JP3519008B2 - 回転コネクタ - Google Patents

回転コネクタ

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JP3519008B2
JP3519008B2 JP02919599A JP2919599A JP3519008B2 JP 3519008 B2 JP3519008 B2 JP 3519008B2 JP 02919599 A JP02919599 A JP 02919599A JP 2919599 A JP2919599 A JP 2919599A JP 3519008 B2 JP3519008 B2 JP 3519008B2
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伸夫 松崎
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R35/00Flexible or turnable line connectors, i.e. the rotation angle being limited
    • H01R35/02Flexible line connectors without frictional contact members
    • H01R35/025Flexible line connectors without frictional contact members having a flexible conductor wound around a rotation axis

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  • Steering Controls (AREA)
  • Electric Cable Arrangement Between Relatively Moving Parts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のステアリン
グ装置に組み込まれ、ロータ側に配置された電気装置と
ステータ側に配置された電気装置とを電気的に接続する
回転コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開平8−78126
号公報等に記載されているように、同心状に配置されか
つ相対的に回転自在に連結された一対のハウジングと、
これら一対のハウジングの間に形成される環状の空間内
に収納された移動体と、当該移動体を構成するローラホ
ルダ及び複数個のローラと、前記空間内に巻き締め又は
巻き戻し可能に収納され、前記移動体に備えられたロー
ラにて巻回方向が反転された可撓性ケーブルとを有し、
前記可撓性ケーブルの両端が各ハウジングの外部へ電気
的に導出された回転コネクタが知られている。この回転
コネクタは、前記一対のハウジングのうち、一方のハウ
ジングを可動体として用いると共に他方のハウジングを
固定体として用い、可動体側のハウジングを時計方向又
は反時計方向に回転すると、可撓性ケーブルが空間内で
巻き締め又は巻き戻しされて、当該可撓性ケーブルの両
端の電気的導通が保持されるようになっている。
【0003】一般に、この種の回転コネクタは、固定体
側のハウジングをステアリング装置のステアリングコラ
ムに、可動体側のハウジングをステアリングホイールに
固定すると共に、可撓性ケーブルの両端をステアリング
コラム側及びステアリングホイール側に配置された電気
装置に接続することにより、例えばエアーバッグシステ
ムやホーン回路等の電気的接続手段として使用される。
なお、前記回転コネクタは、前記空間内における前記可
撓性ケーブルの巻回方向が180度反転しているため、
可撓性ケーブルの巻回方向が180度反転しておらず、
前記空間内で可撓性ケーブルが単一方向に巻回している
回転コネクタに比べて可撓性ケーブルの必要長さを約1
/4程度に短縮化することができ、回転コネクタのトー
タルコストを格段に低減することができる。
【0004】前記構成の回転コネクタは、所定のパター
ンで可撓性ケーブルが巻回された移動体を前記空間内に
収納した後に、可撓性ケーブルの両端を前記各ハウジン
グに開設されたケーブル貫通孔を通して外部に引き出す
か、或いは可撓性ケーブルの両端にリードブロックと呼
