JP3003034B1 - 絵付シート - Google Patents
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Abstract
感を有する装飾ができる絵付シートを提供する。 【解決手段】 少なくとも基体シート2の上に、微細な
多数の直線または曲線からなるパターン層5が印刷法に
よって形成され、その上に光輝性層6が形成された絵付
シート1において、パターン層5の平均線幅11および
線間の平均間隙距離12が0.05〜0.5mmであ
り、パターン層の厚み13と平均線幅11の比率が、1
/500〜1/5である。
Description
車部品、建材品の加飾などに利用でき、立体感にすぐれ
た表面装飾を行うことができる絵付シートに関する。
ことができる絵付シートとしては、基体シート表面にエ
ンボス加工などの方法を用いて凹凸を付けることによっ
て立体感を表現したものがあった。また、金型表面をシ
ボ加工し、絵付シートを挿入して成形樹脂の成形と同時
に絵付シートを一体化して成形し、基体シート面に凹凸
を付けることによって立体感を表現することもできた。
法には、以下のような問題があった。
たは金型のシボ形状どおりに、凹凸形状が形成されるわ
けではなく、それよりも凹凸の形状が緩くかつ浅く形成
される。したがって、もとの凹凸形状のパターンが細か
く、凹凸の段差が小さいものであれば、凹凸形状の再現
性に誤差が生じる。
凹凸の段差が大きいと凹凸面の凹部にゴミや汚れなどが
付着しやすいという問題もあった。
けた面を被装飾体に接着する際に、凹凸の段差が大きい
と空気泡などが入りやすいという問題もあった。
題点を解消し、微細な凹凸であっても意図したとおりの
立体感を有する装飾ができる絵付シートを提供すること
を目的とする。
は、以上の目的を達成するために、つぎのように構成し
た。
とも基体シートの上に、微細な多数の直線または曲線か
らなるパターン層が印刷法によって形成され、その上に
光輝性層が形成された絵付シートにおいて、パターン層
の平均線幅および線間の平均間隙距離が0.05〜0.
5mmであり、パターン層の厚みと平均線幅の比率が、
1/500〜1/5であるように構成した。
日本工業規格(JIS)K7105の測定方法において
20%以上の光線透過率を有するように構成してもよ
い。
透明な着色層あるいは艶消層であるように構成してもよ
い。
日本工業規格(JIS)Z8741における60°反射
の表面光沢度70以上を有するように構成してもよい。
パターン層との間に図柄層が形成されるように構成して
もよい。
貼付材またはインサート材であるように構成してもよ
い。
転写材であるように構成してもよい。
施の形態について詳しく説明する。
施例を示す断面図である。図3〜10は、パターン層の
パターンの一実施例を示す平面図である。図中、1は絵
付シート、2は基体シート、3は剥離層、4は図柄層、
5はパターン層、6は光輝性層、7は接着層、8は保護
層、10は入射光、11はパターン層の線幅、12はパ
ターン層の間隙距離、13はパターン層の厚みである。
体シート2の上に、微細な多数の直線または曲線からな
るパターン層5が印刷法によって形成され、その上に光
輝性層6が形成された絵付シート1において、パターン
層5の平均線幅11および線間の平均間隙距離12が
0.05〜0.5mmであり、パターン層の厚み13と
平均線幅11の比率が、1/500〜1/5であるもの
である(図1〜2参照)。
サート材、転写材などとして用いることができる。
に、パターン層5と光輝性層6などが形成されたもので
ある(図1参照)。
樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエ
ステル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂
などの樹脂シート、アルミニウム箔、銅箔などの金属
箔、グラシン紙、コート紙、セロハンなどのセルロース
系シート、織布、不織布、あるいは以上の各シートの複
合体など、通常の貼付材やインサート材の基体シートと
して用いるものを使用することができる。また、絵付シ
ート1の基体シート2側から見た場合にも立体感を有す
るようにするためには、基体シート2として透明性が優
れたものを用いる。
曲線からなり、平均線幅11が0.05〜0.5mmで
あり、かつ線間の平均間隙距離12が0.05〜0.5
mmであるように構成する。ここで、平均線幅11およ
び線間の平均間隙距離12は、細かいパターンを用いた
方が立体感を得られやすいが、平均線幅11および線間
