JPH0772867A - 電子楽器の自動伴奏装置 - Google Patents

電子楽器の自動伴奏装置

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JPH0772867A
JPH0772867A JP5217631A JP21763193A JPH0772867A JP H0772867 A JPH0772867 A JP H0772867A JP 5217631 A JP5217631 A JP 5217631A JP 21763193 A JP21763193 A JP 21763193A JP H0772867 A JPH0772867 A JP H0772867A
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JP
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melody
accompaniment
automatic
chord progression
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Application number
JP5217631A
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English (en)
Inventor
Yoshibumi Kira
義文 吉良
Kazunori Matsuda
寿徳 松田
Takeshi Koike
剛 小池
Junichi Takano
純一 高野
Takayo Hosoda
恭代 細田
Satoshi Fujimoto
諭 藤本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 初心者でも趣向に富んだ自動伴奏つきの曲演
奏を手軽に楽しむことができ、しかも特殊なコード進行
をとった場合でも、メロディのイメージを容易につかめ
る電子楽器の自動伴奏装置を提供すること。 【構成】 伴奏モードスイッチ7のオン・オフに基づい
て、「自動伴奏モード」か否かを判断し(S17)、こ
こで肯定判断されれば、スタートスイッチ9のオン・オ
フに基づいて、現在自動伴奏中であるか否かを判断する
(S19)。ここで自動伴奏中であると判断されれば、
現在「自動コード進行モード」か否かを判断する(S2
1)。ここで肯定判断された場合は、メロディスイッチ
11によってメロディ演奏が指示されているか否かを判
断する(S22)。このS22で、メロディ演奏が指示
されていると判断されれば、S26のメロディ演奏処理
を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば電子オルガン等
の電子楽器に備えられる自動伴奏装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、特に電子オルガン等の電子鍵
盤楽器において、いわゆる自動伴奏装置を備えたものが
広く用いられている。この自動伴奏装置においては、例
えばロックやワルツ等といったリズム毎に、数小節程度
の伴奏パターンのデータが予め記憶されており、所定の
スイッチ操作により、コード音(和音)やベース音等か
らなる伴奏を所望のリズムで自動的に演奏させることが
できる。
【0003】ところで、この様な自動伴奏装置におい
て、伴奏にコード進行をつける場合は、演奏者が演奏中
に鍵盤を押鍵してコードを指定していた。例えば、特開
平4−30198号公報等に示す様に、演奏者の押鍵操
作からコードの種類(例えば、C,Dm,E7等のコー
ドネーム)を示すコード情報を検出し、このコード情報
に基づいて、伴奏パターンの音高データを変更すること
によって、所望のコードでの自動伴奏を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この様
な従来の自動伴奏装置では、両手を使って演奏しなけれ
ばならず、特に初心者にとっては演奏が難しいという問
