JPH04210250A - 3軸大型プラスチック製品粗砕機 - Google Patents
3軸大型プラスチック製品粗砕機Info
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- JPH04210250A JPH04210250A JP2418949A JP41894990A JPH04210250A JP H04210250 A JPH04210250 A JP H04210250A JP 2418949 A JP2418949 A JP 2418949A JP 41894990 A JP41894990 A JP 41894990A JP H04210250 A JPH04210250 A JP H04210250A
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Classifications
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- B02C—CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING IN GENERAL; MILLING GRAIN
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- B02C18/14—Disintegrating by knives or other cutting or tearing members which chop material into fragments with rotating knives within horizontal containers
- B02C2018/147—Disintegrating by knives or other cutting or tearing members which chop material into fragments with rotating knives within horizontal containers of the plural stage type
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
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- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
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Landscapes
- Crushing And Pulverization Processes (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
- Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
[00011
【産業上の利用分野]この発明は大型のプラスチック不
良製品等を粗砕する3軸粗砕機に関する。例えばテレビ
のケース、洗濯機のケース、コンピュータ、プリンタの
ケースなど大きく箱状のものがプラスチック射出成形な
どで作られる。もしもこれが不良品である場合に不良品
をある程度の小さい塊状に破砕する事ができれば好都合
であり本発明はそのような要求に応えるものである。 [0002] 【従来の技術】プラスチックランナーなどを細かく切り
刻んで、プラスチック素材として再生する粉砕機は既に
広く用いられている。これは狭い円筒形のケーシングの
中で密接して回転主軸に取り付けられた回転刃が高速回
転じており、回転刃とケーシング内壁に挟まれたランナ
が剪断され引き裂かれて、微細な粉粒状のベレットにす
るものである。これは高速回転する回転刃でランナを先
端切りするものである。回転刃の強い衝撃力によってラ
ンナーを微細片にまで切り刻むので、回転刃の慣性が重
要な働きをする。このため高速回転していなければなら
ない。駆動力は5〜10馬力で、回転数は1000回転
/回転上である。切り残しがでてはいけないので、回転
刃が互いに密接しているという事は必須の要件である。 つまり従来の粉砕機は、高速回転、回転刃密接、先端切
り、ということが共通した性質である。 [0003]これは1度でランナーがペレット状になる
ので処理が一回で済む。しかし電力費が嵩むし、騒音も
大きく不経済である。大きいランナーを砕くには大きい
開口を有する大型の粉砕機を必要とする。このように微
細片にまで切り刻むものをここでは粉砕という事にし、
粗く切ることをここでは粗砕という事にする。本発明は
後者に関する。 [00041本出願人は粉砕するのではなく、ランナー
を数個の小片に粗ぎりするランナー粗砕機を発明した(
特公昭6O−31543)。これは回転刃を回転主軸に
間隔を置いて取付け、各回転刃の側面に固定刃を設けた
構造で、回転刃を低速で(毎分1〜30回転)回転させ
てランナーを数個の小片に粗切りするものである。これ
を粉砕機に再び投入して微少粉粒状にするのである。 いわばランナーを前処理するというものである。回転刃
と固定刃との側面での切刃の対応によりランナーが4〜
6個に切断される。このランナー粗砕機は既に実績を重
ね広く使用され好評を博している。 [0005]Lかしこれらはプラスチック成形で生ずる
不要物であるランナーを切るものである。ランナーであ
るから対象が小さい。また成形に伴って定まった時間に
定まった量だけ連続的に発生するものである。ランナー
と違い、製品ではあるが不良品と判別されるものがある
。不良品の発生自体が望ましいことではないが、不良品
がプラスチック成形に伴って発生するのはある程度やむ
を得ない。不良品は再利用されることなく、貯溜して収
集しておきそのまま廃棄することもある。廃棄するとい
っても、一部は焼却され一部は埋立地に投棄される。 いずれにしても望ましい処理法ではない。 [00061大型製品の不良品はそのままだと嵩ぼるの
で貯溜するにしても広い場所を取ってしまう。そこで不
良品を粗く砕いて小片にして貯溜し廃棄するようにした
方が良い。さらに小片に砕く事ができれば、これを前記
の粉砕機に投入してプラスチック素材として再生する可
能性が拓ける。これがもっとも望ましい処理法といえよ
う。不良品といっても小さい製品の不良品であればその
まま粉砕機にかけることができよう。しかし大型の不良
品の場合そうはゆかないのである。一般にプラスチック
粉砕機のケーシングは小さくこれに続く間口も小さいの
で不良品が入って行かないからである。予めこれを小片
化する前処理が要望される。 [0007]大型のプラスチック成形品は増えつつある
。例えばプリンタ、コンピュータ、デイスプレィのケー
スはプラスチックであるし、コピー、ファックスなどの
機械も外ケースはプラスチックである。洗濯機の外箱、
蓋などもプラスチックである。児童用の玩具、遊技具に
もプラスチックが多用されている。これら大型のプラス
チック成形品を製造する場合に不良品が発生すると、従
来はこれを貯溜しておき廃品回収業者に処理を依頼して
