JP2003007173A - 複合操作型電気部品 - Google Patents

複合操作型電気部品

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JP2003007173A
JP2003007173A JP2001191325A JP2001191325A JP2003007173A JP 2003007173 A JP2003007173 A JP 2003007173A JP 2001191325 A JP2001191325 A JP 2001191325A JP 2001191325 A JP2001191325 A JP 2001191325A JP 2003007173 A JP2003007173 A JP 2003007173A
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Keiji Ito
啓二 伊藤
Masao Kasashima
正男 笠嶋
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転操作と押圧操作とが行えて薄型化が容易
であり、かつ、組立性や製造歩留まりも良好な複合操作
型電気部品を提供すること。 【解決手段】 操作つまみ6とスペーサ部材5と摺動子
受け等の回転部材3とを同心円状に配置して一体的に回
転可能とし、かつ、スペーサ部材5が回転部材3に対し
て移動可能な径方向L1と、操作つまみ6がスペーサ部
材5に対して移動可能な径方向L2とを互いに直交させ
ておく。これにより、操作つまみ6とスペーサ部材5と
回転部材3の三者が、いわゆるオルダムジョイントと同
様の連結構造となるので、操作つまみ6を回転操作する
とスペーサ部材5および回転部材3が一体的に回転し
て、摺動子片4を導電パターン2に対し摺動させること
ができる。また、操作つまみ6を任意の回転位置で押圧
スイッチ素子の板ばね8側へ押し込むと、その回転位置
に応じて、操作つまみ6がスペーサ部材5に対して適宜
移動し、かつスペーサ部材5が回転部材3に対して適宜
移動するので、操作つまみ6に駆動される板ばね8を固
定接点7に接触させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転操作と押圧操
作とが可能な操作つまみを備え、これら2種類の操作に
よってそれぞれ電気信号を出力する複合操作型電気部品
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の複合操作型電気部品としては、
従来、導電パターンを有するコード板を操作つまみに一
体化して、上向きの摺動子片および下向きの摺動子片を
有するスライド部材にて操作つまみを回転可能に支持す
ると共に、スイッチパターンを有するベース部材にてス
ライド部材をスライド可能に支持するという構成のもの
が知られている。かかる従来の複合操作型電気部品は、
操作つまみを回転操作すると上向きの摺動子片がコード
板の導電パターンに対して摺動するので、回転情報を検
出する電気信号を出力することができ、また、操作つま
みを押圧操作するとスライド部材がベース部材上でスラ
イド移動するので、下向きの摺動子片をスイッチパター
ンに接触させてスイッチオンさせることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の複合操
作型電気部品では、回転操作時に機能する上向きの摺動
子片と、押圧操作時に機能する下向きの摺動子片とが配
設可能な空間を、操作つまみおよびコード板からなる積
層体とベース部材との間に確保しなければならないの
で、回転軸線方向の高さ寸法が大きくなってしまい、そ
れゆえ所望の薄型化が図れないという問題があった。ま
た、部品管理に細心の注意を要する摺動子片を上向きの
姿勢と下向きの姿勢でそれぞれ組み込まなければならな
いので、組立性や製造歩留まりも良好とは言い難かっ
た。
【0004】本発明は、このような従来技術の実情に鑑
みてなされたもので、その目的は、回転操作と押圧操作
とが行えて薄型化が容易であり、かつ、組立性や製造歩
留まりも良好な複合操作型電気部品を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明の複合操作型電気部品では、ベース部材
と、このベース部材に回転可能に支持された回転部材
と、この回転部材および前記ベース部材のいずれか一方