題があった。つまり、自動伴奏に合わせてメロディーを
演奏する場合は、例えば右手でメロディーを弾きなが
ら、左手でコード変更のために鍵盤を押鍵する必要があ
り、曲として体裁の整った演奏をするには、ある程度の
熟練を必要とした。
【0005】一方、上述の様な自動伴奏装置の他に、各
リズム毎に予め数小節程度の短いコード進行のデータが
記憶されているものも存在した。この場合は、コード進
行データに基づいて自動伴奏のコード進行が自動的に変
わるので、演奏者はこれに合わせて片手でメロディーを
演奏するだけでよく、初心者でも手軽に演奏できるとい
うメリットがあった。
【0006】しかしながら、この様な従来の自動伴奏装
置においては、典型的なコード進行を数小節単位で何度
も繰り返すに過ぎず、手軽に演奏できるかわりに、曲と
しての面白みに欠け、趣向に富んだ演奏ができないとい
う問題があった。この対策として、イントロやフィルイ
ン等を含んだ1曲単位のコード進行データに基づいて、
多様な伴奏を行なうことが考えられるが、その場合で
も、また別の問題が生じることがある。つまり、特殊な
コード進行をとった場合には、単に伴奏だけでは、弾き
手はメロディのイメージをつかみにくい場合があるとい
う問題があった。
【0007】本発明は、前記課題を解決するためになさ
れ、初心者でも趣向に富んだ自動伴奏つきの曲演奏を手
軽に楽しむことができ、しかも、特殊なコード進行をと
った場合でも、メロディのイメージを容易につかむこと
ができる電子楽器の自動伴奏装置を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の請求項1の発明は、図1に例示する様に、フィルイン
パターンやエンディングパターン等の伴奏パターンと、
コードの種類を示すコード情報とに基づいて、所定のコ
ードにて自動伴奏を行う電子楽器の自動伴奏装置におい
て、複数の前記コード情報と、コード変更のタイミング
データと、前記伴奏パターンの切り換えを指示するパタ
ーン切換データとを備える1曲単位の自動伴奏の自動コ
ード進行データが記憶される自動コード進行データ記憶
手段M1と、該自動コード進行データ記憶手段M1に記
憶された各々のコード進行に対応して、メロディデータ
を記憶するメロディデータ記憶手段M2と、前記メロデ
ィ演奏の実行を指示するメロディ演奏指示手段M3と、
該メロディ演奏指示手段M3によってメロディ演奏が指
示された場合には、前記メロディデータ記憶手段M2に
記憶されたメロディデータに基づいて、前記自動伴奏と
ともにメロディ演奏を行なうメロディ演奏実行手段M4
と、を備えたことを特徴とする電子楽器の自動伴奏装置
を要旨とする。
【0009】また、請求項2の発明は、前記伴奏パター
ン及び自動コード進行データが各リズム毎に設けられる
ことを特徴とする前記請求項1記載の電子楽器の自動伴
奏装置を要旨とする。ここで、前記伴奏パターンとして
は、例えば、通常演奏される基本パターン,曲の最初に
演奏されるイントロパターン,曲の途中に挿入されるフ
ィルインパターン,曲の最後に演奏されるエンディング
パターン等が挙げられる。
【0010】尚、前記リズムとしては、例えばロック,
ワルツ,スイング等が挙げられる。
【0011】
【作用】前記構成を有する請求項1の電子楽器の自動演
奏装置では、自動コード進行データ記憶手段M1によっ
て、複数の前記コード情報と、コード変更のタイミング
データと、伴奏パターンの切り換えを指示するパターン
切換データとを備える1曲単位の自動伴奏の自動コード
進行データを記憶するとともに、この自動コード進行デ
ータ記憶手段M1に記憶された各々のコード進行に対応
して、メロディデータ記憶手段M2によって、メロディ
データを記憶する。そして、メロディ演奏指示手段M3
によってメロディ演奏が指示された場合には、メロディ
演奏実行手段M4によって、メロディデータ記憶手段M
2に記憶されたメロディデータに基づいて、自動伴奏と
ともにメロディ演奏を行なう。
【0012】つまり、本発明では、様々なコード進行の
