JP3896213B2 - 複合操作型電気部品 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カーステレオ等の操作に使用して好適な複合操作型電気部品に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の複合操作型電気部品を図30に基づいて説明すると、軸受け51は、貫通孔51aを有する軸部51bと、鍔部51cとを有し、この軸受け51の貫通孔51aには、円筒状の外軸52が回転可能に取り付けられている。
また、筒状のスリーブ53は、外軸52の後方側ではめ合わされた状態で、スリーブ53の外側よりカシメて外軸52に固着されている。
また、亜鉛ダイキャスト等からなるケース54には凹部54aが設けられ、この凹部54には、セルフリターン用のコイルバネ55が収納され、腕部55aがケース54の側壁に係止した状態で、コイルバネ55がケース54に取り付けられている。
【0003】
そして、コイルバネ55を取り付けたケース54は、軸受け51の鍔部51cの後方側に重ね合わされて配設されると共に、配設された時、コイルバネ55の巻き回部55b内にはスリーブ53が挿通された状態となっている。
そして、外軸52を時計方向、或いは反時計方向に回転すると、外軸52に伴ってスリーブ53が回転する。
すると、このスリーブ53上に取り付けられた駆動板(図示せず)がコイルバネ55の一方の腕部55aをバネ性に抗して変移させ、また、外軸52の回転力を解除すると、変移したバネ性の腕部55aにより、腕部55aがケース54の側壁にぶつかって停止する元の位置まで外軸52とスリーブ53を回転して、元の状態にセルフリターンするようになっている。
【0004】
また、合成樹脂の成型品からなる回転部材56には、バネ性のある金属板からなる摺動子57が取り付けられ、この回転部材56は、その中心部に設けられた孔にスリーブ53を嵌合した状態で、ケース54の後方側に重ね合わされて配設されると共に、回転部材56はスリーブ53の回転に伴って回転するように取り付けられている。
また、合成樹脂の成型品からなるケース58は凹部58aを有し、このケース58には、接点部材59が凹部58aの底部に露出した状態で埋設されている。
そして、このようなケース58は、凹部58a内に回転部材56を収納した状態で、ケース54の後方側に重ね合わされて配設されている。
このように配設された時、摺動子57が接点部材59に接離できるようになっており、外軸52により回転部材56が回転すると、摺動子57が回転して、接点部材59に接離して接点の切り換えが行われるようになっている。
そして、摺動子57を取り付けた回転部材56と接点部材59を取り付けたケース58とで第1の回転型電気部品D4が構成されている。
【0005】
また、内軸60は、外軸52の孔に挿通されて、ケース58の後方側から突出した状態で、回転と軸方向の移動が可能に取り付けられている。
また、合成樹脂の成型品からなるケース61は、凹部の底壁61aに凹凸部61bが設けられ、このケース61は、ケース61の孔に内軸60を挿通した状態で、ケース58の後方側に重ね合わされて配設されている。
また、合成樹脂の成型品からなる回転体62は、軸部62aと鍔部62bとを有し、この回転体62の鍔部62bの前方側には、バネ板からなるクリック部材63が取り付けられている。
また、合成樹脂の成型品からなるケース64は、中央部に設けた凹部64aと連通する孔64bを有し、凹部64aに回転体62を収納した状態で、孔64bに回転体62の軸部62aを嵌合して、回転体62を回転可能に支持している。
この回転体62とケース64は、回転体62の軸部62aに内軸60をスプライン結合して挿通した状態で、ケース64がケース61の後方側に重ね合わされて配設されている。
そして、このように配設された時、クリック部材63はケース61の凹凸部61bに係脱可能となり、内軸60が回転された時、回転体62を回転して、クリック部材63が凹凸部61bに係脱を行って、内軸60の回転にクリック感を持たせるようになっている。
そして、ケース61、クリック部材63を取り付けた回転体62、及びケース64とでクリック機構部Kが構成されている。
【0006】
また、合成樹脂の成型品からなる回転部材65は、軸部65aと鍔部65bとを有し、鍔部65bには、可動接点66が埋設されて取り付けられている。
また、合成樹脂の成型品からなるケース67は、孔67aと凹部67bを有し、このケース67には、バネ性ある金属板からなる摺動子68が埋設されて取り付けられている。
そして、回転部材65は、凹部67bに回転部材65を収納した状態で、孔67aに回転部材65の軸部65aを嵌合して、回転部材65を回転可能に支持している。
そして、この回転部材65とケース67は、回転部体65の軸部65aに内軸60をスプライン結合して挿通した状態で、ケース67がケース64の後方側に重ね合わされて配設されている。
