JPH11329649A - 舵角センサ付き回転コネクタユニット - Google Patents

舵角センサ付き回転コネクタユニット

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JPH11329649A
JPH11329649A JP10124764A JP12476498A JPH11329649A JP H11329649 A JPH11329649 A JP H11329649A JP 10124764 A JP10124764 A JP 10124764A JP 12476498 A JP12476498 A JP 12476498A JP H11329649 A JPH11329649 A JP H11329649A
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rotor
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rotary connector
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転コネクタの回動力を利用してウインカキ
ャンセル機構のキャンセルカムを確実に動作すること。 【解決手段】 回転コネクタ2のロータ部材はステータ
部材に対して比較的大きなクリアランスを存して回動自
在に保持されており、このロータ部材の一部をなす下部
ロータ12の鍔部12bに長孔12cと矩形孔12dを
形成する。一方、舵角センサ3のロータ部材はステータ
部材に対してほとんどクリアランスなく回動自在に保持
されており、このロータ部材の一部をなす上部ロータ1
8の鍔部18bに第1突起18cと第2突起18dを形
成し、ロータ部材の他部をなす下部ロータ19にウイン
カキャンセル機構のキャンセルレバー7bを動作させる
キャンセルカム19bを形成する。そして、回転コネク
タ2と舵角センサ3のそれぞれのステータ部材を一体化
して舵角センサ付き回転コネクタユニット1を構成し、
これら回転コネクタ2と舵角センサ3のロータ部材同士
を長孔12cと第1突起18cの係合部分および矩形孔
12dと第2突起18dの係合部分で構成される2か所
のガタ吸収部を介して結合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステアリングホイ
ールに搭載されたエアーバッグ・インフレータ等の電気
部品を車体側に電気的に接続する手段として用いられる
回転コネクタに係り、特に、ステアリングホイールの操
舵角度や操舵方向を検出する舵角センサが回転コネクタ
に一体化された舵角センサ付き回転コネクタユニットに
関する。
【0002】
【従来の技術】回転コネクタは、相対的に回動自在に連
結された一対のハウジングと、両ハウジング間に画成さ
れる環状の収納空間内に巻回された可撓性ケーブルとで
概略構成されており、該可撓性ケーブルの両端は両ハウ
ジングにそれぞれ固定された状態で外部へ電気的に導出
されている。両ハウジングの一方はロータ部材、他方は
ステータ部材として用いられ、ロータ部材を正・逆いず
れかの方向に回転すると、その回転方向に応じて可撓性
ケーブルが収納空間内で巻き締めあるいは巻き戻される
ようになっている。
【0003】このように構成される回転コネクタは自動
車のステアリング装置に組み込まれ、ステアリングホイ
ール側とコラム側とを電気的に接続する接続手段として
使用されるが、その際、特開平7−50187号公報等
に記載されているように、回転コネクタのロータ部材を
ステアリングホイール側に連結し、回転コネクタのステ
ータ部材をコラム側のコンビネーションスイッチに取り
付けるという取付構造が広く採用されている。このコン
ビネーションスイッチには前照灯スイッチやワイパース
イッチ等の各種スイッチユニットが組み込まれており、
通常、前照灯スイッチには左右の動作位置にある操作レ
バーをセンタ位置へ自動復帰させるためのウインカキャ
ンセル機構が付設されている。
【0004】従来より、回転コネクタのステータ部材の
底面から突出するロータ部材の一部にキャンセルカムを
形成し、このキャンセルカムの回動領域にウインカキャ
ンセル機構のキャンセルレバーを臨ませることにより、
ロータ部材の回転力を利用してウインカキャンセル機構
を動作させることが知られている。この場合、ステアリ
ングホイールを中立位置へ回転操作した際に、該ステア
リングホイールに連動して回転コネクタのロータ部材が
回転するため、ロータ部材のキャンセルカムによってキ
ャンセルレバーが駆動され、それに伴って操作レバーを
センタ位置へ自動復帰させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、回転コネク