の平均間隙距離12が0.05mmに満たないと、良好
なパターン精度が得られにくい。また、平均線幅11お
よび線間の平均間隙距離12が0.5mmを超えると、
平坦な部分が多くなり入射光10が乱反射するパターン
層5の側面部分が少なくなって立体感が得られにくくな
る。特に、平均線幅11および線間の平均間隙距離12
が0.1〜0.3mmの範囲にあると、立体感に富むデ
ザインを生産性よく得ることができるので好ましい。
配列が平行であっても平行でなくてもよい。また、平行
な部分と平行でない部分とが混じっていてもよい。パタ
ーン層5のパターンの具体例としては、図3〜10に示
すようなパターンがある。たとえば、図3に示すよう
に、各線が平行に配列され、部分的に線幅11が異な
り、各間隙距離12が異なるようなパターンにすること
ができる。また、図4に示すように、各間隙距離12や
線幅11がほぼ同等であり、曲線と直線とから構成され
た不規則なパターンにすることができる。また、図5に
示すように、直線の向きが様々であり各間隙距離12と
線幅11が異なり、かぎ型に折れ曲がった直線部分を有
するようなパターンにすることができる。また、図6に
示すように、線幅11が不規則に変化し、所々側方向に
線が伸びる箇所を有する直線または曲線のようなパター
ンにすることができる。また、図7に示すように、各間
隙距離12と線幅11が不規則に変化する曲線のような
パターンにすることができる。また、図8に示すよう
に、直線からなる規則的なパターンにすることができ
る。また、図9に示すように、直径の異なる円状曲線か
らなるパターンにすることができる。また、図10に示
すように、各線が連結されて中空部分のあるベタ状のパ
ターンにすることができる。
1の比率が1/500〜1/5になるように構成する。
パターン層5の側面に接する部分の光輝性膜で入射光1
0が乱反射するため、立体感のある表現が得られること
からすると(図1参照)、パターン層の厚み13と平均
線幅11の比率が高いほど、パターン層5の側面部分が
多くなり、乱反射する度合いが大きくなって立体感が増
す。しかし、パターン層の厚み13が大きくなりすぎる
と、パターン層5のパターン精度が低下する。そこで、
試行錯誤の結果、パターン層の厚み13と平均線幅11
の比率が1/500〜1/5の範囲が適当であることが
わかった。特に、パターン層の厚み13と平均線幅11
の比率が1/200〜1/50の範囲であると、立体感
に富むデザインを生産性よく得ることができるので好ま
しい。
刷法やスクリーン印刷法などの印刷法を用いる。印刷法
によると、細かいパターンで段差が小さい凹凸形状を安
定して形成することができる。印刷インキとしては、で
きるだけ溶剤が少なく、固形分の高いものが好ましい。
溶剤によるインキの垂れが少なくなり、膜厚を大きくで
きるので、パターン層の厚み13と平均線幅11の比率
を大きくすることが容易になるからである。このような
インキとしては、分子量の小さい樹脂バインダーからな
るインキがある。具体的には、ポリアミド系樹脂、ウレ
タン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、エ
ポキシ系樹脂、塩化ビニル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、
エチレン酢酸ビニル系樹脂、アルキッド樹脂などからな
るインキを用いることができる。また、紫外線硬化また
は電子線硬化型などのインキがある。具体的には、ウレ
タンアクリレート系樹脂、シアノアクリレート系樹脂な
どからなるインキを用いることができる。
見る場合、入射光10がパターン層5を透過するように
すると、光輝性層6で反射が起こるため立体感を表現す
ることができる。特に、パターン層5が日本工業規格
(JIS)K7105の測定方法において、20%以上
の光線透過率を有するように構成すれば、確実に入射光
10がパターン層5を透過し、優れた立体感を得ること
ができる。
見る場合、パターン層5を透明な着色層または艶消層に
構成してもよい。パターン層5を透明な着色または艶消
しにすることで、従来にはなかった直線または曲線パタ
ーンと凹凸部とが同調した立体的表現を得ることができ
る。パターン層5を着色するには、光線透過率が20%
以上に保てる範囲内で、顔料、染料などを適応量入れる
とよい。また、パターン層5を艶消しとするには、光線
透過率が20%以上に保てる範囲内で、体質顔料などを
適応量入れるとよい。
層であり、金属薄膜や光輝性インキ膜などにより構成す
る。金属薄膜は、アルミニウム、ニッケル、金、白金、
クロム、鉄、銅、スズ、インジウム、銀、チタニウム、
