JP2706415B2 - 離型紙除去装置 - Google Patents

離型紙除去装置

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JP2706415B2
JP2706415B2 JP5225636A JP22563693A JP2706415B2 JP 2706415 B2 JP2706415 B2 JP 2706415B2 JP 5225636 A JP5225636 A JP 5225636A JP 22563693 A JP22563693 A JP 22563693A JP 2706415 B2 JP2706415 B2 JP 2706415B2
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守 鈴木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は離型紙除去装置に関
し、更に詳しくは、離型紙を表面に貼着した多数の素材
から、その離型紙を、連続的に剥離することができ、剥
離紙の剥離後の素材表面から塵埃その他の不要物も除去
することができ、しかも、除去された剥離紙が周囲に飛
散することがなくて作業環境の向上を図ることができる
離型紙除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来、炭
素繊維等の繊維材料にエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂を
含浸してなる所謂プリプレグの表面には、その表面を保
護するための離型紙が貼着されている。なお、本明細書
においては、プリプレグの表面に離型紙を貼着してなる
ものをプリプレグ材と称することにする。
【0003】炭素繊維等の繊維材料に熱硬化性樹脂を含
浸してなるプリプレグは、それを製造してから成形操作
及び加熱硬化操作を実施するまでにプリプレグを保管し
たり、あるいはプリプレグを輸送したりすることがある
ので、そのような場合に、プリプレグ同士が互いに接着
したり、あるいは輸送途中にプリプレグの表面に傷が付
かないように、プリプレグの表面に離型紙を貼着してい
る。そうすると、プリプレグを用いて成形加工をする場
合、プリプレグ材から離型紙を一々除去しなければなら
ない。離型紙の除去は、今までのところ、手作業で行わ
れていた。例えば、作業者が棒などに粘着テープを巻き
付け、この粘着テープの粘着面をプリプレグ材における
離型紙に擦りつけて、これらの離型紙を剥離し、除去し
ていた。
【0004】しかしながら、上述したような従来の剥離
作業では、専ら手作業に依存するため迅速性に欠けると
ともに処理効率も悪いという問題があった。
【0005】かかる問題点を解消するための離型紙除去
装置が、特願平3−310614号特許出願に係る発明
として提案された。前記特許出願にかかる離型紙除去装
置は、それ自体誠に優れた技術的効果を奏する。本願発
明者らは、前記問題点を解消すると共に前記特許出願に
かかる離型紙除去装置よりも更に優れた装置を開発する
ことを目的に鋭意研究を重ねた結果、本願発明に到達し
た。
【0006】すなわち、本発明の目的は、前記問題点を
解消し、前記特許出願にかかる離型紙除去装置よりも更
に優れた離型紙除去装置を提供することにある。
【0007】本発明の目的は、多数の素材から連続的に
離型紙を剥離することができる離型紙除去装置を提供す
ることにある。
【0008】本発明の目的は、素材から除去された離型
紙が装置周辺に散乱せず、したがって作業環境の向上を
図ることのできる離型紙除去装置を提供することにあ
る。
【0009】本発明の目的は、前工程で付着し、あるい
は種々の原因で付着した塵埃その他の不要物を除去する
ことができ、離型紙が除去され、しかも清浄な表面を有
する素材を得ることのできる離型紙除去装置を提供する
ことにある。
【0010】本発明の目的は、離型紙を確実に剥離する
ことのできる離型紙除去装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の請求項1に記載の構成は、平坦面および前記平坦面に
対して鋭角に位置する後部平坦面を有してなり、素材の
表面に離型紙を貼着してなる離型紙貼着素材を搬送する
その搬送方向前方に前記離型紙貼着素材を挟み込むよう
に互いに所定の間隙を有して配置された一対の押圧片
と、前記離型紙貼着素材が前記一対の押圧片間を通過す
る際に離型紙に臨む前記押圧片の表面を前記離型紙貼着
素材の移動と共に移動し、前記一対の押圧片の間隙を通
過した直後に搬送方向から離反する粘着性部材とを備
え、前記一対の押圧片間を通過する離型紙貼着素材にお
ける離型紙を前記粘着性部材で前記素材の表面から剥離
することを特徴とする離型紙除去装置であり、請求項2
に記載の構成は、素材の両面に離型紙を貼着してなる離
型紙貼着素材を搬送する搬送手段と、平坦面および前記
平坦面に対して鋭角に位置する後部平坦面を有してな
り、前記搬送手段の搬送方向前方に互いに所定の間隙を
有して配置された一対の押圧片と、各押圧片の他の押圧
片に向かう面上を移動し、この一対の押圧片間を通過し
た直後に搬送方向から離反する第1粘着性部材および第
2粘着性部材とを備え、前記搬送手段により搬送された
離型紙貼着素材が前記一対の押圧片間を通過中に、前記
第1粘着性部材および第2粘着性部材で離型紙を粘着
し、離型紙貼着素材が前記一対の押圧片の間隙を出る際
に前記第1粘着性部材および第2粘着性部材で離型紙を
素材の表面から剥離するようにしてなることを特徴とす
る離型紙除去装置であり、請求項3に記載の構成は、前
記一対の押圧片が固定片と可動片とからなる前記請求項
1または2に記載の離型紙除去装置であり、請求項4に
記載の構成は、前記一対の押圧片が、離型紙貼着素材が
進入しないときにはその間隙が大きく開いており、離型
紙貼着素材が進入してきたときにはその離型紙貼着素材
を挟み付けるように形成された一対の可動片または固定
片と可動片との組である前記請求項1または2に記載の
離型紙除去装置であり、請求項5に記載の構成は、前記
離型紙貼着素材が平板状プリプレグの両面に離型紙を貼
着してなる前記請求項1または2に記載の離型紙除去装
置である。
【0012】
【作用】前記請求項1に記載の構成を有する離型紙除去
装置においては、所定の間隙を有して配置された一対の
押圧片により形成された間隙に向かって離型紙貼着素材
を搬送する。
【0013】一対の押圧片の間隙を前記離型紙貼着素材
が進行するときには、押圧片の表面に設けられた粘着性
部材が離型紙に粘着し、その粘着性部材が離型紙貼着素
材の進行と共に押圧片の表面を進行する。粘着性部材が
