JP2000235823A - 回転コネクタ付きコラムスイッチ - Google Patents

回転コネクタ付きコラムスイッチ

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JP2000235823A
JP2000235823A JP11036650A JP3665099A JP2000235823A JP 2000235823 A JP2000235823 A JP 2000235823A JP 11036650 A JP11036650 A JP 11036650A JP 3665099 A JP3665099 A JP 3665099A JP 2000235823 A JP2000235823 A JP 2000235823A
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column switch
rotary connector
switch
stator housing
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コラムスイッチのベース内に回転コネクタの
ハウジングと配設することで、回転コネクタの占有スペ
ースを狭くすること。 【解決手段】 回転コネクタ付きコラムスイッチ8は、
ハウジング内に渦巻き状に収納した柔軟なフラットケー
ブル5によって、ハンドル側と車体側とを電気接続す
る。コラムスイッチ8に設けたターンシグナルスイッチ
9のキャンセルロータ4は、回転子6の周囲に配設す
る。前記コラムスイッチ8は、ターンシグナルスイッチ
9のボディ9bを保持するベース1を有する。前記ベー
ス1は、略中央に円筒部1aを形成し、かつ該円筒部1
aの周囲に、前記キャンセルロータ4を挿入する環状溝
1bを形成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のハンドル
とステアリングコラムとの間の電気接続をする車両用回
転コネクタを有する回転コネクタ付きコラムスイッチに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、この種の技術としては、例え
ば実開平3−43053号公報に開示された技術があ
る。従来の技術において、自動車のハンドルとステアリ
ングコラムとを、電気接続用の渦巻状コイルテープを有
する車両用回転コネクタと、方向指示器の操作レバー等
を備えたコラムスイッチとは、各々別体でなっている。
回転コネクタは、コラムスイッチのベースの上に下ケー
スを載設し、上ケースをハンドルの下面に固定してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の回転コネクタは、コラムスイッチのベースの上
面の上に載設しているので、ステアリングコラム部にお
いてベースと回転コネクタとの高さが高くなり、該回転
コネクタの占有スペースが多いという問題点がある。
【0004】本発明は、コラムスイッチのベース内に回
転コネクタのハウジングと配設することで、回転コネク
タの占有スペースを狭くすること目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の発明
は、前述した従来の技術の問題点を解消すべく発明した
ものであり、ハウジング内に渦巻き状に収納した柔軟な
フラットケーブルによって、ハンドル側と車体側とを電
気接続する回転コネクタ付きコラムスイッチにおいて、
前記コラムスイッチに設けたターンシグナルスイッチの
キャンセルロータを回転子の周囲に挿装した構成でな
る。
【0006】請求項2の発明は、前記請求項1記載の発
明において、前記コラムスイッチが、ターンシグナルス
イッチのボディを保持するベースを有し、前記ベース
が、略中央に円筒部を形成し、かつ該円筒部の周囲に、
前記キャンセルロータを挿入する環状溝を形成した構成
でなる。
【0007】請求項3の発明は、前記請求項2記載の発
明において、前記回転子が、前記外枠と、該外枠に連続
形成した上面と、該上面の中心側に形成した軸筒部と、
で構成してフラットケーブルを収納する収納空間Aの一
部を形成した構成でなる。
【0008】請求項4の発明は、前記請求項3記載の発
明において、前記回転子が、前記軸筒部を前記円筒部内
