JPH07282935A - 回転コネクタ - Google Patents

回転コネクタ

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JPH07282935A
JPH07282935A JP6066157A JP6615794A JPH07282935A JP H07282935 A JPH07282935 A JP H07282935A JP 6066157 A JP6066157 A JP 6066157A JP 6615794 A JP6615794 A JP 6615794A JP H07282935 A JPH07282935 A JP H07282935A
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rotary connector
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Masanori Nakao
政典 中尾
Hironori Kato
弘典 加藤
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 回転コネクタと外部機器との電気的接続を検
査する工程を省略でき、組立作業性に優れた回転コネク
タを提供する。 【構成】 可動体となる第2のハウジング5にロック部
材11を移動可能に保持すると共に、固定体となる第1
のハウジング1にロック部材11の係合部11bが挿入
される一対の突起14,14を設け、この係合部11b
を両突起14,14間に弾性付勢することにより、中立
位置に位置合わせされた第1および第2のハウジング
1,5の相対的な回動を阻止する。また、外部機器の外
部コネクタ15に駆動部16を設けると共に、ロック部
材11該駆動部16により操作される操作部を設け、回
転コネクタをステアリング装置へ組み込む際に、外部コ
ネクタ15を第2のハウジング5に設けたダイレクトコ
ネクタ10に挿入すると、外部コネクタ15の駆動部1
6によってロック部材11をロック位置からロック解除
位置へと移動するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、相対的に回動自在に連
結された一対のハウジング間を可撓性ケーブルを介して
電気的に接続する回転コネクタに係り、特に、回転コネ
クタを外部機器に組み込むまで両ハウジングを回動中立
位置に保持するためのロック機構に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の回転コネクタは、相対的に回動
自在に連結された一対のハウジングと、両ハウジング間
に画成される環状の空間内に収納された可撓性ケーブル
とで概略構成されており、該可撓性ケーブルの両端は両
ハウジングにそれぞれ固定された状態でハウジングの外
部に導出されている。この可撓性ケーブルは互いに平行
な複数本の導体を有し、ハウジングから導出した部分の
先端には専用のコネクタが取付けられている。そして、
一方のハウジングを正・逆いずれか一方に回転すると、
その回転方向に応じて、可撓性ケーブルが空間内で巻き
締めあるいは巻き戻され、いずれの状態においても、両
ハウジングの電気的接続は可撓性ケーブルによって維持
されるようになっている。
【0003】このように構成された回転コネクタは、自
動車のステアリング装置のように回転数が有限である外
部機器に組み込まれ、エアーバッグシステムやホーン回
路等の電気的接続手段として使用される。すなわち、回
転コネクタの一方のハウジングがステアリング・コラム
側に、他方のハウジングがハンドル側にそれぞれ取付け
られ、可撓性ケーブルの両端のコネクタにエアーバッグ
・インフレータやホーンスイッチ等に取付けられた相手
側の外部コネクタが接続されるが、この場合において、
可撓性ケーブルはハンドルの回動中立位置を基準にほぼ
同量巻き締めあるいは巻き戻せるように組み込まれなけ
ればならない。
【0004】そこで、回転コネクタをステアリング装置
に組み込むまで両ハウジングを回動中立位置にロックす
る必要があり、かかるロック機構を付設した回転コネク
タが従来より実開平3−35981号公報において提案
されている。同公報に開示された回転コネクタは、回動
中立位置に位置合わせされた両ハウジングに対してロッ
ク部材を装着することにより、ステアリング装置に組み
込むまで両ハウジングの自由な回動をロックするように