ばれる接続コネクタが接続されるタイプの回転コネクタ
においては、当該接続コネクタを前記各ハウジングに形
成された接続コネクタ設定部内に設定し、しかる後に、
前記移動体の脱落を防止するための蓋体を前記空間の開
口部に被着するという手順で組み立てられる。
【0005】ところで、回転コネクタは、ステアリング
装置に装着され、エアーバッグシステムやホーン回路等
の電気的接続手段として使用されるので、ステアリング
ホイールを中立位置から時計方向の端部まで回転したと
きにも、また中立位置から反時計方向の端部まで回転し
たときにも可撓性ケーブルの両端の電気的導通が確保さ
れなければならない。そのためには、まず、ステアリン
グホイールの回転を吸収可能な十分な長さに可撓性ケー
ブルの長さを設定する必要があることは勿論であるが、
回転コネクタの高コスト化を防止するため、可撓性ケー
ブルの長さを必要最小限に抑えた上で、可動体側のハウ
ジングを中立位置から時計方向又は反時計方向に同量ず
つ回転できるようにする必要がある。
【0006】そのためには、固定体側のハウジングと可
動体側のハウジングと移動体との相対的な位置関係を中
立位置としたときに、移動体に備えられた複数個のロー
ラのうちの予め定められた特定のローラに可撓性ケーブ
ルが巻回されている必要があり、中立位置がずれた回転
コネクタの出荷を防止するためには、回転コネクタの組
立時に、前記特定のローラに可撓性ケーブルが巻回され
ていることを確認する必要がある。
【0007】従来においては、所定のパターンで可撓性
ケーブルが巻回された移動体を、ローラホルダを上側に
して前記空間内に収納した後、当該空間の開口部と移動
体を構成するローラホルダの隙間から前記特定のローラ
に可撓性ケーブルが巻回されているか否かを目視により
確認している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、ハウジング
の開口部とローラホルダとの隙間は狭く、特定のローラ
に可撓性ケーブルが巻回されているか否かを目視により
確認することは必ずしも容易ではないので、従来の方法
によっては、回転コネクタの組立効率を高めることがで
きない。
【0009】また、最近は、回転コネクタからの異音の
発生を防止又は抑制するために、移動体を構成するロー
ラホルダの幅を広くする傾向にあり、かかる消音タイプ
の回転コネクタにおいては、前記空間内に移動体を収納
した後に、当該空間の開口部とローラホルダとの隙間か
ら特定のローラに可撓性ケーブルが巻回されているか否
かを目視により確認することが事実上不可能になる。
【0010】本発明は、このような従来技術の不備を解
消するためになされたものであって、その課題とすると
ころは、移動体上の特定ローラに可撓性ケーブルが特定
の方向に巻回されているか否かの目視による確認が容易
で、組立性及び信頼性に優れた回転コネクタを提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の課題を
解決するため、同心状に配置されかつ相対的に回転自在
に連結された一対のハウジングと、ローラホルダ及び複
数個のローラからなり、これら一対のハウジングの間に
形成される環状の空間内に収納される移動体と、前記空
間内に巻き締め又は巻き戻し可能に収納され、前記複数
個のローラの中から選択された特定ローラにて巻回方向
が反転された可撓性ケーブルとを有し、前記ローラホル
ダにおける前記特定ローラの設定部の近傍に、前記可撓
性ケーブルの反転位置を確認するための透孔を開設する
という構成にした。
【0012】かように、ローラホルダの所定部分に可撓
性ケーブルの反転位置を確認するための透孔を開設する
と、一方のハウジングと移動体との組立が完了した後に
おいても、ローラホルダの裏面側から特定ローラに可撓
性ケーブルが巻回されているか否かを確認することがで
きるので、回転コネクタの組立効率が向上すると共に、
反転部の位置が正しい信頼性に優れた回転コネクタを提
供することができる。
【0013】なお、前記特定ローラ及び当該特定ローラ
の近傍に開設される透孔は、1つに限定されるものでは
なく、前記空間内に複数枚の可撓性ケーブルが巻き締め
又は巻き戻し可能に収納される回転コネクタについて
は、複数個の特定ローラ及び透孔を設けることもでき
る。
【0014】また、前記ローラホルダのローラ取付面側
