JPH0772866A - 電子楽器の自動伴奏装置 - Google Patents

電子楽器の自動伴奏装置

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JPH0772866A
JPH0772866A JP5217630A JP21763093A JPH0772866A JP H0772866 A JPH0772866 A JP H0772866A JP 5217630 A JP5217630 A JP 5217630A JP 21763093 A JP21763093 A JP 21763093A JP H0772866 A JPH0772866 A JP H0772866A
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JP
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data
accompaniment
automatic
chord progression
chord
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Application number
JP5217630A
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English (en)
Inventor
Yoshibumi Kira
義文 吉良
Kazunori Matsuda
寿徳 松田
Takeshi Koike
剛 小池
Junichi Takano
純一 高野
Takayo Hosoda
恭代 細田
Satoshi Fujimoto
諭 藤本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 連続演奏する場合に、初心者でも、趣向に富
んだ自動伴奏つきの曲演奏を手軽に楽しむことができる
電子楽器の自動伴奏装置を提供すること。 【構成】 S41にて読み出されたデータが曲エンドデ
ータである場合は、連続演奏データメモリ17に記憶さ
れた連続演奏データのうち、連続演奏すべき曲数のデー
タを読み取る(S75)。S77では、連続演奏の終了
か否かを、S75にて読み取った演奏すべき曲数に達し
たか否かによって判断する。連続演奏の終了である場合
は、伴奏パターンデータをエンディングデータに切り換
えて(S78)、メインルーチンに戻る。一方、S77
で連続演奏の終了でないと判断された場合は、1曲の演
奏が終了したので、連続演奏データメモリ17から、次
の演奏の自動伴奏に使用するコード進行No.を読み取る
(S79)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば電子オルガン等
の電子楽器に備えられる自動伴奏装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、特に電子オルガン等の電子鍵
盤楽器において、いわゆる自動伴奏装置を備えたものが
広く用いられている。この自動伴奏装置においては、例
えばロックやワルツ等といったリズム毎に、数小節程度
の伴奏パターンのデータが予め記憶されており、所定の
スイッチ操作により、コード音(和音)やベース音等か
らなる伴奏を所望のリズムで自動的に演奏させることが
できる。
【0003】ところで、この様な自動伴奏装置におい
て、伴奏にコード進行をつける場合は、演奏者が演奏中
に鍵盤を押鍵してコードを指定していた。例えば、特開
平4−30198号公報等に示す様に、演奏者の押鍵操
作からコードの種類(例えば、C,Dm,E7等のコー
ドネーム)を示すコード情報を検出し、このコード情報
に基づいて、伴奏パターンの音高データを変更すること
によって、所望のコードでの自動伴奏を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この様
な従来の自動伴奏装置では、両手を使って演奏しなけれ
ばならず、特に初心者にとっては演奏が難しいという問
題があった。つまり、自動伴奏に合わせてメロディーを
演奏する場合は、例えば右手でメロディーを弾きなが
