JPH0596929A - 車両用空調装置の騒音低減装置 - Google Patents

車両用空調装置の騒音低減装置

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JPH0596929A
JPH0596929A JP22348391A JP22348391A JPH0596929A JP H0596929 A JPH0596929 A JP H0596929A JP 22348391 A JP22348391 A JP 22348391A JP 22348391 A JP22348391 A JP 22348391A JP H0596929 A JPH0596929 A JP H0596929A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 空調性能の低下を最小限に抑制しつつ、送風
機の騒音を抑制する。 【構成】 車室内外の環境状態から車室内の快適度を判
定し、この快適度が所定レベルに達した場合に、現状の
騒音レベルから所定値低い目標騒音レベルを演算し、こ
の目標騒音レベルに対応する各々の空気導入モード時の
ブロア電圧を求め、このブロア電圧に対応する吹出風量
を演算してこれらを比較し、吹出風量の多いものを選択
する。この吹出風量の多い方に対応する空気導入モード
とブロア電圧によって、内外気切換ドア5及び送風機6
を制御するため、吹出風量を確保して空調能力の低減を
抑制でき、また送風機6の騒音レベルを所定値下げるこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両用空調装置にお
いて、送風機の騒音を抑制するための静粛モード制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用空調装置の自動制御(AU
TO制御)時においては、車室内温度、外気温度、日射
量、設定温度等の条件から制御用の総合信号を演算し、
この総合信号により各制御機器を制御することによっ
て、快適な空調制御を行っていたが、車室内が概ね快適
な状態になってきた場合にもブロア電圧が落ちず、送風
機の騒音が大きく感じることがあった。
【0003】この送風機の騒音対策として、実開平1−
89215号公報には、ブロアモータの回転速度設定手
段と、ブロアモータの車速依存回転速度設定手段と、比
較手段とを設け、車速が小さくなって、エンジン音、風
切音、ロードノイズ等、ブロアモータの回転音以外の騒
音が小さくなる時に、前記回転速度設定手段と前記車速
依存回転速度設定手段とを比較手段によって比較して、
小さい方の値によりブロアモータを駆動させることによ
って、ブロアモータの回転速度を低下させ、騒音を抑制
するものが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の引例に
おいては、アイドリング時等のエンジンの回転速度が低
い場合の送風機の騒音抑制は可能であるが、空調制御と
同期しておらず、クールダウン時等の熱負荷が大きい場
合及び内気循環モードで稼動している場合の騒音を抑制
することはできないという問題点がある。
【0005】このために、この発明は、室内の快適度が
所定のレベルに達した場合に、空調性能の低下を最小限
に抑えつつ、送風機の騒音を抑制する車両用空調装置の
騒音低減装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】しかして、この発明を図
1において説明すると、空調ダクト2の最上流側に設け
られた内気導入口3及び外気導入口4と、これら内気導
入口3及び外気導入口4を空気導入モードに従って選択
する内外気切換ドア5と、この内外気切換ドア5によっ
て選択された内気導入口3又は外気導入口4から吸入し
た内気又は外気を空調ダクト2の下流側に送風する送風
機6と、この送風機6によって送りこまれた空気を温調
する温調手段100を有する車両用空調装置1におい
て、車室内外の環境状態を検出する環境状態検出手段1
10と、この環境状態検出手段110からの信号によっ
て、車室内の快適度が所定レベルに達したか否かを判定
する快適度判定手段120と、この快適度判定手段12
0によって快適度が所定レベルに達したと判定された場
合に、現実の騒音レベルを演算する騒音レベル演算手段
130と、この騒音レベル演算手段130によって検出
された騒音レベルから所定値低い騒音レベルを演算する
目標騒音レベル演算手段140と、この目標騒音レベル
演算手段140によって演算された目標騒音レベルに対
応する各々の空気導入モードにおける送風機6のブロア
電圧を演算するブロア電圧演算手段150と、前記各々
の空気導入モードにおけるブロア電圧が供給された場合
の吹出風量を演算する吹出風量演算手段160と、この
