JPH04181995A - 自動伴奏装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 こ産業上の利用分野〕 本発明は、電子楽器において、コード音等により構成さ
れる伴奏音を、予め設定された伴奏パターンに従って、
自動的に発音する自動伴奏装置に関し、特に、小節内の
所定期間（例えば、４拍子の曲における４拍目以降の期
間等）において、自動伴奏のだぬのコード根音及びコー
ドタイプを指定する操作がなされた場合には、予め設定
された伴奏パターンに関わりなく、この模作がなされた
時点から、所定の伴奏音を、強制的に発音開始するよう
に制御される自動伴奏装置に関する。

口従来の技＃ニ 一般に自動伴奏装置とは、演奏者がコード根音及びコー
ドタイプを指定することによって、自動伴奏装置内に予
め記憶されている伴奏パターンを読み出して、この伴奏
パターンに従って、指定されたコードに基づく自動伴奏
を行うものである。

従来、このような自動伴奏装置にあっては、予め記憶さ
れている伴奏ツクターンを、−時的：こ別の伴奏パター
ンに変更するには、所謂フィルインスイッチを別途設け
、このフィルインスイッチを操作することにより行って
いた。しかしながらこのフィルインスイッチの操作によ
るフィルインのパターンは、プリセットされているもの
であって、演奏者の所望の伴奏を得ることができるもの
ではなかった。

また、実開昭５７−９０４９４号公報に開示されるよう
に、コード根音及びコードタイプを指定するためのコー
ド指定用鍵盤とともに、ベース音演奏用のペダル鍵盤を
備えた自動伴奏装置を有した電子楽器がある。このよう
な自動伴奏装置にあっては、基本的にはペダル鍵盤を操
作することなしに、コード指定用鍵盤のみの押鍵によっ
て、コード根音及びコードタイプのコード指定が行われ
、自動伴奏がなされる。そして、演奏者が必要に応じて
ベダ）し鍵盤を押鍵すると、コード指定用鍵盤の押鍵に
よって演奏されている自動伴奏音中の自動ベース音の発
音力（中止され、自動ベース音に代えて一時的にペダル
で押鍵した音が、そのままベース音として発音されるも
のである。このようにして、予め記憶されている伴奏パ
ターンを、−時的に別の伴奏パターンに変更することが
できる。

口発明が解決しようとする課題〕 従来の自動伴奏装置にあっては、次の小節の最初のコー
ドの音を単信程度先行させて、前の小節の後半部分に食
い込ませたい場合のように、予め記憶されている伴奏パ
ターンを、−時的に変更する場合には、フィルインスイ
ッチやペダル鍵盤などの特殊な操作子を別途設け、これ
らの操作子を操作しなければならなかった。このたｔ、
自動伴奏装置の構成が複雑になり、コスト高を招来する
とともに、演奏者にとっても、演奏のための操作が繁雑
になるという問題点があった・ 本発明は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、フィ
ルインスイッチやペダル鍵盤などの特殊な操作子を設け
ることなしに、予め記憶されている伴奏パターンを、−
時的に変更することのできる自動伴奏装置を提供しよう
とするものである。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、本発明における自動伴奏装
置は、コード根音及びコードタイプを入力するコード入
力手段と、少なくとも伴奏音の発音タイミングを指定す
る発音タイミング情報を含む伴奏パターンを記憶した伴
奏データ記憶手段と、伴奏データ記憶手段内に記憶され
た伴奏パターンを読み出して、コード入力手段により入
力されたコード根音及びコードタイプに対応する伴奏音
を出力する伴奏パターン読み出し手段とを有した自動伴
奏装置であって、コード入力手段によって小節内の所定
期間内に、コード根音及びコードタイプの入力がなされ
たことを判定する判定手段を有していて、伴奏パターン
読み出し手段は、この判定手段によって、小節内の所定
期間内にコード根音及びコードタイプＯ入力がなされな
かったことが判定された場合には、発音タイミング情報
に基づいて、伴奏データ記憶手段内に記憶された伴奏パ
ターンを読み出して発音し、その一方で、判定手段によ
って小節内の所定期間内に、コード根音及びコードタイ
プの入力がなされたことが判定された場合には、発音タ
イミング情報に基づくことなしに、コード入力手段によ
ってコード根音及びコードタイプの入力がなされた時点
において、所定の伴奏音を発音開始するようにしてなる
ものである。

