JPS5936872B2 - 合成樹脂シ−ト貼り化粧合板の製造方法 - Google Patents
合成樹脂シ−ト貼り化粧合板の製造方法Info
- Publication number
- JPS5936872B2 JPS5936872B2 JP53101154A JP10115478A JPS5936872B2 JP S5936872 B2 JPS5936872 B2 JP S5936872B2 JP 53101154 A JP53101154 A JP 53101154A JP 10115478 A JP10115478 A JP 10115478A JP S5936872 B2 JPS5936872 B2 JP S5936872B2
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- synthetic resin
- decorative
- resin sheets
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- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、熱可塑性合成樹脂シート貼り化粧合板の製造
方法に関し、その目的は熱可塑性合成樹脂化粧シートを
合板表面に平滑に貼着して化粧合板を製造する方法を提
供するにある。
方法に関し、その目的は熱可塑性合成樹脂化粧シートを
合板表面に平滑に貼着して化粧合板を製造する方法を提
供するにある。
従来、合板表面に２３ｆ７／ｄ程度の薄紙よりなる長尺
化粧紙や厚さ５０〜３００μ程度の塩化ビニール樹脂フ
ィルムやポリエチレン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリプ
ロピレン樹脂などからなる合成紙などの化粧シート類を
貼着して化粧合成板を製造するには、ラミネーターが最
も一般的に用いられ、まず合板表面に通常酢酸ビニール
樹脂を主体とするエマルジョンタイプ接着剤を平坦に塗
布後、つづく乾燥機にて熱風を吹きつけ接着剤を半乾燥
状態とし、その表面に長尺の化粧シート類を重ね、つづ
いて押圧ロールにより貼着して製造されるのが普通であ
る。
化粧紙や厚さ５０〜３００μ程度の塩化ビニール樹脂フ
ィルムやポリエチレン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリプ
ロピレン樹脂などからなる合成紙などの化粧シート類を
貼着して化粧合成板を製造するには、ラミネーターが最
も一般的に用いられ、まず合板表面に通常酢酸ビニール
樹脂を主体とするエマルジョンタイプ接着剤を平坦に塗
布後、つづく乾燥機にて熱風を吹きつけ接着剤を半乾燥
状態とし、その表面に長尺の化粧シート類を重ね、つづ
いて押圧ロールにより貼着して製造されるのが普通であ
る。
従つて、この際合板表面に貼着される化粧シート類は、
接着剤中の水分や合板が保有する熱により何らかの影響
を受ける。
接着剤中の水分や合板が保有する熱により何らかの影響
を受ける。
例えば、参考までに述べると化粧紙の場合は吸湿して膨
潤し、化粧板表面にシワを発生したり、接着剤乾燥時に
化粧紙を道管溝内に引き込んで目やせを生じる。又、塩
化ビニール樹脂フィルムや合成紙などの熱可塑性合成樹
脂シートを貼着する場合は、合板が保有する熱により道
管溝内の空気は膨張しており、その上面に通気性のない
合成樹脂フィルムが貼着される状態となるため、化粧合
板が常温まで冷えた時、道管溝内の空気は体積収縮し、
貼着された合成樹脂フィルムは、道管溝内に引き込まれ
目やせとなる。そこでこれら目やせ現象を防止するため
、合板表面の道管溝をあらかじめ目止め処理したり、あ
るいは表面に塗布する接着剤中へクレーや炭酸カルシウ
ムなどの充填剤を多量に混入するなどして出来る限り平
滑に貼着しようとする方法も考えられているが、製造工
程の増加に伴なう製品のコストアップや接着剤の性能低
下などの問題点がある。以上の問題点を検討し、本発明
では、従来の製造方法とほとんど変ることのない工程に
より、熱可塑性合成樹脂シートを合板表面に平滑に貼着
出来る方法を提供する。すなわち、本発明では、接着剤
が塗布された合板を乾燥機により加熱して接着剤を半乾
燥した後、その表面より冷風を吹きつけて少くとも合板
表面道管溝内の空気を常温まで冷却した後、合成樹脂化
粧シートを貼着することにより解決したものである。つ
まり本発明の目的は、少くとも道管溝内の空気を常温に
して、合成樹脂化粧シートを貼着することにより、従来
の化粧合板の温度が常温にまで冷却された時に道管溝内
の空気が体積収縮するために生じる合成樹脂化粧シート
の目やせ現象を防止して、平滑な化粧合板を得る所にあ
る。
潤し、化粧板表面にシワを発生したり、接着剤乾燥時に
化粧紙を道管溝内に引き込んで目やせを生じる。又、塩
