JP3017902B2 - 電子楽器の自動伴奏装置 - Google Patents

電子楽器の自動伴奏装置

Info

Publication number
JP3017902B2
JP3017902B2 JP5209507A JP20950793A JP3017902B2 JP 3017902 B2 JP3017902 B2 JP 3017902B2 JP 5209507 A JP5209507 A JP 5209507A JP 20950793 A JP20950793 A JP 20950793A JP 3017902 B2 JP3017902 B2 JP 3017902B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
accompaniment
data
chord
automatic
automatic accompaniment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP5209507A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0764560A (ja
Inventor
義文 吉良
寿徳 松田
剛 小池
純一 高野
恭代 細田
諭 藤本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=16573949&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP3017902(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd filed Critical Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Priority to JP5209507A priority Critical patent/JP3017902B2/ja
Publication of JPH0764560A publication Critical patent/JPH0764560A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3017902B2 publication Critical patent/JP3017902B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば電子オルガン等
の電子楽器に備えられる自動伴奏装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、特に電子オルガンや電子キーボード等の電子鍵盤楽
器において、いわゆる自動伴奏装置を備えたものが広く
用いられている。この自動伴奏装置においては、例えば
ロックやワルツ等といったリズム毎に、数小節程度の伴
奏パターンのデータが予め記憶されており、所定のスイ
ッチ操作により、コード音(和音)やベース音等からな
る伴奏を所望のリズムで自動的に演奏させることができ
る。
【0003】ところで、このような自動伴奏装置におい
て、伴奏にコード進行をつける場合(即ち、曲の進行に
応じて伴奏のコードを変更する場合)は、演奏者が演奏
中に鍵盤を押鍵してコードを指定していた。つまり、例
えば特開平4−30198号公報等に示す様に、演奏者
の押鍵操作からコードの種類(例えば、C,Dm,E7
等のコードネーム)を示すコード情報を検出し、このコ
ード情報に基づいて、伴奏パターンの音高データを変更
することによって、所望のコードでの自動伴奏を行って
いた。
【0004】しかしながら、このような従来の自動伴奏
装置では、両手を使って演奏しなければならず、特に初
心者にとっては演奏が難しいという問題があった。つま
り、自動伴奏に合わせてメロディーを演奏する場合は、
例えば右手でメロディーを弾きながら、左手でコード変
更のために鍵盤を押鍵する必要があり、曲として体裁の
整った演奏をするにはある程度の熟練を必要とした。
【0005】一方、上述のような自動伴奏装置の他に、
各リズム毎に予め数小節程度の短いコード進行のデータ
が記憶されているものも存在した。この場合は、コード
進行データに基づいて自動伴奏のコード進行が自動的に
変わるので、演奏者はこれに合わせて片手でメロディー
を演奏するだけでよく、初心者でも手軽に演奏できると
いうメリットがあった。
【0006】しかしながら、このような従来の自動伴奏
装置においては、予めコード進行が決定されているた
め、演奏者の即興性が反映されず、趣向に富んだ演奏が
できないという問題があった。本発明は、前記課題を解
決するためになされ、初心者でも手軽に自動伴奏つきの
曲の演奏が楽しめ、しかも演奏者の即興性を反映させて
趣向に富んだ演奏ができる電子楽器の自動伴奏装置を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の請求項1の発明は、図1に例示する様に、自動伴奏の
コード信号を指定するコード進行データが記憶されるコ
ード進行データ記憶手段と自動伴奏の伴奏パターンを
記憶する伴奏パターン記憶手段と、該伴奏パターンから
読み出した伴奏データを、前記コード進行データに基づ
きコード転回して自動伴奏を行う自動伴奏処理手段と
マニュアル操作にて所望のコードを指定するコード操作
子と、前記自動伴奏処理手段によるコード進行データに