そして、このように配設された時、摺動子68は可動接点66に接離可能となり、内軸60により回転部材65が回転すると、可動接点66が回転して、摺動子68に接離して接点の切り換えが行われるようになっている。
そして、可動接点66を取り付けた回転部材65と摺動子68を取り付けたケース67とで第2の回転型電気部品D5が構成されている。
【0007】
また、絶縁材からなる絶縁板69は、その中心部の孔に内軸60を挿通した状態で、ケース67の後方側に重ね合わされて配設されている。
そして、絶縁板69の後方側から突出した内軸60には、抜け止め板70が取り付けられて、内軸60の前方側への抜け止めを行っている。
また、合成樹脂の成型品からなる固定部材71には、駆動体72が取り付けられ、この固定部材71は、駆動体72が内軸60の先端部に当接した状態で、ケース67に凹凸嵌合されて、ケース67の後方側に重ね合わされて配設されている。
【0008】
また、合成樹脂の成型品からなるケース73は、凹部73aと底壁73bとを有し、このケース73には、接点部材74、75が底壁73bに露出した状態で、埋設されて取り付けられている。
また、バネ性のある金属板からなる可動接点76は、中央部が凹んだ皿状をなし、この可動接点76は、ケース73の凹部73aに収納されて、中央部が接点部材74と離れると共に、周辺部が接点部材75に常時当接した状態で取り付けられている。
そして、ケース73は、凹部73a内に固定部材71と駆動体72を収納した状態で、絶縁板69の後方側に重ね合わされて配設されている。
ケース73が配設された時、可動接点76は中央部が駆動体72に当接し、可動接点76のバネ性により、駆動体72、及び内軸60が前方側に常時押圧され、抜け止め板70が絶縁板69にぶつかった状態となっている。
【0009】
そして、内軸60を軸方向に後方側に押圧した時、これに伴って同方向に移動する駆動体72によって、可動接点76の中央部がバネ性に抗して押され、可動接点72の中央部が接点部材74に接触して、接点部材74と75とを導通してON状態となり、また、内軸60の押圧力を解除すると、可動接点76のバネ性により、駆動体72と内軸60は押圧前の元の状態に戻ると共に、可動接点76は接点部材74から接触が離れ、OFFの状態となる。
即ち、接点部材74、75を取り付けたケース73と可動接点76とでプッシュスイッチSが構成されている。
【0010】
また、合成樹脂の成型品からなる板状の蓋部77は、ケース73の後方側に重ね合わされて配設され、この蓋部77により、ケース73内に埃等が侵入するのを防止している。
そして、このように、軸受け51から蓋部77までに各種の部品が重ね合わされて配設され、この配設された部品は、取付板(図示せず)により、一体化して取り付けられている。
【0011】
次に、上記のような構成を有する複合操作型電気部品の動作を説明すると、先ず、外軸52を時計方向、或いは反時計方向に回転すると、スリーブ53と回転部材56が同時に回転する。
すると、スリーブ53は、コイルバネ55の腕部55bのバネ性に抗して回転すると共に、回転部材56に取り付けられた摺動子57が回転して接点部材59に接離し、第1の回転型電気部品D4の接点の切り換えが行われる。
次に、外軸52の回転力を解除すると、変移したバネ性の腕部55bにより、元の位置までスリーブ53と回転部材56が回転して、元の状態に接点が切り換わると共に、回転部材56をセルフリターンするようになっている。
【0012】
また、次に、内軸60を時計方向、或いは反時計方向に回転すると、スプライン結合された回転体62が回転し、回転体62に取り付けられたクリック部材63がケース61に設けられた凹凸部61bと係脱を行ってクリック感を持った回転となると共に、内軸60にスプライン結合された回転部材65が回転し、回転部材65に設けられた可動接点66が回転して摺動子68と接離して、第2の回転型電気部品D5の接点の切り換えが行われる。
次に、内軸60を軸方向の後方側に押圧すると、これに伴って同方向に駆動体72が移動し、すると、この駆動体72により可動接点76の中央部がバネ性に抗して押され、可動接点76の中央部が接点部材74に接触して、プッシュスイッチSは、接点部材74と75とを導通してON状態となる。
また、内軸60の押圧力を解除すると、可動接点76のバネ性により、駆動体72と内軸60は押圧前のもとの状態に戻ると共に、可動接点76は接点部材74から接触が離れ、プッシュスイッチSは、OFFの状態となる。
このようにして、複合操作型電気部品の操作が行われる。
【0013】
そして、このような複合操作型電気部品は、カーステレオの操作に使用され、例えば、第1の回転型電気部品D4は、ラジオのチューニングのアップ、ダウンに、また、第2の回転操作型電気部品D5は、音量、バス等の調整用に、更に、プッシュスイッチSは、音量、バス等のモード切り換え用として使用される。
このように、複合操作型電気部品は、操作部を集中させて各種の操作ができるため、特に、カーステレオに使用されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
