JP3067145B2 - エンベロープ発生制御装置、放音形態制御装置、エンベロープ発生制御方法及び放音形態制御方法 - Google Patents

エンベロープ発生制御装置、放音形態制御装置、エンベロープ発生制御方法及び放音形態制御方法

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JP3067145B2
JP3067145B2 JP2035120A JP3512090A JP3067145B2 JP 3067145 B2 JP3067145 B2 JP 3067145B2 JP 2035120 A JP2035120 A JP 2035120A JP 3512090 A JP3512090 A JP 3512090A JP 3067145 B2 JP3067145 B2 JP 3067145B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の属する技術分野] 本発明は電子楽器などにおけるエンベロープ発生制御
装置、放音形態制御装置、エンベロープ発生制御方法ま
たは放音形態制御方法に関し、特に特殊な音楽的効果を
実現できる装置または方法に関する。
[従来技術] 従来、このような電子楽器のエンベロープまたは放音
形態の制御は以下のように行われていた。
記憶された楽音波形データを指定音高に応じた速度で
読み出す。読み出された楽音波形データに対してエンベ
ロープデータを乗算合成する。この乗算合成は式で表す
と以下のようになる。
(楽音波形)×(エンベロープ) このようなエンベロープは、キーオンで演算開始され
てアタックが開始され、その後ディケイ、サステーンを
経て、キーオフでリリースが開始され減衰していく。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、上述した従来のエンベロープ発生形態また
は放音形態と異なる形態を提供しようとするものであ
り、種々の特殊な音楽的効果を実現でき、音楽的効果の
付与上、有役な電子楽器のエンベロープ発生制御装置/
方法、放音形態制御装置/方法を提供することを目的と
している。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本第1発明では、楽音の放
音の指示を行う楽音放音指示手段の1度の指示に基づい
て発生される各アンプリチュードエンベロープの長さに
応じて、次の新たなアンプリチュードエンベロープを発
生し、これによりアンプリチュードエンベロープを繰り
返し発生し、この繰り返し発生される新たなアンプリチ
ュードエンベロープの大きさを変え、しかもこの新たな
アンプリチュードエンベロープのピークの大きさは前の
アンプリチュードエンベロープの末尾の大きさより大き
くするようにした。
これにより、1つの放音指示で繰り返し発生されるエ
ンベロープを凹凸(でこぼこ)につなげて、特殊な音楽
的効果(マリンバ効果)を実現できる。
また、本第2発明では、複数の楽音放音指示手段のそ
れぞれの指示に応じて、アンプリチュードエンベロープ
をそれぞれ発生するとともに、複数の楽音放音指示手段
の先頭の指示に応じてエフェクトエンベロープを発生
し、この発生されたエフェクトエンベロープに基づいて
各アンプリチュードエンベロープの大きさを決定し、指
示された複数の楽音放音指示手段の先頭の指示から特定
の時間内に、上記先頭以外の別の指示があれば楽音の放
音を行い、この特定の時間外に上記先頭以外の別の指示
があれば楽音の放音を行わないようにした。
さらに、本第3発明では、指示された複数の楽音放音
指示手段の先頭の指示から特定の時間内に、上記先頭以
外の別の指示があれば楽音の放音を行い、この特定の時
間外に上記先頭以外の別の指示があれば楽音の放音を行
わないようにした。
これにより、先頭の指示からの時間によって放音を行
ったり行わなかったりすることができ、特殊な音楽的効
果(パーカスドローバ効果)を実現できる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面とともに詳細に説明す
る。
第1図は、マリンバ効果のアンプリチュードエンベロ
ープAEとエフェクトエンベロープEEとを示す。第1図
(3)(4)に示すように、点線のエフェクトエンベロ
ープEEは、実線のアンプリチュードエンベロープAEのリ
ピートごとに、f(ディケイ)の割合だけ、減衰してい
く。アンプリチュードエンベロープAEの形は、第1図
(1)に示すように、4種類あり、リピートタイムデー
タの値に応じて、選択される。この処理は、ステップ35
2〜361で行われる。
第2図は、パーカスドローバ効果のアンプリチュード
エンベロープAEとエフェクトエンベロープEEとを示す。
第2図(3)(4)に示すように、点線のエフェクトエ
ンベロープEEは、最初のキーAのオンでスタートし、こ
のエフェクトエンベロープEEの減衰値に応じて実線の各
アンプリチュードエンベロープAEの値が決定される。ア
ンプリチュードエンベロープAEの形は、第1図(1)に
示すように、4種類あり、ディケイタイムデータの値に
応じて、選択される。この場合、エフェクトエンベロー
プEEが減衰し終わるまでのキーオンについて、アンプリ
チュードエンベロープAEが付与されて、放音が行われ
る。エフェクトエンベロープEEが減衰し終わった後のキ
ーオンについては、放音が行われない。この処理は、ス
テップ204〜208で行われる。
第3図は、別のパーカスドローバ効果のアンプリチュ
ードエンベロープAEとエフェクトエンベロープEEとを示
す。この例では、第3図(3)(4)に示すように、点
線のエフェクトエンベロープEEは、変化しないオルガン
音タイプのものである。他は第2図のものと同じであ
る。
1.全体回路 第4図は、電子楽器の全体回路を示すものである。キ
ーボード1の各キースイッチはマトリクス接続されて、
キースキャン回路2によりスキャンされ、そのスキャン
結果は、キースキャン回路2内に記憶される。またパネ