に挿入して配置し、かつ前記外枠を円筒部の外周に形成
した環状溝内に回動自在に挿入して配置した構成でな
る。
【0009】請求項5の発明は、前記請求項3、又は4
記載の発明において、前記回転子が、軸筒部の下端部に
弾性係止片を備え、前記弾性係止片が、前記円筒部の下
側に配置したステータハウジングの貫通孔の縁に、回動
自在に係止した構成でなる。
【0010】請求項6の発明は、前記請求項5記載の発
明において、前記回転コネクタのハウジングが、前記円
筒部の下方部位に固定した前記ステータハウジングで下
側を構成し、かつ前記円筒部の上方部位に回動自在に配
置した前記回転子で上側を構成した構成でなる。
【0011】請求項7の発明は、前記請求項1記載の発
明において、前記回転子が、円筒状の外枠に係合部を形
成し、前記キャンセルロータが、略円筒状に形成すると
共に外周面にキャンセル突起を形成し、かつ前記外枠に
嵌合する内壁面に前記係合部に係合する係止部を形成し
た構成でなる。
【0012】請求項8の発明は、前記請求項5、又は6
記載の発明において、前記ステータハウジングが、周部
に上側環状突部と下側環状突部とを形成し、かつ該下側
環状突部に形成した係止部を、環状溝の下面の下方部位
に形成した係止爪に係合することでに固定した構成でな
る。
【0013】請求項9の発明は、前記請求項5、又は6
記載の発明において、前記ステータハウジングが、滑り
シートを載置する上側環状突部で構成してなる内底面を
有すると共に、該滑りシートの周部が、前記ステータハ
ウジングと前記環状溝の下面とで挟持した構成でなる。
【0014】請求項10の発明は、前記請求項1の発明
において、前記フラットケーブルが、両端部にターミナ
ルを備え、どちらか一方の前記ターミナルが、ステータ
ハウジングに固着し、他方の前記ターミナルが、前記回
転子に固着した構成でなる。
【0015】請求項11の発明は、前記請求項3記載の
発明において、前記フラットケーブルを収納する収納空
間Aが、上面を回転子の上面で構成し、内側側面を軸筒
部で構成し、外周面を円筒部で構成し、かつ底面をステ
ータハウジングで構成したことでなる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1乃至図4に基づき本発明の実
施の形態を詳述する。1は、中央にステアリングシャフ
ト2等を挿通する円筒部1aを形成したコラムスイッチ
8のベースである。該ベース1は、取付部1jをステア
リングコラム(図示せず)に嵌着し、かつネジ7で固着
される。該ベース1は、該円筒部1aの周囲に、キャン
セルロータ4の鍔部4aと、回転子6の外枠6fとが挿
設し、配置される環状溝1bを形成している。該ベース
1の左右にターンシグナルスイッチ9等のボディ9bと
ワイパウオッシャスイッチ10のボディ10aとを嵌着
する凹陥1c,1dを形成している。尚、ボディ9b,
10aは、ベース1と一体でもよい。
【0017】前記円筒部1aは、図3に示すように先端
が曲面1eを形成している。該円筒部1aは、先端側が
前記回転子6の外枠6fと重なるようにして遊嵌してい
る。前記環状溝1bは、左右開口端に、前記凹陥1c,
1dに繋がる切欠部1f,1gを形成し、該切欠部1
f,1gにターンシグナルスイッチ9のキャンセルカム
9aが出没自在に配置される。
【0018】前記ベース1は、右ハンドルの自動車に
も、左ハンドルの自動車にも使用できるように前記2つ
の切欠部1f,1gを形成している。右ハンドルの自動
車の場合は、凹陥1cにターンシグナルスイッチ9を挿
着して使用し、操作レバー9cを操作することで、キャ
ンセルカム9aが切欠部1fから環状溝1b内のキャン
セル突起4cの回転軌跡円内まで出没する。左ハンドル
の自動車の場合には、凹陥1dにターンシグナルスイッ
チ9を挿着して使用し、操作レバー9cを操作すること
で、キャンセルカム9aが切欠部1gから環状溝1b内
のキャンセル突起4cの回転軌跡円内まで出没する。
【0019】前記ステアリングシャフト2は、ステアリ
ングコラムに回動自在に挿入し、前記回転子6の軸筒部
6dを挿通してハンドルに固着される。該ステアリング
シャフト2は、回転子6及びキャンセルロータ4と常に
同一回転する。
【0020】滑りシート3は、潤滑性の高い含油樹脂等
