JP2710907B2 - 複合操作形スイッチ - Google Patents

複合操作形スイッチ

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JP2710907B2
JP2710907B2 JP4329135A JP32913592A JP2710907B2 JP 2710907 B2 JP2710907 B2 JP 2710907B2 JP 4329135 A JP4329135 A JP 4329135A JP 32913592 A JP32913592 A JP 32913592A JP 2710907 B2 JP2710907 B2 JP 2710907B2
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重雄 大橋
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複合操作形スイッチに
係り、特に操作部の回転操作だけでなく、押圧操作を併
設し、操作部材の回転操作により回路を選択し、その状
態で操作部材を押圧して接点を接触させて電路を開閉す
る複合操作形スイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のスイッチとしては、例え
ば、図16に示すように、スイッチ本体1の内底面の中
央部に凹部2を設け、その周辺にリング状の共通固定接
点3と、更に、その外側に複数の切換固定接点4が配設
されている。覆蓋5にはスリーブ6が固定され、このス
リーブ6に回転ツマミ7が装着され、この回転ツマミ7
の下方には弾性板で形成した可動接片8を設け、その下
面には突起9を突出させてスイッチ本体1に設けた凹部
2にその突起9を係合させ、回転ツマミ7を回動自在に
配設して、切換固定接点4の開閉を行うものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来のロータリスイッチは、回転ツマミの回転動作に
より電路の開閉を行うものであり、通常の回転動作で自
由に開閉が行なえるものであった。そのため、不慣れな
人が誤って回転操作をする恐れがあり、また、不用意な
回転操作により、接点の消耗が激しく、スイッチの寿命
が短くなる等の欠点があった。
【0004】本発明は、上記問題点を除去し、ロータリ
スイッチに押釦スイッチの機能を採り入れ、長寿命であ
り、しかも誤動作を防止することができる複合操作形ス
イッチを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、スイッチ本体より操作部を突出し、この
操作部の回転方向及び上下方向へ操作を行う複合操作形
スイッチにおいて、前記スイッチ本体内の略円周上に複
数の切換固定接片と、この切換固定接片と対応した共通
固定接点を配設し、前記切換固定接片と前記共通固定接
点間を定常時開成状態に構成し、前記スイッチ本体の略
中央部に全周自在に回動し、かつ押下可能な操作部材を
配置し、前記スイッチ本体内に、前記操作部の回転方向
の節度動作を行う第1の凹凸部を設けて前記操作部材の
それぞれの回転方向の位置設定を行うとともに、前記操
作部の押圧方向の節度動作を行う第2の凹凸部を設けて
前記操作部の押圧操作により押下方向の節度動作による
開閉動作を行い、前記切換固定接片に接続されたそれぞ
れの異なる回路を選択的に開閉するようにしたものであ
る。
【0006】
【作用】本発明によれば、上記したように、単一のスイ
ッチ内に複合操作機構と回路開閉機構を一体化させると
ともに、操作部材を回転させて所定位置に設定すること
により、回路を選択し、更に、その操作部材を押圧する
ことにより、接触機構部の接点が接触し、その操作部材
への押圧力を解除すると、操作部材が元の位置へ復帰し
て接点が開離する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
詳細に説明する。図1は本発明の第1実施例を示す複合
操作形スイッチの正面断面図、図2はその複合操作形ス
