JP2706420B2 - Nc工作機械の工具刃先位置補正方法及びその装置 - Google Patents
Nc工作機械の工具刃先位置補正方法及びその装置Info
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- G—PHYSICS
- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05B—CONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
- G05B19/00—Programme-control systems
- G05B19/02—Programme-control systems electric
- G05B19/18—Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form
- G05B19/404—Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by control arrangements for compensation, e.g. for backlash, overshoot, tool offset, tool wear, temperature, machine construction errors, load, inertia
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23Q—DETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
- B23Q15/00—Automatic control or regulation of feed movement, cutting velocity or position of tool or work
-
- G—PHYSICS
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はNC工作機械の工具刃先
位置補正方法及びその装置に関する。
位置補正方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】NC工作機械としてのNC施盤100
は、図8に示すように図示省略したベッド上に固定され
た主軸台101と、この主軸台101との略対向位置の
ベッド上にX軸及びZ軸方向に移動可能に取付けられた
刃物台200とから大略構成されている。
は、図8に示すように図示省略したベッド上に固定され
た主軸台101と、この主軸台101との略対向位置の
ベッド上にX軸及びZ軸方向に移動可能に取付けられた
刃物台200とから大略構成されている。
【0003】主軸台101は図示省略の駆動装置により
回転自在な主軸102を支承しており、この主軸102
の先端に装着したチャック装置103にワークWが把持
されるようになっている。この主軸台101にはさらに
側方へ突出するアーム部104を介して刃先計測センサ
Sが設けられている。
回転自在な主軸102を支承しており、この主軸102
の先端に装着したチャック装置103にワークWが把持
されるようになっている。この主軸台101にはさらに
側方へ突出するアーム部104を介して刃先計測センサ
Sが設けられている。
【0004】また、刃物台200は図示省略したZ軸方
向へ移動可能なテーブル上に、X軸方向に設けたボール
ネジ201により同方向へ移動可能に支承されている。
この刃物台200は側面にはタレット202が設けられ
ており、このタレット200に装着したツールホルダ2
03にワークWを加工する工具Tが取付けられている。
向へ移動可能なテーブル上に、X軸方向に設けたボール
ネジ201により同方向へ移動可能に支承されている。
この刃物台200は側面にはタレット202が設けられ
ており、このタレット200に装着したツールホルダ2
03にワークWを加工する工具Tが取付けられている。
【0005】このようなNC旋盤100においては、図
示省略の駆動装置で主軸102が回転すると、チャック
装置103に把持されたワークWが所望の回転数で回転
し、回転するワークWがZ軸及びX軸方向に移動する刃
物台200に取付けられた工具Tで所望の旋削加工が施
される。NC旋盤100でワークWに所望の旋削加工を
施す際には、旋盤の近傍に設けたNC装置300のNC
加工プログラムに基づき行われる。
示省略の駆動装置で主軸102が回転すると、チャック
装置103に把持されたワークWが所望の回転数で回転
し、回転するワークWがZ軸及びX軸方向に移動する刃
物台200に取付けられた工具Tで所望の旋削加工が施
される。NC旋盤100でワークWに所望の旋削加工を
施す際には、旋盤の近傍に設けたNC装置300のNC
加工プログラムに基づき行われる。
【0006】NC装置300の中央処理部301には、
図9に示すように、必要なデータを入力するための入力
装置としてのキーボート302、及び必要なデータやテ
ーブルあるいは図形を表示するための表示装置としての
CRT303が接続してある。また、中央処理部301
は、工具位置を補正するため工具位置補正手段304
と、NC加工プログラムを生成する固定サイクルとして
の基本加工プログラム格納部305とを備えている。そ
して、旋削加工において、工具交換、刃先摩耗等により
工具刃先位置を補正する場合は、工具位置補正手段30
4により基本加工プログラム上、図8に示す主軸102
の軸心と工具Tの刃先位置との間隔寸法L0 に対して行
われる。
図9に示すように、必要なデータを入力するための入力
装置としてのキーボート302、及び必要なデータやテ
ーブルあるいは図形を表示するための表示装置としての
CRT303が接続してある。また、中央処理部301
は、工具位置を補正するため工具位置補正手段304
と、NC加工プログラムを生成する固定サイクルとして
の基本加工プログラム格納部305とを備えている。そ
して、旋削加工において、工具交換、刃先摩耗等により
工具刃先位置を補正する場合は、工具位置補正手段30
4により基本加工プログラム上、図8に示す主軸102
の軸心と工具Tの刃先位置との間隔寸法L0 に対して行
われる。
【0007】このとき工具位置補正手段304は、工具
交換、あるいは刃先摩耗により変化する工具刃先位置を
補正して常に一定の加工寸法が得られるようにするため
のものであり、図8に示すように、始動位置にある工具
Tの刃先が刃先計測センサSに接触するまで刃物台20
0を初期移動させたときの刃物台200の、工具交換時
点で記憶している旧工具の工具刃先位置補正量を基に演
算した移動量L2 と、予め測定して設定した始動位置に
ある工具Tの刃先と刃先計測センサSとの間隔寸法を示
す基準寸法との差を補正量として記憶し、基本加工プロ
グラム上で工具Tの刃先位置の補正を行う。主軸102
の軸心と工具Tの刃先位置との間隔寸法L0 は刃物台2
00の移動量L2 に、刃先計測センサSと主軸102の
軸心とのセンサ間隔寸法L1 を加算した値となる。
交換、あるいは刃先摩耗により変化する工具刃先位置を
補正して常に一定の加工寸法が得られるようにするため
のものであり、図8に示すように、始動位置にある工具
Tの刃先が刃先計測センサSに接触するまで刃物台20
0を初期移動させたときの刃物台200の、工具交換時
点で記憶している旧工具の工具刃先位置補正量を基に演
算した移動量L2 と、予め測定して設定した始動位置に