及びその裏面側には、前記透孔のエッジ部が形成される
が、これらの各エッジ部のうち、少なくともローラ取付
面側のエッジ部には、バリの発生を防止することによっ
て可撓性ケーブルの反転部の損傷を回避するため、面取
りを施すことが好ましい。
【0015】さらに、本発明は、公知に属するあらゆる
タイプの回転コネクタに応用可能であるが、ローラホル
ダの幅が当該ローラホルダに取り付けられたローラの直
径よりも大きく、ハウジングとローラホルダとの隙間か
ら可撓性ケーブルの反転位置を確認しにくい回転コネク
タに応用した場合に特に有効である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る回転コネクタ
の一実施形態例を、図1〜図6に基づいて説明する。図
1は本実施形態例に係る回転コネクタの平面図、図2は
図1の2−2部断面図、図3は可撓性ケーブルの一部切
断した平面図、図4は天板を除去した本実施形態例に係
る回転コネクタの平面図、図5は第1ハウジングの一部
と第2ハウジングの一部を除去した本実施形態例に係る
回転コネクタの底面図、図6はローラホルダに開設され
た透孔の詳細を示す断面図である。
【0017】図1及び図2に示すように、本例の回転コ
ネクタは、第1ハウジング10と、当該第1ハウジング
10に対して回転自在に装着された第2ハウジング30
と、これら両ハウジング10,30を組み合わせること
によって構成される環状の収納部24に巻き締め・巻き
戻し可能に収納された可撓性ケーブル50と、前記収納
部24内に回転自在に配置された移動体60とから主に
構成されている。
【0018】第1ハウジング10は、本体11と、当該
本体11の下部にスナップ結合されるロータスナップ1
2とからなる。そして、本体11は、中心部にセンタ孔
13が開設され平面形状がドーナツ状に形成された天板
14と、当該天板14の内周部より垂設された第1内筒
体15とからなり、ロータスナップ12は、中心部にセ
ンタ孔16が開設され平面形状が前記天板14よりも小
径のドーナツ状に形成された係止板17と、当該係止板
17の内周部より起立された第2内筒体18とからな
る。
【0019】第1内筒体15の内周面には、ロータスナ
ップ12の先端部を当接するための複数個のストッパ1
9と当該ロータスナップ12をスナップ結合するための
複数個の係止爪19aとが内向きに形成されており、各
係止爪19aをロータスナップ12の対応部分に開設さ
れたそれぞれの係止孔20に係合することによって、本
体11にロータスナップ12をスナップ結合するように
なっている。また、天板14の上面の所定位置には、2
つの第1接続コネクタ設定部21が上向きに突設され、
当該設定部17内に第1接続コネクタ22が収納・固定
されている。さらに、当該天板14の外周部下面には、
後に詳細に説明する第2ハウジング30の係合凹部23
が形成されている。
【0020】一方、第2ハウジング30は、外筒体31
と、当該外筒体31の下部にスナップ結合される底板3
2とからなる。
【0021】外筒体31は、前記第1内筒体15及び第
2内筒体18との間に可撓性ケーブル50及び移動体6
0を収納するための空間24を形成するものであって、
前記第1内筒体15及び第2内筒体18の外径よりも内
径が大きな円筒形に形成されている。そして、当該外筒
体31の内周面上端部には、前記天板14に形成された
係合凹部23に係合するための輪状の突条33を有する
天板受部34が形成され、外周面の下端部には、底板3
2をスナップ結合するための複数個の係止爪35が外向
きに突設されている。また、当該外筒体31の一部(図
1及び図3の下端部)には、第2接続コネクタ36を収
納するための第2接続コネクタ収納部37が形成されて
いる。
【0022】底板32は、センタ孔38を有する略平板
状に形成されており、当該センタ孔38に沿う内周部分
には、前記ロータスナップ12に形成された係止板17
の外周部を収納するための段部39が形成されている。
また、上面中央部には、移動体60を係合するための輪
状の凹溝40が形成されると共に、下面の前記第2接続
コネクタ収納部37と対応する位置には、2つの第2接
続コネクタ設定部41が下向きに突設され、当該設定部
41内に第2接続コネクタ36の接続ピン36aが収納
・固定されている。さらに、当該底板32の外周縁に