イッチの分解斜視図、図3はその複合操作形スイッチの
切換機構を示す断面図である。
【0008】これらの図において、円筒状のスイッチ本
体10の内底面の中央に共通固定接点11を設け、円筒
状のスイッチ本体10の内部側面には複数の切換固定接
片12を設けるとともに第1の凹凸部13を形成する。
この第1の凹凸部13の凹部13aに切換固定接片12
が配置されている。そして、この第1の凹凸部13と連
なるように上方に切換部材14が配置される。
【0009】この切換部材14は、リング部15と、こ
のリング部15より下方に延びる複数の垂下片16が形
成され、この垂下片16には凹溝16aとその凹溝16
aの下端部に突起16bが形成される第2の凹凸部が形
成される。そして、この突起16bと前記第1の凹凸部
13の凹部13aに配置される切換固定接片12が、上
下方向に一致するように円筒状のスイッチ本体10の内
部側面に組み込まれる。したがって、操作部材20の押
圧により、垂下片16の凹溝16aと下端部の突起16
bからなる第2の凹凸により、切換節度が得られる。
【0010】また、円筒状のスイッチ本体10の上端部
には中央に貫通孔18を有する表示板17を固定し、ス
イッチ本体10の開口部を覆う。更に、操作部材20は
円柱状の本体21と、この円柱状の本体21から上方に
突設される操作部22を有し、その円柱状の本体21の
底面に開口する垂直方向の貫通孔20aと、この垂直方
向の貫通孔20aと連通し、円柱状の本体21の側面に
開口する水平方向の貫通孔20bとが形成されている。
【0011】この垂直方向の貫通孔20aには、コイル
バネ24を介して導電性の当接子25が設けられ、この
当接子25は前記共通固定接点11と常時接触する。ま
た、水平方向の貫通孔20bには前記コイルバネ24に
当接するスチールボール26と、コイルバネ27と、導
電性の滑動子28が設けられ、この滑動子28は円柱状
の本体21の側面から突出し、前記切換部材14に弾接
する。
【0012】操作部材20は回転自在であり、操作部材
20の操作により、切換位置が設定されると、操作部材
20の押圧により、滑動子28は切換部材14の突起1
6bを乗り越えて下方に移動し、図3に示すように、滑
動子28は切換固定接片12に接触する。すると、共通
固定接点11−当接子25−コイルバネ24−スチール
ボール26−コイルバネ27−滑動子28−切換固定接
片12と、電気的に接続される。
【0013】このように、操作部材20を切換節度を得
ながら回転させて所定の位置に設定し、その状態で操作
部材20を押圧してスイッチ本体10の内底面の共通固
定接点11とスイッチ本体10の内部側面の切換固定接
片12とを接触させるものである。次に、本発明の第2
実施例について、図4及び図5を参照しながら説明す
る。
【0014】図4は本発明の第2実施例を示す複合操作
形スイッチの正面断面図、図5はその複合操作形スイッ
チの部分分解斜視図である。これらの図に示すように、
円筒状のスイッチ本体30の内底の中央部から上方に延
びる円柱31を突出させ、この円柱31の上面に表示部
32を設ける。スイッチ本体30の内底の円柱31の回
りに、第1の凹凸部を有するリング状の切換部材33を
設け、スイッチ本体30の内底の外周から内部側面に延
び、上部に突起34aを形成した切換固定接片34が設
けられている。
【0015】円柱31には操作部材40が装着される。
この操作部材40は、円筒状の本体41と、この円筒状
の本体41から上方に突設される操作部42を有し、そ
の円筒状の本体41の下方に開口を有する円柱31の外
径より大きい垂直方向の穴40aが形成され、この円柱
31の回りに、貫通孔44を有し、下端に突起45が形
成される円筒状の導電性の回転部材43とコイルバネ4
6が装着される。
【0016】一方、円筒状の本体41の側面に開口する
水平方向の孔40bが設けられ、この孔40bにはコイ
ルバネ48を介して導電性の滑動子47が装着される。
前記コイルバネ46と電気的接続を行うために、コイル
バネ48とコイルバネ46との座金の機能を兼備する接
