JP2651151B2 - 工具径測定方法 - Google Patents

工具径測定方法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、マシニングセンタ等のNC工作機械等に用い
られる加工工具の工具径測定方法に関し、特に、精密加
工用の小径工具に好適な工具径測方法に関する。
[従来の技術とその問題点] 従来、この種の工具径測定方法としては、工具を工作
機械から取り外し、マイクロメータ等の機外測定具を用
いて測定するのが一般的であった。ところが、このよう
な測定方法では、工具の摩耗検査等のために工具径を測
定するに際し、工具を工作機械から取外さなければなら
ず、作業性が悪かった。また、測定の際に補正すること
のできない取付け誤差等がそのまま加工誤差となるた
め、測定結果を採用するにもその信頼性が低いという問
題があった。このようなことから、機械測定具を用いた
従来の方法は、高精度な自動加工を行うNC精密工作機械
への適用に難点があった。
そこで、NC精密工作機械においては、第9図(a)に
示すように、感圧式のタッチセンサを機械本体上に設け
ておき、センサの測定子101に工具102を接触させ、この
ときの工具中心位置の座標c1を測定することにより、工
具径を算出する方法が採用されていた。すなわち、測定
子101の測定面の座標をeとし、eから工具中心位置c1
までの長さを|c1−e|とすると、工具径dは2|c1−e|と
なる。
第9図(a)に示した上記従来の工具径測定方法は、
エンドミルのごとく周囲に刃102aを有する工具の場合、
回転中心を通る線上にある刃102aと測定子101の面とが
直交する状態で接触しなければ正確な測定結果を得られ
ない。
しかしながら、刃102aを測定子101と直交するように
調整する作業は難しく、同面(b)に示すように刃の逃
げ部102bが測定子101に接触し、測定誤差を生ずること
があった。
このような問題を解消するために、特公昭61−57151
号に示されるような工具と基準ブロックとの接触を検出
し所定の演算を行なって工具径を算出する技術が提案さ
れている。
しかしながら、特公昭61−57151号のものには、熱等
によって工具を取り付ける主軸と基準ブロックとの間に
X軸および/またはY軸方向に機械的変位を生じたとき
の対応については何等の対策もとられていなかった。そ
のため、依然として正確な工具径の測定を行なうことは
できなかった。
本発明はこのような事情に鑑みなされたもので、熱等
によって、主軸と基準ブロック(測定子)との間にX軸
および/またはY軸方向に機械的変位を生じた場合であ
っても高精度の測定を行なうことができる工具径測定方
法の提供を目的とする。
[問題点の解決手段] 上記目的を達成するために、本発明の工具径測定方法
は、回転する工具を、少なくとも、X軸および/または
Y軸方向の直線上の二箇所で測定子の側部に接触させ、
それぞれの接触時における工具の中心座標を求め、か
つ、これら中心座標軸間から、予め求めてある前記測定
子の前記直線上における側部間の寸法を減算することに
よって、前記工具径を算出する方法としてある。
[実施例] 以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明
する。
まず、本発明方法を実施するための装置例について図
面を参照して説明する。
第1図はマシニングセンタに取り付けた工具(例え
ば、エンドミル)を測定するための装置例を示す斜視
図、第2図は同じく概略ブロック図である。
図面において、1はマシニングセンタであり、ベット
2上にY軸方向へ移動可能なテーブル3を備え、かつ、
コラム4,ビーム5に支持されたサドル6(X軸方向に移
動可能)、およびサドル6に設けられZ軸方向に移動可
能な主軸7を備えた全体構成となっている。主軸7の下
端には、加工内容に応じた工具8(測定対象)が装着さ
れている。
9はATC(自動工具交換装置)で、マシニングセンタ
1の背部に設置してあるツールマガジン9aから所定の工
具を取り出し、主軸7に装着するものである。
10はテーブル3の一隔に設けられた導通式タッチセン
