JPH08132332A - 工作機械における位置ずれ補正方法 - Google Patents

工作機械における位置ずれ補正方法

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JPH08132332A
JPH08132332A JP6293664A JP29366494A JPH08132332A JP H08132332 A JPH08132332 A JP H08132332A JP 6293664 A JP6293664 A JP 6293664A JP 29366494 A JP29366494 A JP 29366494A JP H08132332 A JPH08132332 A JP H08132332A
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tool
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measurement
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Ryuji Suzuki
竜二 鈴木
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    • GPHYSICS
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 測定作業を頻繁に行わなくても工具−加工物
間の位置ずれ補正を正確に行うことのできる位置ずれ補
正方法を提供すること。 【構成】 工具1の先端作用面を検出スイッチSWに当
て、検出スイッチSWが工具1の先端作用面を検出する
位置zを求めて基準位置z0と検出位置zとの差を算出
して位置ずれ量Aを求める測定作業を、任意の時間間隔
をおいて少なくとも3回実行する(図3(a))。これ
ら実測データにより時刻Tiと位置ずれ量Aとの関係を
示す曲線の関数f(Ti)を求め、以下、関数f(Ti)により
任意の時刻Tiにおける位置ずれ量A′を予測して、工
具1の指令位置を補正する(図3(b))。位置ずれ量
を予測する関数f(Ti)により位置ずれ量A′を予測して
補正動作を行うことができるので、検出スイッチSWを
用いた実測作業を頻繁に行わなくても位置ずれの補正を
正確に行うことができるようになり、加工全般の作業効
率が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工作機械における位置
ずれ補正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】工作機械における工具−加工物間の位置
ずれは、機械自体の剛性が確保され動力系のバックラッ
シ等が十分に補正されている場合であっても、これを完
全に解消することは非常に困難である。位置ずれの原因
としては、送りネジの摩擦で生じる熱,モータの駆動に
伴う発熱,制御装置から伝播される熱,外気温の変化等
を始めとする熱的原因で生じる膨脹/収縮に伴う機械各
部の寸法変化や姿勢変化(撓み)と、工具交換等で生じ
る取付誤差、および、工具の磨耗等がある。
【0003】熱的原因で生じる機械各部の寸法変化や姿
勢変化を解消するための手段としては、送りネジ等を始
めとする主要な構成要素の中に冷却液や空気等を流して
発熱自体を抑制する方法もあるが、装置の構成が複雑と
なり、また、装置自体が小型である場合には冷却機構を
配設するスペースが確保できないという問題があり、当
然、このような方法だけでは工具交換等で生じる取付誤
差や工具の磨耗等に対処することはできない。
【0004】そこで、確実に位置ずれを補正するための
手段として、加工物取付面と工具の作用面との距離を測
定してその値を位置ずれの補正値に反映させる方法が提
案されている。しかし、実際の加工に当たっては、送り
ネジの摩擦で生じる熱,モータの駆動に伴う発熱,制御
装置から伝播される熱,外気温の変化等を始めとする熱
的原因で機械各部の温度が絶えず変化して膨脹/収縮し
ているので、正確な補正作業を行うためには加工物取付
面と工具の作用面との距離を頻繁に測定して補正値を修
正してやる必要がある。そのための測定および修正作業
は、工具の作用面を加工物取付面上の検出手段に接触さ
せ、検出手段が工具の作用面を検出したときの各軸位置
を測定し、各軸位置の測定値と基準位置との差を求めて
補正値を修正することにより行われるが、測定を正確に
行う必要上、工具を微速移動させて検出手段に接触させ
なければならず、測定作業に時間がかかる。従って、こ
のような測定作業を頻繁に行うと全体としての加工時間
が増大するという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
従来技術の欠点を解消し、時間のかかる測定作業を頻繁
に行わなくても工具−加工物間の位置ずれ補正を正確に
行うことのできる工作機械における位置ずれ補正方法を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、検出手段が工
具の作用面を検出する位置を任意の時間間隔をおいて少
なくとも3回測定して基準位置と測定位置とのずれ量を
測定時刻と共に記憶し、前記ずれ量と測定時刻との関係
に基いて時刻とずれ量との関係を示す曲線の関数を求め
た後、前記曲線の関数と現在時刻とに基いてずれ量を求
めて工具の指令位置を補正することにより前記目的を達
成した。
【0007】更に、前記曲線の関数と現在時刻とに基い
てずれ量を求めて工具の指令位置を補正すると共に、逐
次任意のタイミングでずれ量を再測定して測定時刻と共
に記憶し、直前に記憶された少なくとも3組のずれ量と
測定時刻との関係に基いて時刻とずれ量との関係を示す
曲線の関数を更新し、該曲線の関数と現在時刻とに基い
てずれ量を求めて工具の指令位置を補正することによ
り、工作機械の動作態様やそのおかれた環境等に応じ、
時刻とずれ量との関係を示す曲線の関数をより適切なも
のに修正できるようにした。
【0008】また、逐次任意のタイミングでずれ量を再
測定して測定時刻と共に記憶し、測定により求められた
ずれ量と前記曲線の関数により求められたずれ量との差
を比較して、その差が第1の所定値以下になるとずれ量
の再測定および曲線の関数の更新を終了させることによ
り、不必要な測定作業による時間の無駄をなくした。