ら、左手でコード変更のために鍵盤を押鍵する必要があ
り、曲として体裁の整った演奏をするには、ある程度の
熟練を必要とした。
【0005】一方、上述の様な自動伴奏装置の他に、各
リズム毎に予め数小節程度の短いコード進行のデータが
記憶されているものも存在した。この場合は、コード進
行データに基づいて自動伴奏のコード進行が自動的に変
わるので、演奏者はこれに合わせて片手でメロディーを
演奏するだけでよく、初心者でも手軽に演奏できるとい
うメリットがあった。
【0006】しかしながら、この様な従来の自動伴奏装
置においては、典型的なコード進行を数小節単位で何度
も繰り返すに過ぎず、手軽に演奏できるかわりに、曲と
しての面白みに欠け、趣向に富んだ演奏ができないとい
う問題があった。また、この問題は、同じ曲を連続演奏
する場合に顕著に現れるので、特に連続演奏を行なう場
合の解決が望まれていた。
【0007】本発明は、前記課題を解決するためになさ
れ、連続演奏する場合に、初心者でも、趣向に富んだ自
動伴奏つきの曲演奏を手軽に楽しむことができる電子楽
器の自動伴奏装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の請求項1の発明は、図1に例示する様に、フィルイン
パターンやエンディングパターン等の伴奏パターンと、
コードの種類を示すコード情報とに基づいて、所定のコ
ードにて自動伴奏を行う電子楽器の自動伴奏装置におい
て、複数の前記コード情報と、コード変更のタイミング
データと、前記伴奏パターンの切り換えを指示するパタ
ーン切換データとを有する1曲単位の自動伴奏の自動コ
ード進行データを、複数曲分記憶する自動コード進行デ
ータ記憶手段M1と、該自動コード進行データ記憶手段
M1に記憶された複数曲分の自動コード進行データのう
ち、連続伴奏のために指定された自動コード進行データ
の種類と伴奏順位とを記憶する伴奏順位記憶手段M2
と、該伴奏順位記憶手段M2に記憶された自動コード進
行データの種類と伴奏順位とに基づいて、1曲単位の伴
奏を順番に行なう連続伴奏手段M3と、を備えたことを
特徴とする電子楽器の自動伴奏装置を要旨とする。
【0009】また、請求項2の発明は、前記伴奏パター
ン及び自動コード進行データが各リズム毎に設けられる
ことを特徴とする前記請求項1記載の電子楽器の自動伴
奏装置を要旨とする。ここで、前記伴奏パターンとして
は、例えば、通常演奏される基本パターン,曲の最初に
演奏されるイントロパターン,曲の途中に挿入されるフ
ィルインパターン,曲の最後に演奏されるエンディング
パターン等が挙げられる。
【0010】また、前記自動コード進行データの種類と
は、例えばコード進行が異なる自動コード進行データが
挙げられるが、伴奏パターンの伴奏内容やフィルイン等
の伴奏タイミングを違えたものであってもよい。更に、
前記伴奏順位記憶手段M2に記憶する自動コード進行デ
ータの種類と伴奏順位とに関しては、異なるコード進行
のものを組み合わせて連続伴奏を行なうと好適である
が、同じコード進行のものを所定回数又は所定曲おきに
使用してもよい。
【0011】尚、リズム名としては、例えばロック,ワ
ルツ,スイング等が挙げられる。
【0012】
【作用】前記構成を有する請求項1の電子楽器の自動演
奏装置では、コード進行を示すデータと伴奏パターンの
切り換えを指示するパターン切換データとを有する1曲
単位の自動コード進行データを、自動コード進行データ
記憶手段M1によって複数曲分記憶し、この複数曲分の
自動コード進行データのうち、連続伴奏のために指定さ
れた自動コード進行データの種類とその伴奏順位とを、
伴奏順位記憶手段M2によって記憶する。そして、連続
伴奏手段M3によって、伴奏順位記憶手段M2に記憶さ
れた自動コード進行データの種類と伴奏順位とに基づい
て、1曲単位の伴奏を順番に行なう。
【0013】つまり、連続演奏を行なう場合には、予め
指定された自動コード進行データの種類及びその伴奏順
位に基づいて、1曲づつ連続して(例えばコード進行の
異なる)伴奏を行なうことができるので、変化に富んだ
連続演奏を行なうことが可能である。
【0014】また、請求項2の発明では、前記伴奏パタ
ーン及び自動コード進行データが、例えばロック,ワル
ツ等といった各リズム毎に設けられている。つまり、自
