JP2000294359A - 回転コネクタ - Google Patents

回転コネクタ

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JP2000294359A
JP2000294359A JP2000025426A JP2000025426A JP2000294359A JP 2000294359 A JP2000294359 A JP 2000294359A JP 2000025426 A JP2000025426 A JP 2000025426A JP 2000025426 A JP2000025426 A JP 2000025426A JP 2000294359 A JP2000294359 A JP 2000294359A
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housing
connectors
connection
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JP2000025426A
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Nobuo Matsuzaki
伸夫 松崎
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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  • Steering Controls (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数枚の可撓性ケーブルを組み込んで多回路
化に対応しつつ、外部回路との接続が簡単かつ正確に行
える回転コネクタを提供する。 【解決手段】 固定側ハウジング30と可動側ハウジン
グ10の少なくともいずれか一方に、複数枚の可撓性ケ
ーブル50a,50bの各端部と電気的に接続されて外
部コネクタ81,82が着脱可能な接続コネクタ22
a,22b,36a,36bを設ける。例えば、固定側
ハウジング30に、2枚の可撓性ケーブル50a,50
bの各端部と電気的に接続された接続コネクタ36a,
36bを設ければ、外部コネクタ81,82を着脱させ
るだけで外部回路との接続や接続解除が簡単に行え、接
続ミスの心配もなくなる。また、各可撓性ケーブル50
a,50bの干渉を回避する隔離壁44を設ければ、良
好な組立性が期待できる。また、隣り合う接続コネクタ
どうしを互いに重なり合わない位置関係に配設しておけ
ば、外部コネクタ81,82を容易に着脱させることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車のス
テアリング装置におけるエアバッグシステム等の電気的
接続手段として好適な回転コネクタに係り、特に、固定
側ハウジング及び可動側ハウジングとによって構成され
る空間内に巻き締め又は巻き戻し可能に収納された可撓
性ケーブルと前記ハウジングとの連結手段に関する。
【0002】
【従来の技術】回転コネクタは、同心状に組み合わされ
た固定側ハウジングと可動側ハウジングの間に、フラッ
トケーブルと称される可撓性ケーブルを巻回状態で収納
してなるものであり、ステータ側の機器とロータ側の機
器との電気的な接続に用いられる。例えば、自動車のス
テアリング装置には、回転数が有限なハンドルに装着さ
れているエアバッグ・インフレータ等の電気的接続手段
として、回転コネクタを使用する場合が多い。そして、
このような回転コネクタには、可撓性ケーブルを渦巻状
に巻回させて収納するというタイプと、可撓性ケーブル
の巻き方向を途中で反転させて収納するというタイプが
知られている。このうち、後者の反転タイプの回転コネ
クタは、必要とされる可撓性ケーブルの長さを前者のも
のに比べて格段に短くすることができるという利点を有
し、かつ可撓性ケーブルを収納するためのスペースが狭
くできるため小型化にも好適である。
【0003】かかる反転タイプの回転コネクタとして
は、当初、可撓性ケーブルを1枚だけ組み込んだものが
一般的であったが、最近は、自動車のステアリング装置
