JP2538809B2 - 楽音発生装置 - Google Patents

楽音発生装置

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JP2538809B2 JP2251952A JP25195290A JP2538809B2 JP 2538809 B2 JP2538809 B2 JP 2538809B2 JP 2251952 A JP2251952 A JP 2251952A JP 25195290 A JP25195290 A JP 25195290A JP 2538809 B2 JP2538809 B2 JP 2538809B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、例えば電子楽器等において、楽音を発生す
る楽音発生装置に関する。
(従来の技術) 従来、電子オルガンや電子ピアノ等の電子楽器に用い
られている楽音発生装置は、発音源としてのディジタル
コントロールオシレータ(以下、「DCO」という)を複
数備え、このDCOにより、例えば操作パネル等で指定さ
れた音色やキーボードで指定された音域等に応じた楽音
信号を発生するようになっている。
このような楽音発生装置の一例を第10図に示す。
図において、501〜50Lは、それぞれ例えば鍵盤楽器の
1鍵に対応し、1つの鍵が押されることによりDCO1〜DC
O3の3つのオシレータが同時に動作するようになってい
る。
即ち、1つの楽音のうち音高に応じた周波数に比例し
てその周波数が変わり、発音時間が比較的長い楽音成分
である弱打成分、及び発音時間が比較的短い成分である
強打成分と、必ずしも音高に応じた周波数に比例しな
い、発音時間がさらに短い成分である打撃成分とをそれ
ぞれ3つのオシレータで別個に生成し、これらを合成し
て1つの楽音を発生している。
これにより、より自然楽器の音に近い楽音を発生する
ようになっている。
そして、これら3つのオシレータDCO1〜DCO3が組み込
まれた楽音発生回路をポリフォニック数(同時発音数)
分だけ備えている。
従来の楽音発生装置は、上記したように、発音の時間
が短い強打成分や打撃成分を発音する目的で、発音時間
が長い弱打成分と同様にポリフォニック数だけオシレー
タを備えており、発音に際してはこの強打成分、及び打
撃成分を発音するためのチャネル割当が行われるように
なっている。
しかしながら、上記強打成分は、弱打成分よりも短い
時間だけ発音され減衰も早い。また、さらに上記打撃成
分は、音高、つまり打鍵されたキーの位置によって変わ
るものではなく、かつ、さらに短い時間だけ発音されす
ぐに減衰するものである。
このような短い時間だけ発音される強打成分や打撃成
分のために、オシレータをポリフォニック数分も用意
し、かつチャネルを割り当てて発音するのは大量のハー
ドウェアを必要とし、かつ構成が複雑になって装置が高
価になるという欠点があった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、上記したように短い時間だけ発音される強
打成分や打撃成分のために、オシレータをポリフォニッ
ク数分も用意し、かつチャネルを割り当てて発音するに
は大量のハードウェアを必要とし、かつ構成が複雑にな
って装置が高価になるという欠点を解消するためになさ
れたもので、ポリフォニック数を減らさないで、少ない
ハードウェアによる簡単な構成で廉価な楽音発生装置を
提供することを目的とする。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明の楽音発生装置は、一操作において発生すべき
一楽音が、その成分を発音時間により別個の楽音信号生
成手段により、それぞれ発生されるものであって、複数
の楽音の同時発音数に対しての発音時間によりグループ
化される楽音信号生成手段の数が、発音時間が最も長い
グループでは所定の同時発音数に対応して設けられ、該
発音時間が短いグループになるにしたがって徐々に少な
くなる同時発音数に対応して設けられた楽音信号生成手
