JP2975076B2 - 化粧材及びその製造方法 - Google Patents

化粧材及びその製造方法

Info

Publication number
JP2975076B2
JP2975076B2 JP2255248A JP25524890A JP2975076B2 JP 2975076 B2 JP2975076 B2 JP 2975076B2 JP 2255248 A JP2255248 A JP 2255248A JP 25524890 A JP25524890 A JP 25524890A JP 2975076 B2 JP2975076 B2 JP 2975076B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
decorative material
base
resin sheet
convex portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2255248A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04135755A (ja
Inventor
弘 松原
克宏 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2255248A priority Critical patent/JP2975076B2/ja
Publication of JPH04135755A publication Critical patent/JPH04135755A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2975076B2 publication Critical patent/JP2975076B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、光輝性と高度の立体感とを兼備しており、
意匠性において優れた作用を奏すると共に、人間に対し
て安らぎを与える化粧材及びその製造方法に関するもの
である。
[従来の技術] 光輝性と立体感とによって高意匠特性が現出されてい
る化粧材を得る方法として、光輝性を現出させる際の通
常の光輝性インキによる印刷模様を付した後に、この印
刷模様面に透明〜半透明の合成樹脂層を形成し、該合成
樹脂層表面にエンボスによる凹凸模様を賦形させた化粧
材が提案されている。
[発明が解決しようとする課題] ところで、前述の凹凸模様を有する表面と光輝性イン
キによる印刷模様層との組み合わせを利用した従来の化
粧材は、立体感を現出させるための凹凸模様が化粧材の
表面層をなす部分にのみ留まるものであるため、立体感
に優れた光輝性が得られない。
これに対して本発明は、深みのある光輝性を具備して
おり、しかも人間に対して安らぎを与える化粧材、及び
該化粧材を容易に、かつ効率良く得る方法を提供する。
[課題を解決するための手段] 前記課題は、以下に記載する構成による本発明の化粧
材及びその製造方法によって達成される。
すなわち本発明は、表面に凸状部を有する化粧材用基
材シートと、該化粧材用基材シートの表面に積層されて
いる透明〜半透明の樹脂シートと、化粧材用基材シート
の表面または透明〜半透明の樹脂シートの裏面に形成さ
れている絵柄印刷模様層とを具備し、前記化粧材用基材
シートが、光輝性顔料を含有する熱可塑性樹脂シート、
あるいは光輝性顔料を含有する表面塗膜層を有する熱可
塑性樹脂シートからなる化粧材において、前記化粧材用
基材シートの表面における凸状部の形状が、該化粧材用
基材シートの横及び/又は縦方向の断面曲線をフーリエ
変換して得られる空間周波数スペクトルが空間周波数に
反比例する1/f型あるいはそれに近似する配列からなる
化粧材である。
前記化粧材用基材シートの表面における凸状部の形
状、すなわち化粧材用基材シートの横及び/又は縦方向
の断面曲線をフーリエ変換して得られる空間周波数スペ
クトルが空間周波数に反比例する1/f型あるいはそれに
近似する配列からなる凸状部の形状は、天然木における
木肌の繊維形状あるいはヘアライン形状に類似するもの
であることが好ましい。
又本発明の化粧材の製造方法は、光輝性顔料を含有す
る熱可塑性樹脂シート、あるいは光輝性顔料を含有する
表面塗膜層を有する熱可塑性樹脂シートからなる化粧材
用基材シートと、透明〜半透明の樹脂シートとを、化粧
材用基材シートにおける表面と透明〜半透明の樹脂シー
トの裏面とが接当するようにして重ね合わせ、両者を熱
圧によって積層すると共に、化粧材用基材シートの裏面
からのエンボス加工を行なうことにより、化粧材用基材
シートの表面に凸状部を形成することにより、前記の化
粧材を得るものである。
つまり、化粧材用基材シートの裏面からのエンボス加
工により、化粧材用基材シートの表面に、該化粧材用基
材シートの横及び/又は縦方向の断面曲線をフーリエ変
換して得られる空間周波数スペクトルが空間周波数に反
比例する1/f型あるいはそれに近似する配列からなる凸
状部、あるいは化粧材用基材シートの横及び/又は縦方
向の断面曲線をフーリエ変換して得られる空間周波数ス
ペクトルが空間周波数に反比例する1/f型あるいはそれ
に近似する配列からなり、かつ天然木における木肌の繊
維形状あるいはヘアライン形状に類似する形状の凸状部
を形成するものである。
前記構成からなる本発明の化粧材及びその製造方法に
おいて、化粧材用基材シートには、例えばポリエチレ
ン,ポリプロピレン,飽和ポリエステル,ポリ塩化ビニ
ル,ポリカーボネート,ナイロン,PVA,ポリスチレン,
アイオノマー,ポリ塩化ビニリデン,エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体,エチレン−ビニルアルコール共重合体,A
