JPH08190835A - 複合操作型ロータリスイッチ - Google Patents

複合操作型ロータリスイッチ

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JPH08190835A
JPH08190835A JP72595A JP72595A JPH08190835A JP H08190835 A JPH08190835 A JP H08190835A JP 72595 A JP72595 A JP 72595A JP 72595 A JP72595 A JP 72595A JP H08190835 A JPH08190835 A JP H08190835A
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JP
Japan
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plate
knob
rotating plate
switch
rotor
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Application number
JP72595A
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English (en)
Inventor
Katsuhiro Ashina
勝弘 芦名
Toru Azuma
透 我妻
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Switches With Compound Operations (AREA)
  • Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)
  • Rotary Switch, Piano Key Switch, And Lever Switch (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 操作性が高く小型化に好適な複合操作型ロー
タリスイッチを提案する。 【構成】 下ケース1に立設したガイド筒4につまみ回
転板16の回転軸25を回転かつ上下動可能に挿入し、
該つまみ回転板16にスライド部材31,33を保持す
ると共に、これらスライド部材31,33をスプリング
30,32の弾性によりつまみ回転板16の表裏両面か
ら突出させ、前記つまみ回転板16を挾んで対向配置さ
れた第1および第2のロータ板17,18にそれぞれ嵌
合孔19,22を穿設し、前記回転軸25の先端に固定
した操作体41を上昇または下降した状態で回転するこ
とにより、スライド部材31,33の先端をいずれか一
方の嵌合孔19,22内に差し込み、つまみ回転板16
の回転力が両ロータ板17,18のいずれか一方に選択
的に伝達されるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1つの操作体の回転動
作によって完全に独立した異種のスイッチ機構を選択的
に操作する複合操作型ロータリスイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】電子レンジや洗濯機等の家庭用電気機器
においては、メニュー選択用のモードスイッチや時間設
定用のパルススイッチ等の多くのスイッチ類を必要とす
るが、これらのスイッチ類を配置する操作パネルの大き
さには制約があり、大きさの限られた操作パネルをいか
に有効利用するかが重要な課題の1つになっている。
【0003】そこで、従来より、2種類のロータリスイ
ッチの一方の操作つまみを円板状に形成すると共に、他
方の操作つまみをリング状に形成し、これら両操作つま
みを操作パネル上に同心円状に配置した複合操作型ロー
タリスイッチが提案されている。このものは、外側に配
置したリング状の操作つまみを回転操作することによ
り、一方のロータリスイッチから例えばメニュー選択用
のモード信号が出力され、内側に配置した円板状の操作
つまみを回転操作することにより、他方のロータリスイ
ッチから例えば時間設定用のパルス信号が出力されるよ
うになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の複合操
作型ロータリスイッチにあっては、2種類のロータリス
イッチのそれぞれの操作つまみが同心円状に配置されて