動コード進行データが各リズム毎に設定されているの
で、各リズムに対応したコード進行にて、前述の様な1
曲完結形式の自動伴奏による連続演奏を楽しむことが可
能である。
【0015】
【実施例】以上説明した本発明の構成・作用を一層明ら
かにするために、以下本発明の好適な実施例について説
明する。ここで、図2は実施例としての電子キーボード
1の外観を示している。
【0016】本実施例の電子キーボード1は、予めメモ
リに記憶されている基本パターン,フィルインパター
ン,エンディングパターン等の伴奏パターンデータに基
づいて自動伴奏を行うものであり、図2に示す様に、多
数の白鍵及び黒鍵が配置された鍵盤3と、自動伴奏のた
めの各種設定を行う多数のパネルスイッチ5〜11とを
備えている。
【0017】このパネルスイッチ5〜11には、電源の
オン・オフを行う電源スイッチ5,ロック、ワルツ等と
いった伴奏のリズムを選択する(番号選択スイッチを兼
ねた)多数のリズム選択スイッチ6,自動伴奏を行う
「自動伴奏モード」に設定するための伴奏モードスイッ
チ7,この「自動伴奏モード」において、更に「自動コ
ード進行モード」又は「手動コード進行モード」のいず
れかを選択するコード進行モードスイッチ8,自動伴奏
のスタート及びストップを指示するスタートスイッチ
9,自動伴奏のテンポを設定するテンポスイッチ10等
を備えるとともに、連続演奏における自動伴奏のコード
進行の種類を選択する(後に詳述する)コード進行入力
スイッチ11を備えている。
【0018】ここで、上述の「自動コード進行モード」
とは、1曲完結形式(1曲単位)の自動伴奏を行うモー
ドである。つまり、本モードにて、スタートスイッチ9
を押して自動伴奏を一旦開始すると、予めメモリに記憶
されている自動コード進行データに基づき、イントロパ
ターンの伴奏が始まり、自動的にコード進行が変化しな
がら基本パターンの伴奏が繰り返され、曲の途中にはフ
ィルインパターンが挿入され、最後はエンディングパタ
ーンで伴奏が自動的に終了するといった1曲完結形式の
自動伴奏を行うことができる。尚、「手動コード進行モ
ード」とは、従来の様に、演奏者が鍵盤3を押鍵してコ
ードの種類を指定することによって、伴奏にコード進行
をつけるモードである。
【0019】次に、この電子キーボード1の電気的構成
を、図3のブロック図に基づいて説明する。図3に示す
様に、電子キーボード1の主な制御部分は、各種演算を
行なうCPU12,各種のデータ等を一時記憶するRA
M13,制御プログラム等を記憶するプログラムメモリ
(ROM)14,基本パターン,フィルインパターン,
エンディング等の伴奏パターンデータを記憶した伴奏パ
ターンデータメモリ15,多数の自動コード進行データ
をその種類を示すコード進行No.とともに記憶した自動
コード進行データメモリ16,コード進行No.及びその
伴奏の順番を示す連続演奏データを記憶する連続演奏デ
ータメモリ17,鍵盤3が接続される鍵盤インターフェ
ース20,各パネルスイッチ6〜11が接続されるパネ
ルインターフェース21,楽音信号発生回路(音源)2
2等からなり、これらがデータバス23を介して相互に
接続されている。
【0020】ここで、前記鍵盤インターフェース20
は、鍵盤3の各鍵の押鍵及び離鍵を検出する回路であ
り、パネルインターフェース21は、各スイッチ6〜1
1のオン・オフ状態を検出する回路である。また、楽音
信号発生回路22は、複数の並列発音チャンネルを備
え、データバス23を介し各チャンネルに入力される発
音データに基づいて、音声信号を出力する。尚、この楽
音発生回路22にはアンプ25を介してスピーカ26が
接続されている。
【0021】次に、前記各メモリ15,16,17に記
憶されているデータの構成について、図4〜図7に基づ
いて詳細に説明する。 図4に示す様に、伴奏パターンデータメモリ15に記
憶されている伴奏パターンデータは、ロック、ワルツ等
の各リズム毎に、基本パターンの演奏データ(基本パタ
ーンデータ),曲の頭で演奏されるイントロパターンの
演奏データ(イントロデータ),曲の途中に挿入される
フィルインパターンの演奏データ(フィルインデー
タ),曲の最後に演奏されるエンディングパターンの演