【0009】そして、再測定により求められたずれ量と
前記曲線の関数により求められたずれ量との差を比較し
て、その差が第1の所定値とこれよりも大きな第2の所
定値との間にある場合に限って直前に記憶された少なく
とも3組のずれ量と測定時刻との関係に基いて時刻とず
れ量との関係を示す曲線の関数を修正して工具の指令位
置を補正することにより、連続運転中の温度変化等によ
って生じる位置ずれに対して既存の測定データにより柔
軟に対処するようにした。一方、再測定により求められ
たずれ量と前記曲線の関数により求められたずれ量との
差が第2の所定値を越えた場合には、工作機械の動作態
様やそのおかれた環境等に大きな変化があったものと判
断し、前記検出手段が工具の作用面を検出する位置を任
意の時間間隔をおいて改めて少なくとも2回測定して基
準位置と測定位置とのずれ量を測定時刻と共に記憶し、
直前に記憶された少なくとも3組のずれ量と測定時刻と
の関係に基いて時刻とずれ量との関係を示す曲線の関数
を求めて更新記憶し、該曲線の関数と現在時刻とに基い
てずれ量を求めて工具の指令位置を補正することによ
り、工作機械の停止等による温度変化や工具の交換等で
生じる位置ずれに対処するようにした。
【0010】
【作用】まず、検出手段が工具の作用面を検出する位置
を任意の時間間隔をおいて少なくとも3回測定して基準
位置と測定位置とのずれ量を測定時刻と共に記憶し、前
記ずれ量と測定時刻との関係に基いて時刻とずれ量との
関係を示す曲線の関数を求める。その後、前記曲線の関
数と現在時刻とに基いてその時点でのずれ量を求め、工
具の指令位置を補正する。時刻とずれ量との関係を示す
曲線により正確にずれ量を予測できるので頻繁に測定を
行わなくても適切な補正を行うことができ、測定による
加工時間のロスが抑制される。
【0011】また、逐次任意のタイミングでずれ量を再
測定して測定時刻と共に記憶し、直前に記憶された少な
くとも3組のずれ量と測定時刻との関係に基いて時刻と
ずれ量との関係を示す曲線の関数を更新し、該曲線の関
数と現在時刻とに基いてずれ量を求めて工具の指令位置
を補正することにより、工作機械の動作態様やそのおか
れた環境等に応じ、一層正確な補正作業が行われる。
【0012】曲線の関数を更新しながら補正作業を行う
場合は、測定により求められたずれ量と前記曲線の関数
により求められたずれ量との差を比較し、その差が第1
の所定値以下になっているか否かを判定する。そして、
その差が第1の所定値以下になれば、その時点で求めら
れている曲線の関数によりずれ量が正確に予測されてい
るものと見做してずれ量の再測定および曲線の関数に関
する更新処理を終了させ、不必要な測定作業による時間
の無駄をなくす。
【0013】また、測定により求められたずれ量と前記
曲線の関数により求められたずれ量との差を比較して、
その差が第1の所定値とこれよりも大きな第2の所定値
との間にある場合は、少なくとも、ずれ量自体の変化は
連続的なものであって、これを予測する曲線の関数の内
容にのみ不都合があるものと見做し、直前に記憶された
少なくとも3組のずれ量と測定時刻との関係に基いて時
刻とずれ量との関係を示す曲線の関数を修正し、その関
数を更新記憶する。一方、測定により求められたずれ量
と前記曲線の関数により求められたずれ量との差が第2
の所定値を越えた場合は、工作機械の停止等による温度
変化や工具の交換等を始め、工作機械の動作態様に大き
な変化が生じたものと見做すことができるので、それま
でに測定されたデータを利用して曲線の関数を求めるこ
とには意味がない。そこで、前記検出手段が工具の作用
面を検出する位置を任意の時間間隔をおいて新たに少な
くとも2回測定して基準位置と測定位置とのずれ量を測
定時刻と共に記憶し、直前に記憶された少なくとも3組
のずれ量、即ち、動作態様に大きな変化が生じたときの
最初のずれ量と、これに引き続き任意の時間間隔をおい
て測定された最低2つのずれ量とに基いて、ずれ量を予
測するための新たな曲線の関数を求めて補正を行う。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図2は本発明の方法を適用した一実施例の工作機
械10の要部を示す模式図、また、図1はその制御装置
100の要部を示す機能ブロック図である。図2では工
作機械10として立テフライス盤の例を示しており、符
号1は工作機械10の主軸に取り付けられた工具、符号
3は工作機械10のテーブル、要するに、加工物取付面
であり、加工対象となる加工物2が磁気チャックや他の
クランプ手段により任意に取り付けられるようになって
いる。また、テーブル3の所定位置、例えば、その上面
の一隅には、工具1の作用面を検出するための検出スイ
ッチSWが設けられている。テーブル3は、制御装置1
00による制御の下、工作機械10における各軸のサー
ボモータ(後述)により工具1に対してX,Y,Zの各
軸方向に相対移動される。
【0015】図1に示されるように、制御装置100の
プロセッサ11は制御装置100を全体的に制御するプ
ロセッサである。このプロセッサ11は、ROM12に
格納されたシステムプログラムをバス21を介して読み
出し、このシステムプログラムに従って、制御装置10
0を全体的に制御する。RAM13には一時的な計算デ
ータや表示データおよびCRT/MDIユニット70を
介してオペレータが入力した各種データ等が格納され
る。CMOSメモリ14は図示しないバッテリでバック
アップされ、制御装置100の電源がオフにされても記
憶状態が保持される不揮発性メモリとして構成され、イ
ンターフェイス15を介して読込まれた加工プログラム
やCRT/MDIユニット70を介して入力された加工
プログラム等が記憶されるようになっている。また、R
OM12には、加工プログラムの作成および編集のため
に必要とされる編集モードの処理や自動運転のための処
理を実施するための各種のシステムプログラムが予め書
き込まれている。
【0016】インターフェイス15は制御装置100に
接続可能な外部機器のためのインターフェイスであり、
紙テープリーダや紙テープパンチャーおよび外部記憶装
置等の外部機器72が接続される。紙テープリーダや外
部記憶装置からは加工プログラム等が読み込まれ、ま
た、制御装置100内で編集された加工プログラムを紙
テープパンチャーや外部記憶装置に出力することができ
る。
【0017】PMC(プログラマブル・マシン・コント
ローラ)16は、制御装置100に内蔵されたシーケン