したものであり、該ロック部材は一方のハウジングをス
テアリング・コラム側に固定した時点で、両ハウジング
から脱着されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、可撓
性ケーブルの両端に接続されるコネクタをハウジング自
体に設け、このコネクタに外部機器の外部コネクタを直
接接続するようにしたダイレクトカップリングタイプの
回転コネクタが、特開平4−298982号公報におい
て提案されている。このものは、ハウジングにダイレク
トコネクタが一体的に設けられているため、回転コネク
タをステアリング装置に組み込むのと同時に、可撓性ケ
ーブルと外部機器とが電気的に接続され、回転コネクタ
と外部機器との接続工程を簡略化することができる。
【0006】しかしながら、このようなダイレクトコネ
クタ付きの回転コネクタに前述したロック機構を適用し
た場合、回転コネクタをステアリング装置に組み込む工
程の中で、ダイレクトコネクタに相手側の外部コネクタ
を挿入する作業とロック部材をハウジングから除去する
作業とを別々に行う必要があるため、これらの作業に手
間がかかるという問題があった。また、回転コネクタを
ステアリング装置に組み込んだ後は、ダイレクトコネク
タと外部コネクタとの接続部分が回転コネクタやステア
リング装置によって覆われてしまい、これらの接続状態
を目視によって判断することができなくなるため、ダイ
レクトコネクタと外部コネクタとが確実に接続されたか
否かの導通検査が必要になり、この点からも作業に手間
がかかるという問題があった。
【0007】本発明は、このような従来技術の実情に鑑
みてなされたものであって、その目的は、組立作業性に
優れた回転コネクタを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、相対的に回動自在に連結された一対のハ
ウジングと、これら両ハウジング間に画成される環状空
間内に巻回された可撓性ケーブルとを備え、該可撓性ケ
ーブルの両端が前記ハウジングにそれぞれ固定された状
態で外部へ電気的に導出されると共に、これら導出部分
の少なくとも一方が前記ハウジングに設けられたダイレ
クトコネクタを介して外部機器の外部コネクタに接続さ
れるようになっている回転コネクタにおいて、前記両ハ
ウジング間に両者の自由な回動を阻止するロック部材を
装着すると共に、該ロック部材に前記外部コネクタによ
って駆動される操作部を設け、前記外部コネクタを前記
ダイレクトコネクタに接続した時に、該外部コネクタに
よって前記ロック部材のロックが解除されるように構成
したことを、最も主要な特徴としている。
【0009】
【作用】回転コネクタの製造過程において、回動中立位
置に位置合わせされた両ハウジングに対してロック部材
を装着すると、両ハウジングの自由な回動がロック部材
によって阻止され、回動中立位置に位置合わせされた回
転コネクタをステアリング装置等の外部機器に組み込む
ことができる。また、上記回転コネクタを外部機器に組
み込む過程で、外部機器の外部コネクタを回転コネクタ
のダイレクトコネクタに接続すると、該外部コネクタに
よって前記ロック部材の操作部が押圧駆動されるため、
外部コネクタをダイレクトコネクタに接続するのと同時
にロック部材のロックが自動的に解除される。換言する
と、外部コネクタをダイレクトコネクタに確実に接続し
ないと、ロック部材のロック解除ができないようになっ
ているため、回転コネクタを外部機器に組み込んだ後
に、両ハウジングが相対的に自由に回動できれば、外部
コネクタとダイレクトコネクタとが確実に接続されてい
ると判定され、回転コネクタと外部機器との電気的接続
を検査する工程を省略することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図1は本発明の第1実施例に係る回転コネクタの縦
断面図、図2は該回転コネクタに備えられるロック機構
の斜視図、図3は該ロック機構の動作説明図である。こ
れらの図において、1は合成樹脂製の第1のハウジング
を示し、該第1のハウジング1は円板状の底板2とその
外周縁に立設された外筒部3とを有しており、底板2の
中央にはセンタ孔4が開設されている。5は合成樹脂製
の第2のハウジングを示し、該第2のハウジング5は円
板状の天板6とその中央部に垂設された内筒部7とを有
しており、内筒部7には軸挿入孔8が設けられている。
これら第1のハウジング1と第2のハウジング5とは、
天板6の外周縁が前記外筒部3の上端縁に、内筒部7の