従来の複合操作型電気部品は、第1の回転型電気部品D4と第2の回転型電気部品との間に、クリック機構部Kが配設されているため、軸方向に大型になるという問題がある。
また、プッシュスイッチSを操作するための駆動体72の全体がプッシュスイッチSのケース73内に配置されているため、スペースファクターが悪く、軸方向に大型になるという問題がある。
また、内軸60の抜け止めは、内軸60を、複数個のケース54等と絶縁基板69を貫通させて、最後尾にあるケース73内で行うようにしたため、軸方向に大型になるという問題がある。
また、第1の回転型電気部品D4の他に、2個のケース61、64とクリック部材63と回転体62とで構成されるクリック機構部Kを必要とし、部品点数が多くなって、コスト高で生産性も悪く、軸方向に大型になるという問題がある。
また、セルフリターン用のコイルバネ55の腕部55bを移動させるために、回転部材56とは別部品である駆動板を必要とし、部品点数が多くなって、コスト高で大型になるという問題がある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための第1の解決手段として、回転動作の可能な筒状の外軸と、該外軸内挿通され、回転動作と軸方向の移動動作の可能な内軸と、前記外軸の回転動作で駆動される第1の回転部材を有する第1の回転型電気部品と、前記内軸の回転動作で駆動される第2の回転部材を有する第2の回転型電気部品と、前記内軸の軸方向の移動動作で駆動される駆動体を有するプッシュスイッチとを備え、前方側に配設された第1の回転型電気部品の後方側に並設して前記第2の回転型電気部品が配設され、また、前記駆動体が前記内軸と結合され、前記駆動体は、前記内軸の動作に追従して回転動作と軸方向の移動動作が可能で、前記駆動体の回転動作で前記第2の回転部材を駆動し、また、前記軸方向の移動動作で前記プッシュスイッチを操作すると共に、前記第1の回転型電気部品には、摺動子を取り付けた絶縁基体を有し、この絶縁基体の中央部には孔が設けられ、前記第2の回転部材は、前記駆動体を挿通する孔が設けられた軸部を有し、この軸部が前記絶縁基体の孔に挿入されて、回転可能にガイドされることにより、前記絶縁基体の中心部に前記駆動体を位置させて前記第1の回転型電気部品の中心部に収容した構成とした。
また、第2の解決手段として、前記第1の回転部材の中心部には、前記内軸を挿通する凹部を設け、該凹部内において前記内軸の前方側への抜け止めを行わしめた構成とした
【0016】
また、第の解決手段として、前記内軸に抜け止め部材を取り付け、前記抜け止め部材を前記第1の回転部材の前記凹部の内壁に当接させて、前記内軸の前方側への抜け止めを行わしめた構成とした。
また、第の解決手段として、クリック部材を備え、前記絶縁基体の前方側には、前記第1の回転部材を配設すると共に、前記絶縁基体の後方側には、凹凸部を有する前記第2の回転部材を配設し、前記絶縁基体と前記第2の回転部材の間に、前記凹凸部に係合する前記クリック部材を配設した構成とした。
また、第の解決手段として、前記絶縁基体には、前記第1の回転部材に設けた可動接点に接離する接触部を有する前記摺動子と、前記接触部を収容する孔を設けると共に、該孔から外れた位置に前記クリック部材を取り付けた構成とした。
また、第の解決手段として、前記第1の回転部材は円板状をなした回転体を有し、また、該回転体の前方側には、収納部を有する軸受けを配設すると共に、前記収納部には、腕部を有するセルフリターン用のコイルバネを配置し、前記回転体により前記腕部を移動させて、前記外軸をセルフリターンさせるようにした構成とした。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の複合操作型電気部品の一実施例を図1〜図29に基づいて説明すると、何れも本発明の複合操作型電気部品に係り、図1は本発明の複合操作型電気部品の断面図、図2〜図4は軸受けを示す図、図5〜図8は連結体を示す図、図9と図10はセルフリターン用のコイルバネを示す図、図11〜図13は回転体を示す図、図14〜図16は絶縁基体を示す図、図17と図18は回転部材を示す図、図19と図20は駆動体を示す図、図21〜図23は絶縁基部を示す図、図24〜図26は取付部材を示す図、図27は図1の27ー27線におけるコイルバネの取付状態を示す図、図28は図1の28ー28線におけるクリック部材の取付状態を示す図である。
【0018】
次に、本発明の複合操作型電気部品の一実施例の構成を図1〜図28に基づいて説明すると、金属のダイキャスト、或いは合成樹脂の成型品からなる軸受け1は、図2〜図4、図27に示すように、大小二つの径からなる挿通孔1aを有する円筒部1bと、円筒部1bの後方側に形成され、対向する一対の側壁1cを設けた凹部からなる収納部1dを有する矩形状の鍔部1eとを有している。
また、黄銅などの金属材からなる筒状の外軸2は、図1に示すように、中心部に挿通孔2dを有し、比較的径の大きな操作部2aと、操作部2aより径の小さい軸部2bと、軸部2bの一端に設けられた取付部2cとを有し、この外軸2は、軸部2bが軸受け1の挿通孔1aに挿通されて、回転動作が可能となっている。
