JPH0126498Y2 - - Google Patents

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JPH0126498Y2
JPH0126498Y2 JP1985025510U JP2551085U JPH0126498Y2 JP H0126498 Y2 JPH0126498 Y2 JP H0126498Y2 JP 1985025510 U JP1985025510 U JP 1985025510U JP 2551085 U JP2551085 U JP 2551085U JP H0126498 Y2 JPH0126498 Y2 JP H0126498Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は車輌用空気調和装置の改良に関し、特
にその冷房起動時の動作を改良した車輌用空気調
和装置に関する。
(従来技術) 車輌用空気調和装置の従来の冷房起動制御は、
たとえば実公昭55−44653号公報、実公昭58−
39929号公報に示されたものがある。前者は冷房
機起動の時にエバポレータ温度が低下するまで送
風機を作動させないため、冷房機起動直後に即時
に冷房感が味えない問題があるほか、車室内から
の還流空気、外気が吸入されないためにエバポレ
ータ表面が湿らず臭いが消えない問題もあつた。
また後者によるときは冷房機起動直後から一定期
間、送風機を微小回転とするものであるため、エ
バポレータ出口側の空気温度が低下しない場合に
おいても他の制御に移行してしまつて冷房感を満
足できない問題があつた。
(考案の目的) 本考案は上記にかんがみなされたもので、上記
の問題を解消して冷房開始直後の冷風温度低下に
より冷房感を向上させるとともに臭気防止を向上
させた車輌用空気調和装置を提供することを目的
とする。
(考案の構成) 第1図は本考案の構成を示す機能ブロツク図で
ある。
車輌用空気調和装置は少なくとも送風機15と
送風機15からの送風を冷却する冷却機26を備
えており、冷却機26の一部を構成する熱交換器
26−1を通して送風を車室34に送り、冷却さ
れた送風により車室内を所定温度に冷却する。
一方、熱交換器26−1を通過した直後の送風
温度を温度検出器4により検出し、温度検出器4
の検出出力は、温度検出器4による検出温度が所
定値以上であることを判定する判定手段5に供給
してある。温度検出器4は熱交換器26−1の表
面温度を直接検出するように設けてもよい。
冷却機26の起動信号は、起動信号受信時から
所定の設定期間内であることを判定する限時手段
6に供給してある。限時手段6の出力および判定
回路5の出力は制御手段7に供給してある。制御
手段7は、判定手段5から温度検出器4による検
出温度が所定値以上であることを判定した信号お
よび限時手段6から前記設定期内であることを判
定した信号を受けているとき、送風機15の送風
量を所定の低風量に制御する。
したがつて、検出温度が所定値以上でありかつ
設定期間であるとき送風機15の送風量は低風量
に制御され、温度の高い送風が多量に車室34に
に供給されることはなく、冷却機26の起動時か
ら送風がなされるため送風の湿度により臭気は低
減されることになる。
(考案の実施例) 以下、本考案は実施例により説明する。
第2図は本考案の一実施例の構成を示すブロツ
ク図である。
11は空気調和装置本体であり、12は空気調
和装置本体11を制御するマイクロコンピユータ
からなる制御装置である。
空気調和装置本体11はダクト13の上流側か
ら、内外気比率調整ドア14、送風機15、エバ
ポレータ16、ミツクスドア17、ヒータコア1
8が順次配設してあり、最下流側にモード切替用
のドア19,20が設けてある。
内外気比率調整ドア14はモータアクチユエー
タ21によつて制御され、吸入空気における外気
量と還流車内空気量との比率が調整され、吸入空
気は送風機15によつて内外気比率調整ドア14
を介してダクト13内に吸引導入される。エバポ
レータ16は冷媒を圧縮し循環させるコンプレツ
サ22、コンデンサ23、レシーバータンク24
および膨脹弁25とともに冷却機26を構成して
あり、コンプレツサ22は車載内燃機関の出力軸
の回転が伝達させるプーリ27により駆動され
る。プーリ27からの回転力はマグネツトクラツ
チ28を介して伝達される。送風機15によつて
吸引導入された吸入空気はエバポレータ16を通
過することによつて冷却される。
ヒータコア18は車載内燃機関の冷却水が導入
されて加熱器として作用する。エバポレータ16
により冷却された吸入空気のヒータコア18を通
過する比率はミツクスドア17の開度によつて制
御される。ミツクスドア17はモータアクチユエ
ータ30により駆動される。
モード切替用のドア19,20によりベント吹
出口31、デフロスト吹出口32、ヒート吹出口
33を選択して空気調和された空気を車室34に
吹き出すべく切替えられる。モード切替用のドア
19,20はモータアクチユエータ35によつて
駆動される。
車室内の温度を検出する内気温度検出センサ3
6、日射量を検出する日射温度検出センサ37、
エバポレータ出口空気すなわちA点の温度を検出
するエバポレータ出口空気温度検出センサ38、
外気温度を検出する外気温度検出センサ39、車
室温度の設定をする設定器40、エバポレータ出
口空気温度の設定をする設定器41、ミツクスド
ア17の開度を検出するポテンシヨメータ42が
設けてある。内気温度検出センサ36の出力、日
射量検出センサ37の出力、エバポレータ出口空
気温度検出センサ38の出力、外気温度検出セン
サ39の出力、設定器40および41の設定出
力、ポテンシヨメータ42の出力は、マルチプレ
クサ(図示しない)を介してA/D変換器(以
下、ADCと記す)43に供給してデジタルデー
タに変換し、制御装置12に供給してある。
また、冷房開始の指示をするA/Cスイツチ4
4、送風機15が自動制御されることを指示する
指示スイツチ45等の指示スイツチ群Bの出力が
制御装置12に供給してある。
制御装置12はCPU12−1、プログラムを記
憶させたROM12−2、データを記憶するRAM
12−3、入力ポート12−4、出力ポート12−
およびカウンタ・タイマ12−6を備えている。
入力ポート12−4はROM12−2に記憶され
ているプログラムにしたがつてADC43からの
デジタルデータ、指示スイツチ群Bの各指示スイ
ツチの出力を読み込み、ROM12−2に記憶され
ているプログラムにしたがつて、CPU12−1
処理、演算されたデータは出力ポート12−5
介して駆動回路46〜50に出力する。
ROM12−2に記憶されているプログラムにし
たがつて本考案の一実施例の作用を第3図、第4
図にしたがつて説明する。
プログラムを開始させれば初期設定がなされ
(ステツプa)、ついでADC43からのデジタル
データ、指示スイツチ群Bの各指示スイツチの出
力が入力ポート12−4を介して読み込まれ、
RAM12−3の所定記憶エリアに記憶されて、T
=Tr+K1Ts+K2Ta+K3TE−K4TD+K5の綜合デ
ータが演算される(ステツプb)。ここでTrは内
気温度検出センサ36の検出出力、Tsは日射量
検出センサ37の検出出力、Taは外気温度検出
センサ39の検出出力、TEはエバポレータ出口
空気温度検出センサ38の検出出力、TDは設定
器40の設定出力、K1〜K5は定数であり、綜合
データTは車室内温度と設定器40による設定温
度との差を日射量、外気温度、エバポレータ出口
空気温度により補正した値に対応している。
ステツプbについで綜合データTにもとづい
て、出力ポート12−5を介し、駆動回路46を
通してモータアクチユエータ21を制御して内外
気比率調整ドア14の開度が制御され、駆動回路
49を通してモータアクチユエータ30を制御し
てミツクスドア17の開度が制御される(ステツ
プc)。ついで綜合データTにもとづいて送風機
15の回転数を駆動回路47を介して制御する送
風量制御がなされる(ステツプd)。ステツプd
につづいて、綜合データTにもとづいて駆動回路
48を介して、作動、非作動温度を変化させ、マ
グネツトクラツチ28への通電状態を制御して冷
却機26の稼動時間および稼動率を制御し、前記
のミツクスドア17の開度制御と協働する温度制
御がなされる(ステツプe)。ステツプeにつづ
いて、エバポレータ出口空気温度検出センサ38
の出力TEおよびミツクスドア17の開度に対応
したデータにもとづいてモード切替用のドア1
9,20を駆動回路50によりそれぞれ制御して
吹出口を選定するモード制御がなされる(ステツ
プf)。ステツプfについてステツプbが再び実
行される。
本考案の一実施例において、ステツプdは第4
図に示す如く、指示スイツチ45の出力により送
風機15の送風量を自動制御するべく指示されて
いるかすなわち指示スイツチ45がオンかがチエ
ツクされ(ステツプd1)、ステツプd1において送
風量の自動制御をするべく指示されていないとき
には送風機15の送風量は手動制御される(ステ
ツプd2)。ステツプd1において送風量の自動制御
をするべく指示されているときにはA/Cスイツ
チ44により冷房開始の指示がなされたこと、す
なわちA/Cスイツチ44がオン状態になつたか
が、前回のチエツク時の状態との比較によつてな
される(ステツプd3)。すなわちステツプd3にお
いてA/Cスイツチ44による指示がオン状態に
変つたかが検出されることになる。
ステツプd3においてA/Cスイツチ44の出力
に変りがないときに、すなわちA/Cスイツチ4
4がオフ状態のままに維持されているときにおい
てはステツプd3につづいて送風機15の送風量は
綜合データTにもとづいて公知の如く送風機風量
を演算または綜合データに対応するパターンから
検索した送風量に自動制御される(ステツプd4)。
ステツプd3においてA/Cスイツチ44の状態が
前回のチエツク時との比較でオン状態に変つたと
き、すなわち冷房開始が指示された状態に変つた
ときにおいてはステツプd3につづいてタイマ12
6の計時が開始される(ステツプd5)。ステツプ
d5につづいてエバポレータ出口空気温度TEが設
定器41にて設定されているα℃未満かがチエツ
クされる(ステツプd6)。ステツプd6においてエ
バポレータ出口空気温度TEが設定値α℃未満の
ときはステツプd6につづいてステツプd4が実行さ
れる。ステツプd6においてエバポレータ出口空気
温度が設定値α℃以上のときはステツプd6につづ
いてタイマ12−6の設定時間が経過したかがチ
エツクされる(ステツプd7)。ステツプd7におい
てタイマ12−6の設定時間が経過していないと
きはステツプd7につづいて送風機15の送風量を
所定の低風量に制御するステツプd8が実行される
(ステツプd8)。ステツプd7において設定時間が経
過しているときはステツプd7につづいてステツプ
d4が実行される。
ステツプd2,d4,d8につづいて、次のステツプ
eが実行される。
したがつて、本考案の一実施例においてはステ
ツプd3においてA/Cスイツチ44の指示がオン
に変つたことが検出されたとき、すなわち冷房が
起動されたときエバポレータ出口温度TEが所定
温度以上の場合送風機15は低風量に制御され、
所定温度を超えて低下したとき送風量は自動制御
状態に、また所定温度を超えて低下しないときは
冷房のときから所定期間経過したとき低風量から
自動制御状態に切替えられることになる。
また、A/Cスイツチ44を備えていない車載
用空気調和装置においても、ステツプd3において
たとえばミツクスドア17の開度から冷房指示状
態に最初になつたことを検出してもよい。
(考案の効果) 以上説明した如く本考案によれば冷房始動時に
エバポレータ出口空気温度が下つていないときに
おいては送風量は低く抑えられるため、強熱風の
吹出しが防止でき、冷房始動時から冷房感を満足
させることができる。
また、冷房始動時においても送風機は遮断させ
られることはなく、送風がなされるため吸入空気
の湿度によりエバポレータの表面が湿らされて、
悪臭を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の構成を示す機能ブロツク図。
第2図は本考案の一実施例を示すブロツク図。第
3図および第4図は本考案の作用の説明に供する
フローチヤート。 4……温度検出手段、5……判定手段、6……
限時手段、7……制御手段、15……送風機、2
6……冷却機、26−1……熱交換器、34……
車室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 少なくとも送風機と該送風機からの車室への送
    風を冷却する冷却機とを備え、車室内を冷却する
    車輌用空気調和装置において、前記冷却機の一部
    を構成する熱交換器の表面温度または関連した温
    度を検出する温度検出手段と、該温度検出手段に
    よる検出温度が所定値以上であるかを判定する判
    定手段と、前記冷却機の起動時から所定の設定期
    間内であることを判定する限時手段と、前記判定
    手段により検出温度が所定値以上でありかつ前記
    限時手段の設定期間内のとき前記送風機の送風量
    を所定の低風量に制限する制御手段とを備えたこ
    とを特徴とする車輌用空気調和装置。
JP1985025510U 1985-02-26 1985-02-26 Expired JPH0126498Y2 (ja)

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JP1985025510U JPH0126498Y2 (ja) 1985-02-26 1985-02-26

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JP1985025510U JPH0126498Y2 (ja) 1985-02-26 1985-02-26

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JPS61142616U JPS61142616U (ja) 1986-09-03
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JP1985025510U Expired JPH0126498Y2 (ja) 1985-02-26 1985-02-26

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5553873U (ja) * 1978-10-06 1980-04-11
JPS5839929U (ja) * 1981-09-10 1983-03-16 生田木材工業株式会社 化粧薄板

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