JP2696398B2 - 車両用空調装置のコンプレッサ制御装置 - Google Patents

車両用空調装置のコンプレッサ制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、車両用空調装置に用いられるコンプレッ
サを制御するコンプレッサ制御装置に関する。
(従来の技術) エンジンの駆動力を用いて稼動される可変容量コンプ
レッサを有する車両用空調装置において、冷却器の目標
冷却度を設定する手段と冷却器の実際の冷却度を測定す
る手段とを備え、車室内に影響を及ぼす熱負荷や乗員の
温度設定等の状態に応じて目標冷却度を決定し、この目
標冷却度が実際の冷却度と一致するようコンプレッサに
供給する容量調節信号を調節して容量制御を行なうよう
にした技術は、例えば特開昭60−22515号公報等に示さ
れている。
(発明が解決しようとする課題) 上述の技術によれば、車室内に影響を及ぼす熱負荷の
変化や乗員の温度設定の変更等により目標冷却度が変化
し、それに応じてコンプレッサの容量も変動するのであ
るが、温調変更の目的から車室内の温度設定が乗員の要
求に応じて手動で変更され結果として目標冷却度が急変
すれば急激な容量変化が生じ、これによりエンジン負荷
が大きくなってドライバビリティに違和感を与えたり、
吹出温度が急変して乗員に不快感を与える欠点があっ
た。
また、上述の技術を用いた応用例として、車室内の急
速冷房の要請時に目標冷却度をいきおい低温度(例えば
−10℃)に設定して最大冷力を供給する制御(クールダ
ウン制御)を行なったり、低外気時のデミスト性能を向
上させるために目標冷却度を同じく低温度に設定する制
御(低温デミスト制御)を行ない、エバポレータの冷却
度が凍結開始温度(0℃近辺)を下回ってもコンプレッ
サを稼動させておくことが本出願人により既に提案され
ているが、これらの制御を導入した場合には次の点を考
慮する必要がある。即ち、クールダウン制御またはデミ
スト制御が終了して通常の制御に移行する場合には、エ
バポレータの性能を維持するためにコンプレッサの容量
変化を速めてエバポレータの冷却度を凍結開始温度以上
に速やかに移行させ、エバポレータの凍結防止を優先さ
せることが望ましい。
そこで、この発明においては、温度変更の要請に伴う
エバポレータの冷却度の急変を防止して違和感のないド
ライバビリティと車室内の温調変更を実現することを目
的とし、さらには、エバポレータの凍結防止の観点等か
らも適切にコンプレッサの容量を制御できるようにして
信頼性を確保するようにした車両用空調装置のコンプレ
ッサ制御装置を提供することを目的としている。
(課題を解決するための手段) しかして、この発明の要旨とするところは、第1図に
示すように、外部からの制御信号に応じて吐出容量を可
変する可変容量コンプレッサ18と、エバポレータ8の冷
却度を検出するモードセンサ45と、前記エバポレータ8
の目標冷却度を自動的にまたは手動で変更する目標冷却
度変更手段200と、この目標冷却度変更手段200により変
更される目標冷却度の変化速度を所定の速度に規制する
目標冷却度の変化速度規制手段300と、前記目標冷却度
の変化速度規制手段で規制される目標冷却度の変化速度
を該目標冷却度を変化させる制御状態の種類に応じて選
択する変化速度選択手段600と、前記目標冷却度に対す
る前記エバポレータ8の実測された冷却温度の偏差が小
さくなるように前記可変容量コンプレッサ18の容量を決
定する容量決定手段400と、この容量決定手段400の出力
に応じて前記可変容量コンプレッサ18を駆動制御する駆
動制御手段500とを具備したことにある。
(作用) したがって、車室内に影響を及ぼす熱負荷の変化や乗
員の温度設定の変更等により目標冷却度を変更させる要
請があった場合には、最終的に要請される目標冷却度に
至るまで所定の規制された変化速度で目標冷却度が変化
するので、コンプレッサの吐出容量の急激な変動を免れ
ることができ、エバポレータの冷却度の急変による吹出
空気温度の急変を防ぐことができる。また、目標冷却度
の変化速度を選択できるようにしたので、エバポレータ
の凍結防止を優先させるためにコンプレッサの吐出容量