段と、前記各グループの同時発音数に対応して設けられ
た楽音信号生成手段に発音割当てを行う割当手段とを具
備し、発音要求が発生した際に、前記グループ毎に発音
割当てを行うことを特徴とする。
即ち、上記グループ化を3とした場合について説明す
ると、第1図に原理的に示すように、発音時間が比較的
長い複数の楽音成分信号aを生成する同時発音数lの第
1の楽音信号生成手段511、512、…、51Lと、発音時間
が比較的短い複数の楽音成分信号bを生成する同時発音
数mの第2の楽音信号生成手段521、522、…、52mと、
発音時間がさらに短い複数の楽音成分信号cを生成する
同時発音数nの第3の楽音信号生成手531、532、…、53
nと、発音が指示された際、前記第1の楽音信号生成手
段511、512、…、51Lの中の1つに発音を割り当てる第
1の割当手段54と、発音が指示された際、前記第2の楽
音信号生成手段521、522、…、52mの中の1つに発音を
割り当てる第2の割当手段55と、発音が指示された際、
前記第3の楽音信号生成手段531、532、…、53nの中の
1つに発音を割り当てる第3の割当手段56とにより構成
される。
(作用) 本発明は、楽音成分により発音される時間が異なると
いう特性を利用し、発音時間に応じて楽音信号生成手段
を複数にグループ化し、発音時間が最も長いグループに
属する楽音信号生成手段を例えば最大同時発音数だけ備
え、以下発音時間が短くなるグループにしたがって楽音
信号生成手段の数を徐々に減らし、これら各グループ毎
に発音割当てを行うようにしたものである。
上記グループ化を3とした場合について説明すると、
第2の楽音信号bである例えば強打成分は短い時間だけ
しか発音されないという特性を有するので、発音時間が
比較的長い楽音成分aを発生する第1の楽音信号生成手
段511、512、…、51Lを同時発音数lだけ備える一方、
発音時間が比較的短い楽音成分信号である第2の楽音成
分信号bを生成する同時発音数mの第2の楽音信号生成
手段521、522、…、52mは上記同時発音数lより少ない
数mだけ備え、さらに発音時間が短い楽音成分信号cを
生成する同時発音数nの第3の楽音信号生成手段531、5
32、…、53nは上記同時発音数mより少ない数nだけ備
え、例えば押鍵により発音が指示された際、第1の楽音
信号生成手段511、512、…、51Lの中の1つに発音時間
が比較的長い楽音の発音を割り当てると同時に、第2の
楽音信号生成手段521、522、…、52mの中の1つに発音
時間が比較的短い楽音の発音を割り当て、さらに同時
に、第3の楽音信号生成手段531、532、…、53nの中の
1つに発音時間がさらに短い楽音の発音を割り当てて1
つの楽音信号を合成するようにしている。
これにより、第2の楽音信号生成手段521、522、…、
52m及び第3の楽音信号生成手段531、532、…、53nの数
を減らすことができ、少ないハードウェアによる簡単な
構成で楽音発生装置を構成できるものとなっている。
(実施例) 第2図は、本発明にかかる楽音発生装置を適用した電
子楽器の要部の構成を示すブロック図である。なお、以
下の説明においては、弱打成分により生成される楽音信
号の同時発音数、つまりポリフォニック数が「32」であ
り、強打成分により生成される楽音信号の同時発音数が
「14」であり、打撃成分により生成される楽音信号の同
時発音数が「2」である場合について説明する。
図において、キーボード部1は、複数のキーを有する
キーボードで構成され、各キーの押下の状態を検知する
ためのキースキャン回路を含んでいる。タッチセンサ1a
は、キーボード部1からの信号に応じてキータッチの強
弱を検出するものである。上記各キーの押下の状態及び
キータッチの強弱を示すタッチデータはCPU3に送られる
ようになっている。
パネル部2は、電源スイッチ、モード指定スイッチ、
メロディ選択スイッチ、リズム選択スイッチ等の各種ス
イッチを備えている。
中央処理装置(CPU)3は、読出専用記憶装置(以
下、「ROM」という)」4のプログラムメモリ部41に記