で、薄板リング状に形成したものである。滑りシート3
は、回転子6の軸筒部6dに嵌合する孔3aを中央に形
成し、フラットケーブル5のターミナル5aを挿通する
切欠部3bを外周部に形成している。該滑りシート3
は、図3に示すようにステータハウジング11の内底面
11cに嵌入し、該ステータハウジング11と環状溝1
bの下面1kとで挟持される。該滑りシート3は、孔3
aを前記ステータハウジング11の中央に穿設した貫通
孔11aに合致して配置し、かつ切欠部3bをステータ
ハウジング11に穿設したターミナル設置孔11bに合
致させてステータハウジング11上に載置している。
【0021】該ステータハウジング11は、図1に示す
ように貫通孔11aと、ターミナル設置孔11bと、内
底面11cと、コネクタハウジング11dと、係止部1
1eと、上側環状突部11fと、下側環状突部11g
と、で構成されてなる。該ステータハウジング11は、
図1及び図3に示すように上方向に向けて突出した上側
環状突部11fの先端面を環状溝1bの下面1kに圧接
し、かつ外周下方部位の下側環状突部11gに形成した
係止部11eに係止爪1iが係合して固定される。該ス
テータハウジング11は、係止部11eに係止爪1iが
係合していることで、ベース1に固定され回転しない。
また、該ステータハウジング11は、貫通孔11aの縁
を回転子6の弾性係止片6eで係止して、支持されて
る。
【0022】尚、ステータハウジング11をベース1に
固定する手段は、ネジによる手段でも接着剤による手段
でもよく、特に限定しない。
【0023】前記係止爪1iと弾性係止片6eの設置位
置は、図3に示すようにステータハウジング11の内底
面11cと上側環状突部11fの厚さを長さtとした場
合、下面1kから前記係止爪1i及び弾性係止片6eま
での距離を略長さtと同じ寸法とする。これによりステ
ータハウジング11が下面1kの下にガタ付きなく配置
される。
【0024】ステータハウジング11の内底面11cか
ら上側環状突部11fの先端までの高さは、滑りシート
3の厚みと略同一とする。これにより滑りシート3の周
囲は、ステータハウジング11の内底面11cと環状溝
1bの下面1kとで挟持される。
【0025】前記フラットケーブル5は、端子5c,5
dに連設した薄板状の導線を滑動性の高い樹脂でインサ
ート成形した薄い帯状のものでなる。該フラットケーブ
ル5は、一方の外側端部にターミナル5a、他方に内側
端部にターミナル5bを形成している。該フラットケー
ブル5は、渦巻き状にして滑りシート3上に配置し、か
つ図3に示すように回転子6の軸筒部6dと上面6gと
外枠6fと円筒部1aとでなる収納空間A内に収納され
る。
【0026】前記ターミナル5aは、コネクタハウジン
グ11dに連続形成したターミナル設置孔11bの内壁
に形成した係止凸部(図示せず)に係止する係止穴5e
を外周面に形成し、かつ下面に端子5cを突出形成して
いる。ターミナル5aは、切欠部3bを挿通してターミ
ナル設置孔11bに嵌入することで、前記収納空間A内
に配置される。
【0027】前記ターミナル5bは、前記ターミナル5
aとほぼ同一形状をしている。該ターミナル5bは、外
側面に回転子6のコネクタハウジング6aに連続するコ
ネクタ挿着穴6bの内壁に形成した係止凸部(図示せ
ず)に係合する係止穴5fを形成し、上面に端子5dを
突出形成している。ターミナル5bは、回転子6の内天
井面に穿設した前記コネクタ挿着穴6bに嵌着すること
で、前記ターミナル5bが回転子6の下面に形成した前
記収納空間A内に配置される。
【0028】回転子6は、上面に突出形成したコネクタ
ハウジング6aをハンドルの下面に形成した相手側コネ
クタ(図示せず)に嵌合して、該ハンドルと共に回転す
るドーナツ型のケース状の回転体である。該回転子6
は、位置決め突起6hをハンドルの下面の穿設した位置
決め用の盲孔(図示せず)に嵌合することで、該回転子
6がハンドルに位置決めされる。
【0029】該回転子6は、前記フラットケーブル5を
上側から覆うようにして収納し、かつ前記収納空間Aの
一部を構成する収納部6cを有する。該回転子6は、前
記環状溝1bに回動自在に挿入される。該回転子6は、
中央にステアリングシャフト2を挿入する軸筒部6dを
形成している。該軸筒部6dは、下端部に被係止部とな
