと、MIDI規格のノートオンメッセージ
とからなり、消音データ12cは、発音終了位置(タイ
ミング)を示す位置データと、消音許可期間の前端及び
後端を示す前データ及び後データと、MIDI規格のノ
ートオフメッセージとからなる。演奏タイミングを示す
位置データ等は、演奏開始タイミングからのクロック数
で示され、例えば位置データが500のとき、その前2
4クロックのタイミングからその後48クロックのタイ
ミングまで発音許可する場合、発音データ12bの前デ
ータは476(=500−24)、後データは548
(=500+48)である。
可範囲より広くしているが、これは消音タイミングは多
少ずれても発音タイミングのずれより影響が小さいこと
を考慮したからである。
たのは、一人の演奏者が同時に押下するキーの数は最大
8個程度であること、及び1つの楽音の消音許可期間と
次の楽音の発音許可期間とが重なる場合あることを考慮
したからである。もちろん、もっと多くしてもよい。
込まれる発音許可期間及び消音許可期間を決定するため
のパラメータを、演奏の難易度に対応して格納したテー
ブルを示す図であり、このテーブルはROM3に格納さ
れている。ここでは難易度を1から10とし(値が大き
いほど演奏が難しいことを示す)、難易度が高いほど許
可期間が狭くなるように設定されている。同図におい
て、RF及びRRは発音許可期間パラメータ及び消音許
可期間パラメータであり、発音許可期間パラメータRF
は、図3に示す発音データ12bの前データ決定のため
の前データ決定パラメータRF1及び後データ決定のた
めの後データ決定パラメータRF2からなる。具体的に
は、発音データ12bの位置データに各パラメータRF
1,RF2を加算することにより、前データ及び後デー
タが決定される。消音許可期間パラメータRFも同様
に、前データ決定パラメータRR1及び後データ決定パ
ラメータRR2からなる。
ラメータRRが記憶されていない。この場合には、範囲
がないと判断して消音データ12cの前データ及び後デ
ータはいずれも位置データと同じとされる。これによ
り、曲進行位置が消音位置を過ぎるとすぐに消音される
ので、本来の消音タイミングとほぼ同じタイミングで消
音され、特別の処理を必要としない。
を示す図であり、演奏中の曲の楽譜及び曲の進行状況を
示す矢印11が表示される。演奏の進行に伴って矢印が
左から右へ移動し、矢印11が右端に達すると画面が更
新されるので、演奏者はディスプレイ6上の矢印11の
移動に合わせて押鍵することにより、演奏を行うことが
できる。
の動作の概要を説明する。
では、演奏者は鍵盤1のいずれかのキーを押下すること
(キーオン)によりトリガー操作を行うと、そのキーオ
ンのタイミングが発音許可期間に入っているときは、対
応する楽音が発音される。このとき発音されるのは単音
とは限らず、キーオンタイミングが発音許可期間に入っ
ているすべての楽音が発音される。例えば、図5の矢印
11が示すタイミングでは、5つの楽音が同時に発音さ
れる。なお、上述したようにこのモードでは演奏者のキ
ーオフタイミングとは無関係に、記憶されている演奏デ
ータの消音タイミングで消音される。そして、キーオン
タイミングが発音許可期間に入っているときは、得点が
加算されディスプレイに表示される。
よるキーオンタイミングが発音許可期間内にあり、且つ
キーオンされたキーのキーコードと演奏データのノート
番号とが一致するとき発音処理がおこなわれ、さらに演
奏者によるキーオフタイミングが消音許可期間内にあ
り、且つキーオフされたキーのキーコードと演奏データ
のノート番号が一致するとき消音処理が行われる。そし
て、発音処理又は消音処理が行われると、得点加算及び
表示処理が行われる。
ャートを参照して詳細に説明する。
ンのフローチャートであり、本ルーチンはこの装置に電
源が投入されると起動される。
種レジスタのゼロリセットや、各種フラグへの初期設定
値書き込み等の初期設定を行う。次いで、上記した演奏
の難易度を設定する処理を行う(ステップS12)。こ
