JPH04306697A - ステレオ方式 - Google Patents

ステレオ方式

Info

Publication number
JPH04306697A
JPH04306697A JP3071256A JP7125691A JPH04306697A JP H04306697 A JPH04306697 A JP H04306697A JP 3071256 A JP3071256 A JP 3071256A JP 7125691 A JP7125691 A JP 7125691A JP H04306697 A JPH04306697 A JP H04306697A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
sound
panning
musical
register
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3071256A
Other languages
English (en)
Inventor
Ikuo Kobayashi
郁夫 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd filed Critical Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Priority to JP3071256A priority Critical patent/JPH04306697A/ja
Priority to US07/813,933 priority patent/US5478968A/en
Priority to US07/862,189 priority patent/US5406022A/en
Publication of JPH04306697A publication Critical patent/JPH04306697A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H1/00Details of electrophonic musical instruments
    • G10H1/0091Means for obtaining special acoustic effects
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H2210/00Aspects or methods of musical processing having intrinsic musical character, i.e. involving musical theory or musical parameters or relying on musical knowledge, as applied in electrophonic musical tools or instruments
    • G10H2210/155Musical effects
    • G10H2210/245Ensemble, i.e. adding one or more voices, also instrumental voices
    • G10H2210/251Chorus, i.e. automatic generation of two or more extra voices added to the melody, e.g. by a chorus effect processor or multiple voice harmonizer, to produce a chorus or unison effect, wherein individual sounds from multiple sources with roughly the same timbre converge and are perceived as one
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H2210/00Aspects or methods of musical processing having intrinsic musical character, i.e. involving musical theory or musical parameters or relying on musical knowledge, as applied in electrophonic musical tools or instruments
    • G10H2210/155Musical effects
    • G10H2210/265Acoustic effect simulation, i.e. volume, spatial, resonance or reverberation effects added to a musical sound, usually by appropriate filtering or delays
    • G10H2210/295Spatial effects, musical uses of multiple audio channels, e.g. stereo
    • G10H2210/305Source positioning in a soundscape, e.g. instrument positioning on a virtual soundstage, stereo panning or related delay or reverberation changes; Changing the stereo width of a musical source
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S84/00Music
    • Y10S84/27Stereo

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)
  • Stereophonic System (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ステレオ方式に関し、
特に楽音の内容に応じて音像を変化させるステレオ方式
に関する。
【0002】
【従来技術】従来、モノラル音から人工的にステレオ音
をつくりだすシステムには、例えば電子楽器の分野を例
にとると、パンポットが知られている。このパンポット
は、モノラル音響信号を左右に振り分けて、アッテネー
タによって利得を変化させることにより、音像の移動を
行う装置である。このアッテネータの利得の変化は、ア
ッテネータに連結されたレバー等を手動で操作すること
で行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなパンポットは手動で音像を変化させるため、楽音の
内容に応じて音像を変化させていくのは非常に難かった
。本発明は、上述した課題を解決するためになされたも
のであり、本発明の目的は楽音の内容に応じて自動的に
音像を変化させることのできるステレオ方式を提供する
ことである。
【0004】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するために、本発明は、楽音の発生順または楽音的ファ
クタに応じて音像を変化させるようにしたものである。 これにより、楽音の内容に応じて音像が変化し、ワイド
感のある演奏を実現することができる。
【0005】
【実施例】1.全体回路 図6は電子楽器の全体回路を示している。上記キーボー
ド1の各キーは、キースキャン回路2によってスキャン
され、キーオン、キーオフを示すデータが検出され、C
PU5によってRAM6に書き込まれる。そして、それ
までRAM6に記憶されていた各キーのオン、オフの状