ある工具Tの刃先と刃先計測センサSとの間隔寸法を示
す基準寸法との差を補正量として記憶し、基本加工プロ
グラム上で工具Tの刃先位置の補正を行う。主軸102
の軸心と工具Tの刃先位置との間隔寸法L0 は刃物台2
00の移動量L2 に、刃先計測センサSと主軸102の
軸心とのセンサ間隔寸法L1 を加算した値となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のNC
旋盤100は、工具位置の補正の際に定められる基準寸
法が固定値となっているため、環境温度、設備発熱、切
削熱等による刃先計測センサSの熱変位によりセンサ間
隔L1 が変化したときに、この変化量△L1 が刃物台2
00の移動量L2 の計測の際の計測誤差となり、刃先位
置補正誤差となって現出して適正な加工寸法が得られな
いという課題を有していた。
旋盤100は、工具位置の補正の際に定められる基準寸
法が固定値となっているため、環境温度、設備発熱、切
削熱等による刃先計測センサSの熱変位によりセンサ間
隔L1 が変化したときに、この変化量△L1 が刃物台2
00の移動量L2 の計測の際の計測誤差となり、刃先位
置補正誤差となって現出して適正な加工寸法が得られな
いという課題を有していた。
【0009】本発明は前記した事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は刃先計測センサの熱変位にも拘ら
ず、工具の刃先位置に関して適正な補正量を得ることが
でき、これにより適正な加工寸法を得ることができるN
C工作機械の工具刃先位置補正方法及びその装置を提供
することにある。
のであり、その目的は刃先計測センサの熱変位にも拘ら
ず、工具の刃先位置に関して適正な補正量を得ることが
でき、これにより適正な加工寸法を得ることができるN
C工作機械の工具刃先位置補正方法及びその装置を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ため、請求項1記載の発明は、主軸台またはベッドに取
付けた刃先計測センサに始動位置にある刃先が接触する
まで刃物台を初期移動させたときの刃物台の移動量と、
前記始動位置にある刃先と刃先計測センサとの間隔寸法
を示す基準寸法との差を交換後の新工具刃先位置補正量
として基本加工プログラムに取込んで演算して新工具刃
先の始動位置を補正するNC工作機械の工具刃先位置補
正方法において、工具交換時に、前記主軸台またはベッ
ドが前記刃先計測センサの熱変位を生じない定常状態に
あるのか、あるいは前記刃先計測センサの熱変位を生じ
る非定常状態にあるのかを判断し、定常状態にあるとき
は、交換後の使用前の新工具を備えた刃物台を前記初期
移動させたときの計測移動量を、交換時点で旧工具の工
具刃先位置補正量を記憶している基本加工プログラムに
取込んで演算した移動量を前記刃物台の移動量として用
いると共に、始動位置にある前記新工具の刃先と前記刃
先計測センサとの間隔寸法を予め定常状態時に計測しこ
の計測結果を定数として記憶してこの定数を前記基準寸
法として用いて得た前記新工具刃先位置補正量を交換後
の前記新工具の刃先位置補正時に前記基本加工プログラ
ムに取込んで演算して定常状態の新工具刃先の始動位置
を補正するようにし、非定常状態にあるときは、交換後
の使用前の新工具を備えた刃物台を前記初期移動させた
ときの計測移動量を、交換時点で旧工具の工具刃先位置
補正量を記憶している基本加工プログラムに取込んで演
算した移動量を前記刃物台の移動量として用いると共
に、交換前の旧工具を備えた刃物台を前記初期移動させ
たときの計測移動量を、交換時点で旧工具の工具刃先位
置補正量を記憶している基本加工プログラムに取込んで
演算した移動量を前記基準寸法として用いて前記新工具
刃先位置補正量を求め、かつ予め実験により作成される
工具刃先摩耗量と加工寸法変化量との関係から被交換旧
工具の工具刃先摩耗量に対する加工寸法変化量を求め、
この被交換旧工具の加工寸法変化量を新,旧工具間の加
工寸法の差を示す切れ味補正量として記憶し、交換後の
前記新工具の刃先位置補正時に前記のようにして求めた
新工具刃先位置補正量及び切れ味補正量を前記基本加工
プログラムに取込んで演算して非定常状態の新工具刃先
の始動位置を補正するようにしたことを特徴としてい
る。
ため、請求項1記載の発明は、主軸台またはベッドに取
付けた刃先計測センサに始動位置にある刃先が接触する
まで刃物台を初期移動させたときの刃物台の移動量と、
前記始動位置にある刃先と刃先計測センサとの間隔寸法
を示す基準寸法との差を交換後の新工具刃先位置補正量
として基本加工プログラムに取込んで演算して新工具刃
先の始動位置を補正するNC工作機械の工具刃先位置補
正方法において、工具交換時に、前記主軸台またはベッ
ドが前記刃先計測センサの熱変位を生じない定常状態に
あるのか、あるいは前記刃先計測センサの熱変位を生じ
る非定常状態にあるのかを判断し、定常状態にあるとき
は、交換後の使用前の新工具を備えた刃物台を前記初期
移動させたときの計測移動量を、交換時点で旧工具の工
具刃先位置補正量を記憶している基本加工プログラムに
取込んで演算した移動量を前記刃物台の移動量として用
いると共に、始動位置にある前記新工具の刃先と前記刃
先計測センサとの間隔寸法を予め定常状態時に計測しこ
の計測結果を定数として記憶してこの定数を前記基準寸
法として用いて得た前記新工具刃先位置補正量を交換後
の前記新工具の刃先位置補正時に前記基本加工プログラ
ムに取込んで演算して定常状態の新工具刃先の始動位置
を補正するようにし、非定常状態にあるときは、交換後
の使用前の新工具を備えた刃物台を前記初期移動させた
ときの計測移動量を、交換時点で旧工具の工具刃先位置
補正量を記憶している基本加工プログラムに取込んで演
算した移動量を前記刃物台の移動量として用いると共
に、交換前の旧工具を備えた刃物台を前記初期移動させ
たときの計測移動量を、交換時点で旧工具の工具刃先位
置補正量を記憶している基本加工プログラムに取込んで
演算した移動量を前記基準寸法として用いて前記新工具
刃先位置補正量を求め、かつ予め実験により作成される
工具刃先摩耗量と加工寸法変化量との関係から被交換旧
工具の工具刃先摩耗量に対する加工寸法変化量を求め、
この被交換旧工具の加工寸法変化量を新,旧工具間の加
工寸法の差を示す切れ味補正量として記憶し、交換後の
前記新工具の刃先位置補正時に前記のようにして求めた
新工具刃先位置補正量及び切れ味補正量を前記基本加工
プログラムに取込んで演算して非定常状態の新工具刃先
の始動位置を補正するようにしたことを特徴としてい
る。
【0011】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のNC工作機械の工具刃先位置補正方法であって、工
具交換後の新工具の加工寸法あるいは切削抵抗を計測手
段により毎回測定して記憶し、モニタにより予め設定し
た所望の範囲からの前記測定結果のずれの傾向を監視す
ると共に、前記ずれの傾向を予め設定したルールに基ず
き判断して前記切れ味補正量の修正量を決定し、この修
正量で修正された切れ味補正量を稼働中に常時前記基本
加工プログラムに取込んで演算して稼働中の工具刃先位
置を補正するようにしたことを特徴としている。
載のNC工作機械の工具刃先位置補正方法であって、工
具交換後の新工具の加工寸法あるいは切削抵抗を計測手
段により毎回測定して記憶し、モニタにより予め設定し
た所望の範囲からの前記測定結果のずれの傾向を監視す
ると共に、前記ずれの傾向を予め設定したルールに基ず