に設けられた摺動子片を他方に設けられた導電パターン
に摺動させて電気信号を取り出す回転情報検出部と、前
記回転部材に対し特定の径方向に沿って所定量移動可能
かつ一体的に回転可能となるように、該回転部材に対し
凹部または凸部を係合させた状態で同心円状に配置され
たスペーサ部材と、このスペーサ部材に対し前記特定の
径方向とは直交する径方向に沿って所定量移動可能かつ
一体的に回転可能となるように、該スペーサ部材に対し
凸部または凹部を係合させた状態で同心円状に配置され
た操作つまみと、前記ベース部材に保持されて前記操作
つまみを径方向へ押し込むことで駆動される押圧スイッ
チ部とを備えることとした。
【0006】このように構成される複合操作型電気部品
は、回転部材とスペーサ部材と操作つまみの三者が同心
円状に配置されて一体的に回転可能であり、かつ、スペ
ーサ部材が回転部材に対して移動可能な径方向と、操作
つまみがスペーサ部材に対して移動可能な径方向とが互
いに直交させてあるので、これら三者はいわゆるオルダ
ムジョイントと同様の連結構造となっている。したがっ
て、操作つまみを回転操作するとスペーサ部材および回
転部材が一体的に回転して、摺動子片が導電パターンに
対し摺動することとなって、回転情報を検出する電気信
号を出力することができる。また、操作つまみを任意の
回転位置で押圧スイッチ部側へ押し込むと、その回転位
置に応じて、操作つまみがスペーサ部材に対して適宜移
動し、かつスペーサ部材が回転部材に対して適宜移動す
るので、操作つまみを介して押圧スイッチ部を駆動させ
ることができる。その結果、押圧操作に伴う電気信号の
取り出しに摺動子片が不要な構成となるので、該摺動子
片の配置スペース分だけ回転軸線方向の高さ寸法を減少
させることができて薄型化が容易となる。しかも、部品
管理が容易でない摺動子片の数が減るため、組立性や製
造歩留まりの向上も期待できる。
【0007】また、かかる構成において、操作つまみが
スペーサ部材および回転部材を包囲する筒状部を有し、
この筒状部の内周面に突設した凸部をスペーサ部材の外
周部に設けた凹部に係合させて、これら操作つまみとス
ペーサ部材が該凸部の突出方向に沿って所定量移動可能
かつ一体的に回転可能となるようにすると共に、ベース
部材に設けたガイド壁に前記筒状部の外周面を摺接させ
ておけば、操作つまみを大径化する必要がなくなるので
小型化に好適であり、かつ、操作つまみの操作時の位置
ずれをガイド壁によって防止することができるので好ま
しい。
【0008】また、上述したいずれかの構成において、
回転部材の外周面に突設した凸部をスペーサ部材の内周
部に設けた凹部に係合させて、これら回転部材とスペー
サ部材が該凸部の突出方向に沿って所定量移動可能かつ
一体的に回転可能となるようにしておけば、回転部材や
スペーサ部材の大径化が抑制できるので小型化に好適で
ある。
【0009】また、上述したいずれかの構成において、
押圧スイッチ部の可動接点または可動接点駆動体とし
て、操作つまみに摺接する板ばねを用いれば、押圧操作
した操作つまみを該板ばねの弾性力によって元の位置へ
戻すことができるので、専用の復帰ばねを組み込む必要
がなくなり部品点数が削減できる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明すると、図1は実施形態例に係る複合操作型電
気部品の内部構造説明図、図2は該電気部品の分解斜視
図、図3は該電気部品の断面図、図4は該電気部品を押
圧操作したときの動作説明図、図5は該電気部品を図4
とは異なる回転位置で押圧操作したときの動作説明図で
ある。
【0011】これらの図に示す複合操作型電気部品は、
支軸1aや一対のガイド壁1bを突設したベース部材1
と、このベース部材1の上面で支軸1aの周囲に設けら
れた導電パターン2と、外周面に一対の凸部3aを有し
ベース部材1の支軸1aに外挿されて回転可能に支持さ
れた摺動子受け3と、この摺動子受け3に保持されて導
電パターン2に摺接する摺動子片4と、内周部と外周部
にそれぞれ一対ずつ凹部5a,5bを有して内周部側の
凹部5aを摺動子受け3の凸部3aに係合させているリ
ング状のスペーサ部材5と、摺動子受け3およびスペー
サ部材5を包囲する筒状部6aを突設して該筒状部6a
の内周面に一対の凸部6bを有し、これらの凸部6bを
スペーサ部材5の外周部側の凹部5bに係合させている
操作つまみ6と、ベース部材1の一側部に設けられた固