態を示すデータと比較され、各キーのオンイベント、オ
フイベントの判別が、CPU5によって行われる。なお
、上記キーボード1は、電子弦楽器、電子吹奏(管)楽
器、電子打楽器(パッド等)、コンピュータのキーボー
ド等で代用してもよい。
【0006】上記パネルスイッチ群3の各スイッチは、
パネルスキャン回路4によってスキャンされる。このス
キャンにより、各スイッチのオン、オフを示すデータま
たは操作量を示すデータが検出され、CPU5によって
RAM6に書き込まれる。そして、それまでRAM6に
記憶されていた各スイッチのオン、オフの状態を示すデ
ータと比較され、各スイッチのオンイベント、オフイベ
ントの判別が、CPU5によって行われる。パネルスイ
ッチ群3には、発音楽音にコーラス効果を付与するため
のコーラス効果スイッチ(図示せず)も設けられている
。RAM6には、このほか各種処理データが記憶され、
後述するワーキングレジスタ群21も形成されている。 ROM7には、CPU5が後述するフローチャート等に
示す各種処理を行うためのプログラムや自動演奏データ
等が記憶されるほか、音色−音像デコーダ20等が形成
されている。
【0007】楽音発生回路8a、8bでは、上記キーボ
ード1及びパネルスイッチ群3より入力された音高(キ
ーナンバ)データ、音色(トーンナンバ)データ、ベロ
シティデータ、音量データ、楽音パートデータPART
等の各楽音情報に応じた楽音波形データが生成される。 この楽音波形データの生成は、上記ROM7またはRA
M6より読み出される自動演奏データや外部入力のMI
DI(ミュージカルインツルメントデジタルインタフェ
ース)データ等に基づいても生成される。この自動演奏
データは上述の音高(キーナンバ)データ等を含んでい
る。この2つの楽音発生回路8a、8bでは、1つのキ
ーオンに基づいて、それぞれ楽音波形データが生成され
、合成されて出力される。この1組の楽音波形データは
、異なる楽音波形または異なるエンベロープ波形である
【0008】楽音発生回路8a、8bには、複数チャン
ネル分、例えば16チャンネル分の楽音生成システムが
時分割処理により形成されており、楽音をポリフォニッ
クに発音させることができる。この各チャンネルに割り
当てられる楽音についての楽音データはアサインメント
メモリ9a、9bに記憶される。このアサインメントメ
モリ9a、9bは上記RAM6内に形成してもよい。上
記楽音波形データ及びエンベロープ波形データはROM
7に記憶されるが、楽音発生回路8a、8b内に記憶さ
せてもよい。
【0009】上記生成された各楽音波形データは、各チ
ャンネルタイミングにてパンニング回路10a、10b
へ送られステレオ化処理が行われる。このステレオ化処
理により、入力される楽音波形データに対し右音源の楽
音波形データと左音源の楽音波形データとが生成される
。この生成は、入力される楽音波形データに対し、その
ままの楽音波形データと、音量レベルや発音開始タイミ
ングに差をつけた楽音波形データとの生成である。なお
、楽音発生回路8a、8b、パンニング回路10a、1
0bは3つ以上設けてもよいし、1つだけであってもよ
い。
【0010】この右音源及び左音源の1組の楽音波形デ
ータは、右音源用のものと左音源用のものに分けられ、
それぞれパート累算回路11R、11Lで各楽音パート
ごとに累算され、D−A(デジタル−アナログ)変換器
12R、12Lでアナロク信号に変換されて、アンプ1
3R、13Lを介してスピーカ14R、14Lより発音
される。このスピーカ14R、14Lの間には、上記パ
ンニング回路10a、10bでのステレオ化処理に応じ
て音像が形成される。
【0011】2.ステレオ制御の内容 図9〜図11は、ステレオ制御の内容を示している。本
実施例で形成される音像位置は、図9に示すように「L
3」、「L2」、「L1」、「CL」、「CR」、「R
1」、「R2」、「R3」の8個所である。この音像位
置は上述したようにパンニング回路10a、10bでの
ステレオ化処理によって実現される。
【0012】図10は「メロディ」、「コード」、「ベ
ース」の各楽音パートごとに形成される音像位置と音数
の数を示している。そして「メロディ」については、コ
ーラス効果を付与するときと(メロディ1)、コーラス
効果を付与しないときと(メロディ2)でステレオ制御
の内容が異っている。上記「メロディ1」においては、
発音順に従って「L1」→「R1」→「CL」→「CR
」の音像位置が順次割り当てられていく。そして5番目
の楽音には再び「L1」の音像位置が割り当てられ、以
後「L1」→「R1」→「CL」→「CR」の音像が繰
り返し割り当てられていく。
【0013】「メロディ2」においては、発音順に従っ
て「L3」及び「R3」→「L2」及び「R2」→「L
3」及び「R3」の音像位置が順次かつ繰り返し割り当
てられていく。なお、同時に形成される「L3」及び「
R3」、「L2」及び「R2」、「L3」及び「R3」
の各2つの音像位置は、上記2つの楽音発生回路8a、
8b及びパンニング回路10a、10bにそれぞれ形成
される。上記「メロディ1」においては、両回路8a、
8b、10a、10bにて同じ音像位置が形成される。
【0014】「コード」においては、上記「メロディ2
」と同様であり、発音順に従って「L3」及び「R3」
→「L2」及び「R2」の音像位置が順次かつ繰り返し
割り当てられていく。「ベース」においては、発音順に
関係なく、常に「CL」の音像位置が割り当てられる。
【0015】図11は「ドラム」の音像割り当ての内容
を示すものである。この内容は上記ROM7の音色−音
像デコーダ20に記憶されている。この「ドラム」にお
いては、音色(トーンナンバ)に応じて音像位置が割り
当てられていく。この割り当ては、図11に示すように
、バスドラムならば「CR」の音像位置、クローズハイ
ハットならば「L2」の音像位置、シンバルならば「R
1」の音像位置というようになる。なお、上述した音像
位置と音像数の割り当て方法は上述のものに限られず、
種々変更可能である。
【0016】3.パンニング回路10a、10b図7は
パンニング回路10aを示すものである。パンニング回
路10bもパンニング回路10aと同じ構成である。上
記楽音発生回路8aからの楽音波形データは乗算回路3
2に入力され、ラッチ群33からのパンニングデータP
AN1が乗算され、アンドゲート群31c及びアダー3
7Rを介して、上記パート累算回路11Rへ送出される
か、またはアンドゲート群31d及びアダー37Lを介
して、上記パート累算回路11Lへ送出される。 また、上記楽音波形データは上記乗算回路32に入力さ
れず、そのままアンドゲート群31a及びアダー37R
を介して、上記パート累算回路11Rへ送出されるか、
またはアンドゲート群31b及びアダー37Lを介して
、上記パート累算回路11Lへ送出される。これにより
右音源と左音源の1組の楽音波形データが生成される。
【0017】上記パンニングデータPANは、上記図9
に示す音像位置を決定するためのデータである。このパ
ンニングデータPANの値が大きいほど、音像位置は「
CR」→「R1」→「R2」→「R3」、または「CL
」→「L1」→「L2」→「L3」というようにシフト
していく。このパンニングデータPANの最上位ビット
の右/左データR/Lは右の音像「CR」、「R1」、
「R2」、「R3」(「1」)と左の音像「CL」、「
L1」、「L2」、「L3」(「0」)とを区別する1
ビットデータである。
【0018】この8つの音像位置に対応した各パンニン
グデータPANは、上記ROM7に記憶されており、選
択された音像位置に対応したパンニングデータPANが
読み出され、後述する第1パンニングレジスタ25a及
び第2パンニングレジスタ25bにセットされ(ステッ
プ34、36、38、40、53、56、59、62、
65、68、76、82、84、92)、この後セレク
タ34を介して上記ラッチ群33にセットされる(ステ
