JP2711997B2 - あぶら取り紙の製造方法 - Google Patents

あぶら取り紙の製造方法

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JP2711997B2 JP6330535A JP33053594A JP2711997B2 JP 2711997 B2 JP2711997 B2 JP 2711997B2 JP 6330535 A JP6330535 A JP 6330535A JP 33053594 A JP33053594 A JP 33053594A JP 2711997 B2 JP2711997 B2 JP 2711997B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に女性の化粧時に顔
のあぶらを吸収させるのに用いられるあぶら取り紙の製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、主に女性の化粧時に顔のあぶ
らを吸収させるのに用いられるあぶら取り紙としては金
箔打ち紙が使われている。つまり、古くから女性の化粧
紙として、又あぶら取り、にきび防止として使われてい
るあぶら取り紙(フェイスペーパー)は金箔打ち紙を原
紙としているものである。そして、この金箔打ち紙を原
紙としたあぶら取り紙は、あぶらの吸収力が非常に素晴
らしく、他の類似商品の追随を許さないほど高い評価を
得ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、金箔打
ち紙を原紙とした化粧紙の製造方法は、手抄き和紙を何
度も何度もたたいて平滑性を付与し、吸収力を付けたも
のである。この平滑性を付与することで化粧紙の表面に
つるっとした感じを与え、化粧紙を顔に当てた場合に、
顔の肌への密着性を向上させると共に、金箔打ち紙によ
る吸収力を飛躍的に向上させている。しかし、上記のよ
うに金箔打ち紙を原紙とした化粧紙は、その製法に手間
が非常にかかるために、生産量も限られており、価格も
非常に高いものとなっている。また女性の化粧時におけ
る化粧紙としてのみ用途が限られている訳でもなく、特
に最近では女子大生はもちろん女子高生の間にも、化粧
ではなく顔のあぶら分を取って所謂顔がてかるのを防ぎ
たいということが一般的になっている。また、顔のあぶ
らを取ってにきびの防止に役立てたり、あるいは男性の
間でも最近では顔のあぶら分を取って清潔感を他人に与
えたいという風潮も一般的になってきている。
【0004】このように顔のあぶら分を取るためのあぶ
ら取り紙は、男女の隔てなく、また年齢の大小に関係な
く多方面にわたって需要が増大してきている。それにも
かかわらず上述の製法による少量生産と高価格化によ
り、需要を満たすことができないのが現状である。特
に、あぶら取り紙の販売価格が高いので、なかなか買う
ことができないというのも実情である。そのため、低コ
ストで吸収力のあるあぶら取り紙の要望が女学生等の間
にもあるぐらいである。
【0005】本発明は上述の点に鑑みて提供したもので
あって、低コストで、且つ金箔打ち紙と同等以上の平滑
性及び強い吸収力を保持したあぶら取り紙の製造方法を
提供することを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本発明の請求項1
記載のあぶら取り紙の製造方法では、予め薄いフィルム
23の一面に熱可塑性樹脂24をウエットコートしたコ
ーティングフィルム21を形成し、重さが18〜30g
/m2 の範囲内で比較的吸収力を有する原紙1の一面と
上記コーティングフィルム21の熱可塑性樹脂24面と
を対面させながら受けローラー4と加圧ローラー6との
間に移送し、上記加圧ローラー6により所定の温度、圧
力、速度でコーティングフィルム21と原紙1とを熱圧
着していき、これら温度、圧力、速度を、 温度:130℃〜150℃ 圧力:12トン〜18トン 速度:毎分4メートル〜6メートル の条件で設定しておき、熱圧着によりコーティングフィ
ルム21の熱可塑性樹脂24を原紙1の一面に熱転写
し、この原紙1への熱圧着加工を1回の工数で行なうよ
うにしてあぶら取り紙11を形成するようにしたことを
特徴としている。
