JP2005180959A - 回転検出装置 - Google Patents

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球一朗 照井
Hirobumi Okumura
博文 奥村
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Abstract

【課題】 高精度な回転角検出を確保しつつ小型化が可能な回転検出装置を提供すること。
【解決手段】 ステアリングシャフトからの回転駆動力が与えられるウォームギア4と、このウォームギア4に噛合して同軸上を回転するメインギア13およびサブギア14と、これらメインギア14とサブギア15に互いに逆向きの回転力を付与する捩りコイルばね17と、メインギア13に固定された回転検出用のマグネット15とを備え、メインギア13のサブギア14との対向面に柱状の係合部13jを突設し、かつサブギア14の凹部14dの内底面に第1および第2の柱状部14e,14gを突設し、係合部13jをサブギア14に設けた長孔14cに移動可能に挿通すると共に、捩りコイルばね17の巻回部17cを第1の柱状部14eに支持し、該捩りコイルばね17の両腕部17b,17cを係合部13jと第2の柱状部14gにそれぞれ係止した。
【選択図】 図4

Description

本発明は、例えば、自動車のステアリングホイールの操舵角を検出するステアリングアングルセンサとして用いて好適な回転検出装置に関する。
従来より、例えば、ステアリングアングルセンサとして、ステアリングシャフトからの回転駆動力が与えられるスクリュー軸と、このスクリュー軸に嵌合し該スクリュー軸の回転によって軸方向へ移動する半円筒状の雌ねじ部材と、板ばねを介して雌ねじ部材と連結され該雌ねじ部材と一体的に移動するホルダと、ホルダを移動方向にガイドするレールと、このホルダ内に装着された磁石と、ホルダの移動に伴う磁石からの磁界の変化を読み取るホール素子とを備え、直線的に往復動するホルダの位置検出を行うことによりステアリングホイールの操舵角を検出するように構成したものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
このように構成されたステアリングアングルセンサでは、雌ねじ部材が板ばねの付勢力によりスクリュー軸に押し付けられるようになっているので、スクリュー軸の歯面に対する雌ねじ部材の歯面のバックラッシュによるがたつきが除去され、これにより、ステアリングホイールの任意の操舵位置において正回転時と逆回転時で検出値の誤差(ヒステリシス差)が生じる現象をなくすことができ、ステアリングホイールの操舵角を高精度に検出することができるようになっている。
特開2001−165272号公報(第4−11頁、第3図)
ところで、前述した従来のステアリングアングルセンサにおいては、ステアリングホイールの操舵角を高精度に検出できるものの、ステアリングシャフトの回転をホルダの直線運動に変換してこのホルダの位置を検出する構成であるため、ステアリングシャフトの回転可能範囲に対応させたホルダの移動スペースを長尺に確保しなければならず、ステアリングアングルセンサの小型化が妨げられるという問題があった。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、高精度な回転角検出を確保しつつ小型化が可能な回転検出装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明による回転検出装置では、検出対象からの回転駆動力が与えられるウォームギアと、このウォームギアに噛合して同軸上を回転する第1および第2のギアと、これら第1および第2のギアに互いに逆向きの回転力を付与する捩りコイルばねと、前記第1のギアに固定された回転検出用の被検出体とを備え、前記第1のギアの前記第2のギアとの対向面に係合部を突設し、この係合部を前記第2のギアに設けた貫通孔に移動可能に挿通すると共に、前記捩りコイルばねの巻回部を前記第2のギアに支持し、該捩りコイルばねの両腕部をそれぞれ該第2のギアと前記係合部とに係止するように構成した。
このように構成された回転検出装置によれば、例えばステアリングシャフト等の検出対象からウォームギアに与えられる回転駆動力により第1および第2のギアを回転させ、第1のギアと一体的に回転する被検出体の回転角を検出することで検出対象の回転角を検出することができるため、回転検出構造のサイズがステアリングシャフトの回転可能範囲の大きさに依存することがなくなり、小型化が可能な回転検出装置を実現できる。しかも、ウォームギアに噛合させた第1および第2のギアに互いに逆向きの回転力を与えるようにしたことで、第1のギアの歯面がウォームギアの歯面に常に押し付けられた状態となるので、ウォームギアに対する第1のギアのバックラッシュによるがたつきが除去され、これにより、検出対象の任意の回転位置において正回転時と逆回転時で検出値の誤差(ヒステリシス差)が生じる現象をなくすことができ、検出対象の回転角を高精度に検出できる。