1曲完結形式の伴奏を行なうだけでなく、メロディ演奏
が指示された場合には、伴奏に加えて模範演奏であるメ
ロディ演奏を行なうことができるので、特殊なコード進
行をとった場合でも、メロディのイメージを容易につか
むことが可能となる。
【0013】また、請求項2の発明では、前記伴奏パタ
ーン及び自動コード進行データが、例えばロック,ワル
ツ等といったリズム毎に設けられているので、各リズム
に対応した1曲完結形式の自動伴奏による演奏を楽しむ
ことができるとともに、各リズムに対応したメロディ演
奏を行なうことが可能である。
【0014】
【実施例】以上説明した本発明の構成・作用を一層明ら
かにするために、以下本発明の好適な実施例について説
明する。ここで、図2は実施例としての電子キーボード
1の外観を示している。
【0015】本実施例の電子キーボード1は、予めメモ
リに記憶されている基本パターン,フィルインパター
ン,エンディングパターン等の伴奏パターンデータに基
づいて自動伴奏を行うものであり、図2に示す様に、多
数の白鍵及び黒鍵が配置された鍵盤3と、自動伴奏のた
めの各種設定を行う多数のパネルスイッチ5〜11とを
備えている。
【0016】このパネルスイッチ5〜11には、電源の
オン・オフを行う電源スイッチ5,ロック、ワルツ等と
いった伴奏のリズムを選択する多数のリズム選択スイッ
チ6,自動伴奏を行う「自動伴奏モード」に設定するた
めの伴奏モードスイッチ7,この「自動伴奏モード」に
おいて、更に「自動コード進行モード」又は「手動コー
ド進行モード」のいずれかを選択するコード進行モード
スイッチ8,自動伴奏のスタート及びストップを指示す
るスタートスイッチ9,自動伴奏のテンポを設定するテ
ンポスイッチ10等を備えるとともに、後に詳述するメ
ロディ演奏を指示するメロディスイッチ11を備えてい
る。
【0017】ここで、上述の「自動コード進行モード」
とは、1曲完結形式(1曲単位)の自動伴奏を行うモー
ドである。つまり、本モードにて、スタートスイッチ9
を押して自動伴奏を一旦開始すると、予めメモリに記憶
されている自動コード進行データに基づき、イントロパ
ターンの伴奏が始まり、自動的にコード進行が変化しな
がら基本パターンの伴奏が繰り返され、曲の途中にはフ
ィルインパターンが挿入され、最後はエンディングパタ
ーンで伴奏が自動的に終了するといった1曲完結形式の
自動伴奏を行うことができる。尚、「手動コード進行モ
ード」とは、従来の様に、演奏者が鍵盤3を押鍵してコ
ードの種類を指定することによって、伴奏にコード進行
をつけるモードである。
【0018】次に、この電子キーボード1の電気的構成
を、図3のブロック図に基づいて説明する。図3に示す
様に、電子キーボード1の主な制御部分は、各種演算を
行なうCPU12,各種のデータ等を一時記憶するRA
M13,制御プログラム等を記憶するプログラムメモリ
(ROM)14,基本パターン,フィルインパターン,
エンディング等の伴奏パターンデータを記憶した伴奏パ
ターンデータメモリ15,自動コード進行データを記憶
した自動コード進行データメモリ16,自動コード進行
データに対応したメロディデータを記憶したメロディデ
ータメモリ17,鍵盤3が接続される鍵盤インターフェ
ース20,各パネルスイッチ6〜11が接続されるパネ
ルインターフェース21,楽音信号発生回路(音源)2
2等からなり、これらがデータバス23を介して相互に
接続されている。
【0019】ここで、前記鍵盤インターフェース20
は、鍵盤3の各鍵の押鍵及び離鍵を検出する回路であ
り、パネルインターフェース21は、各スイッチ6〜1
1のオン・オフ状態を検出する回路である。また、楽音
信号発生回路22は、複数の並列発音チャンネルを備
え、データバス23を介し各チャンネルに入力される発
音データに基づいて、音声信号を出力する。尚、この楽
音発生回路22にはアンプ25を介してスピーカ26が
接続されている。
【0020】次に、前記各メモリ15,16,17に記
憶されているデータの構成について、図4〜図7に基づ
いて詳細に説明する。 図4に示す様に、伴奏パターンデータメモリ15に記
