JPH0312567Y2 - - Google Patents

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JPH0312567Y2
JPH0312567Y2 JP12268989U JP12268989U JPH0312567Y2 JP H0312567 Y2 JPH0312567 Y2 JP H0312567Y2 JP 12268989 U JP12268989 U JP 12268989U JP 12268989 U JP12268989 U JP 12268989U JP H0312567 Y2 JPH0312567 Y2 JP H0312567Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は車輛用空気調和装置に関し、さらに詳
言すれば送風量制御を改良した車輛用空気調和装
置に関する。
(従来技術) 車輛用空気調和装置の従来の送風量制御は、た
とえば特開昭56−138639号公報に開示されている
如くエンジン冷却水温によつて最大送風量を制限
するようにしたものや、特開昭59−40918号公報
に開示されている如く全熱負荷の演算値により最
大風量を制御するようにしたものがある。
前者によるときは春、秋等の中間季節において
起動時送風量が最大になり、不快感を与える問題
があつた。
また後者によるときは外気が非常に低温の場合
には送風量が最大になるため、特に起動時はエン
ジン冷却水温も未だ低温であり、車室内が暖めら
れない問題があつた。
(考案の目的) 本考案は上記にかんがみなされたもので、上記
の問題を解消して、冬季の暖房効果が抑制される
ことを防止した車輛用空気調和装置を提供するこ
とを目的とする。
(考案の構成) 第1図は本考案の構成を示す機能ブロツク図で
ある。
送風機15からの送風空気は空調手段1を介し
て車室34に供給してある。空調手段1はたとえ
ば送風機15からの送風空気を冷却する冷却器、
冷却器と車室との間に設けられた加熱器、冷却器
を通過した空気量と加熱器を通過させる空気量と
の比率を統制するミツクスドアとからなつてい
る。
一方、車室34内の温度は内気温度検出手段2
により検出する。内気温度検出手段2の検出出力
と温度設定器40の出力とは制御手段4に供給
し、内気温度検出手段2の検出出力と温度設定器
40の出力との差に関連した信号により送風機1
5の送風量および空調手段1が制御される。
一方、本考案においては、外気温度を外気温度
検出手段3手段により検出する。空調手段1が送
風機15からの送風空気を加熱する暖房モードで
あるかを判定手段5により判定する。この判定は
たとえば空調手段1を制御する制御手段4の出力
から判定してもよい。
検出外気温度が予め定めた所定温度以下であ
り、かつ判定手段5により空調手段1が暖房モー
ドであると判定されているときは外気温度検出手
段3の検出出力に対応した最大値に送風機風量を
制限する制限手段6により制御手段4の送風機制
御信号をリミツトして、送風機風量の最大値を検
出外気温度に対応して制限する。
(考案の実施例) 以下、本考案を実施例により説明する。
第2図は本考案の一実施例の構成を示すブロツ
ク図である。
11は空気調和装置本体であり、12は空気調
和装置本体11を制御するマイクロコンピユータ
からなる制御装置である。
空気調和装置本体11はダクト13の上流側か
ら、内外気比率調整ドア14、送風機15、エバ
ポレータ16、ミツクスドア17、ヒータコア1
8が順次配設してあり、最下流側にモード切替用
のドア19,20が設けてある。
内外気比率調整ドア14はモータアクチユエー
タ21によつて制御され、吸入空気における外気
量と還流車内空気量との比率が調整され、吸入空
気は送風機15によつて内外気比率調整ドア14
を介してダクト13内に吸引導入される。エバポ
レータ16は冷媒を圧縮し循環させるコンプレツ
サ22、コンデンサ23、レシーバータンク24
および膨張弁25と共に冷却機26を構成してお
り、コンプレツサ22は車載内燃機関の出力軸の
回転が伝達されるプーリ27により駆動される。