粘着した離型紙を有する素材が一対の押圧片の間隙を通
過すると直ちに、粘着性部材が離型紙貼着素材の搬送方
向から離反する方向に進行するので、粘着性部材に粘着
する離型紙が素材表面から剥離する。
【0014】前記請求項2に記載の構成を有する離型紙
除去装置においては、搬送手段によって、両面に離型紙
を有する離型紙貼着素材が、一対の押圧片の間隙に向か
って搬送される。
【0015】搬送手段により搬送された離型紙貼着素材
が一対の押圧片の間隙に進入すると、各押圧片の他の押
圧片に向かう面に設けられた第1粘着性部材および第2
粘着性部材が離型紙貼着素材両面における離型紙に粘着
する。第1粘着部材および第2粘着部材それぞれが離型
紙に粘着した状態で、第1粘着部材および第2粘着部材
と離型紙貼着素材とが、一対の押圧片の間隙を進行して
いく。
【0016】離型紙貼着素材が一対の押圧片の間隙を出
ていく際に、第1粘着部材および第2粘着部材が搬送方
向から離反するので、素材の両面から離型紙が剥離す
る。
【0017】上記の離型紙除去装置において、一対の押
圧片を固定片と可動片とで形成することができる。この
場合、可動片と固定片との間に挟まれた離型紙貼着素材
は、可動片により固定片に押しつけられる状態になり、
離型紙と粘着部材との接触が良好になり、離型紙の剥離
を確実に行うことができるようになる。
【0018】上記の離型紙除去装置において、一対の押
圧片を一対の可動片で形成し、素材から離型紙を剥離し
ない状態下ではその一対の可動片の間隙が大きく設定さ
れており、一対の可動片間に離型紙貼着素材が進入して
くると、一対の可動片が互いに近接して離型紙貼着素材
を挟み込み、可動片の他の可動片に向かう面に設けられ
た粘着部材が離型紙貼着素材における離型紙に密着する
ようにしても良い。
【0019】また、一対の押圧片を固定片と可動片との
組で形成し、素材から離型紙を剥離しない状態下ではそ
の固定片と可動片との間隙が大きく設定されており、そ
の間隙に離型紙貼着素材が進入してくると、可動片が固
定片に近接して離型紙貼着素材を挟み込み、固定片およ
び可動片に設けられた粘着部材が離型紙貼着素材におけ
る離型紙に密着するようにしても良い。
【0020】上記の離型紙除去装置は、両面に離型紙を
貼着した平板状プリプレグから離型紙を剥離するのに好
適に使用される。
【0021】
【実施例】本発明の一実施例である離型紙除去装置につ
いて説明する。
【0022】(実施例)この発明の一実施例である離型
紙除去装置1に適用することのできるところの、素材の
表面に離型紙を貼着してなる離型紙貼着素材として、平
板状プリプレグの両面に離型紙を貼着してなる離型紙貼
着プリプレグを好適例として挙げることができる。
【0023】ここで平板状プリプレグとしては、炭素繊
維、気相成長炭素繊維等の繊維材料にエポキシ樹脂等の
熱硬化性樹脂または熱可塑性樹脂および硬化剤を少なく
とも含有する光硬化性、放射線硬化性、または熱硬化性
の樹脂組成物を含浸してなる所謂プリプレグを挙げるこ
とができる。
【0024】また、離型紙としては、前記プリプレグの
表面に貼着されることにより前記プリプレグの有する粘
着性が外部に発現することのないように仕組まれた部材
であれば良く、離型紙における紙という用語に限定され
ることはなく、たとえば、プラスチックシート、プラス
チックフィルム、および、いわゆる紙などの抄紙物を挙
げることができる。
【0025】図1に示すように、離型紙除去装置1は、
搬送手段2と、一対の押圧片3と、第1粘着部材進行手
段4と、および第2粘着部材進行手段5とを有する。
【0026】前記搬送手段2は、本願発明における離型
紙貼着素材を一対の押圧片3に向かって搬送する機能を
有し、たとえば、第1駆動輪6と、第1従動輪7と、前
記第1駆動輪6および第1従動輪7に水平に架け渡され
た第1無限軌道ベルト8とを有し、前記第1駆動輪6を
駆動することにより第1無限軌道ベルト8を回転させ、
第1無限軌道ベルト8上に載置された離型紙貼着素材を
搬送方向に沿って搬送することができるようになってい
る。
【0027】この搬送手段2による搬送方向の前方に
は、一対の押圧片3が、所定の間隙をもって、垂直方向
において相対向して配置される。
【0028】この実施例においては、一対の押圧片3
は、その上下の位置関係において、下側に位置する固定
片3aと、上側に位置する可動片3bとで形成される。
【0029】固定片3aは、その上面、すなわち可動片
3bに向かう面が前記搬送手段2における第1無限軌道
ベルト8の搬送面に実質的に同じ平面にあるように固定
して配置される。
【0030】この実施例においては、固定片3aと可動
片3bとにより形成される間隙は、固定片3aの上面に
ある第1粘着部材9と可動片3bの下面にある第2粘着
部材10とが貼着し合わないような十分な寸法が確保さ
れていれば良い。また、この固定片3aと可動片3bと
により形成される間隙は、離型紙貼着素材の厚みよりも
小さくする。その場合には、固定片3aと可動片3bと
の間隙中に離型紙貼着素材が進入して来たときに、間隙
が広がるように可動片3bが移動する。
【0031】この固定片3aは、図2に示すように、平
坦な上面11と、平坦な下面12と、前記上面11から
前記下面12へと連続する湾曲前面部13と、上面11
の後端部から前記下面12に向かって湾曲する後部湾曲
面部14と、その後部湾曲面部14から前記下面12へ
と連続する後部平坦面部15とを有する。
【0032】前記上面11における、離型紙貼着素材が
進入してくる方向に沿う長さは、任意であって適宜に決
定される寸法を有する。また上記下面12における、離
型紙貼着素材が進入してくる方向に沿う長さは、前記上
面11の長さよりも大きな寸法を有するように設計され
る。前記湾曲前面部13は、その曲率R1 が、後述する
第1粘着部材9が円滑に前記湾曲前面部13を摺動して
いくことができるように、また可動片3bとこの固定片
3aとで形成される間隙を離型紙貼着素材が円滑に進入
することができるように、適宜に設計される。前記後部
湾曲面部14は、その曲率R2 が、後述する第1粘着部
材9が円滑にこの後部湾曲面部14を摺動していき、途
中で第1粘着部材9が切断されたりしないように、ま
た、第1粘着部材9に粘着した離型紙が素材から円滑に
剥離するように、適宜に設計される。好ましい例として
は、後部湾曲面部14の曲率R2 は離型紙貼着素材の厚
みの4倍以下である固定片3aを挙げることができる。
【0033】固定片3aにおける横幅は、この固定片3
aと可動片3bとで離型紙貼着素材を挟んだときに、固
定片3aの上面11から離型紙貼着素材の側部がはみ出
したりしないような寸法を有していれば良く、通常は、