いた。先述したように、これらは埋立地などに投棄され
るようである。 [0008]本出願人は、既にブロー容器専用の粗砕機
を発明している(実公昭6O−28504)。これは先
程のランナー粗砕機を改良したもので回転主軸は緩速回
転する。、軽いブロー容器が回転刃によって押し上げら
れるのを防ぐためにホッパに沿って上下動する掻寄装置
を設けたものである。しかしこれとて小型のブロー容器
にしか役に立たない。大型の肉厚の成形品に対しては適
用できない。これらはいずれも回転主軸が1本のもので
ある。大型のプラスチック製品を砕くには一軸式では難
しく、回転主軸を複数本にしなければならないと考える
。回転刃が1組しかないと被処理物が回転刃から浮き上
がり切断されないからである。 [00091回転主軸を2本有する破砕機も既にいくつ
か提案されている。 (1)実公昭57−25709 (S57.6.4)2
組の回転刃を回転主軸に取付け、互いに反対方向に回転
させる事により対象物を破砕する。これは軸方向に見て
回転刃の軌跡が交差しており、回転刃同士の側面接触に
よって切るものである。固定刃もあるがこれは回転刃の
先端に対向するように設けられる。回転刃の先端で切る
ものである。固定刃との関係でいえば「先端切り」とい
う事ができる。また回転刃ついていえば、2組の回転刃
が殆ど密接して取り付けられ、1組の回転刃2枚の中間
へ、他の組の回転刃の先端が入り込んでおり相互に殆ど
隙間がない。回転数も速くて対象物を微細片にまで切り
刻むものである。 [00101(2)実公昭54−4113 (S54
゜2、 23) これも2軸式の破砕機である。上下に2軸式破砕機構を
備え、主軸が上下で直交するようになっている。産業廃
棄物を破砕するものであり、長尺の破砕物を上段で発生
しても下段ではこれに直交する方向で切断できるように
なっている。これも回転刃同士は側面で殆ど接触する「
密接状」の構成である。これは廃棄物をできるだけ微細
に切り刻みたいからである。回転刃の接触側面で切断す
るものであって、固定刃のようなものはない。回転主軸
は高速回転している。 [00111(3)実開平2−86647 (H2,7
゜2軸式の破砕機である。反対方向に回転する2組の回
転刃の側面に固定刃を「密接状」に設けたものである。 つまりひとつの固定刃の両側には異なる主軸に属する回
転刃が密接して存在するし、ひとつの回転刃の両側には
固定刃が密接して存在する。固定刃と回転刃の側面での
接触によって対象物を切断する。また一方の主軸に属す
る回転刃の位相が全て揃っているが、異なる組の回転と
は位相が異なっている。 [0012] (4)特公昭62−25420 (3
626,3) これは冷凍餌料の2軸の砕氷機であり、対象物が氷であ
る点で通常の破砕機と異なる。2本の平行な回転主軸に
間隔を置いて回転刃を取り付ける。全ての回転刃の位相
が揃うようにしである。位相の一致は2本の主軸に取り
付けられた全ての回転刃に対して要求される。回転主軸
の中点より下方に当たる位置に軸方向に延びる水を支持
するための固定刃がある。固定刃は回転刃と協同して氷
を砕くのではない。固定刃は氷を一時的に保持するもの
である。回転刃と固定刃とは離れているし回転刃、固定
刃の側面で切るというようなことはできない。 [0013] (5)特開昭49−81955 (S
49゜8.7) 2本の回転主軸に主軸のほぼ全長に等しい長さの円柱状
のヘリカルギアを取り付けている。ヘリカルギア同士が
噛合うようになっている。この噛合い歯面で切り粉(金
属の切り粉)を圧縮切断するのである。これらの中央下
方にもう一つの回転刃と固定刃がある。切り粉は螺旋状
に巻いた金属線状であるからこれをギヤの噛合いで切断
しさらに回転刃固定刃で切断する。3軸の粉砕機である
が上方のギヤと下方の回転刃とは切断作用が異なる。 [0014] (6)特開昭63−130147
(S63、 6. 2) 自動車や冷蔵庫など大型で金属製の廃棄物を破砕する装
置である。3軸の破砕機で上に1本、下に2本の回転主
軸がある。回転主軸には高歯ディスクと低歯ディスクが
取り付けられる。低歯と高歯の位置が2本の主軸によっ
て異なっており一方の低歯と他方の高歯とが対向するよ
うに配置している。板を間に挟んで穴を高歯で穿孔する
ためである。堅い金属を切断するのであるから回転刃の
先端で金属板に穴を開けるようになっている。図示され
た例では一つの回転刃には10個の切断部がある。各回
転刃の位相は揃っている。固定刃のようなものはない。 [0015] (7)特開昭51−2058 (S5
1゜1.9) 強化プラスチックや強化合板の廃材の破砕機である。3
軸構造であるが、歯車状の厚い回転刃が密接して上ふた
つの回転主軸に取り付けられている。上に1本、下に2
本の平行な回転主軸である。上の2組の回転刃は端面で
近接し高速回転することにより先端切りするようになつ
ている。下の回転主軸には阻止体が取り付けられている
。これは上の回転刃間から押し出される被処理物が落ち
ないように阻止するためである。第3の回転主軸のに取
り付けられたものには切断作用がない。回転刃が密接し
て取り付けられ、高速回転し、切断作用は上の2組の回
転刃により先端切りであるという特徴がある。 [0016]
良製品等を粗砕する3軸粗砕機に関する。例えばテレビ
のケース、洗濯機のケース、コンピュータ、プリンタの
ケースなど大きく箱状のものがプラスチック射出成形な
どで作られる。もしもこれが不良品である場合に不良品
をある程度の小さい塊状に破砕する事ができれば好都合
であり本発明はそのような要求に応えるものである。 [0002] 【従来の技術】プラスチックランナーなどを細かく切り
刻んで、プラスチック素材として再生する粉砕機は既に
広く用いられている。これは狭い円筒形のケーシングの
中で密接して回転主軸に取り付けられた回転刃が高速回
転じており、回転刃とケーシング内壁に挟まれたランナ
が剪断され引き裂かれて、微細な粉粒状のベレットにす
るものである。これは高速回転する回転刃でランナを先
端切りするものである。回転刃の強い衝撃力によってラ
ンナーを微細片にまで切り刻むので、回転刃の慣性が重
要な働きをする。このため高速回転していなければなら
ない。駆動力は5〜10馬力で、回転数は1000回転
/回転上である。切り残しがでてはいけないので、回転
刃が互いに密接しているという事は必須の要件である。 つまり従来の粉砕機は、高速回転、回転刃密接、先端切
り、ということが共通した性質である。 [0003]これは1度でランナーがペレット状になる
ので処理が一回で済む。しかし電力費が嵩むし、騒音も
大きく不経済である。大きいランナーを砕くには大きい
開口を有する大型の粉砕機を必要とする。このように微
細片にまで切り刻むものをここでは粉砕という事にし、
粗く切ることをここでは粗砕という事にする。本発明は
後者に関する。 [00041本出願人は粉砕するのではなく、ランナー
を数個の小片に粗ぎりするランナー粗砕機を発明した(
特公昭6O−31543)。これは回転刃を回転主軸に
間隔を置いて取付け、各回転刃の側面に固定刃を設けた
構造で、回転刃を低速で(毎分1〜30回転)回転させ
てランナーを数個の小片に粗切りするものである。これ
