JP2711678B2 - 自動車用空調装置 - Google Patents
自動車用空調装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、自動車用空調装置に関し、特に冷房サイ
クルに設けられたコンプレッサの吐出容量を制御する制
御系の改善に関するものである。
クルに設けられたコンプレッサの吐出容量を制御する制
御系の改善に関するものである。
(従来の技術) いわゆるオートエアコンと称される自動車用空調装置
には、設定温度、車室内温度、外気温度等に基づいて車
室内の熱負荷に相当する総合信号を演算し、この総合信
号に基づいてコンプレッサの吐出容量を制御する形式の
ものがあるが、このような装置においては、吸入空気の
温度や送風量の変化によりエバポレータを通過した空気
の温度が一定にならず、精度のよい車室内温調が望めな
い点が認められている。
には、設定温度、車室内温度、外気温度等に基づいて車
室内の熱負荷に相当する総合信号を演算し、この総合信
号に基づいてコンプレッサの吐出容量を制御する形式の
ものがあるが、このような装置においては、吸入空気の
温度や送風量の変化によりエバポレータを通過した空気
の温度が一定にならず、精度のよい車室内温調が望めな
い点が認められている。
このため、かかる欠点を解決するため、例えば特開昭
62−94748号公報に示されるように、エバポレータの冷
却度合を検出し、この冷却度合と前記総合信号との両方
に基づいてコンプレッサの吐出容量を修正制御するもの
が提案されている。
62−94748号公報に示されるように、エバポレータの冷
却度合を検出し、この冷却度合と前記総合信号との両方
に基づいてコンプレッサの吐出容量を修正制御するもの
が提案されている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上述の修正制御は、コンプレッサの冷
却度合の変動が検出された後に行なわれるので、冷却度
合の変動の要因となる吸入空気の温度変化や送風量の変
化の時点と必ずしも対応せず、修正動作に遅れが生じて
不快な温度変動をきたすこととなり、温調精度の面から
も自ずから限界があった。
却度合の変動が検出された後に行なわれるので、冷却度
合の変動の要因となる吸入空気の温度変化や送風量の変
化の時点と必ずしも対応せず、修正動作に遅れが生じて
不快な温度変動をきたすこととなり、温調精度の面から
も自ずから限界があった。
そこで、この発明においては、エバポレータの熱負荷
変動に伴うコンプレッサの容量の修正制御がすばやく行
なえ、温調精度の一層の向上が図れる自動車用空調装置
を提供することを課題としている。
変動に伴うコンプレッサの容量の修正制御がすばやく行
なえ、温調精度の一層の向上が図れる自動車用空調装置
を提供することを課題としている。
(課題を解決するための手段) しかして、この発明に係る自動車用空調装置は第1図
に示されるように、空調ダクト1内に配され、吸入され
た空気を冷却するエバポレータ8と、自動車のエンジン
22を駆動源とし、前記エバポレータ8を含む冷房サイク
ルに冷媒を供給するコンプレッサ18と、前記コンプレッ
サ18から吐出される冷媒の容量を変える容量可変手段24
とを少なくとも具備する自動車用空調装置において、前
記エバポレータ8を通過する空気の温度を検出する吸入
気温度センサ44と、車室内温度を検出する車室内温度セ
ンサ42と、外気温度を検出する外気温度センサ43と、車
室内の目標温度を設定する温度設定器52と、少なくとも
前記温度設定器52によって設定された設定温度、前記車
室内温度センサ42によって検出された車室内温度及び前
記外気温度センサ43によって検出された外気温度によっ
て車室内へ吹出す空気の目標吹出温度を演算する目標吹
出温度演算手段100と、この目標吹出温度演算手段100の
演算結果に基づき、前記エバポレータ8の目標冷却度を
演算する目標冷却度演算手段200と、前記目標吹出温度
演算手段100の演算結果に基づき、送風機の目標速度を
演算する目標速度演算手段300と、前記目標冷却度演算
手段200によって演算された目標冷却度と、前記吸入気
温度センサ44によって検出された吸入気温度と、前記目
標速度演算手段300によって演算された送風機の目標速
度とによってコンプレッサ18の吐出容量を演算する吐出
容量演算手段400と、該吐出容量演算手段400によって演
算された最終的な吐出容量に基づいて前記容量可変手段
24を制御する制御手段500とを具備することにある。
に示されるように、空調ダクト1内に配され、吸入され
た空気を冷却するエバポレータ8と、自動車のエンジン