離型紙貼着素材の横幅よりも十分に長い寸法に固定片3
aにおける横幅が設計されている。
【0034】可動片3bは、基本的には前記固定片3a
とほぼ同様の形状および寸法を有し、離型紙貼着素材の
搬送面に対して、前記固定片3aと対称に配置される。
【0035】具体的に説明すると、前記固定片3aと対
称の位置に配置された可動片3bは、前記固定片3aの
上面11と同様の形状をした平坦な下面11aと、前記
固定片3aの下面12と同様の形状をした平坦な上面1
2aと、前記固定片3aの湾曲前面部13と同様の曲率
を有する湾曲面を有する湾曲前面部13aと、前記固定
片3aの後部湾曲面部14と同様の曲率を有する湾曲面
を有し、前記下端面の後端部に設けられた後部湾曲面部
14aと、この後部湾曲面部14aから上面12aの後
部に連続する後部平坦面部15aとを有する。
【0036】可動片3bにおける湾曲前面部13aの湾
曲面曲率は前記固定片3aにおける湾曲前面部13の湾
曲面曲率と同様に設計される。そして可動片3bにおけ
る湾曲前面部13aは、固定片3aにおける湾曲前面部
13と同様の作用効果を奏する。可動片3bにおける後
部湾曲面部14aの湾曲面曲率は前記固定片3aにおけ
る後部湾曲面部14の湾曲面曲率と同様に設計される。
そして可動片3bにおける後部湾曲面部14aは、固定
片3aにおける後部湾曲面部14と同様の作用効果を奏
する。
【0037】また、この可動片3bにおける下面11a
とその上面12aに対して、下面11aの仮想的延長線
と上面12aの仮想的延長線とが交差するように、傾斜
している。
【0038】この可動片3bは、固定片3aの上面11
と可動片3bの下面12との距離が、固定片3aの上面
11と可動片3bの下面11aとの間に粘着部材と離型
紙貼着素材とを挟み込むことのできる寸法となるよう
に、固定片3aの上面11の上方に配置される。したが
って、固定片3aと可動片3bとの間に所定の寸法を有
する間隙が形成される。
【0039】この可動片3bは、図2に示すように、そ
の下面11aと湾曲前面部13aとの境界部に対して上
方に位置する部位に設けられたところの、可動片3bの
一方の側面部から他方の側面部に貫通する軸穴16を有
する。この軸穴16には、支持棒17が貫通され、この
支持棒17を中心にして、離型紙貼着素材の進入によ
り、可動片3bが揺動することができるようになってい
る。この揺動運動によって固定片3aと可動片3bとで
形成される間隙が、離型紙貼着素材の厚みの変化に対応
することができるようになっている。
【0040】図2に示すように、この可動片3bと固定
片3aとの間隙に離型紙貼着素材が進入して来ない待機
状態においては、可動片3bの後部湾曲面部14aが可
動片3bの他のいかなる部位よりも最下位にあるよう
に、換言すると可動片3bの下面が、固定片3aの上面
に対して、可動片3bと固定片3aとの間隙を縮小する
ように、傾斜している(図2中のXで示される状態に傾
斜している。)。このように可動片3bの下面が傾斜し
ていると、たとえば厚みの小さな離型紙貼着素材が可動
片3bと固定片3aとの間隙を進入してきたとき、前記
後部湾曲面部14aが支持棒17を中心にして回動して
後部湾曲面部14aと固定片3aとの間隙が広がるよう
になり(図2中のYで示される状態のように広がるよう
になり)、他方、厚みの大きな離型紙貼着素材が可動片
3bと固定片3aとの間隙を進入してきたとき、前記後
部湾曲面部14aが支持棒17を中心にして回動して後
部湾曲面部14aと固定片3aとの間隙が大きく広がる
ようになる(図2中のZで示される状態のように広がる
ようになる。)。いずれにしても、離型紙貼着素材が間
隙を進入しているときには、可動片により押圧され、可
動片の下面および固定片の上面に配置されている粘着部
材と離型紙貼着素材における離型紙との粘着が確実に実
現される。
【0041】なお、シリンダー18は、可動片3bの押
圧力の調整をする。
【0042】第1粘着部材進行手段4は、長尺状の第1
粘着部材9を前記固定片3aの湾曲前面部13から上面
11へ、上面11から後部湾曲面部14を経て退避させ
るように、第1粘着部材9を送り出し、引き取ることが
できるように構成され、第1装架軸19a、第1粘着部
材押し付けローラ20a、第1粘着部材押し付けシリン
ダー21a、第1回動アーム22a、第1テンション軸
兼ガイドローラ23a、第1テンションアーム24a、
第1テンションシャフト25a、3個の第1ガイドロー
ラ26a,27a,28a、第1粘着部材送りローラ2
9a、第1押し付けローラシリンダー30a、および第
1粘着部材巻取り軸31aを有する。
【0043】前記第1装架軸19aは、ロール状に倦回
してなる第1粘着部材倦回物32aにおける中心穴33
aに挿通することによりこの第1粘着部材倦回物32a
を装架することができるようになっている。また、この
第1装架軸19aにはこの第1粘着部材倦回物32aを
装架したときに第1粘着部材倦回物32aにおける中心
穴33aの内壁とこの第1装架軸19aの外周面との間
における滑り発生を防止するクランパー(図示せず。)
が設けられている。換言すると、このクランパーによっ
て第1装架軸19aと第1粘着部材倦回物32aとが一
体に回転することができるようになっている。さらに、
この第1装架軸19aには、第1粘着部材9に弛みが生
じないようにする、回転制動機構(図示せず。)が設け
られている。
【0044】第1粘着部材倦回物32aは、長尺の基材
の表面に粘着物質を塗布してなる第1粘着部材9を、そ
の粘着面が第1粘着部材倦回物32aの中心に向かうよ
うにして巻かれてなる。
【0045】第1粘着部材押し付けローラ20aは、第
1粘着部材倦回物32aから引き出される第1粘着部材
9の基材面に接触して第1粘着部材9の引き出し方向を
転換し、かつ第1粘着部材倦回物32aから第1粘着部
材を弛みなく引き剥し、第1粘着部材9の引き出しの安
定化を図る。この第1粘着部材押し付けローラ20a
は、回動可能に軸支された第1回動アーム22aの先端
に設けられる。この第1回動アーム22aの前記第1粘
着部材押し付けローラ20aが設けられた先端部とは反
対側の後端部は、第1粘着部材押し付けシリンダー21
aにおける駆動ロッド34aの先端部に結合されてい
る。この第1粘着部材押し付けシリンダー21aにおけ
る駆動ロッド34aが前進し、あるいは後進することに
より、第1粘着部材倦回物32aから第1粘着部材9を
引き出す部位を押圧し、これによって第1粘着部材9の
引き出し状態の調節が行われる。
【0046】第1テンションアーム24aは、第1粘着
部材倦回物32aから引き出されて第1粘着部材送りロ
ーラ29aに到るまでの第1粘着部材9の弛みを取るた