また、上記の構成において、前記第2のギアにその一端面を開口した凹部を設け、この凹部内に前記捩りコイルばねを収納することが好ましく、このような構成を採用すると、第1のギアと第2のギアを軸線方向に小型化することができ、これらギアの設置スペースを省いてさらに小型化が可能な回転検出装置を実現できる。
また、上記の構成において、前記凹部の内底面に第1および第2の柱状部を設け、この第1の柱状部に前記捩りコイルばねの巻回部を挿入すると共に、該捩りコイルばねの一方の腕部を第2の柱状部に係止することが好ましく、このような構成を採用すると、第1および第2のギアへの捩りコイルばねの組み込みが簡単にでき、組み立て性が向上した回転検出装置を実現できる。
また、上記の構成において、前記係合部と前記第1および第2の柱状部の先端部とにそれぞれ前記捩りコイルばねの抜けを防止する爪部が形成されていることが好ましく、このような構成を採用すると、第1のギアと第2のギアとがある程度の外力では分解しにくくなるので、第1のギアと第2のギアとを予めユニット化しておくことができ、さらに組み立て性が向上した回転検出装置を実現できる。
また、上記の構成において、前記第1のギアの前記第2のギアと反対側の端面に筒状部を設け、この筒状部内に前記被検出体としてのマグネットを収納することが好ましく、このような構成を採用すると、第1のギアと第2のギアを軸線方向にさらに小型化することができる。
本発明による回転検出装置は、例えばステアリングシャフト等の検出対象からウォームギアに与えられる回転駆動力によって第1のギアと第2のギアを回転させ、第1のギアと一体的に回転する被検出体の回転角を検出することで検出対象の回転角を検出することができるため、回転検出構造のサイズがステアリングシャフトの回転可能範囲の大きさに依存することがなくなり、小型化が可能な回転検出装置を実現できる。しかも、ウォームギアに噛合させた第1および第2のギアに互いに逆向きの回転力を与えるようにしたことで、第1のギアの歯面がウォームギアの歯面に常に押し付けられた状態となるので、ウォームギアに対する第1のギアのバックラッシュによるがたつきが除去され、これにより、検出対象の任意の回転位置において正回転時と逆回転時で検出値の誤差(ヒステリシス差)が生じる現象をなくすことができ、検出対象の回転角を高精度に検出できる。
発明の実施の形態について図面を参照して説明すると、図1は本発明の実施形態例に係るステアリングアングルセンサの内部を示す平面図、図2は図1のA−A線に沿う断面図、図3および図4は該ステアリングアングルセンサに備えられるギアユニットを説明するための分解斜視図、図5は該ギアユニットの組立て状態を示す斜視図、図6は該ギアユニットとウォームギアとの噛み合い状態の説明図である。
本実施形態例は自動車のステアリングホイールの操舵角を検出するためのステアリングアングルセンサに本発明の回転検出装置を適用したものであり、図1と図2において、符号1はハウジングを示し、このハウジング1は箱状のケース2とこのケース2の開口部を蓋閉するカバー3とからなる。ハウジング1の内部には、合成樹脂製のウォームギア4と、シャフト5と、ギアユニット6と、このギアユニット6を軸支すると共に抜けを防止する止め軸7と、磁気抵抗型センサ8と、プリント基板9とが配設されている。
ケース2の右外壁面と底面には取付部2a,2bがそれぞれ突設されており、これら取付部2a,2bを介してステアリングアングルセンサが自動車の所定位置に固定されるようになっている。ケース2はその内部の平面視左側に、図1の上側の外壁面2cを開口した円筒状の軸受収納室2dと、この軸受収納室2dから下方に所定距離だけ離間させ、軸受収納室2dと同軸上に形成された円筒状の軸受収納室2eとを有しており、これら軸受収納室2d,2eには軸受10,11が嵌入されている。また、ケース2の軸受収納室2d,2eに隣接する位置には支持壁2f,2gがそれぞれ形成されており、さらに、外壁面2cには軸受収納室2dの開口部と連通する中心孔を有する筒状部2hが突設されている。
