JP2713866B2 - 破砕機 - Google Patents
破砕機Info
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- JP2713866B2 JP2713866B2 JP6302982A JP30298294A JP2713866B2 JP 2713866 B2 JP2713866 B2 JP 2713866B2 JP 6302982 A JP6302982 A JP 6302982A JP 30298294 A JP30298294 A JP 30298294A JP 2713866 B2 JP2713866 B2 JP 2713866B2
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- Japan
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- crushing
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- crushed
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- Crushing And Pulverization Processes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、家庭より出される粗
大ごみの廃棄家具や建設現場より生ずる建設関係廃棄
物、事務所より出る事業関係の廃棄物、山地や公園から
出る間伐材、山地残材、剪定材等、家具、ジュウタン、
ベッド、畳、カーテン、応接セット、ダンボール、木
箱、梱包材、コンテナ、タイヤ、ドラム缶、テント、コ
ンテナーバッグ、等々比較的大形の廃棄物等の被破砕物
を小片に破砕する破砕機に関する。
大ごみの廃棄家具や建設現場より生ずる建設関係廃棄
物、事務所より出る事業関係の廃棄物、山地や公園から
出る間伐材、山地残材、剪定材等、家具、ジュウタン、
ベッド、畳、カーテン、応接セット、ダンボール、木
箱、梱包材、コンテナ、タイヤ、ドラム缶、テント、コ
ンテナーバッグ、等々比較的大形の廃棄物等の被破砕物
を小片に破砕する破砕機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の破砕機としては、固定切
断ビームと可動破砕ビームでV状切断部を形成した切断
材の他に図8(a)〜(d)に示すようなスウィングハ
ンマー式やリンググラインダ式の破砕機の比較的速く回
転するロータに揺動可能なハンマー部材やリンググライ
ンダを複数設けて、投入されて来る被処理物を打ち砕い
たり、すりつぶしたりするようにしたものが在る。これ
らは、被処理物の材質が比較的脆いものには効果的に作
用するもので、事前にある程度材質的に選別しておく必
要があった。
断ビームと可動破砕ビームでV状切断部を形成した切断
材の他に図8(a)〜(d)に示すようなスウィングハ
ンマー式やリンググラインダ式の破砕機の比較的速く回
転するロータに揺動可能なハンマー部材やリンググライ
ンダを複数設けて、投入されて来る被処理物を打ち砕い
たり、すりつぶしたりするようにしたものが在る。これ
らは、被処理物の材質が比較的脆いものには効果的に作
用するもので、事前にある程度材質的に選別しておく必
要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来の打
撃破砕機では、多種素材から組み立てられた複合製品や
軟質プラスチック製品等の破砕は困難でまた大量処理す
る上で効率が悪かった。更に、騒音、振動も大きく、ま
た丈夫な構造と基礎工事のために多くの費用がかかる
他、騒音のために防音手段も必要であった。また高速回
転のため摩耗部品も多く保守運転経費もかかる他、破砕
された破片の大きさも不揃いで連続選別処理の上でも利
用しにくいものであった。
撃破砕機では、多種素材から組み立てられた複合製品や