サ(タッチ信号発生装置)である。このタッチセンサ10
の測定子11と工具8との間には電位差を設定してあり、
測定子11の側部に工具8が接触したときの電気的導通に
より、タッチ信号を出力する。したがって、極めて小さ
な接触圧で迅速にタッチ信号を出力できる。
なお、電極は測定子11を正極、工具8を接地極に設定
してある。12は洗浄装置で、ノズルの先端からドライエ
アまたは洗浄液を含んだエアを噴射して、工具8および
測定子11に付着した切粉やごみを除去するものである。
図面において、20はNC(数値制御)装置であり、第2
図に示すように、マシニングセンタ1,ATC9を制御して所
要の加工作業を行なわせしめるとともに、テーブル3,サ
ドル6,主軸7等の座標読取りを行なう。また、後述する
工具径測定動作に際し、タッチセンサ10からの信号処
理、演算、記憶を行なう。洗浄装置12への動作指令もこ
のNC装置20が担当する。
第3図は上述の装置を用いて行なう工具径測定動作を
示す拡大正面図、第4図は同じく工具径測定方法のブロ
ック説明図、第5図および第6図(a)〜(d)作動状
態図である。これら図面を参照して、本実施例に係る工
具径測定方法を説明する。
(1)準備工程 まず、NC装置20の指令により、サドル6,主軸7をX,
Z方向に移動し、工具8をタッチセンサ10の側方に配置
する(測定点への移動)。
主軸7とともに工具8を回転させる。回転方向は加
工時と逆の方向とする(以下、この方向の回転を「逆
転」という)。これは、工具8または測定子11に傷がつ
くことを防止するためである。
洗浄装置12からドライエア(または洗浄液を含んだ
エア)を噴射し、工具8および測定子11の洗浄を行なう
(第5図(a))。
なお、測定子11には保護カバー13が付設してあり、測
定時以外(例えば、加工作業時)でのごみや切粉の付着
を防止している(同図(b))。
以上の準備工程を終了した後、第6図に示すような工
具径測定動作に入る。
(2)第一測定 工具8を逆転させたまま、測定子11に向け、一定速
度F1(例えば、F1=60mm/min)で移動させる(第6図
(a))。この移動は、工具8が測定子11の側部と接触
するまで続ける。そして、接触にともないタッチセンサ
10からタッチ信号が出力された時点で移動方向を変え、
タッチ信号が継続して切れる位置までの距離L1だけ戻
す。
再び、工具8を逆転させたまま、測定子11に向けて
一定速度F2で移動させ、またタッチ信号の出力された時
点で移動方向を変え、タッチ信号が切れる所定の位置ま
での距離L2(例えば、L2=0.1mm)だけ戻す(同図
(a))。
なお、今回の移動速度F2は、前回の速度F1より遅い速
度(例えば、F2=10mm/min)に設定する。
上記,の工具移動により、工具8と測定子11の間
隔を所定の幅(例えば、0.1mm)まで程度挟めておき、
のちの動作時間の短縮を図っている。なお、必要に応じ
1回の動作で所定幅まで狭めてもよい。
工具8を逆転させたまま、一定間隔L3(例えば、L3
=10μ)のステップ移動を測定子11に向けて行なう(同
図(b))。すなわち、1ステップ移動したのち工具を
1回転以上させるに充分な時間停止し、そのときのタッ
チ信号の有無を確認し、無ければさらに1ステップ移動
する。これをタッチ信号が出力されるまで繰り返す。そ
して、タッチ信号が検出されたなら、移動方向を変え、
タッチ信号が切れる所定の位置(L3以下)まで戻す。
次に、上記L3より短い間隔L4(例えば、L4=1μ)
を設定する。そして、上記と同様に、工具8を逆転さ
せたまま、この間隔L4でのステップ移動を測定子11に向
けて行なう(同図(b))。
上記のステップ移動の結果タッチ信号を検出した
とき、その時点における工具8の座標(中心軸の座標)
C1をNC装置20に記憶する。
(3)第二測定 第一測定〜の各動作と同様の動作を、測定子11の
中心を通る直線上において両側部方向から行ない(同図
(c),(d))、間隔L4でのステップ移動の結果タッ
チ信号を検出したとき、その時点における工具8の座標
(中心軸の座標)C2をNC装置20に記憶する。
