JPH0580529A - カバーフイルムの剥離装置 - Google Patents

カバーフイルムの剥離装置

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JPH0580529A
JPH0580529A JP26902691A JP26902691A JPH0580529A JP H0580529 A JPH0580529 A JP H0580529A JP 26902691 A JP26902691 A JP 26902691A JP 26902691 A JP26902691 A JP 26902691A JP H0580529 A JPH0580529 A JP H0580529A
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JP
Japan
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cover film
roll
plate material
adhesive
peeling
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Application number
JP26902691A
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English (en)
Inventor
Ryoji Furuno
良治 古野
Masao Hirose
政雄 廣瀬
Naokatsu Kanamaru
直勝 金丸
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Toray Industries Inc
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  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 カバーフィルムの剥離用粘着テープを用いる
ことなくカバーフィルムを剥離するとともに、カバーフ
ィルムの剥離処理効率を向上する。 【構成】 カバーフィルム1bが貼着された板材1を搬
送させながら、粘着ロール5を前記板材1に接触させる
ことにより、カバーフィルム1bを粘着ロール5に巻き
付け剥離する。そして、粘着ロール5を上昇させ、剥離
ガイドロール7と協動して板材1からカバーフィルム1
bを剥離する。剥離されたカバーフィルム1bはインサ
ータ12で引き取りニップロール8に押し込まれて引き
取り収容される。これにより、粘着ロール5からカバー
フィルム1bが剥離され、粘着ロール5で繰り返しカバ
ーフィルム1bを剥離処理することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば印刷用版材に貼
着した保護フィルムを露光後に剥離するための装置、あ
るいはプリント基板に貼着した感光フィルムを露光後に
支持フィルムのみ、もしくは支持フィルムと感光層の未
露光部分とを合わせて剥離するための装置等、板材の表
面に貼着したカバーフィルムを剥離する装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、板材の表面に貼着したカバーフィ
ルムを剥離する装置として、例えば特開昭61−103
152号公報には、カバーフィルムを貼着した板材のカ
バーフィルム表面の一端部幅方向に両面粘着テープを貼
り付けし、しかる後にそのテープをそのテープと良粘着
性の巻き取り部材に貼り付けし、カバーフィルムを巻き
取ることにより、板材表面に貼着されたカバーフィルム
をその一端部から順次剥離する装置が提案されている。
【0003】また、特開昭62−167176号公報に
は、カバーフィルムを貼着した板材のカバーフィルム表
面の一端部幅方向に片面粘着テープをその板材先端から
はみ出した状態で貼り付けし、しかる後に片面粘着テー
プのはみ出し部分を上方に折り曲げ、そのテープをその
テープと良粘着性の巻き取り部材に貼り付けし、カバー
フィルムを巻き取ることにより板材の表面に貼着された
カバーフィルムをその一端部から順次剥離する装置が提
案されている。
【0004】これらは何れも、板材の表面に貼着された
カバーフィルムの表面の一端部分に粘着テープを貼り付
けし、その粘着テープをその粘着テープと良粘着性を有
する巻き取り部材に貼り付けし、カバーフィルムを巻き
取ることにより、板材の表面に貼着されたカバーフィル
ムをその一端部から順次剥離することを特徴としてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た各従来例の場合には、次のような問題がある。すなわ