【0019】
また、金属のダイキャスト、或いは合成樹脂の成型品からなる円筒状の連結体3は、図5〜図8に示すように、前方側の中心部に設けられた非円形の孔3aと、孔3aに連通して後方側に設けられ、孔3aより大きな凹部3bと、凹部3bの内壁に形成された段部3cと、凹部3bと孔3aとの間で段状をなす底壁3dに設けられた凸状の取付部3eと、後方側に設けられた径方向に突出する一対の凸部3fとを有している。
そして、この連結体3は、図1に示すように、軸受け1の挿通孔1aに挿入されると共に、連結体3の孔3aには外軸2の軸部2bが挿入され、軸部2bの一端に設けた取付部2cをカシメて、取付部2cを底壁3dに係止すると共に、軸部2bの取付部2cで連結体3の取付部3eを抱持して、連結体3と外軸2とが結合され、この結合によって両者の結合部が形成されている。
このように結合された連結体3は、外軸2の回転動作時、スリップすることなく外軸2の回転動作に追従して回転可能となっている。
【0020】
また、アルミなどの金属材からなる内軸4は、図1に示すように、大径の操作部4aと、操作部4aより小さい径からなる軸部4bと、軸部4bの先端部に設けられた二股状の取付部4cと、取付部4bの根本部に位置する軸部4bの外周に設けられた溝部4dとを有している。
そして、この内軸4は、軸部4bを外軸2の挿通孔2dに挿通して、取付部4cと溝部4dとを挿通孔2dの後方側から突出させて、取付部4cと溝部4dとを連結体3の凹部3b内に位置させている。
そして、溝部4dには金属からなるC状の抜け止め部材5が嵌入され、内軸4が前方側に移動した時、抜け止め部材5が連結体3の凹部3bの内壁である段部3cに当接して、凹部3b内に置いて内軸4の前方側への抜け止めを行わしめている。
このようにして外軸2に取り付けられた内軸4は、回転動作と軸方向の移動動作が可能となっている。
また、この抜け止め部材5が連結体3と当接する位置は、連結体3と外軸2とが結合された結合部よりも後方側に位置し、これによって、外軸2と内軸4の取付作業を容易し、且つ、径方向の小型化を図っている。
【0021】
また、金属のバネ線よりなるセルフリターン用のコイルバネ6は、図9、図10に示すように、巻き回部6aと、巻き回部6aの両端から延びた対向する一対の腕部4bとを有し、このコイルバネ6は、図1、図27に示すように、巻き回部6aを軸受け1の収納部1dに収納した状態で、一対の腕部6bを側壁1cに弾接させて取り付けられている。
そして、コイルバネ6が取り付けられた時、巻き回部6a内に連結体3が位置し、連結体3の外周を巻き回部6aで囲むようになっている。
【0022】
また、アセタール、ガラス入りの樹脂などの合成樹脂の成型品からなる円板状の回転体7は、図11〜図13に示すように、中央部に設けられた孔7aと、孔7aと連設され、孔7aの対向する位置に設けられた一対の切り欠き部7bと、一面側で露出した状態で埋設された可動接点7cと、他面側に形成され、一部に欠除部7dを設けたC状の凸条からなる壁部7eとを有している。
そして、この回転体7は、図1、図27に示すように、切り欠き部7bに連結体3の突部3fを嵌合することにより連結体3と組み合わされて、回転体7と連結体3とで第1の回転部材8が構成されている。
なお、回転体7と連結体3は、回転体7に連結部3を埋設して両者を一体化、或いは、両者を合成樹脂の成型品で一体化して、第1の回転部材8を構成しても良い。
【0023】
また、回転体7が連結体3に組み合わされたときは、C状の壁部7e内にコイルバネ6の巻き回部6aを収納し、欠除部7d内を通って一対の腕部6bが外方に延びた状態となっている。
そして、外軸2を時計方向、或いは反時計方向に回転すると、第1の回転部材8である連結体3と回転体7とが同時に回転する。
すると、回転体7の欠除部7dに位置する壁部7eの端部で、コイルバネ6の一方の腕部6bを、バネ性に抗して軸受け1の側壁1cから離れる方向に変移させ、また、しかる後、外軸2の回転力を解除すると、変移したバネ性の腕部6bにより、腕部6bが側壁1cにぶつかって停止する元の位置まで第1の回転部材8(回転体7と連結体3)を回転して、第1の回転部材8を元の状態に戻し、第1の回転部材8をセルフリターンするようになっている。
【0024】
また、合成樹脂の成型品からなる矩形状の絶縁基体9は、図14〜図16に示すように、中央部に設けられた円形の孔9aと、孔9aを挟んで対向する位置に形成された一対の矩形の孔9bと、後方側の面で、孔9bから外れた位置である一対の孔9bの間に設けられた凸部からなる取付部9cとを有している。
また、バネ性のある金属板からなる摺動子10は、接触部10aと、端子部10bとを有し、この摺動子10は、接触部10aが絶縁基体9の孔9b内に位置し、端子部10bが絶縁基体9から外方に突出した状態で絶縁基体9に埋設されている。
そして、後方側から孔9b内に治具(図示せず)を挿入して、接触部10aの一部が絶縁基体9の前方側の面から突出するような突き出し加工を行って、接触部10aが形成されている。
