JP2531142Y2 - 粗破砕装置 - Google Patents

粗破砕装置

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JP2531142Y2
JP2531142Y2 JP1990112624U JP11262490U JP2531142Y2 JP 2531142 Y2 JP2531142 Y2 JP 2531142Y2 JP 1990112624 U JP1990112624 U JP 1990112624U JP 11262490 U JP11262490 U JP 11262490U JP 2531142 Y2 JP2531142 Y2 JP 2531142Y2
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crushing
cutting
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blade
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進 武内
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富士車輌株式会社
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は廃プラスチックなどの産業廃棄物あるいは
一般廃棄物や粗大ゴミなどを粗破砕する装置に関する。
〔従来の技術〕
産業廃棄物などを粗破砕する粗破砕装置として例えば
実用新案登録1701822号(実公昭62-9950号)がある。
上記公知の粗破砕装置は、箱型フレーム内に横方向の
二ツの破砕軸を設け、この両破砕軸に複数の破砕刃を、
互いに相手破砕軸の破砕刃の間に入るように複数列に設
け、一方の破砕軸が他方の破砕軸より高速で回転し、両
破砕軸の破砕刃でくわえ込んだ材料をその回転速度差で
破砕するものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記した公知の破砕装置はグレートがないため、破砕
された材料の粒度が一定とならない。
そこで、破砕された材料の粒度を揃える目的で、第5
図、第6図のように、破砕軸19、20の下方にグレート21
を設けるが、弾性を有する材料の場合には、破砕された
材料の残りが、第6図のように切刃の前縁とグレートの
間に押し込まれ、第5図のように両グレートの内側面に
沿って、そのまま再びグレートの上方まで持ち上げられ
ることがある。
この考案の課題は、上記のような従来の粗破砕装置の
問題点を解決して、破砕される材料の内、特に、弾性材
について、それが円滑に落下するようにすることにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解決するために、この考案は、箱型フレ
ーム内に横方向の二つの破砕軸を設け、この両破砕軸
に、円板の外周から複数の切刃が突出する形状の破砕刃
を、各切刃が互いに相手破砕軸の破砕刃の切刃の間に入
るように複数列設け、一方の破砕軸が他方の破砕軸より
高速で回転し、両破砕軸の切刃でくわえ込んだ材料をそ
の回転速度差で破砕する方式の粗破砕装置において、前
記各破砕軸の下方に複数のグレートを設け、前記破砕刃
は、各切刃が前記グレートから下方に突出するととも
に、隣接する切刃は、破砕刃が回転してグレートの方へ
上昇する際、各切刃の前縁と、その下流側にある切刃の
背または各切刃の前縁に連なる前記円板外周の接線との
間に噛み込まれた残留破砕材がグレートにより押し下げ
られて落下するような開き角度を有しているようにした
のである。
〔作用〕
この考案の粗破砕装置は上記の構成であり、被破砕物
を前記箱型フレームの上方の投入口から投入すると、被
破砕物は、回転している切刃にくわえ込まれ両切刃の速
度差により剪断破砕される。
また、各切刃は、破砕軸の回転途中、各グレートの下
面から突出するような寸法になっているので、前記剪断
破砕された材料の残りが、隣接する二つの刃の一方の前
縁と他方の刃の背の間にこびりついた場合、その材料が
弾性を有するものである場合、そのこびりついた材料が
グレートの下方に来ると、弾性材のスプリングバック作
用により、切刃の厚み方向両側にはみ出す。その状態で
破砕軸がさらに回転すると、こびりついた弾性材は、刃
の背の両側のグレートの下面で相対的に下方に押圧され
るが、その時、回転方向上流側の切刃と回転方向下流側
の切刃または、回転方向上流側の切刃の前縁とそれに連
なる破砕刃本体の円板外周(基礎円)の接線とは、回転
方向上流側の切刃の前縁が材料の下方に来ないような開
き角度になっているので、材料が落下するのに妨げとな
るものがなく、材料は落下する。
〔実施例〕
以下に、この考案の破砕装置の実施例を添付図面の第
1図乃至第4図に基づいて説明する。
図において、1は箱状のフレームで2はその上部の投
入口、3は下部の排出口である。
4、5はフレーム1内の中程両側に設けた一対の破砕
軸で、いずれも大径中空であり、両端がフレーム1の両
側の軸受によって回動自在に支承されている。
前記各破砕軸4、5の外周には、複数の破砕刃6、7
が軸方向に沿って適当な間隔で取り付けれている。
また、前記破砕刃6は円板の外周に、外径の異なる二
つの切刃9、10が隣接したものを二組設けたものであ
る。
他方、各破砕刃7は、円板の外周に、前記破砕刃6の
大きい外径の切刃9と同じ外径の切刃11が円周に沿って
等間隔で4枚設けられたものであり、この破砕刃は、第
1図、第2図に示すように、その切刃11が前記破砕刃6