いるため、円板状の両操作つまみを操作パネルの別々の
場所に配置したものに比べると、操作パネル全体に占め
るロータリスイッチの配置スペースを少なくすることが
できる。しかしながら、独立して回転可能な2つの操作
つまみが径方向に近接して配置されているため、一方の
操作つまみをオペレータの指で回転操作する際に、オペ
レータの指が他方の操作つまみに触れると、該操作つま
みが誤って回転してしまい、操作ミスを誘発しやすいと
いう問題があった。また、両ロータリスイッチの配置ス
ペースをある程度まで少なくすることができるものの、
一方の操作つまみの外側に他方の操作つまみを配置しな
ければならないため、両操作つまみの径方向の寸法を小
さくしても、複合操作型ロータリスイッチの小型化には
自ずと限界があった。
【0005】本発明は、このような従来技術の実情に鑑
みてなされたもので、その目的は、操作性が高く小型化
に好適な複合操作型ロータリスイッチを提案することに
あり、他の目的は、複合操作型ロータリスイッチり多機
能化を図ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ガイド軸を中心として回転可能で該ガイ
ド軸の軸線方向に往復移動可能なつまみ回転板と、該つ
まみ回転板の表裏両面にそれぞれ所定間隔を存して対向
配置された一対のロータ板と、これらロータ板の回転に
よってそれぞれ信号を出力する第1および第2のスイッ
チ機構と、前記つまみ回転板と前記両ロータ板との間に
介設された回転力切換手段とを備え、前記つまみ回転板
を軸線方向に移動することにより、該つまみ回転板の回
転力が前記回転力切換手段を介して前記両ロータ板のい
ずれか一方に選択的に伝達されるように構成したことを
特徴とする。
【0007】また、上記構成において、前記回転力切換
手段として、前記つまみ回転板にその表裏両面から突出
するスライド部材をばねによって保持すると共に、該ス
ライド部材の先端が出入可能な嵌合孔を前記両ロータ板
にそれぞれ穿設した。
【0008】さらに、上記構成において、前記ガイド軸
を中空構造とすると共に、その中空部分に押釦スイッチ
を押圧操作する駆動棒を挿入した。
【0009】
【作用】つまみ回転板をガイド軸の軸線方向に沿って上
昇または下降すると、該つまみ回転板がいずれか一方の
ロータ板側に近づき、例えば、つまみ回転板に回転力切
換手段としてスライド部材を弾性保持した場合、スライ
ド部材の先端がいずれか一方のロータ板側の嵌合孔に嵌
入して、これらロータ板とつまみ回転板とは回転方向に
連結される。この状態で、つまみ回転板をガイド軸に沿
って回転操作すると、該つまみ回転板の回転力は回転力
切換手段(スライド部材と嵌合孔)を介していずれか一
方のロータ板に選択的に伝達され、一方のスイッチ機構
からつまみ回転板の回転状態に応じた信号が出力され
る。また、前記ガイド軸を中空構造としてその中空部分
に駆動棒を挿入した場合、つまみ回転板の上下位置に拘
らず、駆動棒を押圧操作することで押釦スイッチが動作
され、2種類のロータリスイッチと他の押釦スイッチと
を複合操作することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図1は本発明の一実施例に係る複合操作型ロータリ
スイッチの斜視図、図2は該ロータリスイッチのアップ
操作時の断面図、図3は該ロータリスイッチのダウン操
作時の断面図、図4は該ロータリスイッチに備えられる
下ケースの平面図、図5は図4のA−A線に沿う断面
図、図6は図1のロータリスイッチに備えられる上ケー
スの底面図、図7は図1のロータリスイッチに備えられ
る第1のロータ板の底面図、図8は該第1のロータ板の
平面図、図9は図1のロータリスイッチに備えられるつ
まみ回転板の平面図、図10は図9のB−B線に沿う断
面図、図11は図9のC−C線に沿う断面図、図12は
該つまみ回転板に備えられるスライド部材の保持構造を
示す分解斜視図、図13は該つまみ回転板のクリック機
構を示す分解斜視図である。
【0011】本実施例に係る複合操作型ロータリスイッ
チは例えば洗濯機の洗濯条件を設定するために用いられ
るもので、図中、1は上面を開口した有底状の下ケー
ス、2は中央孔2aを有する平板状の上ケースであり、
これら両ケース1,2でスイッチ本体3が形成されてい
る。下ケース1の外周面には複数のフック爪1aが突設
され、一方、上ケース2の周縁には複数の弾性片2bが
垂設されており、各弾性片2bをフック爪1aにスナッ