鉛、亜鉛などの金属、これらの合金または化合物を用
い、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティ
ング法、鍍金法などで形成するとよい。また、光輝性イ
ンキ膜は、アルミニウムフレーク顔料、パール顔料など
の光輝性顔料を樹脂バインダーに混合した光輝性インキ
を用い、グラビア印刷法、スクリーン印刷法などの印刷
法や、リバースコート法、ディップコート法などのコー
ト法で形成するとよい。
S)Z8741における60°反射の表面光沢度が70
以上であるように構成してもよい。光輝性層6の表面光
沢度が70以上であると、入射光10が反射する割合が
大きくなり、より立体感のある表現を得ることができ
る。
よい。部分的に光輝性層6を形成する場合の一例として
は、光輝性層6を必要としない部分に溶剤可溶性樹脂層
を形成した後、その上に全面的に金属薄膜を形成し、溶
剤洗浄を行って溶剤可溶性樹脂層と共に不要な金属薄膜
を除去する方法がある。また、別の一例としては、全面
的に金属薄膜を形成し、次に金属薄膜を残しておきたい
部分にレジスト層を形成し、酸またはアルカリでエッチ
ングを行い、レジスト層を除去する方法がある。また、
光輝性層6が光輝性インキ膜からなる場合は、印刷法に
よりパターン化して形成することができる。
6の密着性を向上させるために、前アンカー層や後アン
カー層を設けてもよい。前アンカー層および後アンカー
層の材質としては、2液性硬化ウレタン樹脂、熱硬化ウ
レタン樹脂、メラミン系樹脂、セルロースエステル系樹
脂、塩素含有ゴム系樹脂、塩素含有ビニル系樹脂、アク
リル系樹脂、エポキシ系樹脂、ビニル系共重合体樹脂な
どを使用するとよい。前アンカー層および後アンカー層
の形成方法としては、グラビアコート法、ロールコート
法、コンマコート法などのコート法、グラビア印刷法、
スクリーン印刷法などの印刷法がある。
見る場合、図柄層4を基体シート2とパターン層5との
間に設けてもよい。図柄層4は、パターン層5と光輝性
層6による立体表現に加えて、さらに装飾を表現する層
であり、具体的には、たとえば文字・記号などの図柄、
べた柄、木目模様・石目模様などの模様が挙げられる。
図柄層4は部分的に設けてもよい。図柄層4の材質とし
ては、ポリビニル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエス
テル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポ
リビニルアセタール系樹脂、ポリエステルウレタン系樹
脂、セルロースエステル系樹脂、アルキド樹脂などの樹
脂をバインダーとし、適切な色の顔料または染料を着色
剤として含有する着色インキを用いるとよい。図柄層4
は、オフセット印刷法、グラビア印刷法、またはスクリ
ーン印刷法などの通常の印刷法や、ロールコート法、ま
たはスプレーコート法などのコート法などにより形成す
るとよい。図柄層4の厚みとしては、0.1〜20μm
が好ましい。通常の印刷法によれば、この範囲となる。
7は、被装飾体に貼付材またはインサート材を接着する
ものであり、必要に応じて絵付シート1の光輝性層6側
または基体シート2側に形成する。接着層7としては、
被装飾体の素材に適した感熱性あるいは感圧性の樹脂を
適宜使用する。たとえば、被装飾体の材質がアクリル系
樹脂の場合はアクリル系樹脂を用いるとよい。また、被
装飾体の材質がポリフェニレンオキシド・ポリスチレン
系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、スチレン共重合体系
樹脂、ポリスチレン系ブレンド樹脂の場合は、これらの
樹脂と親和性のあるアクリル系樹脂、ポリスチレン系樹
脂、ポリアミド系樹脂などを使用すればよい。さらに、
被装飾体の材質がポリプロピレン樹脂の場合は、塩素化
ポリオレフィン樹脂、塩素化エチレン−酢酸ビニル共重
合体樹脂、環化ゴム、クマロンインデン樹脂が使用可能
である。接着層7の形成方法としては、グラビアコート
法、ロールコート法、コンマコート法などのコート法、
グラビア印刷法、スクリーン印刷法などの印刷法があ
る。
もよい。保護層8は、光輝性層6を保護するものであ
り、また、パターン層5による凹凸を埋めて絵付シート
1の表面を平滑にするものであってもよい。保護層8
は、透明性に優れたポリビニル系樹脂、ポリアミド系樹
脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリウレタ
ン系樹脂、ポリビニルアセタール系樹脂、ポリエステル