二作用〕 小節内の所定期間内に、コード根音及びコードタイプを
入力するコード入力操作が行われたことが判定されると
、入力されたコードに基づいて、所定の伴奏パターンを
読み出して発音を開始し、その状態を所定期間の終了ま
で保持するとともに、それまで行われていた伴奏パター
ンの読み出しを中断して発音を中止する。

所定期間の終了後は、入力されたコードに従って、発音
タイミング情報に基づく伴奏パターンの読み出しを再開
する。

〔実施例〕

以下、図面に基づいて、本発明による自動伴奏装置の一
実施例を詳細に説胡する。

第１図は、本発明の一実施例による自動伴奏装置を備え
た電子楽器の回路構成を示すブロック図である。

この電子楽器は、その全体の動作の制御を中央処理装置
（ＣＰＵ）１０を用いて制御するように構成されており
、このＣＰｌｊｌＯには、双方向バス１２を介して、Ｒ
ＯＭ　（リード・オンリ・メモリ）で構成されて制御プ
ログラムが格納されたプログラムメモリ１４と、後述す
るレジスタ群を設定したＲＡＭ　（ランダム・アクセス
・メモリ）１６と、テンポクロツタ発生器１８と、トー
ンジェネレータ２０と、コード指定操作子２２と、自動
リズム２４と、伴奏データ２６とが接続されている。

さらに、トーンジェネレータ２０及び自動リズム２４に
は、アンプ２８が接続されており、さらにまたアンプ２
８にはスピーカ３０が接続されていて、トーンジェネレ
ータ２０及び自動リズム２４により送出された楽音信号
を、アンプ２８を介してスピーカ３０から楽音として発
生させている。

テンポクロック発生器１８は、テンポクロツタとして１
拍について９６クロツクを発生する。

従って、４拍子のリズムでは、１小節（４拍）は３８４
クロツクに相当し、３拍子のリズムでは、１小節（３拍
）は２８８クロツクに相当する。また、１拍は４分音符
１つに相当するものであるから、４分音符１つの時間長
が９６クロツクに相当することになる。従って、８分音
符１つは、４８クロツクとなり、１６分音符１つは、２
４クロツクに相当するものである。

トーンジェネレータ２０は、音高情報とキーオン情報を
受は取ると、その音高の楽音をスピーカ３０から発音す
るために、アンプ２８へ入力される楽音信号の発生を開
始し、音高情報とキーオフ情報を受は取ると、その音高
の楽音を消音するために、楽音信号の発生を停止するも
のである。

コード指定操作子２２は、発音すべきコードのタイプ及
びコードの根音を指定し、コード入力手段をするための
操作子である。

自動リズム２４は、テンポクロック発生器１８により発
生されるテンポクロックに従って、自動リズム演奏を行
う装置であり、アンプ２８へ楽音信号を送出する。

伴奏データ２６は、楽音の発生を表すキーオン情報ある
いは楽音の消音を表すキーオフ情報が読み出されるべき
時刻を、小節の開始からのテンポクロツタ数で記述した
時刻値によって示すデータと、キーオンあるいはキーオ
フすべき音高の値を示すデータと、キーオンであるかキ
ーオフであるかの種別を示すデータとを１紐として記憶
している。時刻値のデータの値が、ＦＦであることで伴
奏パターンの終わりを表している。

伴奏データ２６は、コードタイプがメジ丁−であり、コ
ード根音がＣであるコードの伴奏パターンを基本パター
ンとして作成されており、メジャー以外の他のコードタ
イプ、あるいはＣ以外の他のコード根音のコードが指定
されれば、後述するテンポ割り込み処理内で、伴奏デー
タの音高を所望のコードにふされしい音高となるように
変更して出力する。

なお、第６図には、自動伴奏する曲が４拍子である場合
の伴奏データ２６の一例を示しており、第５図は、第６
図に示した伴奏データ２６の一例を、楽譜によって示し
たものである。この第５図及び第６図を用いてさらに詳
細に説朋する。