軟質プラスチック製品等の破砕は困難でまた大量処理す
る上で効率が悪かった。更に、騒音、振動も大きく、ま
た丈夫な構造と基礎工事のために多くの費用がかかる
他、騒音のために防音手段も必要であった。また高速回
転のため摩耗部品も多く保守運転経費もかかる他、破砕
された破片の大きさも不揃いで連続選別処理の上でも利
用しにくいものであった。
【0004】本発明は、上記に鑑み案出されたものであ
って、剪断、圧壊、引裂の作用によって多種素材から成
る複合製品や軟質プラスチック製品等比較的大形の嵩張
る廃棄物等の被破砕物を大量に投入し、投入した箇所で
破片に効率的にスムースに破砕することができるもの
で、上部投入開口がケーシングの全体で開放して大型、
長尺、幅広の嵩張るものも原形のままで投入でき、ロー
タの、例えば10〜30r.p.m.等の低速回転で振
動、騒音も少なく、トルクが大きく小振動で大きな破砕
力が得られて省エネルギーで効率的な破砕作業ができ、
低振動で特別な基礎工事も不要な上に低騒音で防音手段
も不要で、粉塵の発生が少なく、構造が簡単で故障も少
なく、保守も楽で、鎌状破砕刃によって効率的な破砕を
行い、底全体の排出部からスムースな排出を行って無駄
な抵抗をロータにかけないユニークな構造で、破砕作業
中の回転軸の軸撓みを防いで破砕刃と固定刃との間に小
さな隙間を維持して効果的な剪断を行い得る破砕機を提
供することを目的としている。
って、剪断、圧壊、引裂の作用によって多種素材から成
る複合製品や軟質プラスチック製品等比較的大形の嵩張
る廃棄物等の被破砕物を大量に投入し、投入した箇所で
破片に効率的にスムースに破砕することができるもの
で、上部投入開口がケーシングの全体で開放して大型、
長尺、幅広の嵩張るものも原形のままで投入でき、ロー
タの、例えば10〜30r.p.m.等の低速回転で振
動、騒音も少なく、トルクが大きく小振動で大きな破砕
力が得られて省エネルギーで効率的な破砕作業ができ、
低振動で特別な基礎工事も不要な上に低騒音で防音手段
も不要で、粉塵の発生が少なく、構造が簡単で故障も少
なく、保守も楽で、鎌状破砕刃によって効率的な破砕を
行い、底全体の排出部からスムースな排出を行って無駄
な抵抗をロータにかけないユニークな構造で、破砕作業
中の回転軸の軸撓みを防いで破砕刃と固定刃との間に小
さな隙間を維持して効果的な剪断を行い得る破砕機を提
供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明の請求項1記載の破砕機は、上部に被破
砕物が投入される大きな投入開口を有し且つ底部に排出
部を有した略直方体状ケーシングと、該ケーシング内に
回転可能にほぼ水平に支持された回転軸と、該回転軸に
長手方向において隔設された複数の比較的長い鎌状の破
砕刃と、これら破砕刃が回転中に小さな隙間で接近して
被破砕物に対して剪断作用を加えるように破砕刃の間に
おいて上記ケーシングの側壁から横断状に突設された固
定刃とから構成されており、上記回転鎌状破砕刃と上記
固定刃とが交互に上記ケーシング内に配列されている破
砕機において、上記回転軸は、その破砕刃の間で上記固
定刃の中央部上において軸受によって回転可能に軸承さ
れていることを特徴としている。
ために、本発明の請求項1記載の破砕機は、上部に被破
砕物が投入される大きな投入開口を有し且つ底部に排出
部を有した略直方体状ケーシングと、該ケーシング内に
回転可能にほぼ水平に支持された回転軸と、該回転軸に
長手方向において隔設された複数の比較的長い鎌状の破
砕刃と、これら破砕刃が回転中に小さな隙間で接近して
被破砕物に対して剪断作用を加えるように破砕刃の間に
おいて上記ケーシングの側壁から横断状に突設された固
定刃とから構成されており、上記回転鎌状破砕刃と上記
固定刃とが交互に上記ケーシング内に配列されている破
砕機において、上記回転軸は、その破砕刃の間で上記固
定刃の中央部上において軸受によって回転可能に軸承さ
れていることを特徴としている。
【0006】
【0007】
【作用】上記の構成を有した請求項1記載の破砕機で