ち、前記した何れの従来装置を用いても、板材の表面に
貼着されたカバーフィルムを板材から剥離する場合、板
材の表面に貼着したカバーフィルムの一端部幅方向に両
面あるいは片面粘着テープを貼着する必要があるので、
板材毎に少なくとも板材の幅方向長さに等しい多量の剥
離用粘着テープが消費され、カバーフィルムを剥離する
のにコストが嵩むという問題点がある。
【0006】また、剥離用粘着テープをカバーフィルム
の表面の一端部幅方向に貼り付けするときに、板材の搬
送を一旦停止する必要がある。そのため、カバーフィル
ムの剥離動作を連続的に行うことができず、カバーフィ
ルムの剥離処理に要する時間が長くなり、単位時間当た
りのカバーフィルムの剥離枚数が少ないという問題点も
ある。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、カバーフィルムの剥離用粘着テープを
用いることなく安価にカバーフィルムを剥離することが
でき、しかもカバーフィルムの剥離処理効率の高いカバ
ーフィルムの剥離装置を提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、本発明は、板材の表面に貼着されたカバーフィルム
に粘着性を有する部材を押圧粘着させて、前記カバーフ
ィルムを粘着部材とともに一体的に剥離するカバーフィ
ルムの剥離装置において、前記カバーフィルムが貼着さ
れた板材を搬送する板材搬送手段と、前記板材搬送手段
の搬送面上に平行に配置され、かつ昇降自在に架設され
た感圧粘着性のある粘着ロールと、前記粘着ロールの板
材搬送方向側に前記粘着ロールに平行に架設された剥離
ガイド手段と、前記剥離ガイド手段に案内されて前記粘
着ロールに巻き取られたカバーフィルムを、前記粘着ロ
ールから引き取り収容する引き取り手段と、を備えたも
のである。
【0009】
【作用】本発明の作用は次のとおりである。カバーフィ
ルムが貼着された板材が板材搬送手段によって搬送され
て来ると、粘着ロールが下降する。板材の先端部が粘着
ロールに押圧接触して通過する際に、板材に貼着されて
いたカバーフィルムの一端が粘着ロールに粘着して巻き
取られる。この状態で板材が搬送されると、カバーフィ
ルムが粘着ロールの下手側にある剥離ガイド手段に係合
して、カバーフィルムが板材から剥離される。粘着ロー
ルはカバーフィルムの一端部を巻き取った後に上昇す
る。粘着ロールに巻き取られたカバーフィルムは、さら
に引き取り手段によって引き取り収容されることによ
り、粘着ロールから取り外される。これにより、粘着ロ
ールの粘着面が露出するので、上述の動作の繰り返し
で、次の板材のカバーフィルムが剥離される。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。図1ないし図7は本実施例に係るカバーフィル
ムの剥離装置を動作順に示した図である。まず、図1に
示した本装置の待機状態の図を参照して、本装置の構成
を説明する。
【0011】図1において、符号1は処理対象となる板
材であり、板材本体1aの表面にカバーフィルム1bが
貼着されている。2は板材1を支持する搬送台であり、
この搬送台2の適宜個所に、板材1を搬送するための搬
送ニップロール3a,3bが配置されている。前記搬送
台2および搬送ニップロール3a,3bは、本発明にお
ける板材搬送手段に相当している。
【0012】搬送ニップロール3a,3bの間にバック
アップロール4があり、このバックアップロール4の上
方に、板材搬送面に平行に配置された粘着ロール5があ
る。粘着ロール5は、モータ等の駆動手段に連結されて
いないロールであり、図示しない軸受により回転自在に
支持され、昇降自在の支持機構6に架設されている。支
持機構6には、粘着ロール5が下降した際に、その粘着
ロール5をバックアップロール4に押圧するためのバネ
材6aが備えられている。
【0013】粘着ロール5の外周面は、感圧粘着部材で
覆われている。感圧粘着部材としては、一般にポリウレ
タン、天然ゴム、ポリクロロプレン、ポリイソブチレ
ン、ポリアクリレート系ゴム、ポリビニルエーテル系ゴ
ム等の高分子ベースを基盤として、これに軟化剤(可塑
剤)や、粘着性付与剤を加えたものが好ましく用いられ
る。これらの粘着材は、使用後において表面に付着した
ごみ、ほこり等により粘着力が低下した場合、水または
アルコール等の溶媒洗浄により再使用が容易に可能であ
る。何れにしても、粘着ロール5に用いられる感圧粘着
部材の粘着力は、板材本体1aに対するカバーフィルム
1bの粘着力よりも強いことが必要であり、しかも粘着
ロール5に貼り付いたカバーフィルム1bが機械的に容
易に離脱できる程度であることが望ましい。このような