き判断して前記切れ味補正量の修正量を決定し、この修
正量で修正された切れ味補正量を稼働中に常時前記基本
加工プログラムに取込んで演算して稼働中の工具刃先位
置を補正するようにしたことを特徴としている。
【0012】さらに、請求項3記載の発明は、主軸台ま
たはベッドに取付けた刃先計測センサに始動位置にある
刃先が接触するまで刃物台を初期移動させたときの刃物
台の移動量と、前記始動位置にある刃先と刃先計測セン
サとの間隔寸法を示す基準寸法との差を交換後の新工具
刃先位置補正量として基本加工プログラムに取込んで演
算して新工具刃先の始動位置を補正するNC工作機械の
工具刃先位置補正装置において、前記工具刃先位置補正
量を取込んで演算する中央処理部が、工具交換時に主軸
台またはベッドが前記刃先計測センサの熱変位を生じな
い定常状態にあるのか、あるいは前記刃先計測センサの
熱変位を生じる非定常状態にあるのかを判断する設備停
止時間の測定部と、前記定常状態にあるときに、交換後
の使用前の新工具を備えた刃物台を前記初期移動させた
ときの計測移動量を、交換時点で旧工具の工具刃先位置
補正量を記憶している基本加工プログラムに取込んで演
算した移動量を前記刃物台の移動量として用いると共
に、始動位置にある前記新工具の刃先と前記刃先計測セ
ンサとの間隔寸法を予め定常状態時に計測しこの計測結
果を定数として記憶してこの定数を前記基準寸法として
用いて得た前記新工具刃先位置補正量を記憶すると共
に、該補正量を交換後の前記新工具の刃先位置補正時に
前記基本加工プログラムに取込んで演算して新工具刃先
の始動位置を補正する定常時の新工具刃先位置補正手段
と、前記非定常状態にあるときに、交換後の使用前の新
工具を備えた刃物台を前記初期移動させたときの計測移
動量を、交換時点で旧工具の工具刃先位置補正量を記憶
している基本加工プログラムに取込んで演算した移動量
を前記刃物台の移動量として用いると共に、交換前の旧
工具を備えた刃物台を前記初期移動させたときの計測移
動量を、交換時点で旧工具の工具刃先位置補正量を記憶
している基本加工プログラムに取込んで演算した移動量
を前記基準寸法として用いて得た前記新工具刃先位置補
正量を記憶すると共に、該補正量を交換後の前記新工具
の刃先位置補正時に前記基本加工プログラムに取込んで
演算して新工具刃先の始動位置を補正する非定常時の新
工具刃先位置補正手段と、前記非定常状態にあるとき
に、予め実験により作成される工具刃先摩耗量と加工寸
法変化量との関係から被交換旧工具の工具刃先摩耗量に
対する加工寸法変化量を求め、この被交換旧工具の加工
寸法変化量を新,旧工具の加工寸法の差を示す切れ味補
正量として記憶し、該切れ味補正量を交換後の新工具の
刃先位置補正時に前記基本加工プログラムに取込んで演
算して前記非定常状態の新工具刃先の始動位置を補正す
る切れ味補正手段とを具備していることを特徴としてい
る。
たはベッドに取付けた刃先計測センサに始動位置にある
刃先が接触するまで刃物台を初期移動させたときの刃物
台の移動量と、前記始動位置にある刃先と刃先計測セン
サとの間隔寸法を示す基準寸法との差を交換後の新工具
刃先位置補正量として基本加工プログラムに取込んで演
算して新工具刃先の始動位置を補正するNC工作機械の
工具刃先位置補正装置において、前記工具刃先位置補正
量を取込んで演算する中央処理部が、工具交換時に主軸
台またはベッドが前記刃先計測センサの熱変位を生じな
い定常状態にあるのか、あるいは前記刃先計測センサの
熱変位を生じる非定常状態にあるのかを判断する設備停
止時間の測定部と、前記定常状態にあるときに、交換後
の使用前の新工具を備えた刃物台を前記初期移動させた
ときの計測移動量を、交換時点で旧工具の工具刃先位置
補正量を記憶している基本加工プログラムに取込んで演
算した移動量を前記刃物台の移動量として用いると共
に、始動位置にある前記新工具の刃先と前記刃先計測セ
ンサとの間隔寸法を予め定常状態時に計測しこの計測結
果を定数として記憶してこの定数を前記基準寸法として
用いて得た前記新工具刃先位置補正量を記憶すると共
に、該補正量を交換後の前記新工具の刃先位置補正時に
前記基本加工プログラムに取込んで演算して新工具刃先
の始動位置を補正する定常時の新工具刃先位置補正手段
と、前記非定常状態にあるときに、交換後の使用前の新
工具を備えた刃物台を前記初期移動させたときの計測移
動量を、交換時点で旧工具の工具刃先位置補正量を記憶
している基本加工プログラムに取込んで演算した移動量
を前記刃物台の移動量として用いると共に、交換前の旧
工具を備えた刃物台を前記初期移動させたときの計測移
動量を、交換時点で旧工具の工具刃先位置補正量を記憶
している基本加工プログラムに取込んで演算した移動量
を前記基準寸法として用いて得た前記新工具刃先位置補
正量を記憶すると共に、該補正量を交換後の前記新工具
の刃先位置補正時に前記基本加工プログラムに取込んで
演算して新工具刃先の始動位置を補正する非定常時の新
工具刃先位置補正手段と、前記非定常状態にあるとき
に、予め実験により作成される工具刃先摩耗量と加工寸
法変化量との関係から被交換旧工具の工具刃先摩耗量に
対する加工寸法変化量を求め、この被交換旧工具の加工
寸法変化量を新,旧工具の加工寸法の差を示す切れ味補
正量として記憶し、該切れ味補正量を交換後の新工具の
刃先位置補正時に前記基本加工プログラムに取込んで演
算して前記非定常状態の新工具刃先の始動位置を補正す
る切れ味補正手段とを具備していることを特徴としてい
る。
【0013】
【作用】請求項1記載の発明は、工具交換時の主軸台が
定常状態にあるか、あるいは非定常状態にあるかを判断
して、それぞれ各状態において、各別の基準寸法を設定
して、基本加工プログラム上で工具刃先位置の補正を行
なう。このときの基準寸法は定常状態のときは予め設定
した固定値が用いられ、非定常状態のときは、使用して
いる工具が適正寸法の加工を行っていることを前提とし
て、交換前の旧工具の刃先が始動位置から刃先計測セン
サに接触するまで初期移動したときの旧工具を備えた刃
物台の計測移動量を、工具交換時点で旧工具の工具刃先
位置補正量を記憶している基本加工プログラムに取込ん
で演算した移動量が用いられる。
定常状態にあるか、あるいは非定常状態にあるかを判断
して、それぞれ各状態において、各別の基準寸法を設定
して、基本加工プログラム上で工具刃先位置の補正を行
なう。このときの基準寸法は定常状態のときは予め設定
した固定値が用いられ、非定常状態のときは、使用して
いる工具が適正寸法の加工を行っていることを前提とし
て、交換前の旧工具の刃先が始動位置から刃先計測セン
サに接触するまで初期移動したときの旧工具を備えた刃
物台の計測移動量を、工具交換時点で旧工具の工具刃先
位置補正量を記憶している基本加工プログラムに取込ん
で演算した移動量が用いられる。
【0014】このように刃先計測センサの位置が熱変位
する非定常状態においても、熱変位を考慮した基準寸法
を用いることにしたので、熱変位により生じる計測誤差
に起因する刃先位置補正誤差を無くすことができる。
する非定常状態においても、熱変位を考慮した基準寸法
を用いることにしたので、熱変位により生じる計測誤差
に起因する刃先位置補正誤差を無くすことができる。
【0015】その上、工具刃先摩耗により切れ味が変化
する分の切れ味補正量を基本加工プログラムに取込んで
工具刃先位置の補正が完了するので、刃先が摩耗した旧
工具と鋭角な刃先の新工具との間の切れ味の差をもなく
して常に適正な加工寸法が得られる。
