JP2022055062A - センサ装置 - Google Patents

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JP2022055062A JP2020162431A JP2020162431A JP2022055062A JP 2022055062 A JP2022055062 A JP 2022055062A JP 2020162431 A JP2020162431 A JP 2020162431A JP 2020162431 A JP2020162431 A JP 2020162431A JP 2022055062 A JP2022055062 A JP 2022055062A
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Abstract

【課題】磁気シールドと付勢部材との間で発生する摩耗を抑制することができるセンサ装置を提供する。【解決手段】センサ装置は、主動歯車と、第1従動歯車53と、付勢部材59と、支持部材と、センサと、第1磁気シールド57とを備えている。第1従動歯車53は、主動歯車の歯と噛み合う第1歯車部53bと、第1歯車部53bの側面から突出している第1軸部53aとを有している。第1軸部53aには、第1永久磁石53cが設けられている。付勢部材59は、第1磁気シールド57を付勢することを通じて、第1従動歯車53を主動歯車へ向けて付勢している。センサは、第1従動歯車53の回転に基づき電気信号を生成する。第1磁気シールド57は、第1軸部53aを取り囲んでいる。第1磁気シールド57には、付勢部材59と係合して第1磁気シールド57の回転を規制する係合部としての孔57aが形成されている。【選択図】図4

Description

本発明は、センサ装置に関する。
特許文献1には、回転軸の回転角を検出するセンサ装置が開示されている。特許文献1に記載のセンサ装置は、回転軸と一体的に回転可能に設けられている主動歯車と、主動歯車に噛み合う2つの従動歯車とを備えている。センサ装置は、2つの従動歯車にそれぞれ対応して設けられたセンサにより2つの従動歯車の回転角度を検出し、これら検出される回転角度に基づいて回転軸の回転角度を演算している。特許文献1に記載のセンサ装置では、主動歯車と従動歯車との間のバックラッシュを低減するように、付勢部材によって主動歯車と従動歯車とを互いに押し付けるようにしている。
特開2014-144753号公報 特開2019-74364号公報
上記センサ装置では、例えば特許文献2に示すように、従動歯車の軸部を取り囲むように筒状の磁気シールドが設けられることがある。この場合、例えば、付勢部材は、磁気シールドを主動歯車に向けて付勢することを通じて、従動歯車を主動歯車に向けて付勢する。付勢部材は、磁気シールドの外周面に接触する。
磁気シールドは、付勢部材に対して回転することがある。この場合、磁気シールドと付勢部材との間が接触した状態で磁気シールドが付勢部材に対して回転することにより、磁気シールドと付勢部材との間で摩耗が発生するおそれがある。
本発明の目的は、センサ装置において、磁気シールドと付勢部材との間で発生する摩耗を抑制することにある。
上記課題を解決するセンサ装置は、検出対象である回転軸に対して一体回転可能に設けられている主動歯車と、前記主動歯車の歯と噛み合う歯車部と、前記歯車部の側面から突出している軸部とを有するとともに、前記軸部に永久磁石が設けられている従動歯車と、前記従動歯車を前記主動歯車へ向けて付勢する付勢部材と、前記従動歯車及び前記付勢部材を支持する支持部材と、前記従動歯車の回転に基づき電気信号を生成するセンサと、前記軸部を回転可能に取り囲んでいる筒状の磁気シールドとを備え、前記付勢部材は、前記磁気シールドを付勢することを通じて、前記従動歯車を前記主動歯車へ向けて付勢しており、前記磁気シールドには、前記付勢部材と係合して前記磁気シールドの回転を規制する係合部が形成されている。
上記構成によれば、磁気シールドに形成された係合部に付勢部材が係合することによって、磁気シールドが付勢部材に対して回転することが規制されている。このため、磁気シールドが付勢部材に対して回転することに起因した、磁気シールドと付勢部材との間で発生する摩耗を抑えることができる。
上記センサ装置において、前記係合部は、前記磁気シールドの内側と外側とを連通する孔であり、前記付勢部材は、前記孔の外側の開口縁に対して少なくとも二箇所で接触することが好ましい。
係合部を孔として構成することで、付勢部材を孔の外側の開口縁に対して少なくとも二箇所で接触させるという簡単な構成をもって磁気シールドの回転を規制することができる。
上記センサ装置において、前記軸部は、前記歯車部に接続されている基端部と、前記永久磁石を収容している先端部とを有し、前記孔は、前記基端部と径方向に対向する位置に形成されていることが好ましい。
