JP5296059B2 - 優れた立体感を有する転写シート - Google Patents

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Description

本発明は、合成樹脂成形製品の表面装飾に使われる転写シートに関し、より詳しくは、ガラスビーズ層及び金属蒸着層を含む、立体感が優れた転写シートに関するものである。
合成樹脂成形製品の表面を装飾する方法として基材シート上に離型層、剥離層、印刷パターン層、金属パターン層又は金属蒸着層、そして接着剤層が形成された転写シートを金型内に挿入して成形させる同時成形転写方法が利用されてきた。成形同時転写方法に利用されるこの転写シートは同時成形転写シートと呼ばれている。
例えば、射出成形工程では、転写シートの接着剤層が、射出物が出る方向に位置するように転写シートが金型内に挿入され、溶融状態で流れ出る射出物と転写シートの接着剤層とが接触し、射出成形製品が得られる。最終的に、転写シートの基材シートが射出成形物から剥離(離型)され、それにより、最外郭層が転写シートの剥離層として作用する合成樹脂成形製品が得られ、基材シート及び離型剤層は落ちるようになる。
金属パターン層又は金属蒸着層を含む一般的な転写シートには、金属薄膜が剥離層の全体表面上に、又は剥離層上に部分的に形成される。例えば、金属蒸着の場合、アルミニウム、ニッケル、銅、白金、クロム、鉄及びチタンなどの金属を使用して金属薄幕が40〜60nm程度の膜厚で形成され、金属固有の色合いを表現することができる。
金属蒸着層が部分的に形成される時、後に金属蒸着層が形成される領域以外の領域表面上に、水溶性コーティング剤が塗布され、以降、金属蒸着が進まれる。以後、アルコール/水の混合溶剤によって水溶性コーティング剤層が除去され、従って、所望の領域上に金属蒸着層が正確に形成される。
また、ガラスビーズ層及び金属蒸着層を共に含む転写シートも知られている。例えば、特許文献1には支持シート、支持シート上に形成され、粒子を含む表面保護層、表面保護層上に形成された密封層、密封層上に形成された金属薄膜層及び金属薄膜層上に形成された接着剤層を含む転写材が開示されている。
金属パターン層又は金属蒸着層と粒子(ガラスビーズ)を含む一般的なシートにおいて、金属パターン層又は金属蒸着層が平面上に形成されるため、金属の質感を表現することができる。しかし、このようなシートは立体感がないか、又は足りないだけでなく、より洗練された感触を与えることができない短所があった。
特開2005−271357号公報
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決するために考案されたものであり、優れた立体感を有する転写シート及びその製造方法を提供するためのものである。
本発明は、基材シート上に離型層、剥離層及び接着剤層を順次に形成し、その後、剥離層上にガラスビーズ層及び金属蒸着層を順次形成することによって、製造された優れた立体感を有する転写シート及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明の別の目的は、剥離層上に形成された樹脂層とガラスビーズ固着用樹脂層に部分的に組み込まれたガラスビーズからなるガラスビーズ層を形成することによって、製造された優れた立体感を有する転写シート及びその製造方法を提供することにある。
本発明のさらに別の目的は、剥離層上にガラスビーズ層と印刷パターン層を部分的に共に形成することによって、金属質感を有する優れた立体感はもちろん、様々な印刷パターンを有する転写シート及びその製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る転写シートは、基材シート;基材シート上に順次に形成された離型層及び剥離層;剥離層上に形成されたガラスビーズ層;及びガラスビーズ層上に形成された接着剤層;を含む。
ここで、ガラスビーズ層は剥離層上に形成された樹脂層及び樹脂層内に部分的に組み込まれて固定されたガラスビーズを含む。
従って、本発明に係る、優れた立体感を有する転写シートは、基材シート、そして転写シート上に順次に形成された離型層、剥離層、樹脂層と樹脂層内に部分的に組み込まれたガラスビーズからなるガラスビーズ層及び接着剤層を含む。
また、本発明に係る優れた立体感を有する転写シートは金属蒸着層を、さらに含み、この金属蒸着層は剥離層上に形成されたガラスビーズ層上に形成される。
本発明に係る、優れた立体感を有する転写シートでは、ガラスビーズ層と印刷パターン層が剥離層上に部分的に共に形成される。この時、金属蒸着層は印刷パターン層及びガラスビーズ層上に形成されていてもよく、又はガラスビーズ層上のみに形成されていてもよい。