の変化速度をコントロールすることもでき、そのため、
上記課題を達成することができるものである。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面により説明する。
第2図において、車両用空調装置は、空調ダクト1の
最上流側にインテーク切換装置2が設けられ、このイン
テーク切換装置2は内気入口3と外気入口4とが分かれ
た部分に内外気切換ドア5が配置され、この内外気切換
ドア5をアクチュエータ6により操作して空調ダクト1
内に導入する空気を内気と外気とに選択できる所望の吸
入モードが得られるようになっている。
送風機7は、空調ダクト1内に空気を吸い込んで下流
側に送風するもので、この送風機7の後方にはエバポレ
ータ8とヒータコア9とが設けられている。また、ヒー
タコア9の前方にはエアミックスドア10が設けられてお
り、このエアミックスドア10の開度をアクチュエータ11
により調節することでヒータコア9を通過する空気とヒ
ータコア9をバイパスする空気との量が変えられ、その
結果、吹出空気の温度が制御されるようになっている。
そして、前記空調ダクト1の下流側はデフロスト吹出
口12、ベント吹出口13及び足元吹出口14に分かれて車室
に開口し、その分かれた部分にモードドア15a,15b,15c
が設けられ、このモードドア15a,15b,15cをアクチュエ
ータ16、17で操作することにより所望の吹出モードが得
られるようになっている。
前記エバポレータ8は、下記する可変容量コンプレッ
サ18、コンデンサ19、リキッドタンク20及びエクスパン
ションバルブ21と共に冷房サイクルを構成している。
可変容量コンプレッサ18は例えばワブルプレート式で
あり、第3図に示すように電磁クラッチ23を介してエン
ジン22に連結された駆動軸24がコンプレッサ本体25に挿
入され、この駆動軸24にワブルプレート26がヒンジホー
ル27を介して結合されている。このワブルプレート26
は、コンプレッサ本体25内に形成されたクランク室28に
ヒンジボール27を支点として駆動軸24に対して揺動自在
に支持されており、該ワブルプレート26に連結されたピ
ストン29を揺動角に応じてシリンダボア30内で往復動さ
せるようにしてある。また、可変容量コンプレッサ18に
は圧力制御弁31がクランク室28に臨むように設けられ、
この圧力制御弁31はクランク室28と吸入側へ通じる吸入
室32との連通状態を調節する弁体33と、吸入室32内の圧
力に応じて前記弁体33を動かす圧力応動部材34と、前記
弁体33を電磁コイル35への通電量ISOLに応じて動かすソ
レノイド36とを有し、電磁コイル35への通電量ISOLを外
部からコントロールすることによりピストン29とシリン
ダボア30との間からクランク室28内に漏れるブローバイ
ガスが吸入側へ戻る量を調節するようになっている。し
かして、圧力制御弁31等から可変容量コンプレッサ18の
容量を変える容量可変装置37が構成され、電磁コイル35
に流れる電流量ISOLが上昇しソレノイド36の磁力が上昇
すると、弁体33にクランク室28と吸入室32との連通を絞
る方向の力が働き、クランク室28から吸入室32へ漏れる
ブローバイガスの量が少なくなる。このため、クランク
室28内の圧力が増大してピストン29の背面に作用する力
が大きくなるので、ワブルプレート26がヒンジボール27
を支点として揺動角度が小さくなる方向に回動し、ピス
トン29のストローク、即ちコンプレッサの容量が小さく
なるものである。
尚、容量可変装置37は上述した吸入側へ戻すブローバ
イガスの量を圧力制御弁により調節するものばかりでな
く、コンプレッサに使用する気筒数を変えるもの、コン
プレッサとエンジン22とを連結するベルト伝達装置のプ
ーリ比を変えるもの、あるいは、ベーン型コンプレッサ
にあって有効ベーンの枚数を変えるものなど実質的に容
量を変えるものであればよい。
そして、前記アクチュエータ6,11,17、送風機7のモ
ータ、可変容量コンプレッサ18の電磁クラッチ23及び容
量可変装置37は、それぞれ駆動回路40a〜40fを介してマ