プーリ27からの回転力はマグネツトクラツチ2
8を介して伝達される。送風機15によつて吸引
導入された吸入空気は冷却機26が動作している
ときはエバポレータ16を通過することによつて
冷却される。
ヒータコア18は車載内燃機関の冷却水が導入
されて加熱器として作用する。エバポレータ16
により冷却された吸入空気のヒータコア18を通
過す比率はミツクスドア17の開度によつて制御
される。ミツクスドア17はモータアクチユエー
タ30により駆動される。
モード切替用のドア19,20によりベント吹
出口31、デフロスト吹出口32、ヒート吹出口
33を選択して空気調和された空気を車室34に
吹き出すべく切替えられる。モード切替用のドア
19,20はモータアクチユエータ35によつて
駆動される。
車室内の温度を検出する内気温度検出センサ3
6、日射量を検出する日射量検出センサ37、エ
バポレータ出口空気すなわちA点の温度を検出す
るエバポレータ出口空気温度検出センサ38、外
気温度を検出する外気温度検出センサ39、車室
温度の設定をする設定器40、ミツクスドア17
の開度を検出するポテンシヨメータ41が設けて
ある。内気温度検出センサ36の出力、日射量検
出センサ37の出力、エバポレータ出口空気温度
検出センサ38の出力、外気温度検出センサ39
の出力、設定器40の設定出力、ポテンシヨメー
タ41の出力は、図示しないマルチプレクサを介
してA/D変換器(以下、ADCと記す)43に
供給してデジタルデータに変換し、制御装置12
に供給してある。
制御装置12は基本的にCPU12−1、プログ
ラムを記憶させたROM12−2、データを記憶す
るRAM12−3、入力ポ−ト12−4、出力ポ−ト
12−5を備えている。
入力ポ−ト12−4からROM12−2に記憶さ
れているプログラムにしたがつてADC43から
ののデジタルデータを続み込み、ROM12−2
記憶されているプログラムにしたがつて、CPU
12−1で処理、演算されたデータは出力ポート
12−5を介して駆動回路46〜50に出力する。
ROM12−2に記憶されているプログラムにし
たがつて本考案の一実施例の作用を第3図、第4
図にしたがつて説明する。
プログラムを開始させれば初期設定がなされ
(ステツプa)、ついでADC43からのデジタル
データが入力ポート12−4を介して続み込まれ、
RAM12−3の所定エリアに記憶されて、T=
Tr+K1Ts+K2Ta+K3TE−K4TD+K5の綜合デー
タが演算される(ステツプb)、ここでTrは内気
温度検出センサ36の検出出力、Tsは日射量検
出センサ37の検出出力、Ta外気温度検出セン
サ39の検出出力、TEはエバポレータ出口空気
温度検出センサ38の検出出力、TDは設定器4
0の設定出力、K1〜K5は定数であり、綜合デー
タTは車室内温度と設定器40による設定温度と
の差を日射量、外気温度、エバポレータ出力空気
温度により補正した値に対応している。
ステツプbについで綜合データTにもとづいて
送風機15の回転数を駆動回路47を介して制御
する送風量制御がなされる(ステツプc)。つづ
いて、綜合データTにもとづいて駆動回路46を
通してモータアクチユエータ21を制御して内外
気比率調整ドア14の開度を制御し、駆動回路4
9を通してモ−タアクチユエ−タ30を制御して
ミツクスドア17の開度を制御し、かつ駆動回路
48を介してマグネツトクラツチ28への通電状
態を制御して冷却機26の稼働時期および稼働率
を制御する公知の温度制御がなされる(ステツプ
d)。ついでエバポレータ出口空気温度検出セン
サ38の出力TEおよびミツクスドア17の開度
に対応したデータにもとづいて、モード切替用の
ドア19,20を駆動回路50を通してモータア
クチユエータ35を制御して、吹出口を選定する
公知のモード制御がなされる(ステツプe)。ス
テツプeにつづいてステツプbが実行される。
本考案の一実施例において、ステツプcは第4
図に示す如く、ステツプbにつづいて綜合データ
Tから暖房モードか否か、すなわち綜合データT
がα未満か否かがチエツクされる(ステツプc1)。
綜合データTがα未満のときは暖房モードであ
り、綜合データTがα以上のときは冷房モードで