【0025】
また、バネ性の金属板からなるリング状のクリック部材11は、図28に示すように、中央部に孔11aを設けたリング状部11bと、孔11aを挟んで対向する位置のリング状部11bに設けられた一対の孔からなる取付部11cと、一対の取付部11cの間の中央部に位置するリング状部11bに設けられた凸部11dとを有する。
そして、このクリック部材11は、取付部11cである孔に、絶縁基体9の取付部9cである凸部を挿通し、取付部9cの先端を、例えば、潰して広げることにより、絶縁基体9にクリック部材11が取り付けられており、取り付けられたクリック部材11は、摺動子10の接触部10aが突出した絶縁基体9の一方の面側と反対側に位置する他面側に配置された状態となっている。
なお、前記取付部9cと11cの凸部と孔の関係を、逆にしても良い。
【0026】
そして、このような構成を備えた絶縁基体9は、図1に示すように、接触部10aを回転体7に設けた可動接点7cに対向させた状態で、軸受け1の鍔部1eの後方側に重ね合わされて配置され、摺動子10を備えた絶縁基体9と第1の回転部材8とで、回転型スイッチからなる第1の回転型電気部品D1が構成されている。
また、絶縁基体9が配置された時、連結体3と回転体7は絶縁基体9で覆われ、摺動子10の接触部10aが可動接点7cに接離可能となっている。
即ち、第1の回転部材8である回転体7が回転すると、可動接点7cが回転して、可動接点7cが接触部10aに接離して、第1の回転型電気部品D1である回転型スイッチの切り換えが行われるようになっている。
【0027】
また、合成樹脂の成型品からなる第2の回転部材12は、図17、図18に示すように、前方側の面に凹凸部12aを有する円板状部12bと、円板状部12bと一体に設けられた軸部12cと、円板状部12bと軸部12cに跨って中心部に設けられた非円形の孔12dとを有している。
また、金属板からなり、コードパターンを形成した接点部材13は、第2の回転部材12に埋設され、その接点部が円板状部12bの後方側の面に露出した状態となっている。
そして、このような構成の第2の回転部材12は、図1に示すように、円板状部1bを絶縁基体9の後方側に位置した状態で、軸部12cが絶縁基体9の孔9aに挿入されて、孔9aをガイドにして回転可能に取り付けられている。
また、取り付けられた第2の回転部材12と絶縁基体9との間にクリック部材11が位置し、クリック部材11の凸部11dが第2の回転部材12の凹凸部12aに係合し、第2の回転部材12が回転したとき、凹凸部12aに凸部11dが係脱を繰り返して、クリック感を持たせるようになっている。
【0028】
また、合成樹脂の成型品からなる駆動体14は、図19、図20に示すように、本体部14aと、本体部14aの中央部から前方側に突出して形成された突出部14bと、突出部14bの両側に設けられた凹部14cと、本体部14aの外側の両側に、相対向して形成された一対の凸条部14dと、本体部14aの後方側に設けられた凸部14eとを有している。
そして、この駆動体14は、図1に示すように、第2の回転部材12の孔12dに挿入されて、凸条部14dが孔12dにスプライン結合されている。
また、駆動体14の突出部14bは、内軸4の二股状の取付部4cの割れ部に嵌合されると共に、凹部14cには、二股状の取付部4cが嵌合したものとなっている。
そして、内軸4の回転時、駆動体14は突出部14bと凹部14cが内軸4と嵌合しているため、駆動体14は内軸4と共に回転し、この駆動体14の回転により、スプライン結合された第2の回転部材12を回転するようになっている。
また、内軸4を軸方向の後方側に移動した時、駆動体14は内軸4に押されて同時に後方側に移動すると共に、駆動体14はスプライン結合により、第2の第2の回転部材12内を摺動するようになっている。
【0029】
また、合成樹脂の成型品からなる絶縁ケース15は、図1、図21〜図23に示すように、前方側の中央部に凹部15aを設けた側壁15bと、一対の矩形の孔15cを設けた底壁15dとで構成されている。
また、バネ性のある金属板からなる接触子16は、図21〜図23に示すように、接触部16aと、端子部16bとを有し、この接触子16は、接触部16aが底壁15dの孔15c内に位置し、端子部16bが絶縁ケース15から外方に突出した状態で絶縁ケース15に埋設されている。
そして、後方側から孔15c内に治具(図示せず)を挿入して、接触部16aの一部が底壁15dから前方側の面から突出するような突き出し加工を行って、接触部16aが形成されている。
【0030】
また、金属板からなる接点部材17、18は、図1、図21〜図23に示すように、それぞれ接触部17a、18aと、端子部17b、18bとを有し、両接点部材17、18は、絶縁ケース15に埋設されて取り付けられている。
そして、一方の接点部材17は、絶縁ケース15の底壁15dの中央部に接触部17aが露出した状態で、絶縁ケース15に埋設され、また、他方の接点部材18は、接触部17aの外周において、接触部18aが底壁15dから露出した状態で、絶縁ケース15に埋設されて取り付けられている。
