JP2705766B2 - Tftパネル - Google Patents

Tftパネル

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアクティブマトリックス
型の液晶表示素子に使用されるTFTパネルに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン画像等を表示するアクティ
ブマトリックス型の液晶表示素子に使用されるTFTパ
ネルは、透明基板上に、多数本のゲ―トラインと、この
ゲ―トラインと直交する多数本のデ―タラインとを形成
するとともに、前記各ゲ―トラインおよび各デ―タライ
ンに沿わせて、多数の透明画素電極と、この各画素電極
を駆動する多数の薄膜トランジスタ(TFT)とを縦横
に配列形成した構成となっている。
【0003】図4は従来のTFTパネルの一部分を示し
たものである。図中2はゲ―トラインであり、7はデ―
タラインである。3はこのゲ―トライン2を覆うように
図示しない透明基板上のほぼ全面にわたって形成された
ゲ―ト絶縁膜である。また、9はゲ―トライン2とデ―
タライン7とに沿って形成された透明画素電極である。
そして、ゲ―トライン2とデ―タライン7との交差部に
は薄膜トランジスタTが形成されている。
【0004】この薄膜トランジスタTは詳細を後述する
ように、図示しない透明基板上にゲ―ト電極2G、ゲ―
ト絶縁膜3、n- −a−Si 半導体層4を順次積層形成
し、このn- −a−Si 半導体層4の上に、このn-
a−Si 半導体層4と前記透明画素電極9とを電気的に
接続するソ―ス電極Sと、前記デ―タライン7の一部
であるドレイン電極7Dと、ブロッキング層8とを形成
したものである。
【0005】上記TFTパネルの構造を具体的に示した
のが図5であり、この図5は図4のV−V線に沿う断面
図である。図5において、図中1は透明基板(ガラス
板)であり、この基板1面にはゲ―トライン2が形成さ
れ、さらにこの基板1上にはそのほぼ全面にわたって、
前記ゲ―トライン2を覆う透明なゲ―ト絶縁膜3が形成
されている。
【0006】このゲ―ト絶縁膜3の上には、前記ゲ―ト
ライン2のゲ―ト電極2G部分に対応させてn- −a−
Si 半導体層4が形成され、この半導体層4の上には、
+ −a−Si コンタクト層5を介してソ―ス電極6S
およびドレイン電極7Dが形成されており、前記ゲ―ト
電極2Gとゲ―ト絶縁膜3および半導体層4とソ―ス,
ドレイン電極6S,7Dによって逆スタガ―構造の薄膜
トランジスタTが構成されている。
【0007】この薄膜トランジスタTのドレイン電極7
Dは、前記ゲ―ト絶縁膜3上に前記ゲ―トライン2と直
交させて形成されたデ―タライン7につながっている。
なお、8は半導体層4のチャンネル部の上に形成された
絶縁膜からなるブロッキング層であり、このブロッキン
グ層8は、前記ソ―ス,ドレイン電極6S,7Dとその
下のコンタクト層5とをフォトエッチング法によってパ
タ―ニングする際に半導体層4がダメ―ジを受けるのを
防ぐために設けられたものである。
【0008】また、9は前記ゲ―ト絶縁膜3の上に形成
された透明画素電極であり、この画素電極9は、その一
端部を前記薄膜トランジスタTのソ―ス電極6Sの上に
重ねて形成することによって前記ソ―ス電極6Sに接続
されている。
【0009】このTFTパネルは、次のようにして製造
されている。まず基板1面にゲ―トライン2を形成し、
その上にゲ―ト絶縁膜3を形成した後、このゲ―ト絶縁
膜3の上にn- −a−Si 半導体層4を膜付けする。
【0010】次に、この半導体層4の上に前記ブロッキ
ング層8を形成してから、n- −a−Si コンタクト層
5と、ソ―ス,ドレイン電極6S,7Dおよびデ―タラ
イン7となる金属膜を順次膜付けし、この後前記金属膜
とその下のコンタクト層5および半導体層4をソ―ス,
ドレイン電極6S,7Dおよびデ―タライン7の形状に
パタ―ニングするとともに、次いでチャンネル部の前記
金属膜とその下のコンタクト層5を前記ブロッキング層
8に達するまでエッチングすることによりソ―ス電極6
Sとドレイン電極7Dとを分離して薄膜トランジスタT