続金具49が設けられる。また、円筒状のスイッチ本体
30の上端部には中央に貫通孔を有する表示板35を固
定し、スイッチ本体30の開口部を覆う。
【0017】回転部材43の下方の突起45は、スイッ
チ本体30の底面に設けられるリング状の切換部材33
に当接するため、操作部材40の回転により、節度動作
が行われ、所定位置に設定される。そこで、滑動子47
の下方には前記した上方に突起34aが形成される複数
の切換固定接片34が配設されているので、操作部材4
0の押圧により、滑動子47はスイッチ本体30の内部
側面から一旦切換固定接片34の突起34aに乗り上げ
て、下降し、低い切換固定接片34の接点部に接触す
る。つまり、第2の凹凸部が形成されており、操作部材
40の押圧時の節度動作が行われる。
【0018】次に、本発明の第3実施例について図6を
参照しながら説明する。図6は本発明の第3実施例を示
す複合操作形スイッチの正面断面図である。この実施例
は、前記した第2実施例の一部が変形されたものであ
り、第2実施例と共通する部分の番号は同じものを使用
し、その説明は省略している。この図に示すように、操
作部材40の円筒状の本体41の下方に開口を有する円
柱31の外径より大きい垂直方向の穴40aが形成さ
れ、この円柱31の回りに、貫通孔44(図5参照)を
有し、下端に突起45が形成される円筒状の導電性の回
転部材43とコイルバネ46が装着される。
【0019】一方、円筒状の本体41の側面に開口する
水平方向の孔40bが設けられ、この孔40bにはコイ
ルバネ48を介して導電性の滑動子47が装着される。
ここで、垂直方向の穴40aと水平方向の孔40bは連
通しておらず、分離されている。すなわち、回転部材4
3の突起45は凹凸部を有するリング状の切換部材33
と摺接し、専ら節度動作を行うための働きをしており、
電路を構成することはない。また、導電性の滑動子47
はスイッチ本体30の側面に摺接し、操作部材40の押
圧時に安定した動作を行わせる働きをしており、電路を
構成することはない。
【0020】そこで、電路の開閉は、スイッチ本体30
の底部から上方に延びる一対の切換固定接片36と切換
可動接片37によって行われる。すなわち、操作部材4
0が押圧されると、操作部材40の下方側面に形成され
たテーパ部41aに、切換可動接片37が当接して、切
換可動接片37が外側に押されて、切換固定接片36に
接触することにより、電路が開閉される。
【0021】また、スイッチ本体30内周の縦面には、
滑動子47が節度動作を行う第2の凹凸部を適宜配置す
ることができる。次に、本発明の第4実施例について、
図7及び図8を参照しながら説明する。図7は本発明の
第4実施例を示す複合操作形スイッチの一部破断正面断
面図、図8はその複合操作形スイッチの分解斜視図であ
る。
【0022】これらの図に示すように、スイッチ本体5
0の内底面の中央部に凹所51を設けて、湾曲状に形成
した可動接片52を載置するとともに、その下方に一対
の固定接点53,54を配設する。この一対の固定接点
53,54は、片方の固定接点53と可動接片52が接
触しており、この可動接片52の頂部が押圧されてもう
一方の接点54と接触する。そして、これらの固定接点
53,54は、スイッチ本体50の底面を貫通して端子
を形成する。
【0023】一方、スイッチ本体50の上端には中央に
貫通孔59aを有し、下面に突起59bを有するドーナ
ツ状に形成された表示板59が、スイッチ本体50の開
口部を覆ってスイッチ本体50の周囲に加締め等により
固定される。この表示板59の上面には、文字、数字、
記号等の表示が施され、スイッチの開閉状態が示され
る。また、表示板59の貫通孔59aには操作部材60
が装着される。その操作部材60は、押釦61と回転ツ
マミ70とが同軸状に配置される。つまり、内側に押釦
61が配置され、その回りに回転ツマミ70が配置され
る。
【0024】また、湾曲状に形成した可動接片52の外
方にはコイルバネ56の一端が載置され、このコイルバ
ネ56の他端を、押釦61の鍔部62の下面で受けて、