本発明に係る、優れた立体感を有する転写シートでは、アンカー層、帯電防止層、そして離型剤が転写シートに容易に接着(付着)できるようにする容易接着処理層のような通常の機能層から選択された一つ以上の機能層を有していてもよい。
本発明に係る、優れた立体感を有する転写シートは様々な方法を介して、合成樹脂成形製品のような被転写物の表面を装飾するのに利用することができる。例えば、本発明に係る転写シートは、射出成形を含む成形同時転写方法はもちろん、耐熱ゴム上の弾性体を有するロール(roll)転写機やアップダウン(up-down)転写機を用いた転写方法のような通常的な転写方法によって、被転写物の表面を装飾することができる。特に、本発明の転写シートは射出成形同時転写シートとして有用に適用することができる。
ガラスビーズ層と様々な印刷パターン層は、本発明に係る転写シート内に形成され得る。従って、本発明は優れた立体感及び様々な印刷パターンが表現できるという利点を有する。
本発明の好ましい実施例に係る転写シートの横断面図である。 本発明の好ましい実施例に係る転写シートの横断面図である。 本発明の好ましい実施例に係る転写シートの横断面図である。 本発明の好ましい実施例に係る転写シートの横断面図である。 本発明の好ましい実施例に係る転写シートの横断面図である。
発明を遂行するための最良の形態
以下、本発明の好ましい実施例を添付された図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施例に係る転写シートの断面図である。本発明に係る転写シート10は、基材シート11、基材シート11上に順次に形成された離型層12と剥離層13を含む。転写シート10は、剥離層13上に形成されたガラスビーズ層及びガラスビーズ層上に形成された接着剤層16を、さらに含む。ガラスビーズ層は剥離層13上に形成された樹脂層14及び樹脂層14に組み込まれたガラスビーズ15からなる。
本発明に係る転写シート10の基材シート11として、ポリエチレンテレフタレート樹脂のようなポリエチレン系、アクリル系、ポリ塩化ビニル系、ポリプロピレン系、ポリエステル系、ポリアミド系などのフィルム(シート)、これらの共重合体フィルム(シート)又はアルミニウム、銅などの金属シート(薄膜)、セロハンのようなフィルム(シート)などが使用されていてもよい。好ましくは、伸縮性と成形性の良い合成樹脂フィルム(シート)が使われる。特に、基材シートは、複数工程の印刷(積層)又はコーティング作業を経なければならないので、熱的安定性に優れたポリエチレンテレフタルレート(PET)が好ましい。基材シートの膜厚は被転写物の曲面性や金型内での屈曲性などを考慮して、25〜50μmの範囲が好適である。
離型層12は、転写後、基材シート11が剥離される時、基材シート11と共に剥離層13から離型される層である。離型層12により、基材シート11は剥離層13から容易に剥離できる。離型層12の材料には、シリコン系樹脂、エポキシ系樹脂、メラミン系樹脂、フッ素系樹脂などを利用できる。離型層の形成方法としてのマイクログラビアコート法、リップコート法等によって離型層は均一にコーティングすることができる。
剥離層13は、転写後に、成形物の最外郭層になるため、外部の摩耗や摩擦、スクラッチに強くなければならない高硬度の特性が要求される。また、転写シートは様々な屈曲面を有する被転写物に転写時、及び金型で成形と同時に転写時に屈曲部分での脆弱などの問題を持つべきではない。このような特性に符合される樹脂としては、紫外線又は電子線硬化型樹脂、熱硬化性樹脂などが挙げられる。剥離層形成樹脂は必要に応じて顔料や染料を添加し、着色して使用することができる。剥離層形成樹脂の硬化方式は、離型層12にコーティング後、完全硬化するワンキュア(one cure)方式とコーティング後に部分硬化(完全硬化されていない状態を総称する)させ、成形後に再び紫外線(UV)照射などを通して完全硬化させるデュアルキュア(dual cure)方式を利用できる。剥離層のコーティング方式は、コンマコート、ロールコート、マイクログラビアコート、リップコート法などが挙げられる。
本発明に係る転写シート10のガラスビーズ層は、剥離層上に形成された樹脂層14と樹脂層14に組み込まれたガラスビーズ15とからなる。上記ガラスビーズ層は剥離層13上に印刷パターン層(図1には図示しない)と共に部分的に形成され得る。