を完成させ、この後前記ゲ―ト絶縁膜3上に画素電極9
を形成する。
【0011】次に図4のVI−VI線に沿う断面を図6に示
す。この図6は前記薄膜トランジスタTが形成されてい
ない箇所のゲ―トライン2とデ―タライン7とが重なっ
ている部分を示したものである。この図6に示すように
ゲ―ト絶縁膜3とコンタクト層5はデ―タライン7の下
にも残されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、TFTパネ
ルは、液晶表示素子の開口率を高くするために、ゲ―ト
ラインおよびデ―タラインと画素電極との間のギャップ
をできるだけ小さくすることが望まれている。
【0013】しかしながら、上記従来のTFTパネル
は、図5に示したようにデ―タライン7と画素電極9と
を同じゲ―ト絶縁膜3の上に形成したものであるため、
デ―タライン7と画素電極9との間のギャップを小さく
すると、デ―タライン7および画素電極9のパタ―ニン
グ誤差によってデ―タライン7と画素電極9とが短絡し
てしまうことがあるという問題をもっていた。
【0014】しかも上記従来のTFTパネルでは、薄膜
トランジスタTが形成されていない箇所ではゲ―トライ
ン2とデ―タライン7とがその交差部において図6に示
すようにコンタクト層5,半導体層4を介してゲ―ト絶
縁膜3をはさんで対向しているため、ゲ―トライン2と
デ―タライン7との間の浮遊容量が大きく、これが薄膜
トランジスタTの動作特性に影響する。また、ゲ―ト絶
縁膜3にクラックやピンホ―ル等の欠陥があると、この
ゲ―ト絶縁膜3の欠陥部分においてデ―タライン7がゲ
―トライン2と短絡してしまうという問題ももってい
た。
【0015】なお、前記ゲ―ト絶縁膜3の欠陥は、主
に、ゲ―トライン2の両側縁に対応する段差部に発生す
ることが多く、デ―タライン7はゲ―ト絶縁膜3の欠陥
部分において図6に示すように抵抗Rをもってゲ―トラ
イン2と短絡する。
【0016】本発明は上記のような実情にかんがみてな
されたものであって、その目的とするところは、ゲ―ト
ラインおよびデ―タラインと画素電極との間隔を小さく
しても、ゲ―トラインおよびデ―タラインと画素電極と
が短絡することはなく、しかも、ゲ―トラインとデ―タ
ラインとの交差部における浮遊容量も小さくし、またゲ
―トラインとデ―タラインとの短絡も確実に防止するこ
とができるTFTパネルを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、透明基板上
に、多数本のゲ―トラインと、このゲ―トラインと直交
する多数本のデ―タラインとを形成するとともに、前記
各ゲ―トラインおよび各デ―タラインに沿わせて、多数
の透明画素電極と、この各透明画素電極に接続された多
数の薄膜トランジスタとを縦横に配列形成したTFTパ
ネルにおいて、
【0018】前記各薄膜トランジスタは、半導体層と、
前記いずれかのゲートラインに接続されたゲート電極
と、前記半導体層と前記ゲート電極間に介在された第1
の絶縁膜と、前記透明画素電極に接続されたソース電極
と、前記いずれかのデータラインに接続されたドレイン
電極と、前記各透明画素電極および前記各薄膜トランジ
スタ全体を覆う第2の絶縁膜とを具備してなり、前記各
ドレイン電極は前記第2の絶縁膜に形成されたコンタク
ト孔を介して対応する各データラインに、直接、接続さ
れていると共に、前記ドレイン電極、半導体層および第
1の絶縁膜は前記ゲート電極上に重合されていることを
特徴とするものである。
【0019】
【作用】本発明のTFTパネルによれば、ゲ―トライン
と画素電極との間と、画素電極とデ―タラインとの間に
それぞれ絶縁膜を形成しているため、ゲ―トラインと画
素電極とデ―タラインの形成レベルがそれぞれ異なって
おり、したがって、ゲ―トラインおよびデ―タラインと
画素電極との間隔を小さくしても、ゲ―トラインおよび
デ―タラインと画素電極とが短絡することはない。
【0020】しかも、本発明のTFTパネルによれば、
ゲートラインとデータラインとの間に第1の絶縁膜と第
2の絶縁膜とがあるから、ゲートラインとデータライン
との交差部における浮遊容量を小さくして簿膜トランジ