テンポクロツタ発生器１８は、テンポクロックとして１
拍に９６クロツクを発生し、これは４分音符１つに相当
する時間長であるから、第５図及び第６図において、発
音（キーオン）タイミングの時刻としては、０クロツク
が１拍目の拍頭の時刻、４８クロツクが１拍目の拍頭か
ら８分音符遅らせた時刻である。また、９Ｂクロツクが
２拍目の拍頭の時刻であり、次のキーオンタイミングの
時刻がある１４４クロツク（＝９６クロツク＋４８クロ
ック）は、２拍目の拍頭から８分音符遅らせた時刻とな
り、それぞれ第６図の伴奏データ２６と第５図の楽譜と
が対応している。なお、本実施例にあっては、発音され
た楽音が、次に発音される楽音と重ならないようにする
た約に、各音符に対する正確な時間長よりも短いクロッ
ク数で、消音（キーオフ）させて５）る。すなわち、０
クロツクでキーオンされた８分音符に対するキーオフタ
イミングとしては、４０クロツクに設定してあり、４８
クロツクでキーオンされた８分音符に対するキーオフタ
イミングとしては、９０クロツクに設定しである。

ＲＡＭ］６内に設定されているレジスタ群は、ＣＰＵｌ
０が、プログラムメモリ１４内に格納された制御プログ
ラムを実行する際に発生する各種のデータを、−時記憶
するためのものであり、本発明の実施に関連するレジス
タには、以下に示すものがある。なお、以下の説明にお
いては、各レジスタの内容（データ等）は、特に断らな
い限り、同一のラベル名で表すものとする。

（１）タイム（ＴＩＭＥ） １小節中における現在時刻を、テンポクロック発生器１
８からのテンポクロック信号をカウントし、小節類から
のクロック数によって示すものである。すなわち、演奏
中においては、常にテンポ割り込みのある度にインクリ
メントする。また、自動リズム２４のリズムパターンを
、読み出すためにも用いられるものである。

（２）アンティシイベーションフラグ（ＡＮＴＴ） これは、１ビツトのレジスタであって、伴奏データ読み
出し禁止フラグであり、ＡＮＴ　Ｉが１で伴奏データ２
６の読み出しの禁止を表し、ＡＮＴＴが０て読み出しの
禁止の解除を表す。

（３）発音マップ トーンジェネレータ２０において現在発音中である音の
音高を、記憶するものである。発音マツプは、トーンジ
ェネレータ２０に入力可能な音高情報の種類の数だけの
記憶領域を有していて、１つの音高に対して、１つの記
憶領域が対応している。伴奏パターンとしてキーオンが
読み出されたときは、キーオンされた音高に対応する発
音マツプの記憶領域に１をセットする。

また、伴奏パターンとしてキーオフが読み出されたとき
は、キーオフされた音高に対応する発音マツプの記憶領
域に０をセットする。従ってこの発音マツプを参照する
ことにより、現在発音中である音の音高が全て確認でき
る。このため、現在発音中である音を全て消音するには
、発音マツプを参照して、記憶領域に１がセットされて
いる音高を検出し、検出された音高すべてについて、各
々キーオフ情報を送出することにより、現在発音中であ
る全ての音が消音される。

以上の構成において、この自動伴奏装置の動作を、第２
図乃至第４図のフローチャート、及び第５図乃至第８図
の伴奏データ２６の記憶例と動作例を参照しながら、各
ステップごとに説明する。なお、以下の説明では、自動
伴奏する曲が、４拍子である場合を例にとって説明する
。

この自動伴奏装置は、第２図に示すようにメインルーチ
ン内でコード入力処理（第４図）を実行するとともに、
テンポクロック発生器１８により発生されるテンポクロ
ックが、ＣＰＵｌ０に到来する度ごとに、テンポ割り込
み処理（第３図）を実行するものである。

第２図におけるメインルーチンを示すフローチャートに
おいて、ステップ１００で、コード指定操作子２２によ
り、コードタイプ及びコード根音の入力たるコード入力
があるかが判定される。コード入力がなければ（ＮＯ）
、メインルーチンの処理を繰り返す。コード入力があれ
ば（ＹＥＳ）、ステップ１０２へ進み、第４図に示すコ
ード入力処理が実行されることになり、その実行の後は
、メインルーチンの処理を繰り返す。

第３図は、テンポ割り込み処理のにルーチンを示すフロ
ーチャートである。この自動伴奏装置にあっては、通常
はメインルーチンを高速で繰り返しているが、テンポク
ロック発生器１８により発生されるテンポクロックが、
ＣＰＵ　１０に到来したときに、テンポ割り込み処理の
ルーチンを実行するものであり、処理の後は、再びメイ
ンルーチンを繰り返し続けるものである。