イクロコンピュータ41からの出力信号に基づいて制御さ
れる。このマイクロコンピュータ41は図示しない中央処
理装置(CPU)、読出し専用メモリ(ROM)、ランダムア
クセスメモリ(RAM)、入出力ポート(I/O)、水晶振動
子を伴って基準パルスを発生するクロック発生部等を持
つそれ自体周知のもので、該マイクロコンピュータ41に
は車室内の温度を検出する車室内温度センサ42からの出
力信号TR、外気温を検出する外気温センサ43からの出力
信号TA、日射量を検出する日射センサ44からの出力信号
Qs、前記エバポレータ8またはエバポレータ8の下流側
に設けられてエバポレータ8の温度またはエバポレータ
8を通過した空気の温度をエバポレータ8の冷却度TINT
として検出するモードセンサ45からの出力信号がマルチ
プレクサ(MPX)46を介して選択され、A/D変換器47を介
してデジタル信号に変換されて入力される。
また、マイクロコンピュータ41には操作パネル48から
の出力信号が入力される。この操作パネル48は全ての空
調機器をオート状態に設定するコンプレッサ稼動のA/C
スイッチ49、同じくオート状態であるが可変容量コンプ
レッサ18を経済制御するECONスイッチ50、停止モードを
停止するOFFスイッチ51、吸入モードを内気吸入モード
と外気吸入モードに切り換えるRECスイッチ52、吹出モ
ードをデフロストモードに設定するDEFスイッチ53、車
室内の温度を設定する温度設定器54、送風能力を設定す
る送風能力設定器55、デフロストモード以外の吹出モー
ドを設定する吹出モード設定器56を備えている。
温度設定器54はアップダウンスイッチ54a,54bと設定
温度TDをデジタル表示する温度表示部54cとから成り、
アップダウンスイッチ54a,54bの操作で温度表示部54cに
示される設定温度を所定の範囲で変えることができるよ
うになっている。また、送風能力設定器55は送風機7の
回転レベルを切り換えるFANスイッチ55aと現行の回転レ
ベルを表示するレベル表示部55bとから成り、FANスイッ
チ55aの操作で送風能力のモードが停止(レベル0)、L
OW(レベル1)、MID(レベル2)、HI(レベル3)の
順で順次切り換えられると共に、レベル表示部55bの上
部に“MANUAL"の文字が点灯するようになっている。さ
らに、モード設定器56は吹出モードをベント、バイレベ
ル、ヒートの順で順次切り換えるMODEスイッチ56aと、
現行の吹出モードを絵表示で示す絵表示部56bとから成
り、MODEスイッチ56aの操作で絵表示部56bの空気流の矢
印57a,57bが選択された吹出モードを示すように点灯表
示されると共に、絵表示部56bの上部に“MANUAL"の文字
が点灯するようになっている。尚、これら点灯表示や各
表示部54c,55b,56bの表示は表示回路58を介してマイク
ロコンピュータ41で制御される。
第4及び5図において、前述したマイクロコンピュー
タ41による可変容量コンプレッサ18の制御動作例がフロ
ーチャートとして示され、マイクロコンピュータ41はス
テップ100からこのプログラムの実行を開始し、ステッ
プ102,104,106において、送風機7が停止していると
き、OFFスイッチやECONスイッチの操作で可変容量コン
プレッサ18を停止させる指令が出ているとき、または、
冷媒温度Trefが所定温度以下のときには、凍結防止のた
めにステップ108へ進んで可変容量コンプレッサ18を停
止させ、それ以外の時にはステップ110へ進んで予め決
定された外気温度の状態(A,B,CまたはD)をTAの大き
さに基づいて決定する(例えばTA>10をA、5<TA<13
をB、−5<TA<7をC、−2>TAをD)。そして、次
のステップ112において、DEFスイッチ53が押されて吹出
モードがデフロストモードに固定されているか否かを判
定し、デフロストモード以外の吹出モードであればステ
ップ114へ進み、このルーチンへ入る前に例えば(1)
式によって予め演算された必要吹出温度XMが−10℃以下
であるか否かを判定する。
XM=B・TR+C・TA+D・Qs+E−A・TD……(1) 但し、A,B,C,DはそれぞれTD,TR,TA,Qsのゲインであ