スプログラムで工作機械10側の補助装置、例えば、工
具交換用のロボットハンド等といったアクチュエータを
制御する。即ち、加工プログラムで指令されたM機能,
S機能およびT機能に従って、これらシーケンスプログ
ラムで補助装置側で必要な信号に変換し、I/Oユニッ
ト17から補助装置側に出力する。この出力信号により
各種アクチュエータ等の補助装置が作動する。また、工
作機械10の本体に配備された操作盤の各種スイッチ等
の信号を受け、必要な処理をして、プロセッサ11に渡
す。
【0018】工作機械10の各軸の現在位置,アラー
ム,パラメータ,画像データ等の画像信号はCRT/M
DIユニット70に送られ、そのディスプレイに表示さ
れる。CRT/MDIユニット70はディスプレイやキ
ーボード等を備えた手動データ入力装置であり、インー
タフェイス18はCRT/MDIユニット70のキーボ
ードからのデータを受けてプロセッサ11に渡す。イン
ターフェイス19は手動パルス発生器71に接続され、
手動パルス発生器71からのパルスを受ける。手動パル
ス発生器71は工作機械10の操作盤に実装され、手動
操作に基く分配パルスによる各軸制御で工作機械10の
可動部を精密に位置決めするために使用される。
【0019】工作機械10のテーブル3を移動させる
X,Y,Z各軸の軸制御回路30〜32はプロセッサ1
1からの各軸の移動指令を受けて、各軸の指令をサーボ
アンプ40〜42に出力する。サーボアンプ40〜42
はこの指令を受けて、工作機械10の各軸のサーボモー
タ50〜52を駆動する。各軸のサーボモータ50〜5
2には位置検出用のパルスコーダが内蔵されており、こ
のパルスコーダからの位置信号がパルス列としてフィー
ドバックされる。場合によっては、位置検出器として、
リニアスケールが使用される。また、このパルス列をF
/V(周波数/速度)変換することにより、速度信号を
生成することができる。図1ではこれらの位置信号のフ
ィードバックおよび速度フィードバックの説明は省略し
ている。
【0020】スピンドル制御回路60は工作機械10へ
の主軸回転指令を受け、スピンドルアンプ61にスピン
ドル速度信号を出力する。スピンドルアンプ61はこの
スピンドル速度信号を受けて、工作機械10の主軸モー
タ62を指令された回転速度で回転させ、工具1を駆動
する。主軸モータ62には歯車あるいはベルト等でポジ
ションコーダ63が結合され、該ポジションコーダ63
が主軸の回転に同期して帰還パルスを出力し、その帰還
パルスはインターフェイス20を経由してプロセッサ1
1によって読み取られる。65は現在時刻に同期するよ
うに調整された時計装置である。また、工作機械10の
テーブル3に設けられた検出スイッチSWはI/Oユニ
ット17に接続され、PMC16を介してプロセッサ1
1によりそのON/OFF状態が確認される。
【0021】この実施例における検出スイッチSWは、
エンドミルからなる工具1の先端作用面がZ軸方向から
接触するのを検出するように構成されているが、必要に
応じ、工具1の外周作用面がX軸方向から接触するのを
検出するための検出スイッチSW′や工具1の外周作用
面がY軸方向から接触するのを検出するための検出スイ
ッチSW″等を設けてもよい。このような検出スイッチ
を何軸分設けるかといったことは単に設計上の問題に過
ぎないので、以下、最も簡単な構成例として、工具1の
先端作用面がZ軸方向から接触するのを検出する検出ス
イッチSWのみを備えた工作機械10を例に取って本発
明の実施例を説明する。
【0022】図4はプロセッサ11による処理動作の概
略を示すフローチャートである。同図に示すように、本
実施例における位置ずれ補正方法においては、紙テープ
リーダや外部記憶装置等の外部機器72またはCMOS
メモリ14等で与えられた一連の「加工処理」のための
加工プログラムを開始する前に、その都度、位置ずれの
量を予測するための曲線の関数を求めたり、該関数に基
いて補正値を算出したりするための「補正値作成処理」
が実行されるようになっている。図5〜図8に示すのが
「補正値作成処理」の詳細である。
【0023】最初の「加工処理」に先駆けて「補正値作
成処理」を開始したプロセッサ11は、まず、時計装置
65から現在時刻Tを読み込み(ステップa1)、「補
正値作成処理」の実行回数を記憶する実行回数積算カウ
ンタnの値が0であるか否かを判別する(ステップa
2)。カウンタnの初期値は0であるからこの段階での
判別結果は真となり、プロセッサ11は、初期設定操作
開始時刻記憶レジスタR0に現在時刻Tを記憶して(ス
テップa3)、経過時間一時記憶レジスタTiに0を初
期設定する(ステップa4)。
【0024】次いで、プロセッサ11は、実行回数積算
カウンタnの値をインクリメントし(ステップa6)、
該カウンタnの値に基き、初期設定操作における第1回
目の「測定処理」の実行時点を基準として該初期設定操
作における第n回目の「測定処理」の実行時点までの経
過時間を記憶する経過時間記憶レジスタTi(n)に経過時
間一時記憶レジスタTiの値を設定する(ステップa
7)。なお、ここでいう「測定処理」とは位置ずれ量を
検出するための処理のことであり(後述)、また、初期
設定操作とは予め設定された回数Cだけ任意の時間間隔
で「測定処理」を行うことによって位置ずれの予測の基
準となる曲線の関数f(Ti)を新たに算出するめに必要と
される処理全般のことである。
【0025】次に、プロセッサ11は、実行回数積算カ
ウンタnの値が関数f(Ti)を新たに算出するために必要
とされる設定回数Cに達しているか否か、要するに、
「測定処理」の実行回数が設定回数Cに達しているか否
かを判別するが(ステップa8)、達していなければ、
CRT/MDIユニット70のディスプレイに“初期設
定中”等のメッセージを表示して(ステップa15)、
位置ずれ量を求めるための「測定処理」を開始する(ス
テップa16)。
【0026】図9に示すのが位置ずれ量を求めるための
「測定処理」(ステップa16)の詳細である。「測定
処理」を開始したプロセッサ11は、まず、検出スイッ
チSWが理想状態で工具1の先端作用面を検出するとき
のZ軸の値である基準位置の初期値が既に基準位置記憶
レジスタz0に設定されているか否かを判別する(ステ
ップb1)。そして、もし、基準位置が設定されていな
ければ、プロセッサ11は現在時点で工作機械10に装
着されている工具1の寸法に応じた基準位置をCMOS