ウォームギア4はギア部4aとこのギア部4aの両端面から軸方向に突出する軸部4b,4cとを有すると共に、軸心に沿って形成された貫通孔4dを有しており、軸部4b,4cがケース2に形成された支持壁2f,2gの内壁間に載置されることで、軸受10,11の軸線と同軸状に保持されると共に、軸線方向への移動が規制されている。シャフト5は、中央部よりやや上部に形成された鍔部5aを境にして、上方にシャフト部5bを下方にシャフト部53を有していると共に、シャフト部5bの上端部にギア12が固着され、シャフト部5cの下端部に細径軸5dが同軸状に設けられている。このシャフト5は細径軸5d側から筒状部2hの中心孔を介してケース2内に挿入される。そして、軸受10とウォームギア4とを挿通した細径軸5dが軸受11に嵌合されると共に、シャフト部5cの上端部が軸受10に嵌合されることで、シャフト5はケース2内に回転可能に支持される。このとき、シャフト部5cはウォームギア4の貫通孔4dに圧入等によって嵌着されることでウォームギア4はシャフト5と一体的に回転可能となっていると共に、シャフト5のケース2内からの抜けが防止されている。また、ステアリングシャフトからの回転駆動力がギア12を介してシャフト5に付与されるようになっている。
また、ケース2の内底面には軸固定部2i(図2参照)が形成されており、この軸固定部2iに嵌入された止め軸7によりギアユニット6が回転可能に軸支されている。図2〜図5に示すように、このギアユニット6は、合成樹脂製のメインギア13およびサブギア14と、中空円筒状のマグネット15と、このマグネット15の外周面に嵌合されるリング状の鉄製ヨーク16と、捩りコイルばね17とを有する組立体である。メインギア13には上述した止め軸7(図2参照)を挿通するための軸受孔13aが貫通形成されており、このメインギア13には一端面(図3における手前側の面)を開口した平面視円環状の凹部13bが軸受孔13aと同軸状に設けられていると共に、この凹部13bの内周面13cと連続した内周面を有する筒状部13dが凹部13bの開口方向に向けて突設されている。円筒部13dは先端部から軸線方向へ延びる2つのスリット13eによって均等に2分割されており、各スリット13e位置におけるメインギア13の一端面にはこれらスリット13eに沿って延びる弾性片13fが立設されている。各弾性片13fの先端には筒状部13dの内側へ向かう爪状の突起13gがそれぞれ形成されている。また、凹部13bの内底面には裏面側に貫通する2か所の挿通孔13hが各弾性片13f対応させた位置に穿設されている(図4参照)。
マグネット15の一端部の外周面には鍔部15aが形成されると共に、この鍔部15a側の端面2ヶ所には突部15bが形成されてており、鍔部15aはマグネット15にヨーク16が嵌合される際のストッパーとして機能する。このマグネット15は中心軸と直交する一方向に磁化されており、ヨーク16がこのマグネット15のN極から発生した磁束をS極に戻すための磁路として機能することで、マグネット15の中心部における磁束密度の低下を防止している。そして、マグネット15にヨーク16を嵌合させた組立体がメインギア13の筒状部13dの開口から嵌入され、凹部13b内に挿着される。このとき、ヨーク16の先端面が弾性片13fの突起13gによってスナップ止めされることで、これらマグネット15とヨーク16がメインギア13に固定されると共に、マグネット15の突部15bがメインギア13の挿通孔13hにそれぞれ嵌入されることで、マグネット15のメインギア13に対する回り止めが施されている。また、図4に示すように、メインギア13には他端面を開口した平面視円環状の凹部13iが形成されており、この凹部13iは凹部13bよりも内側の位置において軸受孔13aと同軸状で形成されている。さらに、この凹部13iよりも外側の位置において、メインギア13の他端面には先端に爪部13kを有する柱状の係合部13jが形成されている。
図4に示すように、サブギア14は、一端面(図4における奥側の面)に軸心方向に突設された円筒部14b(図2参照)と、軸心に沿って貫通形成された軸孔14aを有している。また、このサブギア14には、メインギア13の係合部13jが周方向に移動可能に挿通する弧状の長孔14cが形成される他、他端面を開口した平面視円状の凹部14dが軸孔14aと同軸状に形成されている。この凹部14dは長孔14cを包囲する直径を有しており、その内底面に長孔14cとほぼ同じ円周上で、かつ略等角度間隔に配置した第1および第2の柱状部14e,14gがぞれぞれ突設されている。これら柱状部14e,14gの先端部には爪部14f,14hがそれぞれ形成されている。図2と図5に示すように、このように構成されたサブギア14は、メインギア13の係合部13jを長孔14cに挿通させた状態で、その円筒部14bをメインギア13の凹部13iに遊嵌させることで、メインギア13に対して所定角度だけ回転可能に支持される。