する分の切れ味補正量を基本加工プログラムに取込んで
工具刃先位置の補正が完了するので、刃先が摩耗した旧
工具と鋭角な刃先の新工具との間の切れ味の差をもなく
して常に適正な加工寸法が得られる。
【0016】また、請求項2記載の発明は、工具交換
後、加工寸法、あるいは使用済工具の最終(工具寿命到
達時)加工品における切削負荷を毎回計測して、切れ味
補正量を稼動中に常時修正するようにした。
後、加工寸法、あるいは使用済工具の最終(工具寿命到
達時)加工品における切削負荷を毎回計測して、切れ味
補正量を稼動中に常時修正するようにした。
【0017】さらに、請求項3記載の発明は、主軸台ま
たはベッドが定常状態にあるか、あるいは非定常状態に
あるかを、設備停止時間の測定部で設備の停止時間を測
定し、その長短で判断するため、前記した工具刃先位置
の補正を主軸台またはベッドの状態に応じて適確に行う
ことができる。すなわち、設備停止時間が長いときは設
備が冷えているので刃先計測センサが熱変位を生じない
定常状態にあると判断し、短いときは設備が高温となっ
ているので刃先計測センサが熱変位を生じる非定常状態
にあると判断する。
たはベッドが定常状態にあるか、あるいは非定常状態に
あるかを、設備停止時間の測定部で設備の停止時間を測
定し、その長短で判断するため、前記した工具刃先位置
の補正を主軸台またはベッドの状態に応じて適確に行う
ことができる。すなわち、設備停止時間が長いときは設
備が冷えているので刃先計測センサが熱変位を生じない
定常状態にあると判断し、短いときは設備が高温となっ
ているので刃先計測センサが熱変位を生じる非定常状態
にあると判断する。
【0018】
【実施例】以下、本発明を図示した実施例に基づいて具
体的に説明する。
体的に説明する。
【0019】一実施例としてのNC旋盤1は、図1にそ
の概略を示すように主軸台101と、刃先計測センサS
1 (S2 )と、ツールホルダ203に保持された工具T
2 (T1 )と、NC装置3とから概略構成されており、
これら構成要素の相互関係は前述した従来のNC旋盤1
00と同様になっている。
の概略を示すように主軸台101と、刃先計測センサS
1 (S2 )と、ツールホルダ203に保持された工具T
2 (T1 )と、NC装置3とから概略構成されており、
これら構成要素の相互関係は前述した従来のNC旋盤1
00と同様になっている。
【0020】このため、以下NC旋盤100と同一構成
要素は同一符号を付して説明する。
要素は同一符号を付して説明する。
【0021】すなわち、主軸台101は、図示省略した
ベッド上に固定されており、この主軸台101にはチャ
ック装置103にワークWを把持した主軸102が図示
省略した駆動装置により回転自在に支承されている。工
具T2 (T1 ) は、ツールホルダ203に保持されると
共に、このツールホルダ203がタレット202を介し
て、ベッド上にZ軸及びX軸方向へ移動可能に支承され
た刃物台200に装着されていることによって、同方向
へ移動可能となっている(図8参照)。図1において、
符号T1 は工具寿命に到達した交換前の旧工具を示し、
符号T2 は交換後の使用前の新工具を示す。
ベッド上に固定されており、この主軸台101にはチャ
ック装置103にワークWを把持した主軸102が図示
省略した駆動装置により回転自在に支承されている。工
具T2 (T1 ) は、ツールホルダ203に保持されると
共に、このツールホルダ203がタレット202を介し
て、ベッド上にZ軸及びX軸方向へ移動可能に支承され
た刃物台200に装着されていることによって、同方向
へ移動可能となっている(図8参照)。図1において、
符号T1 は工具寿命に到達した交換前の旧工具を示し、
符号T2 は交換後の使用前の新工具を示す。
【0022】そして刃先計測センサS2 (S1 )は、図
示省略したアーム部を介して主軸台101の側方へ突出
して設けられている(図8参照)。図1において、符号
S1は設備が定常状態にあるときの刃先計測センサを示
し、符号S2 は設備が非定常状態にあるときの刃先計測
センサを示す。なお、刃先計測センサS2 (S1 ) は、
ベッドに取付けることもできる。
示省略したアーム部を介して主軸台101の側方へ突出
して設けられている(図8参照)。図1において、符号
S1は設備が定常状態にあるときの刃先計測センサを示
し、符号S2 は設備が非定常状態にあるときの刃先計測
センサを示す。なお、刃先計測センサS2 (S1 ) は、
ベッドに取付けることもできる。
【0023】このようなNC旋盤1においては、従来の
NC旋盤100と同様に図示省略の駆動装置で主軸10
2が回転すると、ワークWが所望の回転数で回転し、回
転するワークWがZ軸及びX軸方向に移動する刃物台2
00に取付けられた工具Tで所望の旋削加工が施され
る。NC旋盤1でワークWに所望の旋削加工を施す際に
は、旋盤の近傍に設けたNC装置3の基本加工プログラ
ムに基づき行われる。
NC旋盤100と同様に図示省略の駆動装置で主軸10
2が回転すると、ワークWが所望の回転数で回転し、回
転するワークWがZ軸及びX軸方向に移動する刃物台2
00に取付けられた工具Tで所望の旋削加工が施され
る。NC旋盤1でワークWに所望の旋削加工を施す際に
は、旋盤の近傍に設けたNC装置3の基本加工プログラ
ムに基づき行われる。
【0024】NC装置3の中央処理部31には、図2に
示すように必要なデータを入力するための入力装置とし
てのキーボード32,及び必要なデータやテーブルある
いは図形を表示するための表示装置としてのCRT33
が接続されている。また、中央処理部31は、基本加工
プログラム格納部34,設備停止時間測定部35,定常
時の新工具刃先位置補正手段36,非定常時の新工具刃
先位置補正手段37及び切れ味補正手段38を備えてい
る。
示すように必要なデータを入力するための入力装置とし
てのキーボード32,及び必要なデータやテーブルある
いは図形を表示するための表示装置としてのCRT33
が接続されている。また、中央処理部31は、基本加工
プログラム格納部34,設備停止時間測定部35,定常
時の新工具刃先位置補正手段36,非定常時の新工具刃
先位置補正手段37及び切れ味補正手段38を備えてい
る。
【0025】前記格納部34に記憶される基本加工プロ
グラムは、固定サイクルとして作成され、工具刃先位置
の補正は前記基本加工プログラム上、図1に示す主軸1
02の軸心と工具刃先との間隔寸法L0 に対して行われ
る。
グラムは、固定サイクルとして作成され、工具刃先位置
の補正は前記基本加工プログラム上、図1に示す主軸1
02の軸心と工具刃先との間隔寸法L0 に対して行われ
る。
【0026】設備停止時間測定部35は、工具交換時に
設備としての主軸台101の停止時間を測定し、停止時
間の長いときは主軸台101が冷めているので定常状態
にあると判断し、停止時間の短いときは主軸台101
が、環境温度、設備発熱及び切削熱等により高温になっ
ているので非定常状態にあると判断する。非定常状態に
あるときは刃先計測センサS2 は図1に示すように主軸
102の軸心からの距離L1 の位置にあり、定常状態に
あるときの刃先計測センサS1 よりも△L1 だけ熱変位
している。
設備としての主軸台101の停止時間を測定し、停止時
間の長いときは主軸台101が冷めているので定常状態
にあると判断し、停止時間の短いときは主軸台101
が、環境温度、設備発熱及び切削熱等により高温になっ
ているので非定常状態にあると判断する。非定常状態に