メモリ14から読み込んで、その値を基準位置記憶レジ
スタz0に初期設定する(ステップb2)。
【0027】なお、ここでいう基準位置とは、位置ずれ
に関する補正を行わなくても加工プログラムのみに基い
て正常な寸法の加工を行い得るような状況下で検出スイ
ッチSWが工具1の先端作用面を検出するときのZ軸の
位置であって、工具1が工作機械10のチャックに正確
に装着され、工作機械10が工学的な標準状態、例え
ば、20度C1気圧等にあるときに検出スイッチSWが
工具1の先端作用面を検出するときのZ軸の値を前提と
している。
【0028】次いで、プロセッサ11はZ軸のサーボモ
ータ52を早送り速度で駆動して工具1がワーク3に干
渉しない位置までテーブル3を退避させ、更に、工具1
が検出スイッチSWの真上にくる位置までX,Y各軸の
サーボモータ50,51を早送り速度で駆動してテーブ
ル3を相対移動させる(ステップb3)。そして、更
に、Z軸のサーボモータ52を早送り速度で駆動して基
準位置z0の近傍まで工具1の先端作用面を接近させた
後(ステップb4)、送り速度を微小速度に切り替えて
Z軸方向への送りを継続して行い(ステップb5)、検
出スイッチSWが工具1の先端作用面を検出するまで待
機する(ステップb6)。
【0029】そして、ステップb6の判別処理により工
具1の先端作用面が検出スイッチSWに接触したことが
確認されると、プロセッサ11はこの時点におけるZ軸
の現在位置zを読み込み、現在位置zと基準位置z0と
の差を求め、その値を第n回目の「測定処理」で検出さ
れた位置ずれ量として、実行回数積算カウンタnの値に
基き、位置ずれ量記憶レジスタa(n) に記憶し(ステッ
プb7)、更に、その値を測定補正値記憶レジスタAに
一時記憶して(ステップb8)、Z軸のサーボモータ5
2を逆方向に駆動して工具1を検出スイッチSWより退
避させる(ステップb9)。
【0030】次いで、プロセッサ11は位置ずれ量Aの
大きさが許容値ε1(設定値)の範囲内に収まっている
か否かを判別する(ステップb10)。そして、もし、
位置ずれ量Aの大きさが許容値ε1を越えていれば、C
RT/MDIユニット70のディスプレイに“刃先の欠
け,異物付着,取付不良等の可能性あり”等のメッセー
ジを表示して、オペレータの注意を喚起する(ステップ
b11)。オペレータはこの時点でディスプレイを確認
し、工具1の刃先の欠け,異物付着,取付不良の有無を
確認し、刃先の欠け,異物付着,重大な取付不良等があ
る場合に限って、工具交換,検出スイッチSWや工具1
の清掃,工具1の再装着等の作業を行う。運転中に工具
が外れる等といった問題のない工具軸方向の僅かな取付
け誤差の場合には「補正値作成処理」による位置補正に
よって問題の解消が可能であるので、アラームメッセー
ジを無視して構わない。また、その他の異常が検出され
なければ、熱膨脹または熱収縮を原因とする誤差である
から、取付け誤差と同様、「補正値作成処理」による位
置補正によって問題を解消するようにする。
【0031】このようにして1回分の「測定処理」を終
了したプロセッサ11は、再び図7のメインプログラム
に復帰して、実行回数積算カウンタnの値が設定回数C
に達しているか否かを判別する(ステップa17)。カ
ウンタnの値が設定回数Cに達していなければ、測定補
正値記憶レジスタAに現時点で記憶されている位置ずれ
量の値を補正値として記憶して「補正値作成処理」を終
了した後(ステップa19)、この補正値の値に基いて
補正操作を行いながら、図4に示されるように、1加工
プログラム分の「加工処理」を実行する。つまり、加工
プログラムが絶対座標系により与えられているのであれ
ば、加工プログラムで与えられるZ軸移動位置の指令に
対してその都度補正値Aの分だけの上乗せを行い、ま
た、加工プログラムが相対座標系により与えられている
のであれば、加工プログラムで与えられる最初のZ軸移
動位置の指令に対してのみ補正値Aの分だけの上乗せを
行うのである。
【0032】そして、1加工プログラム分の「加工処
理」が終了すると、プロセッサ11は、次の1加工プロ
グラム分の「加工処理」に先駆け、前記と同様にして、
「補正値作成処理」を実行することになる。
【0033】但し、第2回目以降の「補正値作成処理」
ではステップa2の判別結果が偽となるので、プロセッ
サ11は、ステップa1の処理で時計装置65から読み
込んだ現在時刻Tと初期設定操作開始時刻記憶レジスタ
R0に記憶された時刻とに基いて、初期設定操作におけ
る第1回目の「測定処理」の実行時点から該初期設定操
作における第n回目の「測定処理」の実行時点までの経
過時間を求め、その値を経過時間一時記憶レジスタTi
に設定し(ステップa5)、ステップa6の処理により
「測定処理」の実行回数に合わせてインクリメントされ
た実行回数積算カウンタnの値に基いて、前記Tiの値
を経過時間記憶レジスタTi(n)に記憶することになる
(ステップa7)。
【0034】つまり、プロセッサ11は、「補正値作成
処理」におけるステップa8の判別処理で実行回数積算
カウンタnの値が設定回数Cを越えたことが確認される
までの間、初期設定操作における第1回目の「測定処
理」の実行時点から初期設定操作における第n回目の
「測定処理」の実行時点までの経過時間Tiをカウンタ
nの値に基いて順次経過時間記憶レジスタTi(n)に記憶
し(ステップa1,a2,a5,a6〜a8)、経過時
間Ti(n)の各時点での位置ずれ量Aを求めて前記カウン
タnの値に基いて位置ずれ量記憶レジスタa(n) に記憶
すると共に(ステップa15〜a17)、測定補正値記
憶レジスタAにその時点で記憶されている位置ずれ量の
値を補正値として記憶し(ステップa19)、この補正
値の値に基いて補正操作を行いながら、次の1加工プロ
グラム分の「加工処理」を実行するのである。
【0035】結果的に、カウンタnの値を仲立ちとする
Ti(n)とa(n) の関係により、初期設定操作における第
1回目の「測定処理」の実行時点を基準とする第1回目
から第n回目までの「測定処理」の各々の実行時点に対
応する経過時間Tiと各時点Tiにおける位置ずれ量A
の値が記憶されることになる。
【0036】そして、このような処理が繰り返し実行さ
れる間に、「補正値作成処理」におけるステップa17
の判別処理で実行回数積算カウンタnの値が設定回数C
に達し、C回分の「測定処理」が実行されたことが確認
されると、プロセッサ11は、これまでに測定し記憶さ