ルスイッチボード3の各スイッチもマトリクス接続され
て、パネルスキャン回路4によりスキャンされ、そのス
キャン結果は、パネルスキャン回路4内に記憶される。
この記憶結果に基づいて、オン状態にあるスイッチのLE
D(発光ダイオード)が点灯される。このパネルスイッ
チボード3には、ドローバスイッチ群5が設けられてい
る。このドローバスイッチ群5は、上述したパーカスド
ローバ音の成分音とエンベロープのディケイ時間とを決
定するためのスイッチ群である。むろん、通常のキーに
よってパーカスドローバ音の音色を決定するようにして
もよい。
CPU6は、各回路の制御を行い、楽音の生成等の処理を
行うものである。例えば、キーボード1、パネルスイッ
チボード3より入力された楽音データを楽音発生回路10
のアサイメントメモリ12に書き込んだりする。ROM7に
は、CPU6が各種処理を行うためのプログラム等が記憶さ
れる。RAM8には、CPU6の各種処理データ等が記憶され
る。タイマ9は、CPU6が各種インタラプト処理を行うタ
イミングを制御する。このタイマ9は、上述したアンプ
リチュードエンベロープAE、エフェクトエンベロープEE
の生成にも使用される。
楽音発生回路10は、楽音信号を生成する回路であり、
アサイメントメモリ12に書き込まれた楽音データに基づ
き、音色係数ROM11からの情報に基づいて、波形データ
やエンベロープデータを生成したり等する。音色係数RO
M11には、複数種類の波形データの各サンプル値、複数
種類のエンベロープ係数値のほか、周波数ナンバ値等が
記憶されている。
アサイメントメモリ12には、複数チャンネル分のチャ
ンネルエリアが形成され、各チャンネルエリアごとに楽
音データが書き込まれる。これに応じ、楽音発生回路10
では、時分割処理により、複数の楽音が同時生成され
る。楽音発生回路10で生成された楽音信号は、DAC(デ
ジタル−アナログコンバータ)13を介し、サウンドシス
テム14より放音出力される。
2.ワーキングエリア 第5図は、上記RAM8内のワーキングエリア80を示すも
のである。
このワーキングエリア80は、ゲートタイムレジスタ80
1、ニューKOSレジスタ802、オールドKOSレジスタ803、
ニューKSレジスタ群804、オールドKSレジスタ群805、ニ
ューDSレジスタ群806、オールドDSレジスタ群807、ニュ
ーTSレジスタ群808、オールドTSレジスタ群809、ゲート
チャンネルレジスタ群810、リピートチャンネルレジス
タ群811よりなっている。
ゲートタイムレジスタ801には、第2図点線で示すパ
ーカスドローバ効果のエフェクトエンベロープEEのゲー
トタイムデータがセットされる。このゲートタイムデー
タは、エフェクトエンベロープEEのスタート時点からの
経過時間を示すとともに、各々のアンプリチュードエン
ベロープAEのアタックレベルすなわち最大レベルも示し
ている。
ニューKOSレジスタ802には、いちばん新しいメインル
ーチン処理で検出されたキーオンサミングデータKOSが
セットされ、オールドKOSレジスタ803には、1回前のメ
インルーチン処理で検出されたキーオンサミングデータ
KOSがセットされる。このキーオンサミングデータKOS
は、キーボード1で、いずれかのキーについてキーオン
イベントがあったときに「1(2値論理レベルのhigh状
態)」となる。
ニューKSレジスタ群804には、いちばん新しいメイン
ルーチン処理で検出されたキーステータスデータKSがセ
ットされ、オールドKSレジスタ群805には、1回前のメ
インルーチン処理で検出されたキーステータスデータKS
がセットされる。このキーステータスデータKSは、キー
ボード1の各キーごとのオン(「1」)、オフ(「0
(2値論理レベルのlow状態)」)を示している。
ニューDSレジスタ群806には、いちばん新しいメイン
ルーチン処理で検出されたドローバスキャンデータDSが
セットされ、オールドDSレジスタ群807には、1回前の
メインルーチン処理で検出されたドローバスキャンデー
タDSがセットされる。このドローバスキャンデータDS
は、上記パネルスイッチボード3のドローバスイッチ群
5の各スイッチの入力データである。このドローバスキ
ャンデータDSに基づいてパーカスドローバ音の音色内容
が決定される。
ニューPSレジスタ群808には、いちばん新しいメイン
ルーチン処理で検出されたパネルスキャンデータPSがセ
ットされ、オールドPSレジスタ群809には、1回前のメ
インルーチン処理で検出されたパネルスキャンデータPS
がセットされる。このパネルスキャンデータPSは、上記
パネルスイッチボード3のドローバスイッチ群5以外の
各スイッチのオン/オフを示している。
このパネルスキャンデータPSは、ティビアパーカス
(TIBPER(TIBIA PERCUS))、バンジョ(BANJO)、ギ
ター(GUITAR)、マリンバ(MARIMB(MARIMBA))、ビ
ブラフォン(VIB)、エレクトロニックピアノ(EP)、
ピアノ(PIANO)、リピート1(PE−1)、リピート2
(RE−2)からなっている。ティビアパーカス、マリン
バは、上記第1図〜第3図に示す特殊なエフェクト音の
音色を示している。
第1図は、マリンバ効果のエフェクト音を示すもの
で、多数の音が連続して繰り返され、この繰り返される
各音の大きさが順次小さくなっていく。
第2図及び第3図は、ディビアパーカスの中のパーカ
スドローバ効果のエフェクト音を示している。通常は、
単一のキーオンで、このパーカスドローバ音のほかにデ
ィビアドローバ音(図示せず)もあわせて発音される。
パーカスドローバ音は、第2図及び第3図に示すよう
に、最初のキーオンから一定時間内のキーオンについて
重ねて発音されるエフェクト音である。これに対し、デ
ィビアドローバ音は、キーオンの順序や時間に関係な
く、いつのキーオンについても発音される。
上記バンジョ、ギター、ビブラフォン、エレクトロニ
ックピアノ、ピアノは、通常の音色を示している。
リピート1、2は、第1図〜第3図に示す、マリンバ