ップ97、98)。
【0019】ラッチ群33内のパンニングデータPAN
1はチャンネルクロック信号CHφに応じて順次シフト
され、上記乗算回路32に入力されるとともに、セレク
タ34を介して帰還入力される。この乗算回路32での
乗算により、パンニングデータPAN1の大きさに応じ
て、音像位置がセンター位置から側方にシフトすること
になる。パンニングデータPAN1の最上位ビットの右
/左データR/Lは、上記アンドゲート群31a、31
dにそのまま与えられるとともに、アンドゲート群31
b、31cにインバータ35a、35bを介して反転さ
れて与えられる。これにより、右/左データR/Lが「
1(右)」のときは、パンニングデータPAN1が乗算
された楽音波形データはパート累算回路11Rへ送られ
て、音像位置が右側に位置し、右/左データR/Lが「
0(左)」のときは、パンニングデータPAN1が乗算
された楽音波形データはパート累算回路11Lへ送られ
て、音像位置が左側に位置することになる。
【0020】上記チャンネルクロック信号CHφはチャ
ンネルカウンタ36に入力され、16進のチャンネルナ
ンバのカウントが行われる。CPU5は、このチャンネ
ルナンバデータが、上記アサインメントメモリ9aに書
き込んだ楽音データのチャンネルナンバデータと一致す
るときに、上記パンニングデータPAN1をラッチ群3
3にセットする。このチャンネルナンバデータは、上記
アサインメントメモリ9aの各チャンネルエリアの楽音
データを順次読み出して楽音波形データを生成するタイ
ミングに一致しており、各楽音波形データの生成と各パ
ンニングデータPAN1の乗算すなわちステレオ制御と
の同期がとられる。
【0021】上記パンニングデータPAN1のセットの
ときには、CPU5よりセット信号Sが上記セレクタ3
4に与えられ、セレクトデータが第1パンニングレジス
タ25aからのパンニングデータPAN1に切り換えら
れれる。なお、ラッチ群33及びチャンネルカウンタ3
6はCPU5からのリセット信号Rによってすべてクリ
アされる。また上記アダー37R、37Lには、もう1
つのパンニング回路10bからの右音源及び左音源の楽
音波形データが加算されて合成される。
【0022】なお、上記パンニングデータPANの値が
小さいほど、音像位置が「CR」→「R1」→「R2」
→「R3」、または「CL」→「L1」→「L2」→「
L3」というようにシフトしてもよいし、右/左データ
R/Lの特性は左右逆であってもよい。また、乗算回路
32の代わりにレベルシフタ等を用いてもよく、要は楽
音波形データのレベルを変更できれば何でもよい。
【0023】図8はパンニング回路10aの別の例を示
すものである。パンニング回路10bもパンニング回路
10aと同じ構成である。この図8の回路では、右音源
または左音源の音量レベルの制御によるステレオ制御で
はなく、右音源または左音源の発音開始タイミングの制
御によるステレオ制御を行っている。
【0024】上記楽音発生回路8aからの楽音波形デー
タは、デマルチプレクサ回路41を介して各チャンネル
タイミングごとに振り分けられ、16個のデジタルディ
レイ回路42…でディレイされてゲート回路43…に与
えられるとともに、そのままゲート回路43…に与えら
れる。このゲート回路43…は、上記アンドゲート群3
1a、31b、31c、31d及びインバータ35a、
35bと同じ回路である。このゲート回路43…では、
右音源の楽音波形データと左音源の楽音波形データとに
振り分けられ、それぞれ加算回路44R、44Lで加算
されて、アダー37R、37Lを介し上記パート累算回
路11R、11Lへ送出される。上記デジタルディレイ
回路42…はCCD(チャージカップルドデバイス)、
BBD(バケットブリッジデバイス)等で構成され、与
えられるディレイデータに応じたディレイが行われる。
【0025】一方、パンニングデータメモリ45には、
16個の番地が形成され、各番地に各パンニングデータ
PAN1が書き込まれる。この書き込みアドレスデータ
は、上記チャンネルカウンタ36からのチャンネルナン
バデータであり、書き込み指令信号はCPU5からの上
記セット信号Sである。このチャンネルナンバデータは
上記デマルチプレクサ回路41にも与えられる。このパ
ンニングデータメモリ45に書き込まれた各パンニング
データPAN1は、上記デジタルディレイ回路42…に
それぞれ与えられ、パンニングデータPAN1の値の大
きさに応じたディレイが行われる。またパンニングデー
タPAN1の最上位ビットの右/左データR/Lは、上
記ゲート回路43…に与えられる。
【0026】なお、上述したパンニング回路10a、1
0bは一体の1つの回路としてもよい。この場合、上記
ラッチ群33を32段としたり、デジタルディレイ回路
42、ゲート回路43を32個設けたり、パンニングデ
ータメモリ45の番地を32番地としたりすればよい。 この場合、1組のパンニングデータPAN1、PAN2
が続けてラッチ群33またはパンニングデータメモリ4
5にセットされることになる。また、この場合、楽音発
生回路8a(8b)、アサインメントメモリ9a(9b
)を一体として、32チャンネルの時分割処理を行うよ
うにしてもよい。
【0027】このほか、図8のデジタルディレイ回路4
2…を図7の乗算回路32…に置き換えることもできる
し、このデジタルディレイ回路42…の隣に図7の乗算
回路32…を付加して、発音タイミングの制御と音量レ
ベルの制御をいっしょに行うようにしてもよい。さらに
上記パンニング回路10a、10bはアナログ回路で実
現してもよいし、ステレオ制御できればどのような回路
であってもよい。
【0028】また、0〜15の各チャンネルと各音像「
R3」、「R2」、「R1」、「CR」、「CL」、「
L1」、「L2」、「L3」とが対応するように、アサ
インメントメモリ9a、9b及びパンニング回路10R
、10Lを構成してもよい。この場合、図7のラッチ群
33及び図8のパンニングデータメモリ45にセットす
るパンニングデータPAN1(PAN2)は、「R3」
、「R2」、「R1」、「CR」、「CL」、「L1」
、「L2」、「L3」の順番で固定的にセットされる。 CPU5によって、このパンニングデータPAN1(P
AN2)の順番が書き換えられることはない。そして、
第0及び第1チャンネルを割り当てられた楽音は音像位
置「R3」、第2及び第3チャンネルを割り当てられた
楽音は音像位置「R2」、第4及び第5チャンネルを割
り当てられた楽音は音像位置「R1」、……、第14及
び第15チャンネルを割り当てられた楽音は音像位置「
L3」となる。これに応じ、アサインメントメモリ9a
、9bのどのチャンネルエリアへ発音楽音データの書き
込むかは、上記パンニングデータPAN1(PAN2)
の値に基づいて決定される。すなわち、後述する1音発
音処理のステップ96〜98では、パンニングデータP
AN1(PAN2)の値に基づいてチャンネル割当を行
う。なお、パンニング回路10R、10Lは、計4つま
たはそれ以上とし、パンニング回路10R、10Lにお
いて形成されるチャンネル数を減らしてもよい。
【0029】4.ワーキングレジスタ群21図12はワ
ーキングレジスタ群21を示すものである。 このワーキングレジスタ群21は、楽音パートレジスタ
(PART)22、コーラス効果レジスタ(CHORU
S)23、メロディ1発音順レジスタ24a(ORDE
R1)、メロディ2発音順レジスタ24b(ORDER
2)、コード発音順レジスタ24c(ORDER3)、
第1パンニングレジスタ25a(PAN1)、第2パン
ニングレジスタ25b(PAN2)等からなっている。
【0030】楽音パートレジスタ22には、楽音パート
データPARTがセットされる。この楽音パートデータ
PARTは、発音または消音のイベントに係る楽音が、
メロディのものか(「01」)、コードのものか(「1