れたC組のデータ、即ち、経過時間Ti(1)〜Ti(C)およ
びその各々の時点に対応する位置ずれ量a(1) 〜a(C)
の各値に基いて、経過時間Tiをもとに位置ずれ量A′
を予測するための曲線の関数f(Ti)を算出し、これを記
憶する(ステップa18,初期設定操作の終了)。関数
f(Ti)は曲線の関数であるから、この曲線を算出するた
めには最低でもC=3の測定回数が必要である(円弧補
間の場合)。また、より厳密な関数を求めるためにはC
>3の測定回数を設定する場合もある(他の曲線補間の
場合)。
【0037】仮にC=3として、これまでに得られた測
定データの一例をグラフ化して示したのが図3(a)に
示す概念図であり、横軸を経過時間Ti、また、縦軸を
位置ずれ量Aとして、Ti(n),a(n) の組をプロットし
てある。1加工プログラム分の「加工処理」の実行に要
する時間は加工プログラムの内容によって様々に相違す
るので、Ti軸を基準とするプロットの間隔は必ずしも
一様ではない(任意の時間間隔)。図3(a)では、工
具1の取付けに微小な誤差があったり、もしくは、測定
開始時点において既に工作機械10各部の温度が標準状
態と相違していたりするときの例について示しており、
経過時間Tiが0のとき、即ち、最初の「測定処理」に
おいても、z−z0、要するに、n=1の時のa(1) の
値が0とはならない。これらC個の点を図3(b)に示
されるように滑らかに結ぶ任意の曲線が、経過時間Ti
をもとに位置ずれ量A′を予測するための曲線の関数f
(Ti)であり、この関数f(Ti)を求めた後は、必ずしも
「測定処理」を実行しなくても、初期設定操作における
第1回目の「測定処理」の実行時点からの経過時間T
i、つまり、経過時間一時記憶レジスタTiの値をf(T
i)の式に代入することにより、その時点における位置ず
れ量の値A′を予測することができる。但し、外気温や
工作機械10の動作には様々な変動があるので、最初に
測定されたC組のデータにより算出された関数f(Ti)に
よって長時間に亘って位置ずれ量の値を正確に予測し続
けることは困難である。そこで、プロセッサ11は、1
連の初期設定操作を終了してf(Ti)を求めた後の「補正
値作成処理」では以下に示すような処理を行うことにな
る。
【0038】次の「補正値作成処理」を開始したプロセ
ッサ11は、まず、前記と同様にして初期設定操作にお
ける第1回目の「補正値作成処理」の実行時点から第n
回目(今回)の「補正値作成処理」の実行時点までの経
過時間を求め、その値を経過時間一時記憶レジスタTi
に設定し、実行回数積算カウンタnの値に基いて前記T
iの値を経過時間記憶レジスタTi(n)に記憶した後(ス
テップa1〜ステップa7)、実行回数積算カウンタn
の値が設定回数Cを越えているか否かを判別するが(ス
テップa8)、前回の「補正値作成処理」が終了した時
点でn=C、今回の「補正値作成処理」ではその値が既
にインクリメントされているからn>Cであって、ステ
ップa8の判別結果は偽となる。
【0039】そこで、プロセッサ11は、それまでの初
期設定操作で求めた関数f(Ti)に経過時間一時記憶レジ
スタTiの現在値を代入して現時点における位置ずれ量
の予測値A′を求めて予測補正値記憶レジスタA′に記
憶し(ステップa9)、追加測定を実行うべきか否かを
判断する(ステップa10)。追加測定の実行の要不要
はCMOSメモリ14内のフラグの設定の有無により判
別されるもので、このフラグ自体はCRT/MDIユニ
ット70のキーボードを介してオペレータの判断により
設定または設定解除されるようになっている。関数f(T
i)を求めるための初期設定操作が完了した直後の段階で
は該関数f(Ti)が位置ずれ量の予測に適切なものである
か否かを判断することは困難であるから、その後、更に
前述の「測定処理」を実施して真の位置ずれ量Aを測定
して予測による位置ずれ量A′と比較することにより関
数f(Ti)の妥当性を判断する必要があるので、一般に、
初期設定操作終了直後にオペレータが追加測定非実行フ
ラグをセットするということはない。従って、一般に、
この時点におけるステップa10の判別結果は真とな
り、プロセッサ11は、前記と同様にして、図9に示さ
れる「測定処理」を実行することになる(ステップa1
1)。
【0040】「測定処理」により真の位置ずれ量Aを測
定したプロセッサ11は、次いで、実際に測定された位
置ずれ量Aと関数f(Ti)により予測された位置ずれ量
A′との差が第1の所定値ε2(設定値)の範囲内にあ
るか否かを判別する(ステップa12)。そして、位置
ずれ量Aと位置ずれ量A′との差が所定値ε2の範囲内
にあればAとA′との誤差は許容範囲にあり、少なくと
もこの時点においては、直前の初期設定操作で求められ
た関数f(Ti)により位置ずれ量A′を予測するのが適当
であることを意味するので、プロセッサ11はCRT/
MDIユニット70のディスプレイに“確定”等のメッ
セージを表示し(ステップa13)、関数f(Ti)による
予測が適当であること、要するに、「測定処理」を実行
しなくともステップa9の演算処理を行うだけで実際の
位置ずれ量Aに匹敵する予測の位置ずれ量A′が求めら
れることをオペレータに知らせる。次いで、プロセッサ
11は、求められた位置ずれ量A′を補正値として記憶
し(ステップa14)、次に行われる「加工処理」で、
この補正値に基き前記と同様の位置補正を行いながら加
工を実行することになる。また、ステップa13の処理
で表示された“確定”等のメッセージを確認したオペレ
ータがCRT/MDIユニット70のキーボードを操作
して追加測定非実行フラグをセットすれば、それ以降の
「補正値作成処理」ではステップa11〜a13の処理
が非実行とされ、その時点における経過時間Tiと関数
f(Ti)により求められた補正値A′により補正動作が行
われるようになる。
【0041】一方、ステップa12の判別結果が偽とな
ったとき、即ち、直前の初期設定操作で求められた関数
f(Ti)により位置ずれ量A′を予測するのが不適当であ
ることが判別された場合には、プロセッサ11は、更
に、ステップa11で実際に測定された位置ずれ量Aと
関数f(Ti)により予測された位置ずれ量A′との差が第
2の所定値ε3(設定値)の範囲内にあるか否かを判別
することになる(ステップa20)。このとき位置ずれ
量Aと位置ずれ量A′との差がε3以下であれば、関数