効果のアンプリチュードエンベロープAEのスタート時点
からの経過時間(ディケイ)を示しており、両データが
「00」でリピート0、「01」でリピート1、「10」でリ
ピート2、「11」でリピート3の各状態が選択される。
なお、上記音色の種類は、もっと多くてもよいしディケ
ィ部分の状態の種類は4種類に限られない。
ゲートチャンネルレジスタ群810には、第1図点線で
示すマリンバ効果のエフェクトエンベロープEEのゲート
タイムデータが、16チャンネル分独立してセットされ
る。このゲートタイムデータは、エフェクトエンベロー
プEEのスタート時点からの経過時間を示すとともに、各
々のアンプリチュードエンベロープAEのアタックレベル
すなわち最大レベルも示している。
リピートチャンネルレジスタ群811には、第1図実線
で示すマリンバ効果のアンプリチュードエンベロープAE
のリピートタイムデータが、16チャンネル分独立してセ
ットされる。このリピートタイムデータは、各々のアン
プリチュードエンベロープAEのスタート時点からの経過
時間を示している。
3.アサイメントメモリ12 第6図は、アサイメントメモリ12を示すものである。
このアサイメントメモリ12には、16チャンネル分のメ
モリエリアが形成され、各チャンネルエリアには、当該
チャンネルに割り当てられた楽音についてのデータがセ
ットされる。この楽音データは、オン/オフデータ、キ
ーコードデータ、ベロシティデータ、音色ナンバ、エン
ベロープレベルデータよりなっている。
オン/オフデータは、キーオン中(「1」)か、キー
オフ中(「0」)かを示している。キーコードデータ
は、音高を示している。ベロシティデータは、キー操作
の速度または強さを示している。エンベロープレベルデ
ータは、アンプリチュードエンベロープAEのアタックレ
ベルすなわち最大レベルを示している。
上記パネルスイッチボード3にて、ティビアパーカス
音が選択されたときには、この16チャンネル分のチャン
ネルエリアのうち、0〜9のチャンネルエリアは、ティ
ビアドローバ(TIBIA DRAWBAR)音に割り当てられ、10
〜15のチャンネルエリアは、パーカスドローバ(PERCUS
DRAWBAR)音に割り当てられる。
ティビアドローバ音に10チャンネル分を割り当てるの
は、これがオルガン音であり、キーオン中は減衰せず、
サスティンが極めて短いため、指の数と同数の10チャン
ネルで十分であるためである。これに対し、このティビ
アドローバ音以外のパーカスドローバ音に残り6チャン
ネルを割り当てるのは、これがパーカス音であり、キー
オン中でも減衰がはじまり、減衰がはやいためである。
また、このパーカスドローバ音は、最初のキーオンイベ
ントから、短いゲートタイム時間内に発生したキーオン
イベントに対してのみ発生され、このゲートタイム時間
経過後のキーオンイベントについては、ティビアドロー
バ音のみ発音され、パーカスドローバ音は発音されない
からでもある。
4.キー処理 第7図は、キー処理のフローチャートを示すものであ
る。このキー処理は、イニシャライズ処理、パネルスイ
ッチ処理等とともに全体処理の1つを形成している。こ
の全体処理は電源投入とともにスタートする。
このキー処理では、まずパネルスイッチボード3の中
のマリンバのキーまたはティビアパーカスのキーがオン
されているか否か判別する(ステップ01、02)。マリン
バのキーがオンされていれば、マリンバ効果を実現する
ためのキー処理を行う(ステップ03)。ティビアパーカ
スのキーがオンされていれば、パーカスドローバ効果を
実現するためのキー処理及びティビアドローバ音の発音
処理を行う(ステップ04)。上記2つのキーいずれもオ
ンされていなければ、通常のキー処理を行う(ステップ
05)。上記ティビアドローバ音の発音処理は、通常の発
音処理と同じである。
5.インタラプト処理 第8図は、インタラプト処理のフローチャートを示す
ものである。この処理では、まずパネルスイッチボード
3の中のマリンバのキーまたはティビアパーカスのキー
がオンされているか否か判別する(ステップ11、12)。
マリンバのキーがオンされていれば、マリンバ効果を実
現するためのインタラプト処理を行う(ステップ13)。
ティビアパーカスのキーがオンされていれば、パーカス
ドローバ効果を実現するためのインタラプト処理を行う
(ステップ14)。上記2つのキーいずれもオンされてい
なければ、その他のインタラプト処理を行う(ステップ
15)。
このインタラプト処理により、後述するゲートタイム
データまたはリピートタイムデータのデクリメント処
理、ゲートタイムデータのディケイ処理が行われる。こ
のインタラプト周期は、上述したリピート1、リピート
2のデータまたはディケイデータによって決定され、第
1図(1)、第2図(1)、第3図(1)に示す、リピ
ートタイプ、ディケイタイプの選択が行われることにな
る。上記リピート1、リピート2のデータまたはディケ
イデータは、パネルスイッチボード3より入力され、タ
イマ9にセットされる。
上述のキー処理、インタラプト処理では、アンプリチ
ュードエンベロープAEの生成のほか、エフェクトエンベ
ロープEEの生成も行われる。このエフェクトエンベロー
プEEの生成処理は、常に行われるものではなく、マリン
バのキー、ティビア・パーカスのキーがオンされている
ときのみ行われ、ステップ05、15の通常のモードでは行
われない。従って、楽音チャンネルを有効に使用して、
電子楽器のシステム全体を有効に活用できる。
6.パーカスドローバ効果のキー処理 第9図は、パーカスドローバ効果のキー処理のフロー
チャートを示すものである。この処理では、パーカスド
ローバ音の発音処理が行われ、ティビアドローバ音の発
音処理は、別のフローチャートに基づいて行われる。
この処理では、まず、第2図(2)のキーAのキーオ
ンイベントがあれば(ステップ201)、アサイメントメ
モリの各チャンネルエリアの楽音データのうち、オン/
オフデータが「0」のキーオフ状態にあるものをサーチ
する(ステップ202)。チャンネル「10」〜「15」のパ