22を駆動源とし、前記エバポレータ8を含む冷房サイク
ルに冷媒を供給するコンプレッサ18と、前記コンプレッ
サ18から吐出される冷媒の容量を変える容量可変手段24
とを少なくとも具備する自動車用空調装置において、前
記エバポレータ8を通過する空気の温度を検出する吸入
気温度センサ44と、車室内温度を検出する車室内温度セ
ンサ42と、外気温度を検出する外気温度センサ43と、車
室内の目標温度を設定する温度設定器52と、少なくとも
前記温度設定器52によって設定された設定温度、前記車
室内温度センサ42によって検出された車室内温度及び前
記外気温度センサ43によって検出された外気温度によっ
て車室内へ吹出す空気の目標吹出温度を演算する目標吹
出温度演算手段100と、この目標吹出温度演算手段100の
演算結果に基づき、前記エバポレータ8の目標冷却度を
演算する目標冷却度演算手段200と、前記目標吹出温度
演算手段100の演算結果に基づき、送風機の目標速度を
演算する目標速度演算手段300と、前記目標冷却度演算
手段200によって演算された目標冷却度と、前記吸入気
温度センサ44によって検出された吸入気温度と、前記目
標速度演算手段300によって演算された送風機の目標速
度とによってコンプレッサ18の吐出容量を演算する吐出
容量演算手段400と、該吐出容量演算手段400によって演
算された最終的な吐出容量に基づいて前記容量可変手段
24を制御する制御手段500とを具備することにある。
(作用) したがって、コンプレッサの容量可変手段の調節量が
エバポレータを通過する前の空気の温度、エバポレータ
の目標冷却度及び送風機の目標速度に基づいて決定され
るので、エバポレータの実際の冷却度を測定しなくて
も、コンプレッサの吐出容量がエバポレータにかかる熱
負荷が変動した時点で調節されるため、上記課題を達成
することができるものである。
エバポレータを通過する前の空気の温度、エバポレータ
の目標冷却度及び送風機の目標速度に基づいて決定され
るので、エバポレータの実際の冷却度を測定しなくて
も、コンプレッサの吐出容量がエバポレータにかかる熱
負荷が変動した時点で調節されるため、上記課題を達成
することができるものである。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面により説明する。
第2図において、自動車用空調装置は、空調ダクト1
の最上流側にインテークドア切換装置2が設けられ、こ
のインテークドア切換装置2は、内気入口3と外気入口
4とが分かれた部分に内外気切換ドア5が配置され、こ
の内外気切換ドア5をアクチュエータ6により操作して
空調ダクト1内に導入する空気を内気と外気とに選択で
きるようになっている。
の最上流側にインテークドア切換装置2が設けられ、こ
のインテークドア切換装置2は、内気入口3と外気入口
4とが分かれた部分に内外気切換ドア5が配置され、こ
の内外気切換ドア5をアクチュエータ6により操作して
空調ダクト1内に導入する空気を内気と外気とに選択で
きるようになっている。
送風機7は、空調ダクト1内に空気を吸込んで下流側
に送風するもので、この送風機7の後方にはエバポレー
タ8とヒータコア9とが設けられている。
に送風するもので、この送風機7の後方にはエバポレー
タ8とヒータコア9とが設けられている。
また、ヒータコア9の前方にはエアミクスドア10が設
けられており、このエアミクスドア10の開度をアクチュ
エータ11により調節することで、ヒータコア9を通過す
る空気と、ヒータコア9をバイパスする空気との割合が
調節されるようになっている。さらに、ヒータコア9の
下流側はデフロスト吹出口12、ベント吹出口13及びヒー
ト吹出口14に分かれて車室15に開口し、その分かれた部
分にモードドア16a,16b,16Cが設けられ、このモードド
ア16a,16b,16Cをアクチュエータ17で操作することで吹
出モードが切換えられるようになっている。
けられており、このエアミクスドア10の開度をアクチュ
エータ11により調節することで、ヒータコア9を通過す
る空気と、ヒータコア9をバイパスする空気との割合が
調節されるようになっている。さらに、ヒータコア9の
下流側はデフロスト吹出口12、ベント吹出口13及びヒー
ト吹出口14に分かれて車室15に開口し、その分かれた部
分にモードドア16a,16b,16Cが設けられ、このモードド
ア16a,16b,16Cをアクチュエータ17で操作することで吹
出モードが切換えられるようになっている。
前記エバポレータ8は、下記するコンプレッサ18、コ
ンデンサ19、リキッドタンク20及びエクスパンションバ