あるときは刃先計測センサS2 は図1に示すように主軸
102の軸心からの距離L1 の位置にあり、定常状態に
あるときの刃先計測センサS1 よりも△L1 だけ熱変位
している。
【0027】定常時の新工具刃先位置補正手段36は、
予め設定した定数としての基準寸法を用い、この基準寸
法と、交換後の使用前の新工具の刃先が始動位置から刃
先計測センサS1 に接触するまで刃物台200を初期移
動させたときの計測移動量を、工具交換時点で旧工具の
工具刃先位置補正量を記憶している基本加工プログラム
に取込んで演算した移動量との差を定常時刃先位置補正
量として記憶する。このときの基準寸法は、始動位置に
ある新工具の刃先と刃先計測センサS1 との間隔寸法を
予め定常状態時に計測して決定しておく。
予め設定した定数としての基準寸法を用い、この基準寸
法と、交換後の使用前の新工具の刃先が始動位置から刃
先計測センサS1 に接触するまで刃物台200を初期移
動させたときの計測移動量を、工具交換時点で旧工具の
工具刃先位置補正量を記憶している基本加工プログラム
に取込んで演算した移動量との差を定常時刃先位置補正
量として記憶する。このときの基準寸法は、始動位置に
ある新工具の刃先と刃先計測センサS1 との間隔寸法を
予め定常状態時に計測して決定しておく。
【0028】また、非定常時の新工具刃先位置補正手段
37は、工具寿命に達した交換前の旧工具T1 を備えた
刃物台200を始動位置にある刃先が刃先計測センサS
2 に接触するまで初期移動させたときの計測移動量を、
工具交換時点で旧工具T2 の工具刃先位置補正量を記憶
している基本加工プログラムに取込んで演算した移動量
を非定常時基準寸法L2 とし、かつ、交換後の使用前の
新工具T2 の刃先が始動位置から刃先計測センサS2 に
接触するまで刃物台200を初期移動させたときの計測
移動量を、工具交換時点で旧工具T2 の工具刃先位置補
正量を記憶している基本加工プログラムに取込んで演算
した移動量を刃物台200の移動量L20とし、これら非
定常時基準寸法L2 と刃物台の移動量L20との差△Tを
非定常時刃先位置補正量として記憶する。
37は、工具寿命に達した交換前の旧工具T1 を備えた
刃物台200を始動位置にある刃先が刃先計測センサS
2 に接触するまで初期移動させたときの計測移動量を、
工具交換時点で旧工具T2 の工具刃先位置補正量を記憶
している基本加工プログラムに取込んで演算した移動量
を非定常時基準寸法L2 とし、かつ、交換後の使用前の
新工具T2 の刃先が始動位置から刃先計測センサS2 に
接触するまで刃物台200を初期移動させたときの計測
移動量を、工具交換時点で旧工具T2 の工具刃先位置補
正量を記憶している基本加工プログラムに取込んで演算
した移動量を刃物台200の移動量L20とし、これら非
定常時基準寸法L2 と刃物台の移動量L20との差△Tを
非定常時刃先位置補正量として記憶する。
【0029】さらに、切れ味補正手段38は、予め実験
により作成される工具刃先摩耗量と加工寸法変化量との
関係から求められる加工寸法変化量を切れ味補正量△S
として記憶する。
により作成される工具刃先摩耗量と加工寸法変化量との
関係から求められる加工寸法変化量を切れ味補正量△S
として記憶する。
【0030】この切れ味補正量△Sは、新、旧工具
T2 、T1 の間で切れ味が相違するため加工寸法に差を
生じることに鑑みて補正されるものであり、次のように
して求められる。
T2 、T1 の間で切れ味が相違するため加工寸法に差を
生じることに鑑みて補正されるものであり、次のように
して求められる。
【0031】設備が単一部品の量産機である場合は、同
一設備及び同一工具を用いた事前実験により図3に示
す、刃先摩耗量と加工寸法変化量との関係を求める。す
なわち、実際の使用済工具(被交換旧工具)の刃先摩耗
量VB を調べ、このときの加工寸法変化量の平均値を求
めて、この平均値を切れ味補正量△Sとし、この切れ味
補正量△Sを定数として記憶し、非定常状態時における
工具交換後の新工具T2の工具刃先補正時に基本加工プ
ログラムに読み込んで加算する。
一設備及び同一工具を用いた事前実験により図3に示
す、刃先摩耗量と加工寸法変化量との関係を求める。す
なわち、実際の使用済工具(被交換旧工具)の刃先摩耗
量VB を調べ、このときの加工寸法変化量の平均値を求
めて、この平均値を切れ味補正量△Sとし、この切れ味
補正量△Sを定数として記憶し、非定常状態時における
工具交換後の新工具T2の工具刃先補正時に基本加工プ
ログラムに読み込んで加算する。
【0032】加工ワークが変わる場合、あるいは刃先摩
耗量が一定でない場合等では、次に示す二つの方法で切
れ味補正量△Sを決定し、稼動中に常時刃先位置を修正
する。
耗量が一定でない場合等では、次に示す二つの方法で切
れ味補正量△Sを決定し、稼動中に常時刃先位置を修正
する。
【0033】第1の方法は、加工寸法モニタによる傾向
変化フィードバックによるものであり、工具交換後の初
品加工寸法を毎回記憶しておき、狙いの寸法(例えば公
差中央値)からのずれ量について、事前に設定したルー
ルに基づいて傾向変化補正量△S、及び修正量αを決定
する。
変化フィードバックによるものであり、工具交換後の初
品加工寸法を毎回記憶しておき、狙いの寸法(例えば公
差中央値)からのずれ量について、事前に設定したルー
ルに基づいて傾向変化補正量△S、及び修正量αを決定
する。
【0034】例えば公差中央値からのずれ量の傾向変化
が図4に示すように得られたとき、例えばルールを表1
に示すように、事前に設定しておく。
が図4に示すように得られたとき、例えばルールを表1
に示すように、事前に設定しておく。
【0035】
【表1】 すなわち、ルール1の場合は公差中央値からのずれ量が
5μ以内のときで、修正量α=0、補正量△S=△Sと
決め、ルール2の場合は公差中央値からのずれ量が5μ
以上で、このずれ量が3回連続して発生するときで、修
正量α=3μ、補正量△S=△S+3μと決め、ルール
3の場合は公差中央値からのずれ量が5μ以上で、この
ずれ量が8回連続して発生するときで、修正量α=7
μ、補正量△S=△S+7μと決める。
5μ以内のときで、修正量α=0、補正量△S=△Sと
決め、ルール2の場合は公差中央値からのずれ量が5μ
以上で、このずれ量が3回連続して発生するときで、修
正量α=3μ、補正量△S=△S+3μと決め、ルール
3の場合は公差中央値からのずれ量が5μ以上で、この
ずれ量が8回連続して発生するときで、修正量α=7
μ、補正量△S=△S+7μと決める。
【0036】また、第2の方法は切削負荷モニタによる
傾向変化フィードバックによるものであり、例えばツー
ルホルダに取付ける歪ゲージ等の工具の切削抵抗の測定
手段を設けて、使用済工具の最終(工具寿命到達時)加
工品における切削負荷を工具の交換毎に計測する。そし
てこの切削負荷について、事前に設定したルールに基づ
いて傾向変化補正量△S、及び修正量αを決定する。
傾向変化フィードバックによるものであり、例えばツー
ルホルダに取付ける歪ゲージ等の工具の切削抵抗の測定
手段を設けて、使用済工具の最終(工具寿命到達時)加
工品における切削負荷を工具の交換毎に計測する。そし
てこの切削負荷について、事前に設定したルールに基づ
いて傾向変化補正量△S、及び修正量αを決定する。
【0037】例えば、切削負荷の傾向変化が図5に示す
ように得られたとき、基準値F0 の上側及び下側に上側
仕切値F1 及び下側仕切値F2 を事前に設定しておき、
仕切値を一定回数超えた場合ルールに基づいて補正量△