る貫通孔11aの縁に回動自在に係止する弾性係止片6
eを複数形成している。前記回転子6は、外周部にター
ンシグナルスイッチ9のキャンセルカム9aに衝当する
キャンセルロータ4の係止部4bに係合する係合部6i
を形成している。
【0030】前記係合部6iは、図1に示すように例え
ば角棒形状の係止部4bが係合する長溝でなる。また、
回転子6の弾性係止片6eと、ステータハウジング11
の貫通孔11aの縁の被係止部とは、互いに相対的な関
係にあり、それらを互いに反対に形成してもよい。すな
わち軸筒部6dに被係止部を形成し、貫通孔11aの縁
に弾性係止片6eを形成してもよい。
【0031】前記キャンセルロータ4は、図1に示すよ
うなキャンセル突起4cを外周面4dに形成した略円筒
状の部材である。該キャンセルロータ4は、図4に示す
ように回転子6の周囲に嵌合され、回転子6やステアリ
ングシャフト2と共に回転する。該キャンセルロータ4
は、外周面4dの下端部に鍔部4aを形成している。該
鍔部4aは、図3に示すように環状溝1bの外周に形成
した被係合部1hに係合してキャンセルロータ4の回転
のガタ付きを防止して安定化させる。
【0032】尚、前記キャンセル突起4cは、その数、
及び形状等は特に限定しない。尚、キャンセルロータ4
は、図4に示すように鍔部4aがなくてもよい。
【0033】前記コラムスイッチ8は、例えばベース1
の左右の凹陥1c,1dにターンシグナルスイッチ9や
ワイパースイッチ等のボディ9bを嵌着してなる。尚、
該コラムスイッチ8は、ベース1に前記ターンシグナル
スイッチ9やワイパースイッチ等を一体に配設したもの
でもよい。
【0034】前記ターンシグナルスイッチ9は、ボディ
9bに、上下左右に揺動する操作レバー9cを配設して
なる。操作レバー9cを左右の方向指示位置に揺動操作
すると、前記キャンセルカム9aがキャンセル突起4c
の回転移動軌跡内まで移動し、ハンドルを回動すると、
キャンセル突起4cがキャンセルカム9aに衝当する。
【0035】前期ボディ9bは、図2に示すように前後
の側面に、前記凹陥1cの両側内壁に形成したガイド溝
1mに挿嵌するガイド突起9dと、前記凹陥1cの奥壁
に形成した係止溝1nに圧嵌する弾性片9eと、前記凹
陥1cの両側内壁に形成した段差部1pに係止する爪9
fを着脱係止片9gと、を形成して前記凹陥1cに着脱
自在に取付けることができる。尚ワイパウオッシャスイ
ッチ10のボディ10aは、該ボディ9bと同一手段で
凹陥1dに着脱自在に取付けることができる。
【0036】本発明の実施の形態は、以上のような構成
であり、組付け手順と共に作用を詳述する。ベース1の
凹陥1c,1dにターンシグナルスイッチ9及びワイパ
ウオッシャスイッチ10のスイッチを嵌合する。これに
よりボディ9b,10aは、図2に示す矢印B,C方向
に移動できなくなる。ボディ9b,10aは、凹陥1
c,1dの奥側に挿入するとガイド突起9dがガイド溝
1mに案内されて、凹陥1c,1dの奥に入る。ボディ
9b,10aは、ガイド突起9dとガイド溝1mが係合
したことで、矢印D,E方向に移動できなくなる。
【0037】更にボディ9b,10aを凹陥1c,1d
の奥側に挿入すると、着脱係止片9gの爪9fが段差部
1pに係止して、ボディ9b,10aが矢印F方向に移
動できなくなる。そして、ボディ9b,10aの弾性片
9eが係止溝1nに圧嵌して、ボディ9b,10aとベ
ース1とのガタ付きを防止し、かつ弾性片9eで操作レ
バー9cを矢印G方向に操作したときの付加を受け止め
ることができる。
【0038】次に滑りシート3をステータハウジング1
1に合致させて、該ステータハウジング11を環状溝1
bの下面1kに圧し当てる。するとステータハウジング
11の係止部11eが,環状溝1bと該環状溝1bの下
方部位に形成した係止爪1iとの間に保持される。これ
により、滑りシート3の外周部が環状溝1bの下面1k
とステータハウジング11とで挟持される。
【0039】ターミナル5aを切欠部3bを挿通してタ
ーミナル設置孔11bに嵌入する。すると、係止穴5e
がコネクタハウジング11d内の係止凸部に係合して、
フラットケーブル5の外側端部のターミナル5aが収納
空間A内に固定され、かつ端子5cがコネクタハウジン
グ11d内に配置される。これと共に、フラットケーブ
