JP2540723B2 - 破砕機 - Google Patents

破砕機

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JP2540723B2
JP2540723B2 JP5338817A JP33881793A JP2540723B2 JP 2540723 B2 JP2540723 B2 JP 2540723B2 JP 5338817 A JP5338817 A JP 5338817A JP 33881793 A JP33881793 A JP 33881793A JP 2540723 B2 JP2540723 B2 JP 2540723B2
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由和 小林
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、山地や公園から出る
間伐材,山地残材,剪定材や、家庭や事業所から出る粗
大ごみの家具,ジュウタン,ベッド,畳,カーテン,応
接セット,コンテナや、その他ダンボール,木箱,梱包
材,タイヤ,ドラム缶,テント,バッグ、建設現場から
出る廃材等各種の比較的大きな被破砕物を小さくなるま
で循回させながら破砕する破砕機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の破砕機としては、固定切
断ビームと可動破砕ビームとでV状の切断部を形成した
切断機の他に、比較的速く回転するロータに揺動可能な
ハンマー部材やリンググラインダーを複数設けて投入さ
れてくる被処理物を打ち砕いたり、すりつぶしたりする
ようにしたものが在る。前者の切断機では、硬くないも
の、また後者の破砕機では、材質的に比較的脆いものに
は効果的に作用するもので、事前にある程度材質的に選
別しておく必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】しかし、上記のよう
な切断機では処理能力が小さく能率が悪く、また材質に
よる影響も大きい。また、打撃破砕機では多種素材から
組立られた複合製品や軟質プラスチック製品等の破砕は
困難で、処理能率も小さく、破砕片の大きさのコントロ
ールが難しい上に、騒音や振動も大きく、堅牢な構造が
必要な上に故障も多い。更に、高速回転のために部品の
摩耗も早く保守経費も多くかかり、また粉塵の発生も多
い。
【0004】本発明は、上記に鑑み案出されたものであ
って、主に圧壊、引裂の作用によって多種素材から成る
複合製品や軟質プラスチック製品等広範囲の素材の大形
廃棄物を、比較的大量に所定の大きさになるまで圧壊、
引裂を繰返して破砕でき、投入口を大きくとれるため大
形,長尺,幅広の嵩張ったものでも原形のまま投入で
き、ロータの回転数も比較的低速で振動や騒音が小さ
く、据付面積の小さなコンパクトな構造とすることがで
き、保守費用が安く済む簡便な構造を有した破砕機を提
供することを目的としている。
【0005】
【問題点を解決するための手段】上記目的を達成するた
めに、本発明の第1態様の破砕機は、上方に被破砕物の
投入開口を有し且つ下方に破砕物の落下開口を有したケ
ーシングと、該ケーシング内に回転可能にほぼ水平に設
けられた一対の回転軸と、該回転軸を相互に上から下に
噛み込むように回転駆動する駆動手段と、上記回転軸の
一方に主螺旋推進方向の一方端から他方端にかけて取付
られた複数巻きの螺旋体と少なくても一巻きの逆螺旋体
と、上記回転軸の他方に上記一方端から上記他方端にか
けて取付られた少なくても一巻きの上記と同じ逆螺旋体
と上記と同じ複数巻きの螺旋体と、上記ケーシングの落
下開口に設けられたスクリーンとから構成されているこ
とを特徴としている。また、本発明の第2態様の破砕機
は、上方に被破砕物の投入開口を有し且つ下方に破砕物
の落下開口を有したケーシングと、該ケーシング内に回
転可能にほぼ水平に設けられた一対の回転軸と、該回転
軸を同方向に回転駆動する駆動手段と、上記回転軸の一
方に主螺旋推進方向の一方端から他方端にかけて取付ら
れた複数巻きの右勝手又は左勝手の螺旋体と少なくても
一巻きの左勝手又は右勝手の螺旋体と、上記回転軸の他
方に上記一方端から上記他方端にかけて取付られた少な
くても一巻きの右勝手又は左勝手の螺旋体と複数巻きの
左勝手又は右勝手の螺旋体と、上記ケーシングの落下開
口に設けられたスクリーンとから構成されていることを
特徴としている。
【0006】
【作用】上記構成の第1態様の破砕機では、上方の被破
砕物投入開口は、大きく設けることができ、大形廃棄物
でも一対の回転軸の周りの螺旋体によって間に上から下
に噛み込まれ、反対方向の推力を受けて引きちぎられ且
つ圧壊することができる。駆動手段からは、低速で大ト