の多回路化に伴うリード線の本数増大に対応するため、
複数枚の可撓性ケーブルをそれぞれ巻回状態で収納して
なる回転コネクタも提案されている。
【0004】また、この種の回転コネクタとしては、可
撓性ケーブルと外部機器との電気的接続をより確実かつ
容易にするため、可撓性ケーブルの一端又は両端に接続
コネクタを接続し、この接続コネクタを固定側ハウジン
グ及び/又は可動側ハウジングに固定したものも従来よ
り提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記公知例
に係る従来の回転コネクタは、各可撓性ケーブルの端部
から導出したリード線を外部回路と接続するように構成
されているので、可撓性ケーブルが2枚以上あるとリー
ド線の本数も多くなることから、外部回路との接続作業
が煩雑になると共に、接続すべきリード線を間違えると
いった接続ミスも起こしやすくなる。
【0006】一方、可撓性ケーブルの一端又は両端に接
続コネクタを接続してなる回転コネクタによれば、かか
る不都合を回避することができるが、車載用の回転コネ
クタについては、回転コネクタを自動車のステアリング
装置に取り付けた後に、狭い空間内で接続コネクタと外
部コネクタとの接続を行わなくてはならないため、固定
側ハウジング及び/又は可動側ハウジングに対する接続
コネクタの配列が不適当であると、接続コネクタに対す
る外部コネクタの接続が困難になったり、回転コネクタ
が大型化するなどの種々の不都合が生じる。
【0007】本発明はかかる従来技術の不備を解消する
ためになされたものであって、その課題とするところ
は、複数枚の可撓性ケーブルを組み込んで多回路化に対
応しつつ、外部回路との接続が簡単かつ正確に行える回
転コネクタを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明は、固定側ハウジングと、この固定側ハウ
ジングに対して回動自在かつ同心状に装着された可動側
ハウジングと、これら両ハウジングによって形成される
環状の空間内に巻き締め又は巻き戻し可能に収納された
複数枚の可撓性ケーブルと、各可撓性ケーブルの一端又
は両端に接続され、前記固定側及び/又は可動側のハウ
ジングに複数個ずつ固定される外部コネクタ接続用の接
続コネクタとを備え、前記固定側及び/又は可動側のハ
ウジングに、前記複数個の接続コネクタを、前記環状の
空間の半径方向に関して互いに重なり合わないように近
接して配置したことを特徴とする。
【0009】各可撓性ケーブルの端部に接続コネクタを
電気的に接続すると、この接続コネクタに外部コネクタ
を着脱させるだけで外部回路との接続又は接続解除が簡
単に行えるので、狭い空間内での作業性が向上し、接続
ミスの心配も解消できる。また、固定側及び/又は可動
側のハウジングに取り付けられる複数個の接続コネクタ
を、環状の空間の半径方向に関して互いに重なり合わな
いように近接して配置すると、一方の接続コネクタと外
部コネクタを接続する際に他方の接続コネクタ及び外部
コネクタがじゃまにならないので、それぞれの接続コネ
クタに対する外部コネクタの着脱を容易に行うことがで
きると共に、各接続コネクタが近接して配置されている
ので、これらの各接続コネクタが離れた位置に配置され
た回転コネクタに比べて、回転コネクタの外径寸法を小
さくすることができる。
【0010】前記空間内には、ローラホルダと当該ロー
ラホルダに回転可能に取り付けられた複数個のローラと
からなる移動体を収納し、前記ローラをもって前記複数
枚の可撓性ケーブルの巻回方向を反転させることが好ま
しい。このようにすると、可撓性ケーブルの必要長さを
約1/4程度の短縮することができるので、回転コネク
タのトータルコストを大幅に低減することができる。
【0011】さらに、前記固定側及び/又は可動側のハ
ウジングには、当該ハウジングに配置される複数個の接
続コネクタ及び当該接続コネクタに接続された複数枚の
可撓性ケーブルの干渉を回避するための隔離壁を設ける
ことが好ましい。このようにすると、組立時に接続コネ
クタや可撓性ケーブルが互いに干渉し合わないので、組
立時の作業性が良好になる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る回転コネクタ