り、Eは補正項を示す。
このステップ114においてXM≦−10である場合には、
車室内に吹き出す空気をいきおい低くして急速に冷房す
る要請があり、そのため、ステップ116へ進んでクール
ダウン制御の実行用フラグをセットした後、ステップ11
8でエバポレータ8の目標冷媒度(目標エバポレータ後
流側温度を指す)T′INTを−10℃に設定する。そし
て、必要吹出温度XMが8℃以上になるか(ステップ12
0)エバポレータ8の実際の冷却度が10分以上3℃を下
回るまで(ステップ122)可変容量コンプレッサ18の容
量をT′INTに対する冷却度(エバポレータ後流側温度
を指す)TINTの偏差が1℃未満になるように制御し(ス
テップ124)、ステップ120またはステップ122の条件が
満たされた場合にはクールダウン制御を終了し(ステッ
プ126)通常制御に戻すための移行制御を行なうための
フラグをセットして(ステップ128)ステップ130へ進
む。また、ステップ114でXMが−10℃以下でないと判定
された場合にはステップ132へ進んでクールダウン制御
中であるか否かを判定し、クールダウン制御中であれば
ステップ118へ進み、クールダウン制御が終了していれ
ばステップ130へ進む。
ステップ130においては、A/Cスイッチ49が押されたか
否かが判定され、A/Cスイッチ49が押されていない場合
にはステップ134へ進んで外気温度が所定温度以上であ
るか否かを判定し、所定温度以下であればステップ108
へ進んで可変容量コンプレッサ18を停止させ、所定温度
以上であればステップ136へ進んで、XMに基づいて所定
の特性パターンから目標エバポレータ後流側温度T′
INTを決定する。一方、A/Cスイッチ49が押された場合に
はステップ138,140,142において外気温度TAがA〜Dの
いずれの状態にあるのかを判別し、状態Dであればステ
ップ144へ進んで可変容量コンプレッサ18を停止し、状
態Cもしくは状態Bで内気循環モード(REC)に固定さ
れた場合には窓ガラスの曇り防止に必要な他の制御へ移
行し(ステップ146)、それ以外の状態であれば目標エ
バポレータ後流側温度T′INTを3℃に設定する(ステ
ップ148)。
尚、ステップ112において、吹出モードがデフロスト
モードに固定されている場合にはステップ160へ進んで
クールダウン制御中であるか否かを判定し、クールダウ
ン制御中であればこの制御を終了し(ステップ162)ス
テップ164において通常制御に戻すための移行制御を行
なうフラグをセットした後ステップ138へ進み、クール
ダウン制御が終了していればステップ138へ直接進んで
それ以後の処理が同様に行なわれる。
ステップ136またはステップ148で目標エバポレータ後
流側温度T′INTが決定された後はステップ166へ進んで
低温デミスト制御中であるか否かを判定し、低温デミス
ト制御中であればこの低温デミスト制御を終了し(ステ
ップ168)ステップ170において通常制御に戻すための移
行制御を行なうためのフラグをセットした後ステップ17
2へ進み、低温デミスト制御中でなければ直接ステップ1
72へ移行する。そして、ステップ172においてクールダ
ウン制御から通常制御への移行中であるか否かを、ま
た、ステップ174においてデミスト制御から通常制御へ
の移行中であるか否かをそれぞれ判定し、いずれの移行
制御にも属さずに通常制御が行なわれている場合にはス
テップ176以降の処理を行なう。即ち、ステップ176にお
いてエバポレータ8の実際のエバポレータ後流側温度T
INTが凍結を防止し得る所定温度以上であるか否かを判
定し、所定温度以下であればステップ178へ進んで可変
容量コンプレッサ18を停止させ、凍結防止温度以上であ
る場合にはステップ180へ進んで例えば時定数86secの一
次遅れフィルタを通して目標エバポレータ後流側温度
T′INTを前記ステップ136,148で決定された値までゆっ
くりと変化させ、次のステップ182においてこのT′INT
にTINTが近づくように可変容量コンプレッサ18の吐出容
量を制御する。
これに対して、クールダウンからの移行制御が行なわ