憶された制御プログラムに従って電子楽器の各部を制御
するものである。
ROM4は、上記プログラムメモリ部41の他に、音色デー
タメモリ部42を有している。この音色データメモリ部42
には、楽音を出力すべき情報である周波数ナンバ、波形
ナンバ、エンベロープ波形ナンバ、モードデータ等が記
憶されており、音色ポインタによって指示され、パネル
操作、鍵盤操作に応じて読み出され、演算されるなどし
て楽音発生装置に送出される。
書換え可能記憶装置(以下、「RAM」と称する)5
は、CPU3の制御の下に、ROM4に記憶されている必要なデ
ータを転送して格納するデータエリア、キーボード部
1、タッチセンサ1a及びパネル部2の各キーやスイッチ
の状態に対応する放音に必要なデータがセットされる複
数のレジスタ、後述する楽音発生回路を未使用チャネル
に割り付けるためのデータを記憶するアサイナメモリ
A、B、C等を含んでいる。
楽音発生部6は、楽音信号を生成するものである。こ
の楽音発生部6は、例えば弱打から強打まで常に発音す
る音を生成する弱打成分楽音信号生成部11、例えば強打
の時に大きな音となる強打音を生成する強打成分楽音信
号生成部12、例えば打鍵時の打撃音を生成する打撃成分
楽音信号生成部13、及びこれら各楽音成分の信号を加算
する加算器15から構成されている。
上記弱打成分楽音信号生成部11は、32音の同時発音が
可能となるように32個の同一回路を備えている。また、
強打成分楽音信号生成部12は、14音の同時発音が可能と
なるように14個の同一回路を備えている。また、打撃成
分楽音信号生成部13は、2音の同時発音が可能となるよ
うに2個の同一回路を備えている。これらの詳細につい
ては後述する。
楽音発生部6には波形データを記憶する波形メモリ21
及びエンベロープデータを記憶するエンベロープ波形メ
モリ29が接続されるようになっている。これらの詳細に
ついても後述する。
この楽音発生部6が出力するディジタル楽音信号はD/
A変換器7に供給される。D/A変換器7は、入力されたデ
ィジタル楽音信号をアナログ楽音信号に変換するもの
で、このD/A変換器が出力するアナログ楽音信号はサウ
ンドシステム8に供給される。
サウンドシステム8は、例えばスピーカー又はヘッド
ホンで構成されるもので、入力された楽音信号に応じて
放音出力するものである。
なお、上述したタッチセンサ1a(キーボード部1)、
パネル部2、CPU3、ROM4、RAM5、及び楽音発生部6はシ
ステムバス10により相互に接続されている。
第3図は、楽音発生回路の詳細な構成を示すものであ
り、上述した弱打成分楽音信号生成部11、強打成分楽音
信号生成部12、打撃成分楽音信号生成部13は、全て同一
の回路で構成され、CPU3からの制御に応じてそれぞれ弱
打、強打、打撃成分の楽音信号を発生する。
図において、波形上位アドレスレジスタ20は、CPU3か
ら送られてくる波形上位アドレスを記憶するものであ
る。この波形上位アドレスレジスタ20の出力は波形メモ
リ21に供給され、波形メモリ21に記憶されている音色や
音域に応じた波形を選択するために使用される。
波形メモリ21は、波形データを記憶している読出専用
メモリであり、上記波形上位アドレスレジスタ20からの
波形上位アドレス及び上述するモードセレクタ25からの
波形下位アドレスで選択された波形データを出力する。
この波形メモリ21からの波形データの読出しは、キーナ
ンバーに対応して生成される周波数ナンバーに応じた速
度(周波数)で行われる。
周波数ナンバーレジスタ22は、CPU3から送られてくる
周波数ナンバーを記憶するものである。ここで、周波数
ナンバーは、波形メモリ21から波形データを読み出す速
度を制御するために用いられるもので、実際には波形メ
モリ21の読出アドレスの増分を表している。これにより
周波数ナンバーが小さいときは小さいピッチ(アドレス
間隔)で波形データが読出されたことにより、低い周波
数の楽音信号が生成され、周波数ナンバーが大きいとき
は大きいピッチ(アドレス間隔)で波形データが読み出
されることにより高い周波数の楽音信号が生成される。