ルブ21と共に冷房サイクルを構成している。
ンデンサ19、リキッドタンク20及びエクスパンションバ
ルブ21と共に冷房サイクルを構成している。
コンプレッサ18は、自動車のエンジン22に電磁クラッ
チ23を介して連結されて該エンジン22を駆動源にすると
共に、このコンプレッサ18には容量可変手段24が設けら
れている。この容量可変手段24は、コンプレッサ18が例
えばワブルプレート式のものであれば吐出ガスが吸入側
へ戻る量を変えてコンプレッサの吐出容量を変える公知
のもので、その実際の構成例が第3図に示されている。
チ23を介して連結されて該エンジン22を駆動源にすると
共に、このコンプレッサ18には容量可変手段24が設けら
れている。この容量可変手段24は、コンプレッサ18が例
えばワブルプレート式のものであれば吐出ガスが吸入側
へ戻る量を変えてコンプレッサの吐出容量を変える公知
のもので、その実際の構成例が第3図に示されている。
第3図において、コンプレッサ18は、クランク室25内
に駆動軸26に外嵌されたヒンジボール27を支点として揺
動のみが許されたワブルプレート28を配し、このワブル
プレート28にシリンダボア29に挿入された複数のピスト
ン30を連結し、このピストン30の往復動で低圧室31から
吸入された冷媒を圧縮し、高圧室32へ吐出するようにな
っている。また、コンプレッサ18には容量可変手段24を
構成する圧力制御弁33がクランク室25に臨むように設け
られ、この圧力制御弁33は、前記低圧仕打31に連通する
吸入室34と前記クランク室25との連通状態を調節する弁
体35と、吸入室34内の圧力に応じて前記弁体35を動かす
圧力応動部材36と、前記弁体35を電磁コイル37への通電
量ISOLにより強制的に動かすソレノイド38とを備えてい
る。
に駆動軸26に外嵌されたヒンジボール27を支点として揺
動のみが許されたワブルプレート28を配し、このワブル
プレート28にシリンダボア29に挿入された複数のピスト
ン30を連結し、このピストン30の往復動で低圧室31から
吸入された冷媒を圧縮し、高圧室32へ吐出するようにな
っている。また、コンプレッサ18には容量可変手段24を
構成する圧力制御弁33がクランク室25に臨むように設け
られ、この圧力制御弁33は、前記低圧仕打31に連通する
吸入室34と前記クランク室25との連通状態を調節する弁
体35と、吸入室34内の圧力に応じて前記弁体35を動かす
圧力応動部材36と、前記弁体35を電磁コイル37への通電
量ISOLにより強制的に動かすソレノイド38とを備えてい
る。
しかして、例えば電磁コイル37に流れる電流が上昇し
てソレノイド38の磁力が上昇すると、弁体35にはクラン
ク室25と吸入室34との連通を絞る方向の力が働き、クラ
ンク室25から吸入室34へ漏れる冷媒ガス量が少なくな
る。このため、ピストン30とシリンダボア29との間から
クランク室25へ漏れる冷媒ガス、即ちブローバイガスに
よりクランク室25の圧力が増大して、クランク室25の圧
力の上昇に応じてピストン30の背面に作用する力が大き
くなるので、バブルプレート28がヒンジボール27を支点
として揺動角度が小さくなる方向に回動し、ピストン30
のストローク、即ち、コンプレッサの容量が小さくなる
ものである。
てソレノイド38の磁力が上昇すると、弁体35にはクラン
ク室25と吸入室34との連通を絞る方向の力が働き、クラ
ンク室25から吸入室34へ漏れる冷媒ガス量が少なくな
る。このため、ピストン30とシリンダボア29との間から
クランク室25へ漏れる冷媒ガス、即ちブローバイガスに
よりクランク室25の圧力が増大して、クランク室25の圧
力の上昇に応じてピストン30の背面に作用する力が大き
くなるので、バブルプレート28がヒンジボール27を支点
として揺動角度が小さくなる方向に回動し、ピストン30
のストローク、即ち、コンプレッサの容量が小さくなる
ものである。
一方、前記アクチュエータ6,11,17、送風機7のモー
タ、コンプレッサ18の電磁クラッチ23及び容量可変手段
24はそれぞ駆動回路40a〜40fを介してマイクロコンピュ
ータ41からの出力信号に基づいて制御される。このマイ
クロコンピュータ41は、図示しない中央処理装置(CP
U)、読出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモ
リ(RAM)、入出力ポート(I/O)等を持つそれ自体周知
のもので、該マイクロコンピュータ41には車室内の温度
を検出する車室内温度センサ42からの車室内温度TR、外