f(Ti)により予測された位置ずれ量A′と実測された位
置ずれ量Aとの間に大幅なずれが生じていないこと、即
ち、位置ずれ量自体の変化が連続的であって前回の「測
定処理」と今回の「測定処理」との間に工作機械10の
停止等による長い休止時間がなく、工作機械10各部に
熱膨張や熱収縮による大幅な位置変化が生じていないこ
とを意味するので、直前の「測定処理」で測定および記
憶されたC組の時間および位置ずれ量のデータにより現
状に適した予測関数f(Ti)が算出できる可能性が高い。
そこで、プロセッサ11は、直前に測定し記憶されたC
組のデータ、即ち、経過時間Ti(n-C+1)〜Ti(n)および
その各々の時点に対応する位置ずれ量a(n-C+1) 〜a
(n) の各値に基いて、経過時間Tiをもとに位置ずれ量
A′を予測するための新たな関数f(Ti)をステップa1
8の処理と同様にして算出し、これを更新記憶する(ス
テップa21)。次いで、プロセッサ11は、ステップ
a11で測定された位置ずれ量Aを補正値として記憶し
(ステップa22)、次に行われる「加工処理」で、こ
の補正値に基き前記と同様の位置補正を行いながら加工
を実行することになる。
【0042】一方、ステップa12およびステップa2
0の判別結果が共に偽となった場合、つまり、位置ずれ
量Aと位置ずれ量A′との差がε3以上であると判定さ
れた場合には、関数f(Ti)により予測された位置ずれ量
A′と実測による位置ずれ量Aとの間に大幅なずれが生
じていること、即ち、前回の「測定処理」と今回の「測
定処理」との間に工作機械10の停止等による長い休止
時間等があって工作機械10の各部に熱収縮等による大
幅な位置変化が生じているか、または、工具1の取付け
位置にずれを生じている等の可能性があるので、直前の
「測定処理」で測定および記憶されたデータではあって
も、長い休止時間や工具1の交換等を挾んでその前後に
検出された過去のデータを用いて新たなf(Ti)を求める
ことは適当でない。図3(c)にその一例を示す。図3
(c)における曲線は直前の初期設定操作によって求め
られた予測曲線f(Ti)、また、×印は今回の「測定処
理」によって実測された位置ずれ量であり、×印が予測
曲線f(Ti)上に位置しないのは、前述したように、長い
休止期間や工具1の取付け誤差等により生じる大幅な位
置ずれが原因である。
【0043】そこで、このような場合、プロセッサ11
は、実行回数積算カウンタnに1を設定し(ステップa
23)、初期設定操作開始時刻記憶レジスタR0に現在
時刻Tを設定し、経過時間記憶レジスタTi(1)に0を、
また、位置ずれ量記憶レジスタa(1) にステップa11
で測定した位置ずれ量の実測値Aを設定し(ステップa
24,新たな初期設定操作の開始)、更に、位置ずれ量
Aを補正値として記憶して(ステップa22)、次に行
われる「加工処理」で、この補正値に基き前記と同様の
位置補正を行いながら加工を実行することになる。
【0044】なお、ステップa24で設定されたデータ
は、工作機械10の休止完了直後、もしくは、工具1の
取付けに関する位置ずれ発生の直後に最初に検出された
データ、即ち、図3(c)に示すような×印のデータで
あって、これらのデータが今回新たに開始した初期設定
操作で関数f(Ti)を求めるときの先頭データTi(1),a
(1) となるのである。いうまでもなく、Ti(1)は0であ
り、また、a(1) は図3(c)における×印の位置ずれ
量の実測データである。これを概念的に示すと図3
(d)のようなグラフになる(但し、この時点では、ま
だ、図3(d)に示されるような新たなf(Ti)は求めら
れておらず、当然、図3(d)で右側に位置する2つの
×印データも測定されていない)。
【0045】ステップa20の判別結果が偽となりステ
ップa23,a24の処理が実行されて新たな初期設定
操作が開始された場合、次の「補正値作成処理」では、
実行回数積算カウンタnに既に1がセットされているの
で、ステップa2の判別結果が偽となり、経過時間一時
記憶レジスタTiにはT−R0、即ち、新たな初期設定
操作の開始時点を基準とする経過時間が設定されること
になる(ステップa5)。以下、プロセッサ11は、最
初に説明した初期設定操作の場合と同様にして新たな初
期設定操作開始時点を経過時間0とするC組の経過時間
および位置ずれ量のデータを測定し(図3(d)参
照)、この測定を行う間は実測値Aによる補正を行う。
そして、更に、これらのデータに基いて現状に適した補
正関数f(Ti)を新たに求めて記憶した後は、該関数f(T
i)により位置ずれ量の予測値A′を求めて前記と同様の
補正作業を行うことになる(図3(d)参照)。
【0046】以上、最も簡単な構成例として、工具1の
先端作用面がZ軸方向から接触するのを検出する検出ス
イッチSWのみを備えた工作機械10を例に取って本発
明の実施例を説明したが、更に、工具1の外周作用面が
X軸方向から接触するのを検出するための検出スイッチ
SW′や工具1の外周作用面がY軸方向から接触するの
を検出するための検出スイッチSW″等を設けた場合に
は、図9に示されるような「測定処理」を検出スイッチ
SWやSW′およびSW″に対して各軸の方向から行っ
て各軸毎の位置ずれ量Ax,Ay,Azを測定し、各軸
毎の補正曲線の関数f(Ti)x,f(Ti)y,f(Ti)zを求
めて前記と同様の処理操作を行うようにすればよい。
【0047】また、「測定処理」において工具1の寸法
に応じた基準位置z0を設定するのは、専ら、工具1の
先端作用面の異常や取付け不良およびゴミの付着の有無
等をステップb10の判別処理により自動判定するため
である。従って、このような問題がなければ、最長寸法
の工具1の先端作用面がステップb3,b4による送り
動作で検出スイッチSWに直接干渉しない限り、基準位
置z0の値を任意に、または、固定的に設定してもよ
い。ステップb7,b8におけるA=z−z0の式によ
り、工具1の寸法に関わりなく、常に補正量Aまたは
A′の状態で、その先端作用面が検出スイッチSWを作
動させるように位置ずれ量の値や補正曲線の関数が求め
られるので、こと位置ずれの補正に関する限り何らの問
題も生じない。要するに、同一の工具1を連続使用して
いる間に過大な位置ずれ量Aが検出された場合と同様で
あって、基準位置z0を固定的に設定した状況下で工具
の自動交換作業を行えば、工具の自動交換作業が行われ
る度にステップa12,ステップa20の判別結果が偽