の処理は、前回の演奏時の難易度と得点に応じて今回の
難易度を自動的に設定するか、又は演奏者が操作子5に
より設定する。続くステップS13では、操作子により
設定されたテンポに応じて後述する割り込み信号の周期
を設定するテンポ設定処理を行う。
なわち演奏のスタートを指示するスイッチにより演奏開
始指示がなされたか否かを判別し(ステップS14)、
なされていなければ直ちにステップS16に進む。演奏
開始指示がなされたときは、自動演奏処理を開始し(ス
テップS15)、続くステップS16では自動演奏中か
否かを判別する。そして、自動演奏中でなければ直ちに
ステップS18に進み、自動演奏中のときは後述する自
動演奏処理(図8)を実行する(ステップS17)。ス
テップS18では、ストップイベントがあったか否か、
すなわち演奏の終了を指示する演奏終了指示がなされた
か否かを判別し、なされていなければステップS20に
進み、終了指示がなされたときは自動演奏を停止して
(ステップS19)、ステップS20に進む。ステップ
S20では、イベントバッファ12を検索して曲進行位
置における押鍵すべき鍵数を得、次いで後述するトリガ
ー処理(図10〜13)を実行し(ステップS21)、
さらに楽譜表示処理を行って(ステップS22)、ステ
ップS12へ戻る。
り込み周期で実行される割込処理のフローチャートであ
り、曲の進行位置を示すクロック数を1だけ増加させる
処理を行う(ステップS1)。
る自動演奏処理のフローチャートであり、先ずステップ
S31では空の(使用されていない)イベントバッファ
12があるか否かを判別し、あるときはイベントを検索
してイベントバッファ12に記憶する処理(図9)を行
い(ステップS32)、ステップS31に戻る。ステッ
プS31,S32を繰り返し実行することにより、16
個のイベントバッファ12がすべて使用状態となる。
検索ポインタを進めてノートオンデータを検索し、空き
イベントバッファ12に記憶する。次いで、その検索ポ
インタを一時的に記憶し(ステップS42)、さらに検
索ポインタを進めて対応するノートオフデータを検索
し、ステップS41で記憶したイベントバッファと同じ
イベントバッファ12に記憶する(ステップS43)。
41及びS43で記憶したノートオンデータ及びノート
オフデータからノートオンからノートオフまでの時間デ
ータ(音符の長さ)を算出し、その時間データと難易度
に応じて図4のテーブルを検索して発音許可期間及び消
音許可期間を決定し、前データ及び後データとしてイベ
ントバッファ12に記憶する。次いで、検索ポインタを
ステップS42で記憶したノートオンデータの位置に戻
して(ステップS45)、本処理を終了する。
(NO)、すなわち空のイベントバッファ12がないと
きは、曲進行位置を示すクロック数が増えたか否かを判
別し、増えていなければ直ちに本処理を終了し、図6の
メインルーチンに戻る。また、クロック数が増えたとき
は、曲進行位置がノートオンの範囲を越えたイベントバ
ッファ12があるか否かを判別する(ステップS3
4)。具体的には、曲進行位置と発音データ12bの後
データとを比較することにより行う。そして、該当する
バッファ12がなければ直ちにステップS36に進み、
あればそのバッファ12のデータは発音タイミングを過
ぎているのでそのバッファ12を空にして(ステップS
35)ステップS36に進む。
オフの範囲を越えたイベントバッファ12があるか否か
を判別し、該当するバッファ12がなければ直ちにステ
ップS38に進み、あれば演奏者が消音許可期間内にキ
ーオフしなかったことになるので、強制的にノートオフ
処理を行うとともにそのバッファ12を空にして(ステ
ップS37)、ステップS38に進む。ステップS38
では、曲進行位置におけるノートオン、ノートオフ以外
の自動演奏処理、例えば操作子の変化情報や音色の変化
情報に応じた処理を行い、ステップS31に戻る。
ー処理を説明する。このトリガー処理は、難易度により
処理内容が異なるので、図10〜13を参照して順に説
明する。
り、トリガーオンイベント(キーオンイベント)がある