上記構成によれば、磁気シールドに形成された孔を軸部の基端部と径方向に対向するように位置させることで、先端部に収容された永久磁石からの磁束が磁気シールドに形成された孔から漏れることを抑えることができる。
上記センサ装置において、前記基端部の径方向における長さは、前記先端部の径方向における長さよりも短くなるように構成されていることが好ましい。
上記構成によれば、基端部における径方向の長さを先端部に対して短く設定することによって、磁気シールドに形成された孔に係合する付勢部材が軸部に接触しにくくされている。このため、付勢部材が軸部に接触する場合と比べて、付勢部材と軸部とが接触することに起因した、付勢部材と従動歯車との間の摩擦を抑制することができる。
上記センサ装置において、前記従動歯車は、2つ設けられていて、前記磁気シールドは、2つの前記従動歯車にそれぞれ設けられていて、前記付勢部材は、前記支持部材に支持されているコイル部と、2つの前記従動歯車のうちいずれか一方の前記従動歯車を前記主動歯車へ向けて付勢する第1腕部と、2つの前記従動歯車のうちいずれか他方の前記従動歯車を前記主動歯車へ向けて付勢する第2腕部とを有していることが好ましい。
上記構成によれば、2つの従動歯車は、磁気シールドが付勢されることを通じて、付勢部材の第1腕部及び第2腕部によって主動歯車側へ向けて付勢されている。付勢部材として、単一の部材を設けるだけでよいため、センサ装置の部品点数の増大を抑えることができる。
本発明のセンサ装置によれば、磁気シールドと付勢部材との間で発生する摩耗を抑制することができる。
一実施形態のセンサ装置を分解した斜視図。 一実施形態の部分組立品を分解した斜視図。 一実施形態の部分組立品の斜視図。 一実施形態の従動歯車、磁気シールド、及び付勢部材の斜視図。 一実施形態の従動歯車の側面図。 一実施形態の磁気シールドの側面図。 一実施形態の磁気シールドの上面図。 一実施形態の磁気シールド及び付勢部材の係合関係を示す側面図。 一実施形態の磁気シールド及び付勢部材の係合関係を示す断面図。
センサ装置の一実施形態について図面に従って説明する。
図1に示すように、センサ装置10は回転軸11に設けられる。回転軸11は、入力軸12と、トーションバー13と、出力軸14とを有している。入力軸12と出力軸14とは、トーションバー13を介して互いに連結される。入力軸12、トーションバー13、及び出力軸14は、同一の軸線上に位置している。回転軸11は、例えば、操舵装置のステアリングホイールに連結されたステアリング軸である。なお、本実施形態では、出力軸14に対して入力軸12のある側が「上側」、「上方」であり、入力軸12に対して出力軸14のある側が「下側」、「下方」である。
センサ装置10は、永久磁石21と、磁気ヨーク22と、部分組立品23と、ハウジング24とを有している。
永久磁石21は、円筒状をなしている。永久磁石21は、その周方向に沿ってS極とN極とが交互に着磁されている。永久磁石21は、入力軸12の外周面に固定されている。
磁気ヨーク22は、円筒状をなしている。磁気ヨーク22の内部には、永久磁石21が挿入される。磁気ヨーク22は、磁性体からなる環状の下側磁気ヨーク31及び上側磁気ヨーク32が合成樹脂材料によりモールドされてなる。磁気ヨーク22の合成樹脂材料により形成された部分は、下側磁気ヨーク31及び上側磁気ヨーク32の位置関係を保持するホルダ33として機能する。このホルダ33の端部には主動歯車34が一体成型されている。主動歯車34は、円筒状に形成されている。主動歯車34の外周面には、複数の歯が形成されている。下側磁気ヨーク31及び上側磁気ヨーク32の各々は、回転軸11の軸線に沿った方向、すなわち軸方向Oに沿って並んでいる。磁気ヨーク22は、出力軸14に固定されている。
下側磁気ヨーク31及び上側磁気ヨーク32には、それぞれ複数の歯部が周方向に沿って等間隔に設けられている。これら歯部は、軸方向Oにおいて互いに反対側へ向けて延びている。下側磁気ヨーク31及び上側磁気ヨーク32は、それらの歯部が周方向において交互に位置するように保持されている。下側磁気ヨーク31及び上側磁気ヨーク32は、トーションバー13にねじれ変形が生じていない状態において、複数の歯部の周方向における中心が永久磁石21のN極とS極との境界に一致するように設けられる。
部分組立品23は、回転軸11の回転角度を検出するための部品、及び回転軸11に加わるトルクを検出するための部品をホルダ50に取り付けることによって一体に扱えるようにしたものである。部分組立品23については、後に詳述する。
ハウジング24には、回転軸11が貫通される。また、ハウジング24の内部には、永久磁石21、磁気ヨーク22、及び部分組立品23の一部分が収容される。ハウジング24は、段付きの筒状に設けられている。ハウジング24は、合成樹脂材料によって構成されている。ハウジング24は、半円筒状の大径部41と、円筒状の小径部42とを有している。大径部41及び小径部42の各々は、軸方向Oに貫通孔を有している。小径部42には、回転軸11の入力軸12が挿入される。大径部41には、永久磁石21と、磁気ヨーク22と、部分組立品23の一部分とが収容される。大径部41における小径部42と反対側の外周縁には、フランジ部41aが形成されている。フランジ部41aには、円形に貫通した挿通孔41b,41bが設けられている。軸方向Oから見たとき、挿通孔41b,41bは、小径部42を挟んで互いに反対側に設けられている。