すなわち、テンポクロツタ発生器１８によって発生され
るテンポクロックが、ＣＰＬｉｌＯｌ：：到来する度に
割り込みがかかり、以下のステップよりなるテンポ割り
込み処理が行われる。

テンポクロック発生器１８によるテンポクロックの発生
は定期的であり、従って、このテンポ割り込み処理も定
期的に行われる。

ステップ２００ニステツプ２００では、テンポクロック
発生器１８から発生されるテンポクロックが、ＣＰＵｌ
０に到来する毎に、ＴＩＭＥ値がインクリメントされる
。従って、テンポ割り込みの度ごとに、このインクリメ
ントが行われるので、ＴＩＭＥは経過した時間を表わす
値となる。ステップ２００の後は、ステップ２０２へ進
む。

ステップ２０２ニステツプ２０２では、ＴＩＭＥ値が３
８４クロツクであるかが判定される。

上記したように１拍が９６クロツクであるため、３８４
クロツクは４拍目の終わりに相当するものであり、すな
わち１小節の長さの経過を表わすものである。ＴＩＭＥ
値が３８４クロツクであるならば（ＹＥＳ）、ステップ
２０４へ進み、ＴＩＭＥ値が３８４クロツクでなければ
（Ｎｏ）、ステップ２０６へ進む。

ステップ２０４＋ＴＩＭＥ値が３８４クロツク、すなわ
ち１小節の長さを経過し、その次の小節に進行すると、
ＴＩＭＥ値を０にリセットする。従って、ＴＩＭＥ値は
、常に小節頭からの経過時間、すなわち小節内における
時刻を表わすことになる。ステップ２０４の後は、ステ
ップ２０６へ進む。

ステップ２０６；自動リズム２４によって、予め選択さ
れたリズム種類に対応したリズムパターンを、ＴＩＭＥ
値に従って読み出す。このように、予め設定したリズム
パターンを、テンポクロックのＴＩＭＥ値に従って読み
出す技術は、自動リズム演奏装置において周知の技術で
あるので、その旨ここに引用することによって詳しい説
明を省略する。ステップ２０６の後は、ステップ２０８
へ進む。

ステップ２０８：ここでは、ＴＩＭＥ値が１であるかが
判定される。ＴＩＭＥ値が１でなければ（ＮＯ）　、ス
テップ２１２へ進む。

一方、ＴＩＭＥ値が１であれば（ＹＥＳ）、ステップ２
１０へ進む。

ステップ２１０ニステツプ２１０では、ＴＩＭＥ値が１
であれば、ＡＮＴＩを０（ＡＮＴＩ＝０：伴奏データ読
み出し禁止の解除）にする。

すなわち、次の小節に進行した後に、第１回目のテンポ
割り込み処理によって、伴奏データ読み出し禁止が解除
されることになる。ステップ２１０の後は、ステップ２
１４へ進む。

ステップ２１２ニステツプ２１２では、ＡＮＴ　Ｉカ１
　　（ＡＮＴ　Ｉ＝　１　：伴奏データ読みａし禁止）
であるかが判定される。ＡＮＴＩが１であれば（ＹＥＳ
）、処理を終了して、第２図のメインルーチンへリター
ンする。

一方、ＡＮＴＩが０であれば（ＮＯ）、ステップ２１４
へ進む。

ステップ２１４：ここでは、ＴＩＭＥ値で示される現在
時刻に、読み出されるべき伴奏データ２６があるかが判
定される。読み出されるべき伴奏データ２６がなければ
（ＮＯ）、処理を終了して、第２図のメインルーチンへ
リターンする。

一方、読み出されるべき伴奏データ２６があれば（ＹＥ
Ｓ）、ステップ２１６へ進む。

ステップ２１６：ステップ２１６では、ＴＩＭＥ値で示
される現在時刻に読み出されるべき伴奏データ２６を、
全て読み出す。読み出された伴奏データ２Ｇには、第６
図に示すように、音高データ及びキーオンあるいはキー
オフかの種別を示すデータが含まれている。読み出され
た音高については、コード入力処理によって予め決定さ
れているコードタイプ及びコード根音に基づいて、読み
出された伴奏データの音高の読み換えが行われる。この
ように伴奏データに記憶された基本となる伴奏パターン
を読み出し、読み出された音高を、所望のコードタイプ
及びコード根音に基づいて読み換え、所望のコードにふ
されしい伴奏音を形成する技術は、特開昭６３−１９３
２００号公報に開示されたような技術があるので、ここ
に特・開昭６３−１９３２００号公報を引用することに
より、詳細な説明は省略するものとする。