を粉砕機に再び投入して微少粉粒状にするのである。 いわばランナーを前処理するというものである。回転刃
と固定刃との側面での切刃の対応によりランナーが4〜
6個に切断される。このランナー粗砕機は既に実績を重
ね広く使用され好評を博している。 [0005]Lかしこれらはプラスチック成形で生ずる
不要物であるランナーを切るものである。ランナーであ
るから対象が小さい。また成形に伴って定まった時間に
定まった量だけ連続的に発生するものである。ランナー
と違い、製品ではあるが不良品と判別されるものがある
。不良品の発生自体が望ましいことではないが、不良品
がプラスチック成形に伴って発生するのはある程度やむ
を得ない。不良品は再利用されることなく、貯溜して収
集しておきそのまま廃棄することもある。廃棄するとい
っても、一部は焼却され一部は埋立地に投棄される。 いずれにしても望ましい処理法ではない。 [00061大型製品の不良品はそのままだと嵩ぼるの
で貯溜するにしても広い場所を取ってしまう。そこで不
良品を粗く砕いて小片にして貯溜し廃棄するようにした
方が良い。さらに小片に砕く事ができれば、これを前記
の粉砕機に投入してプラスチック素材として再生する可
能性が拓ける。これがもっとも望ましい処理法といえよ
う。不良品といっても小さい製品の不良品であればその
まま粉砕機にかけることができよう。しかし大型の不良
品の場合そうはゆかないのである。一般にプラスチック
粉砕機のケーシングは小さくこれに続く間口も小さいの
で不良品が入って行かないからである。予めこれを小片
化する前処理が要望される。 [0007]大型のプラスチック成形品は増えつつある
。例えばプリンタ、コンピュータ、デイスプレィのケー
スはプラスチックであるし、コピー、ファックスなどの
機械も外ケースはプラスチックである。洗濯機の外箱、
蓋などもプラスチックである。児童用の玩具、遊技具に
もプラスチックが多用されている。これら大型のプラス
チック成形品を製造する場合に不良品が発生すると、従
来はこれを貯溜しておき廃品回収業者に処理を依頼して
いた。先述したように、これらは埋立地などに投棄され
るようである。 [0008]本出願人は、既にブロー容器専用の粗砕機
を発明している(実公昭6O−28504)。これは先
程のランナー粗砕機を改良したもので回転主軸は緩速回
転する。、軽いブロー容器が回転刃によって押し上げら
れるのを防ぐためにホッパに沿って上下動する掻寄装置
を設けたものである。しかしこれとて小型のブロー容器
にしか役に立たない。大型の肉厚の成形品に対しては適
用できない。これらはいずれも回転主軸が1本のもので
ある。大型のプラスチック製品を砕くには一軸式では難
しく、回転主軸を複数本にしなければならないと考える
。回転刃が1組しかないと被処理物が回転刃から浮き上
がり切断されないからである。 [00091回転主軸を2本有する破砕機も既にいくつ
か提案されている。 (1)実公昭57−25709 (S57.6.4)2
組の回転刃を回転主軸に取付け、互いに反対方向に回転
させる事により対象物を破砕する。これは軸方向に見て
回転刃の軌跡が交差しており、回転刃同士の側面接触に
よって切るものである。固定刃もあるがこれは回転刃の
先端に対向するように設けられる。回転刃の先端で切る
ものである。固定刃との関係でいえば「先端切り」とい
う事ができる。また回転刃ついていえば、2組の回転刃
が殆ど密接して取り付けられ、1組の回転刃2枚の中間
へ、他の組の回転刃の先端が入り込んでおり相互に殆ど
隙間がない。回転数も速くて対象物を微細片にまで切り
刻むものである。 [00101(2)実公昭54−4113 (S54
゜2、 23) これも2軸式の破砕機である。上下に2軸式破砕機構を
備え、主軸が上下で直交するようになっている。産業廃
棄物を破砕するものであり、長尺の破砕物を上段で発生
しても下段ではこれに直交する方向で切断できるように
なっている。これも回転刃同士は側面で殆ど接触する「
密接状」の構成である。これは廃棄物をできるだけ微細
に切り刻みたいからである。回転刃の接触側面で切断す
るものであって、固定刃のようなものはない。回転主軸
は高速回転している。 [00111(3)実開平2−86647 (H2,7
゜2軸式の破砕機である。反対方向に回転する2組の回
転刃の側面に固定刃を「密接状」に設けたものである。 つまりひとつの固定刃の両側には異なる主軸に属する回
転刃が密接して存在するし、ひとつの回転刃の両側には
固定刃が密接して存在する。固定刃と回転刃の側面での
接触によって対象物を切断する。また一方の主軸に属す
る回転刃の位相が全て揃っているが、異なる組の回転と
は位相が異なっている。 [0012] (4)特公昭62−25420 (3
626,3) これは冷凍餌料の2軸の砕氷機であり、対象物が氷であ
る点で通常の破砕機と異なる。2本の平行な回転主軸に
間隔を置いて回転刃を取り付ける。全ての回転刃の位相
が揃うようにしである。位相の一致は2本の主軸に取り
付けられた全ての回転刃に対して要求される。回転主軸
の中点より下方に当たる位置に軸方向に延びる水を支持
するための固定刃がある。固定刃は回転刃と協同して氷
を砕くのではない。固定刃は氷を一時的に保持するもの
である。回転刃と固定刃とは離れているし回転刃、固定
刃の側面で切るというようなことはできない。 [0013] (5)特開昭49−81955 (S
49゜8.7) 2本の回転主軸に主軸のほぼ全長に等しい長さの円柱状
のヘリカルギアを取り付けている。ヘリカルギア同士が
噛合うようになっている。この噛合い歯面で切り粉(金
属の切り粉)を圧縮切断するのである。これらの中央下
方にもう一つの回転刃と固定刃がある。切り粉は螺旋状
に巻いた金属線状であるからこれをギヤの噛合いで切断
しさらに回転刃固定刃で切断する。3軸の粉砕機である
が上方のギヤと下方の回転刃とは切断作用が異なる。 [0014] (6)特開昭63−130147
(S63、 6. 2) 自動車や冷蔵庫など大型で金属製の廃棄物を破砕する装
置である。3軸の破砕機で上に1本、下に2本の回転主
軸がある。回転主軸には高歯ディスクと低歯ディスクが
取り付けられる。低歯と高歯の位置が2本の主軸によっ
て異なっており一方の低歯と他方の高歯とが対向するよ
うに配置している。板を間に挟んで穴を高歯で穿孔する
ためである。堅い金属を切断するのであるから回転刃の
先端で金属板に穴を開けるようになっている。図示され
た例では一つの回転刃には10個の切断部がある。各回
転刃の位相は揃っている。固定刃のようなものはない。 [0015] (7)特開昭51−2058 (S5
1゜1.9) 強化プラスチックや強化合板の廃材の破砕機である。3
軸構造であるが、歯車状の厚い回転刃が密接して上ふた
つの回転主軸に取り付けられている。上に1本、下に2
本の平行な回転主軸である。上の2組の回転刃は端面で
近接し高速回転することにより先端切りするようになつ
ている。下の回転主軸には阻止体が取り付けられている
。これは上の回転刃間から押し出される被処理物が落ち
ないように阻止するためである。第3の回転主軸のに取
り付けられたものには切断作用がない。回転刃が密接し