BS,アクリル系樹脂等の熱可塑性樹脂シート、及びその
複合シート等が利用される。
化粧材用基材シートとなる熱可塑性樹脂シート中に内
填されるか、あるいは熱可塑性樹脂シートの表面塗膜層
中に内填される光輝性顔料は、例えば、パール顔料、
金,銀,銅,真鍮,Al等の金属粉、水酸化アルミニュウ
ム粉,金属蒸着層を有する合成樹脂フィルムの裁断片、
二酸化チタン被覆雲母片、魚鱗箔、酸塩化ビスマス片等
による真珠光沢や干渉光沢を発する顔料である。
利用される光輝性顔料は、該光輝性顔料の種類によっ
ても相違するが、熱可塑性樹脂シートを構成する樹脂、
あるいは、表面塗膜層を形成するバインダー用樹脂100
重量部に対して、10〜50重量部、好ましくは20〜30重量
部程度の割合で使用される。
化粧材用基材シートが、光輝性顔料を含有する表面塗
膜層を有する熱可塑性樹脂シートからなる場合には、該
熱可塑性樹脂シートは着色剤を含有する着色シートであ
ってもよい。
なお、二酸化チタン,カーボンブラック等の隠蔽性の
ある顔料を着色剤として含有する着色シートの場合に
は、本発明の化粧材を、別製の下地基材に積層して利用
するような場合の下地基材の呈色や傷等の欠点が隠蔽さ
れる。
化粧材用基材シートの表面における凸状部は、化粧材
用基材シートの裏面に対してエンボスによる賦形加工を
行なうことによって、容易に得られる。
化粧材用基材シートの表面における前記凸状部の形状
は、該化粧材用基材シートの横及び/又は縦方向の断面
曲線をフーリエ変換して得られる空間周波数スペクトル
が空間周波数に反比例する1/f型あるいはそれに近似す
る配列からなるものであり、これが微細平行直線又は曲
線群、特に多数の平行波状曲線群からなるものであっ
て、該曲線群の走行方向が、絵柄印刷模様層による木目
柄模様の方向と直交する方向をなすものである場合に
は、化粧材に木目の照りを極めて良好に現出させ得る。
更に、前記化粧材用基材シートの横及び/又は縦方向
の断面曲線をフーリエ変換して得られる空間周波数スペ
クトルが空間周波数に反比例する1/f型あるいはそれに
近似する配列からなる化粧材用基材シートの表面の凸状
部としては、前記平行直線群のほか、例えば正弦波、サ
イクロイド曲線、楕円関数、ベッセル関数、円弧を連結
した複数本を互いに平行して配列させた一定周期あるい
は不定周期の曲線群、例えば天然木における木肌の繊維
形状やヘアライン形状等に類似する形状等である。
本発明の化粧材においては、前記の表面に凸状部を有
する化粧材用基材シートにおける凸状部の形状が、該化
粧材用基材シートの横及び/又は縦方向の断面曲線をフ
ーリエ変換して得られる空間周波数スペクトルが空間周
波数に反比例する1/f型あるいはそれに近似する配列の
形状からなるものであるために、人間の心搏周期の揺ら
ぎを模様化したものと酷似する周期の配列になってい
る。
ことことは、天然木の木目の空間周波数スペクトルも
1/f型で近似できるため、人間に対して安らぎを与える
天然の木質感に極めて類似する優れた化粧材になる。
なお、化粧材用基材シートの横及び/又は縦方向の断
面曲線をフーリエ変換して得られる空間周波数スペクト
ルが空間周波数に反比例する1/f型あるいはそれに近似
する配列の形状からなり、かつ天然木における木肌の繊
維形状あるいはヘアライン形状に類似する形状の凸状部
は、例えば木目が露出されている天然木の照りの部分の
みを、照明を工夫する等して抽出した写真撮影を行な
い、得られた写真を公知の写真製版に付し、あるいは光
蝕刻法により、天然木の照りの部分のみが凹状をなすエ
ンボス版を作成し、このエンボス版を利用したエンボス
加工を化粧材用基材シートの裏面に対して行なうことに
よって、容易に形成し得る。
凸状部は、通常は最大高さ5〜200μ程度に形成され
るが、特に、凸状部による意匠効果が十分に得られるよ
うに、第2図(1),(2),(3)において、凸状部
の幅1〜100μ,高さ1〜100μ程度に形成されているこ
とが好ましい。
さらに、本発明の化粧材に付されている絵柄印刷模様
層、すなわち、化粧材用基材の表面あるいは透明〜半透
明の樹脂シートの裏面に対して付される絵柄印刷模様層
は、化粧材に相応しい通常の絵柄印刷模様層として形成
されるが、第3図にて符号Mで表示されるように、木目
模様をなす印刷模様層に形成されるのが最も好ましい。
絵柄印刷模様層は、一般の印刷手段によって直接形成
されていても、あるいは、転写用シートを利用する転写
印刷層として形成されていても良く、化粧材用基材の表
面あるいは透明〜半透明の樹脂シートの裏面に対して付
される。
次に、透明〜半透明の樹脂シートには、例えば、エチ
ルセルロース,硝酸セルロース,酢酸セルロース,エチ
ルヒドロキシセルロース,セルロースアセテートプロピ
オネート等のセルロース誘導体、ポリスチレン,ポリα
−メチルスチレン等によるスチレン系樹脂、ポリメタク
リル酸メチル,ポリメタクリル酸エチル,ポリアクリル
酸エチル,ポリアクリル酸ブチル等のアクリル系樹脂、
ポリ塩化ビニル,ポリ酢酸ビニル,塩化ビニル・酢酸ビ
ニル共重合体,ポリビニルブチラール等のビニル系樹
脂、ロジン,ロジン変性マレイン酸樹脂,ロジン変性フ
ェノール樹脂,重合ロジン等のロジン系樹脂、クマロン
樹脂,ビニルトルエン樹脂,ポリアミド樹脂等のその他
の樹脂等による厚さ10〜300μ程度のシートまたは塗膜
が利用される。
なお、前記透明〜半透明の樹脂シートの厚さが10μ未
満になると、化粧材に十分な立体感が得られなくなり、
また、300μを超えるようになると、透明〜半透明樹脂
の下に凹凸形状が埋没されたような外観を呈するように
なるため、不自然さが目立つようになる。
したがって、前述の透明〜半透明の樹脂シートには、
10〜300μ、好ましくは50〜200μ程度のものが利用され
る。
以上の通りの構成による本発明の化粧材は、該化粧材
の単体シートの状態で各種の表面材として利用された