の一実施形態例を、図1〜図6に基づいて説明する。図
1は本実施形態例に係る回転コネクタの平面図、図2は
図1の2−2部断面図、図3は可撓性ケーブルの一部切
断した平面図、図4は天板を除去した本実施形態例に係
る回転コネクタの平面図、図5は第1ハウジングの一部
と第2ハウジングの一部を除去した本実施形態例に係る
回転コネクタの底面図、図6はローラホルダに開設され
た透孔の詳細を示す断面図である。
【0013】図1及び図2に示すように、本例の回転コ
ネクタは、第1ハウジング10と、当該第1ハウジング
10に対して回転自在に装着された第2ハウジング30
と、これら両ハウジング10,30を組み合わせること
によって構成される環状の収納部24に巻き締め・巻き
戻し可能に収納された可撓性ケーブル50a,50b
と、前記収納部24内に回転自在に配置された移動体6
0とから主に構成されている。
【0014】第1ハウジング10は、本体11と、当該
本体11の下部にスナップ結合されるロータスナップ1
2とからなる。そして、本体11は、中心部にセンタ孔
13が開設され平面形状がドーナツ状に形成された天板
14と、当該天板14の内周部より垂設された第1内筒
体15とからなり、ロータスナップ12は、中心部にセ
ンタ孔16が開設され平面形状が前記天板14よりも小
径のドーナツ状に形成された係止板17と、当該係止板
17の内周部より起立された第2内筒体18とからな
る。
【0015】第1内筒体15の内周面には、ロータスナ
ップ12の先端部を当接するための複数個のストッパ1
9と当該ロータスナップ12をスナップ結合するための
複数個の係止爪19aとが内向きに形成されており、各
係止爪19aをロータスナップ12の対応部分に開設さ
れたそれぞれの係止孔20に係合することによって、本
体11にロータスナップ12を一体にスナップ結合する
ようになっている。また、天板14の上面の所定位置に
は、2つの第1接続コネクタ設定部21a,21bが上
向きに突設され、これらの各設定部21a,21b内に
2つの第1接続コネクタ22a,22bの接続ピン22
cが別個に収納・固定されている。これら2つの第1接
続コネクタ設定部21a,21b及び第1接続コネクタ
22a,22bは、図1に示すように、第1内筒体15
の中心点Oを中心とする円弧上に隣接して配置される。
さらに、当該天板14の外周部下面には、後に詳細に説
明する第2ハウジング30の係合凹部23が形成されて
いる。
【0016】一方、第2ハウジング30は、外筒体31
と、当該外筒体31の下部にスナップ結合される底板3
2とからなる。
【0017】外筒体31は、前記第1内筒体15及び第
2内筒体18との間に可撓性ケーブル50及び移動体6
0を収納するための空間24を形成するものであって、
前記第1内筒体15及び第2内筒体18の外径よりも内
径が大きな円筒形に形成されている。そして、当該外筒
体31の内周面上端部には、前記天板14に形成された
係合凹部23に係合するための輪状の突条33を有する
天板受部34が形成され、外周面の下端部には、底板3
2をスナップ結合するための複数個の係止爪35が外向
きに突設されている。また、当該外筒体31の一部(図
1及び図3の下端部)には、第2接続コネクタ36a,
36bを収納するための第2接続コネクタ収納部37が
形成されている。
【0018】底板32は、センタ孔38を有する略平板
状に形成されており、当該センタ孔38に沿う内周部分
には、前記ロータスナップ12に形成された係止板17
の外周部を収納するための段部39が形成されている。
また、上面中央部には、移動体60を係合するための輪
状の凹溝40が形成されると共に、下面の前記第2接続
コネクタ収納部37と対応する位置には、2つの第2接
続コネクタ設定部41a,41bが下向きに突設され、
これらの各設定部41a,41b内に第2接続コネクタ
36a,36bの接続ピン36cが収納・固定されてい
る。これら2つの第2接続コネクタ36a,36b及び
第2接続コネクタ設定部41a,41bは、図1,図4
及び図5に示すように、外筒体31の図示下端部に横に
並べて配置される。さらに、前記2つの第2接続コネク
タ設定部37の近傍には、各第2接続コネクタ36a,