この周波数ナンバーレジスタ22の出力は加算器23の一方
の入力に供給されるようになっている。
加算器23は、上記周波数ナンバーレジスタ22の出力を
一方の入力とし、アドレスレジスタ24の出力を他方の入
力として加算を行い、結果を再びアドレスレジスタ24に
出力するものである。
アドレスレジスタ24は、上述した加算器23の出力を記
憶するものであり、このアドレスレジスタ24と上記加算
器23とにより累算器を構成している。そして、このアド
レスレジスタ24の内容がモードセレクタ25を介して波形
メモリ21に、波形下位アドレスとして供給されるように
なっている。
モードセレクタ25は、波形メモリ21からの読出方法を
制御するものである。例えば、波形メモリ21の波形上位
アドレスで指定される領域をアドレス増加方向に順次読
み出し、最後までいったら最初に戻って上記動作を繰り
返すのか、或いは波形上位アドレスで指定される領域の
最後まで読み出したら次はアドレス減少方向(逆方向)
に読み出すのか、といった種々の読み出し方法をCPU3か
らの制御信号(図示しない)に応じて制御するものであ
る。このモードセレクタ25の出力が波形下位アドレスと
して波形メモリ21に供給される。
タッチデータ変換回路26は、CPU3から送られてくる所
定形式のタッチデータを当該楽音発生回路で扱い得る形
式に変換するものである。ここで、タッチデータとは、
キーの押鍵の強弱をタッチセンサ1aで検出して得られる
データである。このタッチデータ変換回路26の出力は、
エンベロープジェネレータ27に供給されるようになって
いる。
楽音成分選択レジスタ28は、CPU3から送られてくる弱
出成分、強打成分、打撃成分等といった楽音成分の種類
を選択するデータを記憶するレジスタである。この楽音
成分選択レジスタ28の出力は、エンベロープ波形メモリ
29に供給されるようになっている。
エンベロープ波形メモリ29は、楽音成分に応じた種々
のエンベロープデータを記憶するもので、楽音成分選択
レジスタ28の内容をアドレスとして所定のエンベロープ
データを選択するものである。
エンベロープジェネレータ27は、楽音成分選択レジス
タ28で選択されたエンベロープデータをエンベロープ波
形メモリ29から順次読み出し、タッチデータ変換回路26
からのタッチデータに応じた大きさ(振幅)のエンベロ
ープ信号を生成し、乗算器30に送出するものである。
乗算器30は、波形メモリ21から読み出された波形デー
タとエンベロープジェネレータ27から供給されるエンベ
ロープ信号とを乗算することにより波形データにエンベ
ロープを付加し、デジタル楽音信号を生成する。この乗
算器30の出力が1チャネル分の楽音信号として加算器15
(第2図参照)に供給され、発音される。
なお、第3図の波形メモリ21及びエンベロープ波形メ
モリ29は、各楽音発生回路で共通に使用されるメモリで
あり、それ以外の部分は各楽音発生回路で個々に備えて
いるハードウエアである。また上述した複数の楽音発生
回路を時分割で使用するように構成しても良く、この場
合は、楽音発生回路を構成するハードウエア量を減らす
ことができる。
第4図は、上述した第1、第2の楽音信号生成手段と
しての楽音発生回路と、その制御系の構成を示すもので
ある。
図において、第1〜第32の楽音発生回路511〜51
32は、第2図に示した32音ポリフォニックの弱打成分楽
音信号生成部11に相当し、第33〜第46の楽音発生回路52
1〜5214は、14音ポリフォニックの強打成分楽音信号生
成部12に相当し、第47、第48の楽音発生回路531〜53
2は、2音ポリフォニックの打撃成分楽音信号生成部13
に相当するものである。そして、加算器15a,15b,15c
は、第2図に示した加算器15に相当するものである。
アサイン制御部A3aは、CPU3の機能で実現されるもの
で、第1〜第32の楽音発生回路511〜5132を制御するも
のである。このアサイン制御部A3aは、RAM5に設けられ
たアサイナメモリA5aの内容に従ってチャネル割当処理
を行う。