吹出風量演算手段160によって演算された各々の吹出
風量を比較し、吹出風量の多いものを選択する吹出風量
選択手段170と、この吹出風量選択手段170によっ
て選択された吹出風量を決定するブロア電圧及び空気導
入モードによって送風機6及び内外気切換ドア5を駆動
する駆動手段180とを具備することにある。
【0007】
【作用】したがって、この発明によれば、車室内温度、
外気温度、及び日射量等の環境信号を検出(環境信号検
出手段110)して、車室内の快適度を判定(快適度判
定手段120)し、これによって車室内の快適度が所定
レベルに達したと判定された場合には、送風機6の騒音
レベルを検出(騒音レベル検出手段130)し、この騒
音レベルから所定値低い目標騒音レベルを演算(目標騒
音レベル演算手段140)する。ブロア電圧演算手段1
50において、前記目標騒音レベルと同じ騒音を発生さ
せる各空気導入モードにおける送風機のブロア電圧を演
算し、これら各々の空気導入モードにおけるブロア電圧
による送風量を送風量演算手段160において演算す
る。これによって求められた各々の空気導入モードにお
ける送風機のブロア電圧による送風量を、送風量選択手
段170において比較し、最も多い送風量を有する空気
導入モードにおけるブロア電圧を選択し、このブロア電
圧によって送風機6を駆動させると共に、この空気導入
モードによって内外気切換ドア5を駆動するものである
(駆動手段180)。これによって、所定値低い騒音レ
ベルによって送風機6を駆動させると共に、送風量の多
い空気導入モードを選択するため、空調効果の低減を最
小限に抑制でき、上記課題が達成できるものである。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例について図面により
説明する。
【0009】図2において示される車両用空調装置1
は、空調ダクト2の最上流に内気導入口3と外気導入口
4が開口しており、内外気切換ドア5によって適宜選択
されるようになっている。
【0010】この内外気切換ドア5の下流には、送風機
6が設けられており、内外気切換ドア5によって選択さ
れた内気導入口3又は外気導入口4から内気又は外気を
吸入して空調ダクト2の下流側に送風している。
【0011】この送風機6の下流には、エバポレータ7
が配され、このエバポレータ7の下流には、ヒータコア
11が設けられている。エバポレータ7は、順次配管結
合されるコンプレッサ8、コンデンサ9、膨張弁10と
共に冷房サイクルを構成しており、コンプレッサ8と動
力源(エンジン)との接続を電磁クラッチ18によって
断続させることで冷媒循環量が調整されるようになって
いる。また、ヒータコア11は、熱源としてエンジンの
冷却水を用い、その供給量が電磁弁12によって調節さ
れるようになっている。このヒータコア11の上流側に
は、エアミックスドア13がヒータコア11を通過する
空気を制限するように配されている。
【0012】空調ダクト2の最下流には、デフ吹出口1
4、ベント吹出口15、及びフット吹出口16が開口し
ており、モードドア17a,17b,17cによって適
宜開口するようになっている。
【0013】以上の構成の車両用空調装置1において、
内外気切換ドア5によって選択された内気導入口3又は
外気導入口4から送風機6の稼動によって吸入された内
気又は外気は、空調ダクト2の下流側に送風され、エバ
ポレータ7を通過することによって冷却される。
【0014】この冷却された空気は、エアミックスドア
13の開度によってヒータコア11を通過する空気と、
ヒータコア11を迂回(バイパス)する空気に分けら
れ、ヒータコア11の後流側で、ヒータコア11を通過
して加熱された空気と、ヒータコア11をバイパスして
冷却されたままの空気が混合され、所望の温度に温調さ
れた空気が得られるものである。
【0015】この温調された空気は、モードドア17
a,17b,17cによって選択された吹出口14,1
5,16から車室内に吹き出し、車室内を温調するもの
である。
【0016】この車両用空調装置1を制御するために、
マイクロコンピュータ19が設けられており、このマイ
クロコンピュータ19には少なくとも車室内温度を検出
する温度センサ22、外気温度を検出する温度センサ2
3、エバポレータ7の温度を検出する温度センサ24、
及び日射量を検出する日射センサ25からの信号が、マ
ルチプレクサ(MPX)20、A/D変換器21を介し
て入力され、さらに下記する操作パネル27からの信号
が入力され、マイクロコンピュータ19において所定の
プログラムで処理されて、各制御信号を出力するもので
ある。尚、マイクロコンピュータ19は、少なくとも図
示しない中央演算処理装置(CPU)、読出専用メモリ
(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、入出