基づく自動伴奏の演奏中に、前記コード操作子によって
コードが指定された場合には、前記コード進行データ記
憶手段から新たなコード情報が読み出されるまで、該コ
ード操作子によって指定されたコードに基づきコード転
回して自動伴奏を行うコード変更手段と、を備えるとと
もに、前記コード進行データ記憶手段は、更にフィルイ
ンパターンやエンディングパターン等の伴奏パターンの
切り換えを指示するパターン切換データを備え、前記自
動伴奏処理手段は、前記パターン切換データに基づいて
前記伴奏パターンを切り換えつつ、前記指定コードに基
づいて1曲完成形式の自動伴奏を行うことを特徴とする
電子楽器の自動伴奏装置を要旨とする。
【0008】
【0009】また、請求項2の発明は、前記自動伴奏処
理手段による自動伴奏の演奏情報をMIDI信号として
出力するMIDI信号出力手段を備えたこと特徴とする
前記請求項1記載の電子楽器の自動伴奏装置を要旨とす
る。
【0010】ここで、前記コード操作子としては、例え
ば電子楽器が電子オルガン等の鍵盤楽器である場合は、
専用のスイッチを設けてもよく、あるいは、鍵盤を複数
のエリアに分けて、その一部をコード指定用の操作子と
して流用し、残りのエリアをメロディー等の演奏用の鍵
盤としてもよい。
【0011】また、前記伴奏パターンとしては、例え
ば、通常演奏される基本パターン,曲の最初に演奏され
るイントロパターン,曲の途中に挿入されるフィルイン
パターン,曲の最後に演奏されるエンディングパターン
等が挙げられる。
【0012】
【作用】前記構成を有する請求項1の発明では、コード
進行データ記憶手段に、自動伴奏のコード進行を指定す
るコード進行データが記憶されており、伴奏パターン記
憶手段に、自動伴奏の伴奏パターンが記憶されている。
そして、自動伴奏処理手段が、この伴奏パターンをコー
ド進行データに基づきコード転回して自動伴奏を行う。
【0013】更に、本発明の自動伴奏装置には、マニュ
アル操作で所望のコードを指定するコード操作子が備え
られており、自動伴奏処理手段による自動伴奏の演奏中
に、このコード操作子によってコードが指定された場合
は、コード進行データ記憶手段から新たなコード情報が
読み出されるまで、コード操作子により指定されたコー
ドに基づいてコード転回して自動伴奏を行う。
【0014】従って、演奏者は、自動コード進行による
自動伴奏の演奏中に、コード操作子を操作して所望のコ
ードを指定し、自動伴奏のコードを変更することができ
るので、演奏者の即興性を反映させて趣向に富んだ演奏
を行うことができる。しかも、本発明では、コード進行
データ記憶手段に記憶されるコード進行データが、例え
ばイントロパターン、フィルインパターン、エンディン
グパターン等といった伴奏パターンの切り換えを指示す
るパターン切換データを備えた1曲単位のデータとして
記憶されている。従って、自動伴奏処理手段は、このコ
ード進行データ記憶手段のコード進行データに基づい
て、イントロパターン、フィルインパターン、エンディ
ングパターン等の伴奏パターンを切り換えて、所定のコ
ード進行にて1曲完結形式の自動伴奏を行うことができ
る。よって、コード進行データに基づいて、例えばイン
トロパターンから始まって途中にフィルインパターンが
挿入され、エンディングパターンで終了するといった1
曲完結形式の自動伴奏を、所定のコード進行で自動的に
演奏させることができ、しかも、演奏者は、この自動伴
奏の演奏中に、コード操作子にて所望のコードを指定し
て、自動伴奏のコードを変更することができる。
【0015】従って、演奏者は、1曲完結形式の自動伴
奏によって、曲として一層面白味のある演奏を容易に楽
しむことができるとともに、コード操作子によってコー
ドが変更できるので、演奏者の即興性を反映させて趣向
に富んだ演奏を行うことができる。
【0016】更に、請求項の発明では、MIDI信号
出力手段によって、自動伴奏処理手段による自動伴奏の
演奏情報をMIDI信号として出力することができる。
従って、コード操作子によって適宜コードを変更した自
動伴奏の演奏をMIDI信号として出力し、外部のMI
DI音源で演奏させることができるので、演奏者の即興
性を反映させた自動伴奏による演奏を、外部のMIDI
音源で楽しむことができる。
【0017】
【実施例】以上説明した本発明の構成・作用を一層明ら
かにするために、以下本発明の好適な実施例について説
明する。ここで、図2は実施例としての電子キーボード
1の外観を示している。
【0018】本実施例の電子キーボード1は、予めメモ
リに記憶されている基本パターンやフィルインパター
ン、エンディングパターン等の伴奏パターンデータ(後
に詳述する)に基づいて自動伴奏を行うことのできるも
のであり、図2に示す様に、多数の白鍵及び黒鍵が配置
された鍵盤3と、自動伴奏のための各種設定を行う多数
のパネルスイッチ5〜10とを備えている。また、本体
の背面11側には、自動伴奏等の演奏情報をMIDI信
号として出力するMIDI出力端子11aが設けられて
いる。
【0019】パネルスイッチ5〜10には、電源のオン
・オフを行う電源スイッチ5,ロック、ワルツ等といっ
た伴奏のリズムを選択する多数のリズム選択スイッチ
6,自動伴奏を行う「自動伴奏モード」に設定するため
の伴奏モードスイッチ7、この「自動伴奏モード」にお
いて、更に「自動コード進行モード」又は「手動コード
進行モード」のいずれかを選択するコード進行モードス
イッチ8,自動伴奏のスタート及びストップを指示する