36bに接続された可撓性ケーブル50a,50bの配
線路を仕切るための隔離壁44が突設されている。さら
に、当該底板32の外周縁には、前記外筒体31を内挿
可能な外周壁42が輪状に起立されており、当該外周壁
42の前記係止爪35と対応する部分には、当該係止爪
35と係合して前記外筒体31を一体化するための係止
爪43が形成されている。
【0019】可撓性ケーブル50a(50b)は、図3
に示すように、複数本の導体51を絶縁性の2枚のカバ
ーシート52にてラミネートしたものであって、その両
端部に取り付けられた第1接続コネクタ22a(22
b)及び第2接続コネクタ36a(36b)の各接続ピ
ン22c,36cに前記各導体51が個別に接続されて
いる。本実施形態例においては、図4及び図5に示すよ
うに、2本の可撓性ケーブル50a,50bが空間24
内に収納されており、各可撓性ケーブル50a,50b
の巻回方向は、図4に示すように、特定ローラ62Aに
巻きかけることによって、180度反転されている。
【0020】移動体60は、図2、図4及び図5に示す
ように、前記収納部24内に収納可能な輪状のローラホ
ルダ61と、当該ローラホルダ61に回転自在に取り付
けられた複数個のローラ62とから構成されている。
【0021】ローラホルダ61のローラ設定部には、図
2に示すように、内面に係止爪63を有するローラ軸6
4が突設されており、各ローラ軸64ごとに円筒形のロ
ーラ62が回転自在に取り付けられている。ローラ62
は、同図に示すように、天板を有する円筒形に形成され
ており、天板の下面中心部には、前記係止爪63と係合
可能な係止爪65を有する内筒66と、前記ローラ軸6
4の外面に被着される外筒67とが同心に垂設されてい
る。当該ローラ62は、内筒66と外筒67との間にロ
ーラ軸64を差し込み、ローラ軸64に形成された係止
爪63と内筒66に形成された係止爪65とを係合させ
ることによって、前記各ローラ軸64に取り付けられ
る。
【0022】前記ローラホルダ61における各ローラ軸
64の間には、可撓性ケーブル50a,50bの案内板
68が突設されている。また、前記複数個のローラ62
のうち、可撓性ケーブル50a,50bが巻回されるべ
き特定ローラ62Aの隣には、所定の間隔を隔てて異形
の突出部69が形成されており、特定ローラ62Aの位
置を表示している。さらに、前記特定ローラ62Aが取
り付けられるローラ軸64の近傍部分から前記突出部6
9に至る部分には、可撓性ケーブル50a,50bが所
要の特定ローラ62Aに所定の向きで巻回されたか否か
を確認するための透孔70が開設されており、当該透孔
70のエッジ部分には、図6に示すように、面取り71
が施されている。なお、当該面取り71は、透孔70を
成形する際に発生するバリが収納部24内に突出して可
撓性ケーブル50a,50bの反転部を傷付けるのを防
止するためのものであって、ローラホルダ61の表面
側、即ちローラ62の取付面側にのみ形成することもで
きる。また、当該面取り71は、図に示すような斜面状
のほか、円弧状にも形成できる。
【0023】図2,図4及び図5における符号72は、
底板32の上面中央部に形成された輪状の凹溝40に係
合される弾性片であって、ローラホルダ61にほぼ等分
に形成される。当該弾性片72は、ローラホルダ61の
三方を切り抜き、その自由端を下向きに塑性変形させる
ことによって形成される。この弾性片72の下面先端部
には、前記凹溝40と係合可能な突起73が形成され
る。
【0024】以下、このように構成された回転コネクタ
の第2ハウジング30を固定側ハウジングとして、また
第1ハウジング10を可動側ハウジングとして使用し、
自動車のステアリング装置に装着する場合を例にとっ
て、上例の回転コネクタの使用方法並びに動作について
説明する。
【0025】まず、第2ハウジング30を自動車のステ
アリング装置のステータ部材に固定する。次いで、第2
接続コネクタ36a,36bにステータ側の外部コネク
タ81,82を差し込むと共に、第1ハウジング10を
ステアリング装置のロータ部材であるハンドルに固定し
て、第1接続コネクタ22a,22bにロータ側の図示
せぬ外部コネクタを差し込む。
【0026】この状態で、自動車のハンドルが時計回り