は、上部に被破砕物が投入される投入開口を有し且つ底
部に排出部を有した略直方体状ケーシングと、該ケーシ
ング内に回転可能に支持された回転軸と、該回転軸に長
手方向において隔設された複数の鎌状の破砕刃と、これ
ら破砕刃の間において上記ケーシングの側壁から突設さ
れた固定刃とから構成されており、破砕する必要のない
小さい被破砕物は破砕刃と固定刃との間を通って底の排
出部からすぐ落下して無駄な抵抗を回転軸にかけず且つ
破砕の邪魔にならない。通らない大きい被破砕物は、破
砕刃と固定刃とによって破砕が効率的に行われる。即
ち、大きな投入開口から廃棄物等の被破砕物を大量に投
入し、投入した箇所で所定の大きさの破片に効率的にス
ムースに破砕することができる。上部投入開口は、ケー
シングの全体で開放して大形、長尺、幅広の嵩張るもの
も原形のままで投入でき、ロータの、例えば10〜30
r.p.m.等の低速回転で振動、騒音も少なく、トル
クが大きく小振動で大きな破砕力が得られて省エネルギ
ーで効率的な破砕作業ができ、低振動で特別な基礎工事
も不要な上に低騒音で防音手段も不要で、粉塵の発生が
少なく、構造が簡単で故障も少なく、保守も楽で、効率
的な破砕を行う。鎌状破砕刃は、その刃先で被破砕物を
確実に固定刃との間に噛み込み被破砕物を逃がすこと無
く効率的な破砕を行う。回転軸は、破砕刃の間で固定刃
の中央部上の軸受で回転可能に軸承されており、破砕刃
の破砕作業中に被破砕物から受ける反力による軸撓みが
防がれ、破砕刃と固定刃との間の小さな隙間が維持され
て効果的な剪断を行うことが出来る。
は、上部に被破砕物が投入される投入開口を有し且つ底
部に排出部を有した略直方体状ケーシングと、該ケーシ
ング内に回転可能に支持された回転軸と、該回転軸に長
手方向において隔設された複数の鎌状の破砕刃と、これ
ら破砕刃の間において上記ケーシングの側壁から突設さ
れた固定刃とから構成されており、破砕する必要のない
小さい被破砕物は破砕刃と固定刃との間を通って底の排
出部からすぐ落下して無駄な抵抗を回転軸にかけず且つ
破砕の邪魔にならない。通らない大きい被破砕物は、破
砕刃と固定刃とによって破砕が効率的に行われる。即
ち、大きな投入開口から廃棄物等の被破砕物を大量に投
入し、投入した箇所で所定の大きさの破片に効率的にス
ムースに破砕することができる。上部投入開口は、ケー
シングの全体で開放して大形、長尺、幅広の嵩張るもの
も原形のままで投入でき、ロータの、例えば10〜30
r.p.m.等の低速回転で振動、騒音も少なく、トル
クが大きく小振動で大きな破砕力が得られて省エネルギ
ーで効率的な破砕作業ができ、低振動で特別な基礎工事
も不要な上に低騒音で防音手段も不要で、粉塵の発生が
少なく、構造が簡単で故障も少なく、保守も楽で、効率
的な破砕を行う。鎌状破砕刃は、その刃先で被破砕物を
確実に固定刃との間に噛み込み被破砕物を逃がすこと無
く効率的な破砕を行う。回転軸は、破砕刃の間で固定刃
の中央部上の軸受で回転可能に軸承されており、破砕刃
の破砕作業中に被破砕物から受ける反力による軸撓みが
防がれ、破砕刃と固定刃との間の小さな隙間が維持され
て効果的な剪断を行うことが出来る。
【0008】
【0009】
【0010】
【実施例】2次に、本発明の破砕機を実施例によって添
付図を参照にして以下に詳細に説明する。図1は本発明
に係る破砕機の立面図、図2は図1におけるII−II
線に沿った断面図、図3は同破砕ロータの部分平面図、
図4(A)は同破砕機に使用される取り替え可能なエッ
ジ刃体を取り付けた破砕刃の立面図、図4(B)は同破
砕機に使用される取り替え可能なエッジ刃体を取り付け
た固定刃の部分斜視図、図5(A)、(B)は同破砕機
に使用される別の破砕刃の立面図、図6は破砕ロータの
みを一端側から見た破砕刃配列図、図7は本発明に係る
格子状スクリーンの斜視図である。図1から図3におい
て、上述したような家庭や事務所や山地、公園等から出
る比較的大形の被破砕物の破砕機1は、上部開口部12