奏データ(エンディングデータ)を備えている。そし
て、これらのデータは、各々ピアノ,ストリングス,ベ
ース等といったパート毎に演奏データを備えている。
【0022】ここで、基本パターンデータを例にとって
詳細なデータ構成を説明する。図5示す様に、1パート
(例えば4小節分)のデータは、その先頭にパートの音
色を示す1バイトの[Tone Data]が配置され、続いて
1音毎の発音を指定する発音データ(4バイトからな
る)が、各発音毎に順次記憶されている。この発音デー
タは、発音の高さ(音高)の基本設定である[KEY N
o.],発音のタイミングを示す[Step](0〜19
1),発音の長さを示す[Gate],発音の強さ(音量)
を示す[Velocity]等のデータから構成されている。ま
た、複数の発音データの後には、1小節の区切り毎に小
節エンドデータ[Bar Mark]が配置され、1パートのデ
ータの終わりには、そのデータの終了を示すパターンエ
ンドデータ[EndMark]が配置される。尚、イントロデ
ータ,フィルインデータ,エンディングデータについて
も、図5の基本パターンデータとほぼ同様な構成であ
る。
【0023】図6に示す様に、前記自動コード進行デ
ータメモリ16に記憶された自動コード進行データは、
1曲完結形式の伴奏の1曲分のデータであり、各リズム
毎に設けられている。尚、自動コード進行データは、そ
のコード進行の種類を示すコード進行No.とともに記憶
されているので、コード進行No.を指定することによっ
て、特定のコード進行の自動コード進行データを読み出
すことができる。
【0024】この自動コード進行データの先頭には、前
記伴奏パターンデータをイントロデータに切り換えてイ
ントロパターンを演奏させるためのイントロ切換データ
[Intro Mark]が配置され、続いて、自動伴奏のコード
の変更を指示する2バイトのコードデータが複数配置さ
れて、伴奏のコード進行のデータを形成する。このコー
ドデータは、コードの種類(C,Dm,E7等といった
コードネーム)を示すコード情報[Chord Name]と、コ
ードの変更タイミングである[Step]とからなる。
【0025】また、1小節の区切りには、小節エンドデ
ータ[Bar Mark]が配置され、更に、曲の途中では、伴
奏パターンデータをフィルインデータに切り換えるため
のフィルイン切換データ(フィルインへの切換を示す
[Fill Mark]と、切り換えのタイミングを示す[Ste
p]とからなる)が配置される。そして、1曲分のデー
タの終わりには、データの終了を示す曲エンドデータ
[End Mark]が配置される。
【0026】図7に示す様に、前記連続演奏データメ
モリ17に記憶される連続演奏データは、連続演奏の際
に用いられる自動コード進行データの種類(具体的には
コード進行の種類を示すコード進行No.)とその伴奏の
順番とを示すものである。この連続演奏データメモリ1
7に連続演奏データを記憶する場合には、上述したコー
ド進行入力スイッチ11を使用して行われる。例えば、
コード進行入力スイッチ11を押した後に、番号選択ス
イッチを兼ねたリズム選択スイッチ6を押して、特定の
自動コード進行データを指定するコード進行No.を選択
し、この動作を繰り返すことによって、1曲毎のコード
進行を順番に選択して記憶することができる。また、例
えば、コード進行入力スイッチ11の押された回数から
連続演奏を行なう曲数を記憶することができる。この様
にして、連続演奏データメモリ17には、1回目の伴奏
のコード進行の種類を示すコード進行No.から2回目以
降の各コード進行No.が、その演奏順位とともに記憶さ
れ、また連続演奏の曲数が記憶される。尚、連続演奏デ
ータメモリ17への連続演奏データの入力は、他のスイ
ッチが操作された場合に終了する様に設定されている。
【0027】次に、上記構成を備えた本実施例の電子キ
ーボード1にて行われる制御処理を、図8〜図10のフ
ローチャート等に基づいて詳細に説明する。まず、図8
のメインルーチンについて詳細に説明する。本ルーチン
は、電源スイッチ5をオンにした場合に開始されて常時
実行されるものであり、まずRAM13をクリアする等
の初期化処理を行い(S11)、以後の処理に備える。