めに、第1粘着部材9に所定のテンションを与える。第
1テンションアーム24aは、第1粘着部材押し付けロ
ーラ20aによって方向転換した第1粘着部材9を固定
片3aに移送する途中に設けられる。第1テンションア
ーム24aは、先端部に第1テンションシャフト25a
を有する回動可能なロッドである。この第1テンション
アーム24aの回動軸は、第1粘着部材9の走行を案内
する第1テンション軸兼ガイドローラ23aを兼ねてい
る。第1テンションシャフト25aおよび第1テンショ
ン軸兼ガイドローラ23aは、第1粘着部材9における
基材面に接触する。したがって、第1テンションシャフ
ト25aおよび第1テンション軸兼ガイドローラ23a
の材質については特に限定はない。
【0047】3個の第1ガイドローラの内1番目の第1
ガイドローラ26aは、第1粘着部材9を離型紙貼着素
材の搬送面に真っ直ぐに向かわせ、2番目の第1ガイド
ローラ27aは、固定片3aの上面11を摺動移動した
第1粘着部材9を前記搬送面から離反する方向に向かわ
せるように、第1粘着部材9の移送を案内するフリーロ
ーラである。この1番目および2番目の第1ガイドロー
ラ26a,27aは第1粘着部材9の粘着面に直接に接
触する状態になっているので、この2個のガイドローラ
26a,27aのローラ面が剥離性部材たとえばシリコ
ンゴムなどの部材で形成されていることが望ましい。
【0048】第1粘着部材送りローラ29aは、固定片
3aを通過した第1粘着部材9を第1粘着部材巻取り軸
31aへ案内する駆動ローラである。この第1粘着部材
送りローラ29aは駆動源により駆動され、第1粘着部
材9を所望の送り速度に応じて送り出す。
【0049】第1粘着部材送りローラ29aで引き取
り、送り出される第1粘着部材9が第1粘着部材送りロ
ーラ29aの表面でスリップするのを防止するために、
第1粘着部材送りローラ29aの表面に、第1押し付け
ローラシリンダー30aにより進退する第1粘着部材送
り押し付けローラ35aが押圧される。第1粘着部材9
はこの第1粘着部材送りローラ29aと第1粘着部材送
り押し付けローラ35aに挟まれて引き取られ、送り出
される。
【0050】第1粘着部材送りローラ29aには、それ
が逆転することにより第1粘着部材9に生じる弛みを防
止するために、逆転防止ブレーキ機構(図示せず。)が
設けられる。
【0051】3番目のガイドローラ28aは、第1粘着
部材巻取り軸31aに第1粘着部材9を案内するフリー
ローラであり、第1粘着部材送りローラ29aで送り出
される第1粘着部材9の巻き掛け角を確保する。この3
番目のガイドローラ28aも、そのローラ面が第1粘着
部材9の粘着面に直接に接触する状態になっているの
で、そのローラ面が剥離性部材たとえばシリコンゴムな
どの部材で形成されていることが望ましい。
【0052】第1粘着部材巻取り軸31aは、第1粘着
部材9を巻き取る軸体であり、その回転は前記第1粘着
部材送りローラ29aを駆動する駆動源により達成され
る。その場合、第1粘着部材巻取り軸31aで第1粘着
部材9を巻き取る際に第1粘着部材9の弛み発生を防止
するために、この第1粘着部材巻取り軸31aの巻き取
り速度が前記第1粘着部材送りローラ29aの巻き取り
速度よりも大きくなるように設定され、巻き取り速度と
送り速度との差をスリップさせながらトルクを伝達する
滑り機構たとえば摩擦クラッチ、スリッピングクラッ
チ、ベルト駆動によるスリップ機構、バウダークラッチ
(図示せず。)等によって速度差が吸収されるようにな
っている。
【0053】なお、前記第1粘着部材送りローラ29a
を回転駆動させる駆動源(図示せず。)には、第1粘着
部材9の使用量を最小限にするために、瞬時停止機構
(図示せず。)が設けられる。このような瞬時停止機構
付きの駆動源として瞬時停止回路附モータおよびブレー
キつきモータ等を挙げることができる。
【0054】この駆動源のオンオフは後述する光電セン
サーによって行われる。
【0055】第2粘着部材進行手段5は、長尺状の第2
粘着部材10を前記可動片3bの湾曲前面部13bから
下面11aへ、下面11aから後部湾曲面部14aを経
て退避させるように、第2粘着部材10を送り出し、引
き取ることができるように構成され、前記第1粘着部材
進行手段4と実質的に同じ機械的構成を有してなり、同
じ作用効果を奏する。
【0056】具体的には、第1装架軸19aに対応する
第2装架軸19a、第1粘着部材押し付けローラ20a
に対応する第2粘着部材押し付けローラ20b、第1粘
着部材押し付けシリンダー21aに対応する第2粘着部
材押し付けシリンダー21b、第1回動アーム22aに
対応する第2回動アーム22b、第1テンション軸兼ガ
イドローラ23aに対応する第2テンション軸兼ガイド
ローラ23b、第1テンションアーム24aに対応する
第2テンションアーム24b、第1テンションシャフト
25aに対応する第2テンションシャフト25b、3個
の第1ガイドローラ26a,27a,28aに対応する
3個の第2ガイドローラ26b,27b,28b、第1
粘着部材送りローラ29aに対応する第2粘着部材送り
ローラ29b、第1押し付けローラシリンダー30aに
対応する第2押し付けローラシリンダー30b、および
第1粘着部材巻取り軸31aに対応する第2粘着部材巻
取り軸31bを有する。
【0057】ただし、第2粘着部材送りローラ29bの
駆動は第1粘着部材送りローラ29aの駆動と同調して
いる。第2粘着部材送りローラ29bの駆動と第1粘着
部材送りローラ29aの駆動とを同調させるために、第
1粘着部材送りローラ29aの駆動源を第1粘着部材送
りローラ29aの駆動源とが共通になっている。そして
駆動源の動力が動力伝達手段たとえばギヤボックス、プ
ーリー機構などによって、第1粘着部材送りローラ29
aをたとえば正転させるように第1粘着部材送りローラ
29aに伝達され、第2粘着部材送りローラ29bをた
とえば逆転させるように第2粘着部材送りローラ29b
に伝達される。
【0058】この実施例における離型紙除去装置1は、
図4に示すように、固定片3aおよび可動片3bの、搬
送方向における前後に、第1〜6素材送りガイドローラ
40,41,42,43,44,45、第1〜3光電セ
ンサー46,47,48および取り出し搬送手段49を
さらに有する。
【0059】第1素材送りガイドローラ40は、前記搬
送手段2における第1無限軌道ベルト8の、搬送方向前
端の上方に、第1無限軌道ベルト8上に載置された離型
紙貼着素材をガイドすることができるように、配置され
る。この第1素材送りガイドローラ40は搬送手段2で
離型紙貼着素材を固定片3aおよび可動片3bの間隙に
向かって送り出すときのその離型紙貼着素材の姿勢を保