下端縁が前記底板2のセンタ孔4にそれぞれガイドされ
ることにより、相対的に回動自在に連結されているが、
後述するロック部材によってその自由な回動が阻止され
るようになっている。9は可撓性ケーブルを示し、該可
撓性ケーブル9は互いに平行な複数本の導線を一対の絶
縁フィルムでラミネートした帯状のフラットケーブルと
呼ばれるものからなり、前記第1のハウジング1側の底
板2および外筒部3と第2のハウジング5側の天板6お
よび内筒部7との間に画成された環状の空間内に収納さ
れている。この可撓性ケーブル9は前記空間内に渦巻き
状に巻回されており、その一端は前記外筒部3に固定さ
れた状態で第1のハウジング1の外部に導出され、図示
せぬがこの導出部分の先端に専用のコネクタが接続され
ている。また、可撓性ケーブル9の他端は前記天板6の
上面に立設されたダイレクトコネクタ10を介して第2
のハウジング5の外部に導出されている。このダイレク
トコネクタ10は、前記可撓性ケーブル9の各導体に接
続された複数本の端子10aと、これら端子10aを包
囲する突堤10bとからなり、該突堤10bの一側面下
部には孔10cが形成されている。
【0011】11は前述したロック部材を示し、該ロッ
ク部材11は前記ダイレクトコネクタ10に対向する操
作部11aと、該操作部11aから水平方向へ突出する
係合部11b、および該係合部11bの一側面に設けら
れた「く」の字状の弾性片11cとからなり、合成樹脂
材を用いて一体成形されている。前記操作部11aには
その一側面から上面にわたって切欠き11dが形成され
ており、該切欠き11dの相対向する内側面には、途中
に傾斜部分を有するキー溝11eがそれぞれ形成されて
いる。また、前記天板6の上面には断面L字状のガイド
壁12が立設されており、前記係合部11bがこのガイ
ド壁12に案内されることによって、前記ロック部材1
1は前記第2のハウジング5に対して径方向に移動可能
に保持されている。さらに、前記天板6の上面には第1
および第2の凹部13a,13bを有する規制壁13が
立設されており、前記弾性片11cがこれら凹部13
a,13bのいずれか一方と係合することによって、前
記ロック部材11はロック位置と非ロック位置の2位置
で位置決めされる。
【0012】一方、このロック部材11に対応して、前
記第1のハウジング1における外筒部3の上端には一対
の突起14が一体成形されており、これら突起14によ
って前記ロック部材の係合部11bが挿入される凹溝が
形成されている。両突起14,14は周方向に所定の間
隔を存して対向しているが、その間隔は前記ロック部材
11の係合部11bの幅寸法に比べて大きく設定されて
いる。
【0013】15は外部コネクタを示し、この外部コネ
クタ15の一側面には前記ロック部材11をロック位置
から非ロック位置へと移動する駆動部16が設けられて
いる。この外部コネクタは、図示せぬステアリング装置
のハンドルに装着されたエアーバッグ・インフレータや
ホーンスイッチ等の専用コネクタであり、前記ダイレク
トコネクタ10の突堤10b内に挿入することによっ
て、図示せぬクリップ端子とダイレクトコネクタ10の
対応する各端子10aとが電気的に接続されるようにな
っている。前記駆動部16は、L字状のスナップ部16
aと、このスナップ部16aの下端に形成された爪部1
6b、および爪部16bの反対側に設けられたピン16
cとを有しており、合成樹脂材を用いて外部コネクタ1
5に一体成形されている。
【0014】次に、前記第1のハウジング1を固定体と
して用い、第2のハウジング5を可動体として用いた場
合を例にとって、上記実施例に係る回転コネクタの動作
を説明する。この場合、回転コネクタの第1のハウジン
グ1はステアリング・コラム側に固定され、第2のハウ
ジング5はハンドルに固定されるが、かかるステアリン
グ装置への組み込みに際して、可動体である第2のハウ
ジング5はハンドルの回動中立位置から正・逆両方向に
それぞれ等しい量だけ回転できなければならない。その
ために、回転コネクタの製造過程では、空間内に可撓性
ケーブル9を巻回した状態で第1および第2のハウジン
グ1,5を回動自在に連結した後、ロック部材11の弾
性片11cを規制壁13の第2の凹部13bと係合させ
た状態で両ハウジング1,5を回動中立状態に位置合わ
せする。しかる後、ロック部材11をガイド壁12に沿
って径方向外側へスライドし、係合部11bの先端を一
対の突起14,14の間に位置させる。その際、弾性片
11cは第2の凹部13bから第1の凹部13aへと移