【0028】次に、パネルスイッチ6〜11のオン・オ
フの状態を検出するためのパネルスキャン処理を行い
(S13)、続いて鍵盤3の押鍵及び離鍵を検出する鍵
盤スキャン処理を行う(S15)。次に、伴奏モードス
イッチ7のオン・オフに基づいて、「自動伴奏モード」
にセットされているか否かを判断し(S17)、ここで
否定判断されれば、再びS13に戻ってパネルスキャン
及び鍵盤スキャンを繰り返す。
【0029】一方、S17にて「自動伴奏モード」であ
ると肯定判断されれば、スタートスイッチ9のオン・オ
フに基づいて、現在自動伴奏中であるか否かを判断する
(S19)。ここで否定判断されれば、そのままS13
に戻るが、自動伴奏中であると肯定判断されれば、現在
「自動コード進行モード」にセットされているか否かを
判断する(S21)。ここで否定判断されれば、そのま
まS13に戻るが、自動伴奏中であると肯定判断されれ
ば、以下の処理(S23,S25)を実行して、1曲完
結形式の自動伴奏の演奏を行う。つまり、S23の(後
に詳述する)自動コード進行データ処理にて、自動コー
ド進行データを読み出して処理する。そして、S25の
(後に詳述する)伴奏パターンデータ処理にて伴奏パタ
ーンデータを読み出し、先に読み出して処理した自動コ
ード進行データに基づいてコード転回や発音等の処理を
行い、1曲完結の自動伴奏の演奏を行う。
【0030】尚、上述のS21にて、自動コード進行モ
ードでないと否定判断された場合(即ち「手動コード進
行モード」の場合)は、S24以降に進んで、従来の様
に、手動で自動伴奏のコード進行をつける。次に、図9
の割込処理について詳細に説明する。
【0031】この割込処理は、演奏のテンポ等の条件に
応じて所定時間毎に実行され、自動伴奏における各音の
発音やコードの変更、伴奏パターンの切り換え等のタイ
ミングの基準となるステップカウントの値nを加算する
ものである。本処理においては、まず、現在自動伴奏中
であるか否かを判断し(S31)、否定判断されれば、
そのままメインルーチンに復帰するが、肯定判断されれ
ば、ステップカウントnに1を加算(n=n+1)する
(S33)。尚、nの値は自動伴奏がスタートされる時
点で0にリセットされる。
【0032】そして、S33では、nが(1小節を示
す)所定の値Nと等しいか否かを判断し、否定判断され
れば、そのままメインルーチンに戻るが、n=Nである
肯定判断された場合は、nを0にリセットして(S3
7)、メインルーチンに戻る。次に、メインルーチンの
S23における処理である自動コード進行データ処理に
ついて、図10に基づいて詳細に説明する。
【0033】本処理においては、まず、連続演奏データ
メモリ17から、(最初の読み取りの場合は第1番目の
順位の)コード進行No.を読み取り、自動コード進行デ
ータメモリ16から、このコード進行No.に対応した1
曲単位の自動コード進行データを、イントロ切換データ
やコードデータ等の区分毎に、データの先頭から順番に
読み出す(S41)。尚、ここでは、リズム選択スイッ
チ6にて選択されているリズムに対応する自動コード進
行データが読み出される。
【0034】次に、S43では、S41にて読み出され
たデータがイントロ切換データであるか否かを判断す
る。ここで肯定判断されれば、イントロ演奏を行うべ
く、後に読み出される伴奏パターンデータをイントロデ
ータに切り換え(S45)、続いて、次回の自動コード
進行データの読み出しに備えて、読み出しデータを指定
するポインタを次に進める(S47)。一方、S43に
てイントロ切換データでないと否定判断されれば、ポイ
ンタを次に進めずに、そのままS49に進む。
【0035】次に、S49では、S41にて読み出した
データがコードデータであるか否かを判断する。ここで
否定判断されれば、そのままS57に進むが、コードデ
ータであると肯定判断されれば、このコードデータの
[Step]と現在のステップカウントnとが一致するか否
かを判断する(S51)。ここで否定判断されれば、そ
のままS57に進むが、肯定判断されれば、RAM13
の所定の領域に記憶されているコード情報を、このコー
ドデータのコード情報[Chord Name]に更新して記憶し
(S53)、ポインタを次に進める(S55)。