り、あるいは、例えば、ビニル壁紙原反,ベニヤ合板,
石膏板,塩化ビニルゾルコート鋼板等による下地基材に
対して積層された上で、各種の表面材として利用され
る。
[実施例] 以下本発明の化粧材及びその製造方法の具体的な構成
を、実施例に基づいて説明する。
実施例1 第1図において、厚さ0.1mmの茶褐色の着色ポリ塩化
ビニルフィルム[理研(株)製]2の表面に、二酸化チ
タン被覆雲母よりなるパール顔料を含有する塗工用のイ
ンク[昭和インク(株)製:化Xパール]を、5g(固形
成分)/m2にベタ印刷し、光輝性顔料を含有する表面塗
膜層3を有する熱可塑性樹脂シートからなる化粧材用基
材シート4を得た。
また、厚さ0.1mmの透明ポリ塩化ビニルフィルム[理
研(株)製]の裏面に、グラビアインキ(昭和インク:
化X)を利用して、木目模様の絵柄印刷模様層m,m‥‥
を形成し、裏面に絵柄印刷模様層を具備する透明樹脂シ
ート5を得た。
次いで、前述の光輝性顔料を含有する表面塗膜層を有
する熱可塑性樹脂シートからなる化粧材用基材シート4
と、透明樹脂シート5とを、化粧材用基材シート4にお
ける表面塗膜層3と、透明樹脂シート5の絵柄印刷模様
層m,m‥‥面とが接当するようにして重ね合わせ、両者
を、熱圧によって積層する工程中にて、化粧材用基材シ
ート4の裏面からロール温度20℃のエンボスロールで押
圧し、化粧材用基材シート4の裏面に、符号6,6‥‥で
表示される凹状部を形成することにより、該凹状部6,6
‥‥と対応した凸状部7,7‥‥が、化粧材用基材シート
の表面に形成されている本発明の1実施例品である化粧
材1を得た。
なお、前記エンボス工程においては、杉の柾目材(幅
方向の木目周期の最小が1mm,最大が20mm、幅方向の空間
周波数スペクトルが略1/f型の分布をなしている)の照
りの部分のみを、照明を工夫して抽出した写真撮影を行
ない、この写真をもとにして写真製版することによって
得られたエンボスロールを使用した。
このエンボスロールの凸部が、杉の柾目材の照りの部
分に相当するようにして形成されているものである。
実施例2 パール顔料が内填されている厚さ0.1mmのポリ塩化ビ
ニル樹脂フィルム(ポリ塩化ビニル樹脂:100重量部,パ
ール顔料:20重量部)を、化粧材用基材シートとして準
備した。
また、厚さ0.1mmの透明ポリ塩化ビニルフィルム[理
研(株)製]の裏面に、グラビアインキ(昭和インク:
化X)を利用して、木目模様の絵柄印刷模様層を付し、
裏面に絵柄印刷模様層を有する透明樹脂シートを得た。
次いで、前述のパール顔料が内填されているポリ塩化
ビニル樹脂フィルムからなる化粧材用基材シートと、裏
面に絵柄印刷模様層を有する透明樹脂シートとを、化粧
材用基材シートの表面と、透明樹脂シートの絵柄印刷模
様層面とが接当するようにして重ね合わせ、両者を、熱
圧によって積層すると共に、化粧材用基材シートの裏面
から、実施例1で利用したエンボスロールで押圧し、化
粧材用基材シートの裏面に凹状部を形成することによっ
て、該凹状部と対応した凸状部が化粧材用基材シートの
表面に形成されている化粧材を得た。
[発明の作用,効果] 本発明の化粧材は、表面に凸状部を有する化粧材用基
材シートと、該化粧材用基材シートの表面に積層されて
いる透明〜半透明の樹脂シートと、化粧材用基材シート
の表面または透明〜半透明の樹脂シートの裏面に形成さ
れている絵柄印刷模様層とを具備し、前記化粧材用基材
シートが、光輝性顔料を含有する熱可塑性樹脂シート、
あるいは光輝性顔料を含有する表面塗膜層を有する熱可
塑性樹脂シートからなる化粧材において、前記化粧材用
基材シートの表面における凸状部の形状が、該化粧材用
基材シートの横及び/又は縦方向の断面曲線をフーリエ
変換して得られる空間周波数スペクトルが空間周波数に
反比例する1/f型あるいはそれに近似する配列からなる
ものである。
しかして、前記の構成による本発明の化粧材において
は、光輝性顔料を含有する熱可塑性樹脂シート、あるい
は光輝性顔料を含有する表面塗膜層を有する熱可塑性樹
脂シートの表面に形成されている凸状部同士の間の平坦
部が、凹面鏡の作用を奏するものであり、化粧材を見る
角度によって化粧材用基材シートにおける光輝性顔料か
ら発現される照りに変化が生じ、意匠性において優れた
作用を奏する。
又本発明の化粧材においては、前記した通り、化粧材
用基材シートの表面における凸状部の繰り返し配列が、
該化粧材用基材シートの横及び/又は縦方向の断面曲線
をフーリエ変換して得られる空間周波数スペクトルが空
間周波数に反比例する1/f型あるいはそれに近似する配
列となっているので、人間の心搏周期の揺らぎを模様化
したものと酷似する繰り返し配列になっており、見る人
に対して安らぎを与える化粧材になる。
更に、化粧材用基材シートの表面における前記凸状部
が天然木における木肌の繊維形状あるいはヘアライン形
状に類似するものであるときには、人間に対して安らぎ
を与える天然の木質感に極めて類似する優れた化粧材に
なる。
更に、本発明の化粧材の製造方法は、前記の特徴を有
する化粧材を容易、かつ確実に、しかも、効率良く得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の化粧材の1実施例品を示す概略模型
切断端面図、第2図(1)は、本発明の化粧材の化粧材
用基材シートにおける凸状部の形状の1例を示す平面
図、第2図(2)は、第2図(1)の1部の拡大図、第
2図(3)は、第2図(2)のA−A線断面図、第3図
は、第2図(1)に示される化粧材用基材シートに対し
て絵柄印刷模様層を付した状態を示す平面図である。 1……化粧材 3……化粧材用基材シート4における光輝性顔料を含有
する表面塗膜層 4……化粧材用基材シート 5……透明〜半透明の樹脂シート 7……化粧材用基材シート4の表面に形成されている凸
状部 m……絵柄印刷模様層