力ポート(I/O)を有するそれ自体公知のものであ
る。
【0017】操作パネル27は、空調装置1の制御を自
動で行うためのAUTOスイッチ29、空調装置1の稼
動を停止させるOFFスイッチ32、コンプレッサ8の
稼動を停止させるA/Cスイッチ30、吹出モードを手
動によりデフモードに設定するDEFスイッチ40、空
気導入モードを内気循環モードに手動により切り替える
RECスイッチ31、車室内の温度を設定するためのア
ップダウンスイッチ33a,33b及び温度表示部33
cから成る温度設定器33、吹出モードを手動により設
定するMODEスイッチ34a及び吹出モード表示部3
4bから成るモード設定器、送風機6の風量を手動によ
り切り替えるFANスイッチ35a及び送風レベル表示
部35bから成る風量設定器35を有している。また、
この操作パネル27には、さらに破線でしめす静粛モー
ドスイッチ26を配することもできる。
【0018】この操作パネル27からの設定は、マイク
ロコンピュータ19に送られ、また操作パネル27の表
示33c,34b,35bは、表示回路36を介してマ
イクロコンピュータ19によって制御されるものであ
る。
【0019】マイクロコンピュータ19は、制御信号を
出力することによって、内外気切換ドア5を駆動するア
クチュエータ38aを出力回路37aを介して、送風機
6を出力回路37bを介して、電磁クラッチ18を出力
回路37cを介して、エアミックスドア13を駆動する
アクチュエータ38bを出力回路37dを介して、電磁
弁12を出力回路37eを介して、モードドア17a,
17b,17cを駆動するアクチュエータ38cを出力
回路37fを介して制御するものである。
【0020】以下、このマイクロコンピュータ19にお
いて実行される本発明に係る静粛モード制御のフローチ
ャートを図3乃至図5に示し説明する。
【0021】静粛モードの制御は、空調装置1の制御を
自動で行うメインプログラムから、ジャンプ命令若しく
はタイマ割り込みによって定期的に開始されるもので、
次なるステップ210において必要なデータが読み込ま
れる。このステップ210において読み込まれるデータ
は、具体的には車室内温度Tr、外気温度Ta、日射量
Qs、空気導入モードRec/Fre、ブロア電圧Vr
である。
【0022】ステップ220において、空気導入モード
の判定がなされ、内気循環モードの場合はステップ23
0に、外気導入モードの場合にはステップ240に進
む。このステップ220における判定は、空気導入モー
ドを判定することによって、現実の空調制御が冷房モー
ドか暖房モードかの判定をするためのもので、自動制御
(AUTO制御)時においては内気循環モードの場合は
冷房モード、外気導入モードの場合は暖房モードである
と判定されることとなる。
【0023】このステップ220の判定に基づいて、ス
テップ230では、車室内温度Trが上限値T1 (例え
ば、27〜28℃)以下であるか否かの判定がなされ、
ステップ240においては、車室内温度Trが下限値T
2(例えば21〜22℃)以上であるか否かが判定され
る。ステップ230及びステップ240での判定は、車
室内温度Trが、所定レベルに到達しているか否かを判
定するもので、車室内の快適度の判定を行うものであ
る。
【0024】前記ステップ230において、車室内温度
Trが上限値T1 以下であると判定された場合には、ス
テップ250に進んで、外気温度が所定値T3 以下であ
るか否かの判定がなされ、さらにステップ260におい
て日射量Qsが所定値S以下である否かの判定さなされ
る。また、前記ステップ230において上限値T1 より
大きい場合にはステップ510に進んで、メインプログ
ラムに回帰するものである。
【0025】また、ステップ240において、車室内温
度Trが下限値T2以下であると判定された場合には、
ステップ400の第2静粛制御を行い、下限値T2 以上
である場合には、ステップ510に進んで、メインプロ
グラムに回帰するものである。
【0026】ステップ250及びステップ260の判定
によって外気温度Ta及び日射量Qsが所定値T3 ,S
よりも大きい場合には、車外の温度が高く日射量が多い
ために空気導入モードを外気導入モードに切り替えると
冷房条件が悪くなるため、ステップ400に進んで第2
静粛制御を行い、所定値以下である場合にはステップ3
00において第1静粛制御を行うものである。
【0027】以上のように、ステップ220,230,
250,260の判定によって、冷房モードで、車室内
温度、外気温度及び日射量の条件が整った場合、つまり
車室内の快適度が所定レベルに達している場合には、第
1静粛制御を実行し、ステップ220,240によって
暖房モードで車室内温度の条件が整っている場合、及び