タの構成部材であるステータ部材とロータ部材とは緊密
に連結されているわけではなく、ロータ部材をステータ
部材のガイド孔に対して若干のクリアランスを存して回
動自在に連結するのが一般的であり、このクリアランス
によって各部の寸法誤差や取付誤差を吸収するようにな
っている。このため、ステータ部材をコンビネーション
スイッチのケーシングに取り付けた状態において、ロー
タ部材がその中心軸に対して上記クリアランスの範囲内
で傾いたまま回転することが懸念され、前述した従来技
術のように、ロータ部材の突出部分にキャンセルカムを
形成した場合、キャンセルカムとキャンセルレバーの相
対位置がずれやすくなり、キャンセルレバーが動作不能
になるという問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ステアリング
ホイールの回転情報を検出する舵角センサを回転コネク
タに一体化し、これら舵角センサと回転コネクタのロー
タ部材を径方向への相対移動を許容するガタ吸収部を介
して係合すると共に、舵角センサのロータ部材にウイン
カキャンセル機構を動作させるキャンセルカムを設ける
こととする。このように構成すると、回転コネクタと舵
角センサのそれぞれのロータ部材の径方向への相対的な
ズレが吸収されるため、回転コネクタのステータ部材と
ロータ部材との間に必要とされるクリアランスを確保し
た上で、舵角センサのステータ部材とロータ部材との間
のクリアランスを十分に小さく設定することができ、か
かる舵角センサのロータ部材に形成したキャンセルカム
によってウインカキャンセル機構を確実に動作させるこ
とができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の舵角センサ付き回転コネ
クタユニットでは、ステアリングホイールに搭載された
電気部品を車体側に電気的に接続する回転コネクタと、
ステアリングホイールの回転情報を検出する舵角センサ
とを備え、前記回転コネクタと前記舵角センサのそれぞ
れのステータ部材を互いに固着して一体化すると共に、
これら回転コネクタとロータ部材のそれぞれのロータ部
材を径方向への相対移動を許容するガタ吸収部を介して
係合し、かつ、前記舵角センサのロータ部材にウインカ
キャンセル機構を動作させるキャンセルカムを設けた。
【0008】前記ガタ吸収部としては、前記回転コネク
タと前記舵角センサのいずれか一方のロータ部材に径方
向へ延びる長孔を設け、いずれか他方のロータ部材に前
記長孔内を摺動可能な突起を設けることが好ましい。
【0009】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1は舵角センサ付き回転コネクタユニットをコンビネ
ーションスイッチに取り付けた状態を示す平面図、図2
は該舵角センサ付き回転コネクタユニットの分解斜視
図、図3は回転コネクタの下部ロータの底面図、図4は
舵角センサの上部ロータの平面図、図5は回転コネクタ
の下部ロータと舵角センサの上部ロータとの結合状態を
示す平面図、図6は舵角センサ付き回転コネクタユニッ
トとステアリングホイールの連結状態を示す説明図であ
る。
【0010】実施例に係る舵角センサ付き回転コネクタ
ユニット1は互いに一体化された回転コネクタ2と舵角
センサ3とからなり、この舵角センサ付き回転コネクタ
ユニット1は1つのユニット部品としてステアリングホ
イール側とコラム側のコンビネーションスイッチとの間
に組み込まれて使用される。
【0011】図1に示すように、コンビネーションスイ
ッチはその外殻をなすケーシング4を具備し、該ケーシ
ング4には複数本の支柱4aと挿入孔5が形成されてお
り、該挿入孔5を介して対向する保持部6が左右に形成
されている。一方の保持部6に前照灯スイッチ7の基部
7aが固定されており、基部7aに左右のウインカー動
作やパッシング動作を行う操作レバー8が支承されてい
る。この基部7aには、操作レバー8を動作位置にロッ
クするロック機構や、動作位置にある操作レバー8をセ
ンタ位置へ自動復帰するウインカキャンセル機構等の公
知の機構が内蔵されており、該ウインカキャンセル機構
の構成部品であるキャンセルレバー7bの先端は前記挿
入孔5内に突出している。なお、図示省略されている
が、他方の保持部6にワイパースイッチが装着されてい
る。
【0012】図2に示すように、回転コネクタ2は、互
いに一体化されて第1ステータ部材を構成するケーブル
収納部9および下カバー10と、互いに一体化されて第
1ロータ部材を構成する上部ロータ11および下部ロー
タ12とを具備し、これら第1ステータ部材(ケーブル
収納部9と下カバー10)と第1ロータ部材(上部ロー