【0007】
【作用】本発明の請求項1記載のあぶら取り紙の製造方
法によれば、予め薄いフィルム23の一面に熱可塑性樹
脂24をウエットコートしたコーティングフィルム21
を形成し、重さが18〜30g/m2 の範囲内で比較的
吸収力を有する原紙1の一面と上記コーティングフィル
ム21の熱可塑性樹脂24面とを対面させながら受けロ
ーラー4と加圧ローラー6との間に移送し、上記加圧ロ
ーラー6により所定の温度、圧力、速度でコーティング
フィルム21と原紙1とを熱圧着していき、これら温
度、圧力、速度を、温度:130℃〜150℃、圧力:
12トン〜18トン、速度:毎分4〜6メートルの条件
で設定しておき、熱圧着によりコーティングフィルム2
1の熱可塑性樹脂24を原紙1に熱転写し、この原紙1
への熱圧着加工を1回の工数で行なうようにしてあぶら
取り紙11を形成するようにしている。
【0008】
【実施例】(参考例1)本発明の実施例を説明する前に、本発明の前提となる参
考例について説明する。 図1は参考例1としてのあぶら
取り紙の製造方法を示す図であり、以下の構成となって
いる。原紙1は軸3により回動自在に軸支されている巻
き出しローラー2により幾層にも連続して巻装されてい
る。この原紙1は、20g/m2 前後の重さで、柔らか
く比較的吸収性のある巻取和紙やレーヨン混抄紙、ある
いはある程度平滑性があり厚さが均一の巻取洋紙を用い
ている。なお、原紙1の重さとしては18〜30g/m
2 の範囲のものが適用されるが、上記の20g/m2
原紙1が好適例である。
【0009】巻き出しローラー2からの送り出し側に
は、受けローラー4と加圧ローラー6とで構成される無
地エンボス加工装置8が設けられている。受けローラー
4は固定された軸5により回動自在に軸支されており、
また、加圧ローラー6は軸7により回動自在に軸支され
ていると共に上下方向に移動自在となっている。更に加
圧ローラー6はエアー等の加圧手段(図示せず)により
白抜きの矢印の方向に付勢されて受けローラー4側を加
圧するようになっている。また、加圧ローラー6には該
加圧ローラー6を加熱するための加熱手段(図示せず)
が設けられており、加圧ローラー6と受けローラー4と
の間に巻き出しローラー2より送り出されてきた原紙1
を加圧ローラー6により、所定の速度でもって加圧、加
熱するようになっている。上記無地エンボス加工装置8
により原紙1が加圧、加熱されてあぶら取り紙11が形
成されて、このあぶら取り紙11が軸10により回動自
在に軸支されている巻き取りローラー9に巻き取られる
ようになっている。なお、各ローラー2,6,9等のモ
ータ等による駆動手段は周知の構成なので説明は省略す
る。
【0010】次にこの参考例のあぶら取り紙11の製造
方法について説明する。巻き出しローラー2から所定の
速度でもって送り出した原紙1を受けローラー4と加圧
ローラー6とで加圧、加熱して連続してあぶら取り紙1
1を形成していき、このあぶら取り紙11を巻き取りロ
ーラー9に巻き取っていく。この時、受けローラー4と
加圧ローラー6により原紙1に加える温度、圧力、及び
原紙1の加圧ローラー6への供給速度は以下のように設
定している。 温度 130℃〜150℃ 圧力 略15トン 速度 毎分4M〜6M(Mはメートル)
【0011】このように温度、圧力、速度を、高温、高
圧、低速により無地エンボス加工装置8による無地ロー
ルエンボス加工を5,6回〜10回程度行なうことで、
原紙1に平滑性と吸収力とを付与したあぶら取り紙11
を製造することができる。これらの条件以外の条件で無
地エンボス加工装置8による無地ロールエンボス加工を
行なった場合には、所望の平滑性、吸収力が得られな
い。また、無地エンボス加工装置8による無地ロールエ
ンボス加工を5,6回〜10回程度としているが、5,
6回でも所望の平滑性、吸収力を得ることができる。す
なわち、無地ロールエンボス加工を10回するより5,
6回の方が無地ロールエンボス加工の工数が約半減とな
って工数によるコストの削減が可能となり、無地ロール
エンボス加工は望ましくは5,6回である。また原紙1
への無地ロールエンボス加工の工程が5,6回以下の場
合には、十分な平滑性、吸収力は得ることはできない。
【0012】なお、巻き取りローラー9にて巻き取られ