【0036】次に、S57では、S41にて読み出され
たデータがフィルイン切換データであるか否かを判断す
る。ここで否定判断されれば、そのままS65に進む
が、肯定判断されれば、このフィルイン切換データの
[Step]と現在のステップカウントnとが一致するか否
かを判断する(S59)。ここで、否定判断されれば、
そのままS65に進むが、肯定判断されれば、フィルイ
ンパターンの演奏タイミングであるので、後に読み出さ
れる伴奏パターンデータをフィルインデータに切換えて
(S61)、ポインタを次に進める(S63)。
【0037】次に、S65では、S41にて読み出され
たデータが小節エンドデータ[BarMark]であるか否か
を判断する。ここで否定判断されれば、そのままS71
に進むが、肯定判断されれば、現在のステップカウント
nが0であるか否かを判断する。ここで否定判断されれ
ば(即ち小節の途中である場合)、そのままS71に進
むが、肯定判断された場合(即ち小節の終わりのタイミ
ング)である場合は、ポインタを次に進める(S6
9)。
【0038】次に、S71では、S41にて読み出され
たデータが曲エンドデータ[End Mark]であるか否かを
判断する。ここで否定判断されれば、一旦本処理を終了
してメインルーチンに戻るが、肯定判断されれば、現在
のステップカウントの値が0であるか否かを判断する
(S73)。ここで否定判断されれば、そのままメイン
ルーチンに戻るが、肯定判断されれば、連続演奏データ
メモリ17に記憶された連続演奏データのうち、連続演
奏すべき曲数のデータを読み取る(S75)。
【0039】次に、S77では、連続演奏の終了か否か
を、S75にて読み取った演奏すべき曲数の値に達した
か否かによって判断する。尚、この判断に使用する値と
しては、例えば、コード進行入力スイッチ11の押され
た回数(曲数を示す)を記憶した値,連続演奏の曲数を
別途設定するスイッチ(図示せず)にて入力された値,
予め所定のコード進行No.を連続演奏の終了を示す様に
設定した値(例えば図7の5番目の99)等を用いるこ
とができる。
【0040】そして、S77で肯定判断されれば、連続
演奏の終了であるので、即ちエンディングパターンの演
奏タイミングであるので、伴奏パターンデータをエンデ
ィングデータに切り換えて(S78)、メインルーチン
に戻る。一方、S77で連続演奏の終了でないと判断さ
れた場合は、1曲の演奏が終了したので、連続演奏デー
タメモリ17から、次の演奏の自動伴奏に使用するコー
ド進行No.を読み取り(S79)、メインルーチンに戻
る。
【0041】以上の様に、この自動コード進行データ処
理では、指定されたコード進行No.に対応した自動コー
ド進行データのコードデータを読み出すとともに、伴奏
パターンの切換を指示するデータを順に読み出し、読み
出される伴奏パターンデータを、基本パターンデータか
らフィルインデータやエンディングデータ等に切り換え
る等の処理を行う。そして、1曲の演奏が終了する毎
に、異なるコード進行にて連続して自動伴奏を行なうた
めに、次に使用するコード進行No.に基づいて次の自動
コード進行データを読み出す。
【0042】次に、メインルーチンのS25の処理であ
る伴奏パターンデータ処理について、図11に基づいて
説明する。本処理においては、まず、リズム選択スイッ
チ6にて選択されているリズムに対応する自動伴奏デー
タ(図4,図5参照)を、発音データや小節エンドデー
タ等の区分毎に、データの先頭から順番に読み出す(S
81)。ここで読み出されるデータは、通常は基本パタ
ーンデータであるが、上述の自動コード進行データ処理
のS45,S61又はS78にて読み出されるデータが
切り換えられている場合は、イントロデータ、フィルイ
ンデータ又はエンディングデータを読み込む。
【0043】次に、S81にて読み出されたデータが発
音データ(図5参照)であるか否かを判断する。ここで
否定判断されれば、そのままS91に進むが、発音デー
タであると肯定判断されれば、このデータの[Step]と
現在のステップカウントnとが一致するか否かを判断す
る(S83)。ここで否定判断されれば、そのままS9
1に進むが、肯定判断されれば、発音のタイミングであ
るので、コード転回処理(S85)を行い、続いて発音