方向もしくは反時計回り方向に回転操作されると、その
回転力が伝達される第1ハウジング10が同方向に回転
して、可撓性ケーブル50a,50bが巻き戻されたり
巻き締められたりする。例えば、ハンドルが中立位置か
ら時計回り方向へ回転操作されて第1ハウジング10が
同方向へ回転すると、可撓性ケーブル50a,50bは
第1ハウジング2からそれぞれ巻きほどかれていくの
で、次第に第2ハウジング30側に押し付けられるよう
に巻回されていき、巻き戻し状態となる。
【0027】これとは逆に、ハンドルが中立位置から反
時計回り方向へ回転操作されて第1ハウジング10が同
方向へ回転すると、可撓性ケーブル50a,50bはそ
れぞれ、その反転部が特定ローラ62Aを同方向へ押し
込みながら、第2ハウジング30から巻きほどかれてい
くので、次第に第1ハウジング10に巻き付けられてい
き、巻き締め状態となる。
【0028】上述したように本実施形態における回転コ
ネクタは、可撓性ケーブル50aの両端部に予め第1接
続コネクタ22a及び第2接続コネクタ36aを電気的
に接続し、かつ可撓性ケーブル50bの両端部に予め第
1接続コネクタ22b及び第2接続コネクタ36bを電
気的に接続したので、これらの各接続コネクタにそれぞ
れ対応する外部コネクタ81,82等を着脱させるだけ
で、外部回路との接続や接続解除が簡単に行え、接続ミ
スの心配もなくなる。
【0029】また、この回転コネクタは、固定側ハウジ
ング1に取り付けられる2個の第2接続コネクタ36
a,36bを、環状の空間24の半径方向に関して互い
に重なり合わないように近接して配置したので、各第2
接続コネクタ36a,36bに対する外部コネクタ8
1,82の着脱を容易に行うことができると共に、各第
2接続コネクタ36a,36bが離れた位置に配置され
た回転コネクタに比べて、その外形寸法を小さくするこ
とができる。
【0030】また、この回転コネクタには、第2接続コ
ネクタ収納部37の近傍に、各可撓性ケーブル50a,
50bの配線路を仕切るための隔離壁44を突設したの
で、第2接続コネクタ収納部37に第2接続コネクタ3
6a,36bを挿入して固定する際の可撓性ケーブル5
0a,50bの干渉を回避することができ、回転コネク
タの組み立て作業を円滑に行うことができる。しかも、
この回転コネクタは、第1ハウジング(可動側ハウジン
グ)10に配設される一対の第1接続コネクタ22a,
22bどうしが重なり合わず、かつ第2ハウジング(固
定側ハウジング)30に配設される一対の第2接続コネ
クタ36a,36bどうしも重なり合わないように設計
してあるので、それぞれの接続コネクタに対して外部コ
ネクタ81,82等を容易に着脱させることができる。
【0031】なお、上述した実施形態では2枚の可撓性
ケーブル50a,50bを組み込んだ回転コネクタにつ
いて例示しているが、可撓性ケーブルの収納枚数や接続
すべきリード線の本数が多い場合には、第1ハウジング
10や第2ハウジング30に配設する接続コネクタの数
を増やして、適宜個所に隔離壁44等を設けることによ
り、実施形態例と同様の効果が得られることは言うまで
もない。また、ロータ側あるいはステータ側の外部コネ
クタの構造等に応じて、第1ハウジング10と第2ハウ
ジング30のうちのいずれか一方だけに接続コネクタを
設けた回転コネクタにしてもよい。
【0032】また、上述した実施形態では固定側ハウジ
ング30の接続コネクタ間に可撓性ケーブル50a,5
0bの干渉を防止するための隔離壁44を設けている
が、この隔離壁44は可動側ハウジング10の接続コネ
クタ間に設けても良いし、固定側ハウジング30の接続
コネクタ間と可動側ハウジング10の接続コネクタ間の
両方に設けても良い。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、各可撓性ケーブルの端
部に接続コネクタを電気的に接続したので、この接続コ
ネクタに外部コネクタを着脱させるだけで外部回路との
接続又は接続解除を簡単に行うことができ、接続ミスの
心配も解消できる。また、固定側及び/又は可動側のハ
ウジングに取り付けられる複数個の接続コネクタを、環
状の空間の半径方向に関して互いに重なり合わないよう