アサイン制御部B3bも、CPU3の機能で実現されるもの
で、第33〜第46の楽音発生回路521〜5214を制御するも
のである。このアサイン制御部B3bは、RAM5に設けられ
たアサイナメモリB5bの内容に従ってチャネル割当処理
を行う。
アサイン制御部C3cも、CPU3の機能で実現されるもの
で、第47,第48の楽音発生回路531、532を制御するもの
である。このアサイン制御部C3cは、RAM5に設けられた
アサイナメモリC5cの内容に従ってチャネル割当処理を
行う。
第5図はアサイナメモリAの一例を示すものである。
アサイナメモリAは、チャネル番号l、キー状態ST、キ
ー番号NO及び押鍵時刻により構成される。
チャネル番号lは、1〜32チャネルの何れかを示すも
のであり、キー状態STは、「0」であれば離鍵状態、
「1」であれば押鍵状態にあることを示し、キー番号NO
はチャネルlに割り当てられているキーボード部1のキ
ーの番号を示し、押鍵時刻はそのキーが押下された時刻
を記憶するものである。
第6図はアサイナメモリBの一例を示すものであり、
上記アサイナメモリAと同様の構成である。
第7図はアサイナメモリCの一例を示すものであり、
上記アサイナメモリAと同様の構成である。
次に、以上の構成において、第8図及び第9図に示す
フローチャートを参照しながら本装置の動作を、チャネ
ル割り当て処理を主体に説明する。
第8図は電子楽器のメインフローチャートを示す。即
ち、先ず、パネル部2の電源スイッチが投入されると、
初期化処理が行われる(ステップS1)。この初期化処理
は、CPU3内部のレジスタやRAM5内部に定義されているレ
ジスタを初期設定したり、ROM4に記憶されている所定デ
ータをRAM5に移動したり、さらには、音色ポインタを初
期化して放音する初期音色を決定する等の処理を行うも
のである。
この初期化処理が終了すると、パネル部2のパネルス
イッチがオンになったか否かが調べられる(ステップS
2)。そして、パネルスイッチがオンになったことが判
断されると、そのオンになったスイッチの内容に応じて
音色ポインタを変更し(ステップS3)、その後、ステッ
プS2に戻って、再度同様の動作を繰り返す。
一方、パネルスイッチがオンになっていないことが判
断されると、キーボード部1のキーの押鍵があったか否
かが調べられる(ステップS4)。そして、押鍵があった
ことが判断されると、アサイン処理を行う(ステップS
5)。
このアサイン処理は、楽音発生回路を所定チャネルに
割り当てるとともに、楽音発生回路に音色、タッチ、音
域等に応じたデータを転送して発音開始を指示する処理
であり、これにより、サウンドシステム8から楽音が放
音されることになる。その後、ステップS2に戻って、再
度同様の動作を繰り返す。このアサイン処理の詳細につ
いては後述する。
上記ステップS4で押鍵がなかったことが判断される
と、キーボード部1のキーの離鍵があったか否かが調べ
られる(ステップS6)。そして、離鍵があったことが判
断されると、離鍵処理を行う(ステップS7)。
この離鍵処理は、楽音発生回路に音色、タッチ、音域
に応じたデータを転送して発音終了を指示する処理であ
る。これにより、サウンドシステム8からの放音が中止
されることになる。その後、ステップS2に戻って、再度
同様の動作を繰り返す。なお、ステップS6で離鍵もなか
ったことが判断された場合も、ステップS2へ戻って再度
同様の動作を繰り返す。
以上のように、ステップS2乃至S7を繰り返し実行する
ことにより、パネル部2のパネルスイッチの操作、及び
キーボード部1のキーの操作に応じて音色等を変えなが
ら楽音が放音されることになる。
第9図は、第8図のステップS5のアサイン処理を示す
フローチャートである。
アサイン処理においては、まず、チャネル番号lを
「1」にし(ステップS10)、次いで、アサイナメモリ
Aの該当チャネル番号lのキー状態ST<l>を調べる
(ステップS11)。そして、そのチャネル番号lに割り
当てられているキーのキー状態STが「1」であれば、つ
まり押鍵状態であれば、そのチャネルは使用できないも