処理(S87)を行って楽音の発音を行い、読み出しデ
ータを指定するポインタを次に進める(S89)。
【0044】次に、S91では、S81にて読み出され
たデータが小節エンドデータ[BarMark]であるか否か
を判断し、否定判断されれば、そのままS97に進む
が、肯定判断されれば、現在のステップカウントnが0
であるか否かを判断する(S93)。ここで否定判断さ
れれば(即ち小節の途中である場合)、そのままS97
に進むが、肯定判断されれば(即ち小節の終わりのタイ
ミングである場合)は、ポインタを次に進める(S9
5)。
【0045】次に、S97では、S81にて読み出され
たデータがパターンエンドデータ[End Mark]であるか
否かを判断する。ここで否定判断されれば、次回本処理
にて読み出される伴奏パターンデータのパート(図4参
照)を切り換え(S98)、一旦本処理を終了してメイ
ンルーチンに戻る。
【0046】一方、S97にてパターンエンドデータ
[End Mark]であると肯定判断されれば、現在のステッ
プカウントnが0であるか否かを判断する(S99)。
ここで否定判断されれば、そのままメインルーチンに戻
るが、肯定判断された場合は、読み出されている伴奏パ
ターンデータの種類に応じて次の様な処理(S101,
103,105)を行った後、メインルーチンに戻る。
【0047】即ち、読み出しデータが基本パターンデー
タである場合は、データの読み出しのポインタを先頭に
戻す(S101)。つまり、次回伴奏パターンデータ処
理が実行される場合、再び基本パターンデータの先頭か
ら読み出しが行われ、基本パターンの演奏が繰り返され
ることになる。
【0048】一方、読み出しデータがイントロデータ又
はフィルインデータである場合は、次回読み出されるデ
ータを基本パターンデータに切り換える(S103)。
つまり、イントロ又はフィルインパターンの終了後は、
直ちに基本パターンの演奏に復帰する。
【0049】また、読み出しデータがエンディングデー
タである場合は、1曲分の伴奏の終了であるので、自動
伴奏の演奏中を示すフラグをクリアする等して、自動伴
奏終了状態とし(S105)、一旦本処理を終了する。
以上詳述した様に、本実施例の電子キーボード1におい
ては、伴奏パターンデータメモリ15に、フィルインパ
ターン等の伴奏パターンデータが記憶されており、自動
コード進行データメモリ16には、コードの種類及びコ
ード変更のタイミングを示すコードデータと、伴奏パタ
ーンを切り換えるためのデータと、自動コード進行デー
タの種類(即ちコード進行の種類)を示すコード進行N
o.とからなる自動コード進行データが多数記憶されてい
る。また、連続演奏データメモリ17には、コード進行
No.がその演奏の順番及び曲数とともに記憶されてい
る。
【0050】よって、連続演奏を行なう場合には、コー
ド進行No.の順番に従って、順次コード進行No.に対応す
る自動コード進行データを読み出すことができ、この自
動コード進行データに基づいて、所定のコード進行にて
1曲完結形式の自動伴奏の連続演奏を、各曲単位にコー
ド進行を違えて行うことができる。
【0051】そのため、演奏者は、自動伴奏のコード変
更のために鍵盤を押鍵する必要がなく、メロディー等の
演奏に集中することができるので、初心者でも容易に演
奏が楽しめる。しかも、自動伴奏の演奏は、コード進行
が自動的に変化するとともに、そのコード進行自体が1
曲演奏毎に異なっており、従来の様に基本パターンの伴
奏を数小節単位のコード進行で延々と繰り返すものでは
ないので、曲として面白味のある演奏を楽しむことがで
きる。つまり、本実施例の電子キーボード1によれば、
初心者でも趣向に富んだ自動伴奏つきの連続的な曲演奏
を手軽に楽しむことができるという顕著な効果がある。
【0052】また、本実施例では、伴奏パターンデータ
及び自動コード進行データが、ロック,ワルツ等といっ
た各リズム毎に設けられているので、各リズム毎にコー
ド進行を違えて、前述の様な1曲完結形式の自動伴奏に
よる連続演奏を楽しむことができるという効果がある。
【0053】以上実施例について説明したが、本発明は
上記実施例に限定されるものではなく、種々の態様で実
施し得る。
【0054】