この操作部材60を上方に突き上げている。更に、スイ
ッチ本体50の内底面の周りには、切換固定接点57,
58が配置されている。押釦61の下面の周囲には鍔部
62が形成され、その下方には湾曲状に形成した可動接
片52の頂部を押圧する突起63が形成されている。
【0025】回転ツマミ70は、ローレット71を有す
る操作部72と、上面に凹凸部74が、下面に突起75
が形成される鍔部73を有している。ここで、凹凸部7
4は、表示板59の突起59bに係合し、第1の凹凸部
を構成している。中央に貫通孔66が形成された二つの
突片67,68を有する可動接片65は、押釦61の円
柱部に挿入され、回転ツマミ70と押釦61のそれぞれ
の鍔部73と62により挟持されるとともに、回転ツマ
ミ70の鍔部73の下面に設けた突起75と可動接片6
5に設けた孔65aが係合し、回転ツマミ70と連動し
て回転する。
【0026】回転ツマミ70は鍔部73の上面に設けた
凹凸部74と表示板59の裏面に設けた突起59bによ
り弾接して切換節度を得ることができる。そこで、回転
ツマミ70の回動により、可動接片65は連動されて回
動し、回転位置が設定され、回転ツマミ70を押圧する
ことにより、可動接片65の2つの突片67,68と切
換固定接点57,58が接触する。また、押釦61を押
圧することにより、湾曲状に形成した可動接片52の頂
部を押圧して中央の固定接片と接触させることができ
る。
【0027】次に、本発明の第5実施例について、図9
〜図11を参照しながら説明する。図9は本発明の第5
実施例を示す複合操作形スイッチの正面断面図、図10
はその複合操作形スイッチの操作部材の下面斜視図、図
11はその複合操作形スイッチの可動接片の斜視図であ
る。これらの図に示すように、スイッチ本体80の内部
側面の中央部に固定接点81と、その外周部に複数の切
換固定接点82を配置しており、スイッチ本体80の内
底面を貫通して端子を形成している。中央の固定接点8
1の外方にはコイルバネ83の一端が載置され、コイル
バネ83の他の一端は操作部材90の下面に配置されて
操作部材90を突き上げている。操作部材90は円柱状
に形成され、その下方に鍔部91が形成され、操作部材
90の上方への抜け止めがなされている。
【0028】操作部材90の下面には、図10に示すよ
うに、鍔部91を横断する凹溝92が設けられ、この凹
溝92に、図11に示すように、帯状の導体片の両端に
接点を設けて折り畳んだ可動接片93が配設される。操
作部材90の回転及び上下動動作を案内するスリーブ9
4を表示板95に配設し、スイッチ本体80の開口部を
覆うように、加締め等により固定する。
【0029】このように構成された操作部材90を回転
することにより、可動接片93は円周状に配設された切
換固定接点82と接離して所定の位置に設定され、この
状態で、操作部材90を押圧することにより、スイッチ
本体80の中央に配設された固定接点81と接触して回
路を閉じる。なお、この実施例においては、回転ツマミ
と押釦とを操作部材90により兼用しており、簡単な構
成となっている。
【0030】また、この実施例における可動接片93
は、図12に示すように、リング部96の内側の中央部
に延びる第1の突片97を突出させるとともに、リング
部96から外方に延びる第2の突片98を形成するよう
に変形しても良く、その他種々の形状が考えられる。図
13は本発明の複合操作形スイッチの操作部材の第1の
変形例を示す斜視図であり、表示板の中央より突出した
操作部材の中心軸100の上面に表示部101を設けた
もので、文字、数字、記号等を表示させることができ
る。この表示部101は、ラベルや刻印等の表示だけで
なく、液晶やLED等の表示素子により表示することも
可能である。
【0031】図14は本発明の複合操作形スイッチの操
作部材の第2の変形例を示す斜視図であり、表示板の中
央より回転ツマミを兼用した押釦を突出させた操作部材
110であり、上面に矢印111を表示させて、表示板
112の文字、数字等の位置表示を行うようにしたもの
である。図15は本発明の複合操作形スイッチの操作部