と、曲進行位置が発音許可期間に入っているすべてのイ
ベントバッファ12に記憶されている発音データに対応
する楽音を発音し(ステップS51)、得点加算処理及
びディスプレイへの表示処理を実行して(ステップS5
2)、本処理を終了する。この場合の消音処理は、前述
したように演奏者のキーオフ操作のタイミングに拘わら
ず、演奏データのノートオフタイミングで行われる。な
お、この処理では、押下されるキーはいずれのキーでも
よいこととしている。
め、キーオンタイミングに加えて押鍵数の一致もチェッ
クするトリガー処理のフローチャートである。
されたキーの数を検出する。この検出は、最初のトリガ
ーオンイベントから所定時間待ってその間に発生したト
リガーオンイベントをカウントすることにより行う。続
くステップS62では、検出した押鍵数が演奏データの
押鍵すべきキーの数(図6、ステップS20参照)と一
致したか否かを判別する。そして、一致していなければ
直ちに本処理を終了する一方、一致するときは、曲進行
位置が発音許可期間内であるイベントバッファ12のデ
ータに対応する楽音を発音し(ステップS63)、得点
加算処理及び表示処理を実行して(ステップS64)、
本処理を終了する。
演奏データと一致しない場合は、発音されず得点加算が
行われない。
リガー処理のフローチャートであり、本処理ではキーオ
ンのタイミング及び押鍵されたキーのキーコードが所定
条件を満たす場合に発音処理等をおこなう。
「1」に設定し、次いで曲進行位置がi番目のイベント
バッファの発音許可期間内か否かを判別する(ステップ
S72)。その答が肯定(YES)のときはさらに押鍵
されたキーのキーコードと当該イベントバッファ内のノ
ート番号が一致する否かを判別する(ステップS7
3)。その結果、ステップS72及びS73の答がとも
に肯定(YES)のときは、当該イベントバッファのデ
ータに対応する楽音を発音し(ステップS81)、得点
加算処理及び表示処理を実行して(ステップS82)、
本処理を終了する。このように一致する場合は、後述す
る所定範囲内に入ったとき(ステップS78の答が肯定
(YES)のとき)より加算する点数を多くする。
(NO)のとき、すなわち曲進行位置がi番目のイベン
トバッファの発音許可期間内にないとき又は押鍵された
キーのキーコードが当該イベントバッファ内のノート番
号と一致しないときは、カウント値iが所定数nと等し
いか否かを判別し(ステップS74)、i<nであると
きは、カウント値iを「1」だけ増加させてステップS
72に戻る。ここで、所定数nは、通常はイベントバッ
ファ12の数16とするが、和音を構成する楽音の数の
少ない曲では、もっと少なくしてもよい。
ト値jを「1」に設定し(ステップS76)、曲進行位
置がj番目のイベントバッファの発音許可期間内か否か
を判別する(ステップS77)。その答が肯定(YE
S)のときはさらに押鍵されたキーのキーコードが当該
イベントバッファ内のノート番号±ノート範囲数の範囲
内にあるか否かを判別する(ステップS78)。その結
果、ステップS77及びS78の答がともに肯定(YE
S)のときは、前記ステップS81に進む。
(NO)のとき、すなわち曲進行位置がj番目のイベン
トバッファの発音許可期間内にないとき又は押鍵された
キーのキーコードが当該イベントバッファ内のノート番
号±ノート範囲数の範囲内にないときは、カウント値j
が所定数nと等しいか否かを判別し(ステップS7
9)、j<nであるときは、カウント値jを「1」だけ
増加させてステップS77に戻る。ステップS79でj
=nとなると、本処理を終了する。
ミングが発音許可期間内にあり、且つキーコードが演奏
データと一致するとき又は所定範囲内(ノート番号±ノ
ート範囲数)にあるときは、キーオンタイミング時に発
音処理及び得点加算が行われる一方、それ以外のときは
発音処理及び得点加算は行われない。
たトリガー処理のフローチャートであり、キーオフイベ
ント(トリガーオフイベント)について図12と同様の
処理を行うものである。