化ビニール樹脂フィルムや合成紙などの熱可塑性合成樹
脂シートを貼着する場合は、合板が保有する熱により道
管溝内の空気は膨張しており、その上面に通気性のない
合成樹脂フィルムが貼着される状態となるため、化粧合
板が常温まで冷えた時、道管溝内の空気は体積収縮し、
貼着された合成樹脂フィルムは、道管溝内に引き込まれ
目やせとなる。そこでこれら目やせ現象を防止するため
、合板表面の道管溝をあらかじめ目止め処理したり、あ
るいは表面に塗布する接着剤中へクレーや炭酸カルシウ
ムなどの充填剤を多量に混入するなどして出来る限り平
滑に貼着しようとする方法も考えられているが、製造工
程の増加に伴なう製品のコストアップや接着剤の性能低
下などの問題点がある。以上の問題点を検討し、本発明
では、従来の製造方法とほとんど変ることのない工程に
より、熱可塑性合成樹脂シートを合板表面に平滑に貼着
出来る方法を提供する。すなわち、本発明では、接着剤
が塗布された合板を乾燥機により加熱して接着剤を半乾
燥した後、その表面より冷風を吹きつけて少くとも合板
表面道管溝内の空気を常温まで冷却した後、合成樹脂化
粧シートを貼着することにより解決したものである。つ
まり本発明の目的は、少くとも道管溝内の空気を常温に
して、合成樹脂化粧シートを貼着することにより、従来
の化粧合板の温度が常温にまで冷却された時に道管溝内
の空気が体積収縮するために生じる合成樹脂化粧シート
の目やせ現象を防止して、平滑な化粧合板を得る所にあ
る。
以下、本発明を図面によりさらに詳細に説明する。
本発明に用いる熱可塑性合成樹脂シート３としては、通
常用いられる例えば非通気性の塩化ビニール樹脂フイル
ムやポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレンなど
の合成樹脂からなるシートで厚さは１０〜３００μ程度
である。表面には任意の模様を印刷しておくと良い。又
、この場合用いる接着剤２としては、常法による酢酸ビ
ニール樹脂やアクリル共重合酢酸ビニール樹脂、エポキ
シ樹脂、ウレタン樹脂などのエマルジヨンタイプが好ま
しく、塗布量としては通常５０〜１５０７／イ程度が適
当である。
常用いられる例えば非通気性の塩化ビニール樹脂フイル
ムやポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレンなど
の合成樹脂からなるシートで厚さは１０〜３００μ程度
である。表面には任意の模様を印刷しておくと良い。又
、この場合用いる接着剤２としては、常法による酢酸ビ
ニール樹脂やアクリル共重合酢酸ビニール樹脂、エポキ
シ樹脂、ウレタン樹脂などのエマルジヨンタイプが好ま
しく、塗布量としては通常５０〜１５０７／イ程度が適
当である。
第１図は、これらの化粧シート３類を合板１表面に上記
の接着剤２を介して貼着した直後の状態を示す断面図で
１０は、合板表面にある道管溝を示している。第２図は
、化粧シート３類が熱可塑性合成樹脂化粧シート３の場
合で、化粧合板が常温に冷却された時の化粧合板の目や
せの状態を示す断面図。
の接着剤２を介して貼着した直後の状態を示す断面図で
１０は、合板表面にある道管溝を示している。第２図は
、化粧シート３類が熱可塑性合成樹脂化粧シート３の場
合で、化粧合板が常温に冷却された時の化粧合板の目や
せの状態を示す断面図。
すなわち、合成樹脂化粧シート３が合板１の保有する熱
により可塑性を有しており、かつ、合板表面の道管溝１
０内の空気が膨張している状態で、合成樹脂化粧シート
３を貼着するため、化粧板が常温まで冷却された時、道
管溝１０内にとじこめられた空気は体積収縮して、合成
樹脂化粧シート３を道管溝１０内に引き込む状態となる
。そこで、本発明では、第３図のようにまず合板１表面
に接着剤塗装機４，５により、接着剤２を塗布する。つ
いで、該接着剤２の塗布された合板１をつづく乾燥機６
により加熱し、接着剤２中の水分を飛散させ、半乾燥状
態にする。乾燥機６から送り出された熱を保有する合板
１表面に熱可塑性合成樹脂化粧シート３の巻き７より送
り出された合成樹脂化粧シート３を重ね合せる直前で冷
風を吹出し器８より吹きつけて、少くとも合板表面の道
管溝内の空気を常温まで冷却し、直ちに押圧ロール９に
より貼着して化粧合板を製造するものである。合板表面
に吹きつける冷風の温度は、特に限定しないが、３０℃
以下程度の空気をプロア一や扇風機などの吹出し器８を
使用して吹きつける。押圧ロール９は、通常の金属ロー
ルやゴムロールを用い、圧力１〜１０ｋｇ／ＣｒＡ程度
で貼着する。以上の様に、本発明の様な簡単な方法によ
り、あらかじめ目止め処理をしたり、接着剤中へ充填剤
を混入する方法を併用してもよいが、これらの処理を行
わなくても従来のラミネーターを用いて容易にかつ、能
率的に表面平滑で目やせのない熱可塑性合成樹脂シート
と貼着化粧合板が生産出来る効果を有している。
により可塑性を有しており、かつ、合板表面の道管溝１