の全体にホッパー11を取り付けた略直方体形状のケー
シング10と、該ケーシング10内でほぼ水平に回転可
能に設けられた破砕ロータ20と、このロータ20の回
転駆動装置30と、破砕ロータ20の破砕刃22間にお
いて上記ケーシング10の側壁10Aから突設された固
定刃40と、破砕刃22の刃先に近接するように側壁1
0Aから突設された短固定刃42とから構成されてい
る。
付図を参照にして以下に詳細に説明する。図1は本発明
に係る破砕機の立面図、図2は図1におけるII−II
線に沿った断面図、図3は同破砕ロータの部分平面図、
図4(A)は同破砕機に使用される取り替え可能なエッ
ジ刃体を取り付けた破砕刃の立面図、図4(B)は同破
砕機に使用される取り替え可能なエッジ刃体を取り付け
た固定刃の部分斜視図、図5(A)、(B)は同破砕機
に使用される別の破砕刃の立面図、図6は破砕ロータの
みを一端側から見た破砕刃配列図、図7は本発明に係る
格子状スクリーンの斜視図である。図1から図3におい
て、上述したような家庭や事務所や山地、公園等から出
る比較的大形の被破砕物の破砕機1は、上部開口部12
の全体にホッパー11を取り付けた略直方体形状のケー
シング10と、該ケーシング10内でほぼ水平に回転可
能に設けられた破砕ロータ20と、このロータ20の回
転駆動装置30と、破砕ロータ20の破砕刃22間にお
いて上記ケーシング10の側壁10Aから突設された固
定刃40と、破砕刃22の刃先に近接するように側壁1
0Aから突設された短固定刃42とから構成されてい
る。
【0011】ケーシング10は、破砕された破片を搬出
するベルトコンベアCを股ぐように脚台5上に支持され
ており、底の排出部をロータ20の回転に沿う格子状ス
クリーン10Cとしている。即ち図7に示すようにスク
リーン10Cの篩目は、長手方向に等距離で隔設された
複数の横断仕切り支持板13、・・・と、これら支持板
13、・・・の円弧部の等ピッチの凹所内に固定された
複数の縦通固定刃部材14、・・・との間に形成されて
いる。破砕された破片の大きさを決めるスクリーン10
Cの篩目を形成することになるこれらの固定刃部材1
4、・・・と支持板13、・・・とは幾つかの格子状ユ
ニットとして篩目の大きさ毎に予め造られ、適宜一体的
に取り替えられるように構成されている。被破砕物は、
ロータ20の噛み込み側に投入されるように案内板11
Aをホッパー11の中央部に取り付けるのが良い。
するベルトコンベアCを股ぐように脚台5上に支持され
ており、底の排出部をロータ20の回転に沿う格子状ス
クリーン10Cとしている。即ち図7に示すようにスク
リーン10Cの篩目は、長手方向に等距離で隔設された
複数の横断仕切り支持板13、・・・と、これら支持板
13、・・・の円弧部の等ピッチの凹所内に固定された
複数の縦通固定刃部材14、・・・との間に形成されて
いる。破砕された破片の大きさを決めるスクリーン10
Cの篩目を形成することになるこれらの固定刃部材1
4、・・・と支持板13、・・・とは幾つかの格子状ユ
ニットとして篩目の大きさ毎に予め造られ、適宜一体的
に取り替えられるように構成されている。被破砕物は、
ロータ20の噛み込み側に投入されるように案内板11
Aをホッパー11の中央部に取り付けるのが良い。
【0012】ロータ20は、回転軸21と、該回転軸2
1の長手方向において一方端から他方端にかけて徐々に
角度位相を変えて、例えば図6に示すように45度ずつ
ずらして等間隔で直交するように複数固定された二枚刃
付き破砕刃22、・・・とから構成されている。従っ
て、被破砕物に同時に複数の破砕刃22、・・・が噛み
込むことが防がれて回転軸21に掛かる負荷,即ち回転
駆動手段30に掛かる負荷を軽減することが出来る。破
砕刃22の刃23、23は、180度間隔で鎌状に回転
方向に突き出るように形成されており、刃先23Aが鋭
く成っている。従って、回転バランスが良い上に、被破
砕物を固定刃40と噛み込む空間を十分大きく取って大
型の被破砕物の破砕を容易に効率的に行うことが出来る