あると判断される。
ステツプc1において暖房モードであると判断さ
れたとき外気温度Taに対応して最大送風量が所
定パターンに対応させた演算式により演算され
て、一旦AM12−3の所定記憶エリアに記憶さ
れる(ステツプc2)。外気温度Taに対応する最大
送量のパターンはステツプc2の枠内において実線
に示した如くであり、たとえば外気温度Taが−
Taz(たとえば−5℃)以上のときは従来の送風
量制御の場合の最大送風量Hiと同じ最大送風量
であり、外気温度Taが−Ta1(たとえば−20℃)
(−Ta1<−Ta2)未満のときは最大送風量はMe
(Me<Hi)であり、外気温度Taが−Ta2以上のと
きは外気温度の低下に比例して最大送風量を減少
させるようなパタ−ンである。
ステツプc2につづいてて、従来の送風量制御の
場合と同様に、綜合データTに対応して送風量が
所定のパターン(ステツプc3の枠内において実線
で示したパターン)に対応させた演算式により演
算され、この演算結果による送風量とステツプc2
において記憶した最大送風量とが比較されてその
小さい値の方の送風量に送風機15が制御される
(ステツプc3)。すなわちこの場合は綜合データT
はT<αの場合であり、ステツプc3の枠内に示し
た如く最大送風量は外気温度Taに対応して一点
鎖線に示した如く制限されることになる。
またステツプC1において綜合データTがT<
αでないときは、暖房モードでなくステツプC1
につづいてステツプC3が実行される。この場合
においては従来の送風量制御の場合と同様であり
ステツプC3の枠内に実線で示すパターンの如く
制御されて、最大送風量は制限されない。
上記の如く暖房モードの場合に最大送風量が外
気温度Taにより制限されるため、ヒータ能力を
最も効率よく発揮させ最大の暖房効果を得ること
ができる。
またステツプC1とステツプC3との間にステツ
プC2と同様のステツプを設けて冷房モード側に
おいても最大送風量を制限するようにしてもよ
い。
(考案の効果) 以上説明した如く本考案によれば、外気温度が
予め定めた所定温度以下であり、かつ暖房のとき
における送風量制御においてその最大送風量を外
気温度に対応して制限するようにしたため、冬季
に送風量が多くてエンジン冷却水温が過剰に冷却
されることが防がれ、暖房効果を低減することが
抑制される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の構成を示す機能ブロツク図。
第2図は本考案の一実施例を示すブロツク図。第
3図および第4図は本考案の作用の説明に供する
フローチヤート。 1……空調手段、2……内気温度検出手段、3
……外気温度検出手段、4……制御手段、5……
判定手段、6……制御手段、15……送風機、3
4……車室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 送風機と、送風機と車室との間に設けられた空
    調手段と、温度設定器と、車室内温度を検出する
    内気温度検出手段と、温度設定器の出力と内気温
    度検出手段の出力との差に関連した信号によつて
    少なくとも送風機の送風量を制御する制御手段と
    を備えた車輛用空気調和装置において、外気温度
    を検出する外気温度検出手段と、空調手段が暖房
    モードであることを判定する判定手段と、検出外
    気温度が予め定めた所定温度以下であり、かつ判
    定手段により暖房モードであると判定されたとき
    送風機送風量の最大値を外気温度検出手段の出力
    に対応して制限する制限手段とを備えたこをを特
    徴とする車輛用空気調和装置。
JP12268989U 1989-10-21 1989-10-21 Expired JPH0312567Y2 (ja)

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JPH0298007U JPH0298007U (ja) 1990-08-03
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