感圧粘着部材は、上記粘着部材の中でも特にポリウレタ
ン系のもの(具体的には、特公昭53−31192号公
報に開示された製造方法によって得られたもの)が望ま
しい。
【0014】前記粘着ロール5の取り付け位置よりも下
手側で、搬送台2に近接した位置に、剥離ガイドロール
7が粘着ロール5と平行に設けられている。剥離ガイド
ロール7は、粘着ロール5と協動してカバーフィルム1
bを板材1から剥離するためのもので、本発明の剥離ガ
イド手段に相当する。
【0015】バックアップロール4と、上昇位置にある
粘着ロール5との間で、これらのロール4,5よりも下
手側に、粘着ロール5によって巻き取られたカバーフィ
ルム1bを引き取るとるための引き取りニップロール8
がある。この引き取りニップロール8の更に下手側に、
ブラシロール9、櫛刃10、およびダストボックス11
がある。粘着ロール5の取り付け位置よりも上手側で、
前記引き取りニップロール8のニップ点に対向する位置
に、粘着ロール5によって引き上げられたカバーフィル
ム1bを引き取りニップロール8に押し入れるためのイ
ンサータ12がある。このインサータ12の先端部に
は、カバーフィルム1bの有無を検出するためのフィル
ムセンサ12aが取り付けられている。
【0016】なお、図中のS1〜S3は、搬送台2上の
板材1の有無を光学的に検出する板材センサであり、1
3は本装置が板材1を受け入れる準備が出来た状態(待
機状態)を示すランプである。
【0017】以下、本装置の動作を順に説明する。図1
に示すように、各センサS1〜S3が板材1を検出して
いない状態が、本装置の待機状態である。この状態にお
いてランプ13が点灯し、オペレータに板材1の供給が
可能であることを表示する。このとき、装置の各ロール
3a、3b、4、8、9は停止しており、粘着ロール5
は上限位置に、インサータ12は後退位置にそれぞれあ
る。ただし、待機状態で各ロールを必ずしも停止させる
必要はない。
【0018】図2に示すように、搬送台2に沿って板材
1が送り込まれ、板材センサS1が板材1の先端部を検
出すると、これに基づいてランプ13が消灯してオペレ
ータに運転開始を表示するとともに、支持機構6と一体
に粘着ロール5が下降してバックアップロール4に接触
する。このとき、粘着ロール5は支持機構6のバネ材6
aの付勢力によりバックアップロール4に適宜に押圧さ
れる。なお、粘着ロール5を押圧する手段は、バネ材6
aに限らず、例えば錘、圧力シリンダ等の加圧手段を用
いてもよい。また、粘着ロール5とバックアップロール
4は必ずしも接触させる必要はなく、両ロール5、4の
間隔が板材1の厚さ以下であればよい。
【0019】粘着ロール5が下限位置にまで下降する
と、搬送ニップロール3a,3b、バックアップロール
4、引き取りニップロール8、およびブラシロール9が
駆動され、送り込まれた板材1が搬送ニップロール3a
によって粘着ロール5の方向へ搬送される。板材1が搬
送されて粘着ロール5とバックアップロール4との間に
挟み込まれると、板材1に貼着されたカバーフィルム1
bは、粘着ロール5がバックアップロール4で駆動され
るので、その先端部から粘着ロール5に粘着され、図3
に示すように、カバーフィルム1bが順次剥離されると
ともに、板材本体1aだけが下手側に搬送されていく。
【0020】図4に示すように、板材本体1aの先端部
が板材センサS2で検知されると、粘着ロール5が少し
上昇して、中間位置で停止する。このとき、板材本体1
aが粘着ロール5と共に上昇しないように、剥離ガイド
ロール7が板材本体1aの浮き上がりを防止する。この
状態で板材1が搬送されていくと、図5に示すように、
板材1の搬送距離に見合った長さのカバーフィルム1b
が剥離され、剥離ガイドロール7に係合する。以後、カ
バーフィルム1bの剥離角度は、剥離ガイドロール7に
よって規制される。このとき、剥離ガイドロール7と板
材1との距離を出来るだけ小さして、カバーフィルム1
bの剥離角度θを大きくすること、好ましくは180°
にすることにより、カバーフィルム1bの剥離力を小さ
くすることができる。これにより、カバーフィルム1b
の剥離時の板材本体1aの浮き上がりや変形を防止する
ことができるとともに、搬送ニップロール3a,3bお
よび引き取りニップロール8の駆動力を小さくすること
ができる。
【0021】板材1が更に搬送され、板材センサS3が
板材本体1aを検知すると、粘着ロール5が上限位置に
まで上昇する。次に、インサータ12が前進し、粘着ロ
ール5と剥離ガイドロール7の中間部分にあるカバーフ
ィルム1bを引き取りニップロール8の方向へ水平移動
させる。このとき、インサータ12の先端部に設けたフ
ィルムセンサ12aが、剥離されたカバーフィルム1b