捩りコイルばね17は、巻回部17aと、巻回部17aの両端から突出する一対の腕部17b,17cとを有しており、各腕部17b,17cの先端部はL字状に折り曲げ加工されている。この捩りコイルばね17はサブギア14の凹部14d内に収納されており、その巻回部17aが第1の柱状部14eに挿入された状態でサブギア14に支持されると共に、各腕部17b,17cの先端部が係合部13jと第2の柱状部14gにそれぞれ係止されている。これにより、捩りコイルばね17はメインギア13とサブギア14に互いに逆向きの回転力を付与できるようになっている。なお、各爪部14f,13k,14hによって捩りコイルばね17の巻回部17aおよび両腕部17b,17cの抜けがそれぞれ防止されている。
このように組み立てられたギアユニット6をケース2に組み込む際には、サブギア14に対してメインギア13を図5中の矢印B方向に回転させて捩りコイルばね17を圧縮させ、メインギア13とサブギア14に逆方向の回転力を付与した状態で両ギア13,14をウォームギア4に噛合させる。このとき、図2に示すように、ケース2の内底面にサブギア14の端面が載置されると共に、メインギア13の端面が上方に露出した状態でギアユニット6が配設される。なお、ウォームギア4とメインギア13およびサブギア14は所定のギア比となるように設定されている。また、磁気抵抗型センサ8はマグネット15と対向した状態で、ケース2の図示しない取付部に固定されたプリント基板9に実装されており、この磁気抵抗型センサ8によりマグネット15の磁化方向の角度変位を検出することでメインギア13の回転角を検出するようになっている。この磁気抵抗型センサ8からの検出信号は、プリント基板9を介してステアリングアングルセンサの外部へ出力され所定の信号処理が行われる。
次に、このように構成されたステアリングアングルセンサの動作について説明する。まず、ギアユニット6をウォームギア4に噛合させた静止状態について説明すると、例えば、図6に示すように、ウォームギア4の歯W1と歯W2との間にメインギア13の歯M1とサブギア14の歯S1が噛み合った状態であるとすると、歯M1および歯S1はそれぞれ歯W1と歯W2との間にバックラッシュを有しており、このバックラッシュによるがたつきが発生する構造となっている。このような構造に対して本実施形態例では、捩りコイルばね17からメインギア13とサブギア14にそれぞれ図中の矢印C,B方向の回転力が付与されており、この回転力によって歯M1の左側歯面M1aが歯W2の右側歯面W2aに常に押圧されると共に、歯S1の右側歯面S1aが歯W1の左側歯面W1aに常に押圧されるため、歯M1および歯S1はバックラッシュによる歯W1と歯W2間でのがたつきが除去される。したがって、ギアユニット6をウォームギア4に噛み合わせた状態では、ウォームギア4に対してメインギア13のがたつきが発生しないようになっている。
かかる静止状態からステアリングホイールが一方向に操舵され始めたとすると、この操舵によって回転するステアリングシャフトからの回転駆動力がステアリングアングルセンサのギア12(図1参照)に伝達される。これにより、シャフト5と共にウォームギア4が回転することで、このウォームギア4に噛合するギアユニット6が一方向、例えば、図6中の矢印B方向に回転し始める。これに伴ってマグネット15の磁化方向が変位し始め、磁気抵抗型センサ8でこの角度変位を検出して所定の演算処理を行うことで、ステアリングホイールの操舵角が検出される。同様に、メインギア13が矢印B方向と逆回転となる図6中のC方向に回転するようにステアリングホイールが操舵された場合においても、磁気抵抗型センサ8からの検出信号が演算処理されてステアリングホイールの反対方向への操舵角が検出される。この過程において、ステアリングホイールが一方向に操舵された場合には、図6に示すように、ウォームギア4の歯W2の右側歯面W2aがメインギア13の歯M1の左側歯面M1aに噛み合ってメインギア13を矢印B方向に回転させるように動作を開始するが、歯M1は捩りコイルばね17による回転力によって歯W2に常に付勢されたままである。このように、静止時から回転を開始した以降のウォームギア4とメインギア13の噛み合いにおいても、ウォームギア4に対するメインギア13のがたつきは発生することがない。また、ステアリングホイールが一方向への操舵から逆方向への操舵に切り換えられた場合は、ウォームギア4の歯W1の左側歯面W1aがサブギア14の歯S1の右側歯面S1aに噛み合ってサブギア14を矢印C方向に回転させるように動作を開始するが、このとき、捩りコイルばね17による回転力によって、サブギア14の歯S1はウォームギア4の歯W1に押圧されていると共に、メインギア13の歯M1もウォームギア4の歯W2に押圧されたままである。このように、操舵方向の切り換え時以降のウォームギア4とメインギア13の噛み合いにおいても、ウォームギア4に対するメインギア13のバックラッシュによるがたつきが発生することはない。これにより、ステアリングホイールの任意の操舵位置において、正回転時と逆回転時で検出値の誤差(ヒステリシス差)が生じる現象をなくすことができ、ステアリングホイールの操舵角を高精度に検