スタの動作特性を向上させることができるし、またゲー
トラインとデータラインとの短絡も前記第1と第2の絶
縁膜とによって確実に防止することができる。さらに、
ドレイン電極、半導体層および第1の絶縁膜はゲート電
極上に重合されているため、第1の絶縁膜の段差部に対
応することがなく、従って、第1の絶縁膜にクラックや
ピンホール等の欠陥があっても、ドレイン電極とゲート
電極との間に短絡を発生しないようにすることができ
る。
【0021】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図3を参照
して説明する。
【0022】図2は本発明のTFTパネルの一部分の平
面図である。図中12はゲ―トライン、21はデ―タラ
インである。13は前記ゲ―トライン12を覆うように
図示しない透明基板上のほぼ全面に形成された第1の絶
縁膜、つまりゲ―ト絶縁膜である。そして前記ゲ―トラ
イン12とデ―タライン21とに沿って透明画素電極1
9が形成されている。また、ゲ―トライン12とデ―タ
ライン21との交差部に、詳細を後述する薄膜トランジ
スタTが形成されている。
【0023】図1および図3は上記TFTパネルの積層
構造を示したもので、図1は図2のI−I線に沿う断面
図、図3は図2の III−III 線に沿う断面図である。図
1において、図中11は透明基板(ガラス板)であり、
この基板11面にはゲ―トライン12が形成され、さら
にこの基板11上にはそのほぼ全面にわたって、前記ゲ
―トライン12を覆う透明なゲ―ト絶縁膜13が形成さ
れている。
【0024】このゲ―ト絶縁膜13の上には、前記ゲ―
トライン12のゲ―ト電極12G部分に対応させてn+
−a−Si 半導体層14が形成され、この半導体層14
の上には、n- −a−Si コンタクト層15を介して、
Cr 薄膜(厚さ250オングストローム)からなるソ―
ス電極16Sおよびドレイン電極17Dが形成されてお
り、前記ゲ―ト電極12Gとゲ―ト絶縁膜13および半
導体層14とソ―ス,ドレイン電極16S,17Dによ
って逆スタガ―構造の薄膜トランジスタTが構成されて
いる。
【0025】なお、この実施例においてソ―ス電極16
Sとドレイン電極17DをCr で形成しているのは、n
- −a−Si コンタクト層15とのコンタクト性がAl
等の他の金属に比べて優れているためである。
【0026】18は半導体層14のチャンネル部の上に
形成された絶縁膜からなるブロッキング層である。ま
た、19は前記ゲ―ト絶縁膜13の上に形成された透明
画素電極であり、この画素電極19は、その一端部を前
記薄膜トランジスタTのソ―ス電極16Sの上に重ねて
形成することによって前記ソ―ス電極16Sに接続され
ている。
【0027】20は前記ゲ―ト絶縁膜13の上にそのほ
ぼ全面にわたって形成されたSi Nの厚膜(厚さ600
0オングストローム)からなる透明な第2の絶縁膜であ
り、前記薄膜トランジスタTおよび画素電極19はこの
第2の絶縁膜20によって覆われている。なお、この第
2の絶縁膜20は、その上面を平坦面とした平坦化膜と
されている。
【0028】また、21は前記第2の絶縁膜20の上に
前記ゲ―トライン12と直交させて形成されたデ―タラ
インであり、このデ―タライン21は、前記第2の絶縁
膜20に設けたコンタクト孔20aにおいて前記薄膜ト
ランジスタTのドレイン電極17Dに接続されている。
【0029】なお、前記ドレイン電極17Dとその下の
コンタクト層15および半導体層14は、ゲート絶縁膜
13の段差部(ゲート電極12Gの側縁部に対応する段
差部)には達しない幅に形成されており、ゲート絶縁膜
13の段差部にクラックやピンホール等の欠陥があって
も、ドレイン電極17Dとゲート電極12Gとの間には
短絡を発生しないように考慮されている。すなわち、第
1図および第2図に図示されている如く、ゲート電極1
2Gのドレイン電極17D側の一端部を半導体層14よ
り僅かに突出し、該ゲート電極12Gの一端部上に、前
記ドレイン電極17D、半導体層14およびゲート絶縁
膜13を重合して形成している。
【0030】このTFTパネルは、次のようにして製造