本発明のガラスビーズ15の固着用樹脂層14は剥離層13上に形成される。上記ガラスビーズ15の固着用樹脂層14はガラスビーズ15を部分的に組み込んで固定する役割を果たす。ガラスビーズ15と固着用樹脂層14は接着力の良いアクリルポリオール、アクリラート、メチルメタクリレート、ブチルアクリラート、エチルアクリラート、ビニルアセテートなどの共重合体と多官能性のイソシアネートで架橋された2液型熱硬化性樹脂又はポリエステルポリオールとポリイソシアネートの2液型熱硬化性樹脂組成物で形成される。ガラスビーズ15と着用樹脂層14は乾燥後の膜厚が5〜10μmになるようにバーコーティング或いはコンマコーティングなどの方法で形成することができる。
本発明のガラスビーズ15は樹脂層14を形成し、60〜100℃で1分程度乾燥し、予め用意したガラスビーズ15をガラスビーズ15の固定用樹脂層14上に単一層に分散させた後、100〜180℃の温度で1分程度、さらに乾燥することによって、1/3〜2/3程度を樹脂層14内に組み込み、及び固定することができる。
上記ガラスビーズ15は、光透過性の玉の形状であり、ガラスマーブル(ガラスビーズ)又は高分子マーブル(高分子ビーズ)が用いられる。ガラスビーズとして高分子ビーズが好ましく、特に、ガラスビーズ固着用樹脂層によく固着しうるアクリル樹脂ビーズが好ましい。ガラスビーズの直径が大きいほど立体効果面ではより良い。しかし、ガラスビーズは転写用としては4〜15μm範囲が好ましく、最も好ましくは、約5μmである。
本発明での接着剤層16は射出成形の場合、例えば、合成樹脂製品の成形時に溶融状態で流れでる射出物と直接当接する接着面を形成する転写面であり、転写面と射出樹脂との接着を良くするための層である。このような接着剤層16は普通ホットメルト用接着剤を希釈溶剤に希釈し、塗布し、ロールコート法、コンマコート法、グラビアコート法、リップコート法などの通常的なコーティング方法とグラビア印刷法、スクリーン印刷法等の印刷方法によって形成することができる。上記ホットメルト用接着剤は成形される被着素材の材質に応じて適した感熱性又は感圧性の合成樹脂を選択して使用することができる。
図2は本発明の第2実施例に係る転写シートの断面図である。
第1の実施例の転写シート10のように、第2実施例に係る転写シート20は基材シート21、基材シート21上に順次に形成された離型層22と剥離層23を含む。転写シート20は剥離層23上に形成されたガラスビーズ層及びガラスビーズ層上に形成された接着剤層26をさらに含む。ガラスビーズ層は剥離層23上に形成された樹脂層24及び樹脂層24に組み込まれたガラスビーズ25からなる。ガラスビーズ25は樹脂層24内に固定される。
第2実施例に係る転写シート20はガラスビーズ層のガラスビーズ25と接着剤層26と間に形成された金属蒸着層27をさらに含む。
第2実施例の金属蒸着層27はガラスビーズ層上に形成される。金属蒸着層27は真空蒸着法、スパッタリング蒸着法、電子ビーム蒸着法などの通常的な方法で形成することができる。金属蒸着層27はアルミニウム、ニッケル、銅、金、白金、銀、クロム、鉄、チタンなどの金属を用いて金属、各々の固有の質感と色合いを表現することができ、約40〜60nmの膜厚を有する。金属蒸着層が部分的に形成される時、まず蒸着される部位以外の面を水溶性コーティング剤で塗布した後、蒸着し、アルコール/水の混合溶剤を使用して水溶性コーティング剤層を洗い落とすことによって、正確に所望の部位だけを蒸着することができる。
他の構成要素の機能及びその形成方法は、第1の実施例の構成要素の機能及び形成方法と同じである。従って、それらに対する詳細な説明は省略する。
図3は本発明の第3実施例に係る転写シートの断面図である。
第2実施例の転写シート20のように、第3実施例に係る転写シート30は基材シート31、基材シート21上に順次に形成された離型層32と剥離層33を含む。転写シート30は剥離層33上に形成されたガラスビーズ層、ガラスビーズ層上に形成された接着剤層36、そしてガラスビーズ層のガラスビーズ35と接着剤層36と間に形成された金属蒸着層37をさらに含む。
ガラスビーズ層は剥離層33上に形成された樹脂層34及び樹脂層34に組み込まれて固定されたガラスビーズ35からなる。
他の構成要素の機能及びその形成方法は第2実施例の構成要素の機能及び形成方法と同じである。従って、それらに対する詳細な説明は省略する。
第3実施例に係る転写シート30は基材シート31と離型層32と間に形成された容易接着処理層38をさらに含む。
図4は本発明の第4実施例に係る転写シートの断面図である。第2及び第3実施例の転写シート20及び30のように、第4実施例に係る転写シート40は基材シート41、基材シート41上に順次に形成された離型層42と剥離層43を含む。転写シート40は剥離層43上に形成されたガラスビーズ層をさらに含む。