となり、その都度、新たなC組のデータが測定されて、
補正関数f(Ti)が更新されることになるのである(但
し、「加工処理」を1回実行する毎に工具1を交換する
ような場合は、工具1の寸法差によりデータに極端なば
らつきが生じてステップa18の処理が不適となるので
対処できない)。
【0048】なお、本実施例においては、工具1の寸法
に応じた基準位置z0を用いるようにしているため、工
具1の寸法に関わりなく工作機械10側の位置ずれのみ
がA=z−z0として検出されるので、工具1を頻繁に
交換するような場合であっても十分に対処することがで
きる。
【0049】また、工具1の磨耗による寸法変化は工作
機械10自体における熱膨張や熱収縮による位置ずれと
は相違するが、工具1の磨耗も熱膨張や熱収縮等と同様
に連続的かつ微小に変化するものであるから、工具の磨
耗による位置ずれにも本実施例の方法により対処するこ
とができる。この場合、予測関数f(Ti)は工具の磨耗を
含んだ位置ずれ量を予測するための関数となる。
【0050】前述の実施例では追加測定の実行の要不要
をオペレータが判断し、CRT/MDIユニット70を
介してCMOSメモリ14内のフラグの設定を変更する
ことにより決めるようにしたが、時間経過や機械の状態
を制御装置100自体に判断させて追加測定の実行の要
不要を自動的に判断させることもできる。
【0051】時間経過を確認して追加測定の実行の要不
要を自動的に判断させる場合には、追加測定の実行周期
を記憶するための実行周期記憶レジスタを設け、予めこ
の実行周期記憶レジスタに任意の初期値を設定してお
く。そして、更に、「補正値作成処理」のプログラムを
スタートさせた時の時刻を更新記憶する実行時刻記憶レ
ジスタを設け、電源投入後の第1回目の「補正値作成処
理」で、その時点の現在時刻を初期値としてこの実行時
刻記憶レジスタに記憶させておく。以下、第2回目以降
の「補正値作成処理」では、その都度時計装置から現在
時刻を読込み、前記実行時刻記憶レジスタに記憶された
時刻(要するに前回の測定処理が実行された時刻)と現
在時刻とを比較してその差を求める。そして、前記時刻
の差が前記実行周期記憶レジスタに記憶されている実行
周期を越えているか否かを判断し、越えている場合に
は、プロセッサ11によりCMOSメモリ14内の追加
測定非実行フラグを強制的にリセットすることにより、
ステップa11以降の測定処理を実行させ、その時の現
在時刻を実行時刻記憶レジスタに更新記憶させる。
【0052】なお、一旦追加測定非実行フラグをリセッ
トしてしまうと、前記実行周期記憶レジスタに記憶され
ている実行周期に達したか否かに関わりなく「補正値作
成処理」の実行の度に測定処理が行われて全体としての
加工時間が増長される恐れがあるので、ステップa12
の判別結果が真となった場合、要するに、その時点で使
用している関数が適切なものであると見做された場合に
は、再び追加測定非実行フラグをセットして次の実行周
期が到達する前に無駄な測定処理が行われるのを防止す
るようにする。
【0053】このようにすれば、所定の実行周期毎に補
正値を実測し、その時点で使用している関数が適切なも
のであるか否かの判断を自動的に行うことができる。
【0054】また、前述のように時計装置から現在時刻
を読込んで前回の実行時刻との差を求める代わりにタイ
マに実行周期を設定することにより、所定の実行周期毎
にその時点で使用している関数が適切なものであるか否
かの判断を自動的に行うことができる。
【0055】この場合、第1回目の「補正値作成処理」
の開始時点でタイマに実行周期の時間間隔を設定して計
時を開始させ、以下、第2回目以降の「補正値作成処
理」の開始時点でその都度前記タイマの作動が終了して
いるか否かを判断し、タイマの作動終了が確認された場
合にのみ前記と同様、CMOSメモリ14内の追加測定
非実行フラグを強制的にリセットして測定処理を行わ
せ、タイマに実行周期を再設定して計時を再開させるこ
とになる。結果的に、前記と同様、所定の実行周期毎に
補正値を実測し、その時点で使用している関数が適切な
ものであるか否かの判断を自動的に行うことができる。
【0056】また、機械の状態を確認して追加測定の実
行の要不要を自動的に判断させる場合には、電源がON
された状態をPMC16等で判断し、電源ON時の第1
回目の「補正値作成処理」のプログラムスタート時に、
CMOSメモリ14内の追加測定非実行フラグを強制的
にリセットさせ、ステップa11以降の測定処理を実行
させるようにするのである。
【0057】このようにすれば、長時間に亘り機械を止
めて電源をOFFしていた場合に追加測定を強制的に行
わせ、その時点で使用している関数が適切なものである
か否かの判断を自動的に行うことができる。
【0058】以上の構成によれば、オペレータの設定ミ
ス等を防ぎ、より正確な補正処理を行うことができる。
【0059】
【発明の効果】本発明の位置ずれ補正方法は、検出手段
が工具の作用面を検出する位置を任意の時間間隔をおい
て3回以上測定することにより時刻と位置ずれ量との関
係を示す曲線の関数を求め、該関数と現在時刻とにより
にその時点における位置ずれ量を予測して工具の指令位
置を補正するようにしたので、熱膨張や熱収縮等により
工作機械各部に寸法や撓みの変化が生じるような場合で
あっても、頻繁な測定作業を行わずに正確な位置ずれ補
正を行うことができ、加工に必要とされる作業時間が全
体として短縮される。更に、任意のタイミングで再測定
を行って時刻と位置ずれ量との関係を示す曲線の関数を
更新して行くようにすることにより、一層正確な位置ず
れ補正を行うことができる。また、測定された位置ずれ
量と関数により予測された位置ずれ量との差が第1の所
定値以下になったか否かにより関数による予測の妥当性
を判断し、予測に最適の関数が得られた時点で測定に関
する処理を終了させるようにしているので、不必要な測
定作業による時間の無駄がなくなる。更に、測定された
位置ずれ量と関数により予測された位置ずれ量との差が
第1の所定値と第2の所定値との間にある場合、つま
り、測定された位置ずれ量と関数により予測された位置
ずれ量との差がそれほど大きくない場合には、それまで
に測定されたデータを有効に利用して位置ずれ量を予測
するための関数を修正する一方、各位置ずれ量の差が第
2の所定値を越えて増大した場合には、工作機械の動作
態様に大きな変化が生じて位置ずれ量のデータの変化に
不連続性が生じたものと見做し、新たにデータを測定し