ルクの駆動力が伝達されることになり、低振動、低騒音
での圧壊、引裂を行うことになる。或る程度破砕された
破片は、各回転軸の複数巻きの螺旋体によって推力を受
けつつ破砕されてスクリーンの目を通過できるものは落
下するが、スクリーンの目を通らないものは、これまで
推力を受けて来た主螺旋推進方向の下流側端部の少なく
ても一巻きの逆螺旋体によって相手側の回転軸螺旋体の
上流端部に引き渡されてスクリーンの目を通るまで循環
されることになる。また、上記構成の第2態様の破砕機
では、上記第1態様のものとほぼ同じ作用が行われる
が、相異点としては回転軸が同方向に回動されるために
噛み込みが若干劣るが両軸間の複数巻きの螺旋体間では
対向回転力を受け且つ反対方向の推力を受けるために破
砕作用はより強力なものになり、早くスクリーンの目を
通るまで小さく破砕することになる。
【0007】
【実施例】次に、本発明の破砕機を実施例によって添付
図面を参照にして以下により詳細に説明する。図1は本
発明の第1実施例の破砕機の平面図、図2は図1におけ
るII−II線に沿った断面図、図3は本発明の第2実施例
の破砕機の図2相当図、図4は6種類の突出刃の説明
図、図5は突出刃の取付状態の説明図である。
【0008】(第1実施例)図1と図2において、第1
実施例の破砕機1は、上方に大形廃棄物投入ホッパー1
1を備えた投入開口12を有し且つ下方に破砕された小
片の落下開口13を有した方形状のケーシング10と、
上記落下開口13に取替可能に設けられたスクリーン1
5と、上記ケーシング10の両側壁14a,14bに軸
受を介して回転可能に平行に且つ水平に設けられた一対
の回転軸21,23と、これら回転軸21,23を相互
に上から下に噛み込むように比較的低回転速度で回転駆
動する駆動手段25と、一方の回転軸21に左端から右
端部にかけて取付られた左勝手の複数巻きの螺旋体31
と該右端部に取付られた右勝手の一巻きの螺旋体32
と、他方の回転軸23に右端から左端部にかけて取付ら
れた左勝手の複数巻きの螺旋体33と該左端部に取付ら
れた右勝手の一巻きの螺旋体34とから構成されてい
る。回転軸21,23と螺旋体31,32,33,34
とでロータを構成している。
【0009】スクリーン15は、各螺旋体31,32,
33,34の下方において2連のフランジ付き円弧状部
15a,15bと、それらの間の角材の固定刃16と、
各円弧状部15a,15bの下面に長手方向に取付られ
た一対の補強リブ17,17とから構成されている。円
弧状部15a,15bは、パンチングボード,エキスパ
ンディドメタルやロストル格子等から構成され、篩目の
大きさに応じて取替えられるようになっている。上記固
定刃16の他に、ケーシング10の前後壁10a,10
bの内側にも角材の固定刃19,19が取付られてい
る。
【0010】回転駆動手段25は、各軸21,23毎に
設けられており、可逆転モータM1と、減速機26と、
シアーピン付き接手27とから構成されており、過負荷
がかかった時には、過負荷検出器(図示は省略)によっ
て数回モータM1を逆転させるようになっている。軸毎
に設ける他、各軸21,23を1台のモータと1台の減
速機とで相互に噛合する歯車を介して対向又は離反方向
に回転駆動する構成とすることもできる。
【0011】各螺旋体31〜34の周辺には、例えば4
5°ピッチで剣先刃等の突出刃39が取付られており、
大形廃棄物の噛み込みを容易にすると共に上記固定刃1
6,19,19と協働して破砕を行う。一方の複数巻き
の螺旋体31は、他方の螺旋体33と噛み込みを行いつ
つも、スクリーン円弧状部15aにおいて矢印A方向に
廃棄物破片を推進させながら突出刃39と固定刃16,
19とで破砕してスクリーン15の目を通るものは落下
させ、通らない中間物は右端部の一巻きの螺旋体32に
よって矢印Bに示すように他方の複数巻きの螺旋体33
に渡す。他方の複数巻きの螺旋体33は、スクリーン円
弧状部15bにおいて引き継いだ中間物や新たに噛み込
んで破砕したものを矢印Cの方向の左端部へ推進させな
がら破砕してスクリーン15の目の通るものは落下さ
せ、通らないものは矢印Dに示すように一巻きの螺旋体
34によって上記一方の螺旋体31へ引き渡す。従っ
て、木屑を細片化する時に粒度を揃える上で特に有効に
作用する。
【0012】(第2実施例)図3において、第2実施例
の破砕機では、回転軸21,43を同方向に回転駆動す
るようにしたもので、投入された大形廃棄物の噛み込み
力は上記第1実施例よりも若干劣るが、2軸間における
破砕力は上向きと下向きの力を加えられて非常に大きく
なる。噛み込みを補助するために、ケーシング10′の
上半分の前壁10a′を内側に湾曲させて内面に逆とげ
状の戻り防止リブRを取付ている。
【0013】また、第1実施例と同じようにスクリーン
15の目を通らない大きさの中間物を循回させるため