たあぶら取り紙11は、所定幅の寸法と、連続した長さ
を有しているので、巻き取りローラー9から更に巻き出
して、所定幅、所定長さの寸法に裁断される。この寸法
は例えば手のひらと同じ位の四角形の寸法であり、顔の
あぶら分を取る場合に適した大きさとしている。
【0013】この参考例では上述のように原紙1を巻取
和紙、レーヨン混抄紙、あるいは巻取洋紙を用いている
ので、従来の手抄き和紙では表現できないカラフルなも
のや模様、デザインをプリントしたもの等のあぶら取り
紙11を容易に形成することができる。また従来のよう
に金箔打ち紙を用いたり、金箔打ち紙による従来の製法
ではなく、巻取和紙等の原紙1を無地エンボス加工装置
8による無地ロールエンボス加工なので、あぶら取り紙
11を容易、且つ低コストに製作することができるもの
である。
【0014】このように図1に示す方法で形成したあぶ
ら取り紙11は、平滑性は十分に付与されたものの、あ
ぶら分を取る吸収力に関しては金箔打ち紙のそれには少
し足りないことが判明した。更に、経時変化(2〜3ケ
月後)により吸収力性能も低下することも判明した。も
ちろん吸収力が少し足りなかったり、経時変化により吸
収力が落ちた場合でも、金箔打ち紙の場合と比較しての
問題であり、実使用上は何ら問題はないものである。
【0015】(参考例2) そこで種々研究し、上記参考例1を改良した結果を参考
2として図2に示す。すなわち、原紙1の片面に熱可
塑性樹脂をコーティングした後、別の工程で先の参考例
と同様に無地エンボス加工装置8により無地ロールエン
ボス加工を行なうようにしたものである。すなわち、
考例1と同様の種類の原紙1を巻装している巻き出しロ
ーラー12から受けローラー13と加圧ローラー14に
送り、ここで熱可塑性樹脂16を原紙1の片面にコーテ
ィングしている。そして、熱可塑性樹脂16をコーティ
ングした原紙1’を巻き取りローラー17にて巻き取
る。なお、熱可塑性樹脂16として例えば、塩化ビニ
ル、アクリルが最適であるが、他の熱可塑性樹脂でも良
い。また、熱可塑性樹脂16を原紙1にコーティングす
るために、望ましくは水溶性の熱可塑性樹脂が適してい
る。しかし、水溶性でなくても通常の熱可塑性樹脂でも
良い。
【0016】ここで、受けローラー13の下方には熱可
塑性樹脂16を貯留しておく容器15が配設されてお
り、受けローラー13の下部が容器15内の熱可塑性樹
脂16に漬かりながら回転する。これにより受けローラ
ー13の表面に熱可塑性樹脂16が付着して、巻き出し
ローラー12から連続して送られてきた原紙1の下面に
加圧ローラー14の加圧時にコーティングしていく。そ
して原紙1’の下面に塗布された熱可塑性樹脂16は、
乾燥ゾーン(図示せず)で乾燥されてコーティングされ
ることになる。この熱可塑性樹脂16がコーティングさ
れた原紙1’は巻き取りローラー17にて連続して巻き
取られていく。
【0017】次に、熱可塑性樹脂16を片面にコーティ
ングした原紙1’に先の参考例1と同様に無地エンボス
加工装置8による無地ロールエンボス加工を行なって平
滑性、吸収力を付与する。すなわち、図1において、図
2で熱可塑性樹脂をコーティングした原紙1’は巻き出
しローラー2にて巻かれており、無地エンボス加工装置
8の受けローラー4及び加圧ローラー6により参考例
と同じ温度、加圧、速度の条件で無地ロールエンボス加
工を行なう。また、無地ロールエンボス加工の回数も
5,6回〜10回(望ましくは5,6回)である。熱可
塑性樹脂16をコーティングした原紙1’を無地エンボ
ス加工装置8により無地ロールエンボス加工を行なって
あぶら取り紙11を形成し、この形成したあぶら取り紙
11は巻き取りローラー9にて巻き取られていく。
【0018】このようにこの参考例では、原紙1の片面
に熱可塑性樹脂16をコーティングし、この熱可塑性樹
脂16をコーティングした原紙1’を無地エンボス加工
装置8により無地ロールエンボス加工を行なうことで、
参考例1の効果に加えて、金箔打ち紙と同様な平滑性、
吸収力を得ることができた。また、あぶら取り紙11の
片面には熱可塑性樹脂16がコーティングされているの
で、該熱可塑性樹脂16により耐水性、耐油性が付与さ
れることになり、吸収したあぶらや汚れが手に付くこと
もなくなるという利点も生まれた。