タ11と下部ロータ12)との間に画成された環状空間
内にはフラットケーブル13が例えば渦巻状に巻回され
ている。このフラットケーブル13の両端は、内側リー
ドブロック14および外側リードブロック15を介して
ケーブル収納部9などのステータ部材の外部へ電気的に
導出されるようになっており、その際、内側リードブロ
ック14は上部ロータ11の外縁部に係止され、外側リ
ードブロック15は下カバー10の外縁部に係止され
る。上部ロータ11には一対のフィンガー部11aが形
成されており、これらフィンガー部11aはケーブル収
納部9の天面から外部へ突出している。そして、第1ロ
ータ部材である上部ロータ11と下部ロータ12が第1
ステータ部材であるケーブル収納部9と下カバー10に
対して時計あるいは反時計方向に回転すると、フラット
ケーブル13が環状空間内で巻き締めあるいは巻き戻さ
れるようになっている。このとき、上部ロータ11およ
び下部ロータ12とケーブル収納部9および下カバー1
0とは、比較的大きなクリアランスを存して回動自在に
連結されており、このクリアランスによる第1ロータ部
材と第1ステータ部材間のガタによって、回転コネクタ
2の回動の安定化が図られている。
【0013】図2において舵角センサ3は上下が逆に図
示されているが、この舵角センサ3は、互いに一体化さ
れて第2ステータ部材を構成する上カバー16および下
カバー17と、互いに一体化されて第2ロータ部材を構
成する上部ロータ18および下部ロータ19とを具備
し、上部ロータ18と下部ロータ19との間にコード板
20が挟持・固定されている。下部ロータ19は下カバ
ー17の底面から外部へ突出する筒体19aを有し、こ
の筒体19aの一部に前述したウインカキャンセル機構
のキャンセルレバー7bを動作させるキャンセルカム1
9bが形成されている。第2ステータ部材(上カバー1
6と下カバー17)と第2ロータ部材(上部ロータ18
と下部ロータ19)との間に画成された環状空間内には
フォトインタラプタ21が配設されており、このフォト
インタラプタ21はコード板20の透孔を跨ぐように配
置され、これらコード板20とフォトインタラプタ21
とで例えばアブソリュート形エンコーダが構成されてい
る。そして、第2ロータ部材である上部ロータ18と下
部ロータ19が第2ステータ部材である上部ロータ18
と下部ロータ19に対して時計あるいは反時計方向に回
転すると、これら上部および下部ロータ18,19と共
にコード板20が回転し、このコード板20の回転情報
に関する出力信号がフォトインタラプタ21から検出さ
れる。このとき、上部ロータ18および下部ロータ19
と上カバー16および下カバー17との間のクリアラン
スは、回転コネクタ2に比較すると微小かつ高精度に設
定されており、これによって第2ロータ部材の中心軸と
直交する方向(ラジアル方向)に位置するフォトインタ
ラプタ21に対するコード板20の位置は安定する。
【0014】図3に示すように、回転コネクタ2の下部
ロータ12は中央にセンタ孔12aを有し、このセンタ
孔12aの周囲にリング状の鍔部12bが形成されてい
る。鍔部12bには長孔12cと矩形孔12dが形成さ
れており、これら長孔12cと矩形孔12dはセンタ孔
12aの中心に対して180度の対向位置にある。長孔
12cは略小判形状であり、径方向に延びる平行な長辺
を有する。矩形孔12dも径方向に延びており、その両
側に弾性片12eがそれぞれ形成されている。
【0015】図4に示すように、舵角センサ3の上部ロ
ータ18は中央にセンタ孔18aを有し、このセンタ孔
18aの周囲にリング状の鍔部18bが形成されてい
る。鍔部18bには円筒状の第1突起18cと円柱状の
第2突起18dが形成されており、これら第1突起18
cと第2突起18dはセンタ孔18aの中心に対して1
80度の対向位置にある。
【0016】このように構成された回転コネクタ2と舵
角センサ3は、以下に説明するように一体化されて舵角
センサ付き回転コネクタユニット1ととして組み立てら
れる。すなわち、回転コネクタ2の下部ロータ12と舵
角センサ3の上部ロータ18との間にコイルばね22を
介設した状態で、回転コネクタ2のケーブル収納部9と
舵角センサ3の上カバー16とを図示せぬネジで固定す
ることにより、回転コネクタ2の第1ステータ部材と舵
角センサ3の第2ステータ部材とを互いに固着して一体
化する。その際、回転コネクタ2の下部ロータ12と舵
角センサ3の上部ロータ18とはコイルばね22の弾発
力により離間される方向へ付勢されているため、この弾
性付勢によって上部ロータ18の鍔部18b下面は上カ
バー16の天面側と常時当接することになる。また、図
5に示すように、下部ロータ12の長孔12cと矩形孔