(4)工具径の演算,記憶 記憶した工具中心軸の座標C1,C2にもとづき、NC装置2
0により工具径Dを演算し、その演算結果を記憶する。
すなわち、第7図に示すように、C1,C2間の距離を|C1
C2|、測定子の幅をD0(既知の値)とすると、 D=|C1−C2|−D0 となり、この関係式により工具径Dは容易に算出でき
る。算出した工具径Dは、NC装置20に記憶され、加工指
令を発する上での基準データとなる。
上記の工具径測定方法は、1μ間隔のステップ移動に
より最終的な測定を行なうので、1μ単位の分解能を有
し、数10mm径の工具は勿論、0.1〜0.2mmの小径工具を高
精度に測定することができる。又導通式タッチセンサの
採用により測定圧を極微小とし、工具の撓みおよび摩耗
の発生を防止した。
なお、本発明は上記一実施例に限定されるものではな
い。すなわち、準備工程、および一定速度F1,F2での移
動工程は必須のものでなく、必要に応じて省略してもよ
い。また、ステップ状の相対移動量L3,L4は、測定する
工具に応じて任意に設置すればよい。さらに、また、ス
テップ状でなくとも、極めて遅い速度での連続的な相対
移動であってもよい。
本発明は上記以外にも、次のような変形例・応用例な
ど、種々の変形実施が可能である。
機外測定用、すなわち工作機械に取付け前の工具径
測定用に適用した工具径測定方法。
この場合は、タッチセンサ、工具を回転させる手段、
工具あるいはタッチセンサをステップ移動させる手段、
および工具中心軸の位置検出手段を備えた工具径測装置
を用いればよい。
工具の測定子の間で行なうステップ状の相対移動
を、一回のみ、または三回以上繰り返すようにした工具
径測定方法。
第8図(a)に示すような四角形状の測定子21に対
し、その測定面の少なくとも三点P1,P2,P3(望ましくは
四点P1,P2,P3,P4)の座標を求め、これら座標により測
定子21の工具軌道に対する傾きを算出して測定結果の補
正値とする工具径測定方法。
第8図(b)に示すような丸形の測定子22に対し
て、まずその測定面の二点Q1,Q2の座標を求め、この二
点間の中心Q3を通る垂線上で工具径を求めるようした工
具径測定方法。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の工具径測定方法は、工
具を測定子の中心を通る直線上の二箇所に接触させて工
具径を求めているので、主軸と測定子との間にX軸およ
び/またはY軸方向の機械的変位が発生したような場合
であっても、高精度な工具径測定が可能となる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法を実施するための装置例を示す斜視
図,第2図は同じく概略ブロック図,第3図は工具径測
定動作を示す拡大正面図,第4図は工具径測定方法のブ
ロック説明図,第5図(a),(b)および第6図
(a)〜(d)は作動状態図、第7図な測定原理図,第
8図(a),(b)は変形例の説明図、第9図(a),
(b)は従来例の説明図である。 1:マシニングセンタ、8:工具 10:導通式タッチセンサ、11:測定子 12:洗浄装置、20:NC装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−283846(JP,A) 特公 昭61−57151(JP,B2) 実公 平1−23722(JP,Y2)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転する工具を、少なくとも、同一の直線
    上の二箇所で測定子の側部に接触させ、それぞれの接触
    時における工具の中心座標を求め、 かつ、これら中心座標軸間から、予め求めてある前記測
    定子の前記直線上における側部間の寸法を減算すること
    によって、前記工具径を算出することを特徴とした工具
    径測定方法。
  2. 【請求項2】前記直線が、X軸および/またはY軸方向
    の直線である特許請求の範囲第1項記載の工具径測定方
    法。
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