て取り付けられ、高速回転し、切断作用は上の2組の回
転刃により先端切りであるという特徴がある。 [0016]
【発明が解決しようとする課題】これらはいずれも対象
物を微細に切り刻むことが目的であるし、大型のプラス
チックを処理できるものはない。本発明は、大型のプラ
スチック不良品を3軸式の回転刃によって粗く切断する
ような大型の粗砕機を提供することを目的とする。微細
片にまで砕くのではなく粗く切断するのである。粗砕片
は別の粉砕機へ投入して微細片にまで砕ければ良いので
ある。 [0017]
物を微細に切り刻むことが目的であるし、大型のプラス
チックを処理できるものはない。本発明は、大型のプラ
スチック不良品を3軸式の回転刃によって粗く切断する
ような大型の粗砕機を提供することを目的とする。微細
片にまで砕くのではなく粗く切断するのである。粗砕片
は別の粉砕機へ投入して微細片にまで砕ければ良いので
ある。 [0017]
【課題を解決するための手段】本発明の3軸大型プラス
チック製品粗砕機は、駆動機構により互いに反対方向に
毎分1回転〜30回転する平行な第1、第2回転主軸と
、前記第1、第2回転主軸に互いに間隔を置いて異なる
位相で取り付けられた適数枚の回転刃と、前記第1、第
2回転主軸の中間下方に設けられ駆動機構により回転す
る第3回転主軸と、第3回転主軸に互いに間隔を置いて
異なる位相で取り付けられた適数枚の回転刃と、第3回
転主軸の回転刃の一方の側面に近接して固定された固定
刃と、第1、第2、第3の回転主軸、回転刃を囲むケー
シングとを含み、第1回転刃、第2回転刃、第3回転刃
の軌跡が軸方向から見て互いに交差しており、第3回転
刃は回転刃と固定刃によって挟まれた被処理物を内方へ
移動させることのできる引き込み傾斜面を有し、第1、
第2回転刃によって挟まれ一部切断された被処理物が第
3の回転刃と固定刃によって切断される様にしたことを
特徴とする。 [0018]
チック製品粗砕機は、駆動機構により互いに反対方向に
毎分1回転〜30回転する平行な第1、第2回転主軸と
、前記第1、第2回転主軸に互いに間隔を置いて異なる
位相で取り付けられた適数枚の回転刃と、前記第1、第
2回転主軸の中間下方に設けられ駆動機構により回転す
る第3回転主軸と、第3回転主軸に互いに間隔を置いて
異なる位相で取り付けられた適数枚の回転刃と、第3回
転主軸の回転刃の一方の側面に近接して固定された固定
刃と、第1、第2、第3の回転主軸、回転刃を囲むケー
シングとを含み、第1回転刃、第2回転刃、第3回転刃
の軌跡が軸方向から見て互いに交差しており、第3回転
刃は回転刃と固定刃によって挟まれた被処理物を内方へ
移動させることのできる引き込み傾斜面を有し、第1、
第2回転刃によって挟まれ一部切断された被処理物が第
3の回転刃と固定刃によって切断される様にしたことを
特徴とする。 [0018]
【作用】本発明の3軸大型プラスチック製品粗砕機に、
大型のプラスチック製品不良品を投入すると、反対方向
に低速回転する2組の回転刃が製品の一部を把持しこれ
を軸の中間へ引き寄せこれを変形させ一部切断する。こ
れがさらに下方の第3の回転刃と固定刃に挟まれる。製
品の形状や位置により成るときは回転刃の先端で穿孔さ
れ成るときは回転刃と固定刃の協同作用で剪断される。 この時回転刃の引き込み刃面により分断された被処理物
が内方へ引き込まれる。内方で剪断されるから切断に要
する力のモーメントが小さくて済む。
大型のプラスチック製品不良品を投入すると、反対方向
に低速回転する2組の回転刃が製品の一部を把持しこれ
を軸の中間へ引き寄せこれを変形させ一部切断する。こ
れがさらに下方の第3の回転刃と固定刃に挟まれる。製
品の形状や位置により成るときは回転刃の先端で穿孔さ
れ成るときは回転刃と固定刃の協同作用で剪断される。 この時回転刃の引き込み刃面により分断された被処理物
が内方へ引き込まれる。内方で剪断されるから切断に要
する力のモーメントが小さくて済む。
【0019】本発明の装置はプラスチック製品の不良品
等を微少なものにまで切り刻むのではなく、比較的大き
い塊に分断するのである。低速回転であるが上方の2つ
の回転刃の作用あるいは下方の回転刃と固定刃の協同作
用により回転刃と固定刃の作用によって大型の製品を数
個の断片に切断できる。これは廃棄物として埋立地に投
棄することもできるが、さらに破砕機に投入して微粉末
にまで粉砕しプラスチック材料として再生利用すること
が望ましい。 [00201
等を微少なものにまで切り刻むのではなく、比較的大き
い塊に分断するのである。低速回転であるが上方の2つ
の回転刃の作用あるいは下方の回転刃と固定刃の協同作
用により回転刃と固定刃の作用によって大型の製品を数
個の断片に切断できる。これは廃棄物として埋立地に投
棄することもできるが、さらに破砕機に投入して微粉末
にまで粉砕しプラスチック材料として再生利用すること
が望ましい。 [00201
【実 施 例]図面によって本発明の実施例に係る大型
プラスチック製品破砕機を説明する。図1は本発明の実
施例に係る粗砕機の正面図、図2は左側面図である。縦
長の装置であるが、上から順にホッパカバー1、ホッパ
2、粗砕機本体3、架台4よりなっている。ホッパカバ
1は左右側面、背面、上面が閉じられた箱体であって前
面に開口がありここにシュート51が取り付けられる。 シュートの前面においてホッパカバー1には開口部があ
り、ここには切断の衝撃で跳ね返った断片が外部へ飛び
出すのを防ぐためにスダレ52が垂下されている。 粗砕すべき不良品は何らかの手段で持ち上げられシュ一
ト51に置かれる。製品はこれの上を滑って開口部から
ホッパカバー1内に入る。 [00211ホツパ2は左右側面、背面、正面の閉じら
れた中間的な箱体である。この中を破砕されるべき製品
(被処理物という)が落下してゆく。粗砕機の回転刃に
よって断片が強く弾き飛ばされる事があるので、ホッパ
2とホッパカバー1を重ねて背の高いホッパ構造となっ
ている。ホッパ2は破片の衝突に耐えるように例えば3
.2mm厚の鋼板を用いる。しかしそれでも歪む惧れが
あるから、外壁に箱形断面のパイプを溶接しホッパ壁面
の変形を防止するリブ53としている。またホッパ2の
側面には開閉可能な覗き窓54がある。これは回転刃や
固定刃に断片が挟みこまれたりするので点検、補修のた
めの窓である。 [0022]粗砕機本体3がこの発明の主要部である。 これは四方の枠組みの中に回転刃、固定刃を設は駆動装
置によってこれを回転しプラスチック製品を破断するも
のである。ここではチェーンカバー35が両側に見えて
いる。架台4は本体3を支持するものである。破砕機本
体3の下面は開口しており、破断したプラスチック塊が
ここから落下するので、架台4の中に破片収集用のじょ
うごを付けたり、容器を置いたりする事ができる。大型
のプラスチック製品がそのままホッパへ入らなければな
らないので、ホッパカバーの開口は大きく、ホッパ、本
体、架台ともに大きい。−例を述べると、地表からホッ
パカバー上面までの高さは2480mm、シュートまで
の高さは2060mm、架台の幅は1200mm、奥行
は1400mmであり、ホッパカバーの幅は700mm