動するため、ロック部材11はこの弾性片11cの弾性
力によりそのままの状態を維持する。これにより、第2
のハウジング5に回転力が作用しても、係合部11bの
先端が突起14の側壁と衝当するため、第1および第2
のハウジング1,5の相対的な回動はロック部材11に
よって阻止され、回転コネクタの搬送中等において振動
が作用したとしても、そのままの状態をステアリング装
置に組み込むまで維持することができる。
【0015】回転コネクタをステアリング装置に組み込
むに際しては、ロック部材11を回転コネクタに装着し
たまま、第1のハウジング1をステアリング・コラム側
に固定し、ステアリング・シャフトを第2のハウジング
5の軸挿入孔8より突出させる。次に、ステアリング・
シャフトにステアリング・ハブを圧入すると共に、この
ステアリング・ハブと一体のハンドルを第2のハウジン
グ5に固定すると、ハンドルの回動中立位置に対して回
転コネクタの回動中立位置を一致させることができる。
しかる後、ハンドルに装着されたエアーバッグ用インフ
レータやホーンスイッチ等の外部コネクタ15を第2の
ハウジング5に設けられたダイレクトコネクタ10に挿
入し、両コネクタ10,15を接続する。この場合、ま
ず、図3の(a)に示すように、外部コネクタ15の下
端をダイレクトコネクタ10の突堤10bの上部開口に
一致させると共に、駆動部16をロック部材11の切欠
き11dに一致させ、この状態で外部コネクタ15を下
方へ押し込む。外部コネクタ15が突堤10bの内側面
に沿って下降すると、駆動部16のピン16cはロック
部材11のキー溝11eに沿って下降するが、ピン16
cがキー溝11eの傾斜部分を通過する位置で、図3の
(b)に示すように、駆動部16のスナップ部16aは
外側へ撓む。さらに外部コネクタ15が押し込まれ、ダ
イレクトコネクタ10の各端子10aが外部コネクタ1
5の図示せぬクリップ端子内に完全に差し込まれる位置
まで下降すると、図3の(c)に示すように、スナップ
部16aは自身の弾性によって元の状態に復帰し、駆動
部16の爪部16bがダイレクトコネクタ10の孔10
cにスナップインする。このため、ロック部材11はス
ナップ部16aと共にダイレクトコネクタ10側に引き
寄せられ、ロック部材11の係合部11bの先端は一対
の突起14,14の間から後退し、弾性片11cは第1
の凹部13aから第2の凹部13bへと移動する。この
結果、ロック部材11による両ハウジング1,5間のロ
ックは解除され、第2のハウジング5は第1のハウジン
グ1に対して自由に回動することが可能になる。なお、
上記した両コネクタ10,15の接続作業に前後して、
第1のハウジング1から外部に導出された図示せぬ専用
コネクタは車体側に装着されたエアーバッグ駆動回路や
ホーン回路等の外部機器に接続される。
【0016】このようにして回転コネクタのステアリン
グ装置への組み込みが終了した時点で、ハンドルを自由
に回転できれば、換言するとロック部材11のロック動
作が解除され、第2のハウジング5を第1のハウジング
1に対して自由に回動することができれば、ダイレクト
コネクタ10と外部コネクタ15とが確実に接続された
と判断され、回転コネクタと外部機器との導通状態をチ
ェックする導通検査は不要となる。すなわち、上記実施
例では、外部コネクタ15のダイレクトコネクタ10へ
の挿入が不完全であると、駆動部16によってロック部
材11がロック位置からロック解除位置へと移動されな
いため、回転コネクタを外部機器に組み込んだ後にハン
ドルが自由に回転できれば、外部コネクタ15とダイレ
クトコネクタ10とが確実に接続されていると判定する
ことができ、回転コネクタと外部機器との電気的接続を
検査する工程を省略することができる。
【0017】また、車両の修理時等において、回転コネ
クタをステアリング装置から取り外す場合は、前述した
組み込み動作と逆の動作を行えば良い。すなわち、ハン
ドルを回動中立位置にした状態で該ハンドルを第2のハ
ウジング5から外した後、外部コネクタ15をダイレク
トコネクタ10から外すと、ロック部材11が図3の
(c)から図3の(a)位置へ移動し、その係合部11
b先端が両突起14,14の間に位置決めされるため、
第1および第2のハウジング1,5の相対的な回動はロ
ック部材11によって再度阻止される。このように、本
実施例に係るロック機構は何度も繰返し使用することが
できる。
【0018】使用に際しては、ハンドルを時計あるいは