持する機能を有する。
【0060】第2素材送りガイドローラ41は、前記搬
送手段2と固定片3aとの間であって、上端面が搬送面
に一致するように、水平に配置され、図示しない駆動装
置により駆動される駆動ローラである。この第2素材送
りガイドローラ41の軸線は固定されていて、上下に変
動することはない。
【0061】第3素材送りガイドローラ42は、前記第
1素材送りガイドローラ40と可動片3bとの間であっ
て、その軸線を前記第2素材送りガイドローラ41の軸
線と平行にして第2素材送りガイドローラ41の上方に
配置される。第2素材送りガイドローラ41と第3素材
送りガイドローラ42との間隔は、離型紙貼着素材を挟
んで固定片3aと可動片3bとの間隙に強制的に送り込
むに十分な寸法をもって設計される。この第3素材送り
ガイドローラ42は前記第2素材送りガイドローラ41
と同期して駆動する駆動ローラである。
【0062】ここで、前記取り出し搬送手段49は、搬
送方向における、前記固定片3aおよび可動片3bの後
方に配置され、固定片3aおよび可動片3bの間隙から
排出される素材を所定の場所に移送する機構を有する。
具体的には、第2駆動輪50と、第2従動輪51と、前
記第2駆動輪50および第2従動輪51に水平に架け渡
された第2無限軌道ベルト52とを有し、前記第2駆動
輪50を駆動することにより第2無限軌道ベルト52を
回転させ、第2無限軌道ベルト52上に載置された素材
を搬送方向に沿って所定の位置に搬送することができる
ようになっている。
【0063】第4素材送りガイドローラ43は、固定片
3aと前記取り出し搬送手段49との間であって、上端
面が搬送面に一致するように、水平に配置され、図示し
ない駆動装置により駆動される駆動ローラである。この
第4素材送りガイドローラ43の軸線は固定されてい
て、上下に変動することはない。
【0064】第5素材送りガイドローラ44は、前記第
可動片3bの後方であって、その軸線を前記第4素材送
りガイドローラ43の軸線と平行にして第4素材送りガ
イドローラ43の上方に配置される。第4素材送りガイ
ドローラ43と第5素材送りガイドローラ44との間隔
は、固定片3aと可動片3bとの間隙から排出される素
材を挟んで取り出し搬送手段49に向かってこれを強制
的に送り込むに十分な寸法をもって設計される。この第
5素材送りガイドローラ44は前記第4素材送りガイド
ローラ43と同期して駆動する駆動ローラである。
【0065】第6素材送りガイドローラ45は、前記取
り出し搬送手段49における従動輪の上方に、第2無限
軌道ベルト52上に載置される素材をガイドすることが
できるように、配置される。この第6素材送りガイドロ
ーラ45は、前記第4素材送りガイドローラ43および
第5素材送りガイドローラ44により強制的に取り出さ
れた素材を取り出し搬送手段49の第2無限軌道ベルト
52上に載置する際に、素材の姿勢を保持する機能を有
する。この第6素材送りガイドローラ45は、図示しな
い駆動手段により駆動される駆動ローラである。
【0066】第1光電センサー46は、前記搬送手段2
における搬送方向前端と第1素材送りガイドローラ40
との間における搬送路を横切るように光線を出射する第
1発光素子(図示せず。)とこの第1発光素子から出射
する光線を検知し、検出信号を出力する第1受光素子
(図示せず。)とを有する。第1受光素子から出力され
る検出信号は図示しない制御装置に出力され、その制御
装置から出力される動作指令信号により前記第2素材送
りガイドローラ41、および第3素材送りガイドローラ
42の回転駆動が開始する。
【0067】第2光電センサー47は第2素材送りガイ
ドローラ41および第3素材送りガイドローラ42のロ
ーラ間隙から固定片3aおよび可動片3bの間隙に到る
までの搬送路を横切るように光線を出射する第2発光素
子(図示せず。)とこの第2発光素子から出射される光
線を検知し、検出信号を出力する第2受光素子(図示せ
ず。)とを有する。第2受光素子から出力される検出信
号は図示しない制御装置に出力され、その制御装置から
出力される動作指令信号により第1粘着部材送りローラ
29a、第2粘着部材送りローラ29b、第1粘着部材
巻取り軸31aおよび第2粘着部材巻取り軸31bの回
転駆動が開始する。
【0068】第3光電センサー48は固定片3aおよび
可動片3bの間隙から第4素材送りガイドローラ43お
よび第5素材送りガイドローラ44の間隙に到るまでの
搬送路を横切るように構成を出射する第3発光素子(図
示せず。)とこの第3発光素子から出射される光線を検
知し、検出信号を出力する第3受光素子(図示せず。)
とを有する。第3受光素子から出力される検出信号は、
図示しない制御装置に出力され、その制御装置から出力
される動作指令信号により第4素材送りガイドローラ4
3、第5素材送りガイドローラ44、第6素材送りガイ
ドローラ45および取り出し搬送手段49における駆動
輪の回転駆動が開始される。
【0069】次に以上構成の離型紙除去装置の作用につ
いて説明する。
【0070】初期の状態として、全ての部材が停止状態
であるとする。
【0071】先ず、搬送手段2を駆動することにより、
第1無限軌道ベルト8を図1中の矢印方向に回転駆動さ
せる。第1無限軌道ベルト8の搬送面に離型紙貼着素材
を載置すると、離型紙貼着素材が第1無限軌道ベルト8
の回転によってその搬送路前方へと運ばれて行く。離型
紙貼着素材が搬送路前方に至り、第1光電センサー46
における第1発光素子から出射される光線を離型紙貼着
素材がさえぎるようになると、第2受光素子から検出信
号が出力され、検出信号を入力した制御部から出力され
る動作指令信号により第2素材送りガイドローラ41お
よび第3素材送りガイドローラ42が回転を開始する。
【0072】第1素材送りガイドローラ40と第1無限
軌道ベルト8とに離型紙貼着素材が挟まれることによ
り、送られていく離型紙貼着素材の姿勢が保持される。
【0073】第1無限軌道ベルト8により離型紙貼着素
材が更に前進することにより、離型紙貼着素材の前進端
が第2素材送りガイドローラ41と第3素材送りガイド
ローラ42とに挟まれる。挟まれた離型紙貼着素材が、
第2素材送りガイドローラ41および第3素材送りガイ
ドローラ42との回転により、第2素材送りガイドロー
ラ41および第3素材送りガイドローラ42との間隙を
通過していく。
【0074】第2素材送りガイドローラ41および第3
素材送りガイドローラ42の間隙を通過した離型紙貼着
素材の前進端が、第2光電センサー47における第2発
光素子から出射される光線をさえぎると、第2受光素子
から検出信号が出力され、検出信号を入力した制御部か