プインすることにより、両ケース1,2は一体化されて
いる。
【0012】図4と図5に示すように、前記下ケース1
の底面中央には円筒状のガイド筒4が立設され、該ガイ
ド筒4の上部は上ケース2の中央孔2aを挿通してスイ
ッチ本体3の外部に突出しており、ガイド筒4の下部に
は複数の切欠き4aが形成されている。また、下ケース
1の底面には環状のガイド突起5と環状のガイド溝6が
形成されており、これらガイド突起5とガイド溝6はガ
イド筒4を中心として同心円状に配置されている。さら
に、下ケース1の外周面にはばね受部7と一対の膨出部
8が突設されており、両膨出部8はガイド筒4を介して
180度の対向位置に設けられ、その入口に短寸のスト
ッパ部8aが形成されている。一方、前記ばね受部7に
形成された窪み7a内には弾性金属板をフォーミングし
たクリックばね9が保持されており、図1に示すよう
に、このクリックばね9はばね受部7に嵌合された蓋体
10によって脱落が防止されている。
【0013】図6に示すように、前記上ケース2の天面
にも下ケース1と同様の構成、すなわち、環状のガイド
突起11と環状のガイド溝12が形成されており、これ
らガイド突起11とガイド溝12は前記中央孔2aを中
心として同心円状に配置されている。また、上ケース2
の周縁にはばね受部13と一対の耳片14とが突設され
ており、前記膨出部8の上端はこれら耳片14によって
被覆され、各耳片14には膨出部8の入口に位置する短
寸のストッパ部14aが垂設されている。一方、前記ば
ね受部13には窪み13aが形成されており、窪み13
a内には弾性金属板をフォーミングしたクリックばね1
5が保持されている。
【0014】前記スイッチ本体3の内部には、前記ガイ
ド筒4に沿って回転かつ上下動可能なつまみ回転板16
と、該つまみ回転板16を挾んで対向する第1および第
2のロータ板17,18とがそれぞれ配設されている。
図7と図8に示すように、第1のロータ板17は中心孔
17aを有する円板状に形成され、外周縁に複数のクリ
ック溝17bが形成されている。また、第1のロータ板
17には複数の嵌合孔19が穿設されており、これら嵌
合孔19は中心孔17a中心とする仮想円上に配列され
ている。さらに、第1のロータ板17の上面には、内周
縁に複数の弾性爪17cと外周側に環状の突堤17dが
それぞれ突設されると共に、摺動子20が固定されてい
る。
【0015】前記上ケース2の底面には絶縁基板21が
固定されており、図示省略してあるが、この絶縁基板2
1の下面には同心円状に配列された複数の導電パターン
が形成されている。そして、第1のロータ板17の各弾
性爪17cを上ケース2のガイド突起11にスナップイ
ンすることにより、第1のロータ板17は上ケース2に
回転可能に連結され、これら第1のロータ板17と上ケ
ース2とで第1のスイッチ機構が構成されている。その
際、前記突堤17dはガイド溝12内に挿入され、第1
のロータ板17を上ケース2に対してスムーズに回転さ
せる案内手段として機能し、また、前記クリックばね1
5は第1のロータ板17の各クリック溝17bと係脱
し、第1のロータ板17の回転時にクリック感触を生起
させる。
【0016】前記第2のロータ板18は第1のロータ板
17と上下を逆にしただけで、基本的には同一構成とな
っており、該第2のロータ板18と前記下ケース1とで
第2のスイッチ機構が構成されている。すなわち、第2
のロータ板18には複数の嵌合孔22が穿設されると共
に、下ケース1のガイド突起5にスナップインされる弾
性爪と、ガイド溝6を摺動する環状の突堤、およびクリ
ックばね9に係脱するクリック溝とが設けられており、
また、第2のロータ板18の下面には摺動子23が固定
されている。一方、下ケース1の底面には絶縁基板24
が固定されており、この絶縁基板24の上面には摺動子
23と摺接する導電パターンが形成されている。
【0017】図9〜図11に示すように、前記つまみ回
転板16は中央に中空の回転軸25を有し、該回転軸2
5の外周面にリング状の駆動板26が一体成形されてい
る。回転軸25の内周面は前記下ケース1のガイド筒4
に外嵌されており、前述したように、つまみ回転板16
はガイド筒4に沿って回転かつ上下動可能に保持されて
いる。また、駆動板26には、上面に2つの保持孔27
と下面に2つの保持孔28が形成されると共に、外周面
に平面視リング状の凹溝29が形成されている。両保持
孔27と両保持孔28はそれぞれ回転軸25を介して1