に、一方の回転軸21には第1実施例と同じ左勝手の複
数巻きの螺旋体31と右端部の右勝手の一巻きの螺旋体
が取付られ、他方の回転軸43には右端から左端部にか
けて右勝手の複数巻きの螺旋体53と左端部の左勝手の
一巻きの螺旋体が取付られている。スクリーン15や固
定刃16,19,19の構成は、第1実施例のものと同
じである。回転軸21,43の回転駆動手段は、第1実
施例のものと同じ構成とすることができるが、他方の軸
43の回転方向を一方の軸21と同方向とする点が異な
っているだけである。
【0014】第1及び第2実施例において、突出刃39
としては剣先刃の他に図4に示すようにまさかり刃39
aや、平剣刃39b、矢じり状刃39c、ツリー状刃3
9d、剣状刃39e、角棒刃39f等廃棄物の種類に応
じて適宜選択して使用され、図5に示すように螺旋体3
3の外周側面にボルトで取付られスポット溶接で脱落止
め等が施されている。全部同じものに揃えてもよいし、
混在させてもよい。
【0015】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明の破砕機に依れ
ば、主に圧壊、引裂の作用によって多種素材から成る複
合製品や軟質プラスチック製品等広範囲の素材の大形廃
棄物を、比較的大量に所定の大きさになるまで、圧壊、
引裂を繰返して破砕することができ、破片の粒度を揃え
ることができる。また、投入開口を大きくとれるため、
大形,長尺,幅広の嵩張ったものでも原形のままで投入
できる上に、ロータの回転数は比較的低速度で圧壊、引
裂による処理能力も大きく、振動や騒音が小さい。更
に、循回破砕経路を形成するので据付面積が小さく低回
転速度で保守費用が安くてすむコンパクトな構造を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の破砕機の平面図である。
【図2】図1におけるII−II線に沿った断面図である。
【図3】本発明の第2実施例の破砕機の図2相当図であ
る。
【図4】6種類の突出刃の説明図である。
【図5】突出刃の取付状態の説明図である。
【符号の説明】
1,2 破砕機 10,10′ ケーシング 10a 前壁 10b 後壁 10a′ 前壁 11 ホッパー 12 投入開口 13 落下開口 15 スクリーン 16 固定刃 19 固定刃 21 一方の回転軸 23 他方の回転軸 25 回転駆動手段 31 複数巻きの螺旋体 32 一巻きの逆螺旋体 33 複数巻きの螺旋体 34 一巻きの逆螺旋体 39 突出刃

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方に被破砕物の投入開口を有し且つ下
    方に破砕物の落下開口を有したケーシングと、該ケーシ
    ング内に回転可能にほぼ水平に設けられた一対の回転軸
    と、該回転軸を相互に上から下に噛み込むように回転駆
    動する駆動手段と、上記回転軸の一方に主螺旋推進方向
    の一方端から他方端にかけて取付られた複数巻きの螺旋
    体と少なくても一巻きの逆螺旋体と、上記回転軸の他方
    に上記一方端から上記他方端にかけて取付られた少なく
    ても一巻きの上記と同じ逆螺旋体と上記と同じ複数巻き
    の螺旋体と、上記ケーシングの落下開口に設けられたス
    クリーンとから構成されていることを特徴とする破砕
    機。
  2. 【請求項2】 上方に被破砕物の投入開口を有し且つ下
    方に破砕物の落下開口を有したケーシングと、該ケーシ
    ング内に回転可能にほぼ水平に設けられた一対の回転軸
    と、該回転軸を同方向に回転駆動する駆動手段と、上記
    回転軸の一方に主螺旋推進方向の一方端から他方端にか
    けて取付られた複数巻きの右勝手又は左勝手の螺旋体と
    少なくても一巻きの左勝手又は右勝手の螺旋体と、上記
    回転軸の他方に上記一方端から上記他方端にかけて取付
    られた少なくても一巻きの右勝手又は左勝手の螺旋体と
    複数巻きの左勝手又は右勝手の螺旋体と、上記ケーシン
    グの落下開口に設けられたスクリーンとから構成されて
    いることを特徴とする破砕機。
  3. 【請求項3】 上記螺旋体の周囲には各種形状の複数の
    突出刃が取付られており、上記ケーシングの内側壁には
    角形固定刃が取付られている請求項1又は2記載の破砕
    機。
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CN113441258A (zh) * 2021-06-28 2021-09-28 北方重工富勒(沈阳)矿业有限公司 一种塔磨机螺旋轴保护装置
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