、奥行は650mmである。投入口の寸法は700mm
X600mmである。全体の重量は約1.2を程度であ
る。もちろん目的によりもっと大きくすることも小さく
することもできる。 [0023]粗砕機本体3の内部構造を図3の平面図、
図4の縦断右側面図によって説明する。粗砕機本体3の
中には、上方に2本の平行な第1、第2回転主軸5.6
が回転可能に設けられる。一方の第1回転主軸5が図4
に於いて時計方向に回転し、他方の第2回転主軸6が反
時計方向に回転する。上方に於いて被処理物を中央へ集
めるように回転主軸の上方で中央に向かうように回転さ
せるのである。回転主軸5.6には間隔を置いて複数の
回転刃7.8が取り付けられている。第1、第2の回転
主軸5.6の中間下方に第3の回転主軸9が設けられる
。 [0024]第3回転主軸にも間隔をおいて複数の回転
刃10が取り付けられる。回転刃10の側方に近接して
これと同数の固定刃11が取り付けられる。回転刃と固
定刃により被処理物を挟みこれを切断するわけである。 大きい刃であるからこれらの間には0.3mm〜数mm
の空隙がある。 [0025]上方の第1、第2の回転刃の高さで、外枠
をなすのは、上前後枠体12.13と端板14.15で
ある。いずれも鉄板、或は鉄のアングル材で作られる。 これらは4角の空間を仕切る。これらに続いて前後方向
に傾斜した傾斜壁材16.17が取り付けらる。さらに
その下方に下前後枠体18.19が設けられる。端板1
−4.15は共通である。3本の回転主軸5.6.9は
端板14.15に取り付けられた軸受によって支持する
。 最下段の下前後枠体18.19の間隔が上段の上前後枠
体12.13の間隔より狭くなっているのは、上では2
本の回転主軸があり、下方では1本の回転主軸があるか
らである。 [0026]固定刃10は最下段の前後枠体の一方の枠
体19の内面に突出するように固定されている。この例
では枠体19の内側に溶接された3角形状の固定刃支持
板20の上に螺子止めされている。下方の第3回転主軸
9に属する回転刃には固定刃が対応しているが、上段の
回転主軸5.6の回転刃は固定刃を持たない。また通常
の粉砕機は粉砕物の粒径の上限を規定するために回転刃
の直下に半円筒状の多孔板であるスクリーンを取付け、
スクリーンの孔径より大きいものは出てこないようにな
っている。本発明の破砕機ではスクリーンのようなもの
がない。固定刃と回転刃とによって作られる大まかな網
目構造を通過できる程度のプラスチック断片が下方に落
下する。 [0027]この例では上方の第1回転主軸5には5枚
の回転刃7が位相を少しずつたがえて固着されている。 各回転刃で切断時刻が食い違うようにして回転主軸に掛
かるトルクを平均化するためである。この回転刃は2つ
の切断部を持つ(簡単に2刃という)。つまり180゜
回転によって不変である。二の場合トルクを平均化させ
るためには36度ずつ取付位置を変えるのが最適である
が主軸の加工が難しければ30°の位相間隔でも良い。 第2回転主軸6の回転刃の取付も同様である。 [0028]下方の回転主軸9には4枚の回転刃10が
取り付けである。これも位相が軸方向にみて重ならない
ように配慮されている。こうすると被処理物を剪断する
時刻が回転刃によって異なるから回転主軸を駆動する駆
動系の負担が軽減される。この点で前記の特公昭62−
25420と正反対である。回転主軸には回転刃を適当
な間隔を置いて取り付けなければならないので、回転主
軸5.6.9には円筒形のスペーサ20.21.22が
回転刃と交互に挿入されている。図には現れないが回転
主軸には回転刃に対応し36度ずつ異なるようにキー溝
が穿たれここにキーによって回転刃が廻り止めされてい
る。回転刃とスペーサとを交互に回転主軸に嵌込んでゆ
き両端をナツトで固定する。隣接する回転刃の間隔はス
ペーサの長さによって決まる。 [0029]第1回転主軸5は軸受23.24により。 第2回転主軸6は軸受25.26により、第3回転主軸
9は軸受28、によりそれぞれ両持ち支持される。支持
された状態で軸方向に対して直角な方向から見て、第1
回転刃7、第3回転刃10、第2回転刃8、第1回転刃
7、第3回転刃10、第2回転刃8というように順序正
しく並ぶようにしている。軸方向から見て回転刃7.8
.10の回転軌跡は互いに重なるから、軸に対して直角
の方向から見ると何れの回転刃も重なってはならない。 勿論この例では各回転刃が重なってはいない。単に重な
らないというだけでなく最近接の回転刃の間でも軸方向
に回転刃1枚分程度の間隙がある。これは被処理物を粗
ぎりするのが目的だからである。 [00301回転刃の配置がまばらであるから、第1、
第2の回転主軸の一方の端に空隙が残り被処理物の断片
が乗ると相手方の回転刃に掛からなく成る死点が生ずる
。そこで回転刃の無いほうの端には平行四辺形の掻き上
げ板30.31が回転主軸に取り付けである。これは切
断作用はない。この上に乗8つだ断片を持ち挙げて相手
方の回転刃の切断範囲に運ぶのである。 [00311回転刃、固定刃が設けられている破砕領域
の寸法は600mm〜1000mm程度の長さの矩形断
面であり極めて広い空間であるからプラスチックのテレ
ビのケース、洗濯機のケースなど嵩ぼる大型の製品を投
入処理することができる。 [00321回転刃が被処理物を切ろうとすると、切刃
面に反力が生ずる。これは切刃面にほぼ直交する成分を
持つ。反力は切刃面を斜めに押し上げる方向に働くから
、この軸方向の反力がスラストとなる。切刃面のある方
から、垂直面の方へスラストが生ずる。回転主軸5.6
に付けた回転刃7.8はこの例では同じ側に切刃面を持
つのでスラストが互いに打ち消し合わない。主軸に対し
てスラストが生ずる。主軸5.6は両端を軸受で両もち
支持されるが、いずれか一方はスラストを受ける事ので
きる軸受となっている。軸受の構造は公知であるからこ
こでは詳細を述べない。 [0033]第1回転主軸5と第2回転主軸6とは回転
方向が反対になっている。北方に落ちた被処理物を主軸
の中間の方向へと送るように回転する。回転刃もその方
向に切刃面が向いている。こうするために第1、第2の
回転主軸の端には互いに噛合う第1平歯車32と第2平
歯車33が取り付けられる。歯車の端数を同一にすれば
回転数が同じになる。両回転生軸は同一回転数であって
も良いし少し異なっていても良い。第1回転主軸5には
さらにスプロケット34か固定されている。これがチェ
ン35を介して他のスプロケット36に連結されている
。第1、第2回転主軸5.6の駆動力を生ずるのはモタ
37である。駆動力はモータ37、減速機38からスプ
ロケット36を通して回転主軸5に伝わる。これが歯車
の噛合いにより第2回転主軸6に伝わる。このようにす
ると、第1、第2回転主軸は互いに逆方向に滑りなく回
転する。減速機38は例えば遊星歯車減速機を用いるこ
とができる。第1、第2回転主軸の回転数は1〜30回
/分で緩速回転する。この例ではひとつのモータの駆動
力を2分して利用しているが第1、第2回転主軸毎に独
立のモータを設けても良い。ざらにモータトルクを監視
しておき、過負荷で回転主軸が回らない時は短い時間逆
回転するようにするのが望ましい。 [0034]下方の第3回転主軸9には第1回転主軸の