ーカスドローバ用のチャンネルにキーオフチャンネルが
あれば、パーカスドローバ音の新たな発音が可能という
ことになる。
キーオフチャンネルがある場合(ステップ203)、オ
ールドKOSレジスタ803が「0」で、ニューKOSレジスタ8
04が「1」であれば(ステップ204)、ゲートタイムレ
ジスタ801に「255」をセットする(ステップ205)。こ
れにより、新しくキーオンがあったとき、後述するよう
に第2図(3)(4)に示すゲートタイムデータのデク
リメントが「255」からスタートする。なおゲートタイ
ムレジスタ801にセットされる値は「255」以外でもよ
い。
次いで、ゲートタイムデータが「0」までデクリメン
トされたか否かを判別する(ステップ206)。キーオン
直後は、まだ「0」ではないから、上記キーオフチャン
ネルに、新たなキーオンイベントに係る楽音データを書
き込み(ステップ207)、当該チャンネルのエンベロー
プレベルデータの番地に、そのときのゲートタイムデー
タをセットする(ステップ208)。これにより、第2図
(3)(4)のキーAの楽音の放音がスタートする。
そして、CPU6は、ニューKOSレジスタ802のデータをオ
ールドKOSレジスタ803に転送し(ステップ211)、ニュ
ーKOSレジスタ802に新たなデータを書き込む(ステップ
212)。この新たなデータは、このキー処理でいずれか
のキーがオン状態であれば「1」となり、いずれのキー
もオフ状態であれば「0」である。
この後、第2図(2)に示すように、キーB、キーD
のキーオンが続くと、再び上記ステップ201〜203の処理
がまず行われ、次いでステップ204では、オールドKOSレ
ジスタ803の値もニューKOSレジスタ802の値もともに
「1」となるから、ゲートタイムデータは「255」にセ
ットされず、デクリメントが続けれられ、ステップ206
〜208の発音開始処理が繰り返される。これにより、第
2図(3)に示すキーBの楽音、または第2図(4)に
示すキーB、キーDの楽音の放音が続いてスタートし、
パーカスドローバ効果が実現される。
この場合、キーB、キーDのキーオンに応じたエンベ
ロープレベルは、そのときのゲートタイムデータが使用
される。このゲートタイムデータは、後述するように周
期的にデクリメントされるので、キーB、キーDのキー
オンに応じたエンベロープレベルは、第2図(3)
(4)に示すように、順次小さいものとなる。また、第
3図(3)(4)に示すような、キーA、キーB、キー
Dのキーオンに応じた、いずれのエンベロープレベルも
同じとする場合には、ステップ208の処理を省略すれば
よい。
このとき、ステップ211、212では、キーA、キーB…
のキーオンが続いているので、ニューKOSレジスタ802、
オールドKOSレジスタ803の値はともに「1」となる。
こうして、最初のキーAのオンで、アンプリチュード
エンベロープAEとエフェクトエンベロープEEがスタート
し、後のキーB、Dのオンでアンプリチュードエンベロ
ープAEのみが、スタートし、パーカスドローバ効果が実
現される。
この後、ゲートタイムデータが「0」になると、キー
オンイベントがあってもステップ207、208の新たな発音
開始処理が行われなくなる。従って、第2図(2)のキ
ーCについては、発音が行われないことになる。また、
第2図(3)のように、ゲートタイムデータのデクリメ
ント速度が速い場合には、キーDについても、発音が行
われないことになる。
こうして、最初のキーAのオンからゲートタイムの時
間経過するまでは、キーオンがあれば発音が行われ、ゲ
ートタイムの時間経過後は、キーオンがあっても発音は
行われない。
このとき、ステップ211、212では、やはり、キーA、
キーB…のキーオンが続いているので、ニューKOSレジ
スタ802、オールドKOSレジスタ803の値はともに「1」
である。
また、上記ステップ203で、パーカスドローバ用のチ
ャンネルすべてがキーオン状態になると、キーオンイベ
ントがあっても、これ以上チャンネル割り当ては行われ
ない。しかし、チャンネル割り当てを行ってもよい。こ
の場合、いちばん古いキーオンに係るチャンネルに新た
な楽音を割り当てを行ったり、いちばんエンベロープレ
ベルの低いチャンネルに新たな楽音を割り当ててもよ
い。
さらに、キーオフイベントがあると(ステップ20
9)、通常のキーオフ処理が行われ(ステップ210)、上
記ニューKOSレジスタ802、オールドKOSレジスタ803の更
新処理が行われ(ステップ211、212)。
7.パーカスドローバ効果のインタラプト処理 第10図は、パーカスドローバ効果のインタラプト処理
のフローチャートを示すものである。
この処理では。ゲートタイムデータが「0」でなけれ
ば(ステップ251)、ゲートタイムデータを−1して
(ステップ252)、リターンする。これにより、ゲート
タイムデータが一定周期ごとにデクリメントされ、第2
図(3)(4)に示すようにエフェクトエンベロープEE
のレベルもしだいに小さくなっていく。
このインタラプト周期は、ディケイデータによって決
まり、ゲートタイムデータのデクリメント速度は、イン
タラプト周期によって決まり、第2図(3)、第3図
(3)と第2図(4)、第3図(4)のような違いが生
じる。
8.マリンバ効果のキー処理 第11図は、マリンバ効果のキー処理のフローチャート
を示すものである。
この処理では、まず、第1図(2)のキーAのキーオ
ンイベントがあれば(ステップ301)、アサイメントメ
モリの各チャンネルエリアの楽音データのうち、オン/
オフデータが「0」のキーオフ状態にあるものをサーチ
する(ステップ302)。
16チャンネルの中に、キーオフチャンネルがあれば
(ステップ303)、このチャンネルエリアに新たなキー
オンイベントに係る楽音データを書き込み(ステップ30
4)、当該チャンネルエリアのエンベロープレベルデー
タの番地に「255」のデータを書き込み(ステップ30
5)、当該チャンネルに対応したゲートチャンネルレジ
スタ群810のエリアに「255」のデータを書き込み(ステ