0」)、ベースのものか(「11」)、ドラムのものか
(「00」)を示すデータである。コーラス効果レジス
タ23には、コーラス効果データCHORUSがセット
される。このコーラス効果データCHORUSは、上記
パネルスイッチ群3の中のコーラス効果スイッチ(図示
せず)によるコーラス効果のオン(「1」)、オフ(「
0」)を示すデータである。
【0031】メロディ1発音順レジスタ24aには、「
メロディ1」の発音順データORDER1がセットされ
る。「メロディ1」の発音順データORDER1はオン
イベントがあるごとに「0(番目)」→「1(番目)」
→「2(番目)」→「3(番目)」とインクリメントさ
れていき、「3(番目)」の後は「0(番目)」に戻り
、以後「0」〜「3」のリングカウントが繰り返される
。メロディ2発音順レジスタ24bには、「メロディ2
」の発音順データORDER2がセットされる。 「メロディ2」の発音順データORDER2はオンイベ
ントがあるごとに「0(番目)」→「1(番目)」→「
2(番目)」とインクリメントされていき、「2(番目
)」の後は「0(番目)」に戻り、以後「0」〜「2」
のリングカウントが繰り返される。
【0032】「メロディ1」と「メロディ2」とのちが
いは、上記コーラス効果のオン/オフに基づく。コード
発音順レジスタ24cには、「コード」の発音順データ
ORDER3がセットされる。「コード」の発音順デー
タORDER3はオンイベントがあるごとに「0(番目
)」→「1(番目)」とインクリメントされ、「1(番
目)」の後は「0(番目)」に戻り、以後「0」〜「1
」のリングカウントが繰り返される。この発音順データ
ORDERに基づいて音像位置や音像数の制御が行われ
る。
【0033】第1パンニングレジスタ25aには、パン
ニング回路10aに転送されるパンニングデータPAN
1がセットされる。第2パンニングレジスタ25bには
、パンニング回路10bに転送されるパンニングデータ
PAN2がセットされる。このパンニングデータPAN
1、PAN2は、上述の図9に示す各音像位置「L3」
、「L2」…「R3」を示すデータである。このパンニ
ングデータPANの値が大きいほど、音像位置がセンタ
ー「CL」「CR」から側方「L3」「R3」へシフト
していく。パンニングデータPANの最上位ビットは右
/左データR/Lであり、このデータR/Lは音像位置
の右側「CR」…「R3」(「1」)、左側「CL」…
「L3」(「0」)を示している。
【0034】5.メインルーチン 図13はメインルーチンのフローチャートを示している
。この処理は電源投入によりスタートする。この処理で
は、まずCPU5はイニシャライズ処理を行い(ステッ
プ01)、パネルスイッチ群3のスキャン処理を行い、
パネルスイッチ群3の操作に変化があるか否かを判別し
(ステップ02)、さらにキーボード1のスキャン処理
を行い、キーボード1の操作に変化があるか否か判別す
る(ステップ03)。いずれも変化がなければ、自動演
奏処理を行う(ステップ04)。
【0035】キーボード1の操作に変化があれば、RA
M6のワーキングレジスタ群21の楽音パートレジスタ
22に「メロディ」の楽音パートデータPARTをセッ
トし(ステップ05)、上記変化がキーオンへの変化で
あれば(ステップ06)、発音処理を行う(ステップ0
7)。キーオンへの変化でなければ(ステップ06)、
消音処理を行う(ステップ08)。これにより、オンイ
ベントに応じた発音、オフイベントに応じた消音が行わ
れる。
【0036】上記ステップ02で、パネルスイッチ群3
に変化があるとき、この変化がコーラス効果スイッチの
変化であれば(ステップ09)、ワーキングレジスタ群
21のコーラス効果レジスタ23のコーラス効果データ
CHORUSの値を判別する(ステップ10)。「1」
であれば「0」とし(ステップ11)、「0」であれば
「1」とする(ステップ12)。これにより、コーラス
効果スイッチのオン/オフが行われる。上記ステップ0
9でコーラス効果スイッチの変化でなければ、その他の
スイッチに応じた処理を行い(ステップ13)、その他
の各種処理を行い(ステップ14)、上記ステップ02
に戻る。
【0037】6.発音処理 図14は上記ステップ07の発音処理のフローチャート
を示すものである。この処理ではCPU5はパートレジ
スタ22にセットされている楽音パートデータPART
が「メロディ」、「コード」、「ベース」のいずれかを
判別する(ステップ21、22、23)。「メロディ」
であれば、コーラス効果レジスタ23のコーラス効果デ
ータCHORUSの値が「0」のとき(ステップ24)
、メロディ1処理を行い(ステップ25)、「1」であ
ればメロディ2処理を行う(ステップ26)。
【0038】上記ステップ22で、「コード」であれば
コード処理を行う(ステップ27)。そして、上記ステ
ップ23で、「ベース」であればベース処理を行う(ス
テップ28)。さらに、上記ステップ21〜24で、「
メロディ」、「コード」、「ベース」いずれでもなけれ
ばドラム処理を行う(ステップ29)。これにより、「
メロディ」、「コード」、「ベース」、「ドラム」の各
楽音パートごとの発音が行われる。この発音処理(ステ
ップ25、26、27、28、29)では、楽音パート
ごとにそれぞれ異なる音像位置または音像数が割り当て
られ、楽音パートに応じてステレオ制御が行われる。
【0039】上記パートレジスタ22にセットされる楽
音パートデータPARTは、キーボード1が操作された
ときは「メロディ」とされ、後述する自動演奏では「メ
ロディ」、「コード」、「ベース」とされたりクリアさ
れたりする。むろん、モード切換によりキーボード1が
操作されたとき「コード」、「ベース」等としたり、外
部入力のミディデータに応じて楽音パートデータPAR
Tを決定してもよい。
【0040】7.メロディ1処理 図1は上記ステップ25のメロディ1処理のフローチャ
ートを示すものである。この処理ではCPU5はメロデ
ィ1発音順レジスタ24aにセットされている発音順デ
ータORDER1が「0(番目)」、「1(番目)」、
「2(番目)」のいずれか、すなわちメロディの楽音パ
ートにおける発音の順番を判別する(ステップ31、3
2、33)。「0(番目)」であれば、第1パンニング
レジスタ25a及び第2パンニングレジスタ25bに「
L1」のパンニングデータPAN1、PAN2をセット
して「L1」の音像位置を割り当て(ステップ34)、
メロディ1発音順レジスタ24aの発音順データORD
ER1を「0(番目)」から「1(番目)」にし(ステ
ップ35)、1音発音処理を行う(ステップ42)。
【0041】上記ステップ32で、発音順データORD
ER1が「1(番目)」であれば、第1パンニングレジ
スタ25a及び第2パンニングレジスタ25bに「R1
」のパンニングデータPAN1、PAN2をセットして
「R1」の音像位置を割り当て(ステップ36)、メロ
ディ1発音順レジスタ24aの発音順データORDER
1を「1(番目)」から「2(番目)」にし(ステップ
37)、1音発音処理を行う(ステップ42)。
【0042】上記ステップ33で、発音順データORD
ER1が「2(番目)」であれば、第1パンニングレジ
スタ25a及び第2パンニングレジスタ25bに「CL
」のパンニングデータPAN1PAN2をセットして「
CL」の音像位置を割り当て(ステップ38)、メロデ
ィ1発音順レジスタ24aの発音順データORDER1
を「2(番目)」から「3(番目)」にし(ステップ3
9)、1音発音処理を行う(ステップ42)。
【0043】上記ステップ33で、発音順データORD
ER1が「3(番目)」であれば、第1パンニングレジ
スタ25a及び第2パンニングレジスタ25bに「CR
」のパンニングデータPAN1、PAN2をセットして
「CR」の音像位置を割り当て(ステップ40)、メロ
ディ1発音順レジスタ24aの発音順データORDER
1を「3(番目)」から「0(番目)」にし(ステップ