と共に、被破砕物に対しては刃先23Aが最初に突き刺
さり、剪断中に被破砕物が逃げるのを防いでいる。破砕
刃22は、図4(A)に示すように、エッジ部分に取り
替え可能な刃体24を各々ボルトで取り付けており、破
砕作業によって傷み易いそれらエッジ部分の箇所を容易
に且つ安価に補修することが出来るように構成される。
1の長手方向において一方端から他方端にかけて徐々に
角度位相を変えて、例えば図6に示すように45度ずつ
ずらして等間隔で直交するように複数固定された二枚刃
付き破砕刃22、・・・とから構成されている。従っ
て、被破砕物に同時に複数の破砕刃22、・・・が噛み
込むことが防がれて回転軸21に掛かる負荷,即ち回転
駆動手段30に掛かる負荷を軽減することが出来る。破
砕刃22の刃23、23は、180度間隔で鎌状に回転
方向に突き出るように形成されており、刃先23Aが鋭
く成っている。従って、回転バランスが良い上に、被破
砕物を固定刃40と噛み込む空間を十分大きく取って大
型の被破砕物の破砕を容易に効率的に行うことが出来る
と共に、被破砕物に対しては刃先23Aが最初に突き刺
さり、剪断中に被破砕物が逃げるのを防いでいる。破砕
刃22は、図4(A)に示すように、エッジ部分に取り
替え可能な刃体24を各々ボルトで取り付けており、破
砕作業によって傷み易いそれらエッジ部分の箇所を容易
に且つ安価に補修することが出来るように構成される。
【0013】固定刃40は、ケーシング側壁側が高くて
回転軸側が低くなるように傾斜し且つ中央部に回転軸2
1の軸受45を支持する横断仕切り壁形状となってお
り、鎌状の破砕刃22が固定刃40、40間に到達する
と傾斜エッジ40Aとの間に噛み込み及び剪断を効果的
に行う空間を形成する。剪断、圧壊作業を行う傾斜エッ
ジ40Aは、一方だけになるが、損耗したら裏返しにし
て他方の傾斜エッジ40Aを使用出来る。また傾斜エッ
ジ40Aによって、被破砕物は中央側へ寄って来て破砕
刃22による噛み込みを容易にしている。回転軸21
は、多くの固定刃40の中央部軸受45によって軸承さ
れているために噛み込み中に被破砕物から受ける反力に
よって橈むことが無く、破砕刃22と固定刃40の傾斜
エッジ40A及び短固定刃42との小さい隙間で効果的
な剪断作業を行える。固定刃40も、図4(B)に示す
ように、エッジ部分に取り替え可能な刃体41を各々ボ
ルトで取り付けており、破砕作業によって傷み易いそれ
らエッジ部分の箇所を容易に且つ安価に補修することが
出来るように構成される。かかる構成で、回転軸21が
回転駆動装置30によって、例えば10〜30r.p.
m.等の低速回転されて、振動、騒音も少なく、トルク
が大きく小振動で大きな破砕力が得られて省エネルギー
で効率的な破砕作業ができ、低振動で特別な基礎工事も
不要な上に低騒音で防音手段も不要で、粉塵の発生が少
なく、構造が簡単で故障も少なく、保守も楽な破砕機1
とすることが出来る。
回転軸側が低くなるように傾斜し且つ中央部に回転軸2
1の軸受45を支持する横断仕切り壁形状となってお
り、鎌状の破砕刃22が固定刃40、40間に到達する
と傾斜エッジ40Aとの間に噛み込み及び剪断を効果的
に行う空間を形成する。剪断、圧壊作業を行う傾斜エッ
ジ40Aは、一方だけになるが、損耗したら裏返しにし
て他方の傾斜エッジ40Aを使用出来る。また傾斜エッ
ジ40Aによって、被破砕物は中央側へ寄って来て破砕
刃22による噛み込みを容易にしている。回転軸21
は、多くの固定刃40の中央部軸受45によって軸承さ
れているために噛み込み中に被破砕物から受ける反力に
よって橈むことが無く、破砕刃22と固定刃40の傾斜
エッジ40A及び短固定刃42との小さい隙間で効果的
な剪断作業を行える。固定刃40も、図4(B)に示す
ように、エッジ部分に取り替え可能な刃体41を各々ボ
ルトで取り付けており、破砕作業によって傷み易いそれ
らエッジ部分の箇所を容易に且つ安価に補修することが
出来るように構成される。かかる構成で、回転軸21が
回転駆動装置30によって、例えば10〜30r.p.