【0019】ところが、参考例1と同様に原紙1を20
g/m2 前後の薄い原紙として、この薄い原紙1に主と
して水溶性の熱可塑性樹脂16をコーティングすること
は、最終製品としての平滑性、吸収力に関して実使用上
問題はないものの、原紙1の伸縮や熱可塑性樹脂16の
原紙1への浸透性の面などにより原紙1’にシワが生じ
易くなり、原紙1’の巻き取りや、巻き取ってからの無
地ロールエンボス加工での製造工程における作業が困難
になるという問題が生じた。
【0020】(参考例3) そこで上記参考例2を改良したのが参考例3である。図
2と同じ構成で容器15に熱可塑性樹脂16としてポリ
エチレンを貯留し、このポリエチレンを原紙1の片面に
参考例2と同様にしてコーティングしたものである。す
なわち、図2の構成により原紙1の片面にポリエチレン
を塗布し、その後、図1の構成によりポリエチレンを片
面に塗布した原紙1’を無地エンボス加工装置8により
無地ロールエンボス加工を数回(数回〜10回程度)行
なうことで、あぶら取り紙11を形成する。なお、無地
エンボス加工装置8による無地ロールエンボス加工での
温度、圧力、速度は参考例1の場合と同様である。
【0021】このように原紙1の片面にポリエチレンを
コーティングして無地ロールエンボス加工を行なってあ
ぶら取り紙11を形成した場合には先の参考例と同様に
平滑性、吸収力を得ることができた。しかしながら、原
紙1の片面にコーティングする樹脂にポリエチレンを用
いたことにより、ポリエチレンの性質上あぶら取り紙1
1がカール(あぶら取り紙11が円筒状に巻き込む現
象)が生じてしまうという問題が発生した。つまり、あ
ぶら取り紙11を所定の大きさに裁断して製品化した場
合に、あぶら取り紙11としての平滑性、吸収力という
実使用上は何ら問題はないものの、あぶら取り紙11が
カールして使いにくいということが起こり易くなる。
【0022】(実施) そこで上記参考例3を改良したのが本発明の実施例(
求項1に対応した実施例)であり、以下、本発明の実施
例を図面を参照して説明する。すなわち、極く薄いフィ
ルムの片面に主として水溶性の熱可塑性樹脂をウエット
コートしたコーティングフィルムを形成し、このコーテ
ィングフィルムの樹脂面を原紙の一面に無地ロールエン
ボス加工により熱転写するようにしたものである。上記
水溶性の熱可塑性樹脂としては、塩化ビニル、アクリル
等を用い、またフィルムとしては、厚さ12μm〜15
μmのポリエステルフィルムやポリプロピレンフィルム
等を用いている。また、水溶性の熱可塑性樹脂をフィル
ムにコーティングする場合には、5〜10g/m2 の範
囲でウエットコートしている。
【0023】図3は本実施例のあぶら取り紙11を形成
する場合の製造方法を示す図であり、無地ロールエンボ
ス加工における構成は図1の場合と基本的には同じであ
るので同一の機能を有する部材には同一の番号を付して
いる。また、原紙1の材料は参考例1の場合と同じであ
る。受けローラー4及び加圧ローラー6で構成される無
地エンボス加工装置8の入力側には原紙1を巻装してい
る巻き出しローラー2と、上述のコーティングフィルム
21を巻装したローラー22とが配設してある。また、
無地エンボス加工装置8の出力側にはあぶら取り紙11
を巻き取る巻き取りローラー9と、コーティングフィル
ム21の熱可塑性樹脂24を原紙1に熱転写して剥離し
たフィルム23を巻き取るローラー26が配設されてい
る。なお、27,28はガイドローラーである。
【0024】具体実施例 次に、フィルム23、熱可塑性樹脂24、原紙1、無地
ロールエンボス加工における温度、圧力、速度、加工回
数等の具体実施例について説明する。 コーティングフィルム21を形成するための材質 フィルム23 :東洋紡社製ポリエステルフィルム
厚さ12μm 熱可塑性樹脂24:呉羽化学社製クレハロンDOA(登
録商標) グラビアコーターにより熱可塑性樹脂24のクレハロン
DOA(45%)を、フィルム23のポリエステルフィ
ルム(12μm)の片面にウエット(8g/m2 )コー
トして、巻き取る。このようにして形成されたのがコー
ティングフィルム21であり、コーティングフィルム2
1の拡大断面図を図4に示す。なお、この図4は図3の