41)、1音発音処理を行う(ステップ42)。これに
より、発音順データORDER1に応じて異なる音像位
置が割り当てられ、発音順に応じてステレオ制御が行わ
れる。
【0044】8.メロディ2処理 図2は上記ステップ26のメロディ2処理のフローチャ
ートを示すものである。この処理では、CPU5はメロ
ディ発音順レジスタ24bにセットされている発音順デ
ータORDER2が「0(番目)」、「1(番目)」の
いずれか、すなわちメロディの楽音パートにおける発音
の順番を判別する(ステップ51、52)。「0(番目
)」であれば、第1パンニングレジスタ25a及び第2
パンニングレジスタ25bに「L3」のパンニングデー
タPAN1、PAN2をセットして「L3」の音像位置
を割り当て(ステップ53)、1音発音処理を行う(ス
テップ54)。そして、上記ステップ03で判別された
オンキーのピッチをわずかに変える(ステップ55)。 この変更は、後述するステップ86で楽音発生回路8a
、8bのアサインメントメモリ9a、9bにセットされ
るキーナンバデータまたは周波数ナンバデータに対し一
定値が加減乗除される。
【0045】次いで、第1パンニングレジスタ25a及
び第2パンニングレジスタ25bに「R3」のパンニン
グデータPAN1、PAN2をセットして「R3」の音
像位置を割り当て(ステップ56)、メロディ2発音順
レジスタ24bの発音順データORDER2を「0(番
目)」から「1(番目)」にし(ステップ57)、1音
発音処理を行う(ステップ58)。これにより、わずか
にピッチのずれた楽音が2つの音像で発音され、コーラ
ス効果が実現される。これは後述するステップ59〜6
4、65〜70でも同じである。
【0046】上記ステップ52で、発音順データORD
ER2が「1(番目)」であれば、第1パンニングレジ
スタ25及び第2パンニングレジスタ26に「L2」の
パンニングデータPAN1、PAN2をセットして「L
2」の音像位置を割り当て(ステップ59)、1音発音
処理を行う(ステップ60)。そして、ステップ55と
同様、ピッチをわずかに変え(ステップ61)、第1パ
ンニングレジスタ25a及び第2パンニングレジスタ2
5bに「R2」のパンニングデータPAN1、PAN2
をセットして「R2」の音像位置を割り当て(ステップ
62)、メロディ2発音順レジスタ24bの発音順デー
タORDER2を「1(番目)」から「2(番目)」に
し(ステップ63)、1音発音処理を行う(ステップ6
4)。
【0047】上記ステップ52で、発音順データORD
ER2が「2(番目)」であれば、第1パンニングレジ
スタ25及び第2パンニングレジスタ26に「L1」の
パンニングデータPAN1、PAN2をセットして「L
1」の音像位置を割り当て(ステップ65)、1音発音
処理を行う(ステップ66)。そして、ステップ55と
同様ピッチをわずかに変え(ステップ67)、第1パン
ニングレジスタ25a及び第2パンニングレジスタ25
bに「R1」のパンニングデータPAN1、PAN2を
セットして「R1」の音像位置を割り当て(ステップ6
8)、メロディ2発音順レジスタ24bの発音順データ
ORDER2を「2(番目)」から「0(番目)」にし
(ステップ69)、1音発音処理を行う(ステップ70
)。
【0048】これにより、発音順データORDER2に
応じて異なる音像位置が割り当てられ、発音順に応じて
ステレオ制御が行われる。また、このメロディ2処理は
コーラス効果が付与されるときの処理であり、上記メロ
ディ1処理はコーラス効果が付与されないときの処理で
あり、コーラス効果データCHORUSに応じて異なる
音像位置が割り当てられ、エフェクト内容に応じてステ
レオ制御が行われる。この場合、このコーラス効果のほ
か、グライド、ポルタメント、ビブラート、トレモロ、
グロウル、マンドリン、リバーブ、フェザー、セレステ
、サスティン等の各種効果のオン/オフに応じて上記ス
テレオ制御を行うようにしてもよい。
【0049】9.コード処理 図3は上記ステップ27のコード処理のフローチャート
を示すものである。この処理ではCPU5はコード発音
順レジスタ24にセットされている発音順データORD
ER3が「0(番目)」か否か、すなわちコードの楽音
パートにおける発音の順番を判別する(ステップ81)
。「0(番目)」であれば、第1パンニングレジスタ2
5aに「L3」のパンニングデータPAN1をセットし
「L3」の音像位置を割り当てるとともに、第2パンニ
ングレジスタ25bに「R3」のパンニングデータPA
N2をセットし「R3」の音像位置を割り当て(ステッ
プ82)、コード発音順レジスタ24cの発音順データ
ORDER3を「0(番目)」から「1(番目)」にし
(ステップ83)、1音発音処理を行う(ステップ86
)。
【0050】上記ステップ81で、発音順データORD
ER3が「1(番目)」であれば、第1パンニングレジ
スタ25aに「L2」のパンニングデータPAN1をセ
ットし「L2」の音像位置を割り当てるとともに、第2
パンニングレジスタ25bに「R2」のパンニングデー
タPAN2をセットし「R2」の音像位置を割り当て(
ステップ84)、コード発音順レジスタ24cの発音順
データORDER3を「1(番目)」から「0(番目)
」にし(ステップ85)、1音発音処理を行う(ステッ
プ86)。
【0051】これにより、発音順データORDER3に
応じて異なる音像位置が割り当てられ、発音順に応じて
ステレオ制御が行われる。また、このコード処理のステ
ップ82、84では、2つの音像が生成され、コードの
発音では音像数が変えられ、楽音パートに応じてステレ
オ制御が行われる。なお、発音順に応じて音像数を変え
るには、例えば上記ステップ34、36、38、40、
53、56、62、65、68の一部を上記ステップ8
2、84と置換えればよい。
【0052】10.ベース処理 図4は上記ステップ28のベース処理のフローチャート
を示すものである。この処理ではCPU5は第1パンニ
ングレジスタ25a及び第2パンニングレジスタ25b
に「CL」のパンニングデータPAN1、PAN2をセ
ットし「CL」の音像位置を割り当て(ステップ76)
、1音発音処理を行う(ステップ77)。これにより、
ベーズ音の場合は「CL」の音像位置が常時割り当てら
れる。むろん、上記メロディ1、メロディ2、コードの
各処理のように、発音順または楽音パートに応じて音像
位置または音像数を変えるようにしてもよい。
【0053】11.ドラム処理 図5は上記ステップ29のドラム処理のフローチャート
を示すものである。この処理ではCPU5はドラムの各
音色(トーンナンバ)データに基づき、図11に示す音
色−音像デコーダ20から対応するパンニングデータP
ANを読み出し(ステップ91)、このパンニングデー
タPANを第1パンニングレジスタ25a及び第2パン
ニングレジスタ25bにセットして音像位置を割り当て
(ステップ92)、1音発音処理を行う(ステップ93
)。
【0054】これにより、図11に示すバスドラム、ク
ローズハイハット等のトーンナンバデータに応じて異な
る音像位置が割り当てられ、音色に応じてステレオ制御
が行われる。図11の音色−音像デコーダ20は、他に
ピアノ、バイオリン、フルート等の音色を含めてもよく
、上記ステップ91〜93の処理はメロディ、コード、
ベース等で行うようにしてもよい。また音色(トーンナ
ンバ)データは、サイン波、三角波、矩形波、オルガン
形エンベロープ、パーカス形エンベロープ等の波形の形
で区別される音色データ、高調波成分の含有率やノイズ
音成分の含有率等、特定成分の含有率の大きさで区別さ
れる音色デクリメント、特定フォルマントに対応した複
数の特定周波数帯域のスペクトルグループに対応する各
周波数成分のちがいで区別される音色データ、発音開始
から発音終了までの波形の形で区別される音色データで
あってもよい。さらに上述した各処理で制御される音像