「1」に設定し、次いで曲進行位置がk番目のイベント
バッファの消音許可期間内か否かを判別する(ステップ
S92)。その答が肯定(YES)のときはさらに離鍵
されたキーのキーコードと当該イベントバッファ内のノ
ート番号が一致する否かを判別する(ステップS9
3)。その結果、ステップS92及びS93の答がとも
に肯定(YES)のときは、当該イベントバッファのデ
ータに対応する楽音を消音し(ステップS101)、得
点加算処理及び表示処理を実行し(ステップS10
2)、当該イベントバッファを空にして(ステップS1
03)、本処理を終了する。このように一致する場合
は、後述する所定範囲内に入ったとき(ステップS98
の答が肯定(YES)のとき)より加算する点数を多く
する。
(NO)のとき、すなわち曲進行位置がk番目のイベン
トバッファの消音許可期間内にないとき又は離鍵された
キーのキーコードが当該イベントバッファ内のノート番
号と一致しないときは、カウント値kが所定数nと等し
いか否かを判別し(ステップS94)、k<nであると
きは、カウント値kを「1」だけ増加させてステップS
92に戻る。
ト値mを「1」に設定し(ステップS96)、曲進行位
置がm番目のイベントバッファの消音許可期間内か否か
を判別する(ステップS97)。その答が肯定(YE
S)のときはさらに離鍵されたキーのキーコードが当該
イベントバッファ内のノート番号±ノート範囲数の範囲
内にあるか否かを判別する(ステップS98)。その結
果、ステップS97及びS98の答がともに肯定(YE
S)のときは、前記ステップS101に進む。
(NO)のとき、すなわち曲進行位置がm番目のイベン
トバッファの消音許可期間内にないとき又は離鍵された
キーのキーコードが当該イベントバッファ内のノート番
号±ノート範囲数の範囲内にないときは、カウント値m
が所定数nと等しいか否かを判別し(ステップS9
9)、m<nであるときは、カウント値mを「1」だけ
増加させてステップS97に戻る。ステップS99でm
=nとなると、本処理を終了する。
ミングが消音許可期間内にあり、且つキーコードが演奏
データと一致するとき又は所定範囲内(ノート番号±ノ
ート範囲数)にあるときは、キーオフタイミング時に消
音処理及び得点加算が行われる一方、それ以外のときは
図8のステップS37で強制的な消音処理が行われ、得
点加算は行われない。
は組み合わせて、難易度に応じた得点加算が行われ、低
レベルから高レベルまでの広い範囲の演奏技能に対応し
た演奏の練習が可能となる。例えば、難易度1は図10
の処理のみとし、難易度2は図11の処理のみとし、難
易度3は図12の処理のみとし、難易度4〜7は図12
の処理でノート範囲数を徐々に小さくして実現し、難易
度8〜10は図12及び13の処理で、ノート範囲数を
徐々に小さくして実現する。
ー処理を難易度に応じて選択又は組み合わせるようにし
たので、簡単な演奏動作から難易度の高い演奏動作まで
段階的に練習することができる。また、イベントバッフ
ァを複数設けたので、複音楽器のパートにおいても音符
単位の制御を行うことが可能となる。
のみ、又は右手のみの演奏)を付加する場合には、演奏
データのトラックを右手用と左手用に分けておき、一方
のみトリガーコントロールを行い、他方のトラックは通
常の自動演奏処理を行うようにすればよい。また、片手
モードに限らず、従来の技術として述べた自動演奏装置
と同様に、複数の自動演奏トラックの1つ又は2つをト
リガー駆動トラックとし、他のトラックを通常の自動演
奏用のノーマルトラックとしてもよい。
ためのパラメータとして、ベロシティを用い、ベロシテ
ィの許可範囲を設定するようにしてもよい。
たす場合のみ発音するようにしたが、これに限るもので
はなく、所定の条件を満たさない場合も発音するように
してもよい。ただし、その場合には、得点を加算しない
ようにし、さらに間違いであることを表示したり、警告
音(エラー音)を発音するなどして、演奏者に注意を促
すことが望ましい。
満たす場合のみ、発音及び得点加算を行うトリガー処理
