JPS5854032B2 - キンゾクカゴウセイシ - Google Patents

キンゾクカゴウセイシ

Info

Publication number
JPS5854032B2
JPS5854032B2 JP49091354A JP9135474A JPS5854032B2 JP S5854032 B2 JPS5854032 B2 JP S5854032B2 JP 49091354 A JP49091354 A JP 49091354A JP 9135474 A JP9135474 A JP 9135474A JP S5854032 B2 JPS5854032 B2 JP S5854032B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
synthetic paper
layer
hairline
metallized
thickness
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP49091354A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5119068A (ja
Inventor
照巳 篠原
徹 松山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Oike and Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Oike and Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Rayon Co Ltd, Oike and Co Ltd filed Critical Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority to JP49091354A priority Critical patent/JPS5854032B2/ja
Publication of JPS5119068A publication Critical patent/JPS5119068A/ja
Publication of JPS5854032B2 publication Critical patent/JPS5854032B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cartons (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)
  • Paper (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は金属化合成紙に関する。
さらに詳しくは、ヘアライン調の美麗な金属光沢を有し
、銘板、合板、化粧板、ラベル、建材、家具、家電製品
などに好適に適用されうる金属化合成紙に関する。
従来より、アルミニウムなどの金属の箔もしくはシート
両表面に微細な平行溝を設けるいわゆるヘアライン加工
を施し、艶消状の金属光沢いわゆるヘアライン調の金属
光沢をもたせたものは知られている。
しかしながら、かかる従来のヘアライン加工金属箔もし
くはシートは、素材が金属単体である関係上ヘアライン
加工後の製品の強度をもたすためその厚さは比較的厚い
ものが用いられてきた(通常0.1〜5閣)。
しかしこれらの箔またはシートはその柔軟性が劣るため
表面に文字、模様などを印刷したりあるいは接着剤を塗
布した製品を巻取りすることができないため、これらの
作業工程の連続化が困難である。
またこれらの箔またはシートは厚さが比較的厚いため、
その打抜きやその他の加工およびこれら作業の連続化が
困難であるから、価格も比較的高くつくものである。
しかるに本発明者らは、前記のごとき従来のヘアライン
加工金属箔もしくはシートに代わるべきものを見出すべ
く種々研究を重ねた結果、表面紙化方式による合成紙、
顔料練込方式(こよる合成紙および発泡方式による合成
紙よりなる群から選ばれた合成紙の表面に、平均深さ1
〜10μ、平均中2〜4μの溝が’1crn巾あたり4
00〜1000本の割合で設けられたヘアライン加工合
成紙のうえに直接または該合成紙と金属蒸着層との密着
性を高めるものであって、前記溝をつぶさないように設
けられたアンダーコーティング層を介して金属蒸着層を
設け、必要に応じてさらにそのうえに透明なトップコー
ティング層を設けるかまたは透明なフィルムをラミネー
トしてなる金属化合成紙が前記の目的にかなうものであ
るという新たな事実を見出し、本発明を完成するにいた
った。
すなわち本発明の金属化合成紙は、前記特定の溝よりな
るヘアライン加工を施した合成紙のうえに薄い金属蒸着