大径部41には、部分組立品23が挿入される矩形状の挿入口43が側方へ向けて開口するかたちで設けられている。大径部41には、部分組立品23を固定するための2つの取付壁44,45が設けられている。2つの取付壁44,45の各々は、軸方向Oに直交する方向において互いに反対側へ向けて延びている。2つの取付壁44,45は、挿入口43の周縁部分43aに対して段差のない面一の状態となるように設けられている。2つの取付壁44,45には、それぞれ円形に貫通した挿通孔44a,45aが設けられている。部分組立品23は、その一部分がハウジング24の挿入口43に挿入された状態で、ハウジング24に固定される。
部分組立品23について詳細に説明する。
図2及び図3に示すように、部分組立品23は、下側ホルダ51と、上側ホルダ52とを有している。下側ホルダ51及び上側ホルダ52は、ホルダ50を構成している。また、部分組立品23は、第1従動歯車53と、第2従動歯車54と、基板55と、カバー56と、第1磁気シールド57と、第2磁気シールド58と、付勢部材59とを有している。
下側ホルダ51は、合成樹脂材料によって一体成型されている。下側ホルダ51は、円弧状の輪郭を有する下側ヨーク挿入部61と、矩形状の輪郭を有する下側基板収容部62とを有している。
下側ヨーク挿入部61には、磁気ヨーク22が挿入される円形の挿入孔63が設けられている。挿入孔63の内径は、磁気ヨーク22の外径よりも若干長い長さに設定されている。挿入孔63の内周面には、環状の下側集磁リング64が設けられている。下側集磁リング64は、磁気ヨーク22の下側磁気ヨーク31に対応する部分である。また、下側ヨーク挿入部61には、2つの係合爪65,66が設けられている。これら係合爪65,66は、下側ヨーク挿入部61における下側基板収容部62と反対側の周縁部に沿って間隔を空けて設けられている。2つの係合爪65,66は、それぞれ軸方向Oに沿って延びている。2つの係合爪65,66の先端部には、係合突部65a,66aが設けられている。これら係合突部65a,66aは、挿入孔63の径方向における内側へ向けて突出している。
下側集磁リング64は、下側磁気ヨーク31を取り囲む環状の下側リング部64aと、下側リング部64aから径方向外側に向かって延びる部位を含む2つの下側集磁部64b,64cとを有している。2つの下側集磁部64b,64cは、互いに平行に延びている。2つの下側集磁部64b,64cは、下側リング部64aの上側の端面から上方に延びているとともに、当該上方に延びている部分から径方向外側に向かって延びている。下側集磁リング64は、金属材料によって構成されている。
下側基板収容部62には、凹部71が設けられている。凹部71の内底面における挿入孔63の近傍の部分には、下側集磁リング64に設けられた2つの下側集磁部64b,64cが露出している。また、凹部71の内底面における中央付近には、段付き円柱状の2つの基板支持部72,73が設けられている。また、凹部71の内底面における挿入孔63と反対側の部分には複数の端子74が突出して設けられている。複数の端子74は、凹部71における挿入孔63と反対側の内周縁に沿って一列に並んでいる。複数の端子74は、配線75を介してセンサ装置10の外部に設けられる図示しない演算回路に接続される。
下側基板収容部62には、矩形板状の2つの固定部76,77が設けられている。2つの固定部76,77は、下側ヨーク挿入部61及び下側基板収容部62の並び方向に直交する方向において互いに反対側に位置する下側基板収容部62の2つの側面に設けられている。2つの固定部76,77は、下側基板収容部62の底壁に対して直交するかたちで設けられている。また、下側基板収容部62には、2つの係合部78,79が設けられている。2つの係合部78,79は、下側ヨーク挿入部61及び下側基板収容部62の並ぶ方向と直交する方向において互いに反対側に位置する下側基板収容部62の2つの側面と、2つの固定部76,77とで形成される角部に設けられている。2つの固定部76,77の各々には、円形に貫通した挿通孔76a,77aが設けられている。2つの係合部78,79は、固定部76,77を基準として挿入孔63と反対側に位置している。2つの係合部78,79の各々には、矩形の係合孔78a,79aが設けられている。
上側ホルダ52は、合成樹脂材料によって一体成型されている。上側ホルダ52は、基本的には下側ホルダ51の形状に対応して設けられている。上側ホルダ52は、円弧状の輪郭を有する上側ヨーク挿入部81と、矩形状の輪郭を有する上側基板収容部82とを有している。