憶されている伴奏パターンデータは、ロック、ワルツ等
の各リズム毎に、基本パターンの演奏データ(基本パタ
ーンデータ),曲の頭で演奏されるイントロパターンの
演奏データ(イントロデータ),曲の途中に挿入される
フィルインパターンの演奏データ(フィルインデー
タ),曲の最後に演奏されるエンディングパターンの演
奏データ(エンディングデータ)を備えている。そし
て、これらのデータは、各々ピアノ,ストリングス,ベ
ース等といったパート毎に演奏データを備えている。
【0021】ここで、基本パターンデータを例にとって
詳細なデータ構成を説明する。図5示す様に、1パート
(例えば4小節分)のデータは、その先頭にパートの音
色を示す1バイトの[Tone Data]が配置され、続いて
1音毎の発音を指定する発音データ(4バイトからな
る)が、各発音毎に順次記憶されている。この発音デー
タは、発音の高さ(音高)の基本設定である[KEY N
o.],発音のタイミングを示す[Step](0〜19
1),発音の長さを示す[Gate],発音の強さ(音量)
を示す[Velocity]等のデータから構成されている。ま
た、複数の発音データの後には、1小節の区切り毎に小
節エンドデータ[Bar Mark]が配置され、1パートのデ
ータの終わりには、そのデータの終了を示すパターンエ
ンドデータ[EndMark]が配置される。尚、イントロデ
ータ,フィルインデータ,エンディングデータについて
も、図5の基本パターンデータとほぼ同様な構成であ
る。
【0022】図6に示す様に、前記自動コード進行デ
ータメモリ16に記憶された自動コード進行データは、
1曲完結形式の伴奏の1曲分のデータであり、各リズム
毎に設けられている。この自動コード進行データの先頭
には、前記伴奏パターンデータをイントロデータに切り
換えてイントロパターンを演奏させるためのイントロ切
換データ[Intro Mark]が配置され、続いて、自動伴奏
のコードの変更を指示する2バイトのコードデータが複
数配置されて、伴奏のコード進行のデータを形成する。
このコードデータは、コードの種類(C,Dm,E7等
といったコードネーム)を示すコード情報[Chord Nam
e]と、コードの変更タイミングである[Step]とから
なる。
【0023】また、1小節の区切りには、小節エンドデ
ータ[Bar Mark]が配置され、更に、曲の途中では、伴
奏パターンデータをフィルインデータに切り換えるため
のフィルイン切換データ(フィルインへの切換を示す
[Fill Mark]と、切り換えのタイミングを示す[Ste
p]とからなる)が配置される。そして、1曲分のデー
タの終わりには、データの終了を示す曲エンドデータ
[End Mark]が配置される。
【0024】図7に示す様に、メロディデータメモリ
17には、メロディ演奏を行なうために、音色データ
[Tone Data],発音データ,小節エンドデータ[Bar M
ark],曲エンドデータ[End Mark]等を備えたメロデ
ィデータが、自動コード進行データに対応して記憶され
ている。尚、本実施例では、自動コード進行データは各
リズム毎に設定されているので、メロディデータは各リ
ズム毎に設定されていることになる。
【0025】このメロディデータを用いてメロディ演奏
を行なう場合には、例えば上述したメロディスイッチ1
1を押した後に、例えばリズム選択スイッチ6を用いて
所望の自動コード進行データを選択し、次いでスタート
スイッチ9を押す。これによって、演奏が開始された場
合には、特定のコード進行の伴奏に加えて、そのコード
進行に対応したメロディ演奏が行われることになる。
【0026】次に、上記構成を備えた本実施例の電子キ
ーボード1にて行われる制御処理を、図8〜図12のフ
ローチャート等に基づいて詳細に説明する。まず、図8
のメインルーチンについて詳細に説明する。本ルーチン
は、電源スイッチ5をオンにした場合に開始されて常時
実行されるものであり、まずRAM13をクリアする等
の初期化処理を行い(S11)、以後の処理に備える。