ステップ220,230,250,260の判定によっ
て、冷房モードで、車室内温度の条件は整っているが、
外気温度及び日射量の車外条件が整っていない場合には
第2静粛制御を実行するものである。
【0028】ステップ300から開始される第1静粛制
御のサブルーチンは、図4のフローチャートで示される
ように、ステップ310において、現実のブロア電圧V
rから図7に示す特性線図に従って内気循環(Rec)
モード上の騒音レベルNa〔dB〕を演算するものであ
る。尚、図7で示す特性線図は、内気循環(Rec)モ
ード時及び外気導入(Fre)モード時における送風機
6に印加される電圧と車室内の騒音レベルの関係を実験
により求めたものである。
【0029】ステップ320においては、前記ステップ
310によって演算された騒音レベルNaから所定値N
〔dB〕低い目標騒音レベルNb〔dB〕を演算(Nb
=Na−N)し、ステップ330においてこの騒音レベ
ルNbに対応するRecモード時のブロア電圧V2 及び
Freモード時のブロア電圧V1 を図7に示す特性線図
により演算するものである。
【0030】ステップ340では、各々のブロア電圧V
1 ,V2から図8に示す特性線図によって各々のブロア
電圧が対応する空気導入モード(具体的にはブロア電圧
1 はFreモード、ブロア電圧V2はRecモード)
時の送風機6の吹出風量B1 ,B2 を演算し、ステップ
350において吹出風量B1 ,B2 の大小を判定する。
【0031】このステップ350の判定において吹出風
量B1 が大きいと判定された場合には、ステップ360
に進んで内外気切換ドア(INTAKE)5をFre
(外気導入)モードに切り替え、ステップ370におい
てブロア電圧をV1 に設定するものである。
【0032】これによって、第1静粛制御の場合は、通
常の制御よりも送風機6の騒音レベルはN〔dB〕低い
レベルとなり、さらに送風量の多い外気導入モードが選
択されることにより空調レベルの低下を最小限に抑えら
れるものである。
【0033】この制御の後、ステップ390においてス
テップ500に回帰し、車室内の温度変化ΔTが所定値
αより小さい間この制御が保持され、所定値α以上にな
った場合にはステップ510からメインプログラムに回
帰して通常の制御が実行されるものである。
【0034】ステップ400から開始される第2静粛制
御のサブルーチンは、ステップ410,ステップ42
0,ステップ430において、前記第1静粛制御のサブ
ルーチンのステップ310,ステップ320,ステップ
330と同様の働きをし、ブロア電圧V1 ,V2 を得る
ものである。
【0035】その後、ステップ440において、空気導
入モードを判定し、Rec(内気循環)モードの場合は
ステップ450において空気導入モードがRecモード
時のブロア電圧V2 に設定され、Fre(外気導入)モ
ードの場合はステップ460に進んでFreモード時の
ブロア電圧V1 に設定されるものである。
【0036】これによって、第2静粛制御の場合は、無
条件にN〔dB〕低いブロア電圧に設定し、車室内の騒
音レベルをN〔dB〕下げるものである。
【0037】この後、ステップ470からステップ51
0に回帰して、車室内の温度変化ΔTが所定値αより小
さい間この制御が継続され、所定値α以上になった場合
にはステップ510からメインプログラムに回帰して通
常の制御が実行されるものである。
【0038】また、この空調装置1の操作パネル27内
に破線で示される静粛モードスイッチ26を配して強制
的に静粛モード制御を実行させることもできる。
【0039】この静粛モードスイッチ26を配した場合
の静粛制御は、図6のフローチャートで示されるよう
に、ステップ600からメインプログラムから定期的に
ジャンプ命令若しくはタイマの割り込みによって開始さ
れるもので、ステップ610において、静粛モードスイ
ッチ26のON/OFFが判定される。
【0040】このステップ610における判定によって
静粛モードスイッチ26がONされたと判定された場合
には、ステップ620において必要なデータが読み込ま
れる。このデータは、具体的には現実の送風機6に印加
されるブロア電圧Vrで、このブロア電圧Vrによっ
て、ステップ630,ステップ640,ステップ65
0,ステップ660において前述の第1静粛制御のステ
ップ310乃至図350と同様の動作を行い、吹出風量
1 及びB2 を得るものである。
【0041】ステップ670においてこの吹出風量B1
とB2 を比較し、B1 が大きい場合には、ステップ68
0において内外気切換(INTAKE)ドア5をFre
(外気導入)モードに、さらにステップ690において
ブロア電圧をV1 に設定し、ステップ720に進むもの
である。また、ステップ670において、吹出風量B2
が大きい場合には、ステップ700に進んで内外気切換