そして、このように接点部材17、18、及び接触子16を埋設した絶縁ケース15は、図1に示すように、絶縁基体9の後方側に重ね合わされて配設されており、配設された時、接触子16の接触部16aは、接点部材13に接離可能となり、従って、第2の回転部材12が回転すると、接点部材13が接触子16に接離して、接点の切り換えが行われるようになっている。
即ち、この接触子16を取り付けた絶縁ケース15と接点部材13を取り付けた第2の回転部材12とで、回転型のエンコーダである第2の回転型電気部品D2が構成されている。
なお、この実施例では、第2の回転部材12には接点部材12を、また、絶縁ケース15には接触子16を取り付けたもので説明したが、その取付を逆にして、第2の回転部材12には接触子16を、また、絶縁ケース15には接点部材13を取り付けたものでも良い。
更に、第2の回転型電気部品D2は、例えば、第2の回転部材12には抵抗体を設け、また、絶縁ケース15には、抵抗体に摺接する摺動子片を取り付けてなる回転型可変抵抗器を用いても良い。
【0031】
また、バネ性のある金属板からなる可動接点19は、図1に示すように、中央部が凹んだ皿状をなし、この可動接点19は、絶縁ケース15の凹部15a内に収納されて、中央部が接点部材17と離れると共に、周辺部が接点部材18に常時当接した状態で取り付けられている。
そして、絶縁ケース15が絶縁基体9の後方側に配設された時、可動接点19は、図1に示すように、中央部が駆動体14に当接し、可動接点19のバネ性により、駆動体14、及び内軸4が前方側に常時押圧され、抜け止め部材5が連結体3の段部3cにぶつかった状態となっている。
そして、内軸4を軸方向に後方側に押圧した時、これに伴って同方向に移動する駆動体14によって、可動接点19の中央部がバネ性に抗して押され、可動接点19の中央部が接点部材17に接触して、接点部材17と18とを導通してON状態となり、また、内軸4の押圧力を解除すると、可動接点19のバネ性により、駆動体14と内軸4は押圧前のもとの状態に戻ると共に、可動接点19は接点部材17から接触が離れ、OFFの状態となる。
即ち、接点部材17、18を取り付けた絶縁ケース15と可動接点19とでプッシュスイッチSが構成されている。
【0032】
また、合成樹脂の成型品からなる蓋部20は、図1に示すように、板状をなし、この蓋部20は、絶縁ケース15の後方側に重ね合わされて配設され、この蓋部20により、絶縁ケース15の孔15cから埃等が絶縁ケース15内に侵入するのを防止している。
また、金属板を打ち抜き、折り曲げして形成されたU字状の取付板21は、図24〜図26に示すように、孔21aを有する前面板部21bと、前面板部21bから後方側に折り曲げて形成された一対の取付脚21cとを有している。
そして、この取付板21は、図1に示すように、孔21aに外軸2と軸受け1の円筒部1bを挿通して、前面板部21bを軸受け1の鍔部1eの前方側に重ね合わせると共に、取付脚21cにより、鍔部1e、絶縁基体9、絶縁ケース15、及び蓋部20の側部を支持した状態で、取付脚21cの先端部を折り曲げて、蓋部21の後面に係止して取り付けられている。
即ち、このように構成された複合操作型電気部品は、軸受け1、絶縁基体9、絶縁ケース15、及び蓋部20を順次重ね合わせて、取付板21により一体化することにより組み立てられるものである。
【0033】
次に、上記のような構成を有する複合操作型電気部品の動作を説明すると、図1において、先ず、外軸2を時計方向、或いは反時計方向に回転すると、第1の回転部材8である連結体3と回転体7とが同時に回転する。
すると、回転体7は、コイルバネ6の腕部6bのバネ性に抗して回転すると共に、可動接点7cが回転して接点部材13に接離し、第1の回転型電気部品D1の接点の切り換えが行われる。
次に、外軸2の回転力を解除すると、変移したバネ性の腕部6bにより、元の位置まで第1の回転部材8(回転体7と連結体3)が回転して、第1の回転部材8を元の状態に戻し、元の状態に接点が切り換わると共に、第1の回転部材8、連結体3、及び外軸2をセルフリターンするようになっている。
【0034】
また、次に、内軸4を時計方向、或いは反時計方向に回転すると、内軸4に結合された駆動体14を介して第2の回転部材12が回転する。
この時、この第2の回転部材12は、凹凸部12aがクリック部材11と係脱を行ってクリック感を持った回転となると共に、第2の回転部材12に設けられた接点部材13が回転して摺動子16と接離して、第2の回転型電気部品D2の接点の切り換えが行われる。
次に、内軸4を軸方向の後方側に押圧すると、これに伴って同方向に駆動体14が移動し、すると、この駆動体14により可動接点19の中央部がバネ性に抗して押され、可動接点19の中央部が接点部材17に接触して、プッシュスイッチSは、接点部材17と18とを導通してON状態となる。