スタートスイッチ9,自動伴奏のテンポを設定するテン
ポスイッチ10等を備えている。
【0020】ここで、本実施例の特徴である上述の「自
動コード進行モード」とは、自動コード進行による1曲
完結形式の自動伴奏を行い、しかも、鍵盤3の押鍵操作
によって、自動伴奏のコードを所望のコードに一時的に
変更する(コードを割り込ませる)ことができるモード
である。
【0021】つまり、この「自動コード進行モード」に
て、スタートスイッチ9を押して自動伴奏を一旦開始す
ると、予めメモリに記憶されている自動コード進行デー
タ(後に詳述する)に基づき、イントロパターンの伴奏
が始まり、自動的にコード進行が変化しながら基本パタ
ーンの伴奏が繰り返され、曲の途中にはフィルインパタ
ーンが挿入され、最後はエンディングパターンで伴奏が
自動的に終了するといった1曲完結形式の自動伴奏を行
うことができる。
【0022】そして、この「自動コード進行モード」に
おいては、鍵盤3の一部(低音側)が、コードの種類
(例えばC,Dm,E7等のコードネーム)をマニュア
ル操作で指定するコード検出エリア3aに割り当てら
れ、自動コード進行での伴奏中に、このコード検出エリ
ア3aを押鍵して所望のコードを指定することにより、
自動伴奏のコードを指定したコードに変更することがで
きる。
【0023】尚、「手動コード進行モード」とは、自動
コード進行データによる自動的なコードの変更を行わ
ず、従来のように、演奏者が鍵盤3のコード検出エリア
3aを押鍵してコードを指定することのみによって、伴
奏にコード進行をつけるモードである。
【0024】次に、上述の様な電子キーボード1の電気
的構成を、図3のブロック図に基づいて説明する。図3
に示す様に、電子キーボード1の主な制御部分は、各種
演算を行なうCPU12,各種のデータ等を一時記憶す
るRAM13,制御プログラム等を記憶するプログラム
メモリ(ROM)14,基本パターンやフィルインパタ
ーン、エンディングパターン等の伴奏パターンデータを
予め記憶した伴奏パターンデータメモリ15,後述する
自動コード進行データを予め記憶した自動コード進行デ
ータメモリ16,鍵盤3が接続される鍵盤インターフェ
ース20,各パネルスイッチ6〜10が接続されるパネ
ルインターフェース21,楽音信号発生回路(音源)2
2,MIDI出力端子11aが接続されるMIDI信号
インターフェース24等からなり、これらがデータバス
23を介して相互に接続されている。
【0025】ここで、前記鍵盤インターフェース20
は、鍵盤3の各鍵の押鍵及び離鍵を検出する回路であ
り、パネルインターフェース21は、各スイッチ6〜1
0のオン・オフ状態を検出する回路である。また、楽音
信号発生回路22は、複数の並列発音チャンネルを備
え、データバス23を介して各チャンネルに入力される
発音データに基づいて、音声信号を出力する。尚、この
楽音信号発生回路22にはアンプ25を介してスピーカ
26が接続されている。
【0026】そして、MIDI信号インターフェース2
4に接続されるMIDI出力端子11aは、自動伴奏等
の演奏情報を、周知のMIDI(Musical Instrument D
igital Interface)規格の信号として出力するものであ
る。尚、MIDI信号とは、周知のように、例えばノー
トオン(つまり発音を示す情報),ノートオフ(消音を
示す情報),ノートナンバー(音の高さを示す情報),
ベロシティ(音量を示す情報)等のデータを含むもので
ある。
【0027】次に、伴奏パターンデータメモリ15に記
憶されている伴奏パターンデータの構成について詳細に
説明する。図4に示す様に、伴奏パターンデータは、ロ
ック、ワルツ等の各リズム毎に、基本パターンの演奏デ
ータ(基本パターンデータ;例えば4小節分),曲の頭
で演奏されるイントロパターンの演奏データ(イントロ
データ;例えば2小節分),曲の途中に挿入されるフィ
ルインパターンの演奏データ(フィルインデータ;例え
ば1小節分),曲の最後に演奏されるエンディングパタ
ーンの演奏データ(エンディングデータ;例えば2小節
分)を備えている。そして、これらのデータは、各々ピ
アノ,ストリングス,ベース等といったパート毎に演奏
データを備えている。
【0028】ここで、基本パターンデータを例にとって
詳細なデータ構成を説明する。図5示す様に、1パート
(4小節分)のデータは、その先頭にパートの音色を示
す1バイトの[Tone Data]が配置され、続いて1音毎
の発音を指定する発音データ(4バイトからなる)が、
各発音毎に順次記憶されている。この発音データは、発
音の高さ(音高)の基本設定である[KEY No.],発音
のタイミングを示す[Step](0〜191),発音の長
さを示す[Gate],発音の強さ(音量)を示す[Veloci
ty]等のデータから構成されている。また、複数の発音
データの後には、1小節の区切り毎に小節エンドデータ
[Bar Mark]が配置され、1パートのデータの終わりに
は、そのデータの終了を示すパターンエンドデータ[En
d Mark]が配置される。
【0029】尚、イントロデータ,フィルインデータ,
エンディングデータ(図4参照)についても、図5の基
本パターンデータとほぼ同様な構成である。次に、自動
コード進行データメモリ16(図3参照)に記憶された
自動コード進行データの構成について詳細に説明する。
【0030】図6に示す様に、自動コード進行データ
は、1曲完結形式の伴奏の1曲分のデータであり、各リ