上側ヨーク挿入部81には、磁気ヨーク22が挿入される円形の挿入孔83が設けられている。挿入孔83の内径は、磁気ヨーク22の外径よりも若干長い長さに設定されている。挿入孔83は、センサ装置10が組み立てられた状態において、下側ホルダ51の挿入孔63と一致する。挿入孔83の内周面には、環状の上側集磁リング84が設けられている。上側集磁リング84は、磁気ヨーク22の上側磁気ヨーク32に対応する部分である。また、上側ヨーク挿入部81には、2つの係合凹部85,86が設けられている。2つの係合凹部85,86は、上側ヨーク挿入部81における上側基板収容部82と反対側の周縁部に沿って間隔を空けて設けられている。2つの係合凹部85,86は、上側ヨーク挿入部81の周縁部において、軸方向Oにおける下側ホルダ51と反対側の部分に設けられている。2つの係合凹部85,86の各々は、下側ホルダ51における2つの係合爪65,66に対応する。また、上側ヨーク挿入部81において、上側基板収容部82との境界の近傍位置には2つの係合孔87,88が設けられている。2つの係合孔87,88の各々は、挿入孔83に沿って定められた間隔を空けて設けられている。
上側集磁リング84は、上側磁気ヨーク32を取り囲む環状の上側リング部84aと、上側リング部84aから径方向外側に向かって延びる部位を含む2つの上側集磁部84b,84cとを有している。2つの上側集磁部84b,84cは、互いに平行に延びている。2つの上側集磁部84b,84cは、上側リング部84aの下側の端面から下方に延びているとともに、当該下方に延びている部分から径方向外側に向かって延びている。上側集磁リング84は、金属材料によって構成されている。
上側基板収容部82において、挿入孔83の近傍の部分には、第1支持孔91及び第2支持孔92が設けられている。第1支持孔91及び第2支持孔92は、軸方向Oに貫通する貫通孔である。第1支持孔91及び第2支持孔92は、内径のうち最も長い径が主動歯車34の径方向に沿って延びる長孔形状をなしている。第1支持孔91の内径のうち最も長い径に沿った直線と、第2支持孔92の内径のうち最も長い径に沿った直線との間の離間長さは、主動歯車34側が最も短くなるとともに、その離間長さは、主動歯車34から遠ざかるほど長くなる。
上側基板収容部82の下側ホルダ51側の面、すなわち図2中の下面における挿入孔83の近傍の部分には、上側集磁リング84に設けられた2つの上側集磁部84b,84cが露出している。2つの上側集磁部84b,84cは、センサ装置10が組み立てられた状態において、下側ホルダ51に保持された下側集磁リング64の2つの下側集磁部64b,64cに対して軸方向Oにおいて対向する。また、上側ヨーク挿入部81及び上側基板収容部82が並ぶ方向と直交する方向において互いに反対側に位置する上側基板収容部82の2つの側面には、2つの係合突部93,94が設けられている。2つの係合突部93,94は、第1支持孔91及び第2支持孔92を基準とする挿入孔83と反対側に位置している。特許請求の範囲に記載した支持部材は、上側基板収容部82に相当する。
第1従動歯車53及び第2従動歯車54は、上側ホルダ52に対して回転可能に支持される。第1従動歯車53は、第1軸部53aと、第1歯車部53bと、第1永久磁石53cとを有している。第2従動歯車54は、第2軸部54aと、第2歯車部54bと、第2永久磁石54cとを有している。
図4及び図5に示すように、第1従動歯車53の第1軸部53aは、第1歯車部53bに接続されている第1基端部53dと、第1永久磁石53cを収容している第1先端部53eとを有している。第1歯車部53bと、第1基端部53dと、第1先端部53eとは、同一の軸線上に位置している。第1先端部53eには、第1歯車部53bと反対側に向けて開口する凹部が形成されている。第1先端部53eの凹部に第1永久磁石53cが収容されることで、第1永久磁石53cは第1先端部53eに埋め込まれている。第1基端部53dの径方向における長さは、第1先端部53eの径方向における長さよりも短くなるように構成されている。第1基端部53dの直径は第1先端部53eの直径よりも小さいことから、第1基端部53dは全周にわたって溝状をなしている。
第1従動歯車53の第1軸部53aは、円筒状に形成された第1磁気シールド57によって外周面が取り囲まれている。第1磁気シールド57は、第1軸部53aを回転可能に取り囲んでいる。第1磁気シールド57は、例えば鉄等の磁気を遮断できる金属製の材料で構成されている。第1磁気シールド57は、第1先端部53eに埋め込まれている第1永久磁石53cの磁気が径方向に漏れることを遮断する。第1磁気シールド57の軸方向Oにおける長さは、第1軸部53aの軸方向Oにおける長さと同程度に設定されている。第1軸部53aは、第1磁気シールド57内で回転可能に挿入されている。第1磁気シールド57は、第1軸部53aが挿入された状態で、第1支持孔91に収容される。
図4、図6、及び図7に示すように、第1磁気シールド57には、付勢部材59と係合して第1磁気シールド57の回転を規制する係合部として、第1磁気シールド57の内側と外側とを連通する孔57aが設けられている。孔57aは、四角孔をなしている。第1基端部53dの径方向における長さは、第1先端部53eの径方向における長さよりも短くされていることから、孔57aを通じて第1基端部53dが外側に突出しないようにされている。第1軸部53aが第1磁気シールド57に挿入された状態において、孔57aと第1基端部53dとは径方向に対向している。
第2従動歯車54の第2軸部54aは、円筒状に形成された第2磁気シールド58によって外周面が取り囲まれている。第2磁気シールド58は、第2軸部54aを回転可能に取り囲んでいる。第2磁気シールド58は、第1磁気シールド57と同一形状をなしている。第2磁気シールド58には、付勢部材59と係合して第2磁気シールド58の回転を規制する係合部として、第2磁気シールド58の内側と外側とを連通する孔58aが設けられている。第2軸部54aが第2磁気シールド58に挿入された状態において、孔58aと第2基端部54dとは径方向に対向している。
図8及び図9に示すように、第1従動歯車53の第1軸部53aは、第1磁気シールド57に挿入される。そして、図2に示すように、第1軸部53aが挿入された第1磁気シールド57は、上側ホルダ52の第1支持孔91に挿入される。また、第2従動歯車54の第2軸部54aは、第2磁気シールド58に挿入される。そして、第2軸部54aが挿入された第2磁気シールド58は、上側ホルダ52の第2支持孔92に挿入される。第1歯車部53bは第1軸部53a及び第1磁気シールド57が第1支持孔91に挿入され、第2歯車部54bは第2軸部54a及び第2磁気シールド58が第2支持孔92に挿入された状態において、上側ホルダ52の上面に対して摺動回転可能に支持される。第1歯車部53bの歯数と、第2歯車部54bの歯数とは異なっている。センサ装置10が組み立てられた状態において、第1従動歯車53及び第2従動歯車54は、磁気ヨーク22に設けられた主動歯車34に噛み合う。
図2に示すように、上側基板収容部82における下側基板収容部62と反対側の面、すなわち上面には、円柱状の柱部100が設けられている。柱部100は、主動歯車34の径方向において第1支持孔91及び第2支持孔92よりも主動歯車34から離れた位置、かつ軸方向O及び主動歯車34の径方向と直交する方向において第1支持孔91及び第2支持孔92の間の位置に設けられている。付勢部材59は、柱部100に装着されることで上側基板収容部82に支持されている。付勢部材59としては、例えば鉄などの金属製のねじりコイルばねが採用されている。
図2及び図4に示すように、付勢部材59は、全体として略V字状をなしている。付勢部材59は、その中央部に線材が巻かれてなるコイル部59aと、コイル部59aの両端部から直線状に延びる第1腕部59b及び第2腕部59cとを有している。コイル部59aは、円環状をなしている。コイル部59aは、柱部100に挿入される。第1腕部59bはコイル部59aの一端部に接続されているとともに、第2腕部59cはコイル部59aの他端部に接続されている。第1腕部59bは、第1磁気シールド57における孔57aが主動歯車34と反対側を向いた状態で、孔57aに係合する。この場合、第1腕部59bは、孔57aの外側の開口縁に対して少なくとも二箇所で接触する。すなわち、第1腕部59bは、孔57aの外側の開口縁において、第1磁気シールド57の周方向に離間する2つの縁に接触する。第2腕部59cは、第2磁気シールド58における孔58aが主動歯車34と反対側を向いた状態で、孔58aに係合する。この場合、第2腕部59cは、孔58aの外側の開口縁に対して少なくとも二箇所で接触する。すなわち、第2腕部59cは、孔58aの外側の開口縁において、第2磁気シールド58の周方向に離間する2つの縁に接触する。
第1腕部59b及び第2腕部59cは、コイル部59aを中心として第1腕部59bと第2腕部59cとの間の角を狭めるように弾性変形する。第1磁気シールド57及び第2磁気シールド58は、付勢部材59の弾性力によって、主動歯車34に近接する方向へ向けて常に付勢されている。これにより、第1磁気シールド57内に摺動回転可能に支持されている第1軸部53aは、主動歯車34に近接する方向へ向けて常に付勢されている。第1従動歯車53の主動歯車34へ向けた移動は、主動歯車34と第1従動歯車53とが好適に噛み合うことにより規制される。また、第2磁気シールド58内に摺動回転可能に支持されている第2軸部54aは、主動歯車34に近接する方向へ向けて常に付勢されている。第2従動歯車54の主動歯車34へ向けた移動は、主動歯車34と第2従動歯車54とが好適に噛み合うことにより規制される。