12dに対して上部ロータ18の第1突起18cと第2
突起18dがそれぞれ挿入されており、回転コネクタ2
のロータ部材(下部ロータ12)と舵角センサ3のロー
タ部材(上部ロータ18)は、長孔12cと第1突起1
8cの係合部分および矩形孔12dと第2突起18dの
係合部分で構成される2か所のガタ吸収部を介して結合
されることになる。
【0017】ここで、長孔12cの短径寸法と第1突起
18cの直径寸法はほぼ同一に設定され、両者の係合は
微小なクリアランス(例えば50μm)となるようにな
っているが、長孔12cの長径寸法は第1突起18cの
直径寸法よりも十分に大きく設定されているため、第1
突起18cは長孔12cの長径方向に移動することがで
きる。同様に、矩形孔12dと第2突起18dもほとん
どクリアランス無く係合しており、矩形孔12dの長径
寸法は第2突起18dの直径寸法よりも十分に大きく設
定されているため、第2突起18dも矩形孔12dの長
径方向に移動することができる。しかも、第2突起18
dの外周面は一対の弾性片12eに挟まれるようにして
当接しているため、第2突起18dは周方向にガタのな
い状態で矩形孔12dの長径方向に移動することができ
る。したがって、回転コネクタ2の下部ロータ12は、
高精度の舵角センサ3と結合させた後においても、その
中心軸に対して直交する方向(図5のX−Y方向)のガ
タを許容する構造となっており、中心軸方向のガタはコ
イルばね22の弾発力によって許容される。
【0018】このようにして組み立てられた舵角センサ
付き回転コネクタユニット1は、前述したように、ステ
アリングホイール側とコラム側のコンビネーションスイ
ッチとの間に組み込まれて使用される。かかる組み込み
作業に際しては、まず、コラムカバー等に固定されたコ
ンビネーションスイッチのケーシング4に舵角センサ付
き回転コネクタユニット1を載置し、図1に示すよう
に、既に一体化されている回転コネクタ2と舵角センサ
3の第1および第2ステータ部材をケーシング4の各支
柱4bにネジ止めする。その際、舵角センサ3の下部ロ
ータ19の筒体19aはケーシング4の挿入孔5内へ挿
入され、筒体19aに形成されたキャンセルカム19b
が挿入孔5の内部でキャンセルレバー7bの先端に対向
するため、回転係合部にほとんどクリアランスがない高
精度な舵角センサ3の下部ロータ19に形成したキャン
セルカム19bとコンビネーションスイッチ側のキャン
セルレバー7bとの相対位置は正確に維持される。
【0019】しかる後、図6に示すように、ステアリン
グホイール23を図示せぬステアリングシャフトに固定
し、該ステアリングホイール23の所定位置に設けた係
止孔23aに回転コネクタ2の上部ロータ11に形成し
た各フィンガー部11aを挿入・係止すると共に、フラ
ットケーブル13の両端をそれぞれコネクタ24,25
を介してステアリングホイール23とコンビネーション
スイッチ側に接続することにより、ステアリングホイー
ル23に搭載されたエアーバッグ・インフレータ等の電
気部品が回転コネクタ2のフラットケーブル13を介し
てコンビネーションスイッチ側に接続される。
【0020】使用に際し、ステアリングホイール23を
時計あるいは反時計方向に回転すると、その回転力がフ
ィンガー部11aを介して回転コネクタ2の上部ロータ
11に伝達されるため、第1ロータ部材を構成する上部
ロータ11と下部ロータ12の回転方向に応じてフラッ
トケーブル13が巻き締めあるいは巻き戻される。この
第1ロータ部材の回転力は舵角センサ3の第2ロータ部
材に伝達され、第2ロータ部材を構成する上部および下
部ロータ18,19と共にコード板20が回転するた
め、このコード板20の回転情報に関する出力信号がフ
ォトインタラプタ21から検出される。その際、前述し
たように、回転コネクタ2の下部ロータ12はその中心
軸に対して直交する方向のガタを許容する構造となって
いるため、回転係合部にほとんどクリアランスがない舵
角センサ3の上部ロータ18に対しても下部ロータ12
の回動を伝達することができ、しかも、下部ロータ12
はコイルばね22の弾発力により中心軸方向(アキシャ
ル方向)への移動もないため、上カバー16に設けられ
たフォトインタラプタ21とコード板20との位置、す
なわち動作ギャップ寸法が一定し、安定したエンコーダ
出力信号を得ることができる。
【0021】また、このようにして舵角センサ3の第2
ロータ部材が回動すると、第2ロータ部材の下部ロータ
19に形成されたキャンセルカム19bが挿入孔5内を
回転するため、ステアリングホイール23を中立位置へ
回転操作した際に、キャンセルカム19bがキャンセル
レバー7bを駆動し、動作位置にある操作レバー8がセ
ンタ位置へ自動復帰される。この場合も、回転コネクタ