気の温度を検出する外気温度センサ43からの外気温度
TA、前記エバポレータ8の上流側に設けられてエバポレ
ータ8を通過する空気の温度を検出する吸入温度センサ
44からの吸入空気温度TINがマルチプレクサ(MPX)45を
介して選択され、A/D変換器46を介してデジタル信号に
変換されて入力される。
タ、コンプレッサ18の電磁クラッチ23及び容量可変手段
24はそれぞ駆動回路40a〜40fを介してマイクロコンピュ
ータ41からの出力信号に基づいて制御される。このマイ
クロコンピュータ41は、図示しない中央処理装置(CP
U)、読出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモ
リ(RAM)、入出力ポート(I/O)等を持つそれ自体周知
のもので、該マイクロコンピュータ41には車室内の温度
を検出する車室内温度センサ42からの車室内温度TR、外
気の温度を検出する外気温度センサ43からの外気温度
TA、前記エバポレータ8の上流側に設けられてエバポレ
ータ8を通過する空気の温度を検出する吸入温度センサ
44からの吸入空気温度TINがマルチプレクサ(MPX)45を
介して選択され、A/D変換器46を介してデジタル信号に
変換されて入力される。
また、マイクロコンピュータ41には、操作パネル47か
らの出力信号が入力される。この操作パネル47は、送風
機7の回転速度をLOW,MED,HI,MAX HIに切換えるマニュ
アルスイッチ48a〜48d、回転速度を自動制御するAUTOス
イッチ48e、送風機7の駆動等を停止するOFFスイッチ48
f、コンプレッサ18を稼動させるA/Cスイッチ49、内気又
は外気導入のための切換スイッチ50、吹出モード切換の
ためのモードスイッチ51a〜51d、及び温度設定器52を備
えている。
らの出力信号が入力される。この操作パネル47は、送風
機7の回転速度をLOW,MED,HI,MAX HIに切換えるマニュ
アルスイッチ48a〜48d、回転速度を自動制御するAUTOス
イッチ48e、送風機7の駆動等を停止するOFFスイッチ48
f、コンプレッサ18を稼動させるA/Cスイッチ49、内気又
は外気導入のための切換スイッチ50、吹出モード切換の
ためのモードスイッチ51a〜51d、及び温度設定器52を備
えている。
温度設定器52は、アツプダウンスイッチ52aと設定温
度TDを表示する表示部52bとより成り、このスイッチ52a
の操作で表示部52bに示される設定温度を所定の範囲で
変えることができるようにしたものである。尚、温度設
定器としては、テンプレバーをスライドさせる方式のも
のであっても差し支えない。
度TDを表示する表示部52bとより成り、このスイッチ52a
の操作で表示部52bに示される設定温度を所定の範囲で
変えることができるようにしたものである。尚、温度設
定器としては、テンプレバーをスライドさせる方式のも
のであっても差し支えない。
第4図において、前述したマイクロコンピュータ41の
制御作動例がフローチヤートとて示され、マイクロコン
ピュータ41は、ステップ60からプログラムの実行を開始
し、ステップ62により車室内温度センサ42、外気温度セ
ンサ43、吸入気温度センサ44及び操作パネル47からの各
入力信号を入力する。そして、次のステップ64におい
て、例えば(1)式に基づき、車室内へ吹出す空気の目
標吹出温度TOを演算する。
制御作動例がフローチヤートとて示され、マイクロコン
ピュータ41は、ステップ60からプログラムの実行を開始
し、ステップ62により車室内温度センサ42、外気温度セ
ンサ43、吸入気温度センサ44及び操作パネル47からの各
入力信号を入力する。そして、次のステップ64におい
て、例えば(1)式に基づき、車室内へ吹出す空気の目
標吹出温度TOを演算する。
TO=K1・TD−K2・TR−K3・TA+C1 ……(1)式 但し、K1,K2,K3,C1は演算定数である。
尚、ここでTOが小さい場合は冷房負荷が大きく、大き
い場合は暖房負荷が大きいことを示す。
い場合は暖房負荷が大きいことを示す。
ステップ64で目標吹出温度TOが演算された後は、ステ
ップ65へ進み、車室内に供給される目標風量を予め目標
吹出温度TOとの関係で決められた所定のパターンから前
記送風機7のモータに印加する電圧値VFとして求め、更
に次のステップ68において、目標吹出温度TOとの関係で
予め決められた所定のパターンに基づき、エバポレータ
8の目標冷却度TE′を設定する。これら所定のパターン
により、冷房負荷や暖房負荷が大きいときには送風量が
大きく、その間では送風量が小さく、また、冷房負荷が