また、内軸4の押圧力を解除すると、可動接点19のバネ性により、駆動体14と内軸4は押圧前のもとの状態に戻ると共に、可動接点19は接点部材17から接触が離れ、プッシュスイッチSは、OFFの状態となる。
このようにして、複合操作型電気部品の操作が行われる。
【0035】
そして、このような複合操作型電気部品は、カーステレオの操作に使用され、例えば、第1の回転型電気部品D1は、ラジオのチューニングのアップ、ダウンに、また、第2の回転操作型電気部品D2は、音量、バス等の調整用に、更に、プッシュスイッチSは、音量、バス等のモード切り換え用として使用される。
このように、複合操作型電気部品は、操作部を集中させて各種の操作ができるため、特に、カーステレオに使用して好適である。
【0036】
また、図29は、本発明の複合操作型電気部品の他の実施例を示し、この実施例は、絶縁ケース15内には、接触部22aが切り起こされ、周囲が接点部材18に接触した可動接点22と、ゴムからなるドーム状の可動体23とを配置し、内軸4による駆動体14の軸方向の移動により、駆動体14で可動体23を押圧、変形させて、可動体23により接触部22aを、接点部材17の接触部17aに接触させて、接点部材17と18を導通状態にし、また、内軸4の軸方向の押圧力を解除すると、接触部22aは自己のバネ性で元の状態に戻り、接点部材17と18の導通が解除されると共に、可動体23も自己のバネ性で元の状態に戻り、また、可動体23の戻りにより駆動体14と内軸4とが元の状態に戻るようにしたものである。
その他の構成は、上記実施例と同様であるので、同一部品に同一番号を付し、ここではその説明を省略する。
【0037】
【発明の効果】
本発明の複合操作型電気部品は、第1の回転型電気部品D1と第2の回転型電気部品D2が並設されているため、従来に比して軸方向に小型の複合操作型電気部品を提供できる。
また、プッシュスイッチSを操作する駆動体14が第1の回転型電気部品D1の中心部に収容されているため、スペースファクターが良く、軸方向に小型の複合操作型電気部品を提供できる。
また、第2の回転部材12を駆動し、且つ、プッシュスイッチSを操作する駆動体14を、第1の回転型電気部品D1の絶縁基体9の中心部に収容したため、駆動体14によって回転部材12とプッシュスイッチSの操作を兼用できると共に、軸方向に小型の複合操作型電気部品を提供できる。
また、内軸4の抜け止めを、第1の回転部材8の中心部に設けた凹部3b内で行うようにしたため、軸方向に縮小でき、極めて小型の複合操作型電気部品を提供できる。
【0038】
また、内軸4に取り付けた抜け止め部材5を、第1の回転部材8の凹部3bの内壁に当接させるようにしたため、その構成が簡単で、且つ、小型の複合操作型電気部品を提供できる。
また、第1の回転型電気部品D1の構成部品である絶縁基体9と、第2の回転型電気部品D2の構成部品である第2の回転部材12との間にクリック部材11を配置したため、軸方向に縮小でき、小型の複合操作型電気部品を提供できる。また、クリック部材11は、第1の回転型電気部品D1の絶縁基体9に取り付けられると共に、第2の回転型電気部品D2の第2の回転部材12の凹凸部12aに係合するようにしたため、従来に比して部品点数を著しく少なくでき、安価で、生産性が良く、小型の複合操作型電気部品を提供できる。
また、接触部10aを収容する孔9bから外れた位置で、クリック部材11を絶縁基体9に取り付けるようにしたため、その取付位置を径方向に縮めることができ、径方向に小型の複合操作型電気部品を提供できる。
また、セルフリターン用のコイルバネ6を、軸受け1の収納部1dで収納すると共に、腕部6bを、第1の回転部材8で移動させるようにしたため、従来にひしてスペースファクターが良く、小型となり、しかも、部品点数が少なく、安価で生産性の良好な複合操作型電気部品を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複合操作型電気部品の断面図。
【図2】本発明の複合操作型電気部品に係る軸受けの平面図。
【図3】本発明の複合操作型電気部品に係る軸受けの側面図。
【図4】本発明の複合操作型電気部品に係る軸受けの断面図。
【図5】本発明の複合操作型電気部品に係る連結体の平面図。
【図6】図5の6ー6線における断面図。
【図7】図5の7ー7線における断面図。
【図8】本発明の複合操作型電気部品に係る連結体の下面図。
【図9】本発明の複合操作型電気部品に係るコイルバネの平面図。
【図10】本発明の複合操作型電気部品に係るコイルバネの側面図。
【図11】本発明の複合操作型電気部品に係る回転体の平面図。
【図12】図11の12ー12線における断面図。
【図13】本発明の複合操作型電気部品に係る回転体の下面図。
【図14】本発明の複合操作型電気部品に係る絶縁基体の平面図。
【図15】本発明の複合操作型電気部品に係る絶縁基体の側面図。
【図16】本発明の複合操作型電気部品に係る絶縁基体の下面図。
【図17】本発明の複合操作型電気部品に係る第2の回転部材の平面図。
【図18】本発明の複合操作型電気部品に係る第2の回転部材の側面図。