のと判断し、チャネル番号lをインクリメントし(ステ
ップS13)、lが「33」になったか否かを調べる(ステ
ップS14)。そして、「33」になっていないことが判断
されると、ステップS11に戻って次のチャネルのキー状
態ST<l>を調べる。
このようにして、キー状態STが「0」のチャネル、つ
まり未使用状態にあるチャネルが見つかると、そのチャ
ネルlにデータを送出する(ステップS12)。これによ
り該当チャネルの楽音発生回路が駆動され、楽音が放音
されることになる。
一方、上記ステップS14で、lが「33」であることが
判断されると、「32」チャネルの全てが使用状態にある
ことを認識し、後押し優先処理を行う(ステップS1
5)。即ち、アサイナメモリAの押鍵時刻を調べ、最も
古い時刻のチャネルに発音の割り当てが行われる。そし
て、そのチャネルにデータを送出する(ステップS1
2)。
次いで、チャネル番号mを「1」にし(ステップS1
6)、アサイナメモリBの該当チャネル番号mのキー状
態ST<m>を調べる(ステップS17)。そして、そのチ
ャネル番号mに割り当てられているキーのキー状態STが
「1」であれば、つまり既に使用中であれば、そのチャ
ネルは使用できないものと判断し、チャネル番号mをイ
ンクリメントし(ステップS19)、mが「15」になった
か否かを調べる(ステップS20)。そして、「15」にな
っていないことが判断されると、ステップS17に戻って
次のチャネルのキー状態ST<m>を調べる。
このようにして、キー状態STが「0」のチャネル、つ
まり未使用状態にあるチャネルが見つかると、そのチャ
ネルmにデータを送出する(ステップS18)。これによ
り該当チャネルの楽音発生回路が駆動され、強打成分の
楽音が放音されることになる。
一方、上記ステップS20で、mが「15」であることが
判断されると、「14」チャネルの全てが使用状態にある
ことを意味するので、後押し優先処理を行う(ステップ
S21)。即ち、アサイナメモリBの押鍵時刻を調べ、最
も古い時刻のチャネルに発音の割り当てが行われる。そ
して、そのチャネルにデータを送出する(ステップS1
8)。
次いで、チャネル番号nを「1」にし(ステップS2
2)、アサイナメモリCの該当チャネル番号nのキー状
態ST<n>を調べる(ステップS23)。そして、そのチ
ャネル番号nに割り当てられているキーのキー状態STが
「1」であれば、つまり既に使用中であれば、そのチャ
ネルは使用できないものと判断し、チャネル番号nをイ
ンクリメントし(ステップS25)、nが「3」になった
か否かを調べる(ステップS26)。そして、「3」にな
っていないことが判断されると、ステップS23に戻って
次のチャネルのキー状態ST<n>を調べる。
このようにして、キー状態STが「0」のチャネル、つ
まり未使用状態にあるチャネルが見つかると、そのチャ
ネルnにデータを送出する(ステップS24)。これによ
り該当チャネルの楽音発生回路が駆動され、打撃成分の
楽音が放音され、第8図のメインルーチンに戻ることに
なる。
一方、上記ステップS26で、nが「3」であることが
判断されると、「2」チャネルの全てが使用状態にある
ことを意味するので、後押し優先処理を行う(ステップ
S27)。即ち、アサイナメモリCの押鍵時刻欄を調べ、
古い時刻のチャネルに発音の割り当てが行われる。そし
て、そのチャネルにデータを送出する(ステップS2
4)。
以上のように、発音時間が比較的長い例えば弱打成分
の楽音信号を発生する楽音発生回路511、512、…、5132
をポリフォニック数、つまり同時発音数「32」だけ備え
る一方、発音時間が比較的短い例えば強打成分の楽音信
号を発生する楽音発生回路521、522、…、5214をポリフ
ォニック数「14」だけ備え、発音時間がさらに短い例え
ば打撃成分の楽音信号を発生する楽音発生回路531、532
をポリフォニック数、つまり同時発音数「2」だけ備え
る。そして、楽音発生回路511、512、…、5132の1つで
発音すると同時に、楽音発生回路521、522、…、5214