を、従来のワンキープレイ専用の練習装置(自動演奏装
置)に適用してもよい。その場合は、例えば図14に示
すようなトリガー処理を行う。
ータを読み出し、次いで難易度に応じた所定条件を満た
すか否かを判別する。この場合の所定条件としては、例
えばキーコードが所定範囲内にあるか、あるいは演奏デ
ータと一致するか否かがある。
場合は、読み出されたデータに対応する楽音を発音する
とともに(ステップS113)、得点加算及び表示処理
を行って(ステップS114)、本処理を終了する。
されない場合は、エラー音を発音するとともに(ステッ
プS115)、間違いである旨を表示して(ステップS
116)、本処理を終了する。
装置によれば、音符単位の演奏データが複数の音符単位
データ記憶手段に記憶され、演奏者の演奏情報と比較さ
れ、その比較結果が所定の条件を満たす演奏データによ
る演奏が指示されるので、前記所定の条件を演奏の難易
度に応じて設定することにより、簡単な演奏動作から難
易度の高い演奏動作まで段階的に練習することができ
る。また、音符単位データ記憶手段を複数設けたので、
複音楽器のパートにおいても音符単位の制御を行うこと
が可能となる。
の演奏情報と予め記憶された発音すべき演奏データとが
比較され、その比較結果が所定の条件を満たす演奏デー
タによる演奏が指示されるので、前記所定の条件を演奏
の難易度に応じて設定することにより、簡単な演奏動作
から難易度の高い演奏動作まで段階的に練習することが
できる。
を示すブロック図である。
図である。
のパラメタータを、演奏の難易度に対応して格納したテ
ーブルを示す図である。
る。
ローチャートである。
トである。
Claims (4)
- 【請求項1】 音符単位の演奏データを記憶する複数の
音符単位データ記憶手段と、 演奏者が演奏操作を行うための演奏操作手段と、 該演奏操作手段からの演奏情報と前記複数の音符単位デ
ータ記憶手段に記憶された演奏データとを比較する比較
手段と、 該比較手段による比較の結果が所定の条件を満たす前記
音符単位データ記憶手段に記憶された演奏データによる
演奏を指示する演奏指示手段とを備えることを特徴とす
る演奏練習装置。 - 【請求項2】 演奏データを記憶する演奏データ記憶手
段と、 演奏者が演奏操作を行うための演奏操作手段と、 該演奏操作手段からの演奏情報と前記演奏データ記憶手
段に記憶された発音すべき演奏データとを比較する比較
手段と、 該比較手段による比較の結果が所定の条件を満たす前記
発音すべき演奏データによる演奏を指示する演奏指示手
段とを備えることを特徴とする演奏練習装置。 - 【請求項3】 演奏の難易度を設定する難易度設定手段
と、該難易度に応じて前記所定の条件を変更する条件変
更手段とをさらに備えることを特徴とする請求項1又は
2記載の演奏練習装置。 - 【請求項4】 前記所定の条件が満たされない場合は、
発音処理の停止及び演奏者に対する警告の少なくとも一
方を実行することを特徴とする請求項1又は2記載の演
奏練習装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP18060695A JP3743024B2 (ja) | 1995-06-26 | 1995-06-26 | 演奏練習装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP18060695A JP3743024B2 (ja) | 1995-06-26 | 1995-06-26 | 演奏練習装置 |
Related Child Applications (1)
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- 1995-06-26 JP JP18060695A patent/JP3743024B2/ja not_active Expired - Fee Related
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