は、前記外筒体31を内挿可能な外周壁42が輪状に起
立されており、当該外周壁42の前記係止爪35と対応
する部分には、当該係止爪35と係合して前記外筒体3
1を一体化するための係止爪43が形成されている。
【0023】可撓性ケーブル50は、図3に示すよう
に、複数本の導体51を絶縁性のカバーシート52にて
ラミネートしたものであって、その両端部に取り付けら
れた第1接続コネクタ22及び第2接続コネクタ36の
各接続ピン22a,36aに前記各導体51が個別に接
続されている。本実施形態例においては、図4及び図5
に示すように、2本の可撓性ケーブル50が収納部24
内に巻回されて収納される。
【0024】移動体60は、図2、図4及び図5に示す
ように、前記収納部24内に収納可能な輪状のローラホ
ルダ61と、当該ローラホルダ61に回転自在に取り付
けられた複数個のローラ62とから構成されている。
【0025】ローラホルダ61のローラ設定部には、図
2に示すように、内面に係止爪63を有するローラ軸6
4が突設されており、各ローラ軸64ごとに円筒形のロ
ーラ62が回転自在に取り付けられている。ローラ62
は、同図に示すように、天板を有する円筒形に形成され
ており、天板の下面中心部には、前記係止爪63と係合
可能な係止爪65を有する内筒66と、前記ローラ軸6
4の外面に被着される外筒67とが同心に垂設されてい
る。当該ローラ62は、内筒66と外筒67との間にロ
ーラ軸64を差し込み、ローラ軸64に形成された係止
爪63と内筒66に形成された係止爪65とを係合させ
ることによって、前記各ローラ軸64に取り付けられ
る。
【0026】前記ローラホルダ61における各ローラ軸
64の間には、可撓性ケーブル50の案内板68が突設
されている。また、前記複数個のローラ62のうち、可
撓性ケーブル50が巻回されるべき特定ローラ62Aの
隣には、所定の間隔を隔てて異形の突出部69が形成さ
れており、特定ローラ62Aの位置を表示している。さ
らに、前記特定ローラ62Aが取り付けられるローラ軸
64の近傍部分から前記突出部69に至る部分には、可
撓性ケーブル50が所要の特定ローラ62Aに所定の向
きで巻回されたか否かを確認するための透孔70が開設
されており、当該透孔70のエッジ部分には、図6に示
すように、面取り71が施されている。なお、当該面取
り71は、透孔70を成形する際に発生するバリが収納
部24内に突出して可撓性ケーブル50の反転部を傷付
けるのを防止するためのものであって、ローラホルダ6
1の表面側、即ちローラ62の取付面側にのみ形成する
こともできる。また、当該面取り71は、図に示すよう
な斜面状のほか、円弧状にも形成できる。
【0027】図2,図4及び図5における符号72は、
底板32の上面中央部に形成された輪状の凹溝40に係
合される弾性片であって、ローラホルダ61にほぼ等分
に形成される。当該弾性片72は、ローラホルダ61の
三方を切り抜き、その自由端を下向きに塑性変形させる
ことによって形成される。この弾性片72の下面先端部
には、前記凹溝40と係合可能な突起73が形成され
る。
【0028】以下、前記のように構成された回転コネク
タの組立方法と効果とについて説明する。
【0029】まず、天板14の外周部下面に形成された
輪状の係合凹部23と外筒体31の内周面上端部に形成
された輪状の突条33とを合致して、第1ハウジング1
0の本体11と第2ハウジング30の外筒体31とを一
体化する。これによって、本体11と外筒体31との間
に、断面形状がコの字形で平面形状がリング状をなす、
可撓性ケーブル50及び移動体60を収納すべき空間2
4が形成される。
【0030】次に、前記空間24内に、2本の可撓性ケ
ーブル50を所要の巻回パターンで収納する。このと
き、各可撓性ケーブル50の所要の部分には、移動体6
0に備えられた特定ローラ62Aに巻回すべき反転部が
形成される。2本の可撓性ケーブル50を空間24内に
収納した後、各可撓性ケーブル50の一端に取り付けら
れた第1接続コネクタ22を天板14に形成された第1
接続コネクタ設定部21に収納して固定すると共に、各
可撓性ケーブル50の他端に取り付けられた第2接続コ
ネクタ36を外筒体31に形成された第2接続コネクタ
収納部37に収納して固定する。
【0031】次いで、空間24内に収納された可撓性ケ
ーブル50の上方から移動体60に設けられた各ローラ