される。まず基板11面にスパッタリング法等によって
ゲ―トライン用金属膜(Cr 膜)を1000オングスト
ロームの厚さに膜付けし、この金属膜をパタ―ニングし
てゲ―トライン2を形成する。次に上記ゲ―トライン2
を形成した基板11上にそのほぼ全面にわたって、ゲ―
ト絶縁膜13(Si N膜、厚さ3000オングストロー
ム)、n+ −a−Si半導体層14(厚さ1000オン
グストローム)、ブロッキング層用絶縁膜(Si N膜、
厚さ3000オングストローム)をプラズマCVD法等
によって順次膜付けする。
【0031】次に、前記ブロッキング層用絶縁膜をパタ
―ニングしてブロッキング層18を形成してから、n-
−a−Si コンタクト層15(厚さ250オングストロ
ーム)をプラズマCVD法等によって膜付けし、その上
にソ―ス,ドレイン電極用金属膜(Cr 膜、厚さ250
オングストローム)をスパッタリング法等によって膜付
けする。
【0032】次に、前記ソ―ス,ドレイン電極用金属膜
とその下のコンタクト層15および半導体層14をソ―
ス,ドレイン電極16S,17Dの輪郭形状にパタ―ニ
ングするとともに、次いでチャンネル部の前記ソ―ス,
ドレイン電極用金属膜とその下のコンタクト層15を前
記ブロッキング層18に達するまでエッチングすること
により、ソ―ス電極16Sとドレイン電極17Dとを分
離して薄膜トランジスタTを完成させる。
【0033】次に、前記ゲ―ト絶縁膜13の上にITO
等の透明導電膜(厚さ2000オングストローム)をス
パッタリング法等によって膜付けし、この透明導電膜を
パタ―ニングして画素電極19を形成する。
【0034】この後、前記ゲ―ト絶縁膜13の上にその
ほぼ全面にわたって第2の絶縁膜20(Si N膜、厚さ
6000オングストローム)をプラズマCVD法等によ
って膜付けし、この第2の絶縁膜20に、薄膜トランジ
スタTのドレイン電極17Dに達するコンタクト孔20
aをエッチングにより形成する。この場合、ドレイン電
極17DはCr 膜であるから、Si Nからなる第2の絶
縁膜20をドレイン電極17Dに対して十分大きなエッ
チング選択比でエッチングすることができ、したがって
第2の絶縁膜20へのコンタクト孔20aの形成を、ド
レイン電極17Dにダメ―ジを与えることなく行なうこ
とができる。
【0035】次に、前記第2の絶縁膜20の上に、デ―
タライン用金属膜(Cr 膜、厚さ5000オングストロ
ーム)をスパッタリング法等によって膜付けする。この
とき膜付けされた金属が第2の絶縁膜20のコンタクト
孔20a内にも被着し、このコンタクト孔20a内に被
着した金属がドレイン電極17Dと導通するコンタクト
部21aとなる。この後は、前記デ―タライン用金属膜
をパタ―ニングしてデ―タライン21を形成し、TFT
パネルを完成する。
【0036】しかして、上記TFTパネルにおいては、
ゲ―トライン12を覆うゲ―ト絶縁膜13の上に画素電
極19を形成し、この画素電極19を覆う第2の絶縁膜
20の上にデ―タライン21を形成しているため、ゲ―
トライン12と画素電極19とデ―タライン21の形成
レベルがそれぞれ異なっており、したがって、液晶表示
素子の開口率を高くするためにゲ―トライン12および
デ―タライン21と画素電極19との間隔を小さくして
も、画素電極19はゲ―トライン12に対してもデ―タ
ライン21に対しても短絡することはない。
【0037】しかも、上記TFTパネルによれば、図3
に示すようにゲ―トライン12とデ―タライン21との
間に前記ゲ―ト絶縁膜(第1の絶縁膜)13と第2の絶
縁膜20との2層の絶縁層があるから、ゲ―トライン1
2とデ―タライン21との交差部における浮遊容量を小
さくして薄膜トランジスタTの動作特性を向上させるこ
とができるし、またゲ―トライン12とデ―タライン2
1との短絡も前記2層の絶縁層によって確実に防止する
ことができる。
【0038】したがって、上記TFTパネルによれば、
液晶表示パネルの開口率を高くするとともに、画素電極
19を薄膜トランジスタTによって確実の駆動して表示
品質を向上させることができる。
【0039】なお、上記実施例では、薄膜トランジスタ
Tをブロッキング層18を有する構造としているが、こ