反時計方向に回転すると、その回転力が第2のハウジン
グ5に伝達され、第2のハウジング5が同方向に回転す
る。例えば、ハンドルを回動中立位置から反時計方向に
回転させると、それに連動して第2のハウジング5も反
時計方向に回転し、可撓性ケーブル9は内筒部7側に巻
き締められる。反対に、ハンドルを時計方向に回転させ
ると、それに連動して第2のハウジング5も時計方向に
回転し、可撓性ケーブル9は外筒部3側に巻き戻され、
いずれの状態においても両ハウジング1,5間の電気的
接続は可撓性ケーブル9を介して維持される。
【0019】図4は本発明の第2実施例に係る回転コネ
クタの要部平面図であり、図1〜図3に対応する部分に
は同一符号を付してある。本実施例が前述した第1実施
例と相違する点は、第1のハウジング1における外筒部
3の上端内周面に、一対の突起14間に位置する複数の
クリック突起3aを設けたことにあり、その余の構成は
基本的に同じである。このように構成された本発明の第
2実施例にあっては、両ハウジング1,5がロック部材
11によってロック状態にある時、第2のハウジング5
に回転力が作用すると、前述の如く第2のハウジング5
は係合部11bの先端が突起14の側壁と衝当する微少
角度範囲内で回転するが、その際に係合部11bの先端
が各クリック突起3aと係脱してクリック音を発生す
る。したがって、回転コネクタを外部機器に組み込んだ
後にハンドルを回転した時、外部コネクタ15のダイレ
クトコネクタ10への挿入が不完全で、駆動部16によ
ってロック部材11がロック位置からロック解除位置へ
と移動されなれていない場合は、係合部11bの先端と
クリック突起3aとの係脱によってクリック音が発生す
るため、かかるクリック音によって外部コネクタ15の
ダイレクトコネクタ10への挿入が不完全であることを
容易に判定できる。
【0020】図5は本発明の第3実施例に係る回転コネ
クタに備えられるロック機構の動作説明図であり、図1
〜図3に対応する部分には同一符号を付してある。本実
施例が前述した第1実施例と相違する点は、外部コネク
タ15を一般的な形状とし、この外部コネクタ15によ
って駆動されるロック部材17を第2のハウジング5の
内部に保持させたことにある。このロック部材17はク
ランク状に折り曲げられており、上端に操作部17a
が、下端に係合部17bがそれぞれ形成されている。ま
た、ロック部材17の中央部分には戻しバネ18が巻回
されており、この戻しバネ18の弾性付勢力によって、
前記操作部17aはダイレクトコネクタ10の突堤10
bの内底面から突出し、前記係合部17bは第1のハウ
ジング1の底板2に設けた凹溝19内に位置している。
なお、20は第2のハウジング5の内筒部7の下面に固
着されたカバーで、本実施例の余の構成は前述した第1
実施例と基本的に同じである。
【0021】このように構成された本発明の第3実施例
において、回転コネクタをステアリング装置に組み込む
前は、第2のハウジング5の内部に保持されたロック部
材17の係合部17bが第1のハウジング1の凹溝19
内に位置しているため、第2のハウジング5に回転力が
作用しても、係合部17bのが凹溝19の側壁と衝当
し、第1および第2のハウジング1,5の相対的な回動
はロック部材17によって阻止される。また、回転コネ
クタをステアリング装置に組み込むのに際し、図5の
(a)に示すように、外部コネクタ15の下端をダイレ
クトコネクタ10の突堤10bの内側面に挿入し、図3
の(b)に示すように、ダイレクトコネクタ10の各端
子10aが外部コネクタ15の図示せぬクリップ端子内
に完全に差し込まれる位置まで下降すると、ロック部材
17の操作部17aが外部コネクタ15の下面によって
押圧され、該ロック部材17が戻しバネ18の弾性力に
抗して下降するため、係合部17bが凹溝19からカバ
ー20内部へと移動する。この結果、ロック部材17に
よる両ハウジング1,5間のロックは解除され、第2の
ハウジング5は第1のハウジング1に対して自由に回動
することが可能になる。
【0022】なお、上記各実施例では、第1のハウジン
グ1を固定体とし、第2のハウジング5を可動体として
用いた場合について説明したが、これとは反対に、第2
のハウジング5を固定体とし、第1のハウジング1を可
動体として用いることも可能である。
【0023】また、上記各実施例では、ダイレクトカッ
プリングタイプのダイレクトコネクタ10を第2のハウ
ジング5のみに設け、第1のハウジング1には外部に導
出される専用のコネクタを設けた場合について説明した