材の第3の変形例を示す斜視図である。
【0032】この例では、スイッチ本体120の操作部
材121は、ツマミをやや大きく形成して、その上面に
指先が引っ掛かる程度の凹所122を形成して、この操
作部材121の凹所122に指先を掛けて回転動作もで
きるようにしている。また、操作部材121の側面には
マーク123を付して、固定パネルを兼ねる表示板12
4の表示に正確に合わせることができるように構成され
ている。
【0033】このように構成することにより、ツマミを
指先でつまむことなく、指先1本でロータリスイッチの
如き回転操作と、押圧操作が可能となり、スイッチの作
動が極めて容易となる。なお、暗証番号キースイッチの
如く、連続してスイッチの開閉を必要とする場所に使用
すると、スピーディに次々と開閉を行うことができるた
め、極めて都合が良い。
【0034】また、スイッチ本体と回転ツマミのどちら
か一方に突起を、他方に凹部を設け、この凹凸関係によ
る係合により、操作部材の回転操作を阻止するようにし
ても良い。更に、ハートカム機構を配設し、操作部材の
下降位置で機械的にロックするようにし、更に押圧する
とロックが解除され、操作部材が上方に復帰するように
しても良い。
【0035】また、上記実施例では、電路の開閉は、機
械的な開閉機構によるものを示したが、これに代えて、
投受光素子を配備した無接触形のものとしても良いこと
は言うまでもない。なお、本発明は上記実施例に限定さ
れるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形が
可能であり、それらを本発明の範囲から排除するもので
はない。
【0036】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、以下のような効果を奏することができる。 (1)複合操作機構と接点開閉機構とを単一のスイッチ
内に組み合わせ、操作部材を所定位置まで回転させ、更
に、その操作部材を押して回路を開閉するようにしたた
め、回転操作時には電気的に接続していない状態で回路
を選択することができ、その状態で、操作部材を押圧す
ることにより、回路を開閉することができるので、選択
されない回路に電気的接続が行われることがなくなり、
必要箇所を選択して確実に電気的接続を行うことができ
る。
【0037】したがって、接触部の電気的及び機械的消
耗が極めて少なく、長寿命の複合操作形スイッチを提供
することができる。 (2)操作部材を所定位置まで回転させ、更に操作部材
を構成しているツマミ又は押釦を押して回路を開閉する
ようにしたので、回転操作のみでスイッチの開閉を行な
うものでなく、回転操作により回路を選択し、その状態
で押圧操作により電路を閉じる異なる二つの操作でスイ
ッチの開閉を行うので、無意識による誤動作を防止で
き、事故を未然に防ぐことができる。
【0038】(3)回転スイッチと押釦スイッチを兼用
させるようにしたので、異なった二つの操作により、開
閉を行うようにしたにもかかわらず、部品点数や構造が
シンプルとなり、安価に製作することができる。 (4)スイッチ本体の内部側面、又はスイッチ本体の内
底面に凹凸部を設けたので、極めて良好な切換節度感が
得られるとともに、操作部材の設定位置の位置決めにも
なり、接触が安定した回転式キーボードスイッチが得ら
れる。
【0039】(5)中央部の回転軸、又は押釦の表面に
文字、数字等を表示することができるため、スイッチの
開閉状態の再確認が可能となり、誤動作を未然に防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す複合操作形スイッチ
の正面断面図である。
【図2】本発明の第1実施例を示す複合操作形スイッチ
の分解斜視図である。
【図3】本発明の第1実施例を示す複合操作形スイッチ
の切換機構を示す断面図である。
【図4】本発明の第2実施例を示す複合操作形スイッチ
の正面断面図である。
【図5】本発明の第2実施例を示す複合操作形スイッチ
の部分分解斜視図である。
【図6】本発明の第3実施例を示す複合操作形スイッチ