m.等の低速回転されて、振動、騒音も少なく、トルク
が大きく小振動で大きな破砕力が得られて省エネルギー
で効率的な破砕作業ができ、低振動で特別な基礎工事も
不要な上に低騒音で防音手段も不要で、粉塵の発生が少
なく、構造が簡単で故障も少なく、保守も楽な破砕機1
とすることが出来る。
【0014】上部開口部12の全体にホッパー11から
ケーシング10内に投入された廃棄物等の被破砕物は、
投入箇所において破砕ロータ20の破砕刃22、・・・
と固定刃40、・・・との間で刃先23Aに捕らえられ
て摺動が阻止された状態で、一方の軸端から他方の軸端
へと次々と噛み込まれ剪断、圧壊、引裂の作用を受けて
破砕されると共に、縦通固定刃部材14、・・・と破砕
刃22、・・・とによっても同様な作用で破砕されて、
スクリーン10Cの篩目を通過できるまで破砕が繰り返
されることになり、大量処理される。
ケーシング10内に投入された廃棄物等の被破砕物は、
投入箇所において破砕ロータ20の破砕刃22、・・・
と固定刃40、・・・との間で刃先23Aに捕らえられ
て摺動が阻止された状態で、一方の軸端から他方の軸端
へと次々と噛み込まれ剪断、圧壊、引裂の作用を受けて
破砕されると共に、縦通固定刃部材14、・・・と破砕
刃22、・・・とによっても同様な作用で破砕されて、
スクリーン10Cの篩目を通過できるまで破砕が繰り返
されることになり、大量処理される。
【0015】破砕刃22としては、図1及び図4(A)
に示されているものの他に、図5(A)のように刃先2
3Aが屈曲してより被破砕物に対しての噛み込みを強化
したものや、図5(B)のように鋸歯状のギザギザの歯
23Bを形成して被破砕物の剪断、圧壊中の逃げをより
効果的に防ぐようにしたものがある。破砕刃22は、二
枚刃の他に一枚や三枚以上の刃23を備えることが出来
ることは言うまでも無い。
に示されているものの他に、図5(A)のように刃先2
3Aが屈曲してより被破砕物に対しての噛み込みを強化
したものや、図5(B)のように鋸歯状のギザギザの歯
23Bを形成して被破砕物の剪断、圧壊中の逃げをより
効果的に防ぐようにしたものがある。破砕刃22は、二
枚刃の他に一枚や三枚以上の刃23を備えることが出来
ることは言うまでも無い。
【0016】回転軸21は、各々ケーシング10の両端
壁10B、10B外の軸受18、18と横断仕切り壁形
状の固定刃40の中央部の軸受45によって回転可能に
且つ軸橈み無く軸承されて回転駆動装置30によって矢
印R1の方向に10〜30r.p.mの低速で回転され
る。即ち、一方の軸端は、回転駆動装置30を成す継手
31を介して、モータ32によって回転駆動される減速
機33の出力軸に連結されている。破砕作業中に大きな
異常な負荷がロータ20にかかると、制御装置で自動的
に所定回数逆転したり、正転、逆転を繰り返して硬い大
形廃棄物でもトラブル無しに破砕できるように構成され
ている。
壁10B、10B外の軸受18、18と横断仕切り壁形
状の固定刃40の中央部の軸受45によって回転可能に
且つ軸橈み無く軸承されて回転駆動装置30によって矢
印R1の方向に10〜30r.p.mの低速で回転され
る。即ち、一方の軸端は、回転駆動装置30を成す継手
31を介して、モータ32によって回転駆動される減速
機33の出力軸に連結されている。破砕作業中に大きな
異常な負荷がロータ20にかかると、制御装置で自動的
に所定回数逆転したり、正転、逆転を繰り返して硬い大
形廃棄物でもトラブル無しに破砕できるように構成され
ている。
【0017】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の請求項1記載の破砕機によれば、 (1)上部に被破砕物が投入される大きな投入開口を有
し且つ底部に排出部を有した略直方体状ケーシングと、
該ケーシング内に回転可能に支持された回転軸と、該回
転軸に長手方向において隔設された複数の比較的長い鎌