が、両ハウジング1,5のコネクタを共にダイレクトカ
ップリングタイプにしても良い。
【0024】さらに、上記各実施例では、ロック部材1
1に対応して外筒部3に一対の突起14,14を設けた
場合について説明したが、このような突起14,14の
組を外筒部3の円周方向に沿って複数組設けても良い。
この場合、車両の修理時等において、ハンドルが必ずし
も回動中立位置になくても、回転コネクタをステアリン
グ装置から取り外すと、ロック部材11が複数組ある突
起14,14のいずれか1つに係合するため、回転コネ
クタを再度ステアリング装置に組み込むまでロック状態
を維持できる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
回転コネクタの製造過程で、回動中立位置に位置合わせ
された両ハウジングの自由な回動をロック部材によって
阻止することができ、また、回転コネクタをステアリン
グ装置に組み込む過程で、外部機器の外部コネクタを回
転コネクタのダイレクトコネクタに接続すると、該外部
コネクタによって前記ロック部材のロックが自動的に解
除されるため、回転コネクタを外部機器に組み込んだ後
に、両ハウジングが相対的に自由に回動できれば、外部
コネクタとダイレクトコネクタとが確実に接続されてい
ると判定でき、従来必要とされていた回転コネクタと外
部機器との電気的接続を検査する工程を省略することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る回転コネクタの縦断
面図である。
【図2】該回転コネクタに備えられるロック機構の斜視
図である。
【図3】該ロック機構の動作説明図である。
【図4】本発明の第2実施例に係る回転コネクタの要部
平面図である。
【図5】本発明の第3実施例に係る回転コネクタに備え
られるロック機構の動作説明図である。
【符号の説明】
1 第1のハウジング 3 外筒部 3a クリック突起 5 第2のハウジング 6 天板 7 内筒部 9 可撓性ケーブル 10 ダイレクトコネクタ 10a 端子 10b 突堤 10c 孔 11 ロック部材 11a 操作部 11b 係合部 11c 弾性片 11d 切欠き 11e キー溝 12 ガイド壁 13 規制壁 14 突起 15 外部コネクタ 16 駆動部 16a スナップ部 16b 爪部 16c ピン 17 ロック部材 17a 操作部 17b 係合部 18 戻しバネ 19 凹溝

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対的に回動自在に連結された一対のハ
    ウジングと、これら両ハウジング間に画成される環状空
    間内に巻回された可撓性ケーブルとを備え、該可撓性ケ
    ーブルの両端が前記ハウジングにそれぞれ固定された状
    態で外部へ電気的に導出されると共に、これら導出部分
    の少なくとも一方が前記ハウジングに設けられたダイレ
    クトコネクタを介して外部機器の外部コネクタに接続さ
    れるようになっている回転コネクタにおいて、前記両ハ
    ウジング間に両者の自由な回動を阻止するロック部材を
    装着すると共に、該ロック部材に前記外部コネクタによ
    って駆動される操作部を設け、前記外部コネクタを前記
    ダイレクトコネクタに接続した時に、該外部コネクタに
    よって前記ロック部材のロックが解除されるように構成
    したことを特徴とする回転コネクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、前記ロック部
    材を前記両ハウジングのいずれか一方に移動可能に保持
    すると共に、いずれか他方のハウジングに該ロック部材
    の先端部が挿入される凹溝を設け、かつ、前記ロック部
    材を前記凹溝と係合するように位置決めしたことを特徴
    とする回転コネクタ。
  3. 【請求項3】 請求項2の記載において、前記凹溝の周
    方向の幅寸法を前記ロック部材の先端部の幅寸法よりも
    大きく設定し、該凹溝に前記ロック部材と係脱可能なク
    リック突起を設けたことを特徴とする回転コネクタ。
  4. 【請求項4】 請求項1の記載において、前記ロック部
    材の操作部を前記ダイレクトコネクタの外壁の内部に配
    置したことを特徴とする回転コネクタ。
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