【0027】次に、パネルスイッチ6〜11のオン・オ
フの状態を検出するためのパネルスキャン処理を行い
(S13)、続いて鍵盤3の押鍵及び離鍵を検出する鍵
盤スキャン処理を行う(S15)。次に、伴奏モードス
イッチ7のオン・オフに基づいて、「自動伴奏モード」
にセットされているか否かを判断し(S17)、ここで
否定判断されれば、再びS13に戻ってパネルスキャン
及び鍵盤スキャンを繰り返す。
【0028】一方、S17にて「自動伴奏モード」であ
ると肯定判断されれば、スタートスイッチ9のオン・オ
フに基づいて、現在自動伴奏中であるか否かを判断する
(S19)。ここで否定判断されれば、そのままS13
に戻るが、自動伴奏中であると肯定判断されれば、現在
「自動コード進行モード」にセットされているか否かを
判断する(S21)。ここで肯定判断された場合は、メ
ロディスイッチ11によってメロディ演奏が指示されて
いるか否かを判断する(S22)。
【0029】そして、このS22で、メロディ演奏が指
示されていると判断されれば、S26の(後に詳述す
る)メロディ演奏処理を行なった後に、S23の(後に
詳述する)自動コード進行データ処理にて、自動コード
進行データを読み出して処理する。そして、S25の
(後に詳述する)伴奏パターンデータ処理にて伴奏パタ
ーンデータを読み出し、先に読み出して処理した自動コ
ード進行データに基づいてコード転回や発音等の処理を
行い、1曲完結の自動伴奏の演奏を行う。即ち、メロデ
ィ演奏が指示されている場合は、メロディ演奏を行なう
とともに、自動伴奏を行なう。一方、前記S22で否定
判断されれば、そのままS23,S25を実行する。
【0030】尚、上述のS21にて、自動コード進行モ
ードでないと否定判断された場合(即ち「手動コード進
行モード」の場合)は、S24以降に進んで、従来の様
に、手動で自動伴奏のコード進行をつける。次に、図9
の割込処理について詳細に説明する。
【0031】この割込処理は、演奏のテンポ等の条件に
応じて所定時間毎に実行され、自動伴奏における各音の
発音やコードの変更、伴奏パターンの切り換え等のタイ
ミングの基準となるステップカウントの値nを加算する
ものである。本処理においては、まず、現在自動伴奏中
であるか否かを判断し(S31)、否定判断されれば、
そのままメインルーチンに復帰するが、肯定判断されれ
ば、ステップカウントnに1を加算(n=n+1)する
(S33)。尚、nの値は自動伴奏がスタートされる時
点で0にリセットされる。
【0032】そして、S33では、nが(1小節を示
す)所定の値Nと等しいか否かを判断し、否定判断され
れば、そのままメインルーチンに戻るが、n=Nである
肯定判断された場合は、nを0にリセットして(S3
7)、メインルーチンに戻る。次に、メインルーチンの
S23における処理である自動コード進行データ処理に
ついて、図10に基づいて詳細に説明する。
【0033】本処理においては、まず、自動コード進行
データメモリ16から、1曲単位の自動コード進行デー
タを、イントロ切換データやコードデータ等の区分毎
に、データの先頭から順番に読み出す(S41)。尚、
ここでは、リズム選択スイッチ6にて選択されているリ
ズムに対応する自動コード進行データが読み出される。
【0034】次に、S43では、S41にて読み出され
たデータがイントロ切換データであるか否かを判断す
る。ここで肯定判断されれば、イントロ演奏を行うべ
く、後に読み出される伴奏パターンデータをイントロデ
ータに切り換え(S45)、続いて、次回の自動コード
進行データの読み出しに備えて、読み出しデータを指定
するポインタを次に進める(S47)。一方、S43に
てイントロ切換データでないと否定判断されれば、ポイ
ンタを次に進めずに、そのままS49に進む。
【0035】次に、S49では、S41にて読み出した
データがコードデータであるか否かを判断する。ここで
否定判断されれば、そのままS57に進むが、コードデ
ータであると肯定判断されれば、このコードデータの
[Step]と現在のステップカウントnとが一致するか否