大きいときにはTE′が低く、暖房負荷が大きいときには
TE′が高く設定される。
ップ65へ進み、車室内に供給される目標風量を予め目標
吹出温度TOとの関係で決められた所定のパターンから前
記送風機7のモータに印加する電圧値VFとして求め、更
に次のステップ68において、目標吹出温度TOとの関係で
予め決められた所定のパターンに基づき、エバポレータ
8の目標冷却度TE′を設定する。これら所定のパターン
により、冷房負荷や暖房負荷が大きいときには送風量が
大きく、その間では送風量が小さく、また、冷房負荷が
大きいときにはTE′が低く、暖房負荷が大きいときには
TE′が高く設定される。
尚、上述のステップ66,68における所定のパターンは
予めROM化しておき、TOに体してVF又はTE′を読み出す
ようにすればよい。
予めROM化しておき、TOに体してVF又はTE′を読み出す
ようにすればよい。
次のステップ70においては、前記吸入気温度センサ44
による吸入空気温度TINと、前述したステップ66,68で求
められた送風機7への印加電圧VFと目標冷却度TE′とか
ら前記圧力制御弁33の電磁コイル37へ流す電流量ISOLを
演算する。このISOLの演算は、例えば第5図に示すよう
な特性パターンを予め記憶させておき、次の順序で行な
われる。
による吸入空気温度TINと、前述したステップ66,68で求
められた送風機7への印加電圧VFと目標冷却度TE′とか
ら前記圧力制御弁33の電磁コイル37へ流す電流量ISOLを
演算する。このISOLの演算は、例えば第5図に示すよう
な特性パターンを予め記憶させておき、次の順序で行な
われる。
先ず、目標冷却度TE′と吸入空気温度TINとから右側
のパターンに基づいて仮の電流量ISOL′を求める。目標
冷却度TE′が同じでも吸入空気温度TINが低くなるほど
エバポレータ8への熱負荷は小さいので、コンプレッサ
18の容量を小さく、即ちISOL′を大きく設定すればよ
く、そのため、TINの特性線はTINが低いほど上方にずれ
ており、また、TINが同じでもTE′が高いほど同様にI
SOL′を大きく設定すればよいので、TINの特性線は右上
りとなっている。ISOL′が求められた後は、このISOL′
と送風機7への印加電圧VFとから左側のパターンに基づ
いて電磁コイル37へ実際に供給すべき電流量ISOLを求め
る。ここで予め定められたVFの特性線は、ISOL′が同じ
でもVFが小さいほどエバポレータ8への熱負荷が小さい
ので、ISOLを大きく設定してコンプレッサ18の容量を小
さくすればよく、そのため、VFが小さいほど下方にずれ
ており、また、VFが同じでもISOL′が大きいほどISOLを
大きく設定すればよいので左上りとなっている。なお、
これらTINとVFの特性線は、いずれも実験により決定さ
れる。
のパターンに基づいて仮の電流量ISOL′を求める。目標
冷却度TE′が同じでも吸入空気温度TINが低くなるほど
エバポレータ8への熱負荷は小さいので、コンプレッサ
18の容量を小さく、即ちISOL′を大きく設定すればよ
く、そのため、TINの特性線はTINが低いほど上方にずれ
ており、また、TINが同じでもTE′が高いほど同様にI
SOL′を大きく設定すればよいので、TINの特性線は右上
りとなっている。ISOL′が求められた後は、このISOL′
と送風機7への印加電圧VFとから左側のパターンに基づ
いて電磁コイル37へ実際に供給すべき電流量ISOLを求め
る。ここで予め定められたVFの特性線は、ISOL′が同じ
でもVFが小さいほどエバポレータ8への熱負荷が小さい
ので、ISOLを大きく設定してコンプレッサ18の容量を小
さくすればよく、そのため、VFが小さいほど下方にずれ
ており、また、VFが同じでもISOL′が大きいほどISOLを
大きく設定すればよいので左上りとなっている。なお、
これらTINとVFの特性線は、いずれも実験により決定さ
れる。
このようにして、ISOLが算出された後は、ステップ72
へ進み、駆動回路40fを介して電磁コイル37へISOLの大
きさに等しい電流を供給し、その後、ステップ74を介し
て他の制御ルーチンへ移行するようになっている。
へ進み、駆動回路40fを介して電磁コイル37へISOLの大
きさに等しい電流を供給し、その後、ステップ74を介し
て他の制御ルーチンへ移行するようになっている。
したがって、ISOLはエバポレータ8にかかる熱負荷の
変動、即ち吸入空気の温度や送風量の変動によって直接
かつ速やかに変化するものである。
変動、即ち吸入空気の温度や送風量の変動によって直接
かつ速やかに変化するものである。
(発明の効果) 以上述べたように、この発明によれば、コンプレッサ