直して位置ずれ量を予測するための新たな関数を求める
ようにしたので、関数による位置ずれ量の予測をより正
確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を適用した一実施例の工作機械の
制御装置の要部を示すブロック図である。
【図2】同実施例の工作機械の要部を示す模式図であ
る。
【図3】基準位置と測定位置とのずれ量を測定時刻に対
応させて変化の一例を概念的に示すグラフである。
【図4】同実施例の制御装置による処理動作の概略を示
すフローチャートである。
【図5】同実施例の制御装置による補正値作成処理を示
すフローチャートである。
【図6】補正値作成処理を示すフローチャートの続きで
ある。
【図7】補正値作成処理を示すフローチャートの続きで
ある。
【図8】補正値作成処理を示すフローチャートの続きで
ある。
【図9】同実施例の制御装置による測定処理を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 工具 2 加工物 3 テーブル(加工物取付面) SW 検出スイッチ 11 プロセッサ 14 CMOSメモリ 70 CRT/MDIユニット 100 制御装置
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G05B 19/404

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工物取付面に工具の作用面を検出する
    検出手段を設け、前記検出手段が工具の作用面を検出す
    る位置を予め定められた条件下で測定して基準位置とし
    て記憶しておき、前記検出手段が工具の作用面を検出す
    る位置を任意の時間間隔をおいて少なくとも3回測定し
    て基準位置と測定位置とのずれ量を測定時刻と共に記憶
    し、前記ずれ量と測定時刻との関係に基いて時刻とずれ
    量との関係を示す曲線の関数を求めた後、前記曲線の関
    数と現在時刻とに基いてずれ量を求めて工具の指令位置
    を補正するようにした工作機械における位置ずれ補正方
    法。
  2. 【請求項2】 加工物取付面に工具の作用面を検出する
    検出手段を設け、前記検出手段が工具の作用面を検出す
    る位置を予め定められた条件下で測定して基準位置とし
    て記憶しておき、前記検出手段が工具の作用面を検出す
    る位置を任意の時間間隔をおいて少なくとも3回測定し
    て基準位置と測定位置とのずれ量を測定時刻と共に記憶
    し、前記ずれ量と測定時刻との関係に基いて時刻とずれ
    量との関係を示す曲線の関数を求めた後、前記曲線の関
    数と現在時刻とに基いてずれ量を求めて工具の指令位置
    を補正すると共に、逐次任意のタイミングで、ずれ量を
    再測定して測定時刻と共に記憶し、直前に記憶された少
    なくとも3組のずれ量と測定時刻との関係に基いて時刻
    とずれ量との関係を示す曲線の関数を更新し、該曲線の
    関数と現在時刻とに基いてずれ量を求めて工具の指令位
    置を補正するようにした工作機械における位置ずれ補正
    方法。
  3. 【請求項3】 加工物取付面に工具の作用面を検出する
    検出手段を設け、前記検出手段が工具の作用面を検出す
    る位置を予め定められた条件下で測定して基準位置とし
    て記憶しておき、前記検出手段が工具の作用面を検出す
    る位置を任意の時間間隔をおいて少なくとも3回測定し
    て基準位置と測定位置とのずれ量を測定時刻と共に記憶
    し、前記ずれ量と測定時刻との関係に基いて時刻とずれ
    量との関係を示す曲線の関数を求めた後、前記曲線の関
    数と現在時刻とに基いてずれ量を求めて工具の指令位置
    を補正すると共に、逐次任意のタイミングで、ずれ量を
    再測定して測定時刻と共に記憶し、測定により求められ
    たずれ量と前記曲線の関数により求められたずれ量との
    差を比較し、その差が第1の所定値以下になるとずれ量
    の再測定および曲線の関数の更新を終了させる一方、そ
    の差が第1の所定値を越えていれば、直前に記憶された
    少なくとも3組のずれ量と測定時刻との関係に基いて時
    刻とずれ量との関係を示す曲線の関数を更新し、該曲線
    の関数と現在時刻とに基いてずれ量を求めて工具の指令
    位置を補正するようにした工作機械における位置ずれ補
    正方法。
  4. 【請求項4】 加工物取付面に工具の作用面を検出する
    検出手段を設け、前記検出手段が工具の作用面を検出す
    る位置を予め定められた条件下で測定して基準位置とし
    て記憶しておき、前記検出手段が工具の作用面を検出す
    る位置を任意の時間間隔をおいて少なくとも3回測定し
    て基準位置と測定位置とのずれ量を測定時刻と共に記憶
    し、前記ずれ量と測定時刻との関係に基いて時刻とずれ
    量との関係を示す曲線の関数を求めた後、前記曲線の関
    数と現在時刻とに基いてずれ量を求めて工具の指令位置
    を補正すると共に、逐次任意のタイミングで、ずれ量を
    再測定して測定時刻と共に記憶し、測定により求められ
    たずれ量と前記曲線の関数により求められたずれ量との
    差を比較し、その差が第1の所定値とこれよりも大きな
    第2の所定値との間にある場合に限って直前に記憶され
    た少なくとも3組のずれ量と測定時刻との関係に基いて
    時刻とずれ量との関係を示す曲線の関数を再び求めて更
    新し、該曲線の関数と現在時刻とに基いてずれ量を求め
    て工具の指令位置を補正する一方、その差が第2の所定
    値を越えると、前記検出手段が工具の作用面を検出する
    位置を任意の時間間隔をおいて新たに少なくとも2回測
    定して基準位置と測定位置とのずれ量を測定時刻と共に
    記憶し、直前に記憶された少なくとも3組のずれ量と測
    定時刻との関係に基いて時刻とずれ量との関係を示す曲
    線の関数を求めて更新し、該曲線の関数と現在時刻とに
    基いてずれ量を求めて工具の指令位置を補正するように
    した工作機械における位置ずれ補正方法。
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