ガラスビーズ層は剥離層43上に形成された樹脂層44及び樹脂層44内に組み込まれて固定されたガラスビーズ45からなる。転写シート40は基材シート41と離型層42と間に形成された容易接着処理層48をさらに含む。
他の構成要素の機能及びその形成方法は第2及び第3実施例の構成要素の機能及び形成方法と同じである。従って、それらに対する詳細な説明は省略する。
第4実施例に係る転写シート40で、印刷パターン層49、そして樹脂層44とガラスビーズ45とからなるガラスビーズ層は剥離層43上に形成される。図4に示されるように、各印刷パターン層49は隣接する2個のガラスビーズ層間に形成される。
金属蒸着層47はガラスビーズ層と印刷パターン層49とを含む全体構造上に形成され、接着剤層46は金属蒸着層47上に形成される。
印刷パターン層49は剥離層と接着性の良いポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエステル系ウレタンのような樹脂からなる通常的な印刷インクを用いて、グラビアコーティング方法、マイクログラビアコーティング方法、ロータリースクリーンコーティング方法で形成することができる。
第4実施例に係る転写シート40では、優れた接着力を得るために、機能層の機能を遂行するアンカー層(未図示)が剥離層43と印刷パターン層49と間、及び/又は印刷パターン層49と接着剤層46と間にさらに形成されていてもよい。
図5は本発明の第5実施例に係る転写シートの断面図である。
第5実施例に係る転写シート50の全体的な構造は、図4に図示された第4実施例に係る転写シート40の構造と実質的に同一である。従って、転写シート50の全体構造に対する説明は省略する。
転写シート50の全体構造の最も大きな特徴は、金属蒸着層57が全体構造上に部分的に形成されていてもよいことである。即ち、図5に示されるように、金属蒸着層57が各ガラスビーズ層(即ち、ガラスビーズ55)上のみに形成される。従って、接着剤層56は金属蒸着層57と印刷パターン層59上に形成される。
また、本発明の第1〜第5実施例に係る転写シートで、帯電防止層のような一般的に知らされた機能層が形成されていてもよい。
本発明に係る転写シートは、基材シートを含む原材料を用意する工程;基材シートの一側面に離型剤をコーティングし、離型層を形成する工程;離型層上に合成樹脂溶液をコーティングし、剥離層を形成する工程;剥離層上の全面にガラスビーズ層を形成するか、又は剥離層上にガラスビーズ層と印刷パターン層とをそれぞれ部分的に形成する工程;及び剥離層上の表面に形成されたガラスビーズ層又は剥離層上に、それぞれ部分的に形成されたガラスビーズ層と印刷パターン層と上に接着剤をコーティングし、接着剤層を形成する工程;を介して製造することができる。
本発明のガラスビーズ層を形成する工程は、剥離層上に樹脂層を形成する工程;及び樹脂層にガラスビーズを部分組み込み、及び固定させる工程;を含む。
本発明に係る転写シートの上記製造方法は、剥離層の全体表面上にガラスビーズ層を形成する工程又はガラスビーズ層と印刷パターン層を形成した後、その上に金属蒸着層を形成する工程;をさらに含んでいてもよい。
本発明に係る転写シートの製造方法は、離型剤が基材シートに容易に接着されるように基材シートをコロナ処理のような方法で処理する容易接着処理工程をさらに含むことができる。
上述するような本発明に係る転写シートは、様々な種類の被転写物の表面を様々なパターンと色相で装飾することができる。例えば、合成樹脂成形製品、金属製品、木材製品、セラミック製品のような射出成形体、押出成形体、プレス成形体、平板、曲面版、棒状体など様々な製品及び形状に適用しうる。
基材シートとして容易接着処理層が一面に形成された膜厚38μmのポリエステルフィルム(日本東レ社製)を準備した。基材シートの容易接着処理層が形成された面に離型剤(韓国、建設化学株式会社、Letron3100)をコーティングし、離型層を形成した。その上に、UV硬化型樹脂をマイクログラビアコーティング法で塗布し、乾燥後、0.558J/cmの金属ハライドランプで硬化し、膜厚5μmの剥離層を形成した。UV硬化型樹脂はイソシアネート官能基を有するウレタンオリゴマーとヒドロキシルアクリラート(hydroxyl acrylate)樹脂を主成分として、熱硬化によって半硬化状態の剥離層を形成した後、成形後にUV照射により完全硬化した。