80度の対向位置に配置されているが、両保持孔27を
結ぶ直線と両保持孔28を結ぶ直線とは直交している。
保持孔27にはスプリング30とスライド部材31が順
次挿入され、同様に保持孔28にはスプリング32とス
ライド部材33が順次挿入されており、スライド部材3
1はスプリング30のばね力を受けて駆動板26の上面
から突出し、スライド部材33はスプリング32のばね
力を受けて駆動板26の下面から突出している。各スラ
イド部材31,33は前記嵌合孔19,22が配列され
た仮想円上にあり、スライド部材31はつまみ回転板1
6の上昇位置でのみ嵌合孔19内に挿入され、これとは
逆に、スライド部材33はつまみ回転板16の下降位置
でのみ嵌合孔22内に挿入されるようになっており、こ
れらスライド部材31,33と嵌合孔19,22とで回
転力切換手段が構成されている。なお、各スライド部材
31,33をつまみ回転板16に保持する保持構造は全
て同じであるため、以下、その保持構造をスライド部材
31を例にとって説明し、スライド部材33側について
は説明を省略する。
【0018】図12に示すように、前記保持孔27は、
上端を開口する挿入部27aと、該挿入部27aに直交
し上端を閉鎖する収納部27bと、これら挿入部27a
と収納部27bの下端に連通する円筒部27cとからな
り、該円筒部27cの底面にはスプリング30の下端を
係止するばね受け突起27dが形成されている。一方、
スライド部材31はストッパ部31aとプランジャ部3
1bとからなり、該プランジャ部31bの上端に溝31
cが形成されている。そして、挿入部27aの上方から
スプリング30とスライド部材31のストッパ部31a
とを順次挿入した後、ドライバーの先端を溝31cに嵌
め込みながらプランジャ部31bをスプリング30のば
ね力に抗して押し込み、ストッパ部31aが円筒部27
c内に達した位置でプランジャ部31bを90度回転す
ると、ストッパ部31aはスプリング30のばね力を受
けて収納部27b内を上昇し、該収納部27bの上面に
当接する。これにより、スライド部材31は保持孔27
からの脱落が防止され、プランジャ部31bの上部が挿
入部27aから突出した状態に保持される。
【0019】前記下ケース1の両膨出部8内にはクリッ
ク用の板ばね34とスライダー35とが収納されてお
り、該板ばね34は膨出部8の底面と上ケース2の耳片
14によって挾持・固定されている。図13に示すよう
に、前記スライダー35は上下方向に延びるクリック板
36と水平方向に延びる摺動板37とからなり、両者は
滑性に優れた合成樹脂を用いて一体成形されている。ク
リック板36の外側面は板ばね34に形成された凸部3
4aと弾接しており、その接触面には中央の山部36a
を介して上下に谷部36b,36cが形成されている。
一方、前記摺動板37は膨出部8から下ケース1の中心
方向に延びており、その先端部は前記つまみ回転板16
の凹溝29と摺動自在に嵌合している。
【0020】図2,3に示すように、前記下ケース1の
ガイド筒4には駆動棒38が摺動自在に内嵌されてお
り、該駆動棒38はスプリング39によって上方へ付勢
され、その下端に形成した突起38aが切欠き4aと係
合することにより、ガイド筒4からの脱落が防止されて
いる。また、駆動棒38の下方には押釦スイッチ40が
配設されており、図示省略してあるが、この押釦スイッ
チ40の端子は下ケース1の底面を通って外部に導出さ
れている。さらに、前記つまみ回転板16の回転軸25
の上端には円盤状の操作体41が圧入やピン結合等の適
宜手段で固定されており、該操作体41の中央に穿設し
た貫通孔41aから前記駆動棒38の上端が露出してい
る。
【0021】次に、このように構成された複合操作型ロ
ータリスイッチの動作について説明する。
【0022】まず、図2に示すアップ操作時について説
明するが、この場合、図3のダウン操作時からオペレー
タが操作体41を持ち上げると、該操作体41に連結さ
れた回転軸25がガイド筒4に沿って上昇し、つまみ回
転板16の駆動板26は第2のロータ板18から離れて
第1のロータ板17に当接する。その際、スライダー3
5の摺動板37はつまみ回転板16の凹溝29に嵌合し
ているため、両スライダー35はつまみ回転板16に連
動して膨出部8内を上昇する。これにより、板ばね34
の凸部34aとクリック板36との弾接個所は、上方の
谷部36bから中央の山部36aを経て下方の谷部36
cへと移行するため、凸部34aが谷部36cに落ち込