の正面断面図である。
【図7】本発明の第4実施例を示す複合操作形スイッチ
の一部破断正面断面図である。
【図8】本発明の第4実施例を示す複合操作形スイッチ
の分解斜視図である。
【図9】本発明の第5実施例を示す複合操作形スイッチ
の正面断面図である。
【図10】本発明の第5実施例を示す複合操作形スイッ
チの操作部材の下面斜視図である。
【図11】本発明の第5実施例を示す複合操作形スイッ
チの可動接片の斜視図である。
【図12】本発明の第5実施例を示す複合操作形スイッ
チの可動接片の変形例の斜視図である。
【図13】本発明の実施例を示す複合操作形スイッチの
操作部材の第1の変形例の斜視図である。
【図14】本発明の実施例を示す複合操作形スイッチの
操作部材の第2の変形例の斜視図である。
【図15】本発明の実施例を示す複合操作形スイッチの
操作部材の第3の変形例の斜視図である。
【図16】従来のロータリスイッチの断面図である。
【符号の説明】
10,30,50,80,120 スイッチ本体 11 共通固定接点 12,34,36 切換固定接片 13 第1の凹凸部 13a 凹部 14 切換部材 15 リング部 16 垂下片 16a,92 凹溝 16b,34a,45,59b,63,75 突起 17,35,59,95,112,124 表示板 18,44,59a,66 貫通孔 20,40,60,90,110,121 操作部材 20a 垂直方向の貫通孔 20b 水平方向の貫通孔 21 円柱状の本体 22,42,72 操作部 24,27,46,48,56,83 コイルバネ 25 導電性の当接子 26 スチールボール 28,47 導電性の滑動子 31 円柱 32,101 表示部 33 リング状の切換部材 37 切換可動接片 40a 垂直方向の穴 40b 水平方向の孔 41 円筒状の本体 41a テーパ部 43 導電性の回転部材 49 接続金具 51,122 凹所 52,65,93 可動接片 53,54,81 固定接点 57,58,82 切換固定接点 61 押釦 62,73,91 鍔部 65a 孔 67,68 突片 70 回転ツマミ 71 ローレット 74 凹凸部 94 スリーブ 96 リング部 97 第1の突片 98 第2の突片 100 中心軸 123 マーク

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチ本体より操作部を突出し、該操
    作部の回転方向及び上下方向へ操作を行う複合操作形
    イッチにおいて、前記スイッチ本体内の略円周上に複数
    の切換固定接片と、該切換固定接片と対応した共通固定
    接点を配設し、前記切換固定接片と前記共通固定接点間
    を定常時開成状態に構成し、前記スイッチ本体の略中央
    部に全周自在に回動し、かつ押下可能な操作部材を配置
    し、前記スイッチ本体内に、前記操作部の回転方向の節
    度動作を行う第1の凹凸部を設けて前記操作部材のそれ
    ぞれの回転方向の位置設定を行うとともに、前記操作部
    の押圧方向の節度動作を行う第2の凹凸部を設けて前記
    操作部の押圧操作により押下方向の節度動作による開閉
    動作を行い、前記切換固定接片に接続されたそれぞれの
    異なる回路を選択的に開閉することを特徴とする複合操
    作形スイッチ。
  2. 【請求項2】 前記操作部材を貫通して前記スイッチ本
    体内底から上方に延びる円柱と前記スイッチ本体の内底
    円周面に前記第1の凹凸部を設けるとともに前記スイッ
    チ本体内周縦面に前記第2の凹凸部を設けたことを特徴
    とする請求項1記載の複合操作スイッチ。
  3. 【請求項3】 前記スイッチ本体に前記第1の凹凸部を
    有する回転ツマミを配設し、該回転ツマミの略中央部を
    貫通する上下自在の押釦と、前記第2の凹凸部として前
    記押釦の下部に湾曲状の可動接片を配置したことを特徴
    とする請求項1記載の複合操作スイッチ。
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