０内の空気が膨張している状態で、合成樹脂化粧シート
３を貼着するため、化粧板が常温まで冷却された時、道
管溝１０内にとじこめられた空気は体積収縮して、合成
樹脂化粧シート３を道管溝１０内に引き込む状態となる
。そこで、本発明では、第３図のようにまず合板１表面
に接着剤塗装機４，５により、接着剤２を塗布する。つ
いで、該接着剤２の塗布された合板１をつづく乾燥機６
により加熱し、接着剤２中の水分を飛散させ、半乾燥状
態にする。乾燥機６から送り出された熱を保有する合板
１表面に熱可塑性合成樹脂化粧シート３の巻き７より送
り出された合成樹脂化粧シート３を重ね合せる直前で冷
風を吹出し器８より吹きつけて、少くとも合板表面の道
管溝内の空気を常温まで冷却し、直ちに押圧ロール９に
より貼着して化粧合板を製造するものである。合板表面
に吹きつける冷風の温度は、特に限定しないが、３０℃
以下程度の空気をプロア一や扇風機などの吹出し器８を
使用して吹きつける。押圧ロール９は、通常の金属ロー
ルやゴムロールを用い、圧力１〜１０ｋｇ／ＣｒＡ程度
で貼着する。以上の様に、本発明の様な簡単な方法によ
り、あらかじめ目止め処理をしたり、接着剤中へ充填剤
を混入する方法を併用してもよいが、これらの処理を行
わなくても従来のラミネーターを用いて容易にかつ、能
率的に表面平滑で目やせのない熱可塑性合成樹脂シート
と貼着化粧合板が生産出来る効果を有している。
第１図は、化粧シート類を合板表面に接着剤を介して貼
着した直後を示す断面図。 第２図は、化粧シート類が熱可塑性合成樹脂化粧シート
の場合に生じる従来の目やせ現象を示す断面図。第３図
は、本発明の製造工程一例を示す説明略図。１一合板、
２一接着剤、３一化粧シート、４，５一接着剤塗装機、
６一乾燥機、７ー化粧シートの巻き、８一冷風吹出し器
、９一押圧ロール。
着した直後を示す断面図。 第２図は、化粧シート類が熱可塑性合成樹脂化粧シート
の場合に生じる従来の目やせ現象を示す断面図。第３図
は、本発明の製造工程一例を示す説明略図。１一合板、
２一接着剤、３一化粧シート、４，５一接着剤塗装機、
６一乾燥機、７ー化粧シートの巻き、８一冷風吹出し器
、９一押圧ロール。
Claims (1)
- １ 熱可塑性合成樹脂シートを合板に貼着して合成樹脂
シート貼り化粧板を製造する方法において、合板表面に
塗布された接着剤を乾燥機により半乾燥した後、その合
板表面に冷風を吹きつけて少くとも道管溝内の空気を常
温まで冷やし、ただちに熱可塑性合成樹脂シートを重ね
て、押圧ロールにより貼着することを特徴とする合成樹
脂シート貼り化粧合板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP53101154A JPS5936872B2 (ja) | 1978-08-19 | 1978-08-19 | 合成樹脂シ−ト貼り化粧合板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP53101154A JPS5936872B2 (ja) | 1978-08-19 | 1978-08-19 | 合成樹脂シ−ト貼り化粧合板の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5527277A JPS5527277A (en) | 1980-02-27 |
| JPS5936872B2 true JPS5936872B2 (ja) | 1984-09-06 |
Family
ID=14293125
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP53101154A Expired JPS5936872B2 (ja) | 1978-08-19 | 1978-08-19 | 合成樹脂シ−ト貼り化粧合板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5936872B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62158969A (ja) * | 1985-12-28 | 1987-07-14 | 株式会社 アイピ− | 液体冷却用のチラ− |
| CN107192189B (zh) * | 2017-04-06 | 2019-08-27 | 佛山市高明区家乐仕装饰材料有限公司 | 一种装饰板冷却装置 |
-
1978
- 1978-08-19 JP JP53101154A patent/JPS5936872B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5527277A (en) | 1980-02-27 |
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