(INTAKE)ドア5をRec(内気循環)モードに
設定し、ステップ710においてブロア電圧をV2 に設
定してステップ720に進むものである。
【0042】ステップ720においては、静粛モードス
イッチ26のON/OFFが再び判定され、OFFの場
合にはステップ740に進んでメインプログラムに回帰
するものである。また、このステップ720において、
静粛モードスイッチ26がONのままである場合にはス
テップ730に進んで、車室内の温度変化ΔTが所定値
α以上であるか否かが判定され、所定値α以下の場合に
はステップ680及びステップ690、若しくはステッ
プ700及びステップ710において設定された値が保
持され、さらにこの間ステップ720の静粛モードスイ
ッチ26のON/OFFが判定されるものである。
【0043】このステップ730において、車室内の温
度変化ΔTが所定値以上になった場合にはステップ74
0からメインプログラムに回帰し、通常制御が実行され
るものである。
【0044】これによって、静粛モードスイッチ26の
ONによって、空調装置1の空調レベルの低下を最小限
に抑制すると共に、送風機6の騒音レベルをN〔dB〕
下げることができるものである。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、空調の快適度が所定レベルに達した場合に、車室内
の騒音レベルを強制的に所定値下げるブロア電圧と吹出
風量の大きい空気導入モードとが設定できることによっ
て、空調装置の空調レベルの低下を最小限に抑制できる
と共に、車室内の騒音レベルを抑制できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の構成を示す機能ブロック図である。
【図2】この発明の実施例に係る空調装置の説明図であ
る。
【図3】この発明の実施例に係る静粛モード制御のフロ
ーチャート図である。
【図4】第1静粛制御を示すサブルーチンのフローチャ
ート図である。
【図5】第2静粛制御を示すサブルーチンのフローチャ
ート図である。
【図6】静粛モードスイッチによる静粛モード制御のフ
ローチャート図である。
【図7】内気循環(Rec)モード及び外気導入(Fr
e)モード時のブロア電圧と車室内騒音レベルの関係を
示した特性線図である。
【図8】内気循環(Rec)モード及び外気導入(Fr
e)モード時のブロア電圧と吹出風量の関係を示した特
性線図である。
【符号の説明】
1 車両用空調装置 2 空調ダクト 3 内気導入口 4 外気導入口 5 内外気切換(INTAKE)ドア 6 送風機 100 温調手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空調ダクトの最上流側に設けられた内気
    導入口及び外気導入口と、これら内気導入口及び外気導
    入口を空気導入モードに従って選択する内外気切換ドア
    と、この内外気切換ドアによって選択された内気導入口
    又は外気導入口から吸入した内気又は外気を空調ダクト
    の下流側に送風する送風機と、この送風機によって送り
    こまれた空気を温調する温調手段を有する車両用空調装
    置において、 車室内外の環境状態を検出する環境状態検出手段と、 この環境状態検出手段からの信号によって、車室内の快
    適度が所定レベルに達したか否かを判定する快適度判定
    手段と、 この快適度判定手段によって快適度が所定レベルに達し
    たと判定された場合に、現実の騒音レベルを演算する騒
    音レベル演算手段と、 この騒音レベル演算手段によって演算された騒音レベル
    から所定値低い騒音レベルを演算する目標騒音レベル演
    算手段と、 この目標騒音レベル演算手段によって演算された目標騒
    音レベルに対応する各々の空気導入モードにおける送風
    機のブロア電圧を演算するブロア電圧演算手段と、 前記各々の空気導入モードにおけるブロア電圧が供給さ
    れた場合の吹出風量を演算する吹出風量演算手段と、 この吹出風量演算手段によって演算された各々の吹出風
    量を比較し、吹出風量の多いものを選択する吹出風量選
    択手段と、 この吹出風量選択手段によって選択された吹出風量を決
    定するブロア電圧及び空気導入モードによって送風機及
    び内外気切換ドアを駆動する駆動手段とを具備すること
    を特徴とする車両用空調装置の騒音低減装置。
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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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