【図19】本発明の複合操作型電気部品に係る駆動体の平面図。
【図20】本発明の複合操作型電気部品に係る駆動体の断面図。
【図21】本発明の複合操作型電気部品に係る絶縁ケースの平面図。
【図22】本発明の複合操作型電気部品に係る絶縁ケースの側面図。
【図23】本発明の複合操作型電気部品に係る絶縁ケースの下面図。
【図24】本発明の複合操作型電気部品に係る取付板の平面図。
【図25】本発明の複合操作型電気部品に係る取付板の正面図。
【図26】本発明の複合操作型電気部品に係る取付板の側面図。
【図27】図1の27ー27線におけるコイルバネの取付状態を示す説明図。
【図28】図1の28ー28線におけるクリック部材の取付状態を示す説明図。
【図29】本発明の複合操作型電気部品の他の実施例を示す断面図。
【図30】従来の複合操作型電気部品の断面図。
【符号の説明】
1 軸受け
1a 挿通孔
1b 円筒部
1c 側壁
1d 収納部
1e 鍔部
2 外軸
2a 操作部
2b 軸部
2c 取付部
2d 挿通孔
3 連結体
3a 孔
3b 凹部
3c 段部
3d 底壁
3e 取付部
3f 凸部
4 内軸
4a 操作部
4b 軸部
4c 取付部
4d 溝部
5 抜け止め部材
6 コイルバネ
6a 巻き回部
6b 腕部
7 回転体
7a 孔
7b 切り欠き部
7c 可動接点
7d 欠除部
7e 壁部
8 第1の回転部材
9 絶縁基体
9a 孔
9b 孔
9c 取付部
10 摺動子
10a 接触部
10b 端子部
11 クリック部材
11a 孔
11b リング状部
11c 取付部
11d 凸部
12 第2の回転部材
12a 凹凸部
12b 円板状部
12c 軸部
12d 孔
13 接点部材
14 駆動体
14a 本体部
14b 突出部
14c 凹部
14d 凸条部
14e 凸部
15 絶縁ケース
15a 凹部
15b 側壁
15c 孔
15d 底壁
16 接触子
16a 接触部
16b 端子部
17 接点部材
17a 接触部
17b 端子部
18 接触部材
18a 接触部
18b 端子部
19 可動接点
20 蓋部
21 取付板
21a 孔
21b 前面板部
21c 取付脚
22 可動接点
22a 接触部
23 可動体
D1 第1の回転型電気部品
D2 第2の回転型電気部品
S プッシュスイッチ

Claims (6)

  1. 回転動作の可能な筒状の外軸と、該外軸内挿通され、回転動作と軸方向の移動動作の可能な内軸と、前記外軸の回転動作で駆動される第1の回転部材を有する第1の回転型電気部品と、前記内軸の回転動作で駆動される第2の回転部材を有する第2の回転型電気部品と、前記内軸の軸方向の移動動作で駆動される駆動体を有するプッシュスイッチとを備え、前方側に配設された第1の回転型電気部品の後方側に並設して前記第2の回転型電気部品が配設され、また、前記駆動体が前記内軸と結合され、前記駆動体は、前記内軸の動作に追従して回転動作と軸方向の移動動作が可能で、前記駆動体の回転動作で前記第2の回転部材を駆動し、また、前記軸方向の移動動作で前記プッシュスイッチを操作すると共に、前記第1の回転型電気部品には、摺動子を取り付けた絶縁基体を有し、この絶縁基体の中央部には孔が設けられ、前記第2の回転部材は、前記駆動体を挿通する孔が設けられた軸部を有し、この軸部が前記絶縁基体の孔に挿入されて、回転可能にガイドされることにより、前記絶縁基体の中心部に前記駆動体を位置させて前記第1の回転型電気部品の中心部に収容したことを特徴とする複合操作型電気部品。
  2. 前記第1の回転部材の中心部には、前記内軸を挿通する凹部を設け、該凹部内において前記内軸の前方側への抜け止めを行わしめたことを特徴とする請求項1記載の複合操作型電気部品。
  3. 前記内軸に抜け止め部材を取り付け、前記抜け止め部材を前記第1の回転部材の前記凹部の内壁に当接させて、前記内軸の前方側への抜け止めを行わしめたことを特徴とする請求項2記載の複合操作型電気部品。
  4. クリック部材を備え、前記絶縁基体の前方側には、前記第1の回転部材を配設すると共に、前記絶縁基体の後方側には、凹凸部を有する前記第2の回転部材を配設し、前記絶縁基体と前記第2の回転部材の間に、前記凹凸部に係合する前記クリック部材を配設したことを特徴とする請求項1、又は2、又は3記載の複合操作型電気部品。
  5. 前記絶縁基体には、前記第1の回転部材に設けた可動接点に接離する接触部を有する前記摺動子と、前記接触部を収容する孔を設けると共に、該孔から外れた位置に前記クリック部材を取り付けたことを特徴とする請求項4記載の複合操作型電気部品。
  6. 前記第1の回転部材は円板状をなした回転体を有し、また、該回転体の前方側には、収納部を有する軸受けを配設すると共に、前記収納部には、腕部を有するセルフリターン用のコイルバネを配置し、前記回転体により前記腕部を移動させて、前記外軸をセルフリターンさせるようにしたことを特徴とする請求項1、又は2、又は3、又は4、又は5記載の複合操作型電気部品。
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