図2に示すように、基板55は、矩形状に設けられている。基板55は、下側ホルダ51の凹部71に取り付けられる。基板55の中央付近には、2つの支持孔101,102が設けられている。これら支持孔101,102には、凹部71の内底面に設けられた2つの基板支持部72,73の先端部が挿入される。また、基板55には、端子74と同数の接続孔103が一列に並んで設けられている。これら接続孔103には、それぞれ端子74が挿入される。各接続孔103に各端子74が挿入された状態で半田付け等が行われることにより、基板55の図示しない配線パターンと各端子74とが接続される。
基板55における上側ホルダ52側の上面には、2つの角度検出用磁気センサ104,105が設けられている。2つの角度検出用磁気センサ104,105は、基板55の長側縁に沿って並んで設けられている。センサ装置10が組み立てられた状態において、角度検出用磁気センサ104は、第1従動歯車53の第1永久磁石53cに対して軸方向Oにおいて対向し、角度検出用磁気センサ105は、第2従動歯車54の第2永久磁石54cに対して軸方向Oにおいて対向する。角度検出用磁気センサ104,105としては、例えばホールセンサが採用される。角度検出用磁気センサ104は、第1従動歯車53の回転に伴う磁界の変化に応じた電気信号を生成し、角度検出用磁気センサ105は、第2従動歯車54の回転に伴う磁界の変化に応じた電気信号を生成する。特許請求の範囲で記載したセンサは、角度検出用磁気センサ104,105に相当する。
基板55における上側ホルダ52側の上面には、2つのトルク検出用磁気センサ106,107が設けられている。2つのトルク検出用磁気センサ106,107は、基板55の長側縁に沿った方向において、2つの角度検出用磁気センサ104,105の間に位置している。センサ装置10が組み立てられた状態において、下側集磁リング64の下側集磁部64bと上側集磁リング84の上側集磁部84bとは、軸方向Oにおいて互いに対向している。センサ装置10が組み立てられた状態において、トルク検出用磁気センサ106は、軸方向Oにおいて互いに対向する下側集磁部64bと上側集磁部84bとの間に配置されている。また、センサ装置10が組み立てられた状態において、下側集磁リング64の下側集磁部64cと上側集磁リング84の上側集磁部84cとは、軸方向Oにおいて互いに対向している。センサ装置10が組み立てられた状態において、トルク検出用磁気センサ107は、軸方向Oにおいて互いに対向する下側集磁部64cと上側集磁部84cとの間に配置されている。軸方向Oにおいて、トルク検出用磁気センサ106,107の大きさは、下側集磁部64b,64c及び上側集磁部84b,84cの大きさよりも大きく形成されている。すなわち、軸方向Oから見たとき、トルク検出用磁気センサ106,107の外縁部は、下側集磁部64b,64c及び上側集磁部84b,84cからはみ出している。トルク検出用磁気センサ106,107としては、例えばホールセンサが採用される。トルク検出用磁気センサ106,107は、磁気ヨーク22の下側磁気ヨーク31及び上側磁気ヨーク32から下側集磁リング64及び上側集磁リング84に誘導される磁束を検出する。すなわち、トルク検出用磁気センサ106,107は、永久磁石21、磁気ヨーク22、下側集磁リング64、及び上側集磁リング84により形成される磁気回路の磁束を検出する。トルク検出用磁気センサ106,107は、検出した磁束に応じた電気信号を生成する。
カバー56は、上側ホルダ52に装着される。カバー56は、合成樹脂材料によって一体成型されている。カバー56は、平板状の押さえ部111、及び2つの側壁112,112を有している。
押さえ部111の4つの側縁部のうち1つの側縁部には、挿入孔83の輪郭に対応する円弧面111aが設けられている。押さえ部111において、円弧面111aと押さえ部111の2つの側面とが交わる2つの角部には、それぞれ係合爪113,114が設けられている。2つの係合爪113,114は、押さえ部111に対して直交する方向に沿って延びている。2つの係合爪113,114の先端には、それぞれ係合突部113a,114aが設けられている。これら係合突部113a,114aは、それぞれ2つの係合爪113,114が並ぶ方向に沿った方向における外側へ向けて突出している。2つの係合爪113,114は、上側ホルダ52に設けられた2つの係合孔87,88に対応している。
2つの側壁112,112は、2つの係合爪113,114と同方向へ向けて延びている。2つの側壁112,112は、押さえ部111における円弧面111aと反対側に位置する側縁部寄りに位置している。2つの側壁112,112における押さえ部111と反対側の端部である先端部には、それぞれ係合爪115,116が設けられている。2つの係合爪115,116の先端部には、それぞれ係合突部115a,116aが設けられている。これら係合突部115a,116aは、それぞれ2つの側壁112,112の並び方向における外側へ向けて突出している。2つの係合爪115,116は、下側ホルダ51に設けられた2つの係合孔78a,79aに対応している。