位置及び音像数は上述した位置及び数に限られず、音像
位置は8つ以外でもよく、音像数は3つ以上でもよい。
【0055】12.1音発音処理 図15は、上記ステップ42、54、58、60、64
、66、70、86、77、93等の1音発音処理のフ
ローチャートを示すものである。この処理ではCPU5
は楽音発生回路8a(8b)のアサインメントメモリ9
a(9b)の空チャンネルエリアに発音する楽音の音高
(キーナンバ)、音量、音色(トーンナンバ)、楽音パ
ート等の楽音データを書き込む(ステップ96)。この
書き込みデータは上記キーボード1の操作内容やパネル
スイッチ群3の操作内容に応じたものや、ROM7より
読み出される自動演奏データの内容に応じたものである
。パンニング回路10aのラッチ群33の対応チャンネ
ル段に上記第1パンニングレジスタ25aのパンニング
データPAN1をセットし(ステップ97)、パンニン
グ回路10bのラッチ群33の対応チャンネル段に上記
第2パンニングレジスタ25bのパンニングデータPA
N2をセットする(ステップ98)。そして、上記アサ
インメントメモリの書き込みチャンネルエリアのオン/
オフデータを「1」のオン状態とし、発音を開始させる
(ステップ99)。
【0056】13.イニシャライズ処理図16は上記ス
テップ01のイニシャライズ処理のフローチャートを示
すものである。この処理ではCPU5はRAM6をすべ
てクリアし(ステップ101)、楽音発生回路8a、8
bのアサインメントメモリ9a、9bの全チャンネルエ
リアをクリアし初期化する(ステップ102)。次いで
、ワーキングレジスタ群21をすべてクリアし(ステッ
プ103)、メロディ1発音順レジスタ24a、メロデ
ィ2発音順レジスタ24b、コード発音順レジスタ24
cもクリアする(ステップ104)。
【0057】14.自動演奏処理 図17は上記ステップ04の自動演奏処理のフローチャ
ートを示すものである。この処理ではCPU5はROM
7より読み出した自動演奏データが発音または消音のタ
イミング、すなわち演奏タイミングか否かを判別する(
ステップ111)。この判別は、例えば次のようにして
行われる。プログラマブルタイマ等を使い、設定テンポ
に応じたインターバル時間ごとにCPU5にインタラプ
ト信号を与え、おれに応じてRAM6内のタイムレジス
タをインクリメントし、このタイムレジスタの値が自動
演奏データ内のステップタイムデータまたはゲートタイ
ムデータに一致すれば、発音処理または消音処理を行う
ことになる。ステップタイムデータは、曲の先頭または
小節の先頭から発音タイミングまでのタイムデータであ
り、ゲートタイムデータは、曲の先頭または小節の先頭
から消音タイミングまでのタイムデータである。
【0058】そして、CPU5は上記ステップ111で
演奏タイミングであれば、上記読み出した自動演奏デー
タの中の楽音パートデータPARTを楽音パートレジス
タ22にセットし(ステップ112)、上記演奏タイミ
ングが発音タイミングか消音タイミングかを判別する(
ステップ113)。この判別において、上記タイムレジ
スタの値がステップタイムデータに一致すれば、発音タ
イミングであり、ゲートタイムデータに一致すれば消音
タイミングとなる。そして、ここで発音タイミングであ
れば発音処理を行い(ステップ114)、消音タイミン
グであれば消音処理を行う(ステップ115)。ステッ
プ114の発音処理は、上記ステップ07の発音処理と
同じであり、図14のフローチャートに基づいて実行さ
れる。自動演奏データは、上記ステップタイムデータ、
ゲートタイムデータのほか、音高(キーナンバ)データ
、音色(トーンナンバ)データ、楽音パートデータPA
RT、ベロシティ、音量等も記憶される。
【0059】15.消音処理 図18は上記ステップ08、115等の消音処理のフロ
ーチャートを示すものである。この処理ではCPU5は
楽音発生回路8a、8bのアサインメントメモリ9a、
9bの消音に係る楽音データと同じ楽音データをサーチ
し、この楽音データのオン/オフデータを「0」のオフ
状態とし、発音を終了させる(ステップ119)。
【0060】本発明は上記実施例に限定されず、本発明
の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば
、スピーカ14R、14Lは2つに限られず、3つ以上
設けて3チャンネル以上のステレオシステムを構成して
もよい。この場合パート累算回路11R、11L、D−
A変換器12R、12L、アンプ13R、13L、アン
ドゲート群31a、31bも3つ以上設け、パンニング
データPANの右/左データR/Lも4つまたは6つ以
上の状態を表わす2ビットデータまたは3ビットデータ
以上となる。4チャンネルの場合には6つまたは8つの
状態を表わす3ビットデータとなる。そして、この3ビ
ットデータに基づいて、各アンドゲート群31a、31
b、31c、31d、31e、31f、31g、31h
…を切り換え制御することになる。
【0061】また、楽音パートとしては「メロディ」、
「コード」、「ベース」、「ドラム」のほか、外部入力
のMIDIデータ、「バッキング」、「アルペジオ」等
を含めてもよく、上述したものに限定されないし、楽音
パートの数はいくつであってもよい。音像を変化させる
ためのデータは、上述の発音順、楽音パート、音色、エ
フェクトの他、ベロシティ、音高(音域)、音量、変調
レベル、テンポ、リズムの種類であってもよい。この場
合、図11に示すようなデコーダ20をベロシティの値
の各範囲ごとに、音高データの中のオクターブごとに、
音量の値の各範囲ごとに、変調レベルの値の各範囲ごと
に、テンポの値の各範囲ごとに、リズムの種類ごとに設
けることになる。
【0062】さらに、音像の変化は、上述した音像位置
、音像数の他、音像の移動パターン等であってもよい。 音像の移動パターンは、上記パンニング回路10a、1
0bにセットされるパンニングデータPANに周期的に
変化するデータを加減乗除し、このデータの値を周期的
に変えることで達成される。
【0063】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明は、楽音の
発生順または楽音的ファクタに応じて音像を変化させる
ようにした。従って、楽音の内容に応じて音像が変化し
、ワイド感のある演奏を実現することができるほか、変
化に富んだ演奏を行うこともできる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】メロディ1処理(ステップ25)のフローチャ
ート図である。
【図2】メロディ2処理(ステップ26)のフローチャ
ート図である。
【図3】コード処理(ステップ27)のフローチャート
図である。
【図4】ベース処理(ステップ28)のフローチャート
図である。
【図5】ドラム処理(ステップ29)のフローチャート
図である。
【図6】電子楽器の全体回路図である。
【図7】パンニング回路10aの回路図である。
【図8】別の実施例のパンニング回路10aの回路図で
ある。
【図9】音像位置を示す図である。
【図10】各楽音パートごとの音像位置の割り当て状態
を示す図である。
【図11】ドラムの音像位置の割り当て状態を示す図で
あり、音色−音像デコーダ20の記憶内容を示す図であ
る。
【図12】RAM6のワーキングレジスタ群21を示す
図である。
【図13】メインルーチンのフローチャート図である。
【図14】発音処理(ステップ07、114)のフロー
チャート図である。
【図15】1音発音処理(ステップ42、54、58、
60、64、66、70、77、84、93)のフロー
チャート図である。
【図16】イニシャライズ処理(ステップ01)のフロ
ーチャート図である。
【図17】自動演奏処理(ステップ04)のフローチャ
ート図である。
【図18】消音処理(ステップ08、115)のフロー
チャート図である。