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面に凸状部を有する化粧材用基材シート
    と、該化粧材用基材シートの表面に積層されている透明
    〜半透明の樹脂シートと、化粧材用基材シートの表面ま
    たは透明〜半透明の樹脂シートの裏面に形成されている
    絵柄印刷模様層とを具備し、前記化粧材用基材シート
    が、光輝性顔料を含有する熱可塑性樹脂シート、あるい
    は光輝性顔料を含有する表面塗膜層を有する熱可塑性樹
    脂シートからなる化粧材において、前記化粧材用基材シ
    ートの表面における凸状部の形状が、該化粧材用基材シ
    ートの横及び/又は縦方向の断面曲線をフーリエ変換し
    て得られる空間周波数スペクトルが空間周波数に反比例
    する1/f型あるいはそれに近似する配列からなることを
    特徴とする化粧材。
  2. 【請求項2】化粧材用基材シートの表面における凸状部
    の形状が、該化粧材用基材シートの横及び/又は縦方向
    の断面曲線をフーリエ変換して得られる空間周波数スペ
    クトルが空間周波数に反比例する1/f型あるいはそれに
    近似する配列からなり、かつ天然木における木肌の繊維
    形状あるいはヘアライン形状に類似するものである特許
    請求の範囲第1項に記載の化粧材。
  3. 【請求項3】光輝性顔料を含有する熱可塑性樹脂シー
    ト、あるいは光輝性顔料を含有する表面塗膜層を有する
    熱可塑性樹脂シートからなる化粧材用基材シートと、透
    明〜半透明の樹脂シートとを、化粧材用基材シートにお
    ける表面と透明〜半透明の樹脂シートの裏面とが接当す
    るようにして重ね合わせ、両者を熱圧によって積層する
    と共に、化粧材用基材シートの裏面からのエンボス加工
    を行なうことにより、化粧材用基材シートの表面に凸状
    部を形成することを特徴とする特許請求の範囲第1項又
    は第2項に記載の化粧材の製造方法。
JP2255248A 1990-09-27 1990-09-27 化粧材及びその製造方法 Expired - Fee Related JP2975076B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2255248A JP2975076B2 (ja) 1990-09-27 1990-09-27 化粧材及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2255248A JP2975076B2 (ja) 1990-09-27 1990-09-27 化粧材及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04135755A JPH04135755A (ja) 1992-05-11
JP2975076B2 true JP2975076B2 (ja) 1999-11-10