を検出すると、インサータ12は更に引き取りニップロ
ール8側へ移動する。もし、フィルムセンサ12aでカ
バーフィルム1bが検出されない場合は、カバーフィル
ム1bの剥離不良として、本装置の運転を停止したり、
搬送ニップロール3a,3bとバックアップロール4を
逆転させて、板材1を供給側に排出する等の処理を行
う。
【0022】フィルムセンサ12aでカバーフィルム1
bが検出され、インサータ12が更に前進すると、図6
に示すように、引き取りニップロール8の噛み合い部分
にカバーフィルム1bが押し込まれ、引き取りニップロ
ール8によってカバーフィルム1bの引き取りが開始さ
れる。図6の状態で、粘着ロール5に粘着されたカバー
フィルム1bと板材1からカバーフィルム1bとが順次
連続的に剥離される。
【0023】板材1からのカバーフィルム1bの剥離が
完了した後においても、図7に示すように、本装置の運
転は継続され、カバーフィルム1bの末尾の引き取り
と、粘着ロール5に粘着されたカバーフィルム1bの剥
離が行われる。引き取りニップロール8で引き取られた
カバーフィルム1bは、ブラシロール9で順次掻き込ま
れながらダストボックス11の内部に押し込み収容され
る。一方、カバーフィルム1bの剥離が完了した板材本
体1aは、搬送ニップロール3bを通過した後、図示し
ない次工程に送られる。
【0024】一般に印刷用版材に貼着した保護フィルム
やプリント基板に貼着した感光フィルム等は、厚みが薄
く剛性が小さい。しかも剥離時に静電気を発生し帯電す
るので、剥離後のカバーフィルム1bは装置部分へ接触
すると貼り付きが生じやすく、その取り扱いが極めて困
難なものが多い。そこで、図7に示したように、ブラシ
ロール9で引き取りニップロール8や、ダストボックス
11の入口部分に静電気の帯電により付着する剥離後の
カバーフィルム1bの掻き取りを行いつつ案内すること
が好ましい。また、本実施例では、ブラシロール9の外
周へのカバーフィルム1bの巻き付きを防止するため、
ブラシロール9の外周部に櫛刃10を設けている。
【0025】以上のようにして、剥離された全てのカバ
ーフィルム1bがダストボックス11内に収容され、全
ての板材センサS1〜S3が板材本体1aを検出しなく
なると、本装置の各ローラ駆動部が停止するとともに、
ランプ13が点灯し、図1に示した待機状態に戻る。
【0026】なお、本発明における粘着ロール、および
カバーフィルムの引き取り手段は、図8に示すように変
形実施することもできる。この装置は、連結アーム20
の両端に、図示しない駆動機構によってそれぞれ回転駆
動される二つの粘着ロール5a,5bが支持されてい
る。また、連結アーム20は、図示しない駆動機構によ
って屈曲アーム21の一端の軸芯P1周りに180度単
位に回動される。この屈曲アーム21は、その他端に連
結された圧力シリンダ22によって、軸芯P2周りに揺
動可能に構成されている。また、本装置は、粘着ロール
5a,5bに巻き取られたカバーフィルム1bを引き取
るための手段として、引き取りニップロール23と真空
吸引装置24とを備えている。
【0027】図8に示した装置の動作は次のとおりであ
る。板材センサS1によって板材1が検出されると、圧
力シリンダ22のロッドが収縮することにより、屈曲ア
ーム21が左回りに回転して、一方の例えば粘着ロール
5aがバックアップロール4に押圧接触する。この状態
で、粘着ロール5aとバックアップロール4の間に板材
1が搬送されると、粘着ロール5aにカバーフィルム1
bの一端が粘着する。板材本体1aが板材センサS2に
検出されると、圧力シリンダ22が伸長して粘着ロール
5aが上昇する。この状態で粘着ロール5aが回転駆動
されることにより、カバーフィルム1bが粘着ロール5
aに順次巻き取られていく。
【0028】カバーフィルム1bの巻き取りが完了する
と、連結アーム20が180度回転し、粘着ロール5a
が上側に移動する。粘着ロール5aに巻き取られたカバ
ーフィルム1bは、その末尾が引き取りニップロール2
3に送り込まれることにより、粘着ロール5aから剥離
される。引き取りニップロール23に引き取られたカバ
ーフィルム1bは真空吸引装置24によって収容され
る。粘着ロール5aからのカバーフィルム1bの剥離が
行われている間、他方の粘着ロール5bによってカバー
フィルム1bの剥離が行われる。
【0029】なお、図1〜図7に示した実施例では、引
き取りニップロール8で引き取られたカバーフィルム1
bを、ブラシロール9等でダストボックス11内に案内
収容するようにしたが、これは図8に示したような真空
吸引装置や、あるいは圧縮空気を吹き付ける等して、ダ
ストボックス内に案内収容するようにしてもよい。ま