ップ306)、同じく当該チャンネルに対応したリピート
チャンネルレジスタ群811のエリアに「255」のデータを
書き込む(ステップ307)。
これにより、第1図(3)(4)に示すマリンバ効果
がスタートする。この場合、エフェクトエンベロープEE
のレベル、アンプリチュードエンベロープAEのレベルと
もに「255」である。なお上記ステップ305、306、307で
セットされる値は「255」以外でもよい。
また、キーオフイベントがあると(ステップ308)、
通常のキーオフ処理が行われる(ステップ309)。
9.マリンバ効果のインタラプト処理 第12図は、マリンバ効果のインタラプト処理のフロー
チャートを示すものである。
この処理では、CPU6は、指定チャンネルを示すループ
カウントデータnを「0」とし(ステップ351)、ゲー
トチャンネルレジスタ群810の「n」チャンネルエリア
すなわち「0」チャンネルエリアのゲートタイムデータ
がディケイ処理されて「0」になっているか否か判断す
る(ステップ352)。キーオン直後は、まだ「0」にな
っていないから、ステップ353に進み、リピートチャン
ネルレジスタ群811の「n」チャンネルエリアすなわち
「0」チャンネルエリアのリピートタイムデータを−1
する(ステップ353)。
このリピートタイムデータがインタラプト処理ごとに
−1されることに対応して、第1図(3)実線に示すよ
うに、アンプリチュードエンベロープAEのレベルがしだ
いに小さくなっていく。この場合リピート1、2のデー
タが大きくなって、インタラプト周期が長くなれば、第
1図(4)に示すように、アンプリチュードエンベロー
プAEの長さも長くなる。
次いで、CPU6は、リピートチャンネルレジスタ群811
の「n」チャンネルエリアすなわち「0」チャンネルエ
リアのリピートタイムデータがデクリメントされて
「0」になっているか否か判断する(ステップ354)。
キーオン直後は、まだ「0」になっていないから、ステ
ップ361に進み、他のチャンネルについてマリンバ効果
の実行処理を行う。
キーオンからしばらくたち、ステップ353のデクリメ
ント処理が繰り返されて、リピートタイムデータが
「0」になれば、ゲートチャンネルレジスタ群810の
「n」チャンネルエリアすなわち「0」チャンネルエリ
アのゲートタイムデータにf(ディケイ)データを乗算
する(ステップ355)。そして、ゲートタイムデータが
ある下限値未満になっていなければ(ステップ356)、
上記アサイメントメモリ12の「n」チャンネルエリアす
なわち「0」チャンネルエリアの楽音データをキーオフ
状態とし(ステップ358)、この後、このチャンネルエ
リアに楽音データを再度割り当て(ステップ359)、こ
のチャンネルに対応したリピートチャンネルレジスタ群
811のエリアを「255」にセットし直し(ステップ36
0)、当該チャンネルのエンベロープレベルデータの番
地に上記ゲートタイムデータをセットする(ステップ36
1)。
これにより、第1図(3)(4)実線で示すように、
楽音が繰り返し発音され、マリンバ効果が実現される。
この場合、繰り返される楽音のアンプリチュードエンベ
ロープAEのレベルは、f(ディケイ)データが乗算され
る分だけ、順次小さくなっていく。なおステップ360で
セットされる値は「255」以外でもよい。
こうして、アンプリチュードAEの繰り返し回数に応じ
て、エフェクトエンベロープEEのレベルが決まることに
なる。
このゲートタイムデータがリピートタイム経過ごとに
f(ディケイ)分小さくなることにより、第1図(3)
点線に示すように、エフェクトエンベロープEEのレベル
がしだいに小さくなっていく。この場合リピート1、2
データが大きくなって、インタラプト周期が長くなれ
ば、第1図(4)に示すように、エフェクトエンベロー
プAEの長さも長くなる。このf(ディケイ)データは、
固定された任意の値であるが、パネルスイッチボード3
よりいろいろなの値を入力できるようにしてもよい。
そして、上記ステップ356で、f(ディケイ)データ
の乗算されたゲートタイムデータがある下限値未満にな
ったら(ステップ356)、強制的に「0」とする(ステ
ップ357)。これは、ゲートタイムデータがある程度小
さくなると、いくらf(ディケイ)データを乗算しても
「0」にならず、永久に乗算処理が行われて、チャンネ
ルの明け渡しが不可能となるためである。
このようなマリンバ効果のインタラプト処理は、ルー
プカウントデータ「n」が「16」になるまで、すなわち
全チャンネルエリアについて行われていく(ステップ36
2、363)。
なお、本発明は上記実施例に限定されず、本発明の趣
旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、エ
フェクトエンベロープEEの生成は、マリンバ、ティビア
・パーカスの各キーが操作されたときだけでなく、特定
の音色選択、発音操作の遅速、発音操作の強弱、特定の
指示から一定時間等に行うようにしてもよい。また、マ
リンバ効果のアンプリチュードエンベロープAEは、エフ
ェクトエンベロープEEの繰り返し回数ではなく、特定の
時間経過ごとにf(ディケイ)を乗算してもよい。この
場合、タイマ9と別のタイマにこの特定時間に応じたデ
ータをセットし、このタイマからのインタラプト信号が
与えられるごとにf(ディケイ)を乗算すればよい。さ
らに、アンプリチュードエンベロープAE生成のためのタ
イマとエフェクトエンベロープEEの生成のためのタイマ
とは別の物として、両エンベロープを別個独立に制御し
てもよい。
本発明の実施態様は以下のとうりである。
1 放音する楽音につき、エンベロープ制御を行う第1
のエンベロープ制御手段と、 放音する楽音につき、上記第1のエンベロープ制御手
段と異なるエンベロープ制御を行う第2のエンベロープ
制御手段と、 この第1のエンベロープ制御手段または第2のエンベ
ロープ制御手段いずれかにつき、エンベロープ制御が不
要か否かを判別する判別手段と、 この判別手段の判別結果に応じて、上記第1のエンベ