ズム毎に設けられている。この自動コード進行データの
先頭には、前記伴奏パターンデータ(図4参照)をイン
トロデータに切り換えてイントロパターンを演奏させる
ためのイントロ切換データ[Intro Mark]が配置され、
続いて、自動伴奏のコードの変更を指示する2バイトの
コードデータが複数配置されて、伴奏のコード進行のデ
ータを形成する。このコードデータは、コードの種類
(C,Dm,E7等といったコードネーム)を示すコー
ド情報[Chord Name]と、コードの変更タイミングであ
る[Step]とからなる。
【0031】また、1小節の区切りには、小節エンドデ
ータ[Bar Mark]が配置され、更に、曲の途中では、伴
奏パターンデータをフィルインデータに切り換えるため
のフィルイン切換データ(フィルインへの切換を示す
[Fill Mark]と、切り換えのタイミングを示す[Ste
p]とからなる)が配置される。そして、1曲分のデー
タの終わりには、データの終了を示す曲エンドデータ
[End Mark]が配置される。
【0032】尚、この1曲分の自動コード進行データに
おけるコード進行は、そのデータが属するリズムに合っ
た典型的なコード進行とすることが好ましい。つまり、
例えばワルツの自動コード進行データであれば、いかに
もワルツらしい曲調のコード進行とすることが好まし
い。
【0033】次に、上記構成を備えた本実施例の電子キ
ーボード1にて行われる制御処理を、フローチャートに
基づいて詳細に説明する。本実施例の電子キーボード1
においては、主に図7に示すメインルーチンと、図8に
示す割込処理とが行われる。
【0034】まず、図7のメインルーチンについて詳細
に説明する。本ルーチンは、電源スイッチ5をオンにし
た場合に開始されて常時実行されるものであり、まずR
AM13をクリアする等の初期化処理を行い(S1
1)、以後の処理に備える。次に、パネルスイッチ6〜
10のオン・オフの状態を検出するためのパネルスキャ
ン処理を行い(S13)、続いて鍵盤3の押鍵及び離鍵
を検出する鍵盤スキャン処理を行う(S15)。尚、こ
の鍵盤スキャン処理にて検出される押鍵及び離鍵の情報
に応じて、従来の電子キーボードの様に、スピーカー2
6より楽音の発音及び消音を行うことができる。
【0035】次に、伴奏モードスイッチ7によって「自
動伴奏モード」にセットされているか否かを判断し(S
16)、ここで否定判断されれば、鍵盤3による演奏の
情報をMIDI信号に変換してMIDI出力端子11a
より出力し(S27)、再びS13に戻ってパネルスキ
ャン及び鍵盤スキャンを繰り返す。
【0036】一方、S16にて「自動伴奏モード」であ
ると肯定判断されれば、続いて、現在自動伴奏中(即
ち、スタートスイッチ9が押されて自動伴奏の演奏が開
始されている状態)であるか否かを判断する(S1
8)。ここで否定判断されれば、S27に進んで、MI
DI信号の出力処理を行うが、自動伴奏中であると肯定
判断されれば、S15の鍵盤スキャン処理の結果に基づ
いて、鍵盤3のコード検出エリア3aの鍵が押鍵されて
いるか否かを判別する(S19)。ここで否定判断され
れば、そのままS21に進むが、押鍵されていると肯定
判断されれば、RAM13の所定の領域に記憶されてい
るコード情報[Chord Name]を、このエリア3aでの押
鍵操作にて指定されたコードの種類を示すコード情報に
更新して記憶する(S20)。
【0037】次に、S21にて、現在「自動コード進行
モード」にセットされているか否かを判断し、ここで肯
定判断された場合は、以下の処理(S23,S25)を
実行して、自動コード進行による1曲完結形式の自動伴
奏の演奏を行う。つまり、S23の後述する図10の自
動コード進行データ処理にて、自動コード進行データを
読み出して処理する。そして、S25の後述する図11
の伴奏パターンデータ処理にて伴奏パターンデータを読
み出し、先に読み出して処理した自動コード進行データ
に基づいてコード転回や発音等の処理を行い、1曲完結
の自動伴奏の演奏を行う。
【0038】そして、この様な処理の後に、S27に進
んで、自動伴奏の演奏情報をMIDI信号に変換してM
IDI出力端子11aより出力する。尚、上述のS21
にて、自動コード進行モードでないと否定判断された場
合(即ち「手動コード進行モード」の場合)は、そのま
まS25に進んで、従来のように手動で自動伴奏のコー
ド進行をつける。つまり、S20にて更新記憶されるコ
ード情報に基づいて自動伴奏データ処理(S25)を実
行することにより、鍵盤3のコード検出エリア3aでの
押鍵操作のみによって自動伴奏のコード変更を行う。
尚、この場合は基本パターンの演奏が繰り返される。
【0039】次に、図8の割込処理について詳細に説明
する。この割込処理は、演奏のテンポ(テンポスイッチ
10によって設定される)等の条件に応じて所定時間毎
に実行され、自動伴奏における各音の発音やコードの変
更、伴奏パターンの切り換え等のタイミングの基準とな
るステップカウントの値nを加算するものである。
【0040】本処理においては、まず、現在自動伴奏中
であるか否かを判断し(S31)、否定判断されれば、
そのままメインルーチンに復帰するが、肯定判断されれ
ば、ステップカウントnに1を加算(n=n+1)する
(S33)。尚、nの値は自動伴奏がスタートされる時
点で0にリセットされる。
【0041】そして、S35では、nが所定の値N(N
は1小節の間にカウントされる値)と等しいか否かを判