62を空間24内に収納し、可撓性ケーブル50に形成
された反転部を特定ローラ62Aの周囲にループさせ
る。また、移動体60のローラホルダ62も前記空間2
4内に収納し、第1ハウジング10の本体11にて保持
する。これによって、図5に示す組立状態になる。この
状態で、ローラホルダ61に開設された透孔70を目視
することによって、各可撓性ケーブル50が所要の特定
ローラ62Aに巻回されていることを確認する。即ち、
本例の移動体60は、ローラホルダ61の幅がローラ6
2の直径よりも大きく形成されているので、ローラホル
ダ61に透孔70が開設されていない場合には、空間2
4内に可撓性ケーブル50及び移動体60を収納した後
においては、可撓性ケーブル50の反転位置及び反転方
向を確認することが不可能であるか、著しく困難にな
る。これに対して、本例の回転コネクタは、ローラホル
ダ61の所定位置に透孔70を開設したので、かかる不
都合が解消される。なお、確認の結果、各可撓性ケーブ
ル50が所要の特定ローラ62Aに巻回されていないこ
と、或いは各可撓性ケーブル50が所定の巻回方向に巻
回されていないことが発見された場合には、空間24か
ら可撓性ケーブル50が巻回された移動体60を取り出
し、可撓性ケーブル50の反転位置及び/又は反転方向
を是正する。
【0032】次に、外筒体31の下方より底板32を装
着し、外筒体31の外周面下端部に形成された係止爪3
5と底板32の外周壁42に形成された係止爪43とを
スナップ結合して、これら外筒体31と底板32とを一
体化する。
【0033】最後に、底板32に開設されたセンタ孔3
8にロータスナップ12の第2内筒体18を挿入し、底
板32の段部39にロータスナップ12の係止板17を
収納すると共に、第1ハウジング10の本体11に形成
された係止爪19aをロータスナップ12の第2内筒体
18に開設された係止孔20に係合して、完成品である
回転コネクタを得る。
【0034】本例の回転コネクタは、ローラホルダ61
の所定部分に可撓性ケーブル50の反転位置を確認する
ための透孔70を開設したので、空間24内への可撓性
ケーブル50及び移動体60の組立が完了した後におい
ても、ローラホルダ61の裏面側から特定ローラ62A
に可撓性ケーブル50が巻回されているか否かを確認す
ることができ、その確認作業が容易になることから、回
転コネクタの組立効率を向上できると共に、反転部の位
置が正しく信頼性に優れた回転コネクタを提供すること
ができる。
【0035】また、本例の回転コネクタは、2枚の可撓
性ケーブル50を移動体60に巻回したので、回線数が
多い電気回路に応用することができる。
【0036】さらに、本例の回転コネクタは、透孔70
のエッジ部に面取り71を施したので、エッジ部からバ
リが発生して可撓性ケーブル50を損傷するということ
がなく、耐久性及び信頼性に優れる。
【0037】なお、本発明は、ローラホルダ61の所定
部分に可撓性ケーブル50の反転位置を確認するための
透孔70を開設したことを要旨とするものであって、そ
の他の部分の構成に関しては、前記実施形態例に拘わら
ず、必要に応じて適宜変更することができる。
【0038】
【発明の効果】請求項1に記載の発明は、ローラホルダ
の所定部分に可撓性ケーブルの反転位置を確認するため
の透孔を開設したので、収納部内への可撓性ケーブル及
び移動体の組立が完了した後においても、ローラホルダ
の裏面側から特定ローラに可撓性ケーブルが巻回されて
いるか否かを確認することができ、その確認作業が容易
になることから、回転コネクタの組立効率を向上できる
と共に、反転部の位置が正しく信頼性に優れた回転コネ
クタを提供することができる。
【0039】請求項2に記載の発明は、複数枚の可撓性
ケーブルを移動体に巻回したので、回路数が多い回転コ
ネクタを提供することができる。
【0040】請求項3に記載の発明は、透孔のエッジ部
に面取りを施したので、エッジ部からバリが発生して可
撓性ケーブルの反転部を損傷するということがなく、耐
久性及び信頼性に優れた回転コネクタを提供することが
できる。
【0041】請求項4に記載の発明は、移動体としてロ
ーラホルダの幅がローラの直径よりも大きく形成された
ものを用いたので、ローラホルダに透孔を開設しない場
合には行うことができない、収納部内への可撓性ケーブ
ル及び移動体の組立完了後における可撓性ケーブルの反