層を設けたことを特徴とする特許であり、かかる構成に
よって従来のヘアライン加工金属箔もしくはシートと同
程度以上いすぐれたヘアライン調の美麗な金属光沢を有
する合成紙とすることができるものである。
またベース基材としての合成紙のうえにきわめて薄い金
属蒸着層を設けたものであるから柔軟性がすぐれている
ため、その巻取りが容易であり、製品の連続巻取り作業
が不可欠の工程である。
合成紙の金属蒸着層側への印刷または合成紙側に接着剤
を塗布する工程の連続化を容易とすることができる。
また本発明の金属化合成紙は打抜きが容易でありしかも
折りまげ性がすぐれているから銘板、ラベルなどの各種
の用途に適用するばあいの後加工性がよい。
さらに本発明の金属化合成紙は金属層が従来のヘアライ
ン加工を施した金属単体の箔またはシートにくらべてき
わめて薄い金属蒸着層より形成されているため、製品の
厚さが従来品と同じばあいでも重量をいちじるしく低減
しうるため、その取扱いが容易であるとともに製品のコ
ストも低減される。
本発明においては、金属蒸着層を設けるベース基材とし
て合成紙を用いるのであるが、合成紙は他のベース基材
、たとえば通常の紙類にくらべて吸湿性が少なくまた合
成樹脂フィルム、シートなどにくらべて寸法安定性、柔
軟性にすぐれ、比較的層が強くしかも蒸着した金属層と
の密着性も良好であるため、真空蒸着による金属蒸着層
の形成工程の連続化を容易になしうるという利点もあり
、さらにヘアライン加工も容易である。
本発明に用いる合成紙はポリエチレン、ポリプロピレン
、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエステルなどの
ベースフィルムを表面紙化方式などにより接紙化したも
のあるいは顔料練込方式によるもの、もしくはポリスチ
レンなどの樹脂を発泡方式により接紙化したものである
なお繊維方式による合成紙は現在市販されているものは
平滑度が劣るので本発明と同様の目的で用いることは好
ましくない。
合成紙の厚さはとくに限定されず、本発明の金属化合成
紙の用途により適宜変更されるものであるが、通常50
〜500μの範囲のものが採用される。
前記合成紙の表面には・\アライン加工により溝が設け
られるが、溝の大きさはその平均深さが1〜10μ、平
均巾が2〜4μの範囲に、また溝の本数は1cm巾あた
り400〜1000本の範囲に争 あることが必要である。
溝の大きさおよび溝の本数が前記範囲をはずれると本発
明の特徴とするヘアライン調の美麗な金属光沢かえられ
がたく、好ましくない。
また溝には方向性をもたすことがより好ましく、かかる
溝より構成されたヘアラインの好ましいパターンとして
は、たとえば1方向に平行な直線からなるパターン、1
方向に波線からなるパターン、1方向のスパイラル線か
らなるパターン、およびこれらの組合わせ(2方向、3
方向に組合わされたものを含む)よりなるパターンなど
があげられる。
かかる溝の合成紙上への形成は通常のヘアライン加工、
すなわちワイヤー、ブラシあるいはナイロン製不織布な
どに酸化アルミニウム、炭化ケイ素などの研削剤を接着
剤で均一に付着させたパフ、サンドペーパーなどの研削
材を使用して合成紙の表面を1方向、2方向またはそれ
以上の方向に、連続または不連続に研削することによっ
て行なわれる。
ヘアライン加工された合成紙のヘアライン面には直接ま
たは必要によりヘアライン面にアンダーコーティング層
を設けたのち真空蒸着法などにより金属蒸着層が設けら
れる。
金属蒸着層の厚さは0.03〜0.1μ、なかんづ<0
.04〜0.06μが好ましく、この厚さが0.03μ
未満の金属化合成紙は良好な金属光沢を有する製品とす
ることができず、一方厚さが0.1μを超える金属蒸着
層を有する金属化合成紙は本発明の製品にくらべ、その
金属光沢をさらに良好なものとすることができず、製品
コストの上昇を招くばかりでなく、均一な厚さの金属蒸
着層を合成紙の表面に設けられた溝の上に均一に形成せ
しめることが困難である。
蒸着金属としてはアルミニウム、銅、亜鉛、ニッケル、
金、銀などが用いられるが、通常はアルミニウム、銅が
用いられる。
金属蒸着は通常の蒸着法、たとえば真空蒸着法によって
行なえばよい。
真空蒸着法を実施する条件は金属の種類によっても異な
るが、通常真空度10′〜1.0’l−−ル、蒸着源温
度200〜2000℃程度の蒸着条件で行なえばよい。
本発明においては必要に応じて合成紙と金属蒸着層の間
にアンダーコーティング層を設けてもよい。
かかるアンダーコーティング層は蒸着金属と合成紙の密
着性をより高める役目をはたすとともにそれを設けるこ
とによっであるいはその厚さを変えることによってヘア
ライン調の金属光沢の調子を変化させることができる。
すなわち合成紙のヘアライン面に直接金属蒸着層を設け