断し、否定判断されれば、そのままメインルーチンに戻
るが、n=Nである肯定判断された場合は、nを0にリ
セットして(S37)、メインルーチンに戻る。つま
り、ステップカウントnは、1小節毎に0からNまでカ
ウントされて、1小節の終りのタイミングで0にリセッ
トされる。
【0042】次に、メインルーチンにおける自動コード
進行データ処理(S23)を、図9のフローチャートに
基づいて詳細に説明する。本処理においては、まず、1
曲単位の自動コード進行データを、イントロ切換データ
やコードデータ等の区分毎に、データの先頭から順番に
読み出す(S41)。尚、ここでは、リズム選択スイッ
チ6にて選択されているリズムに対応する自動コード進
行データが読み出される。
【0043】次に、S49では、S41にて読み出され
たデータがイントロ切換データであるか否かを判断す
る。ここで肯定判断されれば、イントロ演奏を行うべ
く、後に読み出される伴奏パターンデータをイントロデ
ータに切り換え(S45)、続いて、次回の自動コード
進行データの読み出しに備えて、読み出しデータを指定
するポインタを次に進める(S47)。つまり、次回本
処理が実行される場合は、次の区分のデータが読み出さ
れることになる。一方、S43にてイントロ切換データ
でないと否定判断されれば、ポインタを次に進めずに、
そのままS49に進む。
【0044】次に、S49では、S41にて読み出した
データがコードデータであるか否かを判断する。ここで
否定判断されれば、そのままS57に進むが、コードデ
ータであると肯定判断されれば、このコードデータの
[Step]と現在のステップカウントn(図8参照)とが
一致するか否かを判断する(S51)。ここで否定判断
されれば、そのままS57に進むが、肯定判断されれ
ば、RAM13の所定の領域に記憶されているコード情
報を、このコードデータのコード情報[Chord Name]に
更新して記憶し(S53)、ポインタを次に進める(S
55)。
【0045】次に、S57では、S41にて読み出され
たデータがフィルイン切換データであるか否かを判断す
る。ここで否定判断されれば、そのままS65に進む
が、肯定判断されれば、このフィルイン切換データの
[Step]と現在のステップカウントnとが一致するか否
かを判断する(S59)。ここで、否定判断されれば、
そのままS65に進むが、肯定判断されれば、フィルイ
ンパターンの演奏タイミングであるので、後に読み出さ
れる伴奏パターンデータをフィルインデータに切換えて
(S61)、ポインタを次に進める(S63)。
【0046】次に、S65では、S41にて読み出され
たデータが小節エンドデータ[BarMark]であるか否か
を判断する。ここで否定判断されれば、そのままS71
に進むが、肯定判断されれば、現在のステップカウント
nが0であるか否かを判断する。ここで否定判断されれ
ば(即ち小節の途中である場合)、そのままS71に進
むが、肯定判断された場合(即ち小節の終わりのタイミ
ング)である場合は、ポインタを次に進める(S6
9)。
【0047】次に、S71では、S41にて読み出され
たデータが曲エンドデータ[End Mark]であるか否かを
判断する。ここで否定判断されれば、一旦本処理を終了
してメインルーチンに戻るが、肯定判断されれば、現在
のステップカウントの値が0であるか否かを判断する
(S73)。ここで否定判断されれば、そのままメイン
ルーチンに戻るが、肯定判断されれば、エンディングパ
ターンの演奏タイミングであるので、伴奏パターンデー
タをエンディングデータに切り換えて(S75)、メイ
ンルーチンに戻る。
【0048】以上の様に、自動コード進行データ処理で
は、自動コード進行データのコードデータや、伴奏パタ
ーンの切換を指示するデータ(フィルイン切換データ
等)を順に読み出し、コード情報を更新したり、読み出
される伴奏パターンデータを、基本パターンデータから
フィルインデータやエンディングデータ等に切り換える
等の処理を行う。
【0049】次に、メインルーチン(図7)における伴
奏パターンデータ処理(S25)を、図10のフローチ
ャートに基づいて詳細に説明する。本処理においては、
まず、リズム選択スイッチ6にて選択されているリズム
に対応する自動伴奏データを、発音データや小節エンド
データ等の区分毎に、データの先頭から順番に読み出す
(S81)。ここで読み出されるデータは、通常は基本
パターンデータであるが、上述の自動コード進行データ
処理のS45,S61又はS75にて読み出されるデー
タが切り換えられている場合は、イントロデータ、フィ
ルインデータ又はエンディングデータを読み込む。
【0050】次に、S81にて読み出されたデータが発
音データ(図5参照)であるか否かを判断する。ここで
否定判断されれば、そのままS91に進むが、発音デー
タであると肯定判断されれば、このデータの[Step]と
現在のステップカウントnとが一致するか否かを判断す
る(S83)。ここで否定判断されれば、そのままS9
1に進むが、肯定判断されれば、発音のタイミングであ
るので、コード転回処理(S85)を行い、続いて発音
処理(S87)を行って楽音の発音を行い、読み出しデ
ータを指定するポインタを次に進める(S89)。
【0051】ここで、S85のコード転回処理において
は、RAM13に記憶されている現在のコード情報(メ
インルーチンのS20及びS23にて更新記憶される)
に基づいて、読み出された発音データの[KEY No.]