ル5を円筒部1a内の滑りシート3上にに渦巻き状に配
置する。
【0040】フラットケーブル5のターミナル5bを、
回転子6の下方からコネクタ挿着穴6bに挿入して係止
穴5fを係止凸部に係合させる。すると、フラットケー
ブル5の内側端部であるターミナル5bが回転子6に固
定され、端子5dがコネクタハウジング6a内に配置さ
れる。
【0041】回転子6の軸筒部6dを円筒部1aの外周
部に押し込み、弾性係止片6eをステータハウジング1
1の貫通孔11aの縁の被係止部に回動自在に係止させ
る。キャンセルロータ4の係止部4bを係合部6iに係
合させながら、該キャンセルロータ4を回転子6の周囲
に嵌合させる。ベース1の取付部1jをステアリングコ
ラムに嵌着し、かつネジ7で固定する。
【0042】回転子6の位置決め突起6hをハンドルの
盲孔に嵌合させ、かつコネクタハウジング6aをハンド
ルの下面の相手側コネクタに嵌合し、ハンドルをステア
リングシャフト2に固定することで、回転子6が所定位
置に位置決めされて配置される。これで組付けが完了す
る。
【0043】フラットケーブル5を覆うハウジングを構
成する回転子6は、図2に示すようにベース1の上面に
略同一の高さに設定でき、コラムスイッチ8及び回転コ
ネクタの薄型化及び省スペース化を図ることができる。
【0044】ハンドルを回転操作すると、ハンドルと共
に回転子6とフラットケーブル5の端部のターミナル5
bが回動する。そして、操作レバー9cを左右の方向指
示位置に揺動操作していた場合は、キャンセル突起4c
がキャンセルカム9aに衝当して、操作レバー9cをニ
ュートラル位置に復帰させる。また、キャンセルロータ
4の回転は、鍔部4aが被係合部1hに係合しているこ
とで、ガタ付きなく回転する。
【0045】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成した
ので、次のような効果がある。請求項1の発明は、ハウ
ジング内に渦巻き状に収納した柔軟なフラットケーブル
によって、ハンドル側と車体側とを電気接続する回転コ
ネクタ付きコラムスイッチにおいて、前記コラムスイッ
チに設けたターンシグナルスイッチのキャンセルロータ
を回転子の周囲に配設したことで、キャンセルロータを
回転子に嵌合するように配置でき、省スペース化を図る
ことができる。
【0046】請求項2の発明は、前記請求項1記載の発
明において、前記コラムスイッチが、ターンシグナルス
イッチのボディを保持するベースを有し、前記ベース
が、略中央に円筒部を形成し、かつ該円筒部の周囲に、
前記キャンセルロータを挿入する環状溝を形成したこと
で、キャンセルロータをベースの円筒部に覆い伏せるよ
うに配置することができ、回転コネクタを有するコラム
スイッチの高さを低くして、スイッチの小型化を図るこ
とができる。
【0047】請求項3の発明は、前記請求項2記載の発
明において、前記回転子が、前記外枠と、該外枠に連続
形成した上面と、該上面の中心側に形成した軸筒部と、
で構成してフラットケーブルを収納する収納空間Aの一
部を形成したことで、フラットケーブルをベース内に配
置することができ、回転コネクタの設置スペースを解消
して省スペース化を図ることができる。
【0048】請求項4の発明は、前記請求項3記載の発
明において、前記回転子が、前記軸筒部を前記円筒部内
に挿入して配置し、かつ前記外枠を円筒部の外周に形成
した環状溝内に回動自在に挿入して配置したことで、前
記回転子の略全体をベース内に配置することができ、回
転コネクタの設置スペースを解消して省スペース化を図
ることができる。
【0049】請求項5の発明は、前記請求項3、又は4
記載の発明において、前記回転子が、軸筒部の下端部に
弾性係止片を備え、前記弾性係止片が、前記円筒部の下
側に配置したステータハウジングの貫通孔の縁に、回動
自在に係止したことで、回転子及びステータハウジング
をベースにワンタッチで取付けることができる。
【0050】請求項6の発明は、前記請求項5記載の発
明において、前記回転コネクタのハウジングが、前記円
筒部の下方部位に固定した前記ステータハウジングで下
側を構成し、かつ前記円筒部の上方部位に回動自在に配
置した前記回転子で上側を構成したことで、回転コネク
タは上側ハウジングを構成する回転子と、下側ハウジン