ら出力される動作指令信号により第1粘着部材送りロー
ラ29a、第2粘着部材送りローラ29b、第1粘着部
材巻取り軸31a、および第2粘着部材巻取り軸31b
が回転を開始する。
【0075】第1粘着部材送りローラ29a、第2粘着
部材送りローラ29b、第1粘着部材巻取り軸31a、
および第2粘着部材巻取り軸31bの回転により、第1
粘着部材倦回物32aから第1粘着部材9が引き出さ
れ、および第2粘着部材倦回物32bから第2粘着部材
10が引き出される。引き出された第1粘着部材9は、
第1粘着部材押し付けローラ20a、第1テンション軸
兼ガイドローラ23a、1番目の第1ガイドローラ26
aを経て固定片3aの湾曲全面部13、上面11、およ
び後部湾曲面部14を摺動移動していき、2番目の第1
ガイドローラ27aを経て第1粘着部材送りローラ29
aに引き取られ、3番目の第1ガイドローラ28aを経
て第1粘着部材巻取り軸31aに巻き取られていく。ま
た、引き出された第2粘着部材10は、第2粘着部材押
し付けローラ20b、第2テンション軸兼ガイドローラ
23b、1番目の第2ガイドローラ26bを経て可動片
3bの湾曲全面部13a、下面11a、および後部湾曲
面部14aを摺動移動していき、2番目の第2ガイドロ
ーラ27aを経て第1粘着部材送りローラ29aに引き
取られ、3番目の第1ガイドローラ28bを経て第1粘
着部材巻取り軸31aに巻き取られていく。
【0076】なお、固定片3aの表面を摺動移動する第
1粘着部材9の移動速度と可動片の表面を摺動移動する
第2粘着部材の移動速度とは同じになるように、各部が
設計されている。
【0077】一方、離型紙貼着部材は、第2素材送りガ
イドローラ41および第3素材送りガイドローラ42の
駆動により、固定片3aと可動片3bとの間隙に向かっ
て更に送り出される。
【0078】送り出された離型紙貼着部材の先頭が、固
定片3aの表面を摺動移動している第1粘着部材9およ
び可動片3bの表面を摺動移動している第2粘着部材1
0に接触し、離型紙貼着部材が前進するにつれて、離型
紙貼着部材における上面側の離型紙の表面に第2粘着部
材10が粘着し、離型紙貼着部材における下面側の離型
紙の表面に第1粘着部材9が粘着する。
【0079】上面側の離型紙の表面に第2粘着部材10
が粘着し、下面側の離型紙の表面に第1粘着部材9が粘
着した状態で、第1粘着部材9および第2粘着部材10
の移動と共に離型紙貼着部材が固定片3aと可動片3b
との間隙を前進していく。
【0080】なお、このとき、第1粘着部材9の粘着面
が離型紙貼着素材の表面に粘着するので、以前の工程で
付着した塵埃その他の不要物がこの第1粘着部材9の粘
着面に粘着する。
【0081】図5に示すように、離型紙貼着素材55が
固定片3aと可動片3bとの間隙を出て行き始めると、
第1粘着部材9は離型紙貼着部材55の進行方向から離
反する方向に移動していくので、第1粘着部材9に粘着
する離型紙56が離型紙貼着素材55における素材表面
から剥離し、第1粘着部材9の移動と共にこの第1粘着
部材9に粘着したまま離型紙56が移動して行く。同様
に離型紙貼着素材55が固定片3aと可動片3bとの間
隙を出て行き始めると、第2粘着部材10は離型紙貼着
素材55の進行方向から離反する方向に移動していくの
で、第2粘着部材10に粘着する離型紙56が離型紙貼
着素材55における素材表面から剥離し、第2粘着部材
10の移動と共にこの第2粘着部材10に粘着したまま
離型紙56が移動して行く。離型紙貼着素材55が固定
片3aと可動片3bとの間隙を完全に出てしまうと、離
型紙56は第1粘着部材9および第2粘着部材10によ
り素材の表面から完全に剥離してしまう。
【0082】また、第1粘着部材9および第2粘着部材
10が離型紙56を粘着する外に、前記塵埃その他の不
要物も接着し、離型紙56が素材の表面から完全に剥離
した状態では、離型紙56、塵埃その他の不要物も除去
されて清浄になった表面を有する素材が得られる。
【0083】第1粘着部材9の表面に接着した離型紙5
6は、第1粘着部材9と共に第1粘着部材巻取り軸31
aに巻き取られて行く。第2粘着部材10の表面に接着
した離型紙56も、第2粘着部材10と共に第2粘着部
材巻取り軸31bに巻き取られて行く。
【0084】固定片3aおよび可動片3bの間隙を出た
素材の先端が第3光電センサー48における第3発光素
子から出射されている光線をさえぎると、第3受光素子
から検知信号が出力され、その検知信号を入力する制御
部から動作制御信号が出力されて、第4素材送りガイド
ローラ43、第5素材送りガイドローラ44、第6素材
送りガイドローラ46、および取り出し搬送手段49に
おける第2駆動輪50が駆動を開始する。
【0085】固定片3aおよび可動片3bの間隙を出た
素材は第4素材送りガイドローラ43および第5素材送
りガイドローラ44により更に前進し、取り出し搬送手
段49における第2無限軌道ベルト52上に載置され、
素材57の姿勢が第6素材送りガイドローラ45により
整えられ、第2無限軌道ベルト52により素材57が所
定の部所に搬送されて行く。
【0086】前記離型紙貼着素材55が前進して前記第
2光電センサー47における第2発光素子から出射して
いる光線をさえぎらなくなると、第2発光素子からの光
線を受光する第2受光素子から検知信号が出力されて、
その検知信号を入力する制御部から出力される動作指令
信号により、第2素材送りガイドローラ41および第3
素材送りガイドローラ42の回転駆動が停止する。
【0087】また前記素材57が前進して第3光電セン
サー48における第3発光素子から出射している光線を
さえぎらなくなると、第3受光素子から検知信号が制御
部に出力され、制御部から動作指令信号が出力されるこ
とにより、第1粘着部材送りローラ29aおよび第2粘
着部材送りローラ29b、並びに第1粘着部材巻取り軸
31aおよび第2粘着部材巻取り軸31bの回転駆動が
停止する。この停止により、第1粘着部材9および第2
粘着部材10の無用の巻取りが停止され、その浪費が防
止される。
【0088】(変形例) (1) この発明の離型紙除去装置に適用される離型紙
貼着素材は、前記離型紙貼着プリプレグに限定されず、
粘着性の素材と離型紙とを有し、常時は粘着性の素材の
表面にその粘着性が発現しないように離型紙が貼着され
ており、その粘着性の素材を加工する際、あるいは使用
する際などのように離型紙を除去する必要のある材料で
ある限りどのようなものであっても良い。
【0089】(2) 搬送手段は、離型紙を貼着した素
材を、一対の押圧片の間隙に向かって送り込むことので
きる機能を有する限り、前記実施例に記載された構成を
有する搬送手段に限定されない。
【0090】前記実施例における搬送手段とは異なる搬