剥離層上に部分的に太極パターンをグラビア印刷方法によって部分的に印刷し、印刷パターン層を2μm膜厚で形成して乾燥した。その後、ガラスビーズ層を形成するために、まず印刷パターン層が形成されていない部分に、ポリエステル系接着剤を2μmの膜厚でコーティングし、その上に直径5μmの膜厚のアクリル樹脂ビーズを1/2〜2/3程度が組み込まれるように分散させ、硬化し、固着させた。その後、部分蒸着するガラスビーズ層の表面を除いた印刷パターン層の表面を水性コーティング剤でマスキング(masking)コーティングした後、蒸着機に入れてアルミニウム金属を蒸着させた。蒸着後、水性コーティング剤を水/アルコールの混合物で水洗及び乾燥し、ガラスビーズ層の表面に形成された金属蒸着層だけを残留させた。最後に、印刷パターン層、そしてガラスビーズ層上に形成された金属蒸着層上にホットメルト接着剤を塗布し、3μm膜厚の接着剤層を形成し、本発明の転写シートを製造した。
本発明によって製造された転写シートを合成樹脂性の水飲みコップの外部表面に通常的な加圧加熱方式で転写して観察した。その結果、立体感はもとより、ガラスビーズ層と印刷パターン層とが結合され、洗練された美感を感じることができた。
以上のように本発明を実施例を介して説明したが、本発明は以上で説明した実施例と図面によって限定されなく、特許請求の範囲内で本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者であれば、多様に修正及び変形できることは自明である。

Claims (12)

  1. 基材シート;
    上記基材シート上に順次に形成された離型層及び剥離層;
    剥離層上に形成されたガラスビーズ層;及び
    ガラスビーズ層上に形成された接着剤層;
    を含んでおり、
    ガラスビーズ層は、剥離層上に形成された樹脂層及び樹脂層内に部分的に組み込まれて固定されたガラスビーズを含んでおり、
    樹脂層は、ポルエステルポリオールとポリイソシアネートの2液型熱硬化性樹脂組成物で形成されており、
    ガラスビーズは、アクリル樹脂玉(bead)である
    ことを特徴とする優れた立体感を有する転写シート。
  2. ガラスビーズ層上に形成された金属蒸着層を、さらに含むことを特徴とする請求項1に記載の優れた立体感を有する転写シート。
  3. 基材シートと離型層と間に形成された容易接着処理層を、さらに含むことを特徴とする請求項1に記載の優れた立体感を有する転写シート。
  4. ガラスビーズ層は、印刷パターン層と共に剥離層上に部分的に形成されることを特徴とする請求項1に記載の優れた立体感を有する転写シート。
  5. 剥離層上に形成された印刷パターン層とガラスビーズ層上に形成された金属蒸着層を、さらに含むことを特徴とする請求項に記載の優れた立体感を有する転写シート。
  6. 剥離層上に部分的に形成されたガラスビーズ層上のみに形成された金属蒸着層を、さらに含むことを特徴とする請求項に記載の優れた立体感を有する転写シート。
  7. 上記剥離層と印刷パターン層と間又は上記印刷パターン層と接着剤層と間に形成されたアンカー層を、さらに含むことを特徴とする請求項に記載の優れた立体感を有する転写シート。
  8. 上記剥離層と印刷パターン層と間、そして上記印刷パターン層と接着剤層と間に形成されたアンカー層を、さらに含むことを特徴とする請求項に記載の優れた立体感を有する転写シート。
  9. 転写シートが同時射出成形転写シートであることを特徴とする請求項に記載の優れた立体感を有する転写シート。
  10. 基材シートを含む原材料を用意する工程;
    基材シートの表面に離型剤をコーティングし、離型層を形成する工程;
    離型層上に合成樹脂溶液をコーティングし、剥離層を形成する工程;
    剥離層上の前表面にガラスビーズ層を形成するか、又は剥離層の表面にガラスビーズ層と印刷パターン層とを部分的に形成する工程;及び
    剥離層上の全体表面に形成されたガラスビーズ層上に又は剥離層上に部分的に形成されたガラスビーズ層と印刷パターン層上に、接着剤をコーティングして接着剤層を形成する工程;
    を含むことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の優れた立体感を有する転写シート製造方法。
  11. ガラスビーズ層を形成する工程は、剥離層上にガラスビーズ固着用樹脂層を形成する工程;及び樹脂層にガラスビーズを部分的に組み込み及び固着させる工程;
    を含む請求項10に記載の優れた立体感を有する転写シート製造方法。
  12. 上記接着剤層を形成する工程の前に、ガラスビーズ層又はガラスビーズ層と印刷パターン層上に金属蒸着層を形成する工程を、さらに含むことを特徴とする請求項10又は11に記載の優れた立体感を有する転写シート製造方法。
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