む際に生起するクリック感触がつまみ回転板16から操
作体41を介してオペレータにフィードバックされる。
また、スライダー35は板ばね34からの水平方向のば
ね力を受けてストッパ部8a,14aに圧接されている
ため、スライダー35とつまみ回転板16は上昇位置に
保持される。この状態で操作体41を時計あるいは反時
計方向に回転すると、スライダー35は膨出部8に位置
規制されて回転しないため、つまみ回転板16が両スラ
イダー35とスリップしながら時計あるいは反時計方向
に回転する。この時、一対のスライド部材31の先端が
スプリング30のばね力によって第1のロータ板17の
嵌合孔19内に入り込むため、操作体41の回転はつま
み回転板16から第1のロータ板17側のみ伝達され、
第2のロータ板18は回転しない。したがって、第1の
ロータ板17に設けた摺動子20が絶縁基板21上を回
転摺動し、第1のスイッチ機構から例えば時間設定用の
パルス信号が出力され、この時にクリックばね15と各
クリック溝17bとの係脱によって生起するクリック感
触が、第1のロータ板17からつまみ回転板16と操作
体41を介してオペレータにフィードバックされる。
【0023】図2のアップ操作時からオペレータが操作
体41を押し込むと、図3に示すように、つまみ回転板
16の回転軸25がガイド筒4に沿って下降するため、
駆動板26は第1のロータ板17から離れて第2のロー
タ板18に当接する。その際、両スライダー35はつま
み回転板16に連動して膨出部8内を下降し、板ばね3
4の凸部34aとクリック板36との弾接個所は、下方
の谷部36cから中央の山部36aを経て上方の谷部3
6bへと移行するため、凸部34aが谷部36bに落ち
込む際に生起するクリック感触がつまみ回転板16から
操作体41を介してオペレータにフィードバックされ、
スライダー35とつまみ回転板16は下降位置に保持さ
れる。この状態で、操作体41を時計あるいは反時計方
向に回転すると、つまみ回転板16は両スライダー35
とスリップしながら同方向に回転し、一対のスライド部
材33の先端がスプリング32のばね力によって第2の
ロータ板18の嵌合孔22内に入り込むため、操作体4
1の回転はつまみ回転板16から第2のロータ板18側
のみ伝達され、第1のロータ板17は回転しない。した
がって、第2のロータ板18に設けた摺動子23が絶縁
基板24上を回転摺動し、第2のスイッチ機構から例え
ば自動洗濯、脱水等のメニュー選択用のモード信号が出
力され、この時にクリックばね19と各クリック溝(図
示せず)との係脱によって生起するクリック感触が、第
2のロータ板17からつまみ回転板16と操作体41を
介してオペレータにフィードバックされる。
【0024】また、図2のアップ操作時または図3のダ
ウン操作時に、オペレータが駆動棒38の上端をスプリ
ング39のばね力に抗して下降すると、押釦スイッチ4
0のステムが駆動棒38の下端に押圧され、該押釦スイ
ッチ40からオン・オフの切換え信号が出力される。
【0025】上記実施例にあっては、1つの操作体41
をスイッチ本体3の外部で上下動すると、スイッチ本体
3の内部でつまみ回転板16が両ロータ板17,18の
いずれか一方と回転力切換手段を介して動力伝達される
ため、1つの操作体41の回転操作によって第1および
第2のスイッチ機構を選択的に動作させることができ、
しかも、一方のスイッチ機構を動作させる時に他方のス
イッチ機構が誤動作する虞れがなくなり、操作性に優れ
た複合操作型ロータリスイッチを提供することができ
る。また、つまみ回転板16や両ロータ板17,18等
の各構成部品はスイッチ本体3の内部で軸線方向に積層
されており、スイッチ本体3の外部に1つの操作体41
を配置すれば良いため、複合操作型ロータリスイッチが
径方向に大型化することを防止でき、操作パネル全体に
占める複合操作型ロータリスイッチの配置スペースを少
なくすることができる。
【0026】また、前記回転力切換手段として、つまみ
回転板16の駆動板26にスライド部材31,33を保
持すると共に、該スライド部材31,33をスプリング
30,32の弾性により駆動板26から突出させ、第1
および第2のロータ板17,18に嵌合孔19,22を
穿設するという構成を採用したため、つまみ回転板16
が上昇または下降した時に、スライド部材31,33の
先端を嵌合孔19,22内に確実に入り込ませることが
できる。しかも、駆動板26の上下面にスライド部材3