た、書類等の廃棄装置として使用される、いわゆるシュ
レッダ等を用いて、カバーフィルム1bを破砕した後、
真空吸引廃棄してもよい。さらに、剥離したカバーフィ
ルム1bの静電気の帯電による付着現象を利用して、巻
き取り軸に巻き取ることによって収容廃棄するようにし
てもよい。
【0030】また、本発明における板材搬送手段は、上
述の実施例のようなニップロールによるものに限定され
ず、例えばベルトコンベアを用いてもよい。また、剥離
ガイド手段は実施例のような剥離ガイドロール7に限定
されず、棒状部材や板材を用いてもよい。
【0031】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、カバーフィルムが貼着された板材を搬送させ
ながら、粘着ロールを前記板材に接触させることによ
り、カバーフィルムを粘着ロールに巻き付け剥離し、さ
らに、粘着ロールに巻き付いたカバーフィルムを引き取
り手段によって引き取り収容しているので、同じ粘着ロ
ールを使って繰り返しカバーフィルムを剥離することが
でき、従来装置にように、カバーフィルム剥離用の粘着
テープを用いる必要がなく、カバーフィルムの剥離処理
に要する費用を低減することができる。また、カバーフ
ィルムを剥離するのに、従来装置のように、板材を一旦
停止する必要がないので、カバーフィルムの剥離処理を
連続的に行うことができ、処理効率が格段に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカバーフィルムの剥離装置の一実
施例の待機状態を示す図である。
【図2】実施例装置に板材を供給した状態を示す図であ
る。
【図3】板材先端部分のカバーフィルムを粘着ロールで
剥離した状態を示す図である。
【図4】カバーフィルムの先端部分の剥離を完了して、
粘着ロールを板材上面から少し上昇させた状態を示す図
である。
【図5】カバーフィルムの先端部分を粘着した粘着ロー
ルを上限まで上昇させた状態を示す図である。
【図6】引き取りニップロールによるカバーフィルムの
引き取り開始の状態を示す図である。
【図7】カバーフィルムの剥離完了後で、引き取りニッ
プロールによるカバーフィルムの引き取り状態を示す図
である。
【図8】本発明の別実施例に係る装置の説明図である。
【符号の説明】
1…板材 1a…板材本体 1b…カバーフィルム 2…搬送台 3a,3b…搬送ニップロール 4…バックアップロール 5,5a,5b…粘着ロール 6…支持機構 6a…バネ材 7…剥離ガイドロール 8…引き取りニップロール 9…ブラシロール 10…櫛刃 11…ダストボックス 12…インサータ 13…ランプ S1,S2,S3…板材センサ 20…連結アーム 21…屈曲アーム 23…引き取りニップロール 24…真空吸引装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板材の表面に貼着されたカバーフィルム
    に粘着性を有する部材を押圧粘着させて、前記カバーフ
    ィルムを粘着部材とともに一体的に剥離するカバーフィ
    ルムの剥離装置において、 前記カバーフィルムが貼着された板材を搬送する板材搬
    送手段と、 前記板材搬送手段の搬送面上に平行に配置され、かつ昇
    降自在に架設された感圧粘着性のある粘着ロールと、 前記粘着ロールの板材搬送方向側に前記粘着ロールに平
    行に架設された剥離ガイド手段と、 前記剥離ガイド手段に案内されて前記粘着ロールに巻き
    取られたカバーフィルムを、前記粘着ロールから引き取
    り収容する引き取り手段と、 を備えたことを特徴とするカバーフィルムの剥離装置。
JP26902691A 1991-09-19 1991-09-19 カバーフイルムの剥離装置 Pending JPH0580529A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0776456A (ja) * 1993-09-10 1995-03-20 Nikkiso Co Ltd 離型紙除去装置
JP2006299064A (ja) * 2005-04-20 2006-11-02 Sharp Corp 粘着フィルム剥離方法及び装置
KR20160001632A (ko) 2014-06-27 2016-01-06 가부시키가이샤 이와사키 세이사쿠쇼 필름 박리 권취 방법과 그 장치
KR102371294B1 (ko) * 2021-07-13 2022-03-04 (주)아진티앤엘 기능성 나노 멤브레인 원단 제조 장치 및 그를 이용한 기능성 나노 멤브레인 원단의 제조 방법

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