グを構成するステータハウジングとでベースを挟持する
ように配置することができ、ベースを固定するねじ等が
不要である。
【0051】請求項7の発明は、前記請求項1記載の発
明において、前記回転子が、円筒状の外枠に係合部を形
成し、前記キャンセルロータが、略円筒状に形成すると
共に外周面にキャンセル突起を形成し、かつ前記外枠に
嵌合する内壁面に前記係合部に係合する係止部を形成し
たことで、キャンセルロータを回転子に嵌合するだけで
設置することができ、取付け作業が容易である。
【0052】請求項8の発明は、前記請求項5、又は6
記載の発明において、前記ステータハウジングが、周部
に上側環状突部と下側環状突部とを形成し、かつ該下側
環状突部に形成した係止部を、環状溝の下面の下方部位
に形成した係止爪に係合することでに固定したことで、
ステータハウジングをベースにワンタッチで固定するこ
とができ、組付け作業が容易である。
【0053】請求項9の発明は、前記請求項5、又は6
記載の発明において、前記ステータハウジングが、滑り
シートを載置する上側環状突部で構成してなる内底面を
有すると共に、該滑りシートの周部が、前記ステータハ
ウジングと前記環状溝の下面とで挟持したことで、滑り
シートの組付け作業が容易である。
【0054】請求項10の発明は、前記請求項1の発明
において、前記フラットケーブルが、両端部にターミナ
ルを備え、どちらか一方の前記ターミナルが、ステータ
ハウジングに固着し、他方の前記ターミナルが、前記回
転子に固着したことで、フラットケーブルのターミナル
の組付け作業が容易である。
【0055】請求項11の発明は、前記請求項3記載の
発明において、前記フラットケーブルを収納する収納空
間Aが、上面を回転子の上面で構成し、内側側面を軸筒
部で構成し、外周面を円筒部で構成し、かつ底面をステ
ータハウジングで構成したことで、回転コネクタのハウ
ジングの一部をベースの円筒部で構成することができ、
材料費を削減してコストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す図面で、分解斜視図
である。
【図2】本発明の実施の形態を示す図面で、ベースから
ターンシグナルスイッチを離脱したときの状態を示す拡
大分解斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態を示す図面で、ターンシグ
ナルスイッチを組付けたベースの要部断面図である。
【図4】本発明の他の実施の形態を示す図面で、キャン
セルロータの拡大斜視図である。
【符号の説明】
1 ベース 1a 円筒部 1b 環状溝 1i 係止爪 1k 下面 3 滑りシート 4 キャンセルロータ 4b 係止部 4c キャンセル突起 4d 外周面 5 フラットケーブル 5a,5b ターミナル 6 回転子 6d 軸筒部 6e 弾性係止片 6f 外枠 6g 上面 6i 係合部 8 コラムスイッチ 9 ターンシグナルスイッチ 9b ボディ 11 ステータハウジング 11a 貫通孔 11c 内底面 11e 係止部 11f 上側環状突部 11g 下側環状突部 A 収納空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // H01R 35/04 H01R 35/04 F

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング内に渦巻き状に収納した柔軟
    なフラットケーブル(5)によって、ハンドル側と車体
    側とを電気接続する回転コネクタ付きコラムスイッチ
    (8)において、 前記コラムスイッチ(8)に設けたターンシグナルスイ
    ッチ(9)のキャンセルロータ(4)を回転子(6)の
    周囲に挿装したことを特徴とする回転コネクタ付きコラ
    ムスイッチ。
  2. 【請求項2】 前記請求項1記載の発明において、 前記コラムスイッチ(8)は、ターンシグナルスイッチ
    (9)のボディ(9b)を保持するベース(1)を有
    し、 前記ベース(1)は、略中央に円筒部(1a)を形成
    し、かつ該円筒部(1a)の周囲に、前記キャンセルロ
    ータ(4)を挿入する環状溝(1b)を形成したことを
    特徴とする回転コネクタ付きコラムスイッチ。