送手段として、たとえば、水平面内および垂直面内で回
動可能なアームと、そのアームを支持する支柱と、前記
アームの回動を可能にする駆動手段と、前記アームの先
端部に設けられ、離型紙を貼付した素材を把持すること
のできるチャックとを備え、多数の離型紙貼着素材を納
めた収容容器から一枚づつ離型紙貼着素材を把持して前
記一対の押圧片の間隙にその離型紙貼着素材を送り込む
ように動作するハンドリングロボットを挙げることがで
きる。
【0091】(3) 場合によっては、搬送手段を省略
しても良い。搬送手段を省略した場合には、「手差し」
で離型紙貼着素材を一対の押圧片の間隙に送り込むこと
になる。小規模で場所を取らない離型紙除去装置を望む
場合には、搬送手段を省略して、「手差し」すなわち、
操作者が離型紙貼着素材を把持し、その離型紙貼着素材
を手で一対の押圧片の間隙に送り込むようにしても良
い。
【0092】(4) 一対の押圧片は、それらにより形
成された間隙に離型紙貼着素材を、粘着部材を離型紙に
粘着させるに足る十分な押圧力をもって、粘着部材と共
に挟み込むことができ、離型紙貼着素材が間隙を通過す
る際に粘着部材に粘着した離型紙を素材から剥離するこ
とができるように構成されているのであれば、前記実施
例で示されたところの、平坦な上面を有する固定片およ
び平坦な下面を有する可動片の組み合わせに限定されな
い。
【0093】一対の押圧片の他の例として、間隙を有す
るように、かつその軸線が互いに平行になるように配置
された一対のフリーローラを挙げることができる。
【0094】一対の押圧片のその他の例として、離型紙
貼着素材が進入しないときにはその間隙が大きく開いて
おり、離型紙貼着素材が進入してきたときにはその離型
紙貼着素材を挟み付けるように形成された一対の可動片
からなる、一対の押圧片を挙げることができる。
【0095】図6に示すように一対の押圧片を形成して
も良い。図6に示す一対の押圧片3は、断面が半月形に
形成され、上面が湾曲してなる固定片3aと、この固定
片3aと所定の間隙を設けて配置され、断面が半月形に
形成され、下面が湾曲してなり、上下に揺動可能に形成
された可動片3bとで形成されている。図6に示す一対
の押圧片3においては、固定片3aの上面である湾曲面
と可動片3bの下面である湾曲面とで間隙が形成され、
離型紙貼着素材の進行方向に沿って順次に間隙幅が減少
し、次いで増加するように、間隙が形成されているの
で、離型紙貼着素材の間隙への進行が円滑に行われ、粘
着部材により離型紙貼着素材から離型紙の剥離を容易に
かつ確実に行うことができる。
【0096】図7に示すように一対の押圧片を形成して
も良い。図7に示す一対の押圧片3は固定片3aと可動
片3bとを有する。固定片3aは前記実施例における図
2に示すのとほぼ同様の形状を有する。可動片3bは、
断面がほぼL字状に折曲してなる折曲板である。可動片
3bにおける断面は、固定片3aの上面に沿って延在
し、かつ固定片3aの上方であって所定の距離のところ
に配置され、一端部が支持棒17で回動可能に支持され
た水平部3cと、その水平部3cの他端部で下方に折曲
された折曲延在部3dとを有する。この水平部3cおよ
び折曲延在部3dは、図7を記載した紙面の上下方向に
延在する板状体である。この可動片3bは前記実施例に
おける図1に示すようなシリンダー18によって、離型
紙貼着素材に対する押圧力の調節がなされる。
【0097】図7に示す可動片3bにおいては、第2粘
着部材10が、前記水平部3cの、支持棒17で支持さ
れた端部と前記折曲延在部3dの下端とで張り渡され、
前記折曲延在部3dで折り返されるように張設される。
【0098】図7に示される可動片3bにおける前記水
平部3cの下面から折曲延在部3dの下端部までに至る
下面と、固定片3aの上面とで、間隙が形成される。も
っとも、第2粘着部材が、前記水平部3cの、支持棒1
7で支持された端部と前記折曲延在部3dの下端とで張
り渡されているので、傾斜面を形成する第2粘着部材の
傾斜下面と固定片3aの上面とで、離型紙貼着素材が進
入する間隙が形成される。
【0099】間隙に離型紙貼着素材が進入すると、離型
紙貼着素材の厚みに応じて可動片3bが揺動し、また離
型紙貼着素材が、固定片3aの上面と折曲延在部3dの
下端との間隙に至ると、図示しないシリンダーにより、
折曲延在部3dの下端部が第2粘着部材を適度に押圧
し、第2粘着部材の離型紙に対する粘着が確実に行われ
る。
【0100】(5) 一対の押圧片は、離型紙貼着素材
が一対の押圧片の間隙に円滑に挿入されることができ、
また離型紙貼着素材の厚みに応じてその間隙の大小が調
節されることができるようになっている限り、前記実施
例に示された固定片および可動片の組み合わせに限定さ
れるものではない。
【0101】たとえば、図3に示されるように、搬送面
に対して固定片3aと対称な形状を有する可動片3b
を、可動片3bの下面が固定片3aの上面に対して上下
方向に平行移動するように、上下に移動可能に形成する
こともできる。
【0102】また他の一対の押圧片の例として、離型紙
貼着素材の厚みよりも大きな間隙を有してなる固定片と
可動片との組を挙げることができる。その場合には、固
定片と可動片との間隙中に離型紙貼着素材が進入して来
たときに、間隙が縮小するように可動片が固定片に向か
って移動する。
【0103】(6) 離型紙貼着素材が通過する以前に
おける一対の押圧片の間隙は、離型紙貼着素材の厚み全
体と第1粘着部材および/または第2粘着部材の厚みと
の合計よりも大きな寸法(場合によっては、はるかに大
きな寸法)であっても良い。このような場合には、この
ように大きな寸法で離隔する一対の押圧片間に離型紙貼
着素材が通過し始めるときに、一方の押圧片に向かって
他方の押圧片が移動して離型紙貼着素材を一対の押圧片
で挟み、押え付けるように、または、一対の押圧片が互
いに近接移動して離型紙貼着素材を一対の押圧片で挟
み、押え付けるようにする機構を設けておくのが良い。
【0104】(7) 前記実施例装置における取り出し
搬送手段は、特に設けなくても良い。取り出し搬送手段
を設けないときには、一対の押圧片の間隙を通過し、離
型紙の除去された素材を手で受けるようにしても良い。
【0105】また取り出し搬送手段は、一対の押圧片の
間隙から出てきた素材を所定の場所に移動させる機能が
ある限り、前記実施例における構造を有する取り出し搬
送手段に限定されることはない。
【0106】取り出し搬送手段の他の例として、たとえ
ば、水平面内および垂直面内で回動可能なアームと、そ
のアームを支持する支柱と、前記アームの回動を可能に
する駆動手段と、前記アームの先端部に設けられ、離型