ウレタン系樹脂、セルロースエステル系樹脂、アルキド
樹脂などからなるインキを用い、グラビア印刷法、また
はスクリーン印刷法などの通常の印刷法や、ロールコー
ト法、スプレーコート法などのコート法などにより形成
するとよい。
場合について説明する。転写材は、基体シート2上に、
剥離層3、パターン層5、光輝性層6、接着層7などか
らなる転写層が設けられたものである(図2参照)。
ト材の場合と同様のものを用いることができる。基体シ
ート2からの転写層の剥離性を改善するためには、基体
シート2上に転写層を設ける前に、離型層を全面的に形
成してもよい。離型層は、転写後に基体シート2を剥離
した際に、基体シート2とともに転写層から離型する。
離型層の材質としては、メラミン樹脂系離型剤、シリコ
ーン樹脂系離型剤、フッ素樹脂系離型剤、セルロース誘
導体系離型剤、尿素樹脂系離型剤、ポリオレフィン樹脂
系離型剤、パラフィン系離型剤およびこれらの複合型離
型剤などを用いることができる。離型層の形成方法とし
ては、ロールコート法、スプレーコート法などのコート
法、グラビア印刷法、スクリーン印刷法などの印刷法が
ある。
に全面的または部分的に形成する。剥離層3は、転写後
に基体シート2を剥離した際に、基体シート2または離
型層から剥離して被転写物の最外面となる層である。剥
離層3の材質としては、アクリル系樹脂、ポリエステル
系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、セルロース系樹脂、ゴ
ム系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂
などのほか、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体系樹脂、
エチレン−酢酸ビニル共重合体系樹脂などのコポリマー
を用いるとよい。剥離層3に硬度が必要な場合には、紫
外線硬化性樹脂などの光硬化性樹脂、電子線硬化性樹脂
などの放射線硬化性樹脂、熱硬化性樹脂などを選定して
用いるとよい。剥離層3は、着色したものでも、未着色
のものでもよい。剥離層3の形成方法としては、グラビ
アコート法、ロールコート法、コンマコート法などのコ
ート法、グラビア印刷法、スクリーン印刷法などの印刷
法がある。
ンサート材の場合と同様にして設けるとよい。また、接
着層7は、貼付材やインサート材の場合と同様にして光
輝性層6上に設けるとよい。
どを有するものであってもよい。図柄層4やアンカー層
などは、貼付材やインサート材の場合と同様にして設け
るとよい。
法について説明する。
必要に応じて絵付シート1または被装飾体に接着剤を塗
布し接着して装飾を行うことができる。
用いる場合、インサート材を射出成形用金型内に供給
し、立体形状の成形品を成形すると同時にインサート材
を成形品に一体的に接着して装飾を行うことができる。
場合、加熱加圧して転写層を被装飾体に密着させた後、
基体シート2を剥離して、被転写物面に転写層のみを転
移して装飾を行うことができる。また、被装飾体が樹脂
成形品である場合に、転写法をより合理的に行う方法と
して、成形同時転写法がある。成形同時転写法とは、転
写材を成形金型内に挟み込み、金型内に樹脂を射出充満
させ、冷却して樹脂成形品を得るのと同時に成形品表面
に転写材を接着させた後、基体シート2を剥離して、被
転写物面に転写層を転移して装飾を行う方法である。
材である場合、絵付シート1が成形樹脂などによって基
体シート2などを構成する材質の軟化温度以上に加熱さ
れる時間は瞬時であるため、凹凸形状が崩れることはな
い。
造した。
ルムを基体シートとし、その上にアクリル樹脂系インキ
を用いて剥離層を形成し、その上に塩化ビニル樹脂系イ
ンキを用いてスモーク色透明(カーボンブラック0.1
%含有)の全面ベタパターンの絵柄インキ層を形成し
た。
インキを用いて図3に示す印刷パターンのパターン層を
グラビア印刷法で、乾燥後膜厚2μm、パターン層の平
均線幅および線間の平均間隙距離0.2mmに形成し
た。よって、パターン層の厚みと平均線幅の比率は1/
100となった。また、パターン層の光線透過率は80
%であった。
性層を形成した。光輝性層の表面光沢度は95であっ
た。
着層を光輝性層上に形成し、転写材を得た。
リスチレン樹脂を成形樹脂として成形同時転写法により
ステレオパネルを得たところ、その表面は、多種多様の
ヘアライン模様が混在した優れた立体感を有するもので
あり、転写層の内部に凹凸が形成されているため汚れな
どが付着しないものであった。
ート材を製造した。
を基体シートとし、その上に塩化ビニル樹脂系インキを