読み換えられた音高と、キーオンあるいはキーオフの種
別のデータは、トーンジェネレータ２０へ送出される。

トーンジェネレータ２０は、音高情報とキーオン情報を
受は取ると、その音高の楽音をスピーカ３０から発音す
るために、アンプ２８へ入力される楽音信号の発生を開
始し、音高情報とキーオフ情報を受は取ると、その音高
の楽音を消音するために、楽音信号の発生を停止するも
のである。

ステップ２１６の後は、ステップ２１８へ進む。

ステップ２１８ニステツプ２１８では、トーンジェネレ
ータ２０へ送られた情報に基づいて、発音マツプを更新
する。すなわち、キーオン情報であれば、音高情報で指
定された音高に対応する発音マツプの記憶領域に、１を
セットする。

一方、キーオフ情報であれば、音高情報で指定された音
高に対応する発音マツプの記憶領域に、０をセットする
。

このステップ２１８まででテンポ割り込み処理を終了し
、第２図で示すメインルーチンへリターンする。

第４図は、コード入力処理のルーチンを表すフローチャ
ートを示している。すなわち、メインルーチン内のステ
ップ１００で、コード指定操作子２２が操作されたこと
を検出し、コードタイプおよびコード根音の入力たるコ
ード入力があると判定されると、以下のステップよりな
るコード入力処理のルーチンが実行される。

ステップ３００：ここでは、コード指定操作子２２によ
るコード指定操作に基づき、コードのタイプ及びコード
の根音が決定される。ステップ３００の後に、ステップ
３０２へ進む。

ステップ３０２ニステツプ３０２では、現在発音中であ
る伴奏音の放音を停止する。すなわち、発音マツプを参
照することにより、現在発音中である音の音高を確認し
、この発音中である音高全てについて、各々キーオフ情
報を送出し、現在発音中である音の全てを消音する。こ
うして、現在発音中の伴奏音の放音を停止する。

伴奏音の放音の停止の後に、発音マツプの全ての記憶領
域の記憶内容を０にクリアする。ステップ３０２の後は
、ステップ３０４へ進む。

ステップ３０４ニステツプ３０４では、ＴＩＭＥ値が、
２８１以上及び３８４未満であるかが判定される。上記
したように、ＴＩＭＥ値は、小節頭からの小節内の経過
時間を表わしている。

すなわち、ＴＩＭＥ値は、小節的時刻をクロック数によ
って表している値であり、この値が２８１クロツク〜３
８３クロツクであるということは、４拍目の拍頭（２８
８クロツク）の少し前のタイミングから、小節の終わり
（３８４クロツク）の期間に、コード指定操作子２２に
より、コード指定操作がなされたことを示すものである
。

この２８１クロツク〜３８３クロツクの期間内でなけれ
ば（Ｎ○）、コード入力処理を終了して、第２図に示す
メインルーチンへリターンする。一方、２８１クロツク
〜３８３クロツクの期間内であれば（ＹＥＳ）、ステッ
プ３０６へ進む。

ステップ３０６二小節頭（時刻０クロツク）に、読み出
されるべき伴奏データ２６があれば、それらを全て強制
的に読み出す。

読み出された伴奏データ２６には、音高のデータと、キ
ーオンあるいはキーオフの種別を示すデータが含まれて
いる。読み出された音高データについては、ステップ３
００て予め決定されたコードタイプ及びコード根音に基
づいて、読み出された伴奏データ２６の音高の読み換え
を行う。この読み換えに関する技術については、上記し
たように特開昭６３−１９３２００号公報に開示されて
いるので、ここに特開昭６３−１９３２００号公報を引
用することにより、詳細な説明は省略するものとする。

読み換えられた音高と、キーオンあるいはキーオフの種
別のデータは、トーンジェネレータ２０へ送出される。

トーンジェネレータ２０は、音高情報とキーオン情報を
受は取ると、その音高の楽音をスピーカ３０から発音す
るために、アンプ２８へ入力される楽音信号の発生を開
始する。一方、音高情報とキーオフ情報を受は取ると、
その音高の楽音を消音するために、楽音信号の発生を停
止するものである。

ステップ３０６の後は、ステップ３０８へ進む。

ステップ３０８：ここでは、トーンジェネレータ２０へ
送出された情報に基づいて、発音マツプを更新する。す
なわち、キーオン情報であれば、音高情報で指定された
音高と対応する発音マツプの記憶領域を１にセットする
。一方、キーオフ情報であれば、音高情報で指定された
音高と対応する発音マツプの記憶領域に０をセットする
。

ステップ３０８の後は、ステップ３１０へ進む。

ステップ３１０ニステツプ３１０では、ＡＮＴＩを１に
セットする。ＡＮＴ　Ｉが１であると、それ以降に、テ
ンポクロックによるテンポ割り込みがあっても、第３図
におけるテンポ割り込み処理のステップ２１２のｒＡＮ
Ｔ　Ｉ　＝　１　？ＪがＹＥＳとなり、ＡＮＴＩ＝１が
常に成立する。

従って、ステップ２１４以降のテンポ割り込み処理が行
われなくなり、伴奏データ２６の読み出しが禁止された
状態に保たれる。

ところが、テンポクロツタによるテンポ割り込みがある
毎に、ＴＩＭＥ値はインクリメントしていく。所定回数
のテンポ割り込みが行われた後に、インクリメントの結
果ＴＩＭＥ値が３８４クロツクを越えて０クロツクにリ
セットされると、次の小節に進行したことになる。さら
にその後１回のテンポ割り込みが行われると、第３図の
ステップ２１０でＡＮＴＩがＯにリセットされるため、
伴奏パターンの読み出し禁止が解除される。

コード入力処理は、ステップ３１０までで終了し、第２
図で示すメインルーチンへリターンされる。

以上の各ルーチンにおいて、第７図に示す動作例１のよ
うに、第５図及び第６図に示す伴奏データ２６に基づい
て、自動伴奏が行われている際に、例えば、１小節の２
拍目の拍頭のタイミングで、コード指定操作子２２によ
り、コードタイプがマイナーで、コード根音がＡと指定
されると、コード入力処理のステップ３０２で現在発音
中の音は、全て消音されることになる。

また、小節の２拍目の拍頭付近のタイミングの時刻は、
およそＴＩＭＥ＝９６付近であるため、第４図において
、ステップ３０４の判定結果がＮｏとなり、メインルー
チンへリターンされて、コード入力処理のステップ３０
６以降の処理は行われないことになる。

また、テンポ割り込み処理が行われるごとに、ＴＩＭＥ
値がインクリメントされ、ＴＩＭＥ＝１４４　（第６図
参照）になると、テンポ割り込み処理のステップ２１４
で、この時刻に読み出すデータがあると判定され、ステ
ップ２１６で、第６図に示す伴奏データ２６中の時刻１
４４に対応する、音高Ｃのキーオン、音高三のキーオン
及び音高Ｇのキーオンが読み出され、コード指定操作子
・２２により指定されたＡマイナーコードにふされしい
音高Ａ、Ｃ及びＥにそれぞれ読み換えられて、発音され
る。

それ以降は、第６図の伴奏データ２６が順次読み出され
て行き、第７図に示すように出力され、コード指定操作
子２２により、新たにコード指定操作が行われるまで、
第５図乃至第６図に示す基本パターンに基づいて、Ａマ
イナーのコードの伴奏パターンを引き続き繰り返す。

あるいは、以上の各ルーチンにおいて、第８図に示す動
作例２のように、第５図及び第６図に示す伴奏データ２
６に基づいて、自動伴奏が行われている際に、１小節の
４拍目の拍頭から８分音符遅らせたタイミングで、コー
ド指定操作子２２により、コードタイプがメジャーで、
コード根音がＦと指定されると、コード入力処理のステ
ップ３０２で現在発音中の音は全て消音されて、Ｆメジ
ャーにふされしい音が発音される。