のブロッキング層18はなくてもよい。また第2の絶縁
膜20は必ずしもその上面を平坦にした平坦化膜でなく
てもよいし、さらにこの第2の絶縁膜20は、複数層に
透明絶縁膜を積層した多層膜としてもよい。
【0040】また、上記実施例では薄膜トランジスタT
を逆スタガ―型のものとしているが、この薄膜トランジ
スタは逆スタガ―型に限らず、逆コプラナ―型、スタガ
―型、コプラナ―型のものとしてもよく、例えば薄膜ト
ランジスタを逆コプラナ―型とする場合は、TFTパネ
ルを上記実施例と同様な方法で製造することができる。
また、薄膜トランジスタをスタガ―型またはコプラナ―
型とする場合は、透明基板上にデ―タラインを形成して
その上に第2の絶縁膜を形成し、この第2の絶縁膜のソ
―ス電極形成位置にコンタクト孔を設けた後、前記デ―
タラインとソ―ス電極とを電気的に接続するように、ソ
―ス電極、ドレイン電極および半導体層を形成し、その
後は上記実施例と同様にしてTFTパネルを製造すれば
よい。
【0041】
【発明の効果】本発明のTFTパネルによれば、ゲート
ラインと画素電極との間と、画素電極とデータラインと
の間にそれぞれ絶縁膜を形成しているので、ゲートライ
ンおよびデータラインと画素電極との間隔を小さくして
も、ゲートラインとデータラインと画素電極とが短絡す
ることはない。しかも、本発明のTFTパネルによれ
ば、ゲートラインとデータラインとの間に第1の絶縁膜
と第2の絶縁膜とがあるから、ゲートラインとデータラ
インとの交差部における浮遊容量を小さくして簿膜トラ
ンジスタの動作特性を向上させることができるし、また
ゲートラインとデータラインとの短絡も前記第1と第2
の絶縁膜とによって確実に防止することができる。さら
に、ドレイン電極、半導体層および第1の絶縁膜はゲー
ト電極上に重合されているため、第1の絶縁膜の段差部
に対応することがなく、従って、第1の絶縁膜にクラッ
クやピンホール等の欠陥があっても、ドレイン電極とゲ
ート電極との間に短絡を発生しないようにすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2のI−I線に沿う拡大断面図。
【図2】本発明の一実施例によるTFTパネルの一部分
の平面図。
【図3】図2の III−III 線に沿う拡大断面図。
【図4】従来のTFTパネルの一部分の平面図。
【図5】図4のV−V線に沿う拡大断面図。
【図6】4図のVI−VI線に沿う拡大断面図。
【符号の説明】
11…透明基板 T…薄膜トランジスタ 12…ゲ―トライン 12G…ゲ―ト電極 13…ゲ―ト絶縁膜 14…半導体層 15…コンタクト層 16S…ソ―ス電極 17D…ドレイン電極 18…ブロッキング層 19…画素電極 20…第2の絶縁膜 20a…コンタクト孔 21…デ―タライン

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明基板上に、多数本のゲートライン
    と、このゲートラインと直交する多数本のデータライン
    とを形成するとともに、前記各ゲートラインおよび各デ
    ータラインに沿わせて、多数の透明画素電極と、この各
    透明画素電極に接続された多数の薄膜トランジスタとを
    縦横に配列形成したTFTパネルにおいて、 前記各薄膜トランジスタは、半導体層と、前記いずれか
    のゲートラインに接続されたゲート電極と、前記半導体
    層と前記ゲート電極間に介在された第1の絶縁膜と、前
    記透明画素電極に接続されたソース電極と、前記いずれ
    かのデータラインに接続されたドレイン電極と、前記各
    透明画素電極および前記各薄膜トランジスタ全体を覆う
    第2の絶縁膜とを具備してなり、前記各ドレイン電極は
    前記第2の絶縁膜に形成されたコンタクト孔を介して対
    応する各データラインに、直接、接続されていると共
    に、前記ドレイン電極、半導体層および第1の絶縁膜は
    前記ゲート電極上に重合されていることを特徴とするT
    FTパネル。
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