カバー56における2つの側壁112,112の先端部の内側には、それぞれ係合突部117,118が設けられている。これら係合突部117,118は、2つの側壁112,112が並ぶ方向において互いに対向している。
このように構成された部分組立品23をその挿入孔63,83側からハウジング24の挿入口43に挿入する。部分組立品23をハウジング24の挿入口43に対して挿入すると、部分組立品23の固定部76,77がハウジング24の取付壁44,45に当接する。この状態で固定部76,77の挿通孔76a,77a及び取付壁44,45の挿通孔44a,45aにボルト121を挿通し、そのボルト121の先端部にナット122を締め付けることにより、部分組立品23はハウジング24に固定される。
本実施形態の作用を説明する。
図8及び図9に示すように、第1磁気シールド57に形成された係合部としての孔57aに付勢部材59が係合することによって、第1磁気シールド57が付勢部材59に対して回転することが規制されている。具体的には、孔57aの外側の開口縁において第1磁気シールド57の周方向に離間する2つの縁に付勢部材59が接触することで、第1磁気シールド57の周方向の両方向への回転が規制される。これは、第2磁気シールド58についても同様である。
本実施形態の効果を説明する。
(1)第1磁気シールド57が付勢部材59に対して回転することが規制されていることから、第1磁気シールド57が付勢部材59に対して回転することに起因した、第1磁気シールド57と付勢部材59との間で発生する摩耗を抑えることができる。これは、第2磁気シールド58についても同様である。
(2)係合部を孔57aとして構成することで、付勢部材59を孔57aの外側の開口縁に対して二箇所で接触させるという簡単な構成をもって第1磁気シールド57の回転を規制することができる。これは、第2磁気シールド58についても同様である。
(3)第1磁気シールド57に形成された孔57aを第1軸部53aの第1基端部53dと径方向に対向するように位置させることで、第1先端部53eに収容された第1永久磁石53cからの磁束が第1磁気シールド57に形成された孔57aから漏れることを抑えることができる。これは、第2磁気シールド58についても同様である。
(4)第1基端部53dにおける径方向の長さを第1先端部53eにおける径方向の長さに対して短く設定することによって、第1磁気シールド57に形成された孔57aに係合する付勢部材59が第1軸部53aに接触しにくくされている。このため、付勢部材59が第1軸部53aに接触する場合と比べて、付勢部材59と第1軸部53aとが接触することに起因した、付勢部材59と第1従動歯車53との間の摩擦を抑制することができる。これは、付勢部材59と第2従動歯車54との間でも同様である。
(5)第1従動歯車53は、第1磁気シールド57が付勢されることを通じて、付勢部材59の第1腕部59bによって主動歯車34側へ向けて付勢されている。また、第2従動歯車54は、第2磁気シールド58が付勢されることを通じて、付勢部材59の第2腕部59cによって主動歯車34側へ向けて付勢されている。付勢部材59として、単一の部材を設けるだけでよいため、センサ装置10の部品点数の増大を抑えることができる。
上記実施形態は次のように変更してもよい。また、以下の他の実施形態は、技術的に矛盾しない範囲において、互いに組み合わせることができる。
・孔57a,58aは、四角孔に限らず、丸孔等の他の形状に適宜変更可能である。すなわち、孔57a,58aは、付勢部材59と複数箇所で接触して第1磁気シールド57及び第2磁気シールド58の回転を規制できるのであれば、その形状は適宜変更可能である。
・第1基端部53dの径方向における長さは、第1先端部53eの径方向における長さと同じであってもよいし、第1先端部53eの径方向における長さよりも長くてもよい。これは、第2基端部54d及び第2先端部54eについても、同様である。
・孔57aは、第1基端部53dと径方向に対向する位置に設けなくてもよく、例えば、第1先端部53eと径方向に対向する位置に設けられていてもよい。これは、孔58aについても同様である。
・第1腕部59bは、孔57aに3箇所以上で接触するようにしてもよい。これは、第2腕部59cと孔58aとについても、同様である。
・係合部は、第1磁気シールド57の内側と外側とを連通する孔57aに限らず、第1磁気シールド57の外周面に設けられた凹部であってもよいし、第1磁気シールド57の外周面から径方向外側に突出する凸部であってもよい。これは、第2磁気シールド58に設けられる係合部についても同様である。
・付勢部材59は、ねじりコイルばねに限らず、圧縮コイルばね等、その形状は適宜変更可能である。
・上側基板収容部82に設けられた第1支持孔91は、長孔に限らず、第1従動歯車53の第1軸部53aの外径に応じた内径を有する丸穴等の他の形状に適宜変更可能である。これは、第2支持孔92についても同様である。