Family

ID=17276105

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2255248A Expired - Fee Related JP2975076B2 (ja) 1990-09-27 1990-09-27 化粧材及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2975076B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5396966B2 (ja) * 2009-03-30 2014-01-22 大日本印刷株式会社 加飾シート及び加飾樹脂成形品
JPWO2018221326A1 (ja) * 2017-05-29 2020-03-26 Agc株式会社 積層体とその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04135755A (ja) 1992-05-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH081895A (ja) 化粧シート及びその製造方法
JPH038477A (ja) 化粧シート
US3912842A (en) Article of manufacture
JPH01166958A (ja) 化粧シート
JP2975076B2 (ja) 化粧材及びその製造方法
JP2992066B2 (ja) 化粧材、化粧材の製造方法及び化粧材の製造に使用するエンボス版
JP2586989Y2 (ja) 転写箔
JP2975075B2 (ja) 化粧材
JP3085713B2 (ja) 化粧シート
JP2975074B2 (ja) 化粧材
JP3465088B2 (ja) 木目調化粧シート
JP2742999B2 (ja) 化粧シート
JPS631185B2 (ja)
JP3007400B2 (ja) 化粧材
JPH09109350A (ja) 高意匠化粧シート及びその製造方法
JP3594707B2 (ja) 化粧シート及びその製造方法
JPS6141299B2 (ja)
JP2983250B2 (ja) 化粧シート
JP2988712B2 (ja) 液圧による印刷模様層の形成方法
JPH0464443A (ja) 木目調化粧シート
JPH04135854A (ja) 木目模様化粧シート
JPH0383641A (ja) 化粧シート及びその製造方法
JPH04136298A (ja) 壁紙
JPH04187500A (ja) 表裏両面に凹凸模様を有する化粧シート及びその製造方法
JPH0999534A (ja) 化粧シートおよびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080903

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090903

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees