JP2711616B2 - 液晶表示素子 - Google Patents

液晶表示素子

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JP2711616B2
JP2711616B2 JP4177720A JP17772092A JP2711616B2 JP 2711616 B2 JP2711616 B2 JP 2711616B2 JP 4177720 A JP4177720 A JP 4177720A JP 17772092 A JP17772092 A JP 17772092A JP 2711616 B2 JP2711616 B2 JP 2711616B2
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Japan
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liquid crystal
electrode
crystal display
laid
display
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智秀 真野
博信 原
菊麿 岩佐
伸次 高田
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Anritsu Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Stanley Electric Co Ltd
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Anritsu Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Stanley Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液晶表示素子に関するも
のであり、詳細には破損を生じたときの確認を目視以外
の手段で可能とする液晶表示素子の提供を目的とする。
【0002】
【従来の技術】従来の液晶表示素子90の構成を示すも
のが図5であり、表示用電極91a、92aが敷設され
た一対の透明基板91、92には夫々に配向膜93、9
4が形成され、適宜な間隙を保持して対峙されて周縁を
シール材95で封止され、前記した間隙に液晶96を封
入することで形成されるものであり、前記透明基板9
1、92の外面側には偏光フィルタ97が貼着され、前
記表示用電極91a、92a間に微小電力を印加するこ
とで表示が行われるものとなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記に説明したように
表示が微小電力で行えることで、前記液晶表示素子90
は広い範囲で採用されるものとなり、例えば家電機器、
電話機など比較的に衝撃を受け易い用途にも採用される
ものとなり、前記透明基板91、92がガラスなどで形
成されていることで、その衝撃によりクラックなどを発
生し表示不能となる場合も生ずるものとなっている。
【0004】この場合、前記したように液晶表示素子9
0の消費電力があまりにも微小であるために破損による
状態の変化を電気的に検出することが極めて困難であ
り、目視による確認以外に検出の方法がないが、前記し
たように偏光フィルタ97により覆われていることで直
接に透明基板91、92の状態が確認でき難く、判断が
困難となるものであり、また、例えば自動販売機などに
採用した場合には巡回点検が必要となるなどメンテナン
ス面が煩雑となる問題点を生じ、この点の解決が課題と
されるものとなっていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した従来の
課題を解決するための具体的手段として、表示用電極が
敷設された一対の透明基板を適宜な間隔で対峙させ、周
縁部をシール材で封止して前記間隙に液晶を封入して成
る液晶表示素子において、少なくとも一方の前記透明基
板の前記周縁部であり、且つ、前記表示用電極と同一面
には、この表示用電極とは電気的に独立する割れ検知用
電極が前記表示用電極を前記周縁部で巡るように敷設さ
れていることを特徴とする液晶表示素子を提供すること
で、電気的に破損の検知を可能なものとして従来の課題
を解決するものである。
【0006】
【実施例】つぎに、本発明を図に示す一実施例に基づい
て詳細に説明する。図1に符号1で示すものは断面で示
す本発明に係る液晶表示素子であり、この液晶表示素子
1は、例えばガラスで形成され内面側に表示電極2a、
3aと配向膜4、5が形成された透明基板2、3が適宜
な間隙を有して対峙させられ、周縁をシール材6で封止
されて内部に液晶7が封入され、図示は省略するが前記
透明基板2、3の外面側には偏光フィルタが貼着される
構成とされている点は従来例のものと同様である。
【0007】しかしながら、本発明により図2に示すよ
うに好ましくは観視面側となる透明基板2の周縁部であ
り、且つ前記表示用電極2aが敷設されたのと同一の面
側には、この表示用電極2aと接触することのない電気
的に独立する割れ検知用電極8が表示用電極2aに端子
部2bが形成された辺を除く三辺を巡るようにして敷設
され、この割れ検知用電極8の導通を電気的に測定する
ことで透明基板2の損傷発生の検知を可能としている。
【0008】ここで、前記割れ検知用電極8について更
に詳細に説明を行えば、先ず、この割れ検知用電極8は
例えば導電インキの印刷などで形成しても良いものであ
るが、工程の簡素化の面からは前記表示用電極2aの敷
設時にフォトリソ印刷などで同一版で同時に敷設するこ
とが好ましい。
【0009】次いで、前記割れ検知用電極8を敷設する
位置について説明を行えば、この割れ検知用電極8は前
記表示用電極2aと電気的に干渉しない位置であれば、
前記表示用電極2aの外周の何れの位置に敷設しても良
いものであるが、シール材6よりも内側に敷設するとき
には割れ検知用電極8に検知のために直流電位を印加す