の容量がエバポレータの冷却温度を実際に測定しなくて
も、吸入空気の温度、目標冷却度及び目標速度に基づい
て調節されるので、エバポレータにかかる熱負荷の変動
に対してコンプレッサ容量の修正制御がすばやく行な
え、エバポレータを通過する空気温度の変動がより少な
くなって車室内の温調精度を一層向上させることができ
るものである。
の容量がエバポレータの冷却温度を実際に測定しなくて
も、吸入空気の温度、目標冷却度及び目標速度に基づい
て調節されるので、エバポレータにかかる熱負荷の変動
に対してコンプレッサ容量の修正制御がすばやく行な
え、エバポレータを通過する空気温度の変動がより少な
くなって車室内の温調精度を一層向上させることができ
るものである。
第1図はこの発明を示す機能ブロツク図、第2図はこの
発明の実施例を示す構成図、第3図は同上に用いられる
コンプレッサの断面図、第4図はマイクロコンピュータ
の制御作動例を示すフローチヤート、第5図はエバポレ
ータの目標冷却度、吸入空気温度及び風量から容量可変
手段の調節量を求めるための特性線図である。 8……エバポレータ、18……コンプレッサ、22……エン
ジン、24……容量可変手段、42……車室内温度センサ、
44……吸入気温度センサ、52……温度設定器、100……
目標吹出温度演算手段、200……目標冷却度演算手段、3
00……目標速度演算手段、400……吐出容量演算手段、5
00……制御手段。
発明の実施例を示す構成図、第3図は同上に用いられる
コンプレッサの断面図、第4図はマイクロコンピュータ
の制御作動例を示すフローチヤート、第5図はエバポレ
ータの目標冷却度、吸入空気温度及び風量から容量可変
手段の調節量を求めるための特性線図である。 8……エバポレータ、18……コンプレッサ、22……エン
ジン、24……容量可変手段、42……車室内温度センサ、
44……吸入気温度センサ、52……温度設定器、100……
目標吹出温度演算手段、200……目標冷却度演算手段、3
00……目標速度演算手段、400……吐出容量演算手段、5
00……制御手段。
Claims (1)
- 【請求項1】空調ダクト内に配され、吸入された空気を
冷却するエバポレータと、自動車のエンジンを駆動源と
し、前記エバポレータを含む冷房サイクルに冷媒を供給
するコンプレッサと、前記コンプレッサから吐出される
冷媒の容量を変える容量可変手段とを少なくとも具備す
る自動車用空調装置において、 前記エバポレータを通過する空気の温度を検出する吸入
気温度センサと、 車室内温度を検出する車室内温度センサと、 外気温度を検出する外気温度センサと、 車室内の目標温度を設定する温度設定器と、 少なくとも前記温度設定器によって設定された設定温
度、前記車室内温度センサによって検出された車室内温
度及び前記外気温度センサによって検出された外気温度
によって車室内へ吹出す空気の目標吹出温度を演算する
目標吹出温度演算手段と、 この目標吹出温度演算手段の演算結果に基づき、前記エ
バポレータの目標冷却度を演算する目標冷却度演算手段
と、 前記目標吹出温度演算手段の演算結果に基づき、送風機
の目標速度を演算する目標速度演算手段と、 前記目標冷却度演算手段によって演算された目標冷却度
と、前記吸入気温度センサによって検出された吸入気温
度と、前記目標速度演算手段によって演算された送風機
の目標速度とによってコンプレッサの吐出容量を演算す
る吐出容量演算手段と、 該吐出容量演算手段によって演算された最終的な吐出容
量に基づいて前記容量可変手段を制御する制御手段とを
具備することを特徴とする自動車用空調装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63153323A JP2711678B2 (ja) | 1988-06-21 | 1988-06-21 | 自動車用空調装置 |
US07/358,613 US4907416A (en) | 1988-06-21 | 1989-05-30 | Air-conditioner for automobiles |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63153323A JP2711678B2 (ja) | 1988-06-21 | 1988-06-21 | 自動車用空調装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH023520A JPH023520A (ja) | 1990-01-09 |