紙を剥離した素材を把持することのできるチャックとを
備え、一対の押圧片の間隙から出て来た素材をチャック
で把持して所定の部署にその素材を移動させるように動
作するハンドリングロボットを挙げることができる。
【0107】(8) 前記実施例におけるシリンダー1
8は、押圧片の押圧力を所定の値に調整する手段であ
る。したがって、押圧片の押圧力を所定の値に調整する
ことができるのであれば、シリンダーに限らず、スプリ
ング機構、重錘機構などを適宜に採用することができ
る。
【0108】
【発明の効果】この発明の離型紙除去装置によると、
(1) 多数の離型紙貼着素材を連続的に処理して、離型紙
を剥離することができる、(2) 粘着部材倦回物の交換が
簡単であるから、操作性が良く、(3) 離型紙貼着素材か
ら剥離された離型紙が粘着部材に粘着してしまうので、
装置の周辺に離型紙が散乱することによる作業環境の悪
化がなく、(4) 全工程において離型紙貼着素材に付着し
た塵埃その他の不要物も粘着部材に粘着するので、離型
紙を剥離した清浄な素材を得ることができ、(5) 粘着部
材における常に新鮮な粘着面で離型紙貼着素材から離型
紙を剥離するので、離型紙の剥離を確実に行うことがで
きるなどの数々の優れた技術的効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の一実施例装置を示す概略説明
図である。
【図2】図2はこの発明の一実施例装置における一対の
押圧片を示す概略側面図である。
【図3】図3はこの発明の他の実施例装置における一対
の押圧片を示す概略側面図である。
【図4】図4はこの発明の一実施例装置における一対の
押圧片を含む領域における構成を示す概略説明図であ
る。
【図5】図5はこの発明の作用を示すための説明図であ
る。
【図6】図6はこの発明における一対の押圧片の変形例
を示す概略断面図である。
【図7】図7はこの発明における一対の押圧片の他の変
形例を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1・・・離型紙除去装置、2・・・搬送手段、3・・・
一対の押圧片、3a・・・固定片、3b・・・可動片、
4・・・第1粘着部材進行手段、5・・・第2粘着部材
進行手段、6・・・第1駆動輪、7・・・第1従動輪、
8・・・第1無限軌道ベルト、9・・・第1粘着部材、
10・・第2粘着部材、11・・・上面、11a・・・
下面、12・・・下面、12a・・・上面、13,13
a・・・湾曲前面部、14,14a・・・後部湾曲面
部、15・・・後部平坦面部、16・・・軸穴、17・
・・支持棒、18・・・シリンダー、19a・・・第1
装架軸、19b・・・第2装架軸、20a・・・第1粘
着部材押し付けローラ、20b・・・第2粘着部材押し
付けローラ、21a・・・第1粘着部材押し付けシリン
ダー、21b・・・第2粘着部材押し付けシリンダー、
22a・・・第1回動アーム、22b・・・第2回動ア
ーム、23a・・・第1テンション軸兼ガイドローラ、
23b・・・第2テンション軸兼ガイドローラ、24a
・・・第1テンションアーム、24b・・・第2テンシ
ョンアーム、25a・・・第1テンションシャフト、2
5b・・・第2テンションシャフト、26a・・・1番
目の第1ガイドローラ、26b・・・1番目の第2ガイ
ドローラ、27a・・・2番目の第1ガイドローラ、2
7b・・・2番目の第2ガイドローラ、28a・・・3
番目の第1ガイドローラ、28b・・・3番目の第2ガ
イドローラ、第1粘着部材送りローラ29a、30a・
・・第1押し付けローラシリンダー、30b・・・第2
押し付けローラシリンダー、31a・・・第1粘着部材
巻取り軸、31b・・・第2粘着部材巻取り軸、32a
・・・第1粘着部材倦回物、33a・・・中心穴、4
0,41,42,43,44,45・・・第1〜6素材
送りガイドローラ、46,47,48・・・第1〜3光
電センサー、49・・・取り出し搬送手段、50・・・
第2駆動輪、51・・・第2従動輪、52・・・第2無
限軌道ベルト、55・・・離型紙貼着素材、56・・・
離型紙、57・・・素材。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平坦面および前記平坦面に対して鋭角に
    位置する後部平坦面を有してなり、素材の表面に離型紙
    を貼着してなる離型紙貼着素材を搬送するその搬送方向
    前方に前記離型紙貼着素材を挟み込むように互いに所定
    の間隙を有して配置された一対の押圧片と、前記離型紙
    貼着素材が前記一対の押圧片間を通過する際に離型紙に
    臨む前記押圧片の表面を前記離型紙貼着素材の移動と共
    に移動し、前記一対の押圧片の間隙を通過した直後に搬
    送方向から離反する粘着性部材とを備え、前記一対の押
    圧片間を通過する離型紙貼着素材における離型紙を前記
    粘着性部材で前記素材の表面から剥離することを特徴と
    する離型紙除去装置。
  2. 【請求項2】 素材の両面に離型紙を貼着してなる離型
    紙貼着素材を搬送する搬送手段と、平坦面および前記平
    坦面に対して鋭角に位置する後部平坦面を有してなり、
    前記搬送手段の搬送方向前方に互いに所定の間隙を有し
    て配置された一対の押圧片と、各押圧片の他の押圧片に
    向かう面上を移動し、この一対の押圧片間を通過した直
    後に搬送方向から離反する第1粘着性部材および第2粘
    着性部材とを備え、前記搬送手段により搬送された離型
    紙貼着素材が前記一対の押圧片間を通過中に、前記第1
    粘着性部材および第2粘着性部材で離型紙を粘着し、離
    型紙貼着素材が前記一対の押圧片の間隙を出る際に前記
    第1粘着性部材および第2粘着性部材で離型紙を素材の
    表面から剥離するようにしてなることを特徴とする離型
    紙除去装置。
  3. 【請求項3】 前記一対の押圧片が固定片と可動片とか
    らなる前記請求項1または2に記載の離型紙除去装置。
  4. 【請求項4】 前記一対の押圧片が、離型紙貼着素材が
    進入しないときにはその間隙が大きく開いており、離型
    紙貼着素材が進入してきたときにはその離型紙貼着素材
    を挟み付けるように形成された一対の可動片または固定
    片と可動片との組である前記請求項1または2に記載の
    離型紙除去装置。
  5. 【請求項5】 前記離型紙貼着素材が平板状プリプレグ
    の両面に離型紙を貼着してなる前記請求項1または2に
    記載の離型紙除去装置。
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