A部の拡大断面図である。また、図3において上述のよ
うにして巻き取ったコーティングフィルム21をローラ
ー22から無地エンボス加工装置8へ送り出すようにし
ている。
【0025】 原紙1としては以下のものが好適例である。 白川製紙社、大王製紙社製20g/m2 巻取色原紙 三和製紙社製20g/m2 細雪巻取原紙 なお、原紙1の重さとしては18〜30g/m2 が適用
可能であるが、上記の20g/m2 が好適例である。
【0026】 無地エンボス加工装置8での条件 温度:130℃〜150℃ 圧力:略15トン 速度:毎分4M〜6M(Mはメートル) 無地ロールエンボス加工:1回
【0027】次に製造方法について説明する。巻き出し
ローラー2及びローラー22から連続して原紙1及びコ
ーティングフィルム21を無地エンボス加工装置8へ送
り出す。この時、ローラー22からのコーティングフィ
ルム21は熱可塑性樹脂24を下面にして送り出し、原
紙1の上面にコーティングフィルム21を沿わせながら
無地エンボス加工装置8にて上記の温度、圧力及び速度
の条件下で無地ロールエンボス加工を行なう。原紙1及
びコーティングフィルム21は無地エンボス加工装置8
の受けローラー4と加圧ローラー6により熱圧着され
て、原紙1の上面にコーティングフィルム21の熱可塑
性樹脂24が熱転写される。
【0028】この加圧ローラー6によるコーティングフ
ィルム21の熱可塑性樹脂24の熱転写の際にコーティ
ングフィルム21のフィルム23が剥離され、この剥離
されたフィルム23はガイドローラー27を介してロー
ラー26に巻き取られる。なお、フィルム23にコーテ
ィングする水溶性の熱可塑性樹脂24は、該フィルム2
3へはコートが可能で、且つ加圧ローラー6による熱転
写の際には簡単に剥離できる材質を用いている。このよ
うに、無地エンボス加工装置8にて原紙1にコーティン
グフィルム21の熱可塑性樹脂24を熱転写し、剥離し
たフィルム23をローラー26にて巻き取っていき、フ
ィルム23を剥離した原紙1はあぶら取り紙11として
形成され、巻き取りローラー9にあぶら取り紙11が連
続して巻き取られていく。
【0029】図5は原紙1に熱可塑性樹脂24を熱転写
した場合のあぶら取り紙11の拡大断面図(図3のB部
の拡大断面図)を示しており、熱可塑性樹脂24の分子
が原紙1の繊維の間に浸透し、従来の金箔打ち紙を用い
ていたあぶら取り紙と同様、あるいはそれ以上の平滑
性、吸収力を得ることができた。
【0030】なお、このようにして仕上がった(巻き取
った)あぶら取り紙11を2〜3回下記の条件下で無地
ロールエンボス加工を行なうようにしても良い。 温度:100℃ 圧力:略15トン 速度:毎分10M この無地ロールエンボス加工はもちろん特に行なわなく
ても良い。
【0031】また、実際の製品として使用するために、
巻き取りローラー9にて巻き取ったあぶら取り紙11を
所定の寸法(例えば、手のひらと同じくらいの大きさ)
に裁断されることになる。ここで、上記のようにして製
造されたあぶら取り紙11は、化粧をする時に人間の顔
のあぶら分を吸収するために使用する化粧紙である。
【0032】なお、本実施例では、無地エンボス加工装
置8による無地ロールエンボス加工における圧力値を略
15トンとしているが、原紙1の種類等によって圧力値
を12トン〜18トンの範囲で無地ロールエンボス加工
を行なうようにしても従来の金箔打ち紙と同等の平滑
性、吸収力を備えたあぶら取り紙11を形成することが
できる。上記略15トンの圧力値が好適例である。
【0033】本実施例ではこのようにしてフィルム23
にコーティングした熱可塑性樹脂24を原紙1に無地ロ
ールエンボス加工による熱転写してあぶら取り紙11を
形成したものであり、無地ロールエンボス加工による熱
圧着効果により優れた平滑性、吸収力を得ることができ
たものである。また、無地ロールエンボス加工の回数も
1回で済み、特にこの加工回数の大幅な減少により製造
コストを大幅に下げることができる。なお、1回の加工
で仕上がったあぶら取り紙11を2〜3回無地ロールエ
ンボス加工を行なう場合でも、参考例1〜参考例3の場
合の無地ロールエンボス加工回数と比較しても約半減の
加工回数となり、製造コストを下げることができる。ま
た、経時変化も全くなくなり、金箔打ち紙と同等あるい