(音高データ)を変更する。そして、S87の発音処理
では、この[KEY No.]が変更された発音データを楽音
信号発生回路22の所定のチャンネルに割り当てて入力
し、この発音データに応じて楽音信号発生回路22から
出力される音声信号をアンプ25にて増幅して、スピー
カー27より伴奏の音声を発音する。尚、伴奏パターン
データの中でコード音の伴奏を受け持つパート(例えば
ピアノ等)には、コード音を構成する各音毎に発音デー
タが記憶されており、これら複数の発音データの各々に
対して上述のコード転回処理及び発音処理がなされて、
現在のコード情報に応じたコード音が演奏される。ま
た、ベースパートについても、同様にコード転回処理を
行って、コード情報に応じた音高でベース音が演奏され
る。
【0052】次に、S91では、S81にて読み出され
たデータが小節エンドデータ[BarMark]であるか否か
を判断し、否定判断されれば、そのままS97に進む
が、肯定判断されれば、現在のステップカウントnが0
であるか否かを判断する(S93)。ここで否定判断さ
れれば(即ち小節の途中である場合)、そのままS97
に進むが、肯定判断されれば(即ち小節の終わりのタイ
ミングである場合)は、ポインタを次に進める(S9
5)。
【0053】次に、S97では、S81にて読み出され
たデータがパートエンドデータ[End Mark]であるか否
かを判断する。ここで否定判断されれば、次回本処理に
て読み出される伴奏パターンデータのパート(図4参
照)を切り換え(S98)、一旦本処理を終了してメイ
ンルーチンに戻る。
【0054】一方、S97にてパターンエンドデータで
あると肯定判断されれば、現在のステップカウントnが
0であるか否かを判断する(S99)。ここで否定判断
されれば、そのままメインルーチンに戻るが、肯定判断
された場合は、読み出されている伴奏パターンデータの
種類を判別し(S100)、その種類に応じて次のよう
な処理(S101,103,105)を行った後、メイ
ンルーチンに戻る。
【0055】即ち、読み出しデータが基本パターンデー
タである場合は、データの読み出しのポインタを先頭に
戻す(S101)。つまり、次回伴奏パターンデータ処
理が実行される場合、再び基本パターンデータの先頭か
ら読み出しが行われ、基本パターンの演奏が繰り返され
ることになる。
【0056】一方、読み出しデータがイントロデータ又
はフィルインデータである場合は、次回読み出されるデ
ータを基本パターンデータに切り換える(S103)。
つまり、イントロ又はフィルインパターンの終了後は、
直ちに基本パターンの演奏に復帰する。
【0057】また、読み出しデータがエンディングデー
タである場合は、1曲分の伴奏の終了であるので、自動
伴奏の演奏中を示すフラグをクリアする等して、自動伴
奏終了状態とする(S105)。尚、この状態では、メ
インルーチンのS18において自動伴奏中ではないと否
定判断される。
【0058】次に、上述の様な本実施例の電子キーボー
ド1における、自動コード進行による1曲完結形式の自
動伴奏の具体的な演奏例を、図7のメインルーチンのフ
ローチャート及び図11,図12のタイムチャート等に
基づいて説明する。ここで、図11,図12のタイムチ
ャート上のアルファベット記号(E,A,E7等)は、
演奏中のコード進行を示すコードネームである。
【0059】まず、1曲完結形式の自動伴奏をスタート
させる前に、演奏者はリズム選択スイッチ6で所望のリ
ズムを選択し、伴奏モードスイッチ7で「自動伴奏モー
ド」にセットし、更にコード進行モードスイッチ8で
「自動コード進行モード」にセットする。
【0060】そして、スタートスイッチ9を押すと、1
曲完結形式の自動伴奏がスタートされ、図7に示すメイ
ンルーチンのS23(自動コード進行データ処理)に
て、自動コード進行データの先頭のイントロ切換データ
が読み出され、次のS25(伴奏パターンデータ処理)
にてイントロデータが読み出されるので、図11に示す
様に、イントロパターンの演奏(2小節分)が行われ
る。
【0061】次に、このイントロパターンの演奏が終わ
ると(即ちイントロデータの読み出しが[End Mark]ま
で行われると)、メインルーチンのS25にて読み出さ
れる伴奏パターンデータが基本パターンデータに切り換
えられ、図11に示す様に、基本パターンの演奏(4小
節分)が何回か繰り返して行われる。
【0062】尚、この自動伴奏の演奏中は、自動コード
進行データのコード情報[Chord Name]に基づいて、伴
奏パターンデータがコード転回処理されるので(図10
の伴奏パターンデータ処理のS85参照)、図11に示
す様に、自動伴奏中のコードが、イントロパターン演奏
の先頭からA→E→A・・・という具合いに1小節毎に
自動的に変更される(即ち自動的にコード進行がつけら
れる)。
【0063】そして、この様に自動的にコードが変化し
ながら、基本パターンの演奏が繰り返されて伴奏が進行
するが、メインルーチンのS23にて自動コード進行デ
ータのフィルイン切換データが読み出されると、S25
にて読み出される伴奏パターンデータがフィルインデー
タに切り換えられ、図11に示す様に、フィルインパタ
ーンの演奏(1小節分)が挿入される。そして、このフ
ィルインパターンの演奏が終わると、再び基本パターン
の演奏に戻る。
【0064】そして、メインルーチンのS23にて自動
コード進行データの曲エンドデータ[End Mark]が読み
出だされると、S25にて読み出される伴奏パターンデ
ータがエンディングデータに切り換えられ、図11に示
す様に、エンディングパターンの演奏(2小節)が行わ
れ、自動的に1曲完結形式の伴奏が終了する。
【0065】次に、上述の様な自動コード進行による自
動伴奏の演奏中に、演奏者が一時的に所望のコードに変
更して演奏させたい場合は、次の様にする。即ち、例え
ば図12に示す様に、自動コード進行データに基づいて
コードが1小節毎にA→E→A→Eと変化する基本パタ
ーンの3小節目で、演奏者が鍵盤3のコード検出エリア
3aを押鍵してDコードを指定する(尚、この例では、
押鍵後に直ちに離鍵している)。すると、メインルーチ
ンのS20にてコード情報が更新記憶されて、押鍵後直
ちに伴奏のコードがDに変更されて演奏される。そし
て、次の4小節目に進むと、自動コード進行データのコ
ードデータ(Eコード)が読み出されてコード情報が更
新記憶され、伴奏のコードは自動的にEコードに変更さ