に近接して配置したので、一方の接続コネクタと外部コ
ネクタを接続する際に他方の接続コネクタと外部コネク
タとがじゃなにならず、それぞれの接続コネクタに対す
る外部コネクタの着脱を容易に行うことができる。ま
た、各接続コネクタが近接して配置されているので、こ
れらの各接続コネクタが離れた位置に配置された回転コ
ネクタに比べて、回転コネクタの外径寸法を小さくする
ことができる。
【0034】また、本発明によれば、固定側及び可動側
のハウジングによって構成される空間内に、ローラホル
ダと当該ローラホルダに回転可能に取り付けられた複数
個のローラとからなる移動体を収納し、この移動体をも
って可撓性ケーブルの巻回方向を反転させるようにした
ので、可撓性ケーブルの必要長さを約1/4程度に短縮
することができ、回転コネクタのトータルコストを大幅
に低減することができる。
【0035】さらに、本発明によれば、ハウジングの適
所に可撓性ケーブルの干渉を回避するための隔離壁を設
けたので、組立時における接続コネクタ及びこれに接続
された各可撓性ケーブルどうしの干渉が回避され、組立
性の改善を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例に係る回転コネクタの平面図であ
る。
【図2】図1の2−2部断面図である。
【図3】可撓性ケーブルの一部切断した平面図である。
【図4】天板を除去した実施形態例に係る回転コネクタ
の平面図である。
【図5】底板の一部及び第2ハウジングの一部を除去し
た実施形態例に係る回転コネクタの底面図である。
【図6】ローラホルダに開設された透孔の詳細を示す断
面図である。
【符号の説明】
10 第1ハウジング(可動側ハウジング) 21a,21b 第1接続コネクタ設定部 22a,22b 第1接続コネクタ 24 空間 30 第2ハウジング(固定側ハウジング) 36a,36b 第2接続コネクタ 37 第2接続コネクタ収納部 41a,41b 第2接続コネクタ設定部 44 隔離壁 50a,50b 可撓性ケーブル 60 移動体 61 ローラホルダ 62 ローラ 62A 特定ローラ 81,82 外部コネクタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定側ハウジングと、この固定側ハウジ
    ングに対して回動自在かつ同心状に装着された可動側ハ
    ウジングと、これら両ハウジングによって形成される環
    状の空間内に巻き締め又は巻き戻し可能に収納された複
    数枚の可撓性ケーブルと、各可撓性ケーブルの一端又は
    両端に接続され、前記固定側及び/又は可動側のハウジ
    ングに複数個ずつ固定される外部コネクタ接続用の接続
    コネクタとを備え、前記固定側及び/又は可動側のハウ
    ジングに、前記複数個の接続コネクタを、前記環状の空
    間の半径方向に関して互いに重なり合わないように近接
    して配置したことを特徴とする回転コネクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の回転コネクタにおい
    て、前記空間内にローラホルダと当該ローラホルダに回
    転可能に取り付けられた複数個のローラとからなる移動
    体を収納し、前記ローラをもって前記複数枚の可撓性ケ
    ーブルの巻回方向を反転させたことを特徴とする回転コ
    ネクタ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の回転コネクタにおい
    て、前記固定側及び/又は可動側のハウジングに、当該
    ハウジングに配置される複数個の接続コネクタ及び当該
    接続コネクタに接続された複数枚の可撓性ケーブルの干
    渉を回避するための隔離壁を設けたことを特徴とする回
    転コネクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100460724B1 (ko) * 2001-02-21 2004-12-08 알프스 덴키 가부시키가이샤 복수매의 가요성 케이블을 사용하는 회전커넥터
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