JP2711678B2 true JP2711678B2 (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=15559983
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63153323A Expired - Fee Related JP2711678B2 (ja) | 1988-06-21 | 1988-06-21 | 自動車用空調装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4907416A (ja) |
JP (1) | JP2711678B2 (ja) |
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JPH08494B2 (ja) * | 1991-04-26 | 1996-01-10 | 株式会社ゼクセル | 車両用空調装置のコンプレッサ容量制御装置 |
US5275012A (en) * | 1993-01-07 | 1994-01-04 | Ford Motor Company | Climate control system for electric vehicle |
JP3587548B2 (ja) * | 1994-04-19 | 2004-11-10 | 日産自動車株式会社 | 車両用ヒートポンプ式冷暖房装置 |
GB2342711B (en) * | 1998-10-12 | 2003-01-22 | Delphi Tech Inc | Air conditioning system for a motor vehicle |
JP2001124387A (ja) * | 1999-10-26 | 2001-05-11 | Sanden Corp | 車両用空気調和装置 |
JP3984526B2 (ja) | 2002-10-21 | 2007-10-03 | 富士通株式会社 | 音声対話システム及び方法 |
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US7228693B2 (en) * | 2004-01-12 | 2007-06-12 | American Standard International Inc. | Controlling airflow in an air conditioning system for control of system discharge temperature and humidity |
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JP6289403B2 (ja) * | 2015-03-04 | 2018-03-07 | 株式会社ヴァレオジャパン | 冷媒不足判定装置、これを備えた冷凍サイクル、及び冷凍サイクルの冷媒不足判定方法 |
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JPS58105818A (ja) * | 1981-12-16 | 1983-06-23 | Nippon Denso Co Ltd | カ−エアコン制御方法 |
JPS59147954A (ja) * | 1983-02-10 | 1984-08-24 | 株式会社ボッシュオートモーティブ システム | 自動車用空調装置の制御装置 |
JPS60136401A (ja) * | 1983-12-24 | 1985-07-19 | Dx Antenna Co Ltd | アンテナ架台 |
JPS6185508U (ja) * | 1984-11-12 | 1986-06-05 | ||
JP2551416B2 (ja) * | 1986-10-07 | 1996-11-06 | 株式会社ゼクセル | 自動車用空調装置 |
-
1988
- 1988-06-21 JP JP63153323A patent/JP2711678B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1989
- 1989-05-30 US US07/358,613 patent/US4907416A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH023520A (ja) | 1990-01-09 |
US4907416A (en) | 1990-03-13 |
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