定接点7および板ばね8からなる押圧スイッチ素子と、
操作つまみ6やスペーサ部材5、摺動子受け3、支軸1
a等の中心部を貫通してベース部材1に固定されたリベ
ット9とによって、主に構成されている。
【0012】ベース部材1は、導電パターン2や固定接
点7を一体化した樹脂モールド品で、これら導電パター
ン2や固定接点7から導出した複数の外部端子10がベ
ース部材1の側方に突出させてある。図2に示すよう
に、導電パターン2は、支軸1aの周囲の同一円周上に
櫛歯状の二つのスイッチパターン2a,2bと共通電極
パターン2cとを配設したものである。また、図1に示
すように、固定接点7は、板ばね8と接離可能に対向す
る中央固定接点7aと、板ばね8に常時接触する一対の
周縁固定接点7bとからなり、操作つまみ6の筒状部6
aに押圧駆動されて中央固定接点7aに接触する板ばね
8が、押圧スイッチ素子の可動接点として機能すると共
に筒状部6aを元の位置へ押し上げる復帰ばねとして機
能する。また、略平行に突設された一対のガイド壁1b
は、操作つまみ6の筒状部6aの外径寸法と同等の間隔
だけ離して対向させてあるので、筒状部6aの外周面は
常にガイド壁1bに摺接している。
【0013】摺動子受け3は上部が小径部となってい
て、この小径部に第1の径方向L1に沿って外方へ突出
する一対の凸部3aが設けられている。摺動子片4は摺
動子受け3の小径部の天井面に固定されており、図1に
示すように等間隔な3か所に接触点4aを有し、摺動子
受け3の回転に伴い各接触点4aが導電パターン2に対
して摺動するようになっている。その際、共通電極パタ
ーン2cには常にいずれかの接触点4aが接触するよう
にしてあるので、この共通電極パターン2cの外部端子
10と二つのスイッチパターン2a,2bの各外部端子
10との間で、それぞれ位相の異なるパルス信号を取り
出すことができ、これらのパルス信号に基づいて摺動子
受け3の回転位置等の情報が検出できるようになってい
る。
【0014】スペーサ部材5は、摺動子受け3の小径部
の周囲に同心円状に配置されている。このスペーサ部材
5の内周部には、摺動子受け3の一対の凸部3aと図1
に示すような位置関係で係合する一対の凹部5aが設け
られている。これにより、スペーサ部材5は摺動子受け
3に対して、第1の径方向L1に沿って所定量移動可能
かつ一体的に回転可能となっている。また、スペーサ部
材5の外周部には、第1の径方向L1とは直交する第2
の径方向L2に沿って一対の凹部5bが設けられてい
る。つまり、一対の凹部5aを結ぶ直線と、一対の凹部
5bを結ぶ直線とが、回転中心を通って直交する位置関
係になっている。
【0015】操作つまみ6は手指にて操作する大径部の
底面側に筒状部6aを垂設した形状になっており、この
筒状部6aが摺動子受け3およびスペーサ部材5の周囲
に同心円状に配置されている。この筒状部6aには第2
の径方向L2に沿って内方へ突出する一対の凸部6bが
設けられており、これらの凸部6bは図1に示すような
位置関係でスペーサ部材5の一対の凹部5bと係合して
いる。これにより、操作つまみ6はスペーサ部材5に対
して、第2の径方向L2に沿って所定量移動可能かつ一
体的に回転可能となっている。この操作つまみ6の筒状
部6aの外周面は、ベース部材1の一対のガイド壁1b
ならびに板ばね8に常時摺接しているので、回転操作時
に操作つまみ6が位置ずれを起こすことはなく、筒状部
6aを介して板ばね8を押し込む押圧操作時にも、操作
つまみ6を一対のガイド壁1bに沿ってまっすぐに移動
させることができる。なお、図3に示すように、操作つ
まみ6の大径部とリベット9との間には、押圧操作時の
操作つまみ6の移動を妨げないようにクリアランスが確
保されている。
【0016】上述の如き構成の複合操作型電気部品は、
摺動子受け3とスペーサ部材5と操作つまみ6の三者が
同心円状に配置されて一体的に回転可能であり、かつ、
スペーサ部材5が摺動子受け3に対して移動可能な第1
の径方向L1と、操作つまみ6がスペーサ部材5に対し
て移動可能な第2の径方向L2とが互いに直交させてあ
るので、これら三者はいわゆるオルダムジョイントと同
様の連結構造となっている。したがって、操作つまみ6
を回転操作するとスペーサ部材5および摺動子受け3が
一体的に回転して、摺動子片4が導電パターン2上で摺
動することとなり、この導電パターン2に対する摺動子
片4の接触位置に応じた電気信号を出力することができ