【符号の説明】
1…キーボード、3…パネルスイッチ群、5…CPU、
6…RAM、7…ROM、8a、8b…楽音発生回路、
9a、9b…アサインメントメモリ、10a、10b…
パンニング回路、11R、11L…パート累算回路、1
2R、12L…D−A変換器、14R、14L…スピー
カ、20…音色−音像デコーダ、21…ワーキングレジ
スタ群、22…楽音パートレジスタ(PART)、23
…コーラス効果レジスタ(CHORUS)、24a…メ
ロディ1発音順レジスタ(ORDER1)、24b…メ
ロディ2発音順レジスタ(ORDER2)、24c…コ
ード発音順レジスタ(ORDER3)、25a…第1パ
ンニングレジスタ(PAN1)、25b…第2パンニン
グレジスタ(PAN2)、31a、31b、31c、3
1d…アンドゲート群、32…乗算回路、33…ラッチ
群、34…セレクタ、35…a、35b…インバータ、
36…チャンネルカウンタ、37R、37L…アダー、
41…デマルチプレクサ、42…デジタルディレイ回路
、43…ゲート回路、45…パンニングデータメモリ、
44R、44L…加算回路。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】楽音データを発生する楽音データ発生手段
    と、この楽音データ発生手段から発生された楽音データ
    につきステレオ化を行うステレオ手段と、このステレオ
    手段によってステレオ化された楽音データを発音させる
    ことにより音像を形成する複数の発音手段と、上記楽音
    データ発生手段から発生された楽音データの音楽的ファ
    クタを判別する判別手段と、この判別手段の判別結果に
    応じて、上記ステレオ手段のステレオ化の内容を制御し
    て、上記発音手段によって形成される音像を変化させる
    ステレオ制御手段とを備えたことを特徴とするステレオ
    方式。
  2. 【請求項2】上記音楽的ファクタは上記楽音データの発
    生の順番であることを特徴とする請求項1記載のステレ
    オ方式。
  3. 【請求項3】上記音楽的ファクタは楽音パートであるこ
    とを特徴とする請求項1記載のステレオ方式。
  4. 【請求項4】上記音楽的ファクタは音色であることを特
    徴とする請求項1記載のステレオ方式。
  5. 【請求項5】上記音楽的ファクタはエフェクトであるこ
    とを特徴とする請求項1記載のステレオ方式。
  6. 【請求項6】上記ステレオ制御手段による音像の変化は
    、音像の位置の変化であることを特徴とする請求項1記
    載のステレオ方式。
  7. 【請求項7】上記ステレオ制御手段による音像の変化は
    、音像の数の変化であることを特徴とする請求項1記載
    のステレオ方式。
JP3071256A 1990-12-28 1991-04-03 ステレオ方式 Pending JPH04306697A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3071256A JPH04306697A (ja) 1991-04-03 1991-04-03 ステレオ方式
US07/813,933 US5478968A (en) 1990-12-28 1991-12-27 Stereophonic sound generation system using timing delay
US07/862,189 US5406022A (en) 1991-04-03 1992-04-02 Method and system for producing stereophonic sound by varying the sound image in accordance with tone waveform data

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3071256A JPH04306697A (ja) 1991-04-03 1991-04-03 ステレオ方式

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04306697A true JPH04306697A (ja) 1992-10-29

Family

ID=13455454

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3071256A Pending JPH04306697A (ja) 1990-12-28 1991-04-03 ステレオ方式

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5406022A (ja)
JP (1) JPH04306697A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017057530A1 (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 ヤマハ株式会社 音響処理装置及び音響処理方法

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3578783B2 (ja) * 1993-09-24 2004-10-20 ヤマハ株式会社 電子楽器の音像定位装置
US5668338A (en) * 1994-11-02 1997-09-16 Advanced Micro Devices, Inc. Wavetable audio synthesizer with low frequency oscillators for tremolo and vibrato effects
US6246774B1 (en) 1994-11-02 2001-06-12 Advanced Micro Devices, Inc. Wavetable audio synthesizer with multiple volume components and two modes of stereo positioning
US5742695A (en) * 1994-11-02 1998-04-21 Advanced Micro Devices, Inc. Wavetable audio synthesizer with waveform volume control for eliminating zipper noise
US6272465B1 (en) 1994-11-02 2001-08-07 Legerity, Inc. Monolithic PC audio circuit
US6047073A (en) * 1994-11-02 2000-04-04 Advanced Micro Devices, Inc. Digital wavetable audio synthesizer with delay-based effects processing
US5753841A (en) * 1995-08-17 1998-05-19 Advanced Micro Devices, Inc. PC audio system with wavetable cache
US5847304A (en) * 1995-08-17 1998-12-08 Advanced Micro Devices, Inc. PC audio system with frequency compensated wavetable data
JP3613944B2 (ja) * 1997-09-25 2005-01-26 ヤマハ株式会社 音場効果付与装置
US6464585B1 (en) 1997-11-20 2002-10-15 Nintendo Co., Ltd. Sound generating device and video game device using the same