れている場合にはステップ172からステップ184へ進んで
エバポレータ8の実際のエバポレータ後流側温度TINT
3℃以上であるか否かを判別し、低温デミストからの移
行制御が行なわれている場合にはステップ174からステ
ップ186へ進んでTINTが1℃以上であるか否かを判別す
る。これらステップ184,186において指定されている温
度は、それ以上であれば通常制御を行なっても支障がな
いエバポレータ8の冷却度を示しているもので、TINT
これらの温度以上であればステップ188またはステップ1
90に進んで移行制御を終了し、ステップ176以降と同様
の処理を行なう。また、TINTがこれらの温度以下であれ
ば前記ステップ180の時定数よりは短い時定数(例えば4
0sec)の一次遅れフィルタを通してT′INTを変化さ
せ、このT′INTにTINTが近づくように可変容量コンプ
レッサ18の吐出容量を制御する(ステップ182,192)。
したがって、通常制御中においては、車室内への熱負
荷や乗員の温度設定等により目標エバポレータ後流側温
度T′INTが変更される場合であっても、ゆっくりと
T′INTが変化するので、エバポレータ8のエバポレー
タ後流側温度TINTの急変に伴う吹出空気温度の急変を防
止できる。また、クールダウン制御や低温デミスト制御
から通常制御に移行する過程においては、吹出空気温度
の急変を防止する制御に優先しできるだけ速くエバポレ
ータ8の冷却度を通常制御が行なえる温度まで高め、エ
バポレータ8が凍結して通常制御が行なえなくなる虞れ
を少なくすることができる。
(発明の効果) 以上述べたように、この発明によれば、目標冷却度の
変化速度を所定の速度に規制して可変容量コンプレッサ
の吐出容量の急激な変動を抑えたので、エンジン負荷の
急変によるドライバビリティの悪化を防ぐことができる
と共に、エバポレータの冷却度の急変を防いで違和感の
ない車室内の温調変更を可能にする。また、目標冷却度
の変化速度を選択できるようにしたことから、例えばク
ールダウン制御やデミスト制御等のエバポレータの冷却
度が凍結温度以下にある状態から通常制御に移行する過
程において、エバポレータの凍結防止を優先するために
変化速度を速くすることも可能になり空調装置の信頼性
の確保も可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を示す機能ブロック図、第2図はこの
発明で用いられる車両用空調装置の実施例を示す構成
図、第3図は同上に用いられる可変容量コンプレッサを
示す断面図、第4図はマイクロコンピュータによる可変
容量コンプレッサの制御動作例の前段の部分を示すフロ
ーチャート、第5図は同上の後段の部分を示すフローチ
ャートである。 8……エバポレータ、18……可変容量コンプレッサ、45
……MODEセンサ、200……目標冷却度変更手段、300……
目標冷却度の変化速度規制手段、400……容量決定手
段、500……駆動制御手段、600……変化速度選択手段。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部からの制御信号に応じて吐出容量を可
    変する可変容量コンプレッサと、 エバポレータの冷却度を検出するモードセンサと、 前記エバポレータの目標冷却度を自動的にまたは手動で
    変更する目標冷却度変更手段と、 この目標冷却度変更手段により変更される目標冷却度の
    変化速度を所定の速度に規制する目標冷却度の変化速度
    規制手段と、 前記目標冷却度の変化速度規制手段で規制される目標冷
    却度の変化速度を該目標冷却度を変化させる制御状態の
    種類に応じて選択する変化速度選択手段と、 前記目標冷却度に対する前記エバポレータの実測された
    冷却温度の偏差が小さくなるように前記可変容量コンプ
    レッサの容量を決定する容量決定手段と、 この容量決定手段の出力に応じて前記可変容量コンプレ
    ッサを駆動制御する駆動制御手段とを具備することを特
    徴とする車両用空調装置のコンプレッサ制御装置。
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