れる。尚、コード検出エリア3aにてDコードを押鍵し
続けた場合は、そのままDコードでの伴奏が続行され
る。
【0066】そして、演奏者は、上述の様な伴奏に合わ
せて鍵盤3(コード検出エリア3a以外)でメロディー
等を弾けば、この鍵盤3による演奏が自動伴奏とともに
スピーカー26より発音される。以上詳述したように、
本実施例の電子キーボード1においては、伴奏パターン
データメモリ15に、フィルインパターンやエンディン
グパターン等の伴奏パターンデータが記憶されている。
また、自動コード進行データメモリ16には、複数のコ
ードデータと、伴奏パターンを切り換えるためのデータ
(フィルイン切換データ等)とを備える1曲分の自動コ
ード進行データが予め記憶されており、この自動コード
進行データに基づき、伴奏パターンを切り換えて、所定
のコード進行にて1曲完結形式の自動伴奏を行うことが
できる。そして、演奏者は、この自動伴奏の演奏中に、
鍵盤3のコード検出エリア3aを押鍵して所望のコード
を指定することによって、自動伴奏のコードを所定期間
だけ変更することができる。
【0067】よって、本実施例によれば、1曲完結形式
の自動伴奏によって、初心者でも曲として面白みのある
自動伴奏つきの演奏を容易に楽しむことができるととも
に、伴奏中にコードを変更することができるので、演奏
者の即興性を反映させて趣向に富んだ演奏を行うことが
できるという顕著な効果がある。
【0068】また、本実施例では、この自動伴奏の演奏
情報を、MIDI出力端子11aよりMIDI信号とし
て出力できるので、コード検出エリア3aによって適宜
コードを変更した自動伴奏の演奏を外部のMIDI音源
で演奏させることが可能となり、演奏者の即興性を反映
させた自動伴奏を外部のMIDI音源で楽しむことがで
きるという効果がある。
【0069】以上実施例について説明したが、本発明は
上記実施例に限定されるものではなく、種々の態様で実
施し得る。例えば、上記実施例では、図12にて説明し
た様に、コード検出エリア3aにて(Dコードを)押鍵
後直ちに離鍵しても、自動コード進行データの次のコー
ド情報(Eコード)が読み出されるまでは、指定したD
コードでの伴奏が続けられるが、これとは異なり、コー
ド検出エリア3aを押鍵している間だけ指定されたコー
ドで伴奏を行い、離鍵後は直ちに(先に読み出されてい
た)自動コード進行データで指定されるコードに復帰す
るようにしてもよい。
【0070】また、上記自動コード進行データは、(フ
ィルイン切換データ等の)伴奏パターンを切り換えるた
めのデータを備えていなくてもよい。また、コード進行
のデータは数小節程度の比較的短いものであってもよ
い。
【0071】
【発明の効果】以上の様に、本発明の請求項1の電子楽
器の自動伴奏装置においては、自動コード進行データに
基づく自動伴奏の演奏中に、コード操作子によってコー
ドが指定された場合は、コード進行データ記憶手段から
新たなコード情報が読み出されるまで、コード操作子に
より指定されたコードに基づいてコード転回して自動伴
奏を行うことができる。従って、自動コード進行による
自動伴奏によって、初心者でも手軽に自動伴奏つきの演
奏を楽しむことができるとともに、伴奏中にコードを変
更できるので、演奏者の即興性を反映させて趣向に富ん
だ演奏を行うことができるという顕著な効果がある。
【0072】しかも、本発明では、フィルインパターン
等の伴奏パターンの切り換えを指示するパターン切換デ
ータを備えたコード進行データに基づいて、イントロパ
ターン、フィルインパターン、エンディングパターン等
の伴奏パターンを切り換えて、所定のコード進行にて1
曲完結形式の自動伴奏を行うことができる。従って、演
奏者は、1曲完結形式の自動伴奏によって、曲として一
層面白味のある自動伴奏つきの演奏を楽しむことができ
るとともに、伴奏中にコードを変更して、演奏者の即興
性を反映させて趣向に富んだ演奏を行うことができると
いう効果がある。
【0073】更に、請求項の発明では、自動伴奏の演
奏情報をMIDI信号として出力することができるの
で、操作子によって適宜コードを変更した自動伴奏の演
奏を外部のMIDI音源で演奏させることができる。従
って、演奏者の即興性を反映させた自動伴奏を、外部の
MIDI音源で楽しむことができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の基本的構成の例示図である。
【図2】実施例の電子キーボードの外観図である。
【図3】実施例の電子キーボードの電気的構成を示すブ
ロック図である。
【図4】実施例の伴奏パターンデータのデータ構成を示
す説明図である。
【図5】実施例の基本パターンデータのデータ構成を示
す説明図である。
【図6】実施例の自動コード進行データのデータ構成を
示す説明図である。
【図7】実施例のメインルーチンを示すフローチャート
である。
【図8】実施例の割込処理を示すフローチャートであ
る。
【図9】実施例の自動コード進行データ処理を示すフロ
ーチャートである。
【図10】実施例の伴奏パターンデータ処理を示すフロ
ーチャートである。
【図11】実施例の自動コード進行による1曲完結形式
の自動伴奏の演奏例を示すタイムチャートである。
【図12】実施例の自動伴奏においてコードを変更した
演奏例を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
M1…コード進行データ記憶手段 M2…自動伴
奏処理手段 M3…コード操作子 M4…コード
変更手段 M5…MIDI出力手段 1…電子キーボード 3…鍵盤 5〜1
0…パネルスイッチ 11a…MIDI出力端子 12…CPU 1
3…RAM 15…伴奏パターンデータメモリ 16…自動コー
ド進行データメモリ 22…楽音信号発生回路
フロントページの続き (72)発明者 高野 純一 静岡県浜松市寺島町200番地 株式会社 河合楽器製作所内 (72)発明者 細田 恭代 静岡県浜松市寺島町200番地 株式会社 河合楽器製作所内 (72)発明者 藤本 諭 静岡県浜松市寺島町200番地 株式会社 河合楽器製作所内 (56)参考文献 特開 平4−368997(JP,A) 特開 平2−161499(JP,A) 特開 昭59−131991(JP,A) 特開 平3−231293(JP,A) 実開 平3−117299(JP,U) 実開 平4−63498(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10H 1/00 101 - 102 G10H 1/36 - 1/42