かを判断する(S51)。ここで否定判断されれば、そ
のままS57に進むが、肯定判断されれば、RAM13
の所定の領域に記憶されているコード情報を、このコー
ドデータのコード情報[Chord Name]に更新して記憶し
(S53)、ポインタを次に進める(S55)。
【0036】次に、S57では、S41にて読み出され
たデータがフィルイン切換データであるか否かを判断す
る。ここで否定判断されれば、そのままS65に進む
が、肯定判断されれば、このフィルイン切換データの
[Step]と現在のステップカウントnとが一致するか否
かを判断する(S59)。ここで、否定判断されれば、
そのままS65に進むが、肯定判断されれば、フィルイ
ンパターンの演奏タイミングであるので、後に読み出さ
れる伴奏パターンデータをフィルインデータに切換えて
(S61)、ポインタを次に進める(S63)。
【0037】次に、S65では、S41にて読み出され
たデータが小節エンドデータ[BarMark]であるか否か
を判断する。ここで否定判断されれば、そのままS71
に進むが、肯定判断されれば、現在のステップカウント
nが0であるか否かを判断する。ここで否定判断されれ
ば(即ち小節の途中である場合)、そのままS71に進
むが、肯定判断された場合(即ち小節の終わりのタイミ
ング)である場合は、ポインタを次に進める(S6
9)。
【0038】次に、S71では、S41にて読み出され
たデータが曲エンドデータ[End Mark]であるか否かを
判断する。ここで否定判断されれば、一旦本処理を終了
してメインルーチンに戻るが、肯定判断されれば、現在
のステップカウントの値が0であるか否かを判断する
(S73)。ここで否定判断されれば、そのままメイン
ルーチンに戻るが、肯定判断されれば、エンディングパ
ターンの演奏タイミングであるので、伴奏パターンデー
タをエンディングデータに切り換えて(S75)、メイ
ンルーチンに戻る。
【0039】次に、メインルーチンのS25の処理であ
る伴奏パターンデータ処理について、図11に基づいて
説明する。本処理においては、まず、リズム選択スイッ
チ6にて選択されているリズムに対応する自動伴奏デー
タ(図4,図5参照)を、発音データや小節エンドデー
タ等の区分毎に、データの先頭から順番に読み出す(S
81)。ここで読み出されるデータは、通常は基本パタ
ーンデータであるが、上述の自動コード進行データ処理
のS45,S61又はS75にて読み出されるデータが
切り換えられている場合は、イントロデータ、フィルイ
ンデータ又はエンディングデータを読み込む。
【0040】次に、S81にて読み出されたデータが発
音データ(図5参照)であるか否かを判断する。ここで
否定判断されれば、そのままS91に進むが、発音デー
タであると肯定判断されれば、このデータの[Step]と
現在のステップカウントnとが一致するか否かを判断す
る(S83)。ここで否定判断されれば、そのままS9
1に進むが、肯定判断されれば、発音のタイミングであ
るので、コード転回処理(S85)を行い、続いて発音
処理(S87)を行って楽音の発音を行い、読み出しデ
ータを指定するポインタを次に進める(S89)。
【0041】次に、S91では、S81にて読み出され
たデータが小節エンドデータ[BarMark]であるか否か
を判断し、否定判断されれば、そのままS97に進む
が、肯定判断されれば、現在のステップカウントnが0
であるか否かを判断する(S93)。ここで否定判断さ
れれば(即ち小節の途中である場合)、そのままS97
に進むが、肯定判断されれば(即ち小節の終わりのタイ
ミングである場合)は、ポインタを次に進める(S9
5)。
【0042】次に、S97では、S81にて読み出され
たデータがパターンエンドデータ[End Mark]であるか
否かを判断する。ここで否定判断されれば、次回本処理
にて読み出される伴奏パターンデータのパート(図4参
照)を切り換え(S98)、一旦本処理を終了してメイ
ンルーチンに戻る。
【0043】一方、S97にてパターンエンドデータ