スプロケット34と反対側の端部にスプロケット39が
固定されている。このスプロケット39はチェーン40
により駆動側のスプロケット41に結合している。駆動
系はモータ42と減速機43とよりなる。モータ42の
回転が減速されてスプロケット41、チェーン40、ス
プロケット39を伝わり第3回転主軸9を回転させる。 この回転数は第1、第2の回転主軸の回転数と同じでも
良いし異なっても良い。第3回転刃のみをやや速くする
と第1、第2回転刃で把握された被処理物が第3回転刃
と固定刃で剪断されるから、切断効果が挙がる。チェン
やスプロケットはチェーンカバー55で覆われている。 モータは前面のカバー56で覆われているから安全であ
る。 [00351図5に1枚の回転刃の平面図、図6に正面
図を示す。第1回転主軸と第2回転主軸の回転刃は面対
称の形状であるから一方の回転刃のみを説明する。第3
回転主軸の回転刃も同様である。回転刃の直径は300
mmφ〜500mmφである。これは矩形状のダイス鋼
を加工して作ったものである。切断箇所は2箇所である
(2刃)。2つの腕があるが、これは回転方向に曲がっ
ており、回転方向の前面に傾斜面である切刃面61が形
成される。 [0036]切刃面61はかなり長く、先端は鋭い尖点
62になっている。中間が対象とする被処理物を内方へ
引き込むための引き込み傾斜面63となっている。この
引き込み傾斜面63は内側を向いているから固定刃と傾
斜面63の間に被処理物を挟みこんだ場合、回転ととも
に被処理物を引き込むのである。引き込み傾斜面63の
内端は円弧状の切断凹部64となっている。引き込まれ
た被処理物はここで強い力によって切断される。これ以
外の輪郭線上では切断作用はない。切刃面61に続いて
円弧面65、直線部66、折曲点67、背面部68、端
点69、周面70があって、尖点62に続いている。 [00371回転刃の中心には主軸が差し込まれるべき
穴60と、キー溝71とが穿たれている。この例で切刃
面の傾きは70°である。周面70.70の間の直径は
350mm、切断凹部64の円弧の曲率半径は15mm
である。厚みは30mmである。中心の穴の直径は60
mmである。 [0038] 【発明の効果】テレビ、洗濯機、コピー、ファックス、
コンピュータなどのケースはプラスチック成形品である
。これを射出成形、圧縮成形などで作るが、不良品が発
生することがある。従来は不良品を工場の片隅に山積み
しそのまま廃棄業者に処理を委託していた。本発明の装
置は3軸の回転主軸を有する大型の粗砕機であって上方
の2軸の回転刃により大型の被処理物が握持され一部切
り裂かれさらに下方の回転刃と固定刃の協同作用によっ
て幾つかの断片に分断される。本発明の装置によってこ
れら大型のプラスチック製品の不良品をかなり小さい断
片に破断てきる。これだけで嵩が減る。埋立地に投棄す
るにしても嵩が低いので取り扱いが容易である。さらに
進んでこのように断片にしたものはプラスチック粉砕機
にかけて微細粒子状にし再生材料としてリサイクリング
できる。こうすれば有用に利用でき、焼却或は投棄する
より遥かに有効である。このように有用な発明である。
プラスチック製品破砕機を説明する。図1は本発明の実
施例に係る粗砕機の正面図、図2は左側面図である。縦
長の装置であるが、上から順にホッパカバー1、ホッパ
2、粗砕機本体3、架台4よりなっている。ホッパカバ
1は左右側面、背面、上面が閉じられた箱体であって前
面に開口がありここにシュート51が取り付けられる。 シュートの前面においてホッパカバー1には開口部があ
り、ここには切断の衝撃で跳ね返った断片が外部へ飛び
出すのを防ぐためにスダレ52が垂下されている。 粗砕すべき不良品は何らかの手段で持ち上げられシュ一
ト51に置かれる。製品はこれの上を滑って開口部から
ホッパカバー1内に入る。 [00211ホツパ2は左右側面、背面、正面の閉じら
れた中間的な箱体である。この中を破砕されるべき製品
(被処理物という)が落下してゆく。粗砕機の回転刃に
よって断片が強く弾き飛ばされる事があるので、ホッパ
2とホッパカバー1を重ねて背の高いホッパ構造となっ
ている。ホッパ2は破片の衝突に耐えるように例えば3
.2mm厚の鋼板を用いる。しかしそれでも歪む惧れが
あるから、外壁に箱形断面のパイプを溶接しホッパ壁面
の変形を防止するリブ53としている。またホッパ2の
側面には開閉可能な覗き窓54がある。これは回転刃や
固定刃に断片が挟みこまれたりするので点検、補修のた
めの窓である。 [0022]粗砕機本体3がこの発明の主要部である。 これは四方の枠組みの中に回転刃、固定刃を設は駆動装
置によってこれを回転しプラスチック製品を破断するも
のである。ここではチェーンカバー35が両側に見えて
いる。架台4は本体3を支持するものである。破砕機本
体3の下面は開口しており、破断したプラスチック塊が
ここから落下するので、架台4の中に破片収集用のじょ
うごを付けたり、容器を置いたりする事ができる。大型
のプラスチック製品がそのままホッパへ入らなければな
らないので、ホッパカバーの開口は大きく、ホッパ、本
体、架台ともに大きい。−例を述べると、地表からホッ
パカバー上面までの高さは2480mm、シュートまで
の高さは2060mm、架台の幅は1200mm、奥行
は1400mmであり、ホッパカバーの幅は700mm
、奥行は650mmである。投入口の寸法は700mm
X600mmである。全体の重量は約1.2を程度であ
る。もちろん目的によりもっと大きくすることも小さく
することもできる。 [0023]粗砕機本体3の内部構造を図3の平面図、
図4の縦断右側面図によって説明する。粗砕機本体3の
中には、上方に2本の平行な第1、第2回転主軸5.6
が回転可能に設けられる。一方の第1回転主軸5が図4
に於いて時計方向に回転し、他方の第2回転主軸6が反
時計方向に回転する。上方に於いて被処理物を中央へ集
めるように回転主軸の上方で中央に向かうように回転さ
せるのである。回転主軸5.6には間隔を置いて複数の
回転刃7.8が取り付けられている。第1、第2の回転
主軸5.6の中間下方に第3の回転主軸9が設けられる
。 [0024]第3回転主軸にも間隔をおいて複数の回転
刃10が取り付けられる。回転刃10の側方に近接して
これと同数の固定刃11が取り付けられる。回転刃と固
定刃により被処理物を挟みこれを切断するわけである。 大きい刃であるからこれらの間には0.3mm〜数mm
の空隙がある。 [0025]上方の第1、第2の回転刃の高さで、外枠
をなすのは、上前後枠体12.13と端板14.15で
ある。いずれも鉄板、或は鉄のアングル材で作られる。 これらは4角の空間を仕切る。これらに続いて前後方向
に傾斜した傾斜壁材16.17が取り付けらる。さらに
その下方に下前後枠体18.19が設けられる。端板1
−4.15は共通である。3本の回転主軸5.6.9は
端板14.15に取り付けられた軸受によって支持する
。 最下段の下前後枠体18.19の間隔が上段の上前後枠
体12.13の間隔より狭くなっているのは、上では2
本の回転主軸があり、下方では1本の回転主軸があるか
らである。 [0026]固定刃10は最下段の前後枠体の一方の枠