ロープ制御手段及び第2のエンベロープ制御手段両方に
つき、エンベロープ制御を行うか、第1のエンベロープ
制御手段または第2のエンベロープ制御手段いずれかに
つき、エンベロープ制御を行うかを選択する選択手段と
を備えたことを特徴とする放音形態制御方式。
2 放音する楽音につき、エンベロープ制御を行う第1
のエンベロープ制御手段と、 放音する楽音につき、上記第1のエンベロープ制御手
段と異なるエンベロープ制御を行う第2のエンベロープ
制御手段と、 この第2のエンベロープ制御手段で制御される、第2
のエンベロープの繰り返し量に応じて、上記第1のエン
ベロープ制御手段で制御される、第1のエンベロープの
内容を決定するエンベロープ決定手段とを備えたことを
特徴とする放音形態制御方式。
3 楽音の放音の指示を行う楽音放音指示手段と、 この楽音放音指示手段の指示に応じて楽音の放音の制
御を行う楽音放音制御手段と、 この楽音放音制御手段で制御される楽音につき、エン
ベロープ制御を行う第1のエンベロープ制御手段と、 上記楽音放音制御手段で制御される楽音につき、上記
第1のエンベロープ制御手段と異なるエンベロープ制御
を行う第2のエンベロープ制御手段と、 上記放音指示手段の先の放音指示に応じて、上記第1
のエンベロープ制御手段で制御される第1のエンベロー
プ及び第2のエンベロープ制御手段で制御される第2の
エンベロープをスタートさせ、後の放音指示ごとに第2
のエンベロープ制御手段で制御される第2のエンベロー
プをスタートさせるエンベロープスタート手段とを備え
たことを特徴とする放音形態制御方式。
4 楽音の放音の指示を行う楽音放音指示手段と、 この楽音放音指示手段の指示に応じて楽音の放音の制
御を行う楽音放音制御手段と、 上記楽音放音指示手段の指示から次の指示まで、特定
の時間内にあるか否かを判別する判別手段と、 この判別手段の判別結果に応じて、上記楽音放音制御
手段の放音制御を選択する選択手段とを備えたことを特
徴とする放音形態制御方式。
5 上記エンベロープ制御手段は、第1のエンベロープ
に対し、第2のエンベロープを合成するものであること
を特徴とする請求項1に記載の放音形態制御方式。
6 上記エンベロープ制御手段は、第1のエンベロープ
に応じて第2のエンベロープを決定するものであること
を特徴とする請求項1に記載の放音形態制御方式。
7 上記エンベロープ制御手段は、第2のエンベロープ
に応じて第1のエンベロープを決定するものであること
を特徴とする請求項1に記載の放音形態制御方式。
8 上記判別手段は、特定のモードの選択に応じて判別
を行うものであることを特徴とする請求項1記載の放音
形態制御方式。
9 上記判別手段は、楽音の放音が終了したか否かに応
じて判別を行うものであることを特徴とする請求項1記
載の放音形態制御方式。
10 楽音の放音の指示を行う楽音放音指示手段の1度の
指示に応じて、放音される楽音の大きさを決定するアン
プリチュードエンベロープを繰り返し発生するように
し、 この発生される各アンプリチュードエンベロープの長
さを判別するようにし、 この判別結果に応じて、次の新たなアンプリチュード
エンベロープを発生させ、これによりアンプリチュード
エンベロープを繰り返し発生させるようにし、 上記判別結果に応じて、この繰り返し発生される新た
なアンプリチュードエンベロープの大きさを変化させ、
これにより繰り返し発生される各アンプリチュードエン
ベロープをエフェクトエンベロープに沿ったものとする
ことを特徴とするエンベロープ発生制御装置。
11 楽音の放音の指示を行う複数の楽音放音指示手段の
それぞれの指示に応じて、放音される楽音の大きさを決
定するアンプリチュードエンベロープをそれぞれ発生す
るようにし、 上記指示された複数の楽音放音指示手段の先頭の指示
に応じて、上記発生されるアンプリチュードエンベロー
プの複数の大きさを順次決定するエフェクトエンベロー
プを発生するようにし、 この発生されたエフェクトエンベロープに基づいて、
上記楽音放音指示手段のそれぞれの指示に応じて上記発
生される各アンプリチュードエンベロープの大きさを決
定するようにし、 上記指示された複数の楽音放音指示手段の先頭の指示
に応じて、時間の演算を行うようにし、 この演算される特定の時間内に、上記複数の楽音放音
指示手段の上記先頭以外の別の指示があるか否かを判別
するようにし、 この判別結果に応じて、上記特定の時間内に上記先頭
以外の別の指示があれば、この先頭以外の別の指示に応
じて上記楽音の放音を行わせ、上記特定の時間外に上記
先頭以外の別の指示があれば、この先頭以外の別の指示
に応じて上記楽音の放音を行わせないことを特徴とする
エンベロープ発生制御装置。
12 楽音の放音の指示を行う複数の楽音放音指示手段の
それぞれの指示に応じて楽音の放音を行うようにし、 上記指示された複数の楽音放音指示手段の先頭の指示
に応じて、時間の演算を行うようにし、 この演算される特定の時間内に、上記複数の楽音放音
指示手段の上記先頭以外の別の指示があるか否かを判別
するようにし、 この判別結果に応じて、上記特定の時間内に上記先頭
以外の別の指示があれば、この先頭以外の別の指示に応
じて上記楽音の放音を行わせ、上記特定の時間外に上記
先頭以外の別の指示があれば、この先頭以外の別の指示
に応じて上記楽音の放音を行わせないようにすることを
特徴とする放音形態制御装置。
13 上記判別される各アンプリチュードエンベロープの
長さは、選択変更可能であることを特徴とする請求項10
記載のエンベロープ発生制御装置。
14 上記楽音放音指示手段のそれぞれの指示が、上記指
示された複数の楽音放音指示手段の先頭の指示の継続中
にあるものについて、各アンプリチュードエンベロープ
の大きさが決定されることを特徴とする請求項11記載の
エンベロープ発生制御装置。
15 上記判別は、上記別の指示が上記特定の時間内にあ
るか否かを判別するとともに、上記別の指示が上記先頭
の指示の継続中にあるか否かも判別することを特徴とす
る請求項11または14記載のエンベロープ発生制御装置ま