るときには前記液晶7に劣化を生ずるものとなるので例
えば交流電位の印加など検出に相当の対策が要求される
ものとなり、また、シール材6よりも外側に敷設すると
きにはこの液晶表示素子1と近接する部品との電気的接
触など別な問題を生ずるものとなるので、図1に示すよ
うにシール材6により覆われる範囲内の位置に敷設する
ことが好ましい。
【0010】次いで、上記の構成とした本発明の液晶表
示素子1の作用、効果について説明を行えば、前記割れ
検知用電極8が透明基板2に敷設されたことで、この透
明基板2に割れを生じて液晶表示素子1の表示機能が失
われるときには、同時に前記割れ検知用電極8も破断さ
れるものとなるので、前記割れ検知用電極8の一方の端
部から他の一方の端部に至る電気的な導通を測定してい
ることで前記液晶表示素子1の損傷が明確に検知できる
ものとなる。尚、このときに透明基板2を観視側に面す
るものとしておけば、前記液晶表示素子1を破損に至ら
すような衝撃は殆どこの方向から受けることが予想され
るので、実用上充分な検出確度が得られるものとなる。
【0011】図3に示すものは本発明の別な実施例であ
り、前の実施例が表示用電極2aに端子部2bが形成さ
れた辺を除く三辺を巡るように敷設されていたのに対
し、前記端子部2bをやや短めに形成するなどして透明
基板2の四辺を巡るように敷設したものであり、このよ
うにすることで何れの辺において割れに至らない程度の
クラックを生じたときにも検出が可能となり、一層に検
出精度を向上させることが可能となる。尚、この実施例
における作用、効果は前の実施例と同様であるので、こ
こでの詳細な説明は省略する。
【0012】図4に示すものは本発明の更に別な実施例
であり、前の実施例が何れも前記液晶表示素子1の対峙
する一方の透明基板2にのみ割れ検知用電極8を設けて
いたのに対し、この実施例では他の一方の透明基板3の
側にも上記の実施例と同様にして表示用電極3a以外の
位置に割れ検知用電極9を設けたものであり、これによ
り前記透明基板3の側でも前の実施例で説明したのと同
様に割れ検出が行われ、前記液晶表示素子1は透明基板
2に割れを生じたときにも、透明基板3に割れを生じた
ときにも検出が可能なものとなるので、より一層に表示
障害の検出が確実なものとなる。
【0013】
【発明の効果】以上に説明したように本発明により、少
なくとも一方の透明基板の周縁部であり、且つ、表示用
電極と同一面には、この表示用電極とは電気的に独立す
る割れ検知用電極が前記表示用電極を前記周縁部で巡る
ように敷設されている液晶表示素子としたことで、前記
割れ検知用電極の導通試験など簡単な手段で液晶表示素
子の破損が電気的に検出できるものとなり、破損の判定
を容易なものとしてメンテナンスを簡素化する優れた効
果を奏するものである。
【0014】また、前記割れ検知用電極を表示用電極の
敷設時に、この表示用電極と同一工程により敷設されて
いるものとすることで、この割れ検知用電極を敷設する
ための特別な工程、費用などの発生を実質的に無視でき
る程度のものとして、極めて安価に実施可能なものと
し、更には、割れ検知用電極をシール材で封止される範
囲内に敷設することで液晶の劣化及び他の部品との電気
的な接触などを生じないものとして、この割れ検知用電
極を設けたことに起因する問題点の発生をなくし信頼性
の低下を防止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る液晶表示素子の一実施例を示す
断面図である。
【図2】 同じ実施例の要部を示す平面図である。
【図3】 本発明の別な実施例を要部で示す平面図であ
る。
【図4】 同じく本発明の更に別な実施例を示す断面図
である。
【図5】 従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1……液晶表示素子 2、3……透明基板 2a、3a……表示用電極 4、5……配向膜 6……シール材 7……液晶 8、9……割れ検知用電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 真野 智秀 東京都目黒区中目黒二丁目9番13号 ス タンレー電気株式会社内 (72)発明者 原 博信 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 岩佐 菊麿 東京都目黒区下目黒二丁目2番3号 株 式会社田村電機製作所内 (72)発明者 高田 伸次 東京都港区南麻布五丁目10番27号 アン リツ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−72983(JP,A) 特開 平1−232326(JP,A) 実開 昭63−73725(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示用電極が敷設された一対の透明基板
    を適宜な間隔で対峙させ、周縁部をシール材で封止して
    前記間隙に液晶を封入して成る液晶表示素子において、
    少なくとも一方の前記透明基板の前記周縁部であり、且
    つ、前記表示用電極と同一面には、この表示用電極とは
    電気的に独立する割れ検知用電極が前記表示用電極を前
    記周縁部で巡るように敷設されていることを特徴とする
    液晶表示素子。
  2. 【請求項2】 前記割れ検知用電極は、前記表示用電極
    の敷設時に、この表示用電極と同一工程により敷設され
    ていることを特徴とする請求項1記載の液晶表示素子。
  3. 【請求項3】 前記割れ検知用電極は前記シール材で封
    止される範囲内に敷設されていることを特徴とする請求
    項1及び請求項2記載の液晶表示素子。
JP4177720A 1992-06-12 1992-06-12 液晶表示素子 Expired - Lifetime JP2711616B2 (ja)

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