出することができる。
このように本実施形態例に係るステアリングアングルセンサにあっては、ステアリングシャフトからウォームギア4に与えられる回転駆動力によりギアユニット6を回転させ、メインギア13と一体的に回転するマグネット15の磁化方向の角度変位を磁気抵抗型センサ8により検出することで、ステアリングホイールの操舵角を検出することができるので、操舵角検出構造のサイズがステアリングシャフトの回転可能範囲の大きさに依存することがなくなり、小型化に適したステアリングアングルセンサを実現できる。しかも、上述したように、ステアリングホイールの操舵角を高精度に検出できる。
また、本実施形態例では、サブギア14の端面に凹部14dを設け、この凹部14d内に捩りコイルばね17を収納したので、ギアユニット6を軸線方向に小型化することができ、ギアユニット6の設置スペースを省いて小型化が可能なステアリングアングルセンサを実現できる。
また、本実施形態例では、サブギア14の凹部14dの内底面に第1および第2の柱状部14e,14gをそれぞれ設け、この第1の柱状部14eに捩りコイルばね17の巻回部17aを挿入・支持する共に、捩りコイルばね17の各腕部17b,17cの先端部を係合部13jと第2の柱状部14gにそれぞれ係止させ、かつ、係合部13jと第1および第2の柱状部14e,14gの各先端に爪部13k,14f,14hを形成して捩りコイルばね17の抜けが防止されるようにしたので、メインギア13とサブギア14への捩りコイルばね17の組み込みが簡単になるばかりでなく、ある程度の外力が加わってもメインギア13とサブギア14とが分解してしまうことを防止でき、ケース2に組み込む際の組み立て性を向上させることができる。
本発明の実施形態例に係るステアリングアングルセンサの内部を示す平面図である。 図1のA−A線に沿う断面図である。 該ステアリングアングルセンサに備えられるギアユニットを説明するための分解斜視図である。 該ステアリングアングルセンサに備えられるギアユニットを説明するための分解斜視図である。 該ギアユニットの組立て状態を示す斜視図である。 該ギアユニットとウォームギアとの噛み合い状態の説明図である。
符号の説明
1 ハウジング
2 ケース
3 カバー
4 ウォームギア
5 シャフト
6 ギアユニット
8 磁気抵抗型センサ
9 プリント基板
13 メインギア(第1のギア)
13j 係合部
13k、14f、14h 爪部
14 サブギア(第2のギア)
14c 長孔(貫通孔)
14d 凹部
14e 第1の柱状部
14g 第2の柱状部
15 マグネット(被検出体)
17 捩りコイルばね
17a 巻回部
17b,17c 腕部

Claims (5)

  1. 検出対象からの回転駆動力が与えられるウォームギアと、このウォームギアに噛合して同軸上を回転する第1および第2のギアと、これら第1および第2のギアに互いに逆向きの回転力を付与する捩りコイルばねと、前記第1のギアに固定された回転検出用の被検出体とを備え、
    前記第1のギアの前記第2のギアとの対向面に係合部を突設し、この係合部を前記第2のギアに設けた貫通孔に移動可能に挿通すると共に、前記捩りコイルばねの巻回部を前記第2のギアに支持し、該捩りコイルばねの両腕部をそれぞれ該第2のギアと前記係合部とに係止したことを特徴とする回転検出装置。
  2. 請求項1の記載において、前記第2のギアに一端面を開口した凹部を設け、この凹部内に前記捩りコイルばねを収納したことを特徴とする回転検出装置。
  3. 請求項2の記載において、前記凹部の内底面に第1および第2の柱状部を設け、この第1の柱状部に前記捩りコイルばねの巻回部を挿入すると共に、該捩りコイルばねの一方の腕部を前記第2の柱状部に係止したことを特徴とする回転検出装置。
  4. 請求項3の記載において、前記係合部と前記第1および第2の柱状部の先端部とにそれぞれ前記捩りコイルばねの抜けを防止する爪部が形成されていることを特徴とする回転検出装置。
  5. 請求項2〜4のいずれか1項の記載において、前記第1のギアの前記第2のギアと反対側の端面に筒状部を設け、この筒状部内に前記被検出体としてのマグネットを収納したことを特徴とする回転検出装置。
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