[End Mark]であると肯定判断されれば、現在のステッ
プカウントnが0であるか否かを判断する(S99)。
ここで否定判断されれば、そのままメインルーチンに戻
るが、肯定判断された場合は、読み出されている伴奏パ
ターンデータの種類に応じて次の様な処理(S101,
103,105)を行った後、メインルーチンに戻る。
【0044】即ち、読み出しデータが基本パターンデー
タである場合は、データの読み出しのポインタを先頭に
戻す(S101)。つまり、次回伴奏パターンデータ処
理が実行される場合、再び基本パターンデータの先頭か
ら読み出しが行われ、基本パターンの演奏が繰り返され
ることになる。
【0045】一方、読み出しデータがイントロデータ又
はフィルインデータである場合は、次回読み出されるデ
ータを基本パターンデータに切り換える(S103)。
つまり、イントロ又はフィルインパターンの終了後は、
直ちに基本パターンの演奏に復帰する。
【0046】また、読み出しデータがエンディングデー
タである場合は、1曲分の伴奏の終了であるので、自動
伴奏の演奏中を示すフラグをクリアする等して、自動伴
奏終了状態とし(S105)、一旦本処理を終了する。
次に、メインルーチンのS26の処理であるメロディ演
奏処理について、図12に基づいて説明する。
【0047】本処理においては、まず、リズム選択スイ
ッチ6にて選択されているリズムに対応して、メロディ
データメモリ17から所定の自動コード進行データに対
応したメロディデータを読み出す(S111)。次に、
S111にて読み出されたデータが発音データ(図7参
照)であるか否かを判断する。ここで否定判断されれ
ば、そのままS201に進むが、発音データであると肯
定判断されれば、このデータの[Step]と現在のステッ
プカウントnとが一致するか否かを判断する(S11
5)。ここで否定判断されれば、そのままS201に進
むが、肯定判断されれば、発音のタイミングであるの
で、発音処理(S117)を行って楽音の発音を行い、
読み出しデータを指定するポインタを次に進める(S1
19)。
【0048】次に、S201では、S111にて読み出
されたデータが小節エンドデータ[Bar Mark]であるか
否かを判断し、否定判断されれば、一旦本処理を終了す
るが、肯定判断されれば、現在のステップカウントnが
0であるか否かを判断する(S203)。ここで否定判
断されれば(即ち小節の途中である場合)、一旦本処理
を終了するが、肯定判断されれば(即ち小節の終わりの
タイミングである場合)は、ポインタを次に進める(S
205)。
【0049】以上詳述した様に、本実施例の電子キーボ
ード1においては、自動コード進行データメモリ16に
は、コード進行や伴奏パターンを切り換えを指示する自
動コード進行データが記憶されているとともに、メロデ
ィデータメモリ17には、自動コード進行データに対応
して模範演奏を行なうためのメロディデータが記憶され
ている。
【0050】よって、伴奏のコード進行が特殊な場合に
は、メロディスイッチ11を押すことによって、特殊な
コード進行の伴奏の演奏に加えて、そのコード進行に該
当する模範となるメロディの演奏を行なうことができ
る。それによって、初心者でも趣向に富んだ自動伴奏つ
きの曲演奏を手軽に楽しむことができるとともに、特殊
なコード進行をとった場合でも、メロディのイメージを
容易につかむことができるという顕著な効果を奏する。
【0051】また、本実施例では、伴奏パターンデータ
及び自動コード進行データが、ロック,ワルツ等といっ
たリズム毎に設けられているので、各リズムに対応した
1曲完結形式の自動伴奏による演奏を楽しむことができ
るとともに、各リズムに対応したメロディ演奏を行なう
ことができるという効果がある。
【0052】以上実施例について説明したが、本発明は
上記実施例に限定されるものではなく、種々の態様で実
施し得る。
【0053】
【発明の効果】以上の様に、本発明の電子楽器の自動伴
奏装置においては、自動コード進行データのコード進行
に対応してメロディデータを記憶しているので、メロデ