び楽音発生回路531、532のそれぞれ1つを所定の方法、
例えば後押し優先で選択して強打成分、打撃成分を発生
して合成するようにしたので、楽音発生回路の数を減ら
すことができ、少ないハードウエアによる簡単な構成で
楽音発生装置を構成できるものとなっている。
なお、上記実施例では、楽音成分の特性に応じて楽音
発生回路を3つのグループに分けて各グループ内で発音
割当てを行う場合について説明したが、上記グループ数
は3つに限定されるものでなく、その他の任意の数にグ
ループ化しても良い。
また、上記実施例では、発音時間が比較的長い弱打成
分の楽音信号を発生するための楽音発生回路511、512
…、5132をポリフォニック数、つまり同時発音数「32」
だけ備える一方、発音時間が比較的短い強打成分の楽音
信号を発生するための楽音発生回路521、522、…、5214
をポリフォニック数「14」だけ備え、発音時間がさらに
短い打撃成分の楽音信号を発生するための楽音発生回路
531、532をポリフォニック数「2」だけそなえた場合に
ついて説明したが、ポリフォニック数は32音に限定され
ない任意の数で良く、また、発音時間が比較的短い楽音
信号と、発音時間がさらに短い楽音信号を発生する楽音
発生回路も、それぞれ14音、及び2音に限定されず、上
記ポリフォニック数より少なければ本発明の目的を達成
できる。
また、上記実施例では、発音チャネルが全て使用中で
ある場合のチャネル割当を後押し優先で行う場合につい
て説明したが、チャネルの割り当て方法はこれに限定さ
れるものでなく、例えば低音を発音しているチャネルを
残して高音を発音しているチャネルから順次割当を解除
していくという方法、その他種々の方法を採用すること
ができることは言うまでもない。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、本発明によればポリフォニック
数を減らさないで、少ないハードウェアによる簡単な構
成で廉価な楽音発生装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理説明図、 第2図は本発明の実施例にかかる電子楽器の要部の構成
を示すブロック図、 第3図は本発明の実施例の楽音発生回路の詳細な構成を
示すブロック図、 第4図は本発明の実施例の楽音発生回路とその制御系を
示すブロック図、 第5図乃至第7図は本発明の実施例のアサイナメモリの
構成を示す説明図、 第8図及び第9図は本発明の実施例の動作を説明するた
めのフローチャート図、 第10図は従来の楽音発生装置を説明するための図であ
る。 図において、 511〜51L,521〜52m,531〜53n……楽音信号生成手段、 54,55,56……割当手段、 511〜51L……第1の楽音信号生成手段、 521〜52m……第2の楽音信号生成手段、 531〜53n……第3の楽音信号生成手段、 54……第1の割当手段、 55……第2の割当手段、 56……第3の割当手段、 a……第1の楽音信号、 b……第2の楽音信号、 c……第3の楽音信号。 図中、同一符号は同一又は相当部を示す、

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一操作において発生すべき一楽音が、その
    成分を発音時間により別個の楽音信号生成手段により、
    それぞれ発生されるものであって、 複数の楽音の同時発音数に対しての発音時間によりグル
    ープ化される楽音信号生成手段の数が、発音時間が最も
    長いグループでは所定の同時発音数に対応して設けら
    れ、該発音時間が短いグループになるにしたがって徐々
    に少なくなる同時発音数に対応して設けられた楽音信号
    生成手段と、 前記各グループの同時発音数に対応して設けられた楽音
    信号生成手段に発音割当てを行う割当手段とを具備し、 発音要求が発生した際に、前記グループ毎に発音割当て
    を行うことを特徴とする楽音発生装置。
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