JP2009085913A - 位置検出器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 操作手段の回動角と出力電圧との出力特性においてリニアリティを確保することが可能な位置検出器の提供する。
【解決手段】 磁気ヘッドは、対向面を有する一対の磁性体4間に一対の磁石5を配設し、前記一対の磁性体4と前記一対の磁石5とで閉磁気回路を形成してなる。移動部材3は、操作手段の操作量に応じて前記磁気ヘッドを移動させる。磁気検出体6は、磁気ヘッドにおける閉磁気回路の内部に配設され、移動部材3の移動に伴い閉磁気回路の内部に生じる漏洩磁界の変化を検出する。一対の磁性体4は、幅が漸次異なる部分を有する。
【選択図】 図1
【解決手段】 磁気ヘッドは、対向面を有する一対の磁性体4間に一対の磁石5を配設し、前記一対の磁性体4と前記一対の磁石5とで閉磁気回路を形成してなる。移動部材3は、操作手段の操作量に応じて前記磁気ヘッドを移動させる。磁気検出体6は、磁気ヘッドにおける閉磁気回路の内部に配設され、移動部材3の移動に伴い閉磁気回路の内部に生じる漏洩磁界の変化を検出する。一対の磁性体4は、幅が漸次異なる部分を有する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、二輪車や自動車を代表とする各種車両に搭載される操作手段の操作位置をホールIC等からなる磁気検出体にて検出する非接触式の位置検出器に関するものである。
従来、この種の非接触式の位置検出器にあっては、例えば特許文献1に記載されているものが知られている。この特許文献1に記載の位置検出器は、略半円弧状に形成される第1磁性体と、前記第1磁性体を取り巻くように前記第1磁性体と対向配置され前記第1磁性体と同心円状の第2磁性体と、前記第1,第2磁性体間に形成される空隙部の両端に閉磁気回路を形成すべく配設された磁界(N極、S極)方向が同一な2つの永久磁石とを備え、前記空隙部(前記閉磁気回路の内部)に生じる漏洩磁界を検出するように前記閉磁気回路の内部にホール素子等の検出素子を配設し、被検出体の回動(操作手段の回動操作)に応じて前記検出素子が前記空隙部を移動し前記漏洩磁界を検出することで、前記検出素子からの出力より前記被検出体(前記操作手段)の回動角を検出するものであった。
特公平6−63769号公報
特許文献1に記載された非接触式の位置検出器においては、操作手段の回動角の全範囲にわたって前記検出素子からの出力変化が直線性(以下、リニアリティと記す)を有することが検出精度の向上のために好ましく、そのためリニアリティの改善が求められている。しかしながら、所定角度回動する前記操作手段の回動角と、前記操作手段の回動に同期して回動する前記検出素子により検出される出力(出力電圧)との関係(出力特性)は、前記永久磁石からの距離に対して前記漏洩磁界の磁力が線形を有しないことに起因して、リニアリティを有する出力特性を得ることができず、良好な検出精度が得られないという問題があった。
本発明は、操作手段の回動角と出力電圧との出力特性においてリニアリティを確保することが可能な位置検出器の提供を目的とするものである。
本発明は、操作手段の回動角と出力電圧との出力特性においてリニアリティを確保することが可能な位置検出器の提供を目的とするものである。
本発明は、請求項1に記載したように、対向面を有する一対の磁性体間に一対の磁石を配設し、前記一対の磁性体と前記一対の磁石とで閉磁気回路を形成してなる磁気ヘッドと、操作手段の操作量に応じて前記磁気ヘッドを移動させる移動部材と、前記磁気ヘッドにおける前記閉磁気回路の内部に配設され、前記移動部材の移動に伴い前記閉磁気回路の内部に生じる漏洩磁界の変化を検出する磁気検出体と、を備えた位置検出器において、前記一対の磁性体は、幅が漸次異なる部分を有するものである。
また、本発明は、請求項2に記載したように、前記磁性体は、円弧形状であるものである。
また、本発明は、請求項3に記載したように、前記磁気ヘッドは、前記一対の磁性体の前記対向面と、前記一対の磁石の着磁面とを各々面接触させると共に、前記一対の磁石間に形成される磁気検出領域に面する側が平坦形状であるものである。
また、本発明は、請求項4に記載したように、前記磁石は、SmCo若しくはネオジウムからなるものである。
また、本発明は、請求項5に記載したように、前記磁石は、角柱形状であるものである。
一対の磁性体を、中央部に向かうに従って徐々に幅を異ならせたことによって、磁性体の断面積が中央部に向かうに従って漸次変わるため、漏洩磁束密度特性をリニアな特性に補正することがで、操作手段の回動角と出力電圧との出力特性においてリニアリティを確保することができる。
以下、添付図面に基づいて、本発明の一実施形態を説明する。図1〜図5は第1実施形態を示すもので、以下、二輪車に搭載されるハンドルバーに回動可能に設けられた操作グリップの操作量(回動角)を検出する位置検出器に適用した場合について説明する。
図1,図2において、位置検出器A1は、二輪車に搭載されるアルミニウムや鉄等からなる筒状のハンドルバー1に回動可能に取り付けられた操作グリップ(操作手段)2と、この操作グリップ2の回動操作に同期して回動する移動部材3と、この移動部材3を狭持する一対の磁性体(ヨーク)4と、移動部材3の後述する2つの孔部に各々埋設され一対の磁性体4とで閉磁気回路を形成する一対の磁石5と、前記閉磁気回路の内部に配設され前記閉磁気回路の内部に生じる漏洩磁界を検出するための磁気検出体6と、この磁気検出体6が搭載された回路基板7と、移動部材3と磁性体4と磁石5と磁気検出体6等を収納する枠体8と、この枠体8の上方に載置されハンドルバー1を固定保持するための保持体9とから主に構成されている。
操作グリップ2は、ポリアセタール等の合成樹脂材料からなり、図1中、右方に位置する二輪車のハンドルバー1の外周部を覆うように取り付けられ、枠体8の後述する第1の収納部と前記第1の収納部に連通するように保持体9に設けられた後述する第2の収納部に収納される第1の鍔部2aと、この第1の鍔部2aの右方において第1の鍔部2aと並設される第2の鍔部2bとを備え、第1の鍔部2aには移動部材3側に突出形成され、移動部材3の後述する固定部に嵌め込まれる略棒状の突起部2cが形成されている。かかる突起部2cは、操作グリップ2の回動操作力(操作量)を移動部材3(前記固定部)に伝達するための回動伝達部としての機能を有している。
なお、図1中、第2の鍔部2bの右方には、操作グリップ2の外周部を覆うようにゴム材からなるラバーグリップ10が取り付けられ、このラバーグリップ10は、二輪車を運転する運転者が把持し得る把持部10aを備えている。従って、前記運転者が把持部10aを把持して、把持部10aを回動操作すると、この回動操作力はラバーグリップ10を介して操作グリップ2に伝わり、これにより操作グリップ2に突出形成した突起部2cには、前記固定部を通じて移動部材3を回動させるための回動力が作用するようになっている。
移動部材3は、合成樹脂材料からなり、略平板状に形成され、その外形形状は略半円環形状の両端部分をそれぞれ削除した略円弧形状をなしている。かかる移動部材3は、図2において、その略円弧状のベース部3aが各磁性体4の後述する基部とハンドルバー1との間に位置し、ベース部3aの両端部が各磁性体4の後述する一対の突出部の間にサンドイッチされた構成となっており、さらに前記両端部には、各磁性体4と磁気的結合力により結合される一対の磁石5を埋設させるための略円形の孔部3bが開口形成されている。
また、移動部材3は、孔部3bに埋設される各磁石5を介して前記磁気的結合力により各磁性体4間に狭持されている。このことは、移動部材3が、各磁性体4及び各磁石5を保持することが可能な保持体(ホルダ)であることを意味している。なお、移動部材3には、枠体8の後述する第2の枠体における略半円環状の溝部内を摺動するようにベース部3aの前方側(前記第2の枠体側)に突出形成された略円弧状の摺動突起3cと、この摺動突起3cとは反対側の枠体8の後述する第1の枠体における周壁部側に突出形成され、操作グリップ2の突起部2cが嵌め込まれる略U溝形状の固定部3dとが設けられている。
磁性体4は、略平板からなる第1の磁性体4aと、この第1の磁性体4aと同一形状、同一板厚であって、第1の磁性体4aとは、ある一定(所定)間隔を有して対向するように配設される第2の磁性体4bとからなる。各磁性体4a,4bは、鉄等の金属材からなり、打ち抜き加工等により形成され、第1の磁性体4aの基部4c並びに第2の磁性体4bの基部4dは、移動部材3と同様に略半円環形状の両端部分をそれぞれ削除した略円弧形状からなり、円弧形状の各基部4c,4dの両端部には、内側(ハンドルバー1側)に屈曲するように平板状に延在する鍔部からなる一対の突出部4e,4fが各々形成されている。各磁性体4,4bの基部4c,4dは、その幅が漸次異なる形状となっている。具体的には、図5に図示するように、中央部の幅W1が両端部の幅W2よりも狭くなっている。そして、これら一対の突出部4e,4fが、前記磁気的結合力によって移動部材3の前記両端部を狭持する構成となる。なお、各磁性体4と移動部材3とは、熱溶着等の所定の固定手段を用いて固着されているため、操作グリップ2の回動操作に応じて、移動部材3と各磁性体4、並びに各磁性体4を磁気結合してなる磁石5が全て同時に回動することになる。
磁石5は、略円板状(略円柱形状)に成形された第1の磁石5aと、この第1の磁石5aと同一形状、同一板厚の第2の磁石5bとからなり、移動部材3の各孔部3bに各々埋設され、その磁力(前記磁気的結合力)によって各突出部4e,4f(各磁性体4a,4b)を磁気的に結合保持してなるものであり、各磁石5a,5bと各磁性体4a,4bとで磁気ヘッドを構成している。磁石5は、例えばサマリウム−コバルト(SmCo)若しくはネオジウム等からなり、各磁性体4a,4bの各突出部4e,4f間においてN極、S極が互いに反対向きをなすように着磁されているため、各磁性体4a,4bと各磁石5a,5bとにより閉磁気回路が形成されることになる。
具体的には、第1の磁石5aは、第1の磁性体4a(突出部4e)側がN極、第2の磁性体4b(突出部4f)側がS極となるように着磁され、これとは逆に、第2の磁石5bは、突出部4f側がN極、突出部4e側がS極となるように着磁されており、各磁石5a,5bの発する磁場が、各突出部4e,4fを通じて各磁性体4a,4bの基部4c,4dに誘導されることで、図3中、矢印で示す方向には各磁性体4a,4bと各磁石5a,5bとで略ループ状の閉磁気回路Mが形成されるようになっている。この際、各磁性体4a,4b(各突出部4e,4f)の板厚方向とは直交する方向に延在する各突出部4e,4fの互いに向かい合う対向面P1と、これに対応する円柱形状の表面、裏面に相当する各磁石5a,5bの表裏面(つまり、N極あるいはS極に着磁された着磁面)P2とは、前記磁気的結合力によって全領域で一様に密着するように当接(面接触)して、各磁石5a,5bが各磁性体4a,4bを結合保持する構成となる(図3参照)。
なお、各磁石5a,5bの形状は、円柱形状に限らず、任意の形状を採用することができ、例えば略四角柱形状(略直方体形状)や円筒形状としてもよい。この場合、各磁石5a,5bを埋設する各孔部3bの形状も、各磁石5a,5bの外形形状に対応して設ける必要がある。
磁気検出体6は、ホールIC,MR素子(半導体磁気抵抗素子)等の検出素子からなり、各磁性体4a,4bの各基部4c,4dの間に位置しており、各磁性体4a,4b並びにこれを磁気結合してなる各磁石5a,5bの回動(移動)に伴う前記漏洩磁界の変化を電気信号に変換し、かかる電気信号を後述する電気コードを通じて外部に出力するものである。なお、磁気検出体6は各基部4c,4dの間に位置しているとともに、各磁石5a,5bは各基部4c,4dではなく各突出部4e,4fに位置しているため、移動部材3の回動に伴い移動する各磁石5a,5bは、磁気検出体6と接触(当接)しないようになっている。
回路基板7は、ガラスエポキシ等の絶縁材料からなる略矩形状の基板に所定の配線パターンが形成されており、各磁性体4a,4bの下方に配設され、磁気検出体6及びコンデンサ等からなる図示しない電子部品等が半田等により電気的に固定されている。かかる回路基板7には、磁気検出体6からの前記電気信号を図示しない外部制御部であるエンジンコントロールユニットに伝達するための複数の電気コード11が備えられ、各電気コード11は、回路基板7の所定箇所に半田により電気的に接続され、後述する弾性部材の孔を貫通して外部に引き回し配設され、前記エンジンコントロールユニットと接続される。
そして、本実施形態の場合、回路基板7並びに磁気検出体6は、図示しないハウジング内に収納された後、前記ハウジング内にエポキシ樹脂等からなる図示しない封止部材を充填することで配設固定される。また、前記ハウジングは、枠体8の後述する第1の枠体と熱溶着等により固着されている。
なお、12は、各電気コード11が断線しないように各電気コード11を保護するためのグロメット等の弾性部材であり、この弾性部材12は、各電気コード11が貫通する複数の孔12aと、枠体8の後述する第1の枠体の周壁部の端部並びに枠体8の後述する第2の枠体の凸部が嵌め込まれる略凹形状の一対の係止部12b,12cとを備えている。弾性部材12は、前記周壁部の端部並びに前記凸部が各係止部12b,12cに各々係止されることで、各孔12aを貫通する各電気コード11を保持した状態で、枠体8の前記第1の枠体と前記第2の枠体とで形成される開口を塞ぐように装着される。
枠体8は、アルミニウム等の非磁性金属材料をはじめとする各種金属材料もしくは合成樹脂材料からなる第1の枠体8aと第2の枠体8bとを有している。第1の枠体8aは、断面略半円環状に形成され、その内部に移動部材3や磁性体4、磁石5、磁気検出体6、回路基板7等の各部材を収納する第1の収納部8cと、この第1の収納部8cを取り巻く略半円弧状の肉薄の周壁部8dと、第1の収納部8cの上方を覆うようにハンドルバー1側に延在し周壁部8dよりも肉厚に形成された一対のフランジ部8eとを備え、各フランジ部8eには、保持体9の後述する各孔部に対応した位置に形成されたボルト螺着用の一対の螺着部8fが形成されている。
なお、周壁部8dは、その端部8gが弾性部材12に設けた略凹形状の一方の係止部12bに嵌め込まれ、また端部8gとは反対側に位置する端部8hは、操作グリップ2の第1の鍔部2aを覆うように各鍔部2a,2b間に配設される。
また、第2の枠体8bは、第1の枠体8aを側方から覆うためのカバー部材からなり、略平板状に形成され、移動部材3の摺動突起3cの摺動ガイドとなる略半円環状の溝部8i(図4参照)と、弾性部材12に設けた略凹形状の他方の係止部12cに嵌め込まれる凸部8jとを備え、溝部8iに沿って摺動突起3cが摺動することで、移動部材3に保持された磁性体4と磁石5とが、各枠体8a,8bとハンドルバー1とにより形成される空洞領域(第1の収納部8c内部)をハンドルバー1(操作グリップ2)の回動軸Lを中心として所定角度回動できるようになっている。従って、磁性体4と磁石5とで形成される閉磁気回路Mが回動するので、閉磁気回路M内部に生じる前記漏洩磁界の変化(出力電圧の変化)を磁気検出体6で検出できる。
また、本実施形態における操作グリップ2の最大回動可能角度は、略80度に設定され、図2で図示した移動部材3と各磁性体4の位置は、操作グリップ2を略40度回動させた状態を示している。なお、操作グリップ2の回動角が0度のとき、摺動突起3cは溝部8iの右端側に位置しているので、移動部材3と各磁性体4は図2中、前記空洞領域の右半分の領域をほぼ埋めるように図2で図示した位置よりも右側に配設される。一方、操作グリップ2の回動角が80度のとき、摺動突起3cは溝部8iの左端側に位置しているので、移動部材3と各磁性体4は図2中、前記空洞領域の左半分の領域をほぼ埋めるように図2で図示した位置よりも左側に配設される。さらに、前記運転者が、例えば操作グリップ2を略40度回動させた状態から操作グリップ2の回動操作を解除したときには、図示しないスロットルボデイのコイルバネにより、操作グリップ2が通常位置(つまり、前述した操作グリップ2の回動角0度の位置)に戻るようになっている。
また、本実施形態の場合、各磁性体4a,4bにおける各基部4c,4dの内周面と外周面や各突出部4e,4fの内周面と外周面、移動部材3におけるベース部3aの内周面と外周面や摺動突起3cの内周円弧面と外周円弧面、並びに第2の枠体8bにおける略半円環状の溝部8iの対向する一対の円弧面は、何れも前記回転軸を中心とする同心円に設定されている。なお、第1の枠体8aと第2の枠体8bとは、かしめ固定等の適宜固定手段により固定されている。
保持体9は、例えばアルミニウム等の非磁性金属材料をはじめとする各種金属材料もしくは合成樹脂材料からなり、枠体8の上方に配設され、ハンドルバー1を挟み付け固定するための留め具からなり、第1の枠体8aの各フランジ部8e上に載置される略薄板状の一対の載置部9aと、各載置部9aの間に位置し、ハンドルバー1上部を覆うように各フランジ部8e内部に配設される覆い部9bと、この覆い部9bから操作グリップ2の第1の鍔部2aを覆うように連続形成され、第1の鍔部2aを収納する第2の収納部9cとを備え、各載置部9aには、第1の枠体8aの螺着部8fに対応する位置にアルミニウム等の非磁性金属材料からなるボルト13が貫通する孔部9dが形成されている。
なお、第2の収納部9cを取り巻く壁部9eの端部9fは、第1の枠体8aの周壁部8dと同様に操作グリップ2の第1の鍔部2aを覆うように各鍔部2a,2b間に配設される。かかる保持体9をハンドルバー1を挟み込むように枠体8上に組み付けるには、ボルト13を孔部9dに貫通させ、さらにボルト13の貫通端部を第1の枠体8aの螺着部8fに螺着すればよい。このように構成することにより、枠体8及び保持体9をハンドルバー1に対して容易に固定することができるので、組み付け作業性の良好な位置検出器を提供することができる。以上の各部により、位置検出器A1が構成される。
以上のように本実施形態では、互いに向かい合う対向面P1を有する一対の磁性体4a,4bと、対向面P1の間に介在し互いに異なる磁界方向に着磁された一対の磁石5a,5bと、操作グリップ2の操作量に応じて一対の磁性体4a,4b並びに一対の磁石5a,5bを回動させる移動部材3と、一対の磁性体4a,4bと一対の磁石5a,5bとにより形成される閉磁気回路Mの内部に配設され、移動部材3の回動に伴い閉磁気回路Mの内部に生じる漏洩磁界の変化を検出する磁気検出体6とを備え、一対の磁性体4a,4bがともに平板形状に形成され、この磁性体4a,4bの基部4c,4dの幅を漸次異ならせることにより、操作グリップ2の全回動範囲にわたって操作グリップ2を回動させた場合であっても、所定角度回動する操作グリップ2の回動角(操作量)と、磁気検出体6により検出される出力電圧(前記漏洩磁界の磁力変化)との関係は、リニアリティを有する関係となる。また、一対の磁性体4a,4bが平板形状に形成され、且つ対向面P1間の距離を一定に保つように各磁性体4a,4bと磁石5a,5bとが全領域で当接していることで前記漏洩磁界の磁力変化が、閉磁気回路M内において均一となるため、操作グリップ2の回動角と、前記出力電圧との出力特性は、従来よりもリニアリティを有する関係となり、検出精度をより向上させることができる。
