JPH0626354Y2 - 取替可能な破砕刃付きロータ - Google Patents

取替可能な破砕刃付きロータ

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JPH0626354Y2
JPH0626354Y2 JP5105291U JP5105291U JPH0626354Y2 JP H0626354 Y2 JPH0626354 Y2 JP H0626354Y2 JP 5105291 U JP5105291 U JP 5105291U JP 5105291 U JP5105291 U JP 5105291U JP H0626354 Y2 JPH0626354 Y2 JP H0626354Y2
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JP
Japan
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blade
crushing blade
rotor
recess
bolt
Prior art date
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Application number
JP5105291U
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English (en)
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JPH04134435U (ja
Inventor
由和 小林
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Miike Tekkou KK
Original Assignee
Miike Tekkou KK
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、主として廃棄物の破砕
等に利用される取替可能な破砕刃付きロータに関する。
【0002】
【従来の技術】木材、タイヤ、畳、プラスチック等の各
種の廃棄物や原料の破砕に従来から利用されて来た刃と
ロータの一体となったものは、刃磨耗時に軸から一枚一
枚全部外さなければならず作業量が多くなる他コスト高
になり不合理なため使用されることが少なくなり、代わ
って、取替式の刃が多く利用されるようになった。破砕
刃のロータへの固定構造としては、図5に示すようなも
のがある。これは、破砕刃40として前後面が相互に平
行なストレート形のものが使用され、ロータ45の刃取
付段部46の後壁横溝46bに刃40の後面の横リブ4
2を嵌合させ押ボルト47で固定していた。刃先41
は、段部46の高い頂面46aよりも若干上方に突出す
るように設定されている。
【0003】また、別の固定構造としては、図6に示す
ようなものもある。これは、前記従来例と同様ストレー
ト形の破砕刃50を、ロータ55の外周部の段部56と
その底面56bの溝57において上下に長い長孔ねじ穴
52に挿入した押しボルト59によって段部56の後壁
に向かって固定していた。溝57には、高さ調節ねじ5
4が収容されている。刃先51は、上記同様段部56の
高い頂面56aより若干突出するように設定されてい
る。
【0004】更に別の固定構造としては、図7に示すも
のがある。これは、ロータ65の外周面の浅い窪み66
に台形状の刃60を上から押しボルト69で窪み底に向
かって固定している。刃60の上下方向にジャッキ用ね
じ穴64が設けられている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】廃棄物の破砕等に長時
間使用した後、破砕刃の研磨や取替のために取出そうと
すると、図7のものでは刃やリブやロータ窪みにおける
打ち傷や部分的焼付き等によって固定ボルトを外した後
でも困難な場合が多く、ジャッキねじ孔を別に加工して
おいてそれを利用するか刃先近辺をたたいて取出すこと
になる。ジャッキねじ孔は設けておいても使用中に傷ん
でほとんど利用できない場合が多い。また押ボルトの傷
みも大きくボルトの取外しに手間取る。また運転中に刃
の外れが生じる等重切削には向かない。
【0006】また、図5のものは、刃のおちつきが悪い
ため高さ調節に手間取る他、上記同様に衝撃に弱く固定
が不安定と言った問題がある。更に、図6に示すもの
は、押ボルトの傷みは少なくなるものの、刃の研磨毎に
シム調節が必要で、また刃の寿命も比較的短いものにな
る。重切削時においてシムが使用できない場合、刃の研
磨回数が多くなるとロータ外周部が突出してくるため外
周部の切削作業が必要となる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、出し入れ可能
に破砕刃を安定状態で収容する窪みをその底がその開口
端よりロータの回転方向に対して後方に位置するべく窪
み主軸線が前かがみになるように形成すると共に、破砕
刃の底面の固定用ねじ穴に螺合する固定用ボルトの挿入
孔を上記窪みの主軸線と同軸状乃至平行に設け且つ固定
用ボルトの頭の当接座を上記収容窪みに対して後方に位
置する凹部に設けたことを特徴とするものであり、刃収
容窪みがポケット状でも横方向貫通溝状でも、焼付き等
で抜き出しがむずかしくなった破砕刃に、取外した固定
ボルトの挿入孔において抜き出し方向に打撃棒で刃の底
面に打撃を加えて容易に抜き出すと言う目的を簡単な構
成で達成すると共に、刃の再研磨による繰り返し利用回