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動伴奏のコード信号を指定するコード
    進行データが記憶されるコード進行データ記憶手段と、自動伴奏の伴奏パターンを記憶する伴奏パターン記憶手
    段と、 該伴奏パターンから読み出した伴奏データを、前記コー
    ド進行データに基づきコード転回して 自動伴奏を行う自
    動伴奏処理手段と、 マニュアル操作にて所望のコードを指定するコード操作
    子と、 前記自動伴奏処理手段によるコード進行データに基づく
    自動伴奏の演奏中に、前記コード操作子によってコード
    が指定された場合には、前記コード進行データ記憶手段
    から新たなコード情報が読み出されるまで、該コード操
    作子によって指定されたコードに基づきコード転回して
    自動伴奏を行うコード変更手段と、 を備えるとともに、 前記コード進行データ記憶手段は、更にフィルインパタ
    ーンやエンディングパターン等の伴奏パターンの切り換
    えを指示するパターン切換データを備え、 前記自動伴奏処理手段は、前記パターン切換データに基
    づいて前記伴奏パターンを切り換えつつ、前記指定コー
    ドに基づいて1曲完成形式の自動伴奏を行うことを 特徴
    とする電子楽器の自動伴奏装置。
  2. 【請求項2】 前記自動伴奏処理手段による自動伴奏の
    演奏情報をMIDI信号として出力するMIDI信号出
    力手段を備えたこと特徴とする前記請求項1記載の電子
    楽器の自動伴奏装置。
JP5209507A 1993-08-24 1993-08-24 電子楽器の自動伴奏装置 Expired - Fee Related JP3017902B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5209507A JP3017902B2 (ja) 1993-08-24 1993-08-24 電子楽器の自動伴奏装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5209507A JP3017902B2 (ja) 1993-08-24 1993-08-24 電子楽器の自動伴奏装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0764560A JPH0764560A (ja) 1995-03-10
JP3017902B2 true JP3017902B2 (ja) 2000-03-13

Family

ID=16573949

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5209507A Expired - Fee Related JP3017902B2 (ja) 1993-08-24 1993-08-24 電子楽器の自動伴奏装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3017902B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4540902B2 (ja) * 2001-09-28 2010-09-08 ローランド株式会社 電子楽器

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0764560A (ja) 1995-03-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8314320B2 (en) Automatic accompanying apparatus and computer readable storing medium
KR100297674B1 (ko) 자동연주장치 및 자동연주 데이터의 처리방법
JP3829439B2 (ja) アルペジオ発音装置およびアルペジオ発音を制御するためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な媒体
JP3239411B2 (ja) 自動演奏機能付電子楽器
JP3017902B2 (ja) 電子楽器の自動伴奏装置
JP2003015647A (ja) 自動演奏装置及び電子楽器
JPS5938595B2 (ja) デンシガツキノジドウバンソウソウチ
JP2587737B2 (ja) 自動伴奏装置
JP3632536B2 (ja) パート選択装置
JP4056902B2 (ja) 自動演奏装置及び自動演奏方法
JPH06337674A (ja) 電子楽器の自動演奏装置
JPH06348258A (ja) 電子楽器の自動演奏装置
JP2570411B2 (ja) 演奏装置
JPH0756572A (ja) 電子楽器の自動伴奏装置
JP3895139B2 (ja) 自動演奏装置
JPH0764558A (ja) 電子楽器の自動伴奏装置
JPH0764559A (ja) 電子楽器の自動伴奏装置
JPH05119773A (ja) 自動伴奏装置
JP3033393B2 (ja) 自動伴奏装置
JPH0772868A (ja) 電子楽器の自動伴奏装置
JP3120487B2 (ja) 自動伴奏機能付電子楽器
JPH0772867A (ja) 電子楽器の自動伴奏装置
JP3499672B2 (ja) 自動演奏装置
JPH0772866A (ja) 電子楽器の自動伴奏装置
JP2752867B2 (ja) 電子楽器の自動演奏装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071224

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081224

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081224

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091224

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees