JP2709147B2 - 自動車用シーラー材の施工方法 - Google Patents

自動車用シーラー材の施工方法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は自動車の車体等をシーラー材を用いてシーリ
ングするさい施工困難な箇所にも容易に且つ確実に施工
できる自動車用シーラー材の施工方法に関する。
[従来の技術と発明が解決しようとする課題] 従来シーラー材を用いて自動車の車体を形成している
鉄板等金属板の継目、つぎ合せ部、角部などの鉄板と鉄
板の間の隙間などの目止めが行われている。一般に自動
車業界では上記の如きシーラー材の施工にはシーラーガ
ンを用い、目止め等の施工部位にシーラーガンを押し当
てて、シーラー材料を吐出しながら移動し、所要のシー
リングを行なっている。
しかしこの方法による施工はガンを施工部に押し当て
て移動するため、例えば自動車の車体の側面の如くガン
による施工操作の容易な部位では極めて能率がよく効果
的であるが、ガン操作の困難な部位、例えば自動車の車
体の床の裏側面や角部等における施工には適当ではな
い。またガンによるシーラー材の施工は、例えば鉄板や
棒鋼の切り口等の如き鋭利な角度をもつ部分、幅の狭い
箇所、凹凸のある部分等には殆ど不可能である。
このためこのような部分には適当な塗料等を厚目に塗
布して該部のシーリングが行われているが、塗料の乗り
が悪く満足なシーリング効果は得難く、そのため特に鉄
材の場合には水分の影響を受けてこの部分から錆を生じ
易く、大きな問題となっている。
本発明の目的は、以上説明したような従来の自動車に
対するシーラー材の施工方法ではシーリングが困難であ
った自動車のシーリング部分に容易に且つ確実にシール
することのできる自動車用シーラー材の施工方法を提供
しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明に係る請求項1に記載の自動車用シーラー材の
施工方法は、自動車のシーリング施工部に、基材の面に
常温で流動性のない電離放射線硬化性樹脂組成物層とシ
ーラー組成物層を設けたシーラー材を押し当てて粘着保
定し、これに電離放射線を照射し前記電離放射線硬化樹
脂組成物層を硬化して前記シーラー材の形状を固定し、
これを加熱して前記シーラー組成物層を融解硬化させ前
記自動車のシーリング施工部をシールすることを特徴と
する。
また、請求項2に記載の自動車用シーラー材の施工方
法は、請求項1に記載のシーラー材をあらかじめ自動車
のシーリング施工部に応答して所定形状に成形し、これ
に電離放射線を照射し前記電離放射線硬化樹脂組成物層
を硬化して前記シーラー材の形状を固定したのちに、前
記自動車のシーリング施工部に粘着保定し、これを加熱
して前記シーラー組成物層を融解硬化させ前記自動車の
シーリング施工部をシールすることを特徴とする。
上記の電離放射線硬化性樹脂組成物層は常温で流動性
がなく、その層の上にシーラー組成物層が設けられる程
度の流動性のないものであればよく、公知のものが使用
できる。
具体的には例えば各種ポリマーとアクリルオリゴマー
やモノマー、又はエポキシ系の紫外線硬化性樹脂等の組
み合わせ、あるいはこれに増粘剤や体質顔料を加え、常
態では流動性はないが、柔軟で可塑性のある、例えば粘
土状の物質等を使用することができる。電離放射線硬化
性樹脂組成物層はその一部若しくは全部を電離放射線硬
化性樹脂組成物で形成できる。(ここで電離放射線硬化
性樹脂組成物は硬化に設備のかからない紫外線によって
硬化する紫外線硬化性樹脂組成物が同様に使用できるの
で、以下では紫外線硬化性樹脂組成物を例にとって説明
する。) シーラー組成物層は、熱硬化性であってもあるいは非
硬化性であってもよく、例えばポリイソブチレン、ポリ
イソブテン等の非硬化性樹脂をベースにしたものや、エ
ポキシ樹脂、フェノール樹脂、ウレタンアクリレート樹
脂等の熱硬化性樹脂をベースにしたものが使用でき、必
要に応じて各種の充填剤、その他の添加剤を加えること
ができる。
シーラー材はプラスチックフィルムその他の材質から
なる基材上に、常温(例えば約20±20℃程度)で流動性
がない紫外線硬化性樹脂組成物層を設け、その上にシー
ラー組成物層を設けてシート状若しくはテープ状に形成
できる。またシーラー材は上記以外に前記紫外線硬化性
樹脂組成物層とシーラー組成物層が交互に3層以上適宜
数積層したものも形成できる。上記基材は必要に応じ紫
外線透過性基材を使用することもできる。
上記の如く形成されたシーラー材の使用(施工)方法
は種々あるが、例えばつぎの如く2通りに分けることが
できる。
第1の方法は、例えばテープ状に形成された熱硬化性
シーラー組成物層を有するシーラー材を自動車のシーリ
ング施工部に貼着等して施工し、該施工部に応答して形
を整えた上で紫外線照射し、紫外線硬化性樹脂組成物層
を硬化してシーラー材の形状を固定した上で、更にこれ
を加熱し、熱硬化性のシーラー組成物層を硬化させる方
法である。
この方法の利点は、複雑な形状や鋭利な角部をもつ部
分等に施工した形を整えたあと、紫外線照射により外側
面を硬化して形状を固定するため、後に続く加熱による
硬化過程でもシーラーとしての型くずれが起きないこと
である。これは特に鋼板のエッジ部に施工する場合には
有効である。テープ状のシーラー材をエッジ部に押し当
て、エッジ部の両側面にその両端部区帯を粘着させたあ
と、紫外線照射すれば形状が固定される。その後加熱す
れば、熱硬化性シーラー組成物層は、たとえ加熱により
流動性が生じても外側面が固定されているため、流動し
にくく、形がくずれない。又、シーラー材のシーラー組
成物層が非硬化性の場合は、紫外線照射によりシーラー
材表面のタックをなくすという利点も出る。
第2の方法は、例えばテープ状のシーラー材をプレス
成形等の手段によりあらかじめ自動車のシーリング施工
部に応答して所定形状に成形し、ついで、これに紫外線
を照射することにより紫外線硬化性樹脂組成物層に形状
を付与し、これを自動車のシーリング施工部に貼着して
から更に加熱して施工する方法である。
この方法は、例えば凹凸の多くある表面にシーラー材
を施工する場合に適している。第1の方法でも施工する
ことはできるが、同一形状のものに多数施工する場合は
手間が大変なため、あらかじめシーリング施工部の形状
に合わせてシーラー材に形状付与しておけば施工が極め
て能率的になる。
[発明の効果] 本発明によると、従来シーラーガンで施工していた方
法では不可能であった個所が施工可能となり、又、複雑
な形状のものにも容易に施工できることが可能になっ
た。
[実施例] 以下実施例によって説明する。
(実施例1) 厚さ25μmのPET(ポリエチレンテレフタレート)フ
ィルム(基材)(1)の上に厚さ20μmとなるよう次の
配合の紫外線硬化性樹脂組成物層(2)を設けた。
紫外線硬化性樹脂組成物 アクリルゴム PS-250 (東亜ペイント(株)) 20部 ウレタンアクリレート ビスコート812 (大阪有機化学工業(株)) 80部 ダロキュア 1173(メルク社) 3部 上記原料を混合して得られる組成物は、常温で流動性
がなく、又表面は殆どタックがない。
次に紫外線硬化性樹脂組成物層の上に次に示す配合の
シーラー組成物層(3)を設けた。
飽和ポリエステル LP-022 (日本合成化学) 70部 ウレタンアクリレート ビスコート812 (大阪有機化学工業(株)) 30部 パーブチルIF(日本油脂(株)) 1部 上記配合のシーラー層原料を60℃で全体を均一に混合
し、そのまま紫外線硬化性樹脂組成物層の上に厚さ700
μmに流展して、冷却し、3層から成る(基材含む)シ
ーラー材(4)を得た(第1図)。
シーラー組成物層の表面は粘着性であり、鉄板等等に
軽く貼りつければ、再び剥して貼り直すことも可能であ
った。
上記のようにして得られたシーラー材を厚さ0.3mm、
長さ15cm、幅7cmの自動車用の、冷間圧延鋼板のエッジ
部全てに、該エッジ部を中心としてシーラー材を当てそ
の両端を側面に折り曲げ貼りつけた。
その後、1KW高圧水銀ランプ(80W/cm)で、距離10〜
15cmで約2秒間紫外線を照射した。
基材として使用したPETフィルムは容易に剥がれた。
又、施工されたシーラー材の表面は全くタックがなかっ
た。
このようにしてエッジ部にシーラー材を設けた2枚の
鋼板を作り、その1枚は垂直に、他の1枚は水平にして
更に140℃×30分加熱し、シーラー材全体が硬化したテ
ストピースを得た。
得られたテストピースに施されたシーラー材は水平
部、垂直部、天井部にも全くタレ剥がれがなく、またシ
ーラー材貼付時にまき込んだ泡も、シーラー層を貫通し
た泡もなかった。その後塗料を塗装、焼付けたが、ピン
ホールは全くなかった。
(比較例1) 厚さ25μmPETフィルムの上に紫外線硬化性樹脂組成物
層を設けることなく実施例1で用いたシーラー組成物層
を厚さ700μmに流展して冷却し、シーラー材を得た。
得られたシーラー材を実施例1と同様にして前記硬化
性接着剤層を有しないシーラー組成物層のみシーラー材
を貼付た鉄板2枚作成し、その1枚は水平に、他の1枚
は垂直にして、140℃×30分間加熱し、シーラーが硬化
したテストピースを得た。
鋼板を垂直にして加熱したテストピースでは、鋼板の
4隅のシーラー層の重なった部分で垂れが見られた。
又、シーラー層が一層のところでは貼付時にまき込んだ
泡が破裂し、シーラー層を貫通しているものが所々見ら
れた。鋼板を水平にして加熱したテストピースでは、鋼
板の下側に施工した部分が一部剥がれてたれ下がってい
る個所があった。
その後、塗料を塗装、焼付けしたが、泡が破れてシー
ラーを貫通した部分はピンホールとして残った。
(実施例2) 実施例1で得た3層からなるシーラー材(4)を幅20
mm、長さ20cmにカットし、PETフィルムを剥がし、これ
をテフロン処理して表面を剥離性にした成型機(紫外線
透過性)にかけ、温度60℃で、0.8mmの開口を有するコ
字状に成形し、1KW高圧水銀ランプ(80W/cm)で、距離
10〜15cmから約2秒間紫外線を照射した後、コ字状シー
ラー成形体を型から取り出した。
このシーラー成形体(4a)(第4図)の外側面(8a)
にはタックは全くなく、開口(5)の内側面(8b)には
タックがあった。
得られたシーラー成形体を厚さ0.8mmの冷間圧延鋼板
のエッジ部(切口)に施工したところ、該成形体の外側
面にはタックが全くないため施工は円滑にできた。
施工後温度は150℃で、20分間加熱して硬化させた
が、タレは全くなかった。又、貼付時に巻き込んだ気泡
も、貫通したものはなかった。続いて塗料を塗装、焼付
けしたが、ピンホール等は全くなかった。
(実施例3) 厚さ30μmの2軸延伸ポリプロピレンフィルム(1)
上に下記配合の熱硬化性シーラー組成物層(3)、紫外
線硬化性樹脂組成物層(2)、熱硬化性シーラー組成物
層(3)の順に重なったシーラー材(4)を作成した
(第2図)。
熱硬化性シーラー組成物 ポリアクリル酸エステル樹脂 100部 アラルダイト Y-261(チバ社) 80部 ジンアンジアミド(日本カーバイト(株)) 5部 アエロジル No.300 (日本アエロジル(株)) 10部 光(紫外線)硬化性樹脂組成物 アクリルウレタン樹脂チオコール 60部 飽和ポリエステル樹脂 バイロン200(東洋紡績(株)) 40部 ダロキュア1173(メルク社) 3部 厚さは熱硬化性シーラー組成物層を500μm、紫外線
硬化性樹脂組成物層を100μmになるように作成した。
このようにして得たシート状シーラー材のシーラー組
成物層上を更に、厚さ75μmの無延伸ポリエチレンフィ
ルムでカバーした。
以上のようにして得られたシーラー材を凹型部が深さ
3mm、縦、横10mmで、凸型部が高さ20mm、縦、横8mmのプ
レス機にかけ、60℃でプレスし、形付けした。次いでプ
レス機の凹型又は凸型の一方を除いた後、1KW高圧水銀
ランプ(80W/cm)で2秒間、距離10cmで紫外線を照射
し、所定に形状付与されたシーラー材(4a)を得た(第
5図)。
ポリエチレンカバーフィルムを除いた後、これをプレ
ス機の凹型と凸型とそれぞれ同じ形状に鉄板を形付け
し、形付けされた鉄板(6)、(7)の内凹型状に形成
した方の鉄板(6)に嵌入施工し、その上に凸型状に形
成した他方の鉄板(7)を入れ、圧力をかけて凹型状と
凸型状に形付けされた鉄板を貼り合わせた(第6図)。
形状が同じなので施工は容易であった。その後、140
℃×30分加熱したところ、2枚の鉄板は強固に接着され
ていた。
(実施例4):自動車ボデーでの実施例 実施例1で使用した紫外線硬化性樹脂組成物を厚さ60
μmのPPフィルム上に、厚さ20μmとなるように塗布し
た。更にその上に同じく実施例1で使用したシーラー組
成物を厚さ300μmになるように流展して、3層から成
る(基材含む)シーラー材を得た。
これを幅10mm、長さ50cmにカットし短冊状のテープ状
シーラーとした。これを電着塗装工程を終えた自動車ボ
デーのフードアウター乃至インナー部及びタイヤハウス
アーチフランジ部のエッジ部分に貼り付けた。そしてPP
フィルムを剥した。そのままでもずり落ちたり浮きが生
じたいりはしていなかった。
ハンディタイプ型紫外線照射装置((株)ドッドウェ
ル製)で各部分を約1秒間照射後基材のPPフィルムを剥
した。テープ表面は全く粘着性がなかった。
この状態で120℃(物体温度)の乾燥工程を20分間で
通過した。シーラー材はボデーによく密着しており、た
れや発泡も見られなかった。この上から塗装を行い乾燥
し仕上がりを見たが、塗料の一部にたれが見られた。こ
のようにシーラー材は垂直部分を含む部分に施工しても
形状を既に固定してあるため垂れは全く見られずに仕上
げることができた。
(実施例5) 実施例3で使用した紫外線硬化性樹脂組成物を厚さ5
μmのポリエチレンテレフタレートフィルムに厚さ5μ
mに塗工し、更に実施例3で使用した熱硬化性シーラー
組成物を厚さ350μmになるように流展し、シーラー材
料を得た。
この状態でポリエチレンテレフタレートフィルム側か
ら1KW高圧水銀ランプで、距離15cmから約1秒紫外線照
射した。ポリエチレンテレフタレートフィルムを剥すと
紫外線硬化性樹脂層は硬化しており、粘着性は全くなか
った。
このようにして得たシーラーは片面が非粘着となって
いる。これを幅8mm、長さ1mにカットし、電着塗装工程
を終えた自動車ホデーのルーフドリップ乃至ルーフ合せ
目の、鋼板が垂直に近い状態で立っているエッジ部分に
施工した。片面非粘着となっているため、シーラー材は
軍手をはめたままで施工でき、作業性は良好であった。
その後、140℃の乾燥工程を30分で通過せたところシ
ーラー材は硬化しており、エッジ部は丸みを帯びた状態
で良好に被覆されていた。垂れ、発泡は見られなかっ
た。その後塗装を行ったがエッジ部が丸みを帯びている
ため塗装も容易であった。
(実施例6) 実施例3で得られた、シーラー材(熱硬化性シーラー
組成物層500μm、紫外線硬化性樹脂組成物層100μm)
を幅15mm、長さ10cmにカットし、厚さ0.8mmのテフロン
板のエッジにその両端を折り曲げて施工した。
そのままの状態で1KW高圧水銀ランプで距離15cmから
シーラー材を剥離し、形状付与されたシーラー材料を得
た。フィルムを剥した。
これを電着塗装工程を終えた自動車ボデーのガスフィ
ラーリッドフランジ部に施工した。形状付与されてお
り、又シーラー材の外側は非粘着であるので施工ははめ
込み、指で軽く押さえ、空気を追い出すだけでよかっ
た。その後、140℃の乾燥工程を30分間で通過した。
シーラー材は硬化しており、ボデーに良好に密着して
いたガスフィラーリッドフランンジ部はガソリン給油口
であり、通常のシーラーガンでは全く施工できなかっ
た。
(実施例7) 実施例1で得たシーラー材(4)幅15mm、長さ100cm
にカットし、タイヤハウスアーチフランヂ部と全く同一
形状をしたテフロン製形状物に施工し、フィルムを除い
たあと紫外線を照射して形状付与されたシーラー材を得
た。
これを電着塗装工程を終えた自動車ボデーのタイヤハ
ウスアーチフランジ部に施工したところ、形状付与され
ていないものより作業性が極めて良く施工時間が約3分
の1となった。
曲線部であるため、形状付与されていないものは、施
工に手間がかかった。その後、140℃の乾燥工程を30分
で通過したが、たれはなく仕上がりは良好であった。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図はシーラー材の斜
視図、第2図はシーラー材の断面図、第3図はシーラー
材の変形例を示す断面図、第4図はシーラー成形体の斜
視図、第5図は他のシーラー成形体の断面図、第6図は
施工方法の説明である。 (1)は基材、(2)は硬化性樹脂組成物層、(3)は
シーラー組成物層、(4)はシーラー材、(4a)はシー
ラー成形体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 哲人 東京都千代田区九段南2丁目2番4号 ニチバン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−125913(JP,A) 特開 昭63−25185(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車のシーリング施工部に、常温で流動
    性のない電離放射線硬化性樹脂組成物層とシーラー組成
    物層を設けた積層体からなるシーラー材を押し当てて粘
    着保定し、これに電離放射線を照射し前記電離放射線硬
    化樹脂組成物層を硬化して前記シーラー材の形状を固定
    し、これを加熱して前記シーラー組成物層を融解硬化さ
    せ前記自動車のシーリング施工部をシールすることを特
    徴とする自動車用シーラー材の施工方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の積層体からなるシーラー
    材をあらかじめ自動車のシーリング施工部に応答して所
    定形状に成形し、これに電離放射線を照射し前記電離放
    射線硬化樹脂組成物層を硬化して前記シーラー材の形状
    を固定したのちに、前記自動車のシーリング施工部に粘
    着保定し、これを加熱して前記シーラー組成物層を融解
    硬化させ前記自動車のシーリング施工部をシールするこ
    とを特徴とする自動車用シーラー材の施工方法。
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