はそれ以上の平滑性、吸収力を得ることができるように
なった。これにより、安価で抜群の吸収力を持ったあぶ
ら取り紙11を製作することができるようになったので
ある。特にあぶら取り紙11の価格を従来の金箔打ち紙
を用いて形成した場合と比べて約1/4にすることがで
きた。もちろん製品としてのあぶら取り紙11はカール
することもなくなった。
【0034】更には、原紙1の一面に熱可塑性樹脂24
を熱転写しているので、あぶら取り紙11の一面は熱可
塑性樹脂24面となり、この熱可塑性樹脂24の面が光
沢を放ち、あぶら取り紙11の吸収面と非吸収面とが肉
眼的且つ感触的にハッキリ区別でき、使用者には非常に
使い勝手が良いものである。またこの熱可塑性樹脂24
面があぶら取り紙11の一面に全体にわたって形成され
ているので、あぶら分を吸収した場合には吸収面とは反
対側への浸透が熱可塑性樹脂24により阻止されてあぶ
らが滲み出ることもない。そのため、手が汚れることも
なく非常に使い勝手が良いものである。
【0035】
【発明の効果】本発明の請求項1記載のあぶら取り紙の
製造方法によれば、金箔打ち紙と同等の平滑性、吸収力
を得ることができる。また、製造コストが安価にでき、
製品としてのあぶら取り紙を金箔打ち紙の場合と比べて
約1/4に下げることができて、非常に低コストのあぶ
ら取り紙を提供することができる。更に、あぶら取り紙
の一面には熱可塑性樹脂を熱転写しているため、あぶら
取り紙の一面は熱可塑性樹脂面となり、この熱可塑性樹
脂の面が光沢を放ち、あぶら取り紙の吸収面と非吸収面
とが肉眼的且つ感触的にハッキリ区別でき、使用者には
非常に使い勝手が良いものである。またこの熱可塑性樹
脂面があぶら取り紙の一面に全体にわたって形成されて
いるので、あぶら分を吸収した場合には吸収面とは反対
側への浸透が熱可塑性樹脂により阻止されてあぶらが滲
み出ることもない。そのため、手が汚れることもなく非
常に使い勝手が良いものである。また、薄くて比較的吸
収力のよい一般的な原紙を使用しているので、カラフル
なあぶら取り紙や、模様等をプリントしたあぶら取り紙
を容易に作成することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の前提となる参考例1の製造方法を示す
図である。
【図2】本発明の前提となる参考例2の製造方法を示す
図である。
【図3】本発明の実施例の製造方法を示す図である。
【図4】本発明の実施例の図3のA部のコーティングフ
ィルムの要部拡大断面図である。
【図5】本発明の実施例の図3のB部のあぶら取り紙の
要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 原紙 2 巻き出しローラー 4 受けローラー 6 加圧ローラー 8 無地エンボス加工装置 9 巻き取りローラー 11 あぶら取り紙 16 熱可塑性樹脂 21 コーティングフィルム 23 フィルム 24 熱可塑性樹脂

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め薄いフィルム(23)の一面に熱可
    塑性樹脂(24)をウエットコートしたコーティングフ
    ィルム(21)を形成し、重さが18〜30g/m2
    範囲内で比較的吸収力を有する原紙(1)の一面と上記
    コーティングフィルム(21)の熱可塑性樹脂(24)
    面とを対面させながら受けローラー(4)と加圧ローラ
    ー(6)との間に移送し、上記加圧ローラー(6)によ
    り所定の温度、圧力、速度でコーティングフィルム(2
    1)と原紙(1)とを熱圧着していき、これら温度、圧
    力、速度を、 温度:130℃〜150℃ 圧力:12トン〜18トン 速度:毎分4メートル〜6メートル の条件で設定しておき、熱圧着によりコーティングフィ
    ルム(21)の熱可塑性樹脂(24)を原紙(1)の一
    面に熱転写し、この原紙(1)への熱圧着加工を1回の
    工数で行なうようにしてあぶら取り紙(11)を形成す
    るようにしたことを特徴とするあぶら取り紙の製造方
    法。
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