たものは艶消状の金属光沢を呈するが、アンダーコーテ
ィング層を設けその厚さを厚くするにつれて艶消状から
艶のある金属光沢に変化せしめることができる。
そこでかかる効果を利用して、本発明の金属化合成紙の
金属光沢の調子をヘアライン上に設けるアンダーコーテ
ィング層の種類およびその厚さを選ぶことによって所望
のものとすることができるとともに、アンダーコーティ
ング層をヘアライン面に所望の文字、模様の形状に設け
、あるいは所望の文字、模様のところだけを残して他の
部分にアンダーコーティング層を設け、ついで金属蒸着
することにより、金属光沢の艶の相違によって文字、模
様をつくり出すことができる。
アンダーコーティング層の形成に用いるコーテイング物
質としては合成樹脂あるいは通常アンカー剤として使用
されているものが用いられる。
前記樹脂としてはポリアミド、ポリ塩化ビニル、塩化ビ
ニル−酢酸ビニル共重合体、アクリル樹脂、ポリビニル
ブチラール、飽和ポリエステル樹脂、ニトロセルロース
などの熱可塑性樹脂およびウレタン樹脂、メラミン樹脂
、熱硬化性アクリル樹脂、熱硬化性ポリエステル樹脂、
不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、紫外線あるい
は放射線の照射により架橋反応しうるポリアクリロイル
化樹脂およびポリメタアクリロイル化樹脂などの硬化性
樹脂があげられ、これらのものは単独であるいは混合し
て用いられる。
前記アンカー剤としてはアルキルチタネート系、アルミ
ニウムアルコレート系、インシアネート系、エチレンイ
ミン系のものなどがあげられる。
かかる樹脂またはアンカー剤は適当な溶剤溶液として合
成紙の表面に通常のコーティング法、たとえばグラビヤ
コーティング法、ロールコーチインク法、リバースロー
ルコーティング法などにより塗布される。
またアンダーコーティング層にはこれを不透明にする目
的で通常の体質顔料を混入してもよい。
アンダーコーティング層は少なくとも合成紙の表面の溝
をつぶさないように設けられるが、0.01〜2μの厚
さに設けることが好ましく、合成紙の表面の溝の寸法お
よび金属光沢の艶をどの程度にするかにより、前記範囲
内で適宜変更される。
厚さが0.01μ未満のアンダーコーティング層は、こ
れを設けたことによる効果が充分に発揮されず好ましく
なく、厚さが2μを超えるアンダーコーティング層の形
成は合成紙表面に設けたヘアラインの凹凸をつぶすため
金属蒸着処理してもヘアライン両凹凸模様を忠実に反映
したものかえられず金属蒸着層の表面が偏平になり、目
的とする金属光沢を有するものとすることができなくな
るので好ましくない。
アンダーコーティング層の厚さは前記のとと<0.01
〜2μの範囲が好ましいが、コーテイング物質が樹脂の
ばあいは通常0.1〜2μの厚さが、コーテイング物質
がアンカー剤のばあいは通常0.01〜0.1μの厚さ
が好ましい。
本発明においては、金属蒸着層のうえに必要によりさら
に透明なトップコーティング層を設けるか、あるいは透
明なフィルムをラミネートしてもよい。
なお本明細書においては、透明という用語を本発明の目
的を損なわない限り半透明をも含む意味として使用する
かかるトップコーチインク層あるいはフィルムを設けた
本発明の金属化合成紙は金属蒸着層の空気酸化または腐
食性ガスによる腐食あるいは摩耗による金属光沢の低下
の防止あるいは本発明の金属化合成紙の印刷適性の向上
をなしうるものであり、かかる金属化合成紙は耐久性あ
るいは良好な印刷適性を要求される用途に用いたばあい
、その特性が最も発揮されるものである。
トップコーティング層の形成に用いるコーテイング物質
としては前記アンダーコーティング層の形成に用いた樹
脂を用いることができ、かかる樹脂は通常樹脂溶液とし
て通常のコーティング法で金属蒸着層のうえに塗布され
る。
またトップコーティング層は種々の色に着色することも
でき、このばあいは金属蒸着層に用いる金属の金属光沢
色とちがった多彩な金属光沢色を有する合成紙とするこ
とができる。
たとえば蒸着金属Oこアルミニウムを用い、トップコー
ティング層を光透過性を有する着色剤で黄色に着色した
ばあいには金色の金属光沢色を有する合成紙かえられる
着色剤としては、シアニン系、キナクリドン系、アゾレ
ーキ系、ポリアゾ系などの透明性有機顔料、もしくは染
料類が用いられる。
トップコーティング層の厚さはとくに限定されず、要求
される耐久性などを考慮して適宜変更されうるものであ
るが、通常0.5〜4μ、なかんづく1〜2μの範囲に
とられる。
ラミネートする透明フィルムとしては通常の透明な合成
樹脂フィルム、たとえばポリエチレンフィルム、ポリプ
ロピレンフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィル
ム、ポリスチレンフィルムなどが好適に用いられる。
かかるフィルムは着色したものでもよく、このばあいト
ップコーティング層を着色するばあいと同様な効果かえ
られる。
またフィルムの厚さはトップコーティング層と同様にと
くに限定されず、通常1〜2μのものが好適に用いられ
る。
フィルムの金属蒸着層へのラミネートは通常のラミネー
ト法、たとえば湿式法、乾式法、押出法などにより行な
われる。
前述のごとく構成されてなる本発明の金属化合成紙は用
途に応じて適宜金属蒸着層側に通常の湿式印刷またはホ
ットスタンプ印刷で印刷を施し、あるいは合成紙側に感
圧式もしくは感熱式の接着剤を塗布して使用に供される
本発明の金属化合成紙は従来のヘアライン加工金属箔、
金属シートと異なり、その製造工程の連続化あるいは金
属化合成紙の後加工、たとえば金属蒸着層側への印刷ま
たは接着側への接着剤の塗布、あるいはラベル、銘板な
どへの打抜きなどの作業の連続化を容易になしうるもの
であり、しかもその重量が従来品にくらべていちじるし
く軽ろく、かつ美観、耐久性がすぐれており、種々の用
途への利用が可能である。
つぎに本発明の金属化合成紙の種々の態様を図面によっ
て説明する。
第1図は平行な溝2よりなるヘアラインを有する合成紙
1のうえに直接金属蒸着層4を設けた金属化合成紙の部
分拡大断面図である。
第2図は平行な溝2よりなるヘアラインを有する合成紙
1のうえにアンダーコーティング層3を介して金属蒸着
層4を設けた金属化合成紙の部分拡大断面図である。
第3図は第1図で示される金属化合成紙の金属蒸着層4
のうえにさらにトップコーティング層またはフィルム5
を設けた金属化合成紙の部分拡大断面図である。
第4図は第2図に示される金属化合成紙の金属蒸着層4
のうえにさらにトップコーティング層またはフィルム5
を設けた金属化合成紙の部分拡大断面図である。
第5図Aはアンダーコーティング層を文字、模様(この
ばあい十字記号)に相当する部分にのみ設けた金属化合
成紙の部分拡大平面図、第5図Bはそのa−a線断面図
である。
第5図AおよびBにおいて示される金属化合成紙におい
て、アンダーコーティング層がある十字記号の部分の金
属光沢はアンダーコーティング層のないバックグラウン
ドより艶があるから十字記号が識別できる。
第6図Aはアンダーコーティング層を文字、模様(この
ばあい十字記号)に相当する部分をのぞいて設けた金属
化合成紙の部分拡大平面図、第6図Bはそのa−’−a
線断面図である。
第6図AおよびBに示される金属化合成紙において、ア
ンダーコーティング層のない十字記号の部分の金属光沢
はアンダーコーティング層のあるバックグラウンドより
艶がとぼしいから十字記号が識別できる。
つぎに実施例をあげて本発明の金属化合成紙を説明する
実施例 1 ポリエチレンを主成分とするフィルムを顔料練込方式に
より接紙化した厚さ100μの合成紙(ミレナート、三
菱レイヨン■製)の片面に通常のヘアライン加工によっ
て、平均深さが3.2μ、平均巾が2μの平行な直線溝
を1cm巾あたり600本設けた。
この合成紙のヘアライン面にアルミニウムを真空度10
−4 トール、蒸着源温度1400℃で真空蒸着して厚
さ0.05μのアルミニウム蒸着層を設けて金属化合成
紙をえた。
実施例 2 実施例1で用いたと同様な合成紙の片面に通常のヘアラ
イン加工によって平均深さが1.5μ、平均巾が2μの
平行な直線溝を1crn巾あたり800本設けた。
この合成紙のヘアライン面に、テトラアルキルチタネー
ト2部(重量部、以下同様)を酢酸エチル98部に溶解
した溶液をグラビアコーティング法により塗布し、つい
で乾燥して厚さ0.04μのアンダーコーティング層を
設けた。
以下実施例1と同様な条件で厚さ0.03μのアルミニ
ウム蒸着層を設は金属化合成紙をえた。
実施例 3 実施例1でえられた金属化合成紙のアルミニウム蒸着層
側に厚さ1μのポリエチレンフィルムをウレタン系接着
剤で接着して金属化合成紙をえた。
実施例 4 実施例2でえられた金属化合成紙のアルミニウム蒸着層
側に塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体10部を酢酸エチ
ル100部とトルエン100部の混合溶剤に溶解した溶
液をグラビアコーティング法により塗布し、ついで乾燥
して厚さ2μのトップコーティング層を設けて金属化合
成紙をえた。
実施例 5 実施例1で用いたと同様なヘアライン加工合成紙のヘア
ライン面にポリアクリル酸エステル15部を酢酸エチル
100部とトルエン100部の混合溶剤に溶解した溶液
をグラビアコーティング法により塗布し、ついで乾燥し
て厚さ0.5μのアンダーコーティング層を設けた。