用いて無色透明の全面ベタパターンの図柄層を形成し
た。
系インキを用いて図4に示す印刷パターンのパターン層
をスクリーン印刷法で、乾燥後膜厚4.0μm、パター
ン層の平均線幅および線間の平均間隙距離0.4mmに
形成した。よって、パターン層の厚みと平均線幅の比率
は1/100となった。また、パターン層の光線透過率
は80%であった。
するメタリック色アクリル樹脂系インキを用いて光輝性
層を形成した。光輝性層の表面光沢度は72であった。
接着層を光輝性層上に形成し、インサート材を得た。
耐熱性アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合
体樹脂を成形樹脂として成形同時絵付法によりカーメタ
リック調内装パネルを得たところ、その表面は、メタリ
ック光沢が見る方向によって波のように連続して移動す
る優れた立体感を有するものであり、インサート材の内
部に凹凸が形成されているため汚れなどが付着しないも
のであった。
建材シートを製造した。
フィルムを基体シートとし、その上にアクリル樹脂系イ
ンキを用いて図柄層を形成した。
用いて図7に示す印刷パターンのパターン層をグラビア
印刷法で、乾燥後膜厚2μm、パターン層の平均線幅お
よび線間の平均間隙距離0.3mmに形成した。よっ
て、パターン層の厚みと平均線幅の比率は1/150と
なった。また、パターン層の光線透過率は40%であっ
た。
性層を形成した。光輝性層の表面光沢度は95であっ
た。
を用いて接着層を光輝性層上に形成し、貼付材であるゴ
ールド/シルバー色壁用建材シートを得た。
重量%、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重
合体樹脂45重量%からなる合成木材に対して接着して
ゴールド/シルバー色壁用建材を得たところ、その表面
は、金糸と銀糸で編まれた高級布地調の優れた立体感を
有するものであり、貼付材の内部に凹凸が形成されてい
るため汚れなどが付着しないものであった。
で、次のような効果を有する。
シートの上に、微細な多数の直線または曲線からなるパ
ターン層が印刷法によって形成され、その上に光輝性層
が形成された絵付シートにおいて、パターン層の平均線
幅および線間の平均間隙距離が0.05〜0.5mmで
あり、パターン層の厚みと平均線幅の比率が、1/50
0〜1/5であるので、パターン層が微細な凹凸であっ
ても印刷法によって意図した形状に確実に形成すること
ができる。
ことができ、また凹凸を絵付シートの外部表面に形成し
たとしても凹凸が微小であるため保護層で覆うことが容
易であるため、凹凸面の凹部にゴミや汚れなどが付着し
ないようにすることができる。
された場合であっても凹凸の程度が微細であるため、絵
付シートを被装飾体に接着する際に空気泡などが入るこ
とがない。
である。
である。
である。
である。
である。
である。
である。
である。
である。
図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 少なくとも基体シートの上に、微細な多
数の直線または曲線からなるパターン層が印刷法によっ
て形成され、その上に光輝性層が形成された絵付シート
において、パターン層の平均線幅および線間の平均間隙
距離が0.05〜0.5mmであり、パターン層の厚み
と平均線幅の比率が、1/500〜1/5であることを
特徴とする絵付シート。 - 【請求項2】 パターン層が、日本工業規格(JIS)
K7105の測定方法において20%以上の光線透過率
を有する請求項1に記載の絵付シート。 - 【請求項3】 パターン層が、透明な着色層あるいは艶
消層である請求項1〜2のいずれかに記載の絵付シー
ト。 - 【請求項4】 光輝性層が、日本工業規格(JIS)Z
8741における60°反射の表面光沢度が70以上で
ある請求項1〜3のいずれかに記載の絵付シート。 - 【請求項5】 基体シートとパターン層との間に図柄層
が形成された請求項1〜4のいずれかに記載の絵付シー
ト。 - 【請求項6】 絵付シートが貼付材またはインサート材
である請求項1〜5のいずれかに記載の絵付シート。 - 【請求項7】 絵付シートが転写材である請求項1〜5
のいずれかに記載の絵付シート。
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JP33180698A JP3003034B1 (ja) | 1998-11-24 | 1998-11-24 | 絵付シート |
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