たは請求項12記載の放音形態制御装置。
16 上記指示された複数の楽音放音指示手段の先頭の指
示は、この複数の楽音放音指示手段のいずれもが指示さ
れていないときに行われた指示であることを特徴とする
請求項11、14または15記載のエンベロープ発生制御装置
または請求項12または15記載の放音形態制御装置。
17 前のアンプリチュードエンベロープに所定値が演算
されて、次のアンプリチュードエンベロープが新たに発
生され、これにより繰り返し発生されるアンプリチュー
ドエンベロープの大きさは順次変化するものであること
を特徴とする請求項10または13記載のエンベロープ発生
制御装置。
18 上記楽音放音制御手段は、上記複数の楽音放音指示
手段のそれぞれの指示に応じて、放音される楽音の大き
さを決定するアンプリチュードエンベロープをそれぞれ
発生し、上記指示された複数の楽音放音指示手段の先頭
の指示に応じて、上記アンプリチュードエンベロープの
複数の大きさを順次決定するエフェクトエンベロープが
発生されることを特徴とする請求項12記載の放音形態制
御装置。
19 上記繰り返し生成されるアンプリチュードエンベロ
ープのうちの一部は、その末尾においてレベルが「0」
になることを特徴とする請求項10,11、13,14、15、16ま
たは17記載のエンベロープ発生制御装置。
[発明の効果] 以上詳述したように、本第1発明では、楽音の放音の
指示を行う楽音放音指示手段の1度の指示に基づいて発
生される各アンプリチュードエンベロープの長さに応じ
て、次の新たなアンプリチュードエンベロープを発生
し、これによりアンプリチュードエンベロープを繰り返
し発生し、この繰り返し発生される新たなアンプリチュ
ードエンベロープの大きさを変え、しかもこの新たなア
ンプリチュードエンベロープのピークの大きさは前のア
ンプリチュードエンベロープの末尾の大きさより大きく
するようにした。したがって、1つの放音指示で繰り返
し発生されるエンベロープを凹凸(でこぼこ)につなげ
て、特殊な音楽的効果(マリンバ効果)を実現できる等
の効果を奏する。
また、本第2発明では、複数の楽音放音指示手段のそ
れぞれの指示に応じて、アンプリチュードエンベロープ
をそれぞれ発生するとともに、複数の楽音放音指示手段
の先頭の指示に応じてエフェクトエンベロープを発生
し、この発生されたエフェクトエンベロープに基づいて
各アンプリチュードエンベロープの大きさを決定し、指
示された複数の楽音放音指示手段の先頭の指示から特定
の時間内に、上記先頭以外の別の指示があれば楽音の放
音を行い、この特定の時間外に上記先頭以外の別の指示
があれば楽音の放音を行わないようにした。したがっ
て、先頭の指示からの時間によって放音を行ったり行わ
なかったりすることができ、特殊な音楽的効果(パーカ
スドローバ効果)を実現できる等の効果を奏する。
さらに、本第3発明では、指示された複数の楽音放音
指示手段の先頭の指示から特定の時間内に、上記先頭以
外の別の指示があれば楽音の放音を行い、この特定の時
間外に上記先頭以外の別の指示があれば楽音の放音を行
わないようにした。したがって、先頭の指示からの時間
によって放音を行ったり行わなかったりすることがで
き、特殊な音楽的効果(パーカスドローバ効果)を実現
できる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第12図は本発明の実施例を示すもので、第1
図はマリンバ効果の内容を示す図であり、第2図及び第
3図はパーカスドローバ効果の内容を示す図であり、第
4図は全体回路図であり、第5図はRAM8内のワーキング
エリア80の回路図であり、第6図はアサイメントメモリ
12を示す図であり、第7図はキー処理のフローチャート
を示す図であり、第8図はインタラプト処理のフローチ
ャートを示す図であり、第9図はパーカスドローバ効果
のキー処理のフローチャートを示す図であり、第10図は
パーカスドローバ効果のインタラプト処理のフローチャ
ートを示す図であり、第11図はマリンバ効果のキー処理
のフローチャートを示す図であり、第12図はマリンバ効
果のインタラプト処理のフローチャートを示す図であ
る。 1……キーボード、5……ドローバスイッチ群、6……
CPU、10……楽音発生回路、11……音色係数ROM、12……
アサイメントメモリ、80……ワーキングエリア。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−25791(JP,A) 特公 昭64−11956(JP,B2) 特公 昭64−11955(JP,B2) 特公 昭64−8838(JP,B2)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】楽音の放音の指示を行う楽音放音指示手段
    (1)の1度の指示に応じて、放音される楽音の大きさ
    を決定するアンプリチュードエンベロープ(AE)の最大
    のレベル(810)と、このアンプリチュードエンベロー
    プの発生時間を決定するリピートデータ(811)とを記
    憶する記憶手段(8)と、 この記憶手段からの最大のレベルを読み出して、次の新
    たなアンプリチュードエンベロープの最大のレベルを演
    算(f(ディケイ))する演算手段(6)と、 この演算手段による演算を、上記記憶手段からのリピー
    トデータに基づく時間間隔で繰り返すことにより、次々
    と新しいアンプリチュードエンベロープを発生する発生
    手段(10)とを備え、 上記演算は、繰り返し発生される新たなアンプリチュー
    ドエンベロープの大きさを前のアンプリチュードエンベ
    ロープの大きさより小さくするものであり、 この演算されたアンプリチュードエンベロープを用い
    て、楽音波形の各サンプル値を順次演算合成させること
    を特徴とするエンベロープ発生制御装置。
  2. 【請求項2】楽音の放音の指示を行う複数の楽音放音指