状の破砕刃と、これら破砕刃が回転中に小さな隙間で接
近して被破砕物に対して剪断作用を加えるように破砕刃
の間において上記ケーシングの側壁から突設された固定
刃とから構成されており、破砕する必要のない小さい被
破砕物は破砕刃と固定刃との間を通って底の排出部から
すぐ落下して無駄な抵抗を回転軸にかけず且つ破砕の邪
魔にならない。破砕刃と固定刃との間を通らない大きい
被破砕物は、破砕刃と固定刃とによって破砕が効率的に
行われる。即ち、大きな投入開口から廃棄物等の被破砕
物を大量に投入し、投入した箇所で鎌状破砕刃によって
所定の大きさの破片に効率的にスムースに破砕すること
ができる。 (2)上部投入開口は、ケーシングの全体で開放して大
形、長尺、幅広の嵩張るものも原形のままで投入でき、
ロータの、例えば10〜30r.p.m.等の低速回転
で振動、騒音も少なく、トルクが大きく小振動で大きな
破砕力が得られて省エネルギーで効率的な破砕作業がで
き、低振動で特別な基礎工事も不要な上に低騒音で防音
手段も不要で、粉塵の発生が少なく、構造が簡単で故障
も少なく、保守も楽で、効率的な破砕を行う。鎌状破砕
刃は、その刃先が一番先に固定刃と交差して被破砕物を
確実にそれらの間に噛み込み被破砕物を逃がすこと無く
効率的な破砕を行うものである。また回転軸は、破砕刃
の間で固定刃の中央部上の軸受で回転可能に軸承されて
おり、破砕刃の破砕作業中に被破砕物から受ける反力に
よる軸撓みが防がれ、破砕刃と固定刃との間の小さな隙
間が維持されて効果的な剪断を行うことが出来る。
の請求項1記載の破砕機によれば、 (1)上部に被破砕物が投入される大きな投入開口を有
し且つ底部に排出部を有した略直方体状ケーシングと、
該ケーシング内に回転可能に支持された回転軸と、該回
転軸に長手方向において隔設された複数の比較的長い鎌
状の破砕刃と、これら破砕刃が回転中に小さな隙間で接
近して被破砕物に対して剪断作用を加えるように破砕刃
の間において上記ケーシングの側壁から突設された固定
刃とから構成されており、破砕する必要のない小さい被
破砕物は破砕刃と固定刃との間を通って底の排出部から
すぐ落下して無駄な抵抗を回転軸にかけず且つ破砕の邪
魔にならない。破砕刃と固定刃との間を通らない大きい
被破砕物は、破砕刃と固定刃とによって破砕が効率的に
行われる。即ち、大きな投入開口から廃棄物等の被破砕
物を大量に投入し、投入した箇所で鎌状破砕刃によって
所定の大きさの破片に効率的にスムースに破砕すること
ができる。 (2)上部投入開口は、ケーシングの全体で開放して大
形、長尺、幅広の嵩張るものも原形のままで投入でき、
ロータの、例えば10〜30r.p.m.等の低速回転
で振動、騒音も少なく、トルクが大きく小振動で大きな
破砕力が得られて省エネルギーで効率的な破砕作業がで
き、低振動で特別な基礎工事も不要な上に低騒音で防音
手段も不要で、粉塵の発生が少なく、構造が簡単で故障
も少なく、保守も楽で、効率的な破砕を行う。鎌状破砕
刃は、その刃先が一番先に固定刃と交差して被破砕物を
確実にそれらの間に噛み込み被破砕物を逃がすこと無く
効率的な破砕を行うものである。また回転軸は、破砕刃
の間で固定刃の中央部上の軸受で回転可能に軸承されて
おり、破砕刃の破砕作業中に被破砕物から受ける反力に
よる軸撓みが防がれ、破砕刃と固定刃との間の小さな隙
間が維持されて効果的な剪断を行うことが出来る。
【0018】
【0019】
【図1】本発明に係る破砕機の立面図である。
【図2】図1におけるII−II線に沿った断面図であ
る。
る。
【図3】同破砕ロータの部分平面図である。
【図4】(A)は同破砕機に使用される取り替え可能な
エッジ刃体を取り付けた破砕刃の立面図、(B)は同破
砕機に使用される取り替え可能なエッジ本体を取り付け
た固定刃の部分斜視図である。
エッジ刃体を取り付けた破砕刃の立面図、(B)は同破