  3. 【請求項3】 前記請求項2記載の発明において、 前記回転子(6)は、前記外枠(6f)と、該外枠(6
    f)に連続形成した上面(6g)と、該上面(6g)の
    中心側に形成した軸筒部(6d)と、で構成してフラッ
    トケーブル(5)を収納する収納空間(A)の一部を形
    成したことを特徴とする回転コネクタ付きコラムスイッ
    チ。
  4. 【請求項4】 前記請求項3記載の発明において、 前記回転子(6)は、前記軸筒部(6d)を前記円筒部
    (1a)内に挿入して配置し、かつ前記外枠(6f)を
    円筒部(1a)の外周に形成した環状溝(1b)内に回
    動自在に挿入して配置したことを特徴とする回転コネク
    タ付きコラムスイッチ。
  5. 【請求項5】 前記請求項3、又は4記載の発明におい
    て、 前記回転子(6)は、軸筒部(6d)の下端部に弾性係
    止片(6e)を備え、 前記弾性係止片(6e)は、前記円筒部(1a)の下側
    に配置したステータハウジング(11)の貫通孔(11
    a)の縁に、回動自在に係止したことを特徴とする回転
    コネクタ付きコラムスイッチ。
  6. 【請求項6】 前記請求項5記載の発明において、 前記回転コネクタのハウジングは、前記円筒部(1a)
    の下方部位に固定した前記ステータハウジング(11)
    で下側を構成し、 かつ前記円筒部(1a)の上方部位に回動自在に配置し
    た前記回転子(6)で上側を構成したことを特徴とする
    回転コネクタ付きコラムスイッチ。
  7. 【請求項7】 前記請求項1記載の発明において、 前記回転子(6)は、円筒状の外枠(6f)に係合部
    (6i)を形成し、 前記キャンセルロータ(4)は、略円筒状に形成すると
    共に外周面(4d)にキャンセル突起(4c)を形成
    し、かつ前記外枠(6f)に嵌合する内壁面に前記係合
    部(6i)に係合する係止部(4b)を形成したことを
    特徴とする回転コネクタ付きコラムスイッチ。
  8. 【請求項8】 前記請求項5、又は6記載の発明におい
    て、 前記ステータハウジング(11)は、周部に上側環状突
    部(11f)と下側環状突部(11g)とを形成し、か
    つ該下側環状突部(11g)に形成した係止部(11
    e)を、環状溝(1b)の下面(1k)の下方部位に形
    成した係止爪(1i)に係合することでベース(1)に
    固定したことを特徴とする回転コネクタ付きコラムスイ
    ッチ。
  9. 【請求項9】 前記請求項5、又は6記載の発明におい
    て、 前記ステータハウジング(11)は、滑りシート(3)
    を載置する上側環状突部(11f)で構成してなる内底
    面(11c)を有すると共に、 該滑りシート(3)の周部は、前記ステータハウジング
    (11)と前記環状溝(1b)の下面(1k)とで挟持
    したことを特徴とする回転コネクタ付きコラムスイッ
    チ。
  10. 【請求項10】 前記請求項1の発明において、 前記フラットケーブル(5)は、両端部にターミナル
    (5a,5b)を備え、 どちらか一方の前記ターミナル(5a,5b)は、ステ
    ータハウジング(11)に固着し、 他方の前記ターミナル(5a,5b)は、前記回転子
    (6)に固着したことを特徴とする回転コネクタ付きコ
    ラムスイッチ。
  11. 【請求項11】 前記請求項3記載の発明において、 前記フラットケーブル(5)を収納する収納空間(A)
    は、上面を回転子(6)の上面(6g)で構成し、内側
    側面を軸筒部(6d)で構成し、外周面を円筒部(1
    a)で構成し、かつ底面をステータハウジング(11)
    で構成したことを特徴とする回転コネクタ付きコラムス
    イッチ。
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JP2007099129A (ja) * 2005-10-05 2007-04-19 Tokai Rika Co Ltd スイッチボディの組付構造

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