    示手段(1)のそれぞれの指示に応じて、放音される楽
    音の大きさが決定されたアンプリチュードエンベロープ
    (AE)の大きさをそれぞれ記憶する記憶手段(810、
    8)と、 上記指示された複数の楽音放音指示手段からの最初の指
    示に応じて、上記アンプリチュードエンベロープの大き
    さを順次決定するエフェクトエンベロープ(EE)を演算
    する演算手段(6)と、 この演算されたエフェクトエンベロープに基づき、上記
    楽音放音指示手段からのそれぞれの指示に応じたそれぞ
    れのアンプリチュードエンベロープの大きさを決定する
    決定手段(6)と、 上記楽音放音指示手段からの最初の指示に応じて楽音が
    放音される時間を、上記エフェクトエンベロープに基づ
    いて設定する設定手段(3)と、 この設定された特定の時間内に、上記楽音放音指示手段
    からの上記最初の指示以外の別の指示があるか否かを判
    別する判別手段(6)と、 この判別結果に応じて、上記特定の時間内に上記最初の
    指示以外の別の指示があれば、この最初の指示と別の指
    示とに応じた楽音であって、上記アンプリチュードエン
    ベロープに応じた楽音を、上記特定の時間内に放音する
    が、上記特定の時間外の所定時間に上記最初の指示以外
    の別の指示があっても、この指示に応じた楽音を、上記
    特定の時間内に放音しない放音手段(10)とを備えたこ
    とを特徴とするエンベロープ発生制御装置。
  3. 【請求項3】楽音の放音の指示を行う複数の楽音放音指
    示手段(1)のそれぞれの指示に応じた楽音の放音を行
    う放音手段(10)と、 上記楽音放音指示手段からの最初の指示に応じて楽音を
    放音する時間を設定する手段(3)と、 この設定された特定の時間内に、上記楽音放音指示手段
    からの上記最初の指示以外の別の指示があるか否かを判
    別する判別手段(6)と、 この判別結果に応じて、上記放音手段は、上記特定の時
    間内に上記最初の指示以外の別の指示があれば、この最
    初の指示と別の指示とに応じた楽音を上記特定の時間内
    に放音するが、上記特定の時間外の所定時間に上記最初
    の指示以外の別の指示があっても、この指示に応じた楽
    音を、上記特定の時間内に放音しないことを特徴とする
    放音形態制御装置。
  4. 【請求項4】楽音の放音の指示を行う楽音放音指示手段
    (1)の1度の指示に応じて、放音される楽音の大きさ
    を決定するアンプリチュードエンベロープ(AE)の最大
    のレベル(810)と、このアンプリチュードエンベロー
    プの発生時間を決定するリピートデータ(811)とを記
    憶(8)させ、 この記憶手段からの最大のレベルを読み出しさせて、次
    の新たなアンプリチュードエンベロープの最大のレベル
    を演算(f(ディケイ))(6)させ、 この演算を、上記記憶手段からのリピートデータに基づ
    く時間間隔で繰り返させることにより、次々と新しいア
    ンプリチュードエンベロープを発生(10)させ、 上記演算は、繰り返し発生される新たなアンプリチュー
    ドエンベロープの大きさを前のアンプリチュードエンベ
    ロープの大きさより小さくするものであり、 この演算されたアンプリチュードエンベロープを用い
    て、楽音波形の各サンプル値を順次演算合成させること
    を特徴とするエンベロープ発生制御方法。
  5. 【請求項5】楽音の放音の指示を行う複数の楽音放音指
    示手段(1)のそれぞれの指示に応じて、放音される楽
    音の大きさが決定されたアンプリチュードエンベロープ
    (AE)の大きさをそれぞれ記憶(810、8)させ、 上記指示された複数の楽音放音指示手段からの最初の指
    示に応じて、上記アンプリチュードエンベロープの大き
    さを順次決定するエフェクトエンベロープ(EE)を演算
    (6)させ、 この演算されたエフェクトエンベロープに基づき、上記
    楽音放音指示手段からのそれぞれの指示に応じたそれぞ
    れのアンプリチュードエンベロープの大きさを決定
    (6)させ、 上記楽音放音指示手段からの最初の指示に応じて楽音が
    放音される時間を、上記エフェクトエンベロープに基づ
    いて設定(3)させ、 この設定された特定の時間内に、上記楽音放音指示手段
    からの上記最初の指示以外の別の指示があるか否かを判
    別(6)させ、 この判別結果に応じて、上記特定の時間内に上記最初の
    指示以外の別の指示があれば、この最初の指示と別の指
    示とに応じた楽音であって、上記アンプリチュードエン
    ベロープに応じた楽音を、上記特定の時間内に放音させ
    るが、上記特定の時間外の所定時間に上記最初の指示以
    外の別の指示があっても、この指示に応じた楽音を、上
    記特定の時間内に放音(10)させないことを特徴とする
    エンベロープ発生制御方法。
  6. 【請求項6】楽音の放音の指示を行う複数の楽音放音指
    示手段(1)のそれぞれの指示に応じた楽音を放音(1
    0)させ、 上記楽音放音指示手段からの最初の指示に応じて楽音を
    放音する時間を設定(3)させ、 この設定された特定の時間内に、上記楽音放音指示手段
    からの上記最初の指示以外の別の指示があるか否かを判
    別(6)させ、 この判別結果に応じて、上記特定の時間内に上記最初の
    指示以外の別の指示があれば、この最初の指示と別の指
    示とに応じた楽音を上記特定の時間内に放音させるが、
    上記特定の時間外の所定時間に上記最初の指示以外の別
    の指示があっても、この指示に応じた楽音を、上記特定
    の時間内に放音させないことを特徴とする放音形態制御
    方法。
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