また、本実施形態では、各磁性体4a,4bにおける円弧状の各基部4c,4dの両端部にハンドルバー1中心を向くように内側(ハンドルバー1側)に突出する一対の突出部4e,4fを形成し、各突出部4e,4f間に移動部材3を狭持してなるとともに基部4c,4dの間に磁気検出体6を配設してなる例について説明したが、例えば移動部材3と基部4c,4dとの位置関係を逆にしてもよいものであり、すなわち、各突出部4e,4fを各基部4c,4dにおける両端部外側に突出させ、この基部4c,4d外側に突出してなる各突出部4e,4fにて移動部材3を狭持する構成を採用することも可能である。なお、この場合、磁気検出体6は、基部4c,4dとハンドルバー1との間に形成される間隙に配設される略円弧状回路基板上に搭載され、基部4c,4dの間に位置している。
また、第1実施形態では、各磁性体4a,4bは、円弧状の基部4c,4dと、この基部4c,4dの両端部に形成された一対の突出部4e,4fとを有する形状であったが、図6に図示する第2実施形態ように、突出部4e,4fを有しない円弧形状としてもよい。更に、図7に図示する第3実施形態の如く、円弧形状の各磁性体4a,4bを磁気的に結合保持する各磁石5a,5bの形状を略四角柱形状(略直方体形状)として、一対の磁石5a,5b間に形成される磁気検出領域に面する側を平坦形状としてもよく、円柱形状をなす磁石と同体積によっても、一対の磁石5a,5b間に形成される磁気検出領域を長く確保できる。
A1 位置検出器
1 ハンドルバー
2 操作グリップ(操作手段)
2c 突起部
3 移動部材
4 磁性体
4a 第1の磁性体
4b 第2の磁性体
4e 突出部
4f 突出部
5 磁石
5a 第1の磁石
5b 第2の磁石
6 磁気検出体
7 回路基板
8 枠体
9 保持体
1 ハンドルバー
2 操作グリップ(操作手段)
2c 突起部
3 移動部材
4 磁性体
4a 第1の磁性体
4b 第2の磁性体
4e 突出部
4f 突出部
5 磁石
5a 第1の磁石
5b 第2の磁石
6 磁気検出体
7 回路基板
8 枠体
9 保持体
Claims (5)
- 対向面を有する一対の磁性体間に一対の磁石を配設し、前記一対の磁性体と前記一対の磁石とで閉磁気回路を形成してなる磁気ヘッドと、操作手段の操作量に応じて前記磁気ヘッドを移動させる移動部材と、前記磁気ヘッドにおける前記閉磁気回路の内部に配設され、前記移動部材の移動に伴い前記閉磁気回路の内部に生じる漏洩磁界の変化を検出する磁気検出体と、を備えた位置検出器において、前記一対の磁性体は、幅が漸次異なる部分を有することを特徴とする位置検出器。
- 前記磁性体は、円弧形状であることを特徴とする請求項1に記載の位置検出器。
- 前記磁気ヘッドは、前記一対の磁性体の前記対向面と、前記一対の磁石の着磁面とを各々面接触させると共に、前記一対の磁石間に形成される磁気検出領域に面する側が平坦形状であることを特徴とする請求項1に記載の位置検出器。
- 前記磁石は、SmCo若しくはネオジウムからなることを特徴とする請求項1に記載の位置検出器。
- 前記磁石は、角柱形状であることを特徴とする請求項1に記載の位置検出器。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007259581A JP2009085913A (ja) | 2007-10-03 | 2007-10-03 | 位置検出器 |
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