転位置の確認が可能になり、かつその確認作業が容易に
なるので、回転コネクタの組立効率の向上を図ることが
できる。また、ローラホルダの幅を組立の効率を落とさ
ずに自由に設定することができ、設計の自由度を高める
こともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例に係る回転コネクタの平面図であ
る。
【図2】図1の2−2部断面図である。
【図3】可撓性ケーブルの一部切断した平面図である。
【図4】天板を除去した実施形態例に係る回転コネクタ
の平面図である。
【図5】底板及び第2ハウジングを除去した実施形態例
に係る回転コネクタの底面図である。
【図6】ローラホルダに開設された透孔の詳細を示す断
面図である。
【符号の説明】
10 第1ハウジング 11 本体 12 ロータスナップ 13 センタ孔 14 天板 15 第1内筒体 16 センタ孔 17 係止板 18 第2内筒体 19 ストッパ 19a 係止爪 20 係止孔 21 第1接続コネクタ設定部 22 第1接続コネクタ 23 係合凹部 24 空間 30 第2ハウジング 31 外筒体 32 底板 33 突条 34 天板受部 35 係止爪 36 第2接続コネクタ 37 第2接続コネクタ収納部 38 センタ孔 39 段部 40 凹溝 41 第2接続コネクタ設定部 42 外周壁 43 係止爪 50 可撓性ケーブル 51 導体 52 カバーシート 60 移動体 61 ローラホルダ 62 ローラ 62A 特定ローラ 63 係止爪 64 ローラ軸 65 係止爪 66 内筒 67 外筒 68 案内板 69 突出部 70 透孔 71 面取り 72 弾性片 73 突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−78126(JP,A) 特開 平4−310445(JP,A) 特開 平6−338372(JP,A) 実開 平6−50283(JP,U) 実開 平6−68367(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 35/04 B62D 1/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同心状に配置されかつ相対的に回転自在
    に連結された一対のハウジングと、ローラホルダ及び複
    数個のローラからなり、これら一対のハウジングの間に
    形成される環状の空間内に収納される移動体と、前記空
    間内に巻き締め又は巻き戻し可能に収納され、前記複数
    個のローラの中から選択された特定ローラにて巻回方向
    が反転された可撓性ケーブルとを有し、前記ローラホル
    ダにおける前記特定ローラの設定部の近傍に、前記可撓
    性ケーブルの反転位置を確認するための透孔を開設した
    ことを特徴とする回転コネクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の回転コネクタにおい
    て、前記空間内に複数枚の可撓性ケーブルを巻き締め又
    は巻き戻し可能に収納し、これら複数枚の可撓性ケーブ
    ルの巻回方向を前記複数個のローラの中から選択された
    複数個の特定ローラにて個々に反転し、前記ローラホル
    ダにおける前記複数個の特定ローラの設定部の近傍に、
    それぞれ前記可撓性ケーブルの反転位置を確認するため
    の透孔を開設したことを特徴とする回転コネクタ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の回転コネクタに
    おいて、前記ローラホルダのローラ取付面側及びその裏
    面側に形成される前記透孔のエッジ部のうち、少なくと
    もローラ取付面側のエッジ部に面取りを施したことを特
    徴とする回転コネクタ。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の回転
    コネクタにおいて、前記移動体として、環状に形成され
    た前記ローラホルダの幅が前記ローラの直径よりも大き
    く形成されたものを用いたことを特徴とする回転コネク
    タ。
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