2の下部ロータ12がその中心軸に対して直交する方向
のガタを許容する構造となっているため、回転係合部に
ほとんどクリアランスがない舵角センサ3の上部ロータ
18に対して下部ロータ12の回動を伝達することがで
き、舵角センサ3の上部ロータ18と共回りする下部ロ
ータ19のキャンセルカム19bによってキャンセルレ
バー7bを確実に動作させることができる。
【0022】なお、上記実施例では、ステアリングホイ
ール側に回転コネクタが配設され、回転コネクタの下側
に舵角センサが設けられた構成について説明したが、こ
れとは逆に、ステアリングホイール側に舵角センサが配
設され、その下側に回転コネクタが設けられた構成にし
ても良い。この場合は、舵角センサが回転コネクタによ
って直接回転駆動されるため、舵角センサがステアリン
グホイールの舵角をより正確に検出することができる。
【0023】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0024】ステアリングホイールの回転情報を検出す
る舵角センサを回転コネクタに一体化し、これら舵角セ
ンサと回転コネクタのロータ部材を径方向への相対移動
を許容するガタ吸収部を介して係合すると共に、舵角セ
ンサのロータ部材にウインカキャンセル機構を動作させ
るキャンセルカムを設けると、回転コネクタと舵角セン
サのそれぞれのロータ部材の径方向への相対的なズレが
吸収されるため、回転コネクタのステータ部材とロータ
部材との間に必要とされるクリアランスを確保した上
で、舵角センサのステータ部材とロータ部材との間のク
リアランスを十分に小さく設定することができ、かかる
舵角センサのロータ部材に形成したキャンセルカムによ
ってウインカキャンセル機構を確実に動作させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る舵角センサ付き回転コネクタユニ
ットをコンビネーションスイッチに取り付けた状態を示
す平面図である。
【図2】該舵角センサ付き回転コネクタユニットの分解
斜視図である。
【図3】回転コネクタの下部ロータの底面図である。
【図4】舵角センサの上部ロータの平面図である。
【図5】回転コネクタの下部ロータと舵角センサの上部
ロータとの結合状態を示す平面図である。
【図6】舵角センサ付き回転コネクタユニットとステア
リングホイールの連結状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 舵角センサ付き回転コネクタユニット 2 回転コネクタ 3 舵角センサ 4 ケーシング 5 挿入孔 7 前照灯スイッチ 7b キャンセルレバー 9 ケーブル収納部 10 下カバー 11 上部ロータ 12 下部ロータ 12a センタ孔 12b 鍔部 12c 長孔 12d 矩形孔 12e 弾性片 13 フラットケーブル 16 上カバー 17 下カバー 18 上部ロータ 18a センタ孔 18b 鍔部 18c 第1突起 18d 第2突起 19 下部ロータ 19a 筒体 19b キャンセルカム 20 コード板 21 フォトインタラプタ 22 コイルばね 23 ステアリングホイール

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングホイールに搭載された電気
    部品を車体側に電気的に接続する回転コネクタと、ステ
    アリングホイールの回転情報を検出する舵角センサとを
    備え、前記回転コネクタと前記舵角センサのそれぞれの
    ステータ部材を互いに固着して一体化すると共に、これ
    ら回転コネクタとロータ部材のそれぞれのロータ部材を
    径方向への相対移動を許容するガタ吸収部を介して係合
    し、かつ、前記舵角センサのロータ部材にウインカキャ
    ンセル機構を動作させるキャンセルカムを設けたことを
    特徴とする舵角センサ付き回転コネクタユニット。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、前記回転コネ
    クタと前記舵角センサのいずれか一方のロータ部材に径
    方向へ延びる長孔を設け、いずれか他方のロータ部材に
    前記長孔内を摺動可能な突起を設け、これら長孔と突起
    によって前記ガタ吸収部が構成されていることを特徴と
    する舵角センサ付き回転コネクタユニット。
JP12476498A 1997-10-29 1998-05-07 舵角センサ付き回転コネクタユニット Expired - Fee Related JP3518661B2 (ja)

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