えられたアンダーコーティング層のうえにアルミニウム
を真空度10’ トール、蒸着源温度1400℃で真
空蒸着して厚さ0.05μのアルミニウム蒸着層を設け
た。
アルミニウム蒸着層のうえにさらにブチラール樹脂30
部をイソプロピルアルコール100部とトルエン100
部の混合溶剤に溶解した溶液をグラビアコーティング法
により塗布し、ついで乾燥して厚さ1μのトップコーテ
ィング層を設けて金属化合成紙をえた。
実施例 6 アンダーコーティング層を第5図AおよびBに示される
ごとく十字記号のところにのみ設けたほかは実施例5と
同様にして金属化合成紙をえた。
実施例 7 実施例1で用いたと同様な合成紙の片面に通常のヘアラ
イン加工によって平均深さが8.5μ、平均中が4μの
平行な直線溝を1cm巾あたり500本設けた。
この合成紙のヘアライン面に、ウレタン樹脂(アクリル
樹脂と多官能性イソシアネートとの初期縮合物)18部
とニトロセルロース2部をエチルアルコール20部、n
−ブチルアルコール15部、酢酸エチル15部およびト
ルエン30部の混合溶剤に溶解した溶液をグラビアコー
ティング法により塗布し、ついで乾燥して厚さ1.5μ
のアンダーコーティング層を設けた。
えられたアンダーコーティング層のうえに銅を真空度1
0−4トール、蒸着源温度1400℃で真空蒸着して厚
さ0.07μの銅蒸着層を設けて金属化合成紙をえた。
以上の各実施例でえられた金属化合成紙は実施例1〜6
のものは銀色、実施例7のものは銅色の美麗なヘアライ
ン調金属光沢を呈した。
また実施例6の金属化合成紙においては十字記号が鮮明
に表現されていた。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図は本発明の金属化合成紙の各種態様を示す部
分拡大断面図、第5図AおよびBならびに第6図Aおよ
びBはそれぞれ本発明の金属化合成紙のさらに別の態様
を示す部分拡大平面図およびそのa−a線断面図である
。 図面の符号、1:合成紙、2:溝、3:アンダーコーテ
ィング層、4:金属蒸着層、5ニドツブコ一テイング層
またはフィルム。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 表面紙化方式による合成紙、顔料練込方式による合
    成紙および発泡方式による合成紙よりなる群から選ばれ
    た合成紙の表面に、平均深さ1〜10μ、平均中2〜4
    μの溝が1cm巾あたり400〜1000本の割合で設
    けられたヘアライン加工合成紙のうえに、直接または該
    合成紙と金属蒸着層との密着性を高めるものであって、
    前記溝をつぶさないように設けられたアンダーコーティ
    ング層を介して金属蒸着層を設け、必要に応じて、さら
    にそのうえに透明なトップコーティング層を設けるかま
    たは透明なフィルムをラミネートしてなることを特徴と
    する金属化合成紙。
JP49091354A 1974-08-08 1974-08-08 キンゾクカゴウセイシ Expired JPS5854032B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP49091354A JPS5854032B2 (ja) 1974-08-08 1974-08-08 キンゾクカゴウセイシ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP49091354A JPS5854032B2 (ja) 1974-08-08 1974-08-08 キンゾクカゴウセイシ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5119068A JPS5119068A (ja) 1976-02-16
JPS5854032B2 true JPS5854032B2 (ja) 1983-12-02

Family

ID=14024044

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP49091354A Expired JPS5854032B2 (ja) 1974-08-08 1974-08-08 キンゾクカゴウセイシ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5854032B2 (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5212311A (en) * 1975-07-15 1977-01-29 Toppan Printing Co Ltd Alminium vapor deposited paper
JPS52165906U (ja) * 1976-06-02 1977-12-15