る。また、操作つまみ6を任意の回転位置で板ばね8側
へ押し込むと、その回転位置に応じて、操作つまみ6が
スペーサ部材5に対して同方向へ適宜移動し、かつスペ
ーサ部材5が摺動子受け3に対して同方向へ適宜移動す
るので、操作つまみ6の筒状部6aで板ばね8を駆動し
て、この板ばね8を中央固定接点7aに接触させること
により、押圧スイッチ素子をオンさせることができる。
なお、操作つまみ6を回転操作すると、それに伴いベー
ス部材1に設けたクリックばねが摺動子受け3の底面に
設けた凹凸部に係脱してクリック感を生起するが、かか
るクリック機構は公知のものであるため、ここでは詳細
な説明を省略することとする。
【0017】押圧操作時の動作について詳しく説明する
と、操作つまみ6に対する押圧操作方向は回転中心と中
央固定接点7aとを結ぶ直線であり、この直線に沿って
操作つまみ6を押し込めば、筒状部6aが一対のガイド
壁1bに沿ってまっすぐに移動して板ばね8を押し撓め
ていく。いま、図1に示すように、押圧操作方向と第1
の径方向L1とが合致している回転位置で操作つまみ6
が押し込まれるとすると、筒状部6aはスペーサ部材5
に対しては同方向へ移動できないものの、スペーサ部材
5は摺動子受け3に対して同方向へ十分に移動できるの
で、結局、図4に示すように、操作つまみ6とスペーサ
部材5が一体的に同方向へ移動して、筒状部6aにより
板ばね8を押し撓めることができる。また、押圧操作方
向に対して第1の径方向L1や第2の径方向L2が45
度傾いた回転位置で操作つまみ6が押し込まれた場合に
は、図5に示すように、筒状部6aがスペーサ部材5に
対して同方向へ若干移動し、かつスペーサ部材5が摺動
子受け3に対して同方向へ若干移動するので、これらの
移動量を合算した分だけ操作つまみ6が同方向へ移動し
て、筒状部6aにより板ばね8を押し撓めることができ
る。
【0018】このように本実施形態例に係る複合操作型
電気部品は、オルダムジョイントと同様の連結構造を採
用して、操作つまみ6が押圧スイッチ素子を直接駆動で
きるようにしてあるので、押圧操作に伴う電気信号の取
り出しに摺動子片が不要な構成となっている。その結
果、該摺動子片の配置スペース分だけ回転軸線方向の高
さ寸法が従来品よりも小さくなっており、薄型化が促進
されている。しかも、部品管理が容易でない摺動子片の
数が減っているため、組立性や製造歩留まりの向上も期
待できる。
【0019】また、本実施形態例では、スペーサ部材5
の外周端面および内周端面から半径方向へ延びるように
切り欠いて凹部5a,5bを設けており、操作つまみ6
の凸部6bとスペーサ部材5の凹部5a,5bおよび摺
動子受け3の凸部3aが同一平面上に配置されているた
め、この点からも薄型化が促進されている。
【0020】また、本実施形態例では、操作つまみ6の
筒状部6aの内周面に突設した凸部6bを、スペーサ部
材5の外周部側の凹部5bと係合させているので、操作
つまみ6を不所望に大径化する必要がない。また、摺動
子受け3の外周面に突設した凸部3aを、スペーサ部材
5の内周部側の凹部5aに係合させているので、摺動子
受け3やスペーサ部材5を不所望に大径化する必要もな
い。したがって、薄型化だけでなく小型化も図りやすく
なっている。ただし、操作つまみ6とスペーサ部材5の
凹凸関係を逆にしたり、スペーサ部材5と摺動子受け3
の凹凸関係を逆にした係合構造を採用しても、薄型化を
図ることはできる。
【0021】また、本実施形態例では、押圧スイッチ素
子の可動接点として板ばね8を用いており、押圧操作し
た操作つまみ6が該板ばね8の弾性力によって元の位置
まで戻るようにしてあるので、専用の復帰ばねを組み込
む必要がなくて部品点数が削減できるという利点があ
る。ただし、押圧スイッチ素子の可動接点を押し込むた
めの駆動体として板ばねを用い、この板ばねの弾性力で
押圧操作後の操作つまみ6を復帰させるようにしてもよ
い。
【0022】なお、上記の実施形態例では、ベース部材
1の支軸1aに回転可能に支持される回転部材を摺動子
受け3としているが、これとは逆に、回転部材(摺動子
受け3)に導電パターンを設けておき、ベース部材1に
保持された摺動子片を該導電パターンに摺接させる構成
にしてもよい。
【0023】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0024】操作つまみとスペーサ部材と摺動子受け等
の回転部材とを同心円状に配置して一体的に回転可能と