数を高めると共に、刃に対する固定能力をも増大するも
のである。
【0008】
【実施例】図1乃至図3において、1は、取替可能な破
砕刃10を外周部の窪み2(本実施例では等間隔に3箇
所に設けてあるが、用途に応じて適宜数は選択される)
に装着したロータである。
【0009】破砕刃10は、前後面が平行なストレート
形の基部12を有しておりその底面12aに固定用ねじ
穴13を刃幅に応じて1個又は複数設けている(本実施
例では1個)。刃先部11は、破砕対象物に応じてまた
破砕条件に応じて種々の形状が付されるのであるが汎用
として図示の如く鋭角になっている。刃後面14には、
横ずれ防止リブ14aが刃幅に応じて適宜数突設されて
いる(本実施例では1列)。
【0010】ロータ1の3ケの窪み2は、それらの主軸
線Aが正三角形を成す方向に加工されており、各々破砕
刃10を刃の上下方向、即ち主軸線方向に出し入れでき
るようにストレート形基部12に応じて前後内面を平行
にまた同時にガタッキの無いように安定的に刃を収容す
るはめ合いで形成されている。その形態は、ロータ1の
幅方向に貫通した貫通溝状になっている(ポケット状で
もよい)。
【0011】更に、窪み2は、後内面2cに刃後面リブ
14aに対応したリブ係合溝2dを刻設している。窪み
2の向きは、その底面2bがその開口端2aよりロータ
回転方向(矢印Rで示す)に対して後方に位置するよう
に窪み主軸線Aが前かがみになるように形成されてい
る。
【0012】ロータ1には、更に、窪み2に収容された
刃10の底面12a固定用ねじ穴13に螺合する固定用
ボルト20を挿入する挿入孔5が、その軸線Bがねじ穴
13の数に対応して窪み主軸線Aに平行に後方の凹部3
の座ぐり部3aから窪み底面2bにかけて形成してい
る。挿入孔5の内径は、ボルト20の頭21の座りを阻
害しない範囲でボルト20の外径よりも大きくしてあ
る。固定ボルト20のボルト頭21は、緊締時凹部3の
座ぐり部3aに当接する。
【0013】ロータ1は、刃収容窪み2の前方(ロータ
回転方向Rに対し)の凹部3から次の前方の窪み2の背
後にかけての部分を偏心(例えば刃先円600φmmの
場合、ロータ中心から8×75mmの位置)した中心O
1からの円弧(例えば220R mm)によって外形が特
定されている。刃先部11は、ロータ1の窪み2の背後
部から4mm突出するように、新造時は勿論、再研磨終
了後も刃10の底面12aに螺入された2ケのジャッキ
ボルト16、16(ロックナット17、17付き)で窪
み底面2bからの高さが調節される。調節は、図3に示
すように、ゲージ7を利用して事前に行う。ゲージ7
は、上記4mm突出時の窪み2の底面2bから刃先部1
1の先端までの間隔を設定した上下一対の間隔設定片7
a、7bから成り、長期間使用により窪み背後部に磨耗
が生じた場合に一方7bが再設定されるようになってい
る。
【0014】破砕刃10の研磨や取替えのためにロータ
1から取外す時は、先ず固定ボルト20をゆるめて取外
し、ボルト20より若干太めの打撃棒を挿入孔5に入れ
て、ハンマー等を使用して刃の底面12aに打撃を加え
る。これにより、刃先部11等を傷めずに、楽に刃10
を窪み2から取外すことができる。挿入孔5がボルト2
0よりほんのわずかしか径が大きくない場合、ボルト2
0を抜いたねじ孔13の部分に当て金を当ててからボル
ト20と同径の打撃棒で打撃を加える。
【0015】かくして構成された破砕刃付きロータ1
は、タイヤ、テントシート、たたみ、プラスチック製
品、魚網、じゅうたん、木材、衣類、レザー等各種廃棄
物を効率的に小さなチップに破砕するために図4(A)
に示すようなV形状や螺旋状や平列状の配列になるよう
に回転軸30に搭載固定される。それら平行刃10の配
列の他に、図4(B)に示すように基本的に同じ構成で
外形が異なる斜刃10´をV形状に、更に図示はしてい
ないが螺旋状に配列することもできる。
【0016】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の取替可能
な破砕刃付きロータでは、破砕作業に長時間使用されて
磨耗や損傷した刃を取替えたり、研磨のために抜き出す
際に焼付き等で刃の抜き出しが困難な状態でも、刃先部
や本体を傷めること無く、取外したボルトの挿入孔に打
撃棒を入れて抜き出しに最も効果的な衝撃を刃底面に容
易に加えて抜出しを行うことができ、また打撃も刃や窪
みの主軸線方向において行われ(抜き出し方向の打撃力
が正味かかる)、抜き出しを容易にする。更に、本考案
の刃の抜き出し構造は、ポケット状窪みでも幅方向に貫
通した溝状窪みでも採用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の取替可能な破砕刃付きロータの正面で
ある。
【図2】同破砕刃の斜視図である。
【図3】同破砕刃のジャッキボルト調節用ゲージの説明
図である。
【図4】(A)は同ロータの組立体の一例を示す平面図
である。(B)は同ロータの組立体の別例を示す平面図
である。
【図5】従来の取替可能な破砕刃付きロータの一例の要
部斜視図である。
【図6】従来の別の例の要部斜視図である。
【図7】同更に別の例の要部斜視図。
【符号の説明】
1 本考案の取替可能な破砕刃付きロータ 14a リブ 20 固定ボルト 21 ボルト頭 A 窪み主軸線 B 挿入孔軸線 R ロータ回転方向 S 鋭角 2 刃収容窪み 2a 開口端 2b 底部 2d リブ係合溝 3 凹部 5 ボルト挿入孔 10 破砕刃 10´ 破砕刃 12 底部 13 固定用ねじ穴