すなわち、小節内の４拍目の拍頭から８分音符遅らせた
付近のタイミングの時刻は、およそＴＩＭＥ＝３３６付
近であるため、第４図のコード入力処理において、ステ
ップ３０４の判定結果がＹＥＳとなり、ステップ３０６
以降の処理が行われることになる。これにより、第６図
に示す伴奏データ２６０小節頭である時刻０クロツクに
おいては、読み出すべきデータとして、音高Ｃのキーオ
ン、音高Ｅのキーオン及び音高Ｇのキーオンがあるため
、これらの全てが読み出され、Ｆメジャーコードにふさ
れして音高になるように、音高の変換がなされ、音高Ｆ
のキーオン、音高Ａのキーオン及び音高Ｃのキーオンと
して出力され、発音される。

またこの際、ステップ３１０で、ＡＮＴＩが１にセット
されるため、それ以降にテンポ割り込みがあっても、第
３図のテンポ割り込み処理のステップ２１２における判
定結果がＹＥＳとなるため、メインルーチンにリターン
して、テンポ割り込み処理のステップ２１４以降が実行
されなくなる。すなわち、伴奏データ２６の読み出しが
禁止された状態に保たれ、音高Ｆ、　Ａ及びＣの音の放
音状態が維持される。

しかしながら、テンポクロック発生器１８により発生さ
れるテンポクロックが、ＣＰＵｌ０に到来する毎にテン
ポ割り込みが行われるので、このテンポ割り込みが行わ
れる度ごとに、Ｔ工ＭＥ値はインクリメントしていく。

また伴奏データの読み出し禁止中であっても、テンポ割
り込み処理による、ステップ２０６において、リズム音
の読み出し、発音は行われる。

所定回数のテンポ割り込みが行われ、ＴＩＭＥ値が３８
４になると、ステップ２０４においてＴＩＭＥ値は０に
リセットされて、次の小節へ進行する。さらに、もう−
回のテンポ割り込みが行われると、ＴＩＭＥ値が１とな
り、ステップ２０８での判定結果がＹＥＳとなって、ス
テップ２１０でＡＮＴＩが０にリセットされることによ
り、伴奏データの読み出し禁止が解除される。

それ以降は、伴奏データ２６内に現在時刻のときに読み
出されるべき伴奏データがあれば、それが読み出されて
、そのデータを、コード指定操作子２２により指定され
たコードに読み換えた後に発音する。このように、以後
第６図に示す伴奏データ２６が順次読み出されて行き、
第８図の動作例２に示すように出力され、新たなコード
指定操作が行われるまで、引き続き伴奏パターンの読み
出しを繰り返すものである。

従って、コード指定のタイミングを、小節の区切り（小
節線）の単信程度前に移すだけで、次の小節頭のサウン
ドを単信程度先行させて、前小節の後半に食い込ませる
ような効果を得ることができるものである。しかも、コ
ードを指定したタイミングから、次の小節の頭のサウン
ドが発音されるので、前小節の後半に食い込ませる時間
長は、コード指定のタイミングによって、演奏者が任意
に選択できる。

なお、本実施例にあっては、コード指定を行う手段とし
て、コードタイプ及びコード根音を指定するコード指定
操作子を設けているが、これに限られることなく、鍵盤
で押鍵されたコードの構成音から、コードタイプ及びコ
ード根音を検出することによって、コード指定操作を行
ってもよいこと勿論である。

〔発明の効果〕 本発明は、以上説明したように構成されているので、以
下に記載されるような効果を奏する。

フィルインスイッチあるいはペダル鍵盤などの特殊な操
作子を設けることなしに、予め記憶されている伴奏パタ
ーンを一時的に変更することのできる自動伴奏が可能と
なる。