【発明の効果】以上の様に、本発明の電子楽器の自動伴
奏装置においては、連続伴奏のために指定された自動コ
ード進行データの種類と伴奏順位とを記憶し、この自動
コード進行データの種類と伴奏順位とに基づいて、1曲
単位の伴奏を順番に行なうことができる。つまり、連続
演奏を行なう場合には、予め指定された自動コード進行
データ及びその伴奏順位に基づいて、1曲づつ連続して
例えばコード進行の異なる伴奏を行なうことができるの
で、変化に富んだ連続演奏を行なうことができる。
【0055】よって、従来の様に基本パターンの伴奏を
数小節単位のコード進行で延々と繰り返すものではない
ので、曲として面白味のある演奏を楽しむことができ
る。そのため、初心者でも趣向に富んだ自動伴奏つきの
連続的な曲演奏を手軽に楽しむことができるという顕著
な効果がある。
【0056】また、伴奏パターン及び自動コード進行デ
ータが各リズム毎に設けられている場合は、各リズムに
対応したコード進行にて、前述の様な1曲完結形式の自
動伴奏による連続演奏を楽しむことができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1の発明の基本的構成の例示図であ
る。
【図2】 実施例の電子キーボードの外観図である。
【図3】 電子キーボードの電気的構成を示すブロック
図である。
【図4】 伴奏パターンデータのデータ構成を示す説明
図である。
【図5】 基本パターンデータのデータ構成を示す説明
図である。
【図6】 自動コード進行データのデータ構成を示す説
明図である。
【図7】 コード進行No.及びその順番を示す説明図で
ある。
【図8】 メインルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図9】 割込処理を示すフローチャートである。
【図10】 自動コード進行データ処理を示すフローチ
ャートである。
【図11】 伴奏パターンデータ処理を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
M1…自動コード進行データ記憶手段 M2…伴奏順位記憶手段 M3…連続伴奏手段 1…電子キーボード 3…鍵盤 5〜11…パ
ネルスイッチ 12…CPU 13…RAM 15…伴奏パ
ターンデータメモリ 16…自動コード進行データメモリ 17…連続演
奏データメモリ
フロントページの続き (72)発明者 高野 純一 静岡県浜松市寺島町200番地 株式会社河 合楽器製作所内 (72)発明者 細田 恭代 静岡県浜松市寺島町200番地 株式会社河 合楽器製作所内 (72)発明者 藤本 諭 静岡県浜松市寺島町200番地 株式会社河 合楽器製作所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルインパターンやエンディングパタ
    ーン等の伴奏パターンと、コードの種類を示すコード情
    報とに基づいて、所定のコードにて自動伴奏を行う電子
    楽器の自動伴奏装置において、 複数の前記コード情報と、コード変更のタイミングデー
    タと、前記伴奏パターンの切り換えを指示するパターン
    切換データとを有する1曲単位の自動伴奏の自動コード
    進行データを、複数曲分記憶する自動コード進行データ
    記憶手段と、 該自動コード進行データ記憶手段に記憶された複数曲分
    の自動コード進行データのうち、連続伴奏のために指定
    された自動コード進行データの種類と伴奏順位とを記憶
    する伴奏順位記憶手段と、 該伴奏順位記憶手段に記憶された自動コード進行データ
    の種類と伴奏順位とに基づいて、1曲単位の伴奏を順番
    に行なう連続伴奏手段と、 を備えたことを特徴とする電子楽器の自動伴奏装置。
  2. 【請求項2】 前記伴奏パターン及び自動コード進行デ
    ータが各リズム毎に設けられることを特徴とする前記請
    求項1記載の電子楽器の自動伴奏装置。
JP5217630A 1993-09-01 1993-09-01 電子楽器の自動伴奏装置 Pending JPH0772866A (ja)

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