S及び補正量αを決定する。図5においてはA部分が修
正個所となる。このときのルールは例えば前述した表1
に示すルールと同様なものとなる。
ように得られたとき、基準値F0 の上側及び下側に上側
仕切値F1 及び下側仕切値F2 を事前に設定しておき、
仕切値を一定回数超えた場合ルールに基づいて補正量△
S及び補正量αを決定する。図5においてはA部分が修
正個所となる。このときのルールは例えば前述した表1
に示すルールと同様なものとなる。
【0038】次に、本実施例の作動を図6及び図7のフ
ローチャートに基づき説明する。
ローチャートに基づき説明する。
【0039】まず、図6において旧工具が工具寿命に到
達して工具交換の必要を生じたときに、第10段で設備
停止時間測定部35が設備停止時間の長短を判断する。
設備停止時間が短ければ、第20段で交換前の旧工具T
1 の刃先計測センサS2 に対する刃先位置L2 を、刃物
台200の工具交換時点で旧工具T1 の工具刃先位置補
正量を記憶している基本加工プログラムに取り込んで演
算した移動量L2 として記憶すると共に、この移動量L
2 を第30段で基本加工プログラム上の基準寸法L2 と
して非定常時の新工具刃先位置補正手段37に記憶する
(図1の(a)参照)。第40段では旧工具T1 に換え
て新工具T2 をツールホルダ203に取付け、第50段
ではこの新工具T2 の刃先計測センサS2 に対する刃先
位置L20を刃物台200の、工具交換時点で旧工具T1
の工具刃先位置補正量を記憶している基本加工プログラ
ムに取り込んで演算した移動量L20として記憶する(図
1の(b)参照)と共に、基準寸法L2 と新工具T2 の
移動量L20との差を新工具刃先位置補正量△Tとして非
定常時の新工具刃先位置補正手段37に記憶する。この
新工具刃先位置補正量△Tは補正時に中央処理部31に
取込まれて演算処理され、この結果新工具T2 はその刃
先が図1の(c)の状態になるように補正される。さら
に、第60段では新旧工具T2 ,T1 間の切れ味の相違
に起因する切れ味補正量△Sを加算する。
達して工具交換の必要を生じたときに、第10段で設備
停止時間測定部35が設備停止時間の長短を判断する。
設備停止時間が短ければ、第20段で交換前の旧工具T
1 の刃先計測センサS2 に対する刃先位置L2 を、刃物
台200の工具交換時点で旧工具T1 の工具刃先位置補
正量を記憶している基本加工プログラムに取り込んで演
算した移動量L2 として記憶すると共に、この移動量L
2 を第30段で基本加工プログラム上の基準寸法L2 と
して非定常時の新工具刃先位置補正手段37に記憶する
(図1の(a)参照)。第40段では旧工具T1 に換え
て新工具T2 をツールホルダ203に取付け、第50段
ではこの新工具T2 の刃先計測センサS2 に対する刃先
位置L20を刃物台200の、工具交換時点で旧工具T1
の工具刃先位置補正量を記憶している基本加工プログラ
ムに取り込んで演算した移動量L20として記憶する(図
1の(b)参照)と共に、基準寸法L2 と新工具T2 の
移動量L20との差を新工具刃先位置補正量△Tとして非
定常時の新工具刃先位置補正手段37に記憶する。この
新工具刃先位置補正量△Tは補正時に中央処理部31に
取込まれて演算処理され、この結果新工具T2 はその刃
先が図1の(c)の状態になるように補正される。さら
に、第60段では新旧工具T2 ,T1 間の切れ味の相違
に起因する切れ味補正量△Sを加算する。
【0040】この切れ味補正量△Sは予め実験により工
具刃先摩耗量との関係で求められる加工寸法変化量を定
数として切れ味補正手段38に記憶される。そしてこの
切れ味補正量△Sは、交換後の新工具T2 の刃先補正時
に中央処理部31に取込まれて演算処理され、この結果
新工具T2 の刃先が図1の(d)の状態になるように補
正される。
具刃先摩耗量との関係で求められる加工寸法変化量を定
数として切れ味補正手段38に記憶される。そしてこの
切れ味補正量△Sは、交換後の新工具T2 の刃先補正時
に中央処理部31に取込まれて演算処理され、この結果
新工具T2 の刃先が図1の(d)の状態になるように補
正される。
【0041】以上により、非定常時における交換後の使
用前の新工具刃先位置の始動位置の補正が完了する。
用前の新工具刃先位置の始動位置の補正が完了する。
【0042】単一部品の量産機では以上の仕方で工具刃
先位置の補正を行なえば良いが、加工ワークが変わる場
合、あるいは刃先摩耗量が一定でない場合等に稼動中の
補正量を修正するときには図7に示すフローチャートに
基づいて切れ味補正量△Sが修正される。
先位置の補正を行なえば良いが、加工ワークが変わる場
合、あるいは刃先摩耗量が一定でない場合等に稼動中の
補正量を修正するときには図7に示すフローチャートに
基づいて切れ味補正量△Sが修正される。
【0043】すなわち、第61段で工具交換後の初品加
工寸法を毎回計測し、第62段で前記測定値を公差中央
値からのずれ量(図4参照)として切れ味補正手段38
に記憶する。第63段では前記ずれ量が事前に設定した
ルール(表1参照)のルール1に適合するか否かを判断
し、適合すれば、修正量α=0で、切れ味補正量△S=
△Sとなり、適合しなければ第64段でルール3に適合
するか否かをさらに判断し、適合すれば修正量α=7μ
となり切れ味補正量△S=△S+7μとなり、適合しな
ければ修正量α=3μとなり切れ味補正量△S=△S+
3μとなりそれぞれ切れ味補正量△Sの修正が完了す
る。修正された切れ味補正量△Sは図6の第60段の切
れ味補正量△Sとなり、稼動中に常時中央処理部31に
読み込んで加算し、稼動中の工具刃先位置を補正する。
工寸法を毎回計測し、第62段で前記測定値を公差中央
値からのずれ量(図4参照)として切れ味補正手段38
に記憶する。第63段では前記ずれ量が事前に設定した
ルール(表1参照)のルール1に適合するか否かを判断
し、適合すれば、修正量α=0で、切れ味補正量△S=
△Sとなり、適合しなければ第64段でルール3に適合
するか否かをさらに判断し、適合すれば修正量α=7μ
となり切れ味補正量△S=△S+7μとなり、適合しな
ければ修正量α=3μとなり切れ味補正量△S=△S+
3μとなりそれぞれ切れ味補正量△Sの修正が完了す
る。修正された切れ味補正量△Sは図6の第60段の切
れ味補正量△Sとなり、稼動中に常時中央処理部31に
読み込んで加算し、稼動中の工具刃先位置を補正する。
【0044】また図6の第10段の判断で設備停止時間
が長ければ、新工具T2 の刃先計測センサS1 に対する
基準寸法を定数として予め設定しておき(図6の第70
段参照)、第40段での工具交換後、第50段で新工具
T2 の刃先が刃先計測センサS1 に接触するまで刃物台
200を初期移動させたときの計測移動量を、工具交換
時点で旧工具T1 の工具刃先位置補正量を記憶している
基本加工プログラムに取込んで演算した移動量と、前記
基準寸法との差を定常時刃先位置補正量として定常時の
新工具刃先位置補正手段36に記憶する。そして工具刃
先補正時(工具交換時)、前記定常時刃先位置補正量が
中央処理部31に取込まれて演算処理され、これにより
新工具T2 の刃先位置(始動位置)が補正される。
が長ければ、新工具T2 の刃先計測センサS1 に対する
基準寸法を定数として予め設定しておき(図6の第70
段参照)、第40段での工具交換後、第50段で新工具
T2 の刃先が刃先計測センサS1 に接触するまで刃物台
200を初期移動させたときの計測移動量を、工具交換