砕機に使用される取り替え可能なエッジ本体を取り付け
た固定刃の部分斜視図である。
【図5】(A)、(B)は同破砕機に使用される別の破
砕刃の立面図である。
砕刃の立面図である。
【図6】破砕ロータのみを一端側から見た破砕刃配列図
である。
である。
【図7】本発明に係る格子状スクリーンの斜視図であ
る。
る。
【図8】(a)従来の横型スイングハンマー式破砕機、
(b)同横形リングハンマー式破砕機、(c)同竪型ス
イングハンマー式破砕機、及び(d)同竪型リンググラ
インダ式破砕機である。
(b)同横形リングハンマー式破砕機、(c)同竪型ス
イングハンマー式破砕機、及び(d)同竪型リンググラ
インダ式破砕機である。
1 破砕機 10 ケーシング 10A 側壁 10C 底部(スクリーン) 12 上部開口 13 横断仕切り支持板 14 縦通固定刃部材 21 回転軸 22 破砕刃 23 刃 23A 刃先 24 エッジ刃体 30 駆動装置 40 固定刃 41 エッジ刃体 42 短固定刃 45 軸受
Claims (1)
- 【請求項1】上部に被破砕物が投入される大きな投入開
口を有し且つ底部に排出部を有した略直方体状ケーシン
グと、該ケーシング内に回転可能にほぼ水平に支持され
た回転軸と、該回転軸に長手方向において隔設された複
数の比較的長い鎌状の破砕刃と、これら破砕刃が回転中
に小さな隙間で接近して被破砕物に対して剪断作用を加
えるように破砕刃の間において上記ケーシングの側壁か
ら横断状に突設された固定刃とから構成されており、上
記回転鎌状破砕刃と上記固定刃とが交互に上記ケーシン
グ内に配列されている破砕機において、上記回転軸は、
その破砕刃の間で上記固定刃の中央部上において軸受に
よって回転可能に軸承されていることを特徴とする破砕
機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6302982A JP2713866B2 (ja) | 1994-11-11 | 1994-11-11 | 破砕機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6302982A JP2713866B2 (ja) | 1994-11-11 | 1994-11-11 | 破砕機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08131863A JPH08131863A (ja) | 1996-05-28 |
JP2713866B2 true JP2713866B2 (ja) | 1998-02-16 |
Family
ID=17915515
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6302982A Expired - Fee Related JP2713866B2 (ja) | 1994-11-11 | 1994-11-11 | 破砕機 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2713866B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1994
- 1994-11-11 JP JP6302982A patent/JP2713866B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR102533293B1 (ko) | 2022-03-04 | 2023-05-17 | 주식회사 에스제이천하 | 폐플라스틱 분쇄장치 |
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JPH08131863A (ja) | 1996-05-28 |
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