EP2416311B1 (en) * 2010-08-03 2014-07-16 Yamaha Corporation Tone generation apparatus
JP7419666B2 (ja) 2019-04-03 2024-01-23 ヤマハ株式会社 音信号処理装置および音信号処理方法
WO2021131070A1 (ja) * 2019-12-27 2021-07-01 ローランド株式会社 電子打楽器、電子打楽器の制御装置及びその制御方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5366724A (en) * 1976-11-27 1978-06-14 Heihachirou Hirakawa Sound revolving device
JPS6149397B2 (ja) * 1979-04-28 1986-10-29 Inoue Japax Res
JPH01200399A (ja) * 1988-02-05 1989-08-11 Casio Comput Co Ltd 電子弦楽器
JPH02188795A (ja) * 1989-01-18 1990-07-24 Casio Comput Co Ltd 電子楽器
JPH02189589A (ja) * 1989-01-19 1990-07-25 Casio Comput Co Ltd パンニング制御装置
JPH02287599A (ja) * 1989-04-28 1990-11-27 Casio Comput Co Ltd 電子楽器
JPH0323499A (ja) * 1989-06-20 1991-01-31 Toshiba Corp 疑似ステレオ楽音再生装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59125786A (ja) * 1982-12-24 1984-07-20 カシオ計算機株式会社 自動演奏装置
US5048390A (en) * 1987-09-03 1991-09-17 Yamaha Corporation Tone visualizing apparatus
US5159140A (en) * 1987-09-11 1992-10-27 Yamaha Corporation Acoustic control apparatus for controlling musical tones based upon visual images
US5027689A (en) * 1988-09-02 1991-07-02 Yamaha Corporation Musical tone generating apparatus
FI111789B (fi) * 1989-01-10 2003-09-15 Nintendo Co Ltd Elektroninen pelilaite, jossa on mahdollisuus pseudostereofoniseen äänen kehittämiseen
US5119712A (en) * 1989-01-19 1992-06-09 Casio Computer Co., Ltd. Control apparatus for electronic musical instrument
US5153362A (en) * 1989-10-04 1992-10-06 Yamaha Corporation Electronic musical instrument having pan control function

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5366724A (en) * 1976-11-27 1978-06-14 Heihachirou Hirakawa Sound revolving device
JPS6149397B2 (ja) * 1979-04-28 1986-10-29 Inoue Japax Res
JPH01200399A (ja) * 1988-02-05 1989-08-11 Casio Comput Co Ltd 電子弦楽器
JPH02188795A (ja) * 1989-01-18 1990-07-24 Casio Comput Co Ltd 電子楽器
JPH02189589A (ja) * 1989-01-19 1990-07-25 Casio Comput Co Ltd パンニング制御装置
JPH02287599A (ja) * 1989-04-28 1990-11-27 Casio Comput Co Ltd 電子楽器
JPH0323499A (ja) * 1989-06-20 1991-01-31 Toshiba Corp 疑似ステレオ楽音再生装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017057530A1 (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 ヤマハ株式会社 音響処理装置及び音響処理方法
JP2017069848A (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 ヤマハ株式会社 音響処理装置
US10243680B2 (en) * 2015-09-30 2019-03-26 Yamaha Corporation Audio processing device and audio processing method

Also Published As

Publication number Publication date
US5406022A (en) 1995-04-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH04306697A (ja) ステレオ方式
KR100366721B1 (ko) 전자음악장치및이펙터
US5596645A (en) Sound image localization control device for controlling sound image localization of plural sounds independently of each other
JPH027078B2 (ja)
US6091012A (en) Tone effect imparting apparatus
US5074183A (en) Musical-tone-signal-generating apparatus having mixed tone color designation states
JP2565069B2 (ja) 電子楽器
JPH0210439B2 (ja)
JPH06295175A (ja) 音響制御装置
JP2538809B2 (ja) 楽音発生装置
JP2698942B2 (ja) 楽音発生装置
US5959231A (en) Electronic musical instrument and signal processor having a tonal effect imparting function
JP2834347B2 (ja) ステレオ装置及びステレオ方法
JP3586030B2 (ja) ステレオ楽音制御装置
JP4373625B2 (ja) 電子楽器
JP2727089B2 (ja) 電子楽器の音源装置
JPH0313994A (ja) 電子楽器
JP2636393B2 (ja) 自動演奏装置
JP3508139B2 (ja) デジタル信号処理プロセッサ
JP3782150B2 (ja) ステレオ楽音制御装置
JP2526834B2 (ja) 演奏制御装置
JPH0926787A (ja) 音色制御装置
JP2905351B2 (ja) 電子楽器
JPH04181997A (ja) 残響装置
JPS6137639B2 (ja)