時点で旧工具T1 の工具刃先位置補正量を記憶している
基本加工プログラムに取込んで演算した移動量と、前記
基準寸法との差を定常時刃先位置補正量として定常時の
新工具刃先位置補正手段36に記憶する。そして工具刃
先補正時(工具交換時)、前記定常時刃先位置補正量が
中央処理部31に取込まれて演算処理され、これにより
新工具T2 の刃先位置(始動位置)が補正される。
【0045】以上述べたように本実施例においては、工
具交換時の主軸台101が定常状態にあるか否かを設備
停止時間測定部35で判断し定常時及び非定常時でそれ
ぞれ別の基準寸法を用いて工具刃先位置の補正を行うよ
うになっている。
具交換時の主軸台101が定常状態にあるか否かを設備
停止時間測定部35で判断し定常時及び非定常時でそれ
ぞれ別の基準寸法を用いて工具刃先位置の補正を行うよ
うになっている。
【0046】そして、非定常時の基準寸法は、使用して
いる工具が適正寸法の加工を行っていることを前提とし
て、工具寿命に到達した旧工具の刃先位置を熱変位後の
刃先計測センサS2 で計測し、この計測値を用いること
にしたので、刃先計測センサの熱変位による計測誤差を
無くすことができる。その上、非定常時の補正は工具寿
命に到達した旧工具と新工具との切れ味の相違に起因す
る切れ味補正量△Sを基本加工プログラムにさらに加算
して補正するものであるから、常に適正な加工寸法が得
られる。
いる工具が適正寸法の加工を行っていることを前提とし
て、工具寿命に到達した旧工具の刃先位置を熱変位後の
刃先計測センサS2 で計測し、この計測値を用いること
にしたので、刃先計測センサの熱変位による計測誤差を
無くすことができる。その上、非定常時の補正は工具寿
命に到達した旧工具と新工具との切れ味の相違に起因す
る切れ味補正量△Sを基本加工プログラムにさらに加算
して補正するものであるから、常に適正な加工寸法が得
られる。
【0047】また、本実施例は、切れ味補正量△Sを、
加工寸法モニタによる傾向変化フィードバックあるいは
切削負荷モニタによる傾向変化フィードバックにより稼
動中に常時修正することにより、加工ワークが変わる場
合、あるいは刃先摩耗量が一定でない場合等の旋削加工
においても常に適正な加工寸法が得られる。
加工寸法モニタによる傾向変化フィードバックあるいは
切削負荷モニタによる傾向変化フィードバックにより稼
動中に常時修正することにより、加工ワークが変わる場
合、あるいは刃先摩耗量が一定でない場合等の旋削加工
においても常に適正な加工寸法が得られる。
【0048】さらに、本実施例における工具刃先位置補
正寸法を工具交換時に実行することにより、初品加工寸
法の加工不良をなくすことができ、かつ設備の無人化、
稼動率の向上を図ることができる。
正寸法を工具交換時に実行することにより、初品加工寸
法の加工不良をなくすことができ、かつ設備の無人化、
稼動率の向上を図ることができる。
【0049】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1記載のNC
工作機械の工具刃先位置補正方法によれば、工具交換時
の刃先計測センサの取り付けられた主軸台あるいはベッ
ドが前記センサの熱変位を生じない定常状態にあるか、
あるいは前記センサの熱変位を生じる非定常状態にある
かを判断し、定常時及び非定常時でそれぞれ別の基準寸
法を用いて工具刃先位置の補正を行うようになってお
り、非定常時には工具寿命に到達した旧工具の刃先位置
を熱変位後の刃先計測センサで計測し、この計測値を基
準寸法として用いることにしたので、刃先計測センサの
熱変位による計測誤差を無くすことができる。その上、
非定常時の補正は工具寿命に到達した旧工具と新工具と
の切れ味の相違に起因する切れ味補正量を基本加工プロ
グラムにさらに加算して補正するものであるから、常に
適正な加工寸法が得られる。
工作機械の工具刃先位置補正方法によれば、工具交換時
の刃先計測センサの取り付けられた主軸台あるいはベッ
ドが前記センサの熱変位を生じない定常状態にあるか、
あるいは前記センサの熱変位を生じる非定常状態にある
かを判断し、定常時及び非定常時でそれぞれ別の基準寸
法を用いて工具刃先位置の補正を行うようになってお
り、非定常時には工具寿命に到達した旧工具の刃先位置
を熱変位後の刃先計測センサで計測し、この計測値を基
準寸法として用いることにしたので、刃先計測センサの
熱変位による計測誤差を無くすことができる。その上、
非定常時の補正は工具寿命に到達した旧工具と新工具と
の切れ味の相違に起因する切れ味補正量を基本加工プロ
グラムにさらに加算して補正するものであるから、常に
適正な加工寸法が得られる。
【0050】その上、この工具刃先位置補正方法を工具
交換時に実行することにより、初品加工寸法の加工不良
をなくすことができ、かつ設備の無人化、稼動率の向上
を図ることができる。
交換時に実行することにより、初品加工寸法の加工不良
をなくすことができ、かつ設備の無人化、稼動率の向上
を図ることができる。
【0051】また、請求項2記載の工具刃先位置補正方
法によれば、切れ味補正量を稼動中に常時修正するよう
にしたので、加工ワークが変わる場合、あるいは刃先摩
耗量が一定でない場合等の旋削加工においても常に適正
な加工寸法が得られる。
法によれば、切れ味補正量を稼動中に常時修正するよう
にしたので、加工ワークが変わる場合、あるいは刃先摩
耗量が一定でない場合等の旋削加工においても常に適正
な加工寸法が得られる。
【0052】請求項3記載のNC工作機械の工具刃先位
置補正装置は、前記した工具刃先位置補正寸法を確実に
実行することができ、この実行により前記した請求項1
記載の発明と同様の効果を奏する。
置補正装置は、前記した工具刃先位置補正寸法を確実に
実行することができ、この実行により前記した請求項1
記載の発明と同様の効果を奏する。
【図1】一実施例としてのNC旋盤の工具刃先位置の補
正方法の説明図である。
正方法の説明図である。
【図2】一実施例としてのNC装置の構成ブロック図で
ある。
ある。
【図3】切れ味補正量を求めるための刃先摩耗量と加工
寸法変化量との関係を示すグラフである。
寸法変化量との関係を示すグラフである。
【図4】加工寸法の公差中央値からのずれ量を示すグラ
フである。
フである。
【図5】使用済工具の最終(工具寿命到達時)加工品に
おける切削負荷を示すグラフである。
おける切削負荷を示すグラフである。
【図6】本発明の作動を説明する一実施例としてのフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図7】図6の切れ味補正量を修正するためのフローチ
ャートである。
ャートである。
【図8】従来のNC旋盤の工具刃先位置の補正方法の説
明図である。
明図である。
【図9】従来のNC装置の構成ブロック図である。
1 NC旋盤 3 NC装置 31 中央処理部 34 基本加工プログラム格納部 35 設備停止時間測定部 36 定常時の新工具刃先位置補正手段 37 非定常時の新工具刃先位置補正手段 38 切れ味補正手段 101 主軸台 102 主軸 200 刃物台 S1 刃先計測センサ(定常時の) S2 刃先計測センサ(非定常時の) T1 旧工具 T2 新工具 L2 基準寸法(非定常時の) △T 新工具刃先位置補正量(非定常時の) △S 切れ味補正量