【図面の簡単な説明】

図面には、本発明の一実施例が示されており、第１図は
、本発明の一実施例による自動伴奏装置を備えた電子楽
器の構成を示すブロック図である。 第２図は、メインルーチンを示すフローチャートである
。 第３図は、テンポ割り込み処理のルーチンを示すフロー
チャートである。 第４図は、コード入力処理のルーチンを示す□フローチ
ャートである。 第５図は、基本パターンとなる伴奏パターンの一例を示
す五線譜である。 第６図は、第５図に示す伴奏パターンを示す伴奏データ
の記憶内容である。 第７図は、時刻が９６クロツクでコード指定操作子を操
作してコード入力をした場合の動作例１を示す五線譜で
ある。 第８図は、時刻が３３６クロツクでコード指定操作子を
操作して、コード入力した場合の動作例２を示す五線譜
である。 符号の説明 １０・・・ＣＰＵ　　　　　　　１２・・・双方向バス
１４・・・プログラムメモリ　　１６・・・ＲＡＭ１訃
・・テンポクロック発生器 ２０・・・トーンジェネレータ ２２・・・コード指定操作子 ２４・・・自動リズム　　　　２６・・・伴奏データ２
８・・・アンプ　　　　　　　３０・・・スピーカ特　
許　出　願　人　　ローランド株式会社代理人　　弁理
士　　松　原　伸　２ 同　　　　　同　　　　村　　木　　清　　回置　　　
　　同　　　　上　　島　　淳　　−第２図 第３図 第４図 第６図 伴奏データ １１１１１　　　　Ｗ高　ＯＮ７′ＯＦＦＩｇｌｌＧＯ
Ｎ ０ＣＯＦＦ ０ＥＯＦＦ ０ＧＣＦＦ ８ＣＯＮ ４８　　　　Ｅ　　　ＯＮ ８ＧＯＮ １４４　　　　Ｃ０Ｎ １４４　　　　Ｅ　　　０Ｎ １４４　　　　Ｇ　　　０Ｎ １６０　　６　　　ＯＦＦ ＋９２　　　　（ＯＮ ９２ＥＯＮ １９２　　　　Ｇ　　　０Ｎ ３３６　　　　（０Ｎ ３５０　　　　（０ＦＦ ３６０　　　　Ｇ　　　０Ｎ ３８０　　　Ｇ　　　０ＦＦ ＦＦｔＥＮＤマークＪ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、コード根音及びコードタイプを入力するコード入力
   手段と、 少なくとも伴奏音の発音タイミングを指定する発音タイ
   ミング情報を含む伴奏パターンを、記憶した伴奏データ
   記憶手段と、 前記伴奏データ記憶手段内に記憶された前記伴奏パター
   ンを読み出して、前記コード入力手段により入力された
   コード根音及びコードタイプに対応する伴奏音に変換し
   て出力する伴奏パターン読み出し手段と を有した自動伴奏装置において、 前記コード入力手段によって小節内の所定期間内に、コ
   ード根音及びコードタイプの入力がなされたことを判定
   する判定手段を有し、 前記伴奏パターン読み出し手段は、前記判定手段によっ
   て、小節内の所定期間内にコード根音及びコードタイプ
   の入力がなされなかったことが判定された場合には、前
   記伴奏パターンの前記発音タイミング情報に基づいて、
   前記伴奏データ記憶手段内に記憶された前記伴奏パター
   ンを読み出して、前記コード入力手段により入力された
   コード根音及びコードタイプに対応する伴奏音に変換し
   て出力するとともに、前記判定手段によって、小節内の
   所定期間内にコード根音及びコードタイプの入力がなさ
   れたことが判定された場合には、前記伴奏パターンの前
   記発音タイミング情報に基づくことなしに、前記コード
   入力手段によってコード根音及びコードタイプの入力が
   なされた時点において、前記伴奏データ記憶手段内に記
   憶された前記伴奏パターンのうちの所定の伴奏パターン
   を読み出して、前記コード入力手段により入力されたコ
   ード根音及びコードタイプに対応する伴奏音に変換して
   出力するようにした ことを特徴とする自動伴奏装置。 ２、前記伴奏パターン読み出し手段は、前記判定手段に
   よって小節内の所定期間内に、コード根音及びコードタ
   イプの入力がなされなかったことが判定された場合には
   、前記伴奏パターンの前記発音タイミング情報に基づい
   て、前記伴奏データ記憶手段内に記憶された前記伴奏パ
   ターンを読み出して、前記コード入力手段により入力さ
   れたコード根音及びコードタイプに対応する伴奏音に変
   換して出力するとともに、前記判定手段によって、小節
   内の所定期間内にコード根音及びコードタイプの入力が
   なされたことが判定された場合には、前記伴奏パターン
   の前記発音タイミング情報に基づくことなしに、前記コ
   ード入力手段によってコード根音及びコードタイプの入
   力がなされた時点において、現在発音中の小節の次の小
   節の小節頭に位置する、前記伴奏パターンを読み出して
   、前記コード入力手段により入力されたコード根音及び
   コードタイプに対応する伴奏音に変換して出力するよう
   にした請求項１記載の自動伴奏装置。