1とスライド部材33とを回転方向に沿って交互に保持
したため、駆動板26は一方のスライド部材31または
33を保持できる程度の厚みであれば充分となり、複合
操作型ロータリスイッチが軸線方向に徒に大型化するこ
とを防止できる。
【0027】なお、スライド部材31,33と嵌合孔1
9,22との関係を上記実施例と逆にすることも可能で
あり、例えば、第1および第2のロータ板17,18に
それぞれスライド部材を弾性保持し、つまみ回転板16
に嵌合孔を穿設しても良い。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
つまみ回転板の上下位置に応じて該つまみ回転板の回転
力がいずれか一方のロータ板に選択的に伝達されるた
め、完全に独立した2種類のロータリスイッチを1つの
操作体によって確実に動作させることができると共に、
径方向の寸法を小型化して配置スペースの自由度を高め
ることができる。また、つまみ回転板を支持するガイド
軸を中空構造とし、その中空部分に押釦スイッチを押圧
操作する駆動棒を挿入した場合は、2種類のロータリス
イッチと他の押釦スイッチとを複合操作することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る複合操作型ロータリス
イッチの斜視図である。
【図2】該ロータリスイッチのアップ操作時の断面図で
ある。
【図3】該ロータリスイッチのダウン操作時の断面図で
ある。
【図4】該ロータリスイッチに備えられる下ケースの平
面図である。
【図5】図4のA−A線に沿う断面図である。
【図6】図1のロータリスイッチに備えられる上ケース
の底面図である。
【図7】図1のロータリスイッチに備えられる第1のロ
ータ板の底面図である。
【図8】該第1のロータ板の平面図である。
【図9】図1のロータリスイッチに備えられるつまみ回
転板の平面図である。
【図10】図9のB−B線に沿う断面図である。
【図11】図9のC−C線に沿う断面図である。
【図12】該つまみ回転板に備えられるスライド部材の
保持構造を示す分解斜視図である。
【図13】該つまみ回転板のクリック機構を示す分解斜
視図である。
【符号の説明】
1 下ケース 2 上ケース 3 スイッチ本体 4 ガイド筒(ガイド軸) 4a 切欠き 8 膨出部 16 つまみ回転板 17 第1のロータ板 18 第2のロータ板 19,22 嵌合孔 20,23 摺動子 21,24 絶縁基板 25 回転軸 26 駆動板 27,28 保持孔 29 凹溝 30,32 スプリング 31,33 スライド部材 34 板ばね 34a 凸部 35 スライダー 36 クリック板 37 摺動板 38 駆動棒 39 スプリング 40 押釦スイッチ 41 操作体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガイド軸を中心として回転可能で該ガイ
    ド軸の軸線方向に往復移動可能なつまみ回転板と、該つ
    まみ回転板の表裏両面にそれぞれ所定間隔を存して対向
    配置された一対のロータ板と、これらロータ板の回転に
    よってそれぞれ信号を出力する第1および第2のスイッ
    チ機構と、前記つまみ回転板と前記両ロータ板との間に
    介設された回転力切換手段とを備え、前記つまみ回転板
    を軸線方向に移動することにより、該つまみ回転板の回
    転力が前記回転力切換手段を介して前記両ロータ板のい
    ずれか一方に選択的に伝達されることを特徴とする複合
    操作型ロータリスイッチ。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、前記回転力切
    換手段は、前記つまみ回転板にばねによって保持され、
    該つまみ回転板の表裏両面から突出するスライド部材
    と、前記両ロータ板に穿設され、前記スライド部材の先
    端が出入可能な嵌合孔とを有することを特徴とする複合
    操作型ロータリスイッチ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2の記載において、前記
    ガイド軸は中空構造であり、該ガイド軸の中空部分に押
    釦スイッチを押圧操作する駆動棒が挿入されていること
    を特徴とする複合操作型ロータリスイッチ。
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