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周囲に少なくても一つの破砕刃を取替可
    能に備えたロータであって、出し入れ可能に破砕刃を安
    定状態で収容する窪みをその底部がその開口端よりロー
    タの回転方向に対して後方に位置するべく窪み主軸線が
    前かがみになるように形成すると共に、破砕刃の底面の
    固定用ねじ穴に螺合する固定用ボルトの挿入孔を上記窪
    み主軸線と同軸状乃至平行に設け且つ固定用ボルトの頭
    の当接座を上記刃収容窪みに対して後方に位置する凹部
    に設けたことを特徴とする取替可能な破砕刃付きロー
    タ。
  2. 【請求項2】 上記破砕刃の後面に主軸線に平行なリブ
    を形成すると共に、上記収容窪みに該リブに対応したリ
    ブ係合溝を形成した請求項1のロータ。
  3. 【請求項3】 上記破砕刃の底面にロックナット付きジ
    ャッキボルトが螺入されており、ジャッキボルト頭が刃
    収容窪み底に当接するように破砕刃が装着される請求項
    1のロータ。
JP5105291U 1991-06-05 1991-06-05 取替可能な破砕刃付きロータ Expired - Lifetime JPH0626354Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP5105291U JPH0626354Y2 (ja) 1991-06-05 1991-06-05 取替可能な破砕刃付きロータ

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Publication Number Publication Date
JPH04134435U JPH04134435U (ja) 1992-12-15
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JP5105291U Expired - Lifetime JPH0626354Y2 (ja) 1991-06-05 1991-06-05 取替可能な破砕刃付きロータ

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JP2713866B2 (ja) * 1994-11-11 1998-02-16 株式会社御池鐵工所 破砕機
JP3566912B2 (ja) * 2000-06-29 2004-09-15 株式会社タズミ 破砕装置

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