体19の内面に突出するように固定されている。この例
では枠体19の内側に溶接された3角形状の固定刃支持
板20の上に螺子止めされている。下方の第3回転主軸
9に属する回転刃には固定刃が対応しているが、上段の
回転主軸5.6の回転刃は固定刃を持たない。また通常
の粉砕機は粉砕物の粒径の上限を規定するために回転刃
の直下に半円筒状の多孔板であるスクリーンを取付け、
スクリーンの孔径より大きいものは出てこないようにな
っている。本発明の破砕機ではスクリーンのようなもの
がない。固定刃と回転刃とによって作られる大まかな網
目構造を通過できる程度のプラスチック断片が下方に落
下する。 [0027]この例では上方の第1回転主軸5には5枚
の回転刃7が位相を少しずつたがえて固着されている。 各回転刃で切断時刻が食い違うようにして回転主軸に掛
かるトルクを平均化するためである。この回転刃は2つ
の切断部を持つ(簡単に2刃という)。つまり180゜
回転によって不変である。二の場合トルクを平均化させ
るためには36度ずつ取付位置を変えるのが最適である
が主軸の加工が難しければ30°の位相間隔でも良い。 第2回転主軸6の回転刃の取付も同様である。 [0028]下方の回転主軸9には4枚の回転刃10が
取り付けである。これも位相が軸方向にみて重ならない
ように配慮されている。こうすると被処理物を剪断する
時刻が回転刃によって異なるから回転主軸を駆動する駆
動系の負担が軽減される。この点で前記の特公昭62−
25420と正反対である。回転主軸には回転刃を適当
な間隔を置いて取り付けなければならないので、回転主
軸5.6.9には円筒形のスペーサ20.21.22が
回転刃と交互に挿入されている。図には現れないが回転
主軸には回転刃に対応し36度ずつ異なるようにキー溝
が穿たれここにキーによって回転刃が廻り止めされてい
る。回転刃とスペーサとを交互に回転主軸に嵌込んでゆ
き両端をナツトで固定する。隣接する回転刃の間隔はス
ペーサの長さによって決まる。 [0029]第1回転主軸5は軸受23.24により。 第2回転主軸6は軸受25.26により、第3回転主軸
9は軸受28、によりそれぞれ両持ち支持される。支持
された状態で軸方向に対して直角な方向から見て、第1
回転刃7、第3回転刃10、第2回転刃8、第1回転刃
7、第3回転刃10、第2回転刃8というように順序正
しく並ぶようにしている。軸方向から見て回転刃7.8
.10の回転軌跡は互いに重なるから、軸に対して直角
の方向から見ると何れの回転刃も重なってはならない。 勿論この例では各回転刃が重なってはいない。単に重な
らないというだけでなく最近接の回転刃の間でも軸方向
に回転刃1枚分程度の間隙がある。これは被処理物を粗
ぎりするのが目的だからである。 [00301回転刃の配置がまばらであるから、第1、
第2の回転主軸の一方の端に空隙が残り被処理物の断片
が乗ると相手方の回転刃に掛からなく成る死点が生ずる
。そこで回転刃の無いほうの端には平行四辺形の掻き上
げ板30.31が回転主軸に取り付けである。これは切
断作用はない。この上に乗8つだ断片を持ち挙げて相手
方の回転刃の切断範囲に運ぶのである。 [00311回転刃、固定刃が設けられている破砕領域
の寸法は600mm〜1000mm程度の長さの矩形断
面であり極めて広い空間であるからプラスチックのテレ
ビのケース、洗濯機のケースなど嵩ぼる大型の製品を投
入処理することができる。 [00321回転刃が被処理物を切ろうとすると、切刃
面に反力が生ずる。これは切刃面にほぼ直交する成分を
持つ。反力は切刃面を斜めに押し上げる方向に働くから
、この軸方向の反力がスラストとなる。切刃面のある方
から、垂直面の方へスラストが生ずる。回転主軸5.6
に付けた回転刃7.8はこの例では同じ側に切刃面を持
つのでスラストが互いに打ち消し合わない。主軸に対し
てスラストが生ずる。主軸5.6は両端を軸受で両もち
支持されるが、いずれか一方はスラストを受ける事ので
きる軸受となっている。軸受の構造は公知であるからこ
こでは詳細を述べない。 [0033]第1回転主軸5と第2回転主軸6とは回転
方向が反対になっている。北方に落ちた被処理物を主軸
の中間の方向へと送るように回転する。回転刃もその方
向に切刃面が向いている。こうするために第1、第2の
回転主軸の端には互いに噛合う第1平歯車32と第2平
歯車33が取り付けられる。歯車の端数を同一にすれば
回転数が同じになる。両回転生軸は同一回転数であって
も良いし少し異なっていても良い。第1回転主軸5には
さらにスプロケット34か固定されている。これがチェ
ン35を介して他のスプロケット36に連結されている
。第1、第2回転主軸5.6の駆動力を生ずるのはモタ
37である。駆動力はモータ37、減速機38からスプ
ロケット36を通して回転主軸5に伝わる。これが歯車
の噛合いにより第2回転主軸6に伝わる。このようにす
ると、第1、第2回転主軸は互いに逆方向に滑りなく回
転する。減速機38は例えば遊星歯車減速機を用いるこ
とができる。第1、第2回転主軸の回転数は1〜30回
/分で緩速回転する。この例ではひとつのモータの駆動
力を2分して利用しているが第1、第2回転主軸毎に独
立のモータを設けても良い。ざらにモータトルクを監視
しておき、過負荷で回転主軸が回らない時は短い時間逆
回転するようにするのが望ましい。 [0034]下方の第3回転主軸9には第1回転主軸の
スプロケット34と反対側の端部にスプロケット39が
固定されている。このスプロケット39はチェーン40
により駆動側のスプロケット41に結合している。駆動
系はモータ42と減速機43とよりなる。モータ42の
回転が減速されてスプロケット41、チェーン40、ス
プロケット39を伝わり第3回転主軸9を回転させる。 この回転数は第1、第2の回転主軸の回転数と同じでも
良いし異なっても良い。第3回転刃のみをやや速くする
と第1、第2回転刃で把握された被処理物が第3回転刃
と固定刃で剪断されるから、切断効果が挙がる。チェン
やスプロケットはチェーンカバー55で覆われている。 モータは前面のカバー56で覆われているから安全であ
る。 [00351図5に1枚の回転刃の平面図、図6に正面
図を示す。第1回転主軸と第2回転主軸の回転刃は面対
称の形状であるから一方の回転刃のみを説明する。第3
回転主軸の回転刃も同様である。回転刃の直径は300
mmφ〜500mmφである。これは矩形状のダイス鋼
を加工して作ったものである。切断箇所は2箇所である
(2刃)。2つの腕があるが、これは回転方向に曲がっ
ており、回転方向の前面に傾斜面である切刃面61が形
成される。 [0036]切刃面61はかなり長く、先端は鋭い尖点
62になっている。中間が対象とする被処理物を内方へ
引き込むための引き込み傾斜面63となっている。この
引き込み傾斜面63は内側を向いているから固定刃と傾
斜面63の間に被処理物を挟みこんだ場合、回転ととも
に被処理物を引き込むのである。引き込み傾斜面63の
内端は円弧状の切断凹部64となっている。引き込まれ
た被処理物はここで強い力によって切断される。これ以
外の輪郭線上では切断作用はない。切刃面61に続いて