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G05B 19/18 K (72)発明者 浦野 永史郎 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (56)参考文献 特開 昭64−64750(JP,A) 特開 昭62−88548(JP,A) 実開 昭58−84839(JP,U)
Claims (3)
- 【請求項1】 主軸台またはベッドに取付けた刃先計測
センサに始動位置にある刃先が接触するまで刃物台を初
期移動させたときの刃物台の移動量と、前記始動位置に
ある刃先と刃先計測センサとの間隔寸法を示す基準寸法
との差を交換後の新工具刃先位置補正量として基本加工
プログラムに取込んで演算して新工具刃先の始動位置を
補正するNC工作機械の工具刃先位置補正方法におい
て、 工具交換時に、前記主軸台またはベッドが前記刃先計測
センサの熱変位を生じない定常状態にあるのか、あるい
は前記刃先計測センサの熱変位を生じる非定常状態にあ
るのかを判断し、 定常状態にあるときは、交換後の使用前の新工具を備え
た刃物台を前記初期移動させたときの計測移動量を、交
換時点で旧工具の工具刃先位置補正量を記憶している基
本加工プログラムに取込んで演算した移動量を前記刃物
台の移動量として用いると共に、始動位置にある前記新
工具の刃先と前記刃先計測センサとの間隔寸法を予め定
常状態時に計測しこの計測結果を定数として記憶してこ
の定数を前記基準寸法として用いて得た前記新工具刃先
位置補正量を交換後の前記新工具の刃先位置補正時に前
記基本加工プログラムに取込んで演算して定常状態の新
工具刃先の始動位置を補正するようにし、 非定常状態にあるときは、交換後の使用前の新工具を備
えた刃物台を前記初期移動させたときの計測移動量を、
交換時点で旧工具の工具刃先位置補正量を記憶している
基本加工プログラムに取込んで演算した移動量を前記刃
物台の移動量として用いると共に、交換前の旧工具を備
えた刃物台を前記初期移動させたときの計測移動量を、
交換時点で旧工具の工具刃先位置補正量を記憶している
基本加工プログラムに取込んで演算した移動量を前記基
準寸法として用いて前記新工具刃先位置補正量を求め、
かつ予め実験により作成される工具刃先摩耗量と加工寸
法変化量との関係から被交換旧工具の工具刃先摩耗量に
対する加工寸法変化量を求め、この被交換旧工具の加工
寸法変化量を新,旧工具間の加工寸法の差を示す切れ味
補正量として記憶し、交換後の前記新工具の刃先位置補
正時に前記のようにして求めた新工具刃先位置補正量及
び切れ味補正量を前記基本加工プログラムに取込んで演
算して非定常状態の新工具刃先の始動位置を補正するよ
うにしたことを特徴とするNC工作機械の工具刃先位置
補正方法。 - 【請求項2】 請求項1記載のNC工作機械の工具刃先
位置補正方法であって、 工具交換後の新工具の加工寸法あるいは切削抵抗を計測
手段により毎回測定して記憶し、モニタにより予め設定
した所望の範囲からの前記測定結果のずれの傾向を監視
すると共に、前記ずれの傾向を予め設定したル−ルに基
ずき判断して前記切れ味補正量の修正量を決定し、この
修正量で修正された切れ味補正量を稼働中に常時前記基
本加工プログラムに取込んで演算して稼働中の工具刃先
位置を補正するようにしたことを特徴とするNC工作機
械の工具刃先位置補正方法。 - 【請求項3】主軸台またはベッドに取付けた刃先計測セ
ンサに始動位置にある刃先が接触するまで刃物台を初期
移動させたときの刃物台の移動量と、前記始動位置にあ
る刃先と刃先計測センサとの間隔寸法を示す基準寸法と
の差を交換後の新工具刃先位置補正量として基本加工プ
ログラムに取込んで演算して新工具刃先の始動位置を補
正するNC工作機械の工具刃先位置補正装置において、 前記工具刃先位置補正量を取込んで演算する中央処理部
が、 工具交換時に主軸台またはベッドが前記刃先計測センサ
の熱変位を生じない定常状態にあるのか、あるいは前記
刃先計測センサの熱変位を生じる非定常状態にあるのか
を判断する設備停止時間の測定部と、 前記定常状態にあるときに、交換後の使用前の新工具を
備えた刃物台を前記初期移動させたときの計測移動量
を、交換時点で旧工具の工具刃先位置補正量を記憶して
いる基本加工プログラムに取込んで演算した移動量を前
記刃物台の移動量として用いると共に、始動位置にある
前記新工具の刃先と前記刃先計測センサとの間隔寸法を
予め定常状態時に計測しこの計測結果を定数として記憶
してこの定数を前記基準寸法として用いて得た前記新工
具刃先位置補正量を記憶すると共に、該補正量を交換後
の前記新工具の刃先位置補正時に前記基本加工プログラ
ムに取込んで演算して新工具刃先の始動位置を補正する
定常時の新工具刃先位置補正手段と、 前記非定常状態にあるときに、交換後の使用前の新工具
を備えた刃物台を前記初期移動させたときの計測移動量
を、交換時点で旧工具の工具刃先位置補正量を記憶して
いる基本加工プログラムに取込んで演算した移動量を前
記刃物台の移動量として用いると共に、交換前の旧工具
を備えた刃物台を前記初期移動させたときの計測移動量
を、交換時点で旧工具の工具刃先位置補正量を記憶して
いる基本加工プログラムに取込んで演算した移動量を前
記基準寸法として用いて得た前記新工具刃先位置補正量
を記憶すると共に、該補正量を交換後の前記新工具の刃
先位置補正時に前記基本加工プログラムに取込んで演算
して新工具刃先の始動位置を補正する非定常時の新工具
刃先位置補正手段と、 前記非定常状態にあるときに、予め実験により作成され
る工具刃先摩耗量と加工寸法変化量との関係から被交換
旧工具の工具刃先摩耗量に対する加工寸法変化量を求
め、この被交換旧工具の加工寸法変化量を新,旧工具の
加工寸法の差を示す切れ味補正量として記憶し、該切れ
味補正量を交換後の新工具の刃先位置補正時に前記基本
加工プログラムに取込んで演算して前記非定常状態の新
工具刃先の始動位置を補正する切れ味補正手段とを具備
していることを特徴とするNC工作機械の工具刃先位置
補正装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP5346949A JP2706420B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | Nc工作機械の工具刃先位置補正方法及びその装置 |
TW083111735A TW262425B (ja) | 1993-12-27 | 1994-12-15 | |
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JP5346949A JP2706420B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | Nc工作機械の工具刃先位置補正方法及びその装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07186006A JPH07186006A (ja) | 1995-07-25 |
JP2706420B2 true JP2706420B2 (ja) | 1998-01-28 |
Family
ID=18386912
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KR (1) | KR0122494B1 (ja) |
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TW (1) | TW262425B (ja) |
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