ィ演奏が指示された場合には、記憶されたメロディデー
タに基づいてメロディ演奏を行なうことができる。つま
り、本発明では、様々なコード進行の1曲完結形式の伴
奏を行なうだけでなく、メロディ演奏が指示された場合
には、伴奏に加えて、模範演奏であるメロディ演奏を行
なうことができるので、特殊なコード進行をとった場合
でも、メロディのイメージを容易につかむことができる
という顕著な効果がある。
【0054】また、伴奏パターン及び自動コード進行デ
ータがリズム毎に設けられている場合は、各リズムに対
応した1曲完結形式の自動伴奏による演奏を楽しむこと
ができるとともに、各リズムに対応した好適なメロディ
演奏を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1の発明の基本的構成の例示図であ
る。
【図2】 実施例の電子キーボードの外観図である。
【図3】 電子キーボードの電気的構成を示すブロック
図である。
【図4】 伴奏パターンデータのデータ構成を示す説明
図である。
【図5】 基本パターンデータのデータ構成を示す説明
図である。
【図6】 自動コード進行データのデータ構成を示す説
明図である。
【図7】 メロディデータのデータ構成を示す説明図で
ある。
【図8】 メインルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図9】 割込処理を示すフローチャートである。
【図10】 自動コード進行データ処理を示すフローチ
ャートである。
【図11】 伴奏パターンデータ処理を示すフローチャ
ートである。トである。
【図12】 メロディ演奏処理を示すフローチャートで
ある。トである。
【符号の説明】
M1…自動コード進行データ記憶手段 M2…メロデ
ィデータ記憶手段 M3…メロディ演奏指示手段 M4…メロデ
ィ演奏実行手段 1…電子キーボード 3…鍵盤 5〜11…パ
ネルスイッチ 12…CPU 13…RAM 15…伴奏パ
ターンデータメモリ 16…自動コード進行データメモリ 17…メロデ
ィデータメモリ
フロントページの続き (72)発明者 高野 純一 静岡県浜松市寺島町200番地 株式会社河 合楽器製作所内 (72)発明者 細田 恭代 静岡県浜松市寺島町200番地 株式会社河 合楽器製作所内 (72)発明者 藤本 諭 静岡県浜松市寺島町200番地 株式会社河 合楽器製作所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルインパターンやエンディングパタ
    ーン等の伴奏パターンと、コードの種類を示すコード情
    報とに基づいて、所定のコードにて自動伴奏を行う電子
    楽器の自動伴奏装置において、 複数の前記コード情報と、コード変更のタイミングデー
    タと、前記伴奏パターンの切り換えを指示するパターン
    切換データとを備える1曲単位の自動伴奏の自動コード
    進行データが記憶される自動コード進行データ記憶手段
    と、 該自動コード進行データ記憶手段に記憶された各々のコ
    ード進行に対応して、メロディ演奏のためのメロディデ
    ータを記憶するメロディデータ記憶手段と、 前記メロディ演奏の実行を指示するメロディ演奏指示手
    段と、 該メロディ演奏指示手段によってメロディ演奏が指示さ
    れた場合には、前記メロディデータ記憶手段に記憶され
    たメロディデータに基づいて、前記自動伴奏とともにメ
    ロディ演奏を行なうメロディ演奏実行手段と、 を備えたことを特徴とする電子楽器の自動伴奏装置。
  2. 【請求項2】 前記伴奏パターン及び自動コード進行デ
    ータが各リズム毎に設けられることを特徴とする前記請
    求項1記載の電子楽器の自動伴奏装置。
JP5217631A 1993-09-01 1993-09-01 電子楽器の自動伴奏装置 Pending JPH0772867A (ja)

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