し、かつ、スペーサ部材が回転部材に対して所定量移動
可能な径方向と、操作つまみがスペーサ部材に対して所
定量移動可能な径方向とを互いに直交させた複合操作型
電気部品なので、操作つまみを回転操作するとスペーサ
部材および回転部材が一体的に回転して、摺動子片を導
電パターンに対し摺動させることができる。また、操作
つまみを任意の回転位置で押圧スイッチ部側へ押し込む
と、その回転位置に応じて、操作つまみがスペーサ部材
に対して適宜移動し、かつスペーサ部材が回転部材に対
して適宜移動するので、操作つまみを介して押圧スイッ
チ部を駆動させることができる。したがって、押圧操作
に伴う電気信号の取り出しに摺動子片が不要な構成とな
り、該摺動子片の配置スペース分だけ回転軸線方向の高
さ寸法を減少させることができて薄型化が容易となる。
しかも、部品管理が容易でない摺動子片の数が減るた
め、組立性や製造歩留まりの向上も期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例に係る複合操作型電気部品
の内部構造説明図である。
【図2】該電気部品の分解斜視図である。
【図3】該電気部品の断面図である。
【図4】該電気部品の押圧操作時の動作説明図である。
【図5】該電気部品の押圧操作時の動作説明図である。
【符号の説明】
1 ベース部材 1a 支軸 1b ガイド壁 2 導電パターン 3 摺動子受け(回転部材) 3a 凸部 4 摺動子片 5 スペーサ部材 5a,5b 凹部 6 操作つまみ 6a 筒状部 6b 凸部 7 固定接点 8 板ばね 9 リベット L1 第1の径方向 L2 第2の径方向

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース部材と、このベース部材に回転可
    能に支持された回転部材と、この回転部材および前記ベ
    ース部材のいずれか一方に設けられた摺動子片を他方に
    設けられた導電パターンに摺動させて電気信号を取り出
    す回転情報検出部と、前記回転部材に対し特定の径方向
    に沿って所定量移動可能かつ一体的に回転可能となるよ
    うに、該回転部材に対し凹部または凸部を係合させた状
    態で同心円状に配置されたスペーサ部材と、このスペー
    サ部材に対し前記特定の径方向とは直交する径方向に沿
    って所定量移動可能かつ一体的に回転可能となるよう
    に、該スペーサ部材に対し凸部または凹部を係合させた
    状態で同心円状に配置された操作つまみと、前記ベース
    部材に保持されて前記操作つまみを径方向へ押し込むこ
    とで駆動される押圧スイッチ部とを備えたことを特徴と
    する複合操作型電気部品。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、前記操作つま
    みが前記スペーサ部材および前記回転部材を包囲する筒
    状部を有し、この筒状部の内周面に突設した凸部を前記
    スペーサ部材の外周部に設けた凹部に係合させて、これ
    ら操作つまみとスペーサ部材が該凸部の突出方向に沿っ
    て所定量移動可能かつ一体的に回転可能となるようにす
    ると共に、前記ベース部材に設けたガイド壁に前記筒状
    部の外周面を摺接させたことを特徴とする複合操作型電
    気部品。
  3. 【請求項3】 請求項1または2の記載において、前記
    回転部材の外周面に突設した凸部を前記スペーサ部材の
    内周部に設けた凹部に係合させて、これら回転部材とス
    ペーサ部材が該凸部の突出方向に沿って所定量移動可能
    かつ一体的に回転可能となるようにしたことを特徴とす
    る複合操作型電気部品。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかの記載におい
    て、前記押圧スイッチ部の可動接点または可動接点駆動
    体として、前記操作つまみに摺接する板ばねを用いたこ
    とを特徴とする複合操作型電気部品。
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WO2019087607A1 (ja) * 2017-11-06 2019-05-09 パナソニックIpマネジメント株式会社 入力装置

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