の切刃9、10の間に入るように軸5に沿って配置する。
破砕刃6、7の回転方向は互いに反対とし、切刃9、1
0、11の切先は被破砕物を両破砕軸4、5の間で破砕す
る向きに向けられている。
12、13は切刃9、10と切刃11の間に入る複数のグレー
トで、各グレート12、13の両端はフレーム1の両内壁に
設けられたブラケット14、15に固定し、各グレート12、
13の内端は、フレーム1内の中央に立設された支持台16
上に固定してある。
そして、切刃9、10はグレート12の間から、切刃11は
グレート13の間から下方に突出している。
さらに、切刃9、10は、その回転方向上流側の切刃の
前縁と下流側の切刃の背との成す角が90°強の角度にな
っている。また、切刃11の回転方向上流側の切刃の前縁
とそれに連なる破砕刃7の基礎円外周の接線との成す角
も90°強の角度になっている。
上記各破砕軸4、5は図示省略してあるが油圧モータ
や歯車伝動機構のような駆動手段により第1図の矢印方
向に駆動するもので、破砕軸4を破砕軸5よりも高速で
回転させる。
つぎに上記実施例の作用を説明する。
駆動手段により破砕軸4を高速回転させ、破砕軸5を
低速回転させるとともに投入口2へ破砕対象物を投入す
る。
投入された被破砕物は、速度差を持って回転している
切刃9、10、11に引っかけられて剪断破砕され、破砕さ
れた材料は、各グレート12、13の間を通って下方に排出
される。
上記において、破砕された材料の残りの内、切刃にこ
びりついた材料17がプラスチック等の弾性を有するもの
である場合、第4図に示すように、その切刃がグレート
12の下方に来ると、その材料は、スプリングバックによ
って図の左右方向に拡大するが、破砕軸4がさらに回転
し、切刃10の背がグレート12の下面と並ぶような位置に
来ると、そこからさらに上方へ抜けようとする際、グレ
ート12により相対的に下向きに押圧される。その際、回
転方向下流側にある切刃10の背と回転方向上流側にある
切刃9の前縁とは90°強の角度をなし、切刃10の背の下
方には切刃9の前縁が存在しないような切刃形状になっ
ているので、材料の下方には落下を妨げるものがなく、
材料はグレート12の下面に押圧されて落下する。この現
象は、破砕刃7側についても同様である。
〔考案の効果〕
この考案は、上記のように構成したので、破砕軸が回
転して切刃がグレートを上方から下方へ横切る際、一つ
の切刃の前縁とその下流側に隣接する切刃の背の間に挟
まってグレートの間を通り抜けた破砕ずみの材料は、そ
れが弾性を有するものである場合、自身の持つスプリン
グバック作用により、破砕刃の厚み方向両側へ広がり、
この広がった部分が、切刃がグレートを上方から下方へ
横切る際、切刃の両側に存在するグレートの下面により
下方へ押圧されるが、切刃にこびりついた材料の下方に
は、上流側にある切刃の前縁が来ないようになっている
ので、材料の直下にはその落下を妨げるものがなく、材
料は下方に落とされる。
このように、この考案では、弾性材の被破砕物をグレ
ートで押圧して落下させることができるので、被破砕物
の回収率が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の破砕装置の一実施例を示す縦断側面
図、第2図は同上の一部切欠横断平面図、第3図は作用
を示す一部切欠縦断側面図、第4図は第3図A-A線の断
面図、第5図は従来例を示す一部切欠断縦側面図、第6
図は第5図B-B線の断面図である。 1……箱型フレーム、4、5……破砕軸、9、10、11…
…破砕刃、12、13……グレート。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】箱型フレーム内に横方向の二つの破砕軸を
    設け、この両破砕軸に、円板の外周から複数の切刃が突
    出する形状の破砕刃を、各切刃が互いに相手破砕軸の破
    砕刃の切刃の間に入るように複数列設け、一方の破砕軸
    が他方の破砕軸より高速で回転し、両破砕軸の切刃でく
    わえ込んだ材料をその回転速度差で破砕する方式の粗破
    砕装置において、前記各破砕軸の下方に複数のグレート
    を設け、前記破砕刃は、各切刃が前記グレートから下方
    に突出するとともに、隣接する切刃は、破砕刃が回転し
    てグレートの方へ上昇する際、各切刃の前縁と、その下
    流側にある切刃の背または各切刃の前縁に連なる前記円
    板外周の接線との間に噛み込まれた残留破砕材がグレー
    トにより押し下げられて落下するような開き角度を有し
    ていることを特徴とする粗破砕装置。
JP1990112624U 1990-10-24 1990-10-24 粗破砕装置 Expired - Lifetime JP2531142Y2 (ja)

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JPH0470146U JPH0470146U (ja) 1992-06-22
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JPS6094344U (ja) * 1983-11-30 1985-06-27 日野自動車株式会社 鋳造用砂塊の破砕装置
JPS60161438U (ja) * 1984-04-04 1985-10-26 三菱重工業株式会社 脱水ケ−キの塊砕装置
JPS6351650U (ja) * 1986-09-22 1988-04-07

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