・角度検出用磁気センサ104,105及びトルク検出用磁気センサ106,107として、ホールセンサが採用されたが、磁気抵抗センサが採用されてもよい。
・トルク検出用磁気センサ106,107の大きさは、下側集磁部64b,64c及び上側集磁部84b,84cの大きさと同程度に形成されてもよいし、下側集磁部64b,64c及び上側集磁部84b,84cの大きさよりも小さく形成されていてもよい。
・下側集磁リング64には2つの下側集磁部64b,64cを設け、上側集磁リング84には2つの上側集磁部84b,84cを設けたが、各集磁リングにはそれぞれ1つの集磁部を設けるようにしてもよい。この場合、下側集磁リング64の1つの下側集磁部と上側集磁リング84の1つの上側集磁部との間に1つの磁気センサを配置すればよい。
・磁気ヨーク22のホルダ33に主動歯車34を一体成型したが、主動歯車34と磁気ヨーク22とを別部材として設けてもよい。
・磁気ヨーク22の磁束を誘導する部材として円環状の下側集磁リング64及び上側集磁リング84を採用したが、例えば、C字状、半円環状、あるいは四半円環状の集磁リングを採用してもよい。
・第1従動歯車53の第1歯車部53bの歯数は、適宜変更可能である。これは、第2歯車部54bの歯数についても同様である。
・回転軸11の回転角度を検出するための構成として主動歯車34に噛み合う2つの従動歯車として第1従動歯車53及び第2従動歯車54を設けたが、センサ装置10として単一の第1従動歯車53または第2従動歯車54を有する構成を採用してもよい。このようにしても、回転軸11の360度以内の回転角度を検出することができる。また、センサ装置10として、3つあるいはそれ以上の従動歯車を有する構成を採用してもよい。
・センサ装置10として、トルクを検出するためのトルク検出装置の構成を採用しないようにしてもよい。この場合、永久磁石21、磁気ヨーク22、下側集磁リング64、上側集磁リング84、トルク検出用磁気センサ106,107等の構成を設けない。
・センサ装置10の搭載先の一例として、例えば車両の操舵装置が挙げられる。この車両の操舵装置には、回転軸11としてのステアリング軸あるいは転舵軸に対してモータのトルクをアシスト力として付与する電動パワーステアリング装置、及びステアリングホイールと転舵輪との間の動力伝達が分離されるステアバイワイヤ方式の操舵装置が含まれる。この場合、ステアリングホイールの操作に応じて回転するステアリング軸、あるいは車両の転舵軸に連結されるピニオン軸が回転軸11に相当する。また、センサ装置10は、車載用途に限らない。
10…センサ装置
11…回転軸
34…主動歯車
53,54…第1、第2従動歯車
53a,54a…第1、第2軸部
53b,54b…第1、第2歯車部
53c,54c…第1、第2永久磁石
53d,54d…第1、第2基端部
53e,54e…第1、第2先端部
57,58…第1、第2磁気シールド
57a,58a…孔
59…付勢部材
104,105…角度検出用磁気センサ

Claims (5)

  1. 検出対象である回転軸に対して一体回転可能に設けられている主動歯車と、
    前記主動歯車の歯と噛み合う歯車部と、前記歯車部の側面から突出している軸部とを有するとともに、前記軸部に永久磁石が設けられている従動歯車と、
    前記従動歯車を前記主動歯車へ向けて付勢する付勢部材と、
    前記従動歯車及び前記付勢部材を支持する支持部材と、
    前記従動歯車の回転に基づき電気信号を生成するセンサと、
    前記軸部を回転可能に取り囲んでいる筒状の磁気シールドとを備え、
    前記付勢部材は、前記磁気シールドを付勢することを通じて、前記従動歯車を前記主動歯車へ向けて付勢しており、
    前記磁気シールドには、前記付勢部材と係合して前記磁気シールドの回転を規制する係合部が形成されているセンサ装置。
  2. 前記係合部は、前記磁気シールドの内側と外側とを連通する孔であり、
    前記付勢部材は、前記孔の外側の開口縁に対して少なくとも二箇所で接触する請求項1に記載のセンサ装置。
  3. 前記軸部は、前記歯車部に接続されている基端部と、前記永久磁石を収容している先端部とを有し、
    前記孔は、前記基端部と径方向に対向する位置に形成されている請求項2に記載のセンサ装置。
  4. 前記基端部の径方向における長さは、前記先端部の径方向における長さよりも短くなるように構成されている請求項3に記載のセンサ装置。
  5. 前記従動歯車は、2つ設けられていて、
    前記磁気シールドは、2つの前記従動歯車にそれぞれ設けられていて、
    前記付勢部材は、前記支持部材に支持されているコイル部と、2つの前記従動歯車のうちいずれか一方の前記従動歯車を前記主動歯車へ向けて付勢する第1腕部と、2つの前記従動歯車のうちいずれか他方の前記従動歯車を前記主動歯車へ向けて付勢する第2腕部とを有している請求項1~4のいずれか一項に記載のセンサ装置。
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