JPS55121027U (ja) * 1979-02-16 1980-08-27
JPS55163294A (en) * 1979-05-31 1980-12-19 Dainippon Printing Co Ltd Vapor deposited paper
JPS5668186A (en) * 1979-10-18 1981-06-08 Nippon Paint Co Ltd Under coat liquid composition for producing metal vacuum deposited paper
JPS56176839U (ja) * 1980-05-31 1981-12-26
JPS5751460A (en) * 1980-09-11 1982-03-26 Toppan Printing Co Ltd Manufacture of embossed decorative sheet
JPS5765728A (en) * 1980-10-09 1982-04-21 Hashimoto Forming Co Ltd Surface treatment for molded article of synthetic resin
JPS59125999A (ja) * 1983-01-06 1984-07-20 凸版印刷株式会社 蒸着表面加工紙
JPS60104594A (ja) * 1983-11-07 1985-06-08 凸版印刷株式会社 強光沢カルトン用紙及びその製造方法
JPS60114828U (ja) * 1984-01-10 1985-08-03 尾池工業株式会社 感熱転写箔の構造
AU557547B2 (en) * 1984-08-29 1986-12-24 National Starch & Chemical Corporation Aqueous coating for meatllised paper
JPH0314697A (ja) * 1989-06-07 1991-01-23 Tokushu Seishi Kk 階調模様のある装飾性蒸着紙
JPH0722989B2 (ja) * 1990-07-03 1995-03-15 大日本印刷株式会社 木目調化粧シート
JP6157386B2 (ja) * 2014-03-12 2017-07-05 グローブライド株式会社 表面構造体及び当該表面構造体の製造方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4931971U (ja) * 1972-06-21 1974-03-19

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5119068A (ja) 1976-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5854032B2 (ja) キンゾクカゴウセイシ
JPH081895A (ja) 化粧シート及びその製造方法
KR101048714B1 (ko) 입체감이 우수한 전사시트
US4117181A (en) Decorative laminated structures and method of making the same
JP2019038233A (ja) 装飾シート、装飾シートを含む構造体及び装飾シートの製造方法
JPH08103982A (ja) 光輝性化粧シート
KR100481627B1 (ko) 금속질감을갖는합성수지재시트의제조방법
JP3499629B2 (ja) つや消し化粧材
JP3133531B2 (ja) スウェード調化粧シート及びその製造方法
JP2982234B2 (ja) 転写シートの製造方法
JP3003034B1 (ja) 絵付シート
JP2586989Y2 (ja) 転写箔
JPH0465237A (ja) 賦形シート
JP3142073B2 (ja) 部分艶消し転写シート及び部分艶消し化粧材
JP3960021B2 (ja) 転写シート
JP2960173B2 (ja) 高鮮映積層金属板およびそれに使用する化粧シート
JP2004202807A (ja) 転写シート及びその製造方法
JPS5923558B2 (ja) 立体模様形成性転写箔
JPH04151284A (ja) 化粧シートおよびその製造方法
KR960000732B1 (ko) 고 선영 적층금속판 및 그에 사용되는 화장시트
KR20020080690A (ko) 다색효과를 갖는 부분증착 열전사필름과 그 제조방법
JPH0452229B2 (ja)
JPH0214144A (ja) 化粧シート
JPS6141299B2 (ja)
JP2975076B2 (ja) 化粧材及びその製造方法