円弧面65、直線部66、折曲点67、背面部68、端
点69、周面70があって、尖点62に続いている。 [00371回転刃の中心には主軸が差し込まれるべき
穴60と、キー溝71とが穿たれている。この例で切刃
面の傾きは70°である。周面70.70の間の直径は
350mm、切断凹部64の円弧の曲率半径は15mm
である。厚みは30mmである。中心の穴の直径は60
mmである。 [0038] 【発明の効果】テレビ、洗濯機、コピー、ファックス、
コンピュータなどのケースはプラスチック成形品である
。これを射出成形、圧縮成形などで作るが、不良品が発
生することがある。従来は不良品を工場の片隅に山積み
しそのまま廃棄業者に処理を委託していた。本発明の装
置は3軸の回転主軸を有する大型の粗砕機であって上方
の2軸の回転刃により大型の被処理物が握持され一部切
り裂かれさらに下方の回転刃と固定刃の協同作用によっ
て幾つかの断片に分断される。本発明の装置によってこ
れら大型のプラスチック製品の不良品をかなり小さい断
片に破断てきる。これだけで嵩が減る。埋立地に投棄す
るにしても嵩が低いので取り扱いが容易である。さらに
進んでこのように断片にしたものはプラスチック粉砕機
にかけて微細粒子状にし再生材料としてリサイクリング
できる。こうすれば有用に利用でき、焼却或は投棄する
より遥かに有効である。このように有用な発明である。
【図1】本発明の実施例に係る3軸大型プラスチック製
品粗砕機の全体正面図。
品粗砕機の全体正面図。
【図2】同じ物の右側面図。
【図3】粗砕機本体の内部平面図。
【図4】粗砕機本体の内部側断面図。
【図5】回転刃の平面図
【図6】回転刃の正面図
1 ホッパカバ
2 ホッパ
3 粗砕機本体
4 架台
5 第1回転主軸
6 第2回転主軸
7 第1回転刃
8 第2回転刃
9 第3回転主軸
10 第3回転刃
11 固定刃
【図1】
【図4】
Claims (5)
- 【請求項1】駆動機構により互いに反対方向に毎分1回
転〜30回転する平行な第1、第2回転主軸と、前記第
1、第2回転主軸に互いに間隔を置いて異なる位相で取
り付けられた適数枚の回転刃と、前記第1、第2回転主
軸の中間下方に設けられ駆動機構により回転する第3回
転主軸と、第3回転主軸に互いに間隔を置いて異なる位
相で取り付けられた適数枚の回転刃と、第3回転主軸の
回転刃の一方の側面に近接して固定された固定刃と、第
1、第2、第3の回転主軸、回転刃を囲むケーシングと
を含み、第1回転刃、第2回転刃、第3回転刃の軌跡が
軸方向から見て互いに交差しており、第3回転刃は回転
刃と固定刃によって挟まれた被処理物を内方へ移動させ
ることのできる引き込み傾斜面を有し、第1、第2回転
刃によって挟まれ一部切断された被処理物が第3の回転
刃と固定刃によって切断される様にしたことを特徴とす
る3軸大型プラスチック製品粗砕機。 - 【請求項2】第3回転主軸の回転刃の直径が、第1、第
2の回転主軸の回転刃の直径と同一か或はそれより大き
いことを特徴とする請求項1に記載の3軸大型プラスチ
ック製品粗砕機。 - 【請求項3】第1回転主軸の回転刃、第2回転主軸の回
転刃、第3回転主軸の回転刃がそれぞれの回転主軸に対
して同一間隔で取り付けられており上面から見て第1回
転刃、第2回転刃、第3回転刃というように順に並んで
いることを特徴とする請求項2に記載の3軸大型プラス
チック製品粗砕機。 - 【請求項4】回転主軸に加わるトルクを監視し、トルク
が過大である場合は短い時間回転主軸を反対方向に回転
した後再び順方向に回転させるようにした事を特徴とす
る請求項1に記載の大型プラスチック製品粗砕機。 - 【請求項5】第1、第2の回転主軸であって回転刃の少
ない方の回転主軸の端に切断作用のない平行四辺形の掻
き上げ板を取付け回転主軸の端に落ちた被処理物を中央
部へ移動させるようにしたことを特徴とする請求項1に
記載の3軸大型プラスチック製品粗砕機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2418949A JPH04210250A (ja) | 1990-12-13 | 1990-12-13 | 3軸大型プラスチック製品粗砕機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2418949A JPH04210250A (ja) | 1990-12-13 | 1990-12-13 | 3軸大型プラスチック製品粗砕機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04210250A true JPH04210250A (ja) | 1992-07-31 |
Family
ID=18526696
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2418949A Pending JPH04210250A (ja) | 1990-12-13 | 1990-12-13 | 3軸大型プラスチック製品粗砕機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04210250A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003080249A1 (de) * | 2002-03-25 | 2003-10-02 | Alpinit Patentverwertungs-Anstalt | Zerkleinerungsvorrichtung |
JP2006218446A (ja) * | 2005-02-14 | 2006-08-24 | Tajiri:Kk | 破砕機 |
CN103721803A (zh) * | 2013-12-27 | 2014-04-16 | 山东百川同创能源有限公司 | 广谱性生物质粉碎装置 |
CN104162473A (zh) * | 2014-07-30 | 2014-11-26 | 常州云泰干燥设备有限公司 | 动物毛及粪便再利用粉碎机 |
-
1990
- 1990-12-13 JP JP2418949A patent/JPH04210250A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003080249A1 (de) * | 2002-03-25 | 2003-10-02 | Alpinit Patentverwertungs-Anstalt | Zerkleinerungsvorrichtung |
JP2006218446A (ja) * | 2005-02-14 | 2006-08-24 | Tajiri:Kk | 破砕機 |
CN103721803A (zh) * | 2013-12-27 | 2014-04-16 | 山东百川同创能源有限公司 | 广谱性生物质粉碎装置 |
CN104162473A (zh) * | 2014-07-30 | 2014-11-26 